「ちゃんと伝える」は案外むずかしいですよ号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

「ちゃんと伝える」と「伝えたつもり」の間には雲泥の差があります。でも、自分の伝達能力はどうすれば高めることができるのでしょうか。

伝えることが下手くそだと、どんなに価値のある商品を持っていても、お客さんが集まりません。財布を開きかけたお客さんも、あきらめて帰ってしまうかもしれません。

うまく伝えるには、プロのコピーライター、プロのデザイナーを雇えばいいのでしょうか。その予算がないときはどうすればいいのでしょう。

答えは簡単。自分のスキルを磨けばいいのです。ひとりの実例がいます。家業のカメラ店を手伝い、観光写真を撮っていた立場から、年商1700億円を超える超有名通販企業を一代で立ち上げた高田明氏です。

今回の「オススメ参考書」は、高田明氏の初の著書をご紹介します。

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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

伝えることから始めよう

高田明・著 東洋経済新報社・刊

1,600円 (税別)

通販を日ごろ利用していない人でも、「ジャパネットたかた」を知らない人はいないでしょう。そして、あの有名なテレビCMで熱弁を振るっていた社長のことも。

本書は帯にあるように、日本で一番有名な通販会社を立ち上げた創業者、高田明氏の初めての自著です。「自著」と書いたのは、他の執筆者による評伝はすでに何冊か出ているからで、本書が初の著書になります。

出版元は、東洋経済新報社。東洋経済と日経新聞は財界人にとって絶大な信頼があるようで、会社の創業者に「どこから出版したいですか?」と聞くと、たいていこの2社の名前が出ます。その次がPHP研究所といった感じです。日ごろよく目にする会社だからでしょう。

東洋経済新報社のルーツは、看板雑誌「週刊東洋経済」の前身である「東洋経済新報」です。1895年(明治28年)創刊のこの雑誌は1919年(大正8年)より週刊になっていて、現役雑誌としては最古の週刊誌です。残念ながらビジネス週刊誌としては「日経ビジネス」「週刊ダイヤモンド」の後塵を拝してはおりますが、御三家の一角です。

もうひとつのドル箱である季刊誌の「会社四季報」は、ライバルである「日経会社情報」に圧倒的な差をつけて、シェア70%を誇っています。同誌のシリーズだけで、なんと12種類ものアイテムがあります。会社としての売上はおよそ120億円。出版社としては堂々たる規模です。

それでは本書の話題に移りましょう。著者の高田明氏はジャパネットたかた創業者にしてA and Live代表取締役。A and Liveは、髙田明氏の個人ウェブサイトで、今を生きること、夢を持ち続けること、想いを伝えることの大切さを広げていくことが目的のようです。このサイトのトップページには、本書が2月10日現在で3刷であることが記されています。http://www.aandlive.com

著者は長崎県平戸市生まれ。大阪経済大学を卒業後、京都の機械製作会社に入社し、東欧を中心に数年間の海外勤務を経験します。その後、実家のカメラ店を手伝うようになりますが、「即日現像」で業績を伸ばし、ビデオカメラとカラオケの販売も手がけるようになります。

著者が通信販売に手を染めるのは、ラジオショッピング番組でカラオケセットを販売してからです。数カ月分の売上をたった1日で達成してしまったことから、本格的にテレビ・ラジオによる通信販売を開始します。

すごいのは、佐世保の本社内にスタジオを設けてしまったことで、ここから全国の放送局に向けてショッピング番組を製作します。著者は「代表取締役・高田明」の肩書でみずから商品を紹介し、たちまち知らない人のいない有名人になりました。

