激動の時代のキーワードは『マネタイズ』!号

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「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

気がつけば本年最後の「おちゃのこ通信」となりました。まだクリスマスも迎えていないのに、ちょっと気が早いですが「よいお年を!」と申し上げておきます。

みなさんにとって2013年という1年はどんな365日でしたでしょうか。悪戦苦闘の連続だった方もおられるでしょう。ビッグチャンスをものにした忘れ得ぬ年になった方もおられるでしょう。そんないろいろな思いがあと半月ほどで幕を下ろします。

2014年がどんな年になるか、まだ誰にもわかりませんが、今年以上に「優勝劣敗」が色濃くなることは間違いないでしょう。追い風にあおられている上昇組はいいとして、長年築いてきた地盤が揺らいでいる人たちはどうすればよいのでしょうか。

じつは、私の所属している出版界も、しだいに「茹でガエル」の様相を呈してきています。小さくなるパイ、デジタルに切り崩されていく業界模様、待っていても現れない救世主…。漠然とした不安を覚えない人は、業界内に1人もいないと言われます。

解決策はたったひとつ。新しい時代、新しいテクノロジーに合ったビジネスモデルを発見することです。キーワードは「マネタイズ」。今回のオススメ参考書では、そのテーマに斬り込んだ1冊をご紹介します。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

5年後、メディアは稼げるか

佐々木紀彦 著 東洋経済新報社 刊

1260円 (税込)

サブタイトルは「Monetize or Die ?(マネタイズか死か?)」という刺激的な言葉です。そもそも本書のタイトルは、日本のメディアが暗黙のうちにタブーにしていた「稼ぐ」という言葉が入っていて、それだけでもマスコミに近い人たちは興味を覚えるはずです。

日本の新聞、テレビ、出版などの人たちは、大手に所属する人ほど「お金」のことを話題から遠ざけていました。「自分たちの稼ぎについて語るのは下世話なことであり、できれば避けて通りたい」という気持ちがあったのだと思われます。

しかし、情報革命でマスメディアが過去の繁栄を謳歌し続けることがむずかしくなると、そんなことは言っていられなくなりました。新聞、テレビ、出版がそろって右肩下がりのマイナス成長となり、高給取りがうようよいた業界に寒風が吹いています。

しかし、「ではどうするのか?」という問いに正面から答える企業はまだありません。すでにアメリカのメディアは血みどろの生存競争を繰り広げていますが、大胆な試行錯誤が繰り返されている割には、いまだに「正解」と思われる解決策が出ていません。「新しい時代に対応しながら、今までと同様に稼ぐ」というのは、並大抵なことではないのです。

本書は、「東洋経済オンライン」編集長の著者が「メディアの今後」について考察したものです。ご存じない方のために付記しておくと、著者が現職に就いて「東洋経済オンライン」をリニューアルしてから4カ月で、同サイトは月間5301万ページビューを記録、「ビジネス誌系サイトNO.1」の称号を獲得しました。それとともに著者は「ネットメディアの時の人」として注目されています。

本書の内容をご紹介するには、カバーにちりばめられたコピーを列挙するのが手っ取り早いでしょう。
・8~9割のメディア人はデフレに
・テクノロジー音痴のメディア人は二流
・日経以外の一般紙はウェブで全滅する
・有料課金できるメディアの条件
・起業家ジャーナリストの時代がくる
・最後のガラパゴス業界が激変する
・欧米メディアの"血みどろ"の戦い
・これからはコンテンツとデータが王様
・5年でデジタルは端役から主役に
・一番偉いのは、新しい"稼ぎ"を創る人
・新時代のカギを握るのは、30代
・"のっぺらぼうメディア"の終わり
・ウェブと紙の6つの違い
・紙の本はそのまま残る?
・雑誌が紙である必要はあるか?
・次世代ジャーナリストの10の生き方
・記者は没落、編集者は引く手あまた
・ウェブメディアの8つの稼ぎ方
・どうすればネット広告は儲かるか?
・サラリーマン記者・編集者の終わり

