酷暑の日々が続きますが、熱中症にご注意くださいね号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

台風が日本列島の空気をかき混ぜて去り、ついでに「夏の扉」を全開にしていったような日々が続いています。私の仕事場は埼玉県の真ん中、小川町というところにありますが、ここはあの猛暑で有名な熊谷市の南隣。地形は盆地なので、やはり夏は暑いところです。

台風一過、連日35℃超えの猛暑日が続き、町の防災無線ではひっきりなしに「熱中症にご注意ください」という放送を繰り返しています。ただし、小川町は東京都23区で一番大きな大田区より少し広い面積ですが、人口は大田区の22分の1。なので自然に恵まれていて、風さえ吹けば真夏でもエアコンはいりません。夜は窓を開けて寝れば涼しい風が入ってきて、気をつけないと風邪を引いてしまうくらいです。

私の家は東京都大田区にあるので、私は週末と週明けに仕事場と家を行ったり来たりすることで、人口密度22倍の格差を日常的に感じていることになります。この環境の違いは大きくて、まるで海水と淡水の間を回遊する魚になったような気分です。

仕事場から都心へは移動時間が2時間ほどかかりますが、その電車の中の光景は、みなさんご存じのとおり「寝ているかスマホ」。昔よく見かけた「マンガ雑誌」や「文庫本」を読みふける光景はほとんどなくなりました。

スマホは慣れれば慣れるほど、画面を見ていないと落ち着かなくなる「依存症」になりがちな道具です。私は以前から「スマホばかり見ていると馬鹿になる」と思っていたのですが、最近はますますその思いを強くしています。そこで、今回の「オススメ参考書」では、その観点から本を選んでみました。

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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

時間資本主義の到来

松岡真宏・著 草思社・刊

1,400円 (税別)

本書は、Webコンテンツの「日経ビジネスオンライン」に2014年の1月から3月まで連載された記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140110/258028/)をもとに、2014年の11月に草思社が出版したものです。ただし、「記事一覧」と「目次」を見比べてみると、単なる「まとめ」や「書籍化」ではなく、大幅に改編されていることがわかります。したがって記事の読者も、あらためて本書を読んでみる必要がありそうです。

著者はフロンティア・マネジメントという従業員150人のコンサルティング会社の代表取締役。野村総研、バークレイズ証券、産業再生機構などを経て、2007年から現職です。これまでの著書には、『ジャッジメントイノベーション』(ダイヤモンド社)、『流通業の「常識」を疑え』(日本経済新聞社)、『逆説の日本企業論』(ダイヤモンド社)などがあります。

昔から「時は金なり」といわれます。「アメリカ建国の父」のひとりであるベンジャミン・フランクリンの言葉と伝えられますが、もともとはギリシャの格言「時は高い出費である」がルーツといわれます。ともかく、そういう言葉があるということは、「時間は財産ではない」と一般に思われていた証拠でもあります。

しかし、本書の著者は「21世紀は時間資本主義の時代である」といいます。すなわち、「時間」が明確に「財」となったというわけです。考えてみればフランチャイズ・システムやM&Aの解説には「時間を買う」という表現がありましたし、スマホに代表されるモバイル機器の普及は、わずかな「すきま時間」も自分の意思で活用できる時間に変えてくれます。つまり、「時間価値」という概念が時代とともに表面化してきたわけです。

著者は「時間価値」を「補助線」と表現しています。小学生の図形の難問が、1本の補助線を引くことで簡単に解けるように、複雑化する現代の世相も「時間価値」という補助線を引いて考えることで、わかりやすくなるのではないかというのが本書の主張です。