著者は冒頭の「はじめに」で、本書についてこう説明しています。
「『なぜ、ジャパネットたかたでは商品がこんなに売れるんですか?』
こんな質問を何度もいただきました。(中略)私はただ、自分が素晴らしいと思った商品を、どうすれば売れるかな、お買い上げいただくためには商品の魅力をどんなふうに紹介すればいいのかなと、そればかり考えてはあれこれ試し、誠心誠意、一生懸命紹介していただけでした。
何度も同じ質問を受けているうちに、ひとつ気がついたんですよ。それは、私たちが商品の本当の魅力を、お客さんに『伝える』ことだけではなく、その魅力が『伝わる』ことを本気で考えていた、ということでした。(中略)
『伝える』と『伝わる』は違うんです。お客さまに伝わるべきことがしっかり伝わっていなければ、お客さまの心は動かないと思います。『伝えたつもり』で終わってしまったら、商品を買っていただくことはできない。それが、ラジオ・テレビショッピングを通して、私が一番学んだことでした。」

ちょっとした流行語に「キュレーター」というものがあります。最近ではパクリ・まとめサイトの編集者のことを指すようですが、もともとは博物館、美術館の学芸員のことです。右も左もわからない素人のために、ある分野の専門知識をわかりやすく、興味深く伝えるための工夫をするプロのことを、本来はキュレーターと呼びました。本書を読み進めていくと、著者は天性のキュレーターではないのか、そう思えてきます。

ご存じのように、著者は2015年1月にジャパネットたかたの社長を退任します。そしてそれから1年かけて社内の人たちに「ジャパネットたかたは、どうしてお客さまに『伝わる』番組を作ることができたのか」を伝えていきました。そのエッセンスをまとめたのが本書なのです。

「伝えたつもりが、ちっとも伝わっていない−−。そんな状況が起きているのは、商品を販売するシーンに限らないでしょう。ビジネスの世界だけではなく、政治や外交、教育、医療など、世の中のさまざまな場面で、伝わっていないことで問題が生じたり、解決すべきことができなかったり、対立が起こったりしていることが多いのではないでしょうか。伝わるコミュニケーションの私なりのノウハウは、多少なりとも、世の中の多くの問題を解決するヒントになるかもしれないと思って、この本を書きました」と著者は語っています。

それでは、目次を紹介します。

第1章 今を生きる

第2章 どんなこともつながっている

第3章 できる理由を考える

第4章 伝わるコミュニケーション

第5章 自己更新 

意外に感じるのが、著者は今までに目標というものを持ったことがないということです。多くの成功者は目的、目標の大切さを口にしますが、著者は常に「今やるべきこと」を見つけてそれに必死で取り組んできました。著者の関心があるのは「今」だけ。過去は変えられないし、未来は不確定すぎて予測不可能だからです。
「3年後や10年後のことなんて、いくら考えてもわかりませんよね。そんなことを不安に思って頭を悩ませていたら、辛くなるだけだと思われませんか。」と著者は言っています。

そして著者自身が分析する自分の長所は、「過去のことはすぐに忘れて、目の前にあることに夢中になって、全力投球できること」。つまり、くよくよしない性格の人であったわけです。著者はそんな性格に生んでもらったことを、親に感謝しています。

著者の圧倒的な販売力も、自身の性格に根ざしていました。著者は「自分が知っていることを伝えずにはいられない」性分なのです。だから、使い方がわからない人には一生懸命教えてしまいます。すると、自然に買っていただける。このメカニズムを会得したことが、その後のラジオ・テレビショッピングに活かされました。

やはり意外に感じるのは、マーケティングも独学で、しかも現場で学んでいることです。著者は家業のカメラ店を手伝って、宴会場や観光地での撮影、プリント販売をしましたが、そこで学んだのは「どんなことでも一生懸命にやっていれば、そのときは何の役にも立たなくても、いつか役に立つときがくる。どんなことでも、いつかどこかでつながる」ということでした。

佐世保に支店を出してから、本格的な飛躍が始まります。ラジオ局とタイアップしてラジオカーに店に寄ってもらい、お買い得情報を流す。これが後のラジオショッピングにつながります。