著者は「今後5年、メディア業界は100年に一度といってもいい激震を経験する」と予言しています。「100年に一度」ということは、大正の初めから現在までに経験したこともない大変化がやってくるわけです。

日本のメディア業界は体質が古く、「最後のガラパゴス業界」と呼ぶ人もいます。古い制度を数多く抱えていて、自己矛盾が限界に達しています。そういう古い世界が、グーグル、フェイスブック、アップル、アマゾン、ツイッターといった世界最先端の新しくてダイナミックな企業と戦うことを余儀なくされている……それが今後5年のメディア業界の運命です。

著者はこう警告しています。「一刻も早くウェブ時代の新しい『稼ぎ方』を見出さないと、日本のメディア業界は"焼け野原"になる」。それを裏付けるのがアメリカのメディア業界で、ウェブの大波に襲われた結果、過去12年で雇用者数が3割減ったそうです。

著者は本書の序章で「メディア世界で起きる7つの大変化」を予測します。
(1)紙が主役→デジタルが主役
(2)文系人材の独壇場→理系人材も参入
(3)コンテンツが王様→コンテンツとデータが王様
(4)個人より会社→会社より個人
(5)平等主義+年功序列→競争主義+待遇はバラバラ
(6)書き手はジャーナリストのみ→読者も企業もみなが筆者
(7)編集とビジネスの分離→編集とビジネスの融合

第1章では「ウェブメディアをやってみて痛感したこと」というタイトルで、「東洋経済オンライン」躍進の秘密を分析しています。ちょっと抜き書きしてみましょう。
・紙の編集部とネットメディアを切り離した
・ウェブオリジナルの記事を大拡充した
・読者ターゲットを紙やライバルサイトと異なる30代に設定
・スマホへの最適化を実施
・ヤフーニュースへの配信本数を10倍に
・速報よりもクオリティの高い第2報を
・紙よりも10倍、タイトルを重視
・理性よりも感情にアピールする記事作り

第2章は「米国製メディアは稼げているのか?」です。アメリカにおけるメディアの血みどろの戦いを紹介しながら、マネタイズにおけるダイナミックなトライ&エラーの事例を見せています。

第3章は「ウェブメディアでどう稼ぐか?」です。日米の新聞、雑誌の違いを見たあとで、日本の主要雑誌の部数変化をまとめています。驚くのは、主要雑誌の中でこの5年間に部数をアップしたのが、「週刊現代」と女性誌の「BAILA」だけだということです。雑誌の販売売上げと広告売上げを足した市場はこの5年で半減しており、著者は「雑誌の販売が浮上することは二度とない」と断言しています。

この章の中で、著者は現在知られているマネタイズの方法8つを紹介しています。
・広告
・有料課金
・イベント
・ゲーム
・物販
・データ販売
・教育
・マーケティング支援

第4章は「5年後に食えるメディア人、食えないメディア人」というタイトルで、これからのメディアで生き残っていくための条件を紹介しています。
・媒体を使い分ける力
・テクノロジーに関する造詣
・ビジネスに関する造詣
・万能性+最低3つの得意分野
・地域、国を越える力
・孤独に耐える力
・教養

「おわりに」で著者は福沢諭吉が創刊した「時事新報」について語っています。「時事新報」は政党の御用新聞ばかりだった1882年に生まれ、「不偏不党」を理念として部数を伸ばしました。このとき、福沢諭吉は大胆な新機軸を打ち出しています。
・広告収入の拡充
・イベントの充実
・コミュニティの形成
・海外報道の充実
・書き手の多様化
・コンテンツのエンタメ化
・デザインへの配慮
・テクノロジーへの先進性
・データ情報の充実
・コンテンツの二次利用
・ジャーナリズムの独立
つまり、福沢諭吉のようなイノベーターが、日本メディア界にとっての救世主になるわけです。そんな人材がどれだけ生まれるかで、日本のメディアの未来が決まります。

時代の変化に直面した産業がどう生まれ変わればいいかを教えてくれる1冊です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

口コミ(くちこみ)って皆さんどう思いますか? 信じます?(^^;)
漠然とした質問ですみません。でもネット通販、オンラインショップでは口コミが大事だからねぇ! なんて言われませんか?