では、目次を見ていきましょう。
・いま、なぜ「時間資本主義」なのか
第1部 時間資本主義の到来
第1章 人類に最後に残された制約条件「時間」
・時間の価値が変わりつつある
・人類にとってのさまざまな制約条件
・時間の制約要因と経済における金本位制の共通点
・「時間がもっとほしい」と思う理由
・工業経済において、時間は無個性的な単位だった
・IT活用で変わる時間の目盛り
・かたまり時間とすきま時間
・まじめな事務エリートの悲劇と時間破産
・付加価値時間とコモディティ時間
第2章 時間価値の経済学
・時間資本主義とはなにか
・商品の価格決定メカニズムの歴史
・時間資本主義の経済学
・時間資本主義時代の価格決定メカニズム
第3章 価値連鎖の最適化から1人ひとりの時間価値の最適化へ
・消費者の時間価値総和の極大化という新しいミッションへ
・バリューチェーン効率化の意味が薄れる
・価値は時間効率化と時間快適化の二方向へ
・パーソナライズか、テイラーメイドか
・空間の拡張・共有と時間価値
第2部 時間にまつわるビジネスの諸相
第4章 時間そのものを切り売りする
・「すきま時間」×「スマホ」=「時空ビジネス」
・時間をこま切れにして売る
・時間と場所をセットにして売る
・時空ビジネスでネックになる排他性
第5章 選択の時間
・情報収集における時間資本主義とは
・テッパン型サービスの拡大
・なぜ人はディズニーランドに複数回行くのか
・「テッパン」を教えてくれるエージェントに頼る
・選ぶ時間の二極化--快適化と効率化
第6章 移動の時間
・交通ビジネスは、高速化から快適化へ
・各交通機関のビジネスチャンス
・移動と物流を組み合わせたビジネスの可能性
第7章 交換の時間
・人は「交換」を求めている
・交流を前提にしたコンテンツや空間が生き残る
第3部 あなたの時間価値は、どのように決まるのか
第8章 人に会う時間を作れる人、作れない人
・付加価値型サービス業の隆盛はなにを意味するのか?
・これまでの水準を維持するために、時間の奴隷になるという罠
・時間がないからこそ、人に会わなければいけない
・時間資本主義時代の勝ち組、負け組
第9章 公私混同の時代
・時間資本主義では、公私の境目が溶け出す
・時間価値の高い人は、「公」に「私」をどんどん混ぜる
・要素価格均等化定理に対抗する関サバ
・全員が専門職になり、値付けされるようになる
第10章 時間価値と生産性の関係
・労働生産性と創造生産性
・創造生産性の高い人は「たまたま」でしか現れない
・ひとりの人間に、労働も創造も含まれている
・自分の時間のクオリティをより上げるためには
第4部 時間価値を高めるために--場所・時間・未来
第11章 時空を超えて
・なぜクリエイティブな人がいま、軽井沢に集まっているのか
・時間資本主義時代は「職住近接」が進む
・仮想庭に仮想ダイニング、住宅の機能の外部化
・「いつでも、どこでも」より「いま、ここ」
第12章 巨大都市隆盛の時代
・創造生産性の高い人の近くにいると、年収が上がる
・今後は東京への一極集中が進む
・東京に人が集中した場合、何が起こるのか
・企業は包括型からモジュール化へ
・不確実性を外部化せよ
・インフラ型の企業は東京にいる必要がない
第13章 思い出の総和が深遠な社会へ
・思い出の総量の多い社会で何がウケるのか
・エジプト型とローマ型、どちらの生き方を選ぶのか
・「まじめ」と「不まじめ」が入れ替わり隆盛する歴史
・時間資本主義時代における未来のとらえ方
・自分の時間で、印象派の絵を描いていく
・結局のところ、時間資本主義とはいかなる時代なのか

目次をじっくり眺めてもらえば、本書の流れや著者の意図はおおよそ想像がつくと思います。第1章の最初では「時短」がテーマとなり、「すすぎが1回で済む洗剤」がヒット商品になった背景から、時間に対する人々の意識の変化が語られます。

家電製品の進化は、すなわち時短の歴史でした。3~4時間かかっていた洗濯が30~40分になり、1時間の掃除が15分に、30分の料理が5分に短縮されました。そしてついに、「すすぎ1回の10分」に対価が払われるようになったということです。

昔は、5分、10分の空き時間を埋めようと必死になることはありませんでした。窓から空を眺めてぼーっとしていたり、体を休めてリラックスしたり。しかし今では5分、10分も時間があればスマホでメールのやりとりができてしまいます。SNSにコメントしたり、返事を書いたりもできるでしょう。

それだけ世の中が便利になったということですが、それは半面、思考を自由に遊ばせてクリエイティブな活動に役立てるという創造的な時間が奪われているということでもあります。