独立してから3年後、ソニーの「パスポートサイズ」が売りのビデオカメラが出ました。「これは売れる」と直感した著者は、チラシをポスティングして特売セールを実施したり、訪問販売したりして、1台19万8000円の商品を月に100台売るようになります。ソニー特約店として、九州でナンバーワンでした。

ここからいよいよ波瀾万丈のドラマが始まるのですが、それはぜひ実際に本書を手に取ってお確かめください。正直にビジネス人生が語られた良書です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

私事で恐縮ですが一昨年、昨年と続けて2人の娘にそれぞれ孫を授かりまして…
急に2人の孫を持つおじいちゃんになってしまいました(^^;)

そうしょっちゅう会えるわけではないのですが、孫は本当に目に入れても痛くないと申しますが、もう目に入れて歩きたいくらいの勢いで可愛くてたまりません。

とはいえ自身が老い衰えてきているせいか(苦笑)、長時間の抱っこは肩腰が痛くてたまりません。

そういえば娘たちが幼いころ同居していた祖母は、ひ孫たちをおんぶ紐でおんぶしては、子守歌を歌いながら何時間でもあやしてくれていたなぁ…。
それどころか、おんぶしながら料理や家事もこなしていたっけ…、と、最近おんぶ紐を探して娘たちにプレゼントしたところでした。

そんなことをしていたら、偶然にも今回のお店からダメ出しの申し込み!

さて、本日のお店は、おんぶ紐の専門店さんです!
最近は赤ちゃんをおんぶする姿を見かけなくなった気がするのですが…、おんぶの良さを見直して薦めるお店がここにありました!
どうやら親や祖父母、おんぶする側だけじゃなく、赤ちゃん側にもいろいろと良い面がありそうですよ!

ではダメ出し!道場スタートです!

ダメ出し!依頼ショップ
おんぶ紐専門店 おもいでおんぶ

ショップ名 :
おんぶ紐専門店 おもいでおんぶ さん

PCサイト : http://www.onnbuhimo.com/

スマホ専用サイト : http://www.onnbuhimo.com/phone/

カテゴリ : ベビー用品

○ショップの現状、お悩みの点など
いつもダメ出し道場拝見させていただき、勉強させていただいています。
ありがとうございます。

昨年11月にスマートフォンサイトも独自ドメインコースにし、アクセス数はアップしたのですが、実は、コンバージョン率がグッと落ちてしまいました。

今後、メイン商材のおんぶ紐に加えて、プラスアルファの雑貨、エプロン、講座などの伝わり方、見せ方を改良していきたいのですが、スマートフォンサイトを作り込むのがよいのか、PCサイトの動線を考えて作り込むのが先か、現在、制作迷子です。

アドバイスいただけたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

第一印象 おんぶ紐専門店!とわかりやすそうで…ん?ん?ん?あれ?

お店の店名、キャッチコピー、メニューなどの表記、パッと目に入るいたるところに「おんぶ」「おんぶ紐」「おんぶ紐専門店」とあるので、誰しもが「おんぶ紐の専門店さんなんだ!」と思うはずですね。

当然、私もそういう目で見始めました。

…んん? ん? ん? あれ? PCトップページの上部の大きな切り替わるメイン画像の1枚目は、(Yaro slings from Nederland)外国人の赤ちゃんが布にくるまれて抱っこされている画像…。おんぶじゃないの? 抱っこ?

それ以外はおんぶ姿。上部に並ぶメニューも、日本のおんぶの良さ、おんぶ紐の使い方、ベビーラップの使い方、だっことおんぶを比べてみよう…

まずは「おんぶ紐ってどんな商品でどうやって使うのかな?」と思い、上部メニューを左から順番にクリックすると…

・日本のおんぶの良さ http://onnbuhimo.jp/
           →文字通り、おんぶの良さの概要説明…でも詳しくは書かれていないし、
            商品写真は置き撮りだけで使い方はまだよくわからない…

・おんぶ紐の使い方 http://www.onnbuhimo.com/page/1
           →イラストで使い方(おんぶの仕方)を説明しているが、
            商品もまだ見てないのにイラストだけではよくわからない。

・ベビーラップの使い方 http://www.onnbuhimo.com/page/50
           →ん? ベビーラップ? 抱っこ用の布? あれ? おんぶじゃなくて抱っこ            ?