そこで…突然ですが、ちょっと2人の人物を想像してみてください!
まずAさんは、あなたの身近で、大好きな信頼できる人をイメージしてみてください!
男性でも女性でも、家族でも仕事関係でも親友でも近所の方でも構いません。とにかくあなたが大好きで、その人の言うことなら絶対信用できる! って方を1人イメージしてみてください。

もう1人のBさんは正反対の人物です。もう大嫌い! 生理的に受け付けない! 怪しい! 信用できんわぁ! って方を。(^^;)
いやぁ私の知り合いはみんなイイ人よ! って方もいらっしゃるかも知れませんが、その場合は仕方ありませんので有名人、芸能人でも構いません。とにかく大嫌いで信頼できそうにない人物をイメージしてください。

さあ、準備は出来ましたか?
では想像の中で、その2人が手作りのクッキーを持って来てくれて、あなたに向かって下記のように話しかけてきました。
「これ私が作ったんだけど、結構美味しく出来たんでぜひ食べてみてよ!」
さぁ、いかがですか? (^^;)

大人のあなたは、Aさんであっても、Bさんであっても、表向きは「あぁ、ありがとう! へぇ! そうなんだ! 美味しいね!」といった対応をするでしょうが…さて心の中は?

大好きなAさんの場合は、仮に味がイマイチであったとしても、(私のために!? マジで嬉しいっ! 本当にありがとう!)でしょうが、大嫌いなBさんの場合は、逆に味は美味しかったとしても、(ゲッ! いやだなぁ、あんたの作ったものなんか本当は食べたくないよ!)(毒でも入ってたらどうしよう(汗)、腹コワスぅ~! 逃げたいっ!)などとマイナスな意見、考えで一杯になるのではないでしょうか?

では手作りクッキーではなく、2人がまったく同じ、最近テレビや雑誌で話題の有名店のスイーツを持って来てくれたらどうでしょうか?
手作りクッキーの場合は味や質に違いがあるかも知れませんが、今度はまったく同じ商品です。違いはないはずです。

食べ物ではなく、最新の家電製品や車だったら? 洋服のブランドだったら? 近所の飲食店だったら? 旅行の観光地だったら?

それでもAさんからなら素直に聞いちゃう! 大喜び! でもBさんからだと怪しい! うさんくさい! 嬉しくない!…それどころかイヤっ! この人に物もらいたくない!  この人が選んだり薦めたりするものはなんだか信用できないなぁ…絶対に選んだり買いたくないっ! と思ってしまう方も少なくないのではないでしょうか?

つまり、口コミ情報は伝える人によってプラスにもなるし、マイナスにもなるってことですよね。聞く人にとって好意ある人からの情報は信じやすく購入に繋がりやすいが、嫌悪感のある人からの情報は良い情報であってもマイナスに受け止められる可能性もある。

まぁこれに関しては、お店側がどうこうすることはできませんので、できるだけ良い方に口コミしてもらえるように祈るしかありません。(^^;)

では、ここにCさんを登場させてみましょう!
Cさんは初対面であなたがまったく知らない人です。いい人か嫌な人かまだわかりません。明るい人か陰気な人かもまだわかりません。

この時点ではCさんの口コミの信頼度は? 100でもなければ0でもないでしょうが、でも決して50より高くはないでしょう。口コミは話し手、伝え手の人への信頼感に影響されるからです。知らない人は警戒するのが人の本能ですから、信頼度はどちらかといえば0に近い方でしょう。

でも、Cさんが身だしなみも良く満面の笑顔で挨拶してくれたら?
ちゃんと礼儀正しく自己紹介してくれたら?
楽しくなるような話題やクスっと笑えるジョークを話してくれたら?
ためになるような知識や情報を誠意を持って、いやみなく教えてくれたら?

一つ一つの積み重ねで、まだCさん大好き! とまでは行かなくても、Bさんに比べればはるかにCさんに好感を持つようになり、あなたのCさんへの信頼度はどんどんUPして来ませんか?

