経営者のメンタルをどう守るか号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

最近よく耳にする「人生百年時代」という言葉。
日本の平均寿命は80歳台ですが、平均寿命とは0歳児の平均余命のことなので、現在後期高齢者の人は、もっと上の90歳台、100歳突破まで確実に生きるでしょう。すでに90歳に達している人の半分が100歳を超えるといわれます。

肉体的な病気やけがは、ずいぶん克服されてきました。死病と恐れられたガンも、治療の技術が上がってきたために、死亡率が下がってきています。一部の難治性腫瘍以外は、早期発見すれば完治もしくは抑え込むことが可能になってきました。

そうなると、目に見えない精神の病が注目されるようになってきます。メンタルの薬も長足の進歩を遂げていて、処方と病状が合致すればかなりの効果が上げられるようになりましたが、肉体の病に比べると、まだまだ種類が足りません。

アメリカでは抗うつ薬は風邪薬のような感覚で飲まれているそうです。日本はそこまで達してはいませんが、やがてそうなるでしょう。それでも、すべての精神的な疾患を薬で抑えるのはむずかしいかもしれません。

肉体的な面では、薬に頼らずに身体を適切に鍛えることで病を防ぐという考え方があります。同様に心を鍛えて精神の病に強くなるというトレーニングもありえるでしょう。

日本は韓国と並んで自殺大国です。豊かなはずの国で、なぜ年間3万人もの人がみずから命を絶ってしまうのでしょう。日本よりもっと生きるのがむずかしい国はたくさんありますが、日本はそれらの国より自殺率が高いのです。

メンタルをタフにして精神の病を遠ざける運動は、これから脚光を浴びるとされています。とくに孤独でストレスフルな企業経営者は、真っ先に心を鍛える方法を知っておく必要があるでしょう。

今回の「オススメ参考書」では、そのテーマの本を紹介します。

お知らせ~おちゃのこサークル開催のご案内

決済代行ゼウスの「おちゃのこネット専用プラン」
おちゃのこサークル開催のお知らせ
皆さん、こんにちは。
いつもお世話になっております。

おちゃのこネットでは、過去100名規模のセミナーを数度開催してきました。
このたび新たに”おちゃのこファンをつなぐ”をテーマに「おちゃのこサークル」という30名規模のセミナーを開催することになりました。
これまでのセミナーで大好評をいただいたパネルディスカッションと交流会のみを行う小規模セミナーです。

全国4都市で1年を通して6回の開催を予定しております。
第1回として神戸での開催が決定いたしましたので、お知らせ致します。

セミナーへのお申し込み、詳細は下記ページをご覧下さい。
2018年3月12日締め切り
※お申込みは先着ではございません。
https://www.ocnk.net/seminar/circle.php

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

社長という病

冨樫康明・著 WAVE出版・刊

1,500円 (税別)

シンプルでドキッとするタイトルですが、これが意味するのは「経営者だけが感染する心の病」です。社長でない人には想像することすらむずかしい孤独、不安、不信、怖れ、執着が心をむしばみ、精神の健康を害し、悲劇的な結末へと進んでしまうことを、著者は「社長という病」と呼んでいるのです。

著者はかつて一世を風靡したイタリアンレストラン「イタリアントマト」の経営者の片腕として、日々忙しく過ごしていました。しかし、あるときから歯車が狂い始め、ついに経営破綻・自己破産という事態に陥ってしまいました。

そして一時は真剣に自殺を考えるほどの精神状態に至ります。著者はそれを「社長という病」のせいであると自己分析し、みずからそれを克服したノウハウをもとに、全国400万人の「社長さん」たちのために本書を書き上げました。

著者によると、「社長という病」の原因は、「経営者であるために生じるプレッシャー」です。日本独自の連帯保証人という制度がそれに拍車をかけます。多くの会社経営者は、連帯保証制度によって「経営に失敗したら人生も崩壊する」という状態に縛り付けられています。その緊張感が強大なストレスを招くのです。

たとえばアメリカを見てみると、連帯保証制度などは存在せず、起業する人は「エンジェル」と呼ばれる個人投資家を説得して資金を獲得し、事業をスタートさせます。それが成功して軌道に乗ると、大企業と提携したり、事業を売却したり、株式上場したりして巨額の資金を得ます。これを投資家にリターンとしてバックするのです。