・だっことおんぶを比べてみよう… http://www.onnbuhimo.com/page/31
           →うんうん、やっと期待通りの内容、おんぶのメリットが書かれている。
            おんぶのほうが抱っこより良い! とは明記されているわけではないが、
            内容的にはおんぶのメリットばかりが列記されており、
            おんぶ育児にしたいなぁと感じさせるコンテンツである。
            おんぶ紐専門店としては最重要コンテンツといえるかもしれない。

さて、トップページのメインメニューの客導線がこんな感じなので、「ん? ん? ん? あれ?」と感じてしまったのです。

ネットショップコンサルとして事情を察すれば、元々はおんぶ紐専門店としてスタートしたが、後に、オランダの「だっこ布」であるベビーラップも取り扱うことになり、後からバナーやメニューを挿入したら現在のようになってしまった?

というようなことかな? と憶測できるのですが…

おんぶ紐専門店 として検索して来店されるほとんどのお客様は、
「ん? ん? ん? あれ? おんぶなのだっこなの? おんぶ紐なの? 抱っこ布なの?」
と混乱してしまうのではないでしょうか?

また本来の主力商品である「おんぶ紐」がトップページの一画面目で、どんな見た目や使い勝手なのかすぐに(直感的に)わからない、伝わりにくいのは致命的だといえます。

まずは、ショップ立ち上げ時の初心に帰り、「おんぶ紐とは?」「こう使う!」を動画や写真だけで瞬時にわからせるトップページにする必要があると思います。

PCトップページを下にスクロールしていくと、またまたベビーラップ(抱っこ布)が出てきたりして、混乱させ、それでももっと下にスクロールしていくとようやく、
「おもいでおんぶの使い方 ~昔ながらのおんぶ紐~」
という YouTube動画が出てきます。実際にお母さんが赤ちゃんをおんぶ紐でおんぶしていくたった52秒の動画です。

これを見れば、主力商品の「おもいでおんぶ」がどんな商品で、具体的にどう使うのか? がやっとわかりました。

わずか52秒の、BGMだけでナレーションも字幕もないシンプルな動画ですが、今までのどのメニューをクリックして読むよりも端的に短時間でわかりました。

あれもこれも…欲張りすぎると、本当に伝えたいことが見えにくくなる

ここのところ、よく申し上げることですが…

長い間、オンラインショップを運営していると、ついあれもこれもと欲張りすぎてコンテンツは膨らんでいき、当初はすっきりと優先順位の高いことを端的、明確に伝えていたはずのサイトがごちゃごちゃとしてきて、優先度の低い枝葉や、ともすれば本来はこのサイトで伝えるべきことではない余計なことまで掲載してしまい、時系列や、優先度なんて知らないお客さんは今の瞬間のサイトを見て、
「ん? ん? ん? あれあれあれ? なんだ? なんだ?」
になってしまうことはよくあるのです。

ページや行数を増やしさえすればいくらでもコンテンツを増やせるWebサイトは、紙面の限られた紙媒体や、時間の制限がある電波媒体と違って、時間や労力以外のほとんどのコストをかけずに情報量を増やせるがゆえに、気づくとサイトオーナーの「言っておきたい」「伝えておきたい」「載せておきたい」「たい」「たい」「たい」の欲望のオンパレードになってしまいがちです。

どうも、最近、サイトがごちゃごちゃしてきたな…と感じたら、
一度初心に戻って、本当に伝えたい事は? 最初に伝えたい事は? を見つめなおし、紙面ならA4サイズチラシで1~2ページ。
動画や音声なら30秒~60秒CMで収まる文章・セリフ。そのくらいで伝わるコンテンツ案を考えてみると良いと思います。