はいっ! 想像はここまで!(^^;)
もうわかりましたね! そう! そこの店長さん! あなたがこの信頼できる Cさんになればいいんですよ!

好感の持てるC店長の薦める商品なら…なんとなく良さそう! きっといいと思う!
自分のお店の商品をオススメするので「口コミ」ではないですが、商品の良さをお伝えするという点では、信頼され好感を持って見ていただけるか否かで結果は大きく変ってくるはずですね。

大企業のビジネスライクな人気(ひとけ)のない自販機サイトは別ですが、スモールショップでは店長・お店の「人となり」も大切な販促要素です。

では「ダメ出し!道場」第72弾スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
桜じゃぱん。

ショップ名 :
イタリア♪フランス♪アメリカ♪発の
ヘアアクセサリー♪【桜じゃぱん。】様

URL : http://sakurajapan.ocnk.net/

カテゴリ : ファッション

いつも、お世話になっております。
【桜じゃぱん。】の小倉と申します。
おちゃのこネットでショップをOPENさせていただいてから2年と4カ月になります。
Yahoo!オークションを始めて9年目になります。
オークションのお客様に当ショップ【桜じゃぱん。】に訪れてもらうために手作りちらしをつくり、商品に同梱して送っています。
知人などは、なかなか指摘してもらえませんので客観的なアドバイスを貰える機会があるとの記事を読んで応募させていただきました。
宜しくお願いいたします。

桜じゃぱん。
小倉 美由起(Miyuki Ogura)
http://sakurajapan.ocnk.net/

まだ個性の感じられないCさん店長

冒頭のAさん、Bさん、Cさんの話をしましたが、「桜じゃぱん。」さんはトップページを見ても、特商法表示の店舗概要を見てもどこを見ても、「いらっしゃいませ!」の挨拶の一つもなく、店長のプロフィールや自己紹介、お店のコンセプトや店主の思いなどがまったくありません。

そもそも、「イタリア♪フランス♪アメリカ♪発のヘアアクセサリー♪」なのになぜ店名は「桜じゃぱん。」なのか?????
疑問符「?」だらけです。

嫌悪感までは感じませんが、お客様にとってまったく未知のお店、未知の店長、顔もわからず、その息づかいも全然感じられない無味乾燥な自販機型ショップとしかいえません。
まだ全然個性のない「Cさん」が店長をやっているお店ですね。

商品がファッションアイテムですし、海外のブランド商品でもあるので、たまたまお客様の好みに合う商品があれば、出会い頭にポロポロと注文も入るかも知れませんが…現状ではお店のファンになったり、積極的に人に口コミしたい! と思えるような印象ではありません。

むしろまだ、怪しい? 大丈夫? 商品知識は? 本当に専門店? などなど、信頼度の面ではかなり低いといわざるを得ません。

ここからは「桜じゃぱん。」さんだけでなく、一般論として申し上げますが、お店の自己紹介について、「特定商取引法表示」さえ載せておけばいいだろう! という安易なお店を、おちゃのこネットのスモールショップには多く見かけます。

お客様は、検索エンジンでたまたま商品を見つけて入ってくることが多い(商品からやって来る)でしょうが、購入となるとどんなお店? お店のコンセプトやポリシーは? 専門性や店主の専門知識やスキル、経歴は? などが気になるものです。

大きなショッピングセンターや商店街に実店舗を構えるお店なら、その店構えや規模で一定の信頼を得られますが、あくまでホームページという大企業であっても個人商店であっても同じ1ページで始められるオンラインショップにおいては、自らがキチンと自己紹介・アピールをしなければ、お客様には怪しく不安なお店のままです。

そこで、皆さんに提案というかアドバイスですが、ぜひともお客様が多くクリックして確かめにくる「特定商取引法表示」のページか、もしくは「お店概要」「会社概要」などのフリーページを用意して、キチンと自己紹介を作りこんでみましょう!