人類はその進化の歴史の中で自然の制約を克服し、次いで社会的な制約を克服してきました。しかし時間的制約はいまだ克服することができず、その打開策さえ見出せずにいます。すきま時間の価値が高まっている現象は、人類が時間的制約の壁の前で悪戦苦闘していることのあらわれかもしれません。

その状況をさらに複雑化しているのがITの進化です。日本でインターネットの商用利用が認可されたのは1993年。その10年後にはyahoo! BBが駅前でモデムを無料配布し、現在では13~49歳の90%以上がインターネットを利用していると著者は解説しています。

さらに2007年にiPhoneが登場してスマホブームが起こり、2012年には日本国内でのスマホ保有率が49.5%に達しました。その結果、いつでもどこでも仕事のメールがチェックできるようなり、必要な情報もすぐに検索できるようになりました。それは労働生産性の飛躍的な上昇をうながし、人々の働き方を変えました。

それが端的に見て取れるのが、通勤電車の車内風景です。長時間乗っている人は今まででも新聞や雑誌、文庫本などを読んでいましたが、今ではほんの1駅、2駅でもスマホの画面を見ながら何かをする人がほとんどです。

「ただ、こうした変化が人々に幸福感をもたらしたかどうかは検証の余地が大きい」と著者は言います。なぜなら、情報通信技術の発達によってみずからの時間を有意義にするかどうかは、その人の行動次第だからです。

スマホ以前は、「かたまり時間」に価値があり、「すきま時間」は無価値であると思われてきました。しかしスマホの普及で「すきま時間」の価値が上がりました。著者はこう言います。「電車の待ち時間や、トイレ休憩など数分間や数秒間で、スマホを使って友人や家族とコミュニケーションしたり、来月の旅行の予約をしたり、仕事の取引先に挨拶メールを送ったり、さまざまなことが可能になった。もちろん、以前として『かたまり時間』が『すきま時間』に比べて価値が大きい場合がほとんどだろうが、その価値格差はITの発達によって急激にかつ大幅に狭まった」

そのように「すきま時間」の価値は上がっていくのですが、それをどう使うかは大きく分かれます。受動的に使うか、能動的に使うか。メールチェックや返信、SNSへのコメントなどは受動的な使い方で、ともすれば「スマホに追われている」という姿勢に見えます。

能動的な使い方、たとえばアウトラインプロセッサでプレゼンの構想をメモしたり、ToDoを整理したりするのは、クリエイティブな活動といえます。著者は、「すきま時間」の価値増大とともに、コモディティ型と付加価値型の二極分化が進むと主張しています。

その結果、まわりに人が集まる時間付加価値の高い人と、なかなか人に会ってもらえないコモディティ型の人という格差が生じます。みなさんには、ぜひ本書を読んで時間資本主義時代の「勝ち組」になっていただきたいものです。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

突然ですが皆さん、漢字テストです!

「簪」 ←この漢字読めますか?

拡大版はこちら↓↓↓
http://goo.gl/o0N7gu

恥ずかしながら私はまったく読めませんでした(^^;)

正解は










「かんざし」です。

はい、そうです、女性が和装の際に髪に刺すあの「かんざし」です。 こんな漢字を書くんですね~、普通のおじさんには一生書くことのない漢字かもしれませんが…今回の「ダメ出し!道場」のおかげで、なんとか読めるようになりました!(^^;)

一説には髪に刺すから、髪刺し→かみざし→かんざしとなったとか。

現代女性は日本髪を結うことも少ないので、普段の生活ではあまり使わないかもしれませんが、七五三や成人式、日本舞踊など晴れの日の和服を着る際には、着物同様に女性には必須のアイテムですね!

私のような簪とは縁のないオジサンが簪専門店さんをダメ出しするのは恐縮ですが、娘や孫娘を持つ親の目線から、素人ならではの観点でダメ出しさせていただきたいと思います!