おもいでおんぶさんに関して具体的に言えば…
1)おんぶ紐専門店 なので あえて ベビーラップ抱っこ布はこのショップではあきらめて全部削除し、売りたいなら別のサイトを作ってそちらでベビーラップの説明をちゃんとする

2)トップページに入ってきた方には、何はともあれCM動画で「おもいでおんぶ」の使い方と良さを見せる(イラストでの使い方はサブコンテンツなのでメニューから外すか、使い方ページでもイラストの上に動画で説明するか…現物を見たことない人にはイラストはよくわからない)

3)「おもいでおんぶ」以外の商品(クッションやおもちゃやウェア類、など)は販売しても良いが、あくまでサブ商品なので、まずは「おんぶ紐」を一覧で見せる。現状、上部メニューにも左メニューにも おんぶ紐だけの一覧が見れるメニューがないのは致命的。

4)「おもいでおんぶ」の商品写真、画像は 置き撮りの①表と②裏、着用の③後ろ姿、④左右⑤細部(結び目や金具、首元など)は必要だと思います。とくに、お母さんが不安に感じるであろう、結び目の位置、金具の位置、くい込み具合、赤ちゃんの首元あたりの余裕、赤ちゃんの手元、脇あたりの状態、足元周り(きつかったり痛そうじゃないか?、赤ちゃんのお尻下の隙間(ゆるんで下に滑り落ちないか?)などは通販では写真や動画でしか確認できないので、しっかりと撮影して説明して欲しいですね

その際は、商品とお母さんの衣装、赤ちゃんの衣装は、はっきり色の違いがわかるものを意識して選んで着用して説明しましょう。ここを手抜きすると不安が残り、「よし、注文しよう!」という心理にならないのです。

──────────────────────────────
また、実際にGoogleで「おんぶ紐」と検索すると、おもいでおんぶさん以外の類似品や競合品もたくさんヒットします。特に最近は欧米デザインの品も多く、その色合いやデザイン性でつい目も奪われがちですね。
価格もおもいでおんぶさんよりかなり安いものも少なくないように思います。

しかしそれらの「競合品」を選ばないような仕掛けを仕込んでおけば良いのです。

おもいであおんぶさんの「だっことおんぶを比べてみよう」にあった
http://www.onnbuhimo.com/page/31

高い位置でおんぶをすることで赤ちゃんの視界を広く確保して赤ちゃんの脳の発達を促す

という点をいたるところで強調すると良いでしょう。
多くのおんぶ紐商品の他社競合品は、おんぶはできても赤ちゃんが低い位置になってしまって、ただ楽におんぶできるだけで本来の赤ちゃんの脳の発達成長には役に立たない点を意識させるのです。

はっきりと他社商品をけなさなくても(今風に言えばディスらなくても(^^;))
高い位置でキープできないおんぶ紐はダメ! という知識・情報をインプットしてあげれば、お客様はおのずと他社商品の多くを除外してくれるということです。

ただし、他社商品のほうが優れた点はあるかもしれませんので、その辺りは今後の商品改良や、伝え方の工夫で対処してください。

孫をもつ客の一人としては、純粋な懸念点として左右の金具の位置がお母さんの脇の下、胸の横でくい込んで痛くなったりしないだろうか?
赤ちゃんのおしり部分の支えが布の丸みだけで下は何もないが、赤ちゃんが足を延ばしたり、お母さんがふと背伸びしてしまった際に隙間が緩んで滑り落ちないか?