起業が失敗してしまったときは、投資家は損をします。しかし、そんなことは織り込み済みなので、起業家が責任を問われることはありません。捲土重来を期して次の事業構築に意欲を燃やしたり、充電しようと働きに出たりします。日本のように自己破産したり首を吊ったりする人はいません。

「社長という病」に翻弄されてしまうのは、事業に失敗したときのことを「地獄」だと勝手に想像してしまい、その幻想に怯えてしまうからだと著者は言います。逆に言えば、一度事業に失敗したことのある人は、二度と「社長という病」にはかからないはずだと言えます。

本書がユニークなのは、「出口」、すなわち倒産、自己破産に至ったときに何が起きるのかが具体的にきちんと描かれていることです。倒産したら目を血走らせた債権者たちが押し寄せ、吊し上げをくらったあげく、肉体的に暴力までふるわれるのではないか、そんな風に想像している人が多いかもしれませんが、実際は債権者が押し寄せるのは一瞬だけで、あとは法廷で弁護士や代理人とすれ違うだけです。

自己破産も、とても恐ろしいことのように考えている人が大多数のようですが、実際にやってみるとあっけないものだと著者は言います。そして多くの人が一番怖れている「友人、知人を失う」ということも、かえって本当の友人が誰なのかを知る機会になるというのです。

自己破産した自分から去っていく人たちは、いずれ自分から利益が得られなくなったら離れていく人たちです。でも、本当に大事な人たちは去りません。かえって近づいてくるほどです。失意の底にある自分に、ありがたい言葉をかけてくれたり、支援の申し出をしてくれたりします。

ある意味では、倒産や自己破産は人生の折り返し点みたいなものといえます。決してゲームエンドではないのです。著者はいろいろな角度から、そのことを何度も伝えてくれます。

それでは本書の目次を紹介します。
第1章 「社長という病」の発症
第2章 「社長という病」の処方箋
第3章 「社長をやめる」勇気
第4章 これからの社長の新しいあり方

著者は大きな挫折を経験後、V字ターンを果たします。そして今は複数の会社の社長です。ですがその形態は、通常の株式会社ではありません。社員たちに号令をかけて突っ走るトップダウン方式の会社でもありません。社長がマネージャーとなって、社員と一緒に走るスタイルの、新しい形の会社です。

本書の最後に、著者は読者に向かって「ワン アンド オンリー」という言葉を投げかけます。あなたも私もこの世でたった一人の存在。そのかけがえのない命を「たかが事業」で粗末にすることなく、命を輝かせて生き抜きましょう。そういうメッセージで本書は締めくくられています。

すべての経営者、経営者の近くにいる人たちに贈りたい1冊です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

最近見たテレビ番組「NHKスペシャル シリーズ人体」。
タモリさんと京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥先生が司会の人気番組なので、ご覧になっている方も多いかと思いますが…

前回の特集は「“脳” すごいぞ! ひらめきと記憶の正体」。
ということで、人間の「脳」について最新の技術を使って、「記憶」や「ひらめき」といった「脳」の仕組みや働きについて取り上げる内容でした。

私が番組の中で最も印象深かったのは「閃き(ひらめき)」が生まれる時は、実は脳が特に何もしていない時…つまりは、いわゆる「ボーーっとしている時」だということ。

この結論だけ見た人は、「ボーっと」すればいいのか! と早合点するかも知れませんが(^^;)

正確には閃きが起きた時とボーっとしている時の脳の活動状態が似ているということで、寝起きでボーっとしている時、お風呂で湯船に浸かってボーっとしている時など、脳科学的には「デフォルトモードネットワーク」というらしいのですが、そんな緊張やストレスのないリラックスした状態の時に、脳は大脳皮質にある記憶の断片にあちこちとアクセスしながら自由自在につなぎ合わせて、新しいアイデア=「ひらめき」を生み出しているらしいのです。

確かに「ボーっと」している時にひらめきは生まれるのですが…
その「ひらめきの素」はあなたの脳の中にあるいろいろな記憶の断片なのです。

私なりに解釈してみて例えてみました…
↓↓↓↓↓
何か美味しい料理「ひらめき」を作って食べたい時、家の冷蔵庫(脳内)にある材料(記憶の断片)を組み合わせ、何かのメニューのレシピを生み出して料理を作るのと同じような感じでしょうか…。

美味しい海鮮料理を作りたくても、新鮮な魚介類がなければできないし、お肉がまったく入ってない冷蔵庫では、ステーキも焼き鳥も生み出せません。

アイデアを生み出すのも同様で、素材となる「記憶の断片」=「知識」が少なければ、おのずと組合せも少なくなって、できる料理のレシピも限られてくるのではないでしょうか。