それでは「ダメ出し!道場」103店舗目、始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
茉莉簪

ショップ名 :
茉莉簪

URL : http://marikanzashi.ocnk.net/

カテゴリ : ファッション

茉莉簪の代表河村と申します。
太田仙人、ダメ出しよろしくお願いいたします。
7年前からおちゃのこさんを利用していて初期から売上はあり、満足しておりましたが、ここ1、2年 売上が急速に落ちています。
先月は皆無でした。
ショップも増え、スマートフォンサイトも買い物しやすいものも多く出店しており、明らかにサイトの構築不足なのはわかっていますが、コンテンツを増やさなければならないし、スマートフォンでの売上アップのための専用サイトを作った方がいいのか、やりたいことは山ほどあるのですが、資料は読み漁ってみるものの、何から手を付けていけばいいのか正直戸惑っております。
まずは何が悪いのか、客観的に指摘していただくことが良いのではと思い、診断を希望させていただきました。
よろしくお願いいたします。

 

第一印象は「ちょっと古臭い」お店

「古臭いなんて失礼な!」と思われたかもしれません。失礼しました。
でもこれは、伝統的な商品について言っているのではありません。
私が古臭いと感じたのは、お店(サイト)の作りや写真の見せ方の印象です。高速通信回線、常時接続は当たり前、スマホ利用は当たり前、多くのお店で写真画質や撮影テクニックレベルも向上している現在において、貴店の店舗設計やデザインは古臭いと感じたのです。

具体的には…
・トップページでの小さく歪んだ看板画像(200×40ピクセル)
・トップページでの商品一覧サムネイル画像のサイズ(80×80ピクセル)
・素人っぽくベタなデザインで歪んだバナー画像
・古いタイプのマネキンの顔、表情など

といったもろもろのことが、ネット初期のころの手作り感満載な古臭いホームページの様相を感じさせ、全体として「古臭い」印象になってしまっています。

商品は伝統的なアイテムですし、レトロな印象の店舗デザインを目指すのは悪いことではないですが、デザイン面で一昔、二昔前のホームページというのはNGです。

今はユーザーの回線スピード事情も良く、多少大きく重たい画像であっても、商品の細部をしっかり確認できる大き目の画像で一覧してもらえるように、サムネイル画像サイズを3~4倍のサイズにしても良いでしょう。

商品を手作りで一つ一つ丁寧に作っておられるのは素晴らしいことですが、ホームページデザインに関しては素人の店主さんやスタッフさんが、お店の顔である看板画像やロゴデザイン、バナーデザインを縦横比の崩れた手作り画像で設置しているのは、お店全体の印象を雑でセンス悪く見せてしまっています。

例えば↓↓↓↓↓
http://marikanzashi.ocnk.net/data/marikanzashi/image/top.jpg
700×170が700×130に変形しており、何かいびつで雑な印象です。

http://marikanzashi.ocnk.net/data/marikanzashi/image/sakuhinnsyuurogo.jpg
180×100が160×100に変形しています。ピンク部分のムラや画質の悪さも汚い印象を与えます。

過去の「ダメ出し!道場」でも何度か申し上げていますが、ファッション・アパレルなどの商品のデザインや色柄などを問うお店は、店舗デザインの印象が悪いと、「商品もデザインセンスが悪いのでは?」と誤解されかねません。店舗デザインの手抜きはお店全体の印象を悪くしてしまいます。

お店の顔だけでもプロのショップデザインによるリニューアルで、印象改善をはかると良いと思います。

また、私が気になったのは、ところどころに「顔を出す」マネキンさんです。
http://marikanzashi.ocnk.net/product/280
http://marikanzashi.ocnk.net/product/446
http://marikanzashi.ocnk.net/product-list/8

何タイプかあるようですが、いずれにせよ人形ですし、無表情で定まらない視線に不気味さすら感じます。商品である簪の大きさや、身に着けたときの印象を見せるうえではとても大事なのですが、いかんせんマネキンの不気味な目や表情がお客様の注意を顔の方に向けてしまいます。

今後はできれば白フェイスのマネキンに変えるか、既存の写真に関してはせめて顔にぼかしを入れて、お客様の目線や意識をマネキンの顔に向かわせず、商品である簪を目立たせるように画像加工されてはいかがでしょうか?