上記2点は気になりました。こうした、心配性のお客様が気にするかもしれない点は、よくある質問集や商品説明時に明記しておく必要があると感じました。

コンバージョン率が落ちた件

昨年11月にスマートフォンサイトも独自ドメインコースにし、アクセス数はアップしたのですが、実は、コンバージョン率がグッと落ちてしまいました。

とのことですが、今まではアクセス数も少なく、テレビや雑誌、SNSなどから店名でダイレクトに検索して来店していたアクセスがメインだったのではないでしょうか?
一定のSEO対策がなされて、店名だけでなく、「おんぶ紐」など一般名称のキーワードだけの検索でアクセス数(分母)が増えると、コンバージョン率が下がるのは仕方ありません。

統計的にコンバージョン率を評価するには、目安として月間30000PVくらいを超えて来てからで良いというのが、長年の私どもの経験則です。

それ以下だとちょっとしたことでコンバージョン率が大きく上下しますし、それがお店の実力を基にした上下だとはいえません。

またスマホでは1ページ当たりの情報量は減りますし、ユーザーのせっかち度が増して、1人当たりのクリック数は増える傾向にあるので、これも分母が増え、コンバージョン率が下がる原因の一つでもあります。

今はまだコンバージョン率を意識するより、絶対的な認知度を高め、母数(来客数)を増やすことが何よりではないでしょうか?

また、貴社は、おちゃのこだけでなく、楽天、Yahoo、Amazonでも販売されているようですので、それぞれ単体でのページビューやコンバージョンに一喜一憂するよりも、メインサイトでは商品やおんぶの良さをしっかり伝え、買うのはお客様の都合の良い(会員登録やポイント、慣れ)ショップで買ってくださいというトータルで考えるのが良いような気がします。

むしろ独自ドメインのおちゃのこのサイトでは「おもいでおんぶ」のメーカーとして商品の説明に特化し、その他商品の販売は楽天、Amazon、Yahooに、とするほうが目的を明確にできると思います。

総評

いわゆる小売り通販サイトというよりも、自社オリジナル製品の特長をアピールする目的のメーカーサイトといえると思います。
メインのおんぶ紐「おもいでおんぶ」だけでなく、徐々にその他の商品も増えてしまっているようですが…他社や他者プロデュースの商品が多いように思います。ビジネス上の繋がり、人脈で紹介販売されたい意図もわかるのですが、上記で述べたように、コンセプトに反する抱っこ布商品であったり、
十分な写真やサイズ表記、説明も不足した商品であったり…
例)三角巾ちょいかむり 商品写真細部不足
http://www.onnbuhimo.com/product-list/19

例)ニギニギ [採集ハルトナツ   サイズ、材質、遊び方など詳細不明
http://www.onnbuhimo.com/product/220

なんとなく掲載して販売はしているけど…という物が多いのは気になるところです。
本来の目的である「おもいでおんぶ」の良さを伝えて知っていただくことの邪魔になったり、中途半端な姿勢・イメージダウンに繋がりかねない。
商品やページは思い切ってダイエットしていくほうが良いかもしれません。

いずれにせよ、何を優先すべきか? もう一度見直してみる機会にされるのが良いでしょう。

セミオーダーもできたりと、BtoBの可能性もあり、ビジネスポテンシャルはまだまだ広がる商品だと思います。

個人的にもおんぶ、おんぶ紐の良さ、もっともっと広めていただきたいですね。



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さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場はスマホ版の店長日記、What's New一覧ページタイトルの変更方法をご紹介します。





スタイルシートを編集する

スマートフォン管理→スタイルシートの編集から指定します。

下記の例では、文字色を赤色にしています。
文字のサイズや太さを指定することで変更できます。


.whatnew_page_body .list_title A,
.diary_page_body .list_title A{
color: #FF0000;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

レビュー機能のポイント

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップロードしたレビュー機能のポイントについてです。

これまではレビュー記載に対してのポイント付与のみでしたが、画像や動画投稿があった場合に追加でポイントを付与できるようになりました。
ハンドメイド商品の作品やファッションのコーディネイト例などを画像で投稿したお客さまには追加ポイントを付与する等でご活用ください。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281582&id=1095