ここさえ見れば、どんなお店か、何にこだわって、何が特徴なのか、お店や店主の思いや強みがひと目でわかる! そういうページです。

それがあるだけで、お客様の第一印象だけでなく、第一信頼度が格段にUPし、購入に対する不安というハードルが一気に下がると思います。

具体的なダメ出し

ここまではお店の基本的な印象、心証について述べてきましたが、ここからは具体的にダメ出しして行きますね!

コンセプトはともかく、「桜じゃぱん。」というお店の名前からくるイメージに合った桜のトップ看板画像や、Flashを用いた海外ブランドのイメージ画像バナーは明るくキレイですし、外人モデルさんの写真がおしゃれなイメージを醸し出していると思います。

429品ほどの商品があるようですがヘアアクセだけで10のカテゴリーをメインにしたお店としてはまずまずの品揃えで、専門店の体裁はとりあえず築けているとは思います。

商品写真もほとんどは白抜き加工され明るさや色合いも良いですし、サムネイル(お店の棚)の統一感もあってここまでの印象は良いと思います。

しかしながら…いざ本気で買うつもりで見始めると…不具合がいろいろ見えてきます。

ごく一部の商品には下記のように着装イメージがあるのですが
http://sakurajapan.ocnk.net/product/136
http://bit.ly/1i1mpHJ

残念ながらほとんどの商品には着装イメージがなく、商品の置き撮りと細部のクローズUPまでです。実際に髪の毛に着けたらどんな感じに見えるんだろう? 後ろから、横から見たらどんな感じになるんだろう?

それもわからず買えるのは、かなり勇気のある少数派のお客様だけです。

また「桜じゃぱん。」さんのいろいろなヘアアクセは、女性客なら説明がなくとも商品を見るだけで着け方や着装イメージが思い浮かぶものでしょうか?

髪への着け方の説明がほとんど見当たりません。

下記商品のような着け方の説明がすべての商品に欲しいところですね。
http://sakurajapan.ocnk.net/product/37
http://bit.ly/1i1myei

ただ、これらの画像も海外のブランド元のカタログやWebからのコピペだと思われますので、モデルさんを使った着装イメージや着け方はぜひ欲しいところです。

手間やコストの関係でモデルさんがどうしても無理なら、マネキンとウィッグ(かつら)を使ってのイメージカットなど、とにかくお客様に少しでもわかりやすく親切な商品説明の工夫を考えてみてください。

なぜなら、お客様はバレッタやヘアクリップという「物」が欲しいのではなく、「それを着けてキレイになったヘアスタイル」を手に入れたいからです。もっと言えば、それによっておしゃれに見られたい! キレイに見られたい! という自分の姿が欲しいからです。

「このヘアアクセを上手につければ、こんな素敵なヘアスタイルが手に入りますよ!」ということを上手にアピールできれば、お客様の購入意欲は何倍にも増すことでしょう。

「お店は商品さえ提供していれば良い」という姿勢は、繁華街の集客に困らないお店なら、接客や説明のコストを考えればそれでいいかも知れません。しかしネットの、しかも法人化もしていない信頼度の低いスモールショップが手間を惜しめば、購入はすぐに減るでしょう。

ファッションのお店全般にいえることだと思いますが、お店側はプロですし、毎日商品を見て、ファッション情報にも敏感で、常に頭の中ではディスプレイやコーディネートをイメージしているので、どの商品をどんな風に着たり身につけたり組み合わせれば、よりカッコよくおしゃれに見えるかは自動的に考え付くのかも知れません。

でもお客様は皆が皆、自分の商品セレクト(選択)やコーディネートに自信満々! ってわけでは決してないはずですよね。むしろ自信がない、わからないからこそ専門店でオススメしているものを買いたい、相談に乗って欲しいと思う方も多いはずです。

つまり、「お店は商品を並べておくだけ」では、お客様は「無難なものにしておこう」ならまだ良いですが、「不安なものはやめておこう」と買わずに帰ってしまいます。

服の実店舗で、うっとうしく思われていてもショップ店員さんが積極的に
「お似合いですよ!」
「これなら今日着ている服にも合いますよ!」
「色々合わせやすいですよ!」
などと声をかけて来るのは、お客様の不安点、懸念点のハードルを少しでも下げて、背中を押してハードルを越えさせるための心理術なのです。

ネットにおいては、うっとうしがられることはないのですから、接客トークに相当するコメントをしっかりと商品写真のキャプションや商品説明文の中に散りばめて、背中を押してあげましょう!