例としていくつか試してみました。いかがですか?
↓↓↓↓↓ 左側が元画像、右側は顔だけボカシを入れました。
http://goo.gl/7Ow0fC
所要時間は数十秒程度です。

マネキンの表情をぼかして直接目が合わなくなるだけでも、お客様は不気味さや変な威圧感を感じずに、商品だけに集中できると思います。

少し余談になりますが、ショップページにおいてモデルさんやマネキンの「顔」があると、お客様の目線はどうしてもその「顔」を一番に見てしまいます。言い換えるなら、「顔」は最大のアイキャッチになってしまうのです。

これは人間が持つ動物としての本能なので仕方ありません。目があるとどうしても見られている気がして、その顔を注視してしまうものなのです。

まだすべてが同じようなモデルさんやマネキンで、ズラっと並んでいれば、脳は自然に慣れて次第に顔を意識しなくなるのですが、貴店のように多くの商品写真の中にほんの数点だけ「顔」写真があると、どうしてもその顔に一番に視線が奪われてしまい、他の商品に注意が行きにくくなってしまいます。

意図的に顔をアイキャッチに狙って使うなら良いのですが、今のちょっと古いタイプのマネキンの顔は、邪魔にしかなっていないと思います。

そもそも、茉莉簪ショップってどんなお店なの?

店長さんにとってはもはや疑問にすら思わないであろうこの質問の意図はわかりますか?

一般の素人で、初心者で、今までに簪なんて買ったことのないお客様にとって、しかも、「大切な娘や孫のために初めて買ってやろう!」と思えば、「少しでも良い物を、信頼できる実績あるお店で購入したい」という心理が働くものですよね。

商品の品揃えや価格だけでなく、和装に関しての習慣や作法、文化的な背景、七五三や成人式などの伝統的儀式に関する知識や情報など…
茉莉簪ショップは、どんな人がどんな経緯、どんな思いを込めて運営しているのか? 店主のプロフィールや経歴、知識などは?

愛知県のお店だけど、「和」といえば京都や江戸前のイメージも強いが、そういった地域性によって簪や花に特徴や違いはないのか?

などなど…できるだけひと目でお客様の信頼を得られるような、自店と店主の説明やアピールが必要ですが、貴店の場合はそれが弱いと感じます。

トップページ右下の「私が店長です」も、店主写真もないですし、名前も本名ではなく「茉莉」というニックネームで、趣味が「かんざし製作」では、いかにも素人の趣味の延長のお店のように見えてしまいます。

「日舞や筝曲の著名? なお師匠さんに師事」という経歴は良いのですが、肝心の簪のプロとしてどんな修行や勉強や経験を積まれたとか、和装や作法などにどれだけ長(た)けているのか? などのアピールをもう少し上手にされると、お客様の信頼・安心感を得やすくなると思います。
伝統的なアイテムを扱うお店では、こうしたアピールはとても重要です。

また、どうやら商品は手作りで自社製作であるようには感じるのですが、それを明記、アピールされている部分を見つけることはできませんでした。
「メイドインジャパンで職人さんによる手作り」は、今や重要なアピールポイントです。もしそうであるならば、しっかりとアピールしましょう!

我が子に、我が孫に、そういった本物と呼べる良い物を買ってやりたい! ターゲットとなる親心、祖父母心を意識した情報コンテンツを充実させていきましょう。

またそれに絡めて、「簪とは?」「簪にまつわるウンチク」「七五三の起源」「成人式の歴史」など、儀式、形式としては知っていても、本来の意味や正しい作法など、日本人として知っておくべき歴史的な常識を、コンテンツとして簪と関連付けて説明できると、より専門店としての深みや厚みが演出できると思います。

専門店に求められるのは、品数やバリエーションによる「購買欲」だけでなく、専門性のある情報で「知識欲」も満たしてあげることです。

大きさがわからない商品が多い

これは先ほどのマネキン写真と反するのですが、現状、商品だけを撮影した写真しかない商品に関しては、お客様にとっては簪の大きさがよくわかりません。簪に馴染みのある店長さん、スタッフさんにとっては当たり前に大きさもイメージできるでしょうが、お客様にとってはどのくらいのサイズなのか? 数字で何cmと書いてあってもピンと来ませんし、サイズ表記すらない商品も見受けられます。

マネキンの髪に着用して撮影したカットが1枚あれば、ひと目でサイズ、ボリューム感、印象が伝わります。これだけは手を抜かず、全商品に関して着用カットは最低1枚は用意しましょう!