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

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コンテンツの区別

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「コンテンツの区別」について説明させて頂きます。

■コンテンツは分けて作成する

ECサイトのコンテンツを作成するとき、初めは誰もが「アクセス」を集める事に必死になり、記事を書き綴っていく事でしょう。

確かに自身のサイトを見てもらえるようにするためには、アクセスを少しでも多く集めるのが重要です。
ただ、そこで考えてもらいたいのがそれぞれのコンテンツの役割を把握するという事です。

サイトを大きくしていくために記事数を増やしていくのは決して間違いとは言えませんが、それだけでは根強い読者が増えるとは限りません。

そこで重要となるのがコンテンツを区別する事です。

・アクセスを集めるための記事
・ファンを集めるための記事

この二つの区別をはっきりさせて、サイト全体を構築していくのが望ましいと言えるでしょう。

■アクセスを集めるための記事とはなに?

ではアクセスを集めるための記事というのは、具体的にどういった内容のものなのかという事です。

この記事の作成にはキーワードを意識したライティングが必要となります。美容に関するサイトであれば美容系のキーワードを、子ども用品に関するサイトであれば子ども用品のキーワードを織り交ぜる事が必要です。

長期的なアクセスを集められる記事にするのであれば、やはり基本はロングテールキーワードを使う事です。
また、アクセスを集める目的なら、タイトルにキーワードを必ず含めるようにするのが欠かせないポイントと言えます。
複合キーワードである場合も、タイトルにはより自然で魅力的に見える文字列にするように作成しましょう。

ここで、サイトが美容系だとして、「美容、化粧品、おすすめ」などのすべてが関連するキーワードである必要はありません。

例えば「美容、肌荒れ、レシピ」など、ややジャンルとは異なるキーワードを入れるのも集客のポイントとなります。

要するに、美容に興味がある方が検索エンジンに打ち込むキーワードを考察し、それに沿った記事を作成していくという事です。

これがアクセスを集めるための記事の作成の基本となります。

■ファンを食いつかせる記事

次に、アクセス数を集める目的とは異なり、ファンを食いつかせるための記事の作成です。

アクセス数向上のための記事は基本的に「キーワード」を意識した作成が中心となりました。対して今回は記事を見たファンをターゲットに、サイトに興味を持ってもらうための記事を作成します。

極論を言えば、さほど今回はキーワードを意識する必要がなく、必要なのはいかに「魅力的」なコンテンツに見せるのかという事が肝になります。

第一にタイトルの作り方です。

先ほどはキーワードを盛り込み、検索エンジンから引っかかるような作成方法をしていました。しかし今回は、記事を見てみたい、興味があると思ってもらう記事を作るのが必要となります。

例えば美容に関する記事の場合、
「美容に無関心で乾燥肌の私が1週間でツルツルの肌にした5つの方法」
というような書き方になります。

これはあくまで例ではありましたが、このタイトルに含まれているのはまず「具体的」な数字です。

1週間、5つ、などの具体的な数字の記載は、とても興味を惹かれるものとなります。また、「~の方法」といったように、結びをしっかりするのも大切です。

もちろん、タイトルに沿った記事内容も必要ですが、基本はタイトルから記事を読んでもらえるようにするというのが必要となります。

実際の記事内容はタイトルを作成した上、タイトルに沿って作成していくようにしましょう。

また、タイトルがなかなか決まらないという場合には、記事本文を先に作成したのち、考えて作ってみるのも良いでしょう。

ECサイトを運営していくにあたり、これらのようにして記事に区別をつける事は必要となってきます。

どちらか一辺倒になるのは集客がうまくいかなくなる可能性があるため、バランス良く作成するようにしましょう。

★POINT
・アクセス集め中心の記事の作成は「キーワード」
・ファンを惹きつける記事は「タイトル」の作り方

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

高田明さんも言っているように、人はつい「できない理由」を探して楽をしようとします。でもそこで踏みとどまり、「できる理由」を探して前に進んだ人が成功をつかむのでしょうね。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、おちゃのこサポートくらぶも参照ください。(http://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(http://www.ocnk.net/webmanual/

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■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
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