また店頭のマネキンコーディネートに相当する着装イメージカットを少しでも多く掲載することで、お客様の「この商品欲しい!」だけでなく、
「私もこんな風な髪型にしてみたい!」
「これやってみたい!」
を刺激することが大切ですね。

大きさって意外と勘違いが多いんです!

これも何度も繰り返している点ですが、店長にとっては日々見慣れた商品でも、お客様は実物を見たことがありませんので、その大きさはよくわからないのです。

特に比較物がなく、置き撮り写真を白抜きされると、人によって大きさの印象はかなり差・バラつきが出てきます。たとえ○○cmなどと書いてあってもよくわからず、実際に届いてみると、こんなに小さ(大き)かった!? ということもよくあり得ます。

例えば下記3連のゴージャスなネックレス…
http://sakurajapan.ocnk.net/product/683
サイズ表記は25.98"(66cm)lengthと書いてありますが、これはあくまでチェーンを開いて直線にしたときの長さですよね。

実際に首にかけると胸元でどれほどのボリューム感、存在感があるのか? 着装画像がなければパッと見でイメージするのはかなり難しいですね。そして、そういう些細な疑問点や不安感が生じた時点で、多くのお客様は「もういいや、やめておこう!」とページを去るのです。

わざわざメールや電話でお問合せしてくださるお客様はかなり珍しく、少数派だと思っておきましょう。

スマホ対応 必要な商品ジャンル

確認したところ、まだスマホショップ対応はされていないようですが、若いモバイル通販での衝動買いが期待できる商品ジャンルですので、ぜひスマホ対応しておきたいですね!

詳しくはおちゃのこネットさんにご相談ください。
おちゃのこネット スマートフォン版について

http://www.ocnk.net/spec/index.php?screen=phone

総評

撮影や画像加工などショップ制作の基本スキルは十分にお持ちですが、商売、ビジネス的な感覚はまだまだゴザショップ、おままごとショップの域を脱出できていないと思います。

まずは、自らのお店、商品への熱い思いと強みのアピール自己紹介を、考えて作りこんでみてください!

次の段階へステップアップ! を目指されているならば、ぜひ個別相談会にお気軽にお越しください。(^-^)



さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。 おちゃのこネットの刑部です。
今年最後のデザイン道場となりました。
今回のデザイン道場は、今年ご紹介したデザイン道場の一覧Lesson114~Lesson136です。
それぞれのバックナンバーにリンクしていますので、年末年始にご覧になってみてはいかがでしょうか。

なお、さらに1年前の一覧はこちらです。
http://www.ocnk.net/mailmagazine/ocnk_ma.php?num=168&target=de

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

支払い方法の追加について

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、支払い方法の追加についてです。
支払い区分に「後払い」を追加しました。
今後後払いのサービスが増えることを想定いたしまして、「後払い」の支払い区分を追加しました。
従来のコンビニ払いは、先払いを想定したものとなります。

この変更に伴い、ネットプロテクションズの後払いは「コンビニ払い」より「後払い」へと移動いたしました。


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

2013年検索エンジンの動き

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

今回は、今年最後のメールマガジンになりますので、
今年にありました検索エンジンの動きについてまとめさせていただきます。

■2013年検索エンジンの動き
2013年も残すところあとわずかとなりましたが、今年ありました大きな動きをいくつか簡単に説明をさせていただきます。

○ペンギン・パンダアップデートの更新
今年は12/18現在までにペンギンは5/22と10/4の2回、パンダは1/22と3/15、7/18の3回更新がありました。
ペンギンやパンダはそれぞれ自動的にペナルティを与えるものとなりますため、更新のタイミングでペナルティの有無が決められます。
そのため、上記の時期近辺で大きな変動を起こしてしまったサイトは自動ペナルティを受けてしまった可能性がありますのでご確認下さい。