その際にはスマホサイトを意識して、「他の画像」ではなくメイン画像に着用画像を追加して、お客様がスクロールすることなく簡単に見えるようにしておきましょう。

商品の仕様・スペック以外の心理的不安・懸念を取り除け!

実際に簪を購入しても、自分で(または家族が)髪に着けるのは難しそうですし、美容院に持ち込んで着けてもらえるものなのか? など、商品そのものよりも、その他の不安や懸念が購入することをためらわせてしまっているかもしれません。

店長さんにとっては当たり前で馴染みのある「つまみかんざし」も、お客様にとってはほとんど手にとって実物を見たことも稀な場合が多いでしょうし、いざ頭に着けるとなると、うまくキレイに着けられるかどうかが大きな心理的ハードルになり得ます。

貴店に限らず、通信販売においては、その商品のスペック(仕様や機能)だけでなく、「それをどうやって使うのか?」「それは自分にも簡単に使えそうか?」「使い方、身につけ方、料理の仕方などでせっかくの商品を台なしにしてしまわないか?」「逆にどうすれば効果的、魅力的に商品の良さを活かせるのか?」「センス良く、値段以上に使えるのか?」「美味しく食べられるのか?」

こういった部分を素人であるお客様にわかりやすく簡単にお伝えして、
「これなら私にもできそう! やってみたい!」
と思わせる(心理誘導する)ことができれば、うまく購入に繋がります。

また万一、手にとってうまく行かなかった際にも、「このお店ならちゃんとサポートしてくれるはず」「わからなくても上手な使い方を迅速に教えてくれるだろう!」という安心感を与えてあげるのも、専門店の重要なポイントです。

買うことに関する些細な不安や懸念、ハードルの払拭が、オンラインショップの心理学のポイントなんですね(^-^)

現時点では…茉莉簪さんに簪の専門性は感じられても、こういった「頼れる専門店・プロショップ」としての安心感、信頼感までは残念ながらまだまだ感じられません。

「専門店だけどそれほど親切そうではない」という、敷居が高く素人が買いにくい専門店になっているかもしれません。

このあたりがこれからの、茉莉簪さんのユーザーの裾野を広げて行けるかどうかのポイントになるかと思います。

総評

商品の種類、品数、そして一点ずつ手作りの品質など、商品に関してはもっと高得点を差し上げたいお店ですが、上記に述べてきましたように、オンラインショップとしてはまだまだ改善点、改革点が山ほどあるお店だと思います。

大量生産、大量販売で年商が数千万円~数億円というお店ではないと思いますが、今後B to Bの展開や、生産技術や手法の改革によっては、何倍ものビジネスに成長する可能性は大きく感じます。

また、上記ダメ出しでも触れましたが、ファッションアイテムのお店として店舗デザインやロゴ、バナーデザインなど、ブランドイメージを良くするためのショップリニューアルに関しては、ぜひご相談いただければ短期間、低コストで大きなレベルアップが期待できると思います。

伸びしろのたくさんある、将来が楽しみなお店という意味で、辛口の40点評価とさせていただきました。

一度お時間を作ってぜひご相談いただければと思います。

ダメ出し!道場 登場希望者募集中

皆さん、こんにちは。
いつもお世話になっております。 おちゃのこネットの刑部です。

本メルマガの人気No.1コンテンツ、「ダメ出し!道場」のご愛読ありがとうございます。

さて、通常のダメ出し道場ですが、現在お待ちのショップさまはございませんので、お待ちいただくことなく診断できます。
太田仙人の診断を無料で受けられる貴重な機会ですので、是非手を上げるお店さんはご連絡下さい。

皆さんの前でダメ出しされるのは勇気が要りますけど、客観的なアドバイスを貰える機会は貴重なはず。そして、お店の現状に満足されている方はいらっしゃらないはず。
商売人さんには、こういう機会を貪欲に活かして頂きたいです。
実際、ダメ出し道場後にご自身でショップを改善し成果を出されているショップさまも多数ございます!

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『ダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

●リアルダメ出し道場について
リアルダメ出し道場についても、募集をさせていただきます。
まずは、1店舗のみ募集させていただき、応募後、太田仙人、弊社にて審査させていただきます。

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『リアルダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

過去のダメ出し道場は、バックナンバーよりご確認下さい。
>メルマガバックナンバー

さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、HTML5テンプレートの左右エリアのメニューにドロップシャドウを付ける方法をご紹介します。





スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。


.navi_list li {
box-shadow: 2px 2px 5px rgba(0,0,0,0.3);
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

住所欄注意書きについて

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップロードした住所欄の注意書きについてです。

会員登録画面、カート内会員登録画面の住所欄に注意書きが記載できるようになりました。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281589&id=833


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

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安定した顧客を得る方法について

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今ページでは、EC通販サイトを運営する際にサイトを活性化させるためのノウハウを説明させて頂きます。
今回は「安定した顧客を得る方法」です。

■安定した顧客を得る方法について
ネットショッピングが人々の生活に置いて身近になった近年、ECサイトの構築は、安定した顧客を得るために大変重要な要素となりました。他サイトと差別化を図る必要が出てきたのです。個性を表現することが必須となりました。

ネットショッピングのサイトを活用するユーザーのほとんどは、スマホからサイトにアクセスしたり、アプリを活用したりして買い物をします。決算についても、カード決済だけでなく、ネットのポイントやネットワーク内だけで使うことができる貨幣を使用することもできるほか、携帯の使用料金と合わせて一括で支払うことができるシステムなどもできてきました。

PCサイトをそのままスマホで表示すると、見づらくなってしまうという懸念があります。時代の流れを考えれば、今やスマホ専用サイトを作ることは、ECサイトの運営社にとって当然のように求められていることなのです。当然、事故のないような配慮も必要でしょう。しかし、より多くの集客を得るためのサイトを作るのには、勿論コツがあります。

サイト構築、と考えると難しく感じるかもしれませんが、単純に考えて、順調に利益を伸ばしているお店には、必ず「常連さん」というものが存在するかと思います。では、なぜそのユーザーはそのお店(サイト)を何度も利用するのでしょうか。それは、そのサイトでしか得ることができないメリットがあるから、そのサイトを利用するのです。

新規に顧客を獲得する方法は、バナー広告を充実させたり、キャンペーンを企画させたりなど様々ありますが、どれも大幅な集客が得られることはそこまで期待することができず、徒労に終わることも少なくありません。また、どうしても大きなコストがかかってしまいます。

反面、元々の利用者であればキャンペーンの敷居を多少低くしても食いついてくれることがありますし、中にはポイント目当てで少し多めにショッピングをしてしまうという人もいるでしょう。自社で賄えることも多いのでコストがかからず、安全に利益を得ることができるのです。同時に、ユーザーの固定化に繋がれば、安定した利益も望めます。

確かに、サイト構築しはじめは新規顧客の獲得に努めなければいけません。しかし、一時の真新しさが過ぎてしまえば、ユーザーが興味を失うということは、一般店舗でも同じ事が言えるのです。一度使って、使い勝手が悪かったり、対応が悪い店に、もう一度行きたいと思うでしょうか。答えは明白です。

安定したユーザーを得るために必要なことは、今いる顧客に対するサービスを徹底すること。他サイトにはできないおもてなしを提供し、ユーザーが商品についついクリックしてしまう、動機付けを作っていきましょう。

★POINT
・PCだけでなくスマホで買い物をする層も多いため、端末専用のサイト構築が求められている。
・新規顧客の獲得も大切だが、まずは利用者にリピートしてもらわなければならない。
・そのためには、既存ユーザーへのサービスが重要となる。
・ある程度の顧客を獲得したら、その人を手放さないための試作が、安定した運営のために最重要となる。

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一にSEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

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編集後記

長年、自分の仕事は「本を作ること」「原稿を書くこと」だと思ってきたのですが、最近は「伝えることのお手伝い」と認識するようになりました。伝えたいことがある人や、みんなが話を聞きたいと思っている人の近くに行って、文字の力でその手伝いをする。そう考えると、自分にもまだまだやれることがあるなあと思う今日この頃です。
(おちゃのこ山崎)

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