○手動対策ビューアの公開
googleのウェブマスターツールより、手動対策の有無を確認できる「手動対策ビューア」が実装されました。
これにより、今までわかりにくかった手動ペナルティの有無が一目で確認できるとともに、何が原因でペナルティを受けているかも確認ができるようになりました。

○アルゴリズム「ハミングバード」の導入
初めてのご紹介となりますが、9月にてgoogleはハミングバードと呼ぶ新しいアルゴリズムの導入を発表しております。
このアルゴリズムの大きな役割としては検索されたキーワード・文章に対して、より的確に関連性の高いサイトやページを表示させることになります。
例えば、今までは「2013年にあった検索エンジンの更新」のように調べると「2013年」・「検索エンジン」・「更新」と分けられたそれぞれの語句を多く含んだサイトやページが表示されておりました。
しかし「ハミングバード」の導入で、検索された語句・文章の意図を読み取り、キーワードをあまり含んでいなくても関連性の高いページを抜き出して検索結果に表示されるようになりました。

このように説明させて頂くと「SEOに大きな影響を与えて順位が大きく変わったのでは?」と思われてしまう方もいると思われますが、実はこのアルゴリズムが大きく影響するのはテールワードと呼ばれる複雑な検索キーワードになります。
テールワード例:「お茶 通販 静岡産 直送」のように単語数が多く特定の情報を求めているため、検索数が少ないキーワード

そのため、「お茶 通販」のような、求めている情報が幅広くなってしまうキーワードにはほとんど影響がありませんでした。
また、テールワードを意識した対策についても今までと大きな変更はありません。
なぜなら、ハミングバードはより検索キーワードについての関連性の高いサイトやページを表示させるためのアルゴリズムであり、今までのSEOでも検索キーワードとサイト・ページの関連性については重要視されていたため、SEO対策で大きく変更が必要となるものではありませんでした。

いくつか検索エンジンの更新をご紹介させていただきましたが、常に求められていることは検索者のためのサイト構築・運営であり、SEOを意識し過ぎないことです。
SEOはあくまで、関連性の高いサイトを適切な検索結果として表示させる行為であり、検索者に必要な情報を与えるための手助けに過ぎません。
なかなか上位表示に繋がらない場合はペナルティの有無のほかに検索者が求めている情報がサイト内にしっかりと記述されているかも確認してみてはいかがでしょうか

★POINT
・キーワードとサイト・ページの関連性は重要視されている。
・SEOは必要な情報が検索者に与えられるように手助けをするものである。

スウェルキャッチでは、お客様のサイトを確認させていただき、それぞれに
合ったキーワードを調査・対策させていただいております。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

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このコーナーでは、実際におちゃのこネットで開業・運営されているショップさまをご紹介します。
シニア応援サイト 香山繊維
カテゴリ
:ファッション

(1)貴ショップを自己紹介ください。

・何を扱っておられるショップか
当ショップは子育て&シニア応援サイトの2つのカテゴリーのもと子育て関連では「保育園手作りのお昼寝布団」シニア関連では「紳士婦人シニアファッション」を扱っております。

・イチオシの商品を教えて下さい!
シニアファッション「腰の曲がった人のお洋服」関連商品です。

・最もお客様にアピールしたいのはどういう点か…etc.
「年をとってもからだが不自由になっても、腰が曲がっても美しく」をキャッチフレーズにご年配の方々のおしゃれなファッションで着易く脱ぎやすい商品を厳選してご紹介しています。

(2)ネットショップを始めたきっかけやこれまでの簡単な歴史をご紹介ください。
8年前に長野県内のブログ「ナガブロ」で保育園のお昼寝布団をご紹介したところどこで売っているのか、ネットで購入できないか?とのお問い合わせをいただいたのがきっかけで7年前に「お昼寝布団」専門の自前のネットショップを立ち上げました。軌道に乗ってきたので扱い品目を増やそうと検討しておちゃのこネットさんと出会い、4年前から子育て&シニア応援サイトとして「お昼寝布団」と「シニアファッション」を2本の柱とした当ショップを立ち上げ今日に至っています。

(3)ショップ運営には、特にどういう点にポイントを置いておられますか?
ショップ運営をしていく中でシニア生活の中での困っていることをお聞きしてその困りごと(たとえば腰が曲がっていると普通のズボンやトップスだと背中が出てしまう悩みなど)を解決する商品を開拓したり、メーカーと共同で開発したりして悩みを解消し常にお客様に喜んでいただける商品を提供していくことを心がけています。
その結果リピートしてくださるお客様が増えてきています。

(4)集客のために、どういう手法を取っておられますか?
ブログやツイッター、フェイスブックなどで商品紹介に心がけています。

(5)おちゃのこネットのどういう点がお役に立っていますか?
商品や写真のアップがしやすく、写真枚数も多く掲載でき、商品の紹介がしやすい。
フェイスブック、グーグル+、フェイスブックをショップの商品紹介のところから簡単に発信できる。
アップした商品の買い物カゴをブログ等へ容易に貼り付けることが出来る。
ご注文をいただいたお客様へのポイント付加も簡単に出来、メールマガジンもお客様のお買い上げ商品やお買い上げ回数を配慮して発信できるなどきめこまやな対応が可能でリピーターを育てやすい。
おちゃのこオフィースによって納品書発行が簡単に出来、ヤマトや佐川なのどの送り状発行もスムースに出来る。

(6)その他、おちゃのこネットについて、ご意見・ご感想があればどうぞ
お値ごろ価格で扱いやすく、順次新しい機能も 付加されてすばらしい。
欲を言えば質問や相談など、スタッフによる電話による対応がされればもっといいと思いますが、メールによる相談もすばやく対応していただけますので、満足しています。

俗に「ゆりかごから墓場まで」という言葉がありますが、香山繊維様の通販サイトは保育園児とシニアという、年齢差の大きなお客さまをターゲットにした商品を販売しておられます。しかも、一般的などこにでもある商品ではなく、「保育園お昼寝布団」と「腰曲がりズボン」というニッチな、しかし確実なニーズのあるところで勝負をされています。

まず「保育園お昼寝布団」ですが、これは保育園でのお昼寝タイムに使われるもので、「市販のお昼寝布団セットではすぐペシャンコになってしまい、子どもがかわいそう」という多くのお母さんたちの声に応えて開発された手作り商品です。

「軽くてふんわりと柔らかく、心地よく眠れるお布団をお手頃価格で」と、専門工場と共同開発されたお昼寝布団は、サイトに掲載された「お客さまの声」で大絶賛されている通りの高品質。口コミで全国から注文が殺到するだけのことはあります。

単品もセット販売(敷き布団、掛け布団、敷き布団カバー、掛け布団カバー、キャリーバッグ)もあり、いろいろなオプション指定も可能。注文はお手軽ではありませんが、お母さんたちの切実な要望に応えた結果であるということがよくわかります。

もうひとつの柱である「腰曲がりズボン」は、シニア生活応援サイトの目玉商品です。ここでは腰が曲がってしまったシニアのためのズボンやシャツ、ブラウス、介護用肌着や、入院・リハビリに適したパジャマなど、たくさんのシニア向け商品が揃っています。

パソコンが苦手な人のために、FAXでの注文にも対応しており、老人ホームなどへの出張販売も行っているそうです。長野市にある実店舗には車いすも用意されていて、本気のシニア応援であることを示しています。

ネットショップ店長の黒岩千子さんは、帝京大学柔道部で「柔ちゃん」こと田村亮子(現・谷亮子)さんの1年後輩だったとか。「ママでも金!」に刺激され、3人のお子さんを育てながら講道館柔道四段を取得したガッツの持ち主です。こういう人とのふれあいができるのも、ネットショッピングの楽しみのひとつですね。

今回はインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。

編集後記

佐々木紀彦氏が言うように、「日本人は技術はあるが、マネタイズがヘタ」というのは事実だと思います。マネタイズの上手な日本人をたくさん輩出して、なんとか景気を底上げしてもらいたいものです。それでは、新年1月16日にまたお目にかかりましょう。
(おちゃのこ山崎)

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