でも逆に、凄腕の料理人であれば、限られた冷蔵庫の中の野菜クズや昨夜の残り物、缶詰などの保存食を使って、パパっと美味しい料理を作れたりもしますし、あと一品、これさえ買ってくればこんなレシピやあんなレシピも作れる! ということに気付けるものですよね。

アイデアマンと呼ばれるような人も同様で、少ない情報や制約の中でも限られた「強み」や古ぼけた(と思われているような)材料も上手く組み合わせたり、「弱み」の部分だけを新たに勉強したり、プロに依頼(外注)して補強したり、便利な道具や材料を買ってきたりして、新しいアイデア、ひらめきを生み出すものです。

考えてみれば、私のような、中小ネットショップのコンサル業も、資金・人員・スキルや商材・材料などの限られたスモールショップ、小規模店の商売の「弱み」を補いながら、「強み」を一緒に見つけ出し、作り出し、生み出していく仕事なんです。

皆さんの「ブレイン(脳)」となるべく、日々いろいろな業種、いろいろな商材、いろいろなジャンルのいろいろなことを勉強して「記憶の断片」を積み重ね、又それらを組み合わせて新しい発想を生み出していけるよう精進しております(^^;)

さてさて、本日のお店は、脱サラして起業された店長さんが子供の頃から身に付けて来た卓越した「英語力」や、勤務していた外資系企業などでの経験を生かした英語教材と海外雑貨などのセレクトショップさんです。

どんな「強み」でどんなひらめきがあるでしょうか!?(^^;)

それではダメ出し!道場スタートです!

ダメ出し!依頼ショップ
Yucony Selection

ショップ名 :
英語教材とくらしのアイテムのお店
Yucony Selectionさん

サイトURL : http://yuconyselection.ocnk.net/

カテゴリ :住まい、インテリア

○ショップの現状、お悩みの点など

出店:2017年07月~
おちゃのこ→楽天市場→おちゃのこに戻って来ました。
本気で売りたいのでダメ出しよろしくお願いいたします!

第一印象…落ち着きと洗練度の高いお店…でも売りたいのは何?

英語教材とくらしのアイテムのお店 Yucony Selection という店名、看板からセレクトショップであることは瞬時にわかります。

白背景に落ち着いた色調のサイトに大きな読みやすい文字と、品の良い優しい笑顔の店長さんの写真やバッグや家具、ジュエリーボックスなどの、女性が好きそうなおしゃれなアイテムの画像などが目に飛び込んで来て、第一印象は洗練度の高いセレクトショップです。

店長のプロフィールを見ると「おしゃれとインテリアが大好きな英語の先生です」と自然な感じで書いてありますが…

英検1級にTOEIC満点、国際英語発音検定満点!
などなどその英語力は「ちょっと英語が得意です」というようなレベルではなく、もはやネイティブスピーカーの現地の人を超える能力! に思わず「おおっ、スゲーっ!」と声に出したほどです。

ですが…ちょっと画面を下にスクロールして見始めると…

What's New(新着情報)や Recommended Items(オススメ品)、新商品入荷しました☆ のコーナーはいずれもバッグや雑貨などのアイテムですが、その下にはいきなり Creative Teaching Press (CTP)社の英語教材の説明と SOLD OUT(売切れ)表示の教材がずらり…

左の商品カテゴリーメニューも教材が上部にありますが、それ以外は家具、家電、食器…スリッパ、バッグ…キッチン雑貨、ルイボスティーなど雑多でかつレベル(範囲)の違うカテゴリー設定がずらり…

うーん、いったい「誰に何を」売りたいお店なんだろうか?
ターゲットや主力商品がはっきりとしない中途半端なコンセプトのお店だと感じて来ます。

「セレクトショップ」という業種なので、店長のセレクトした商品を売るという点では間違ってはいないのですが…英語教材と無関係な雑貨類を同じレベルで脈絡なく並べているのは、多少の怪しさ、胡散臭さを感じるお客様もいるかも知れません。

英語教材とそれ以外の雑貨などのセレクトショップを分けて運営されたほうが、お客様にはわかりやすく、また強みも生かしやすいのになぁ…というのが率直な第一印象でした。

今回はこのあたりを中心に電話インタビューでいろいろとお話を聞いてみました。

インタビューで浮き彫りになったこと

おちゃのこネットのこの店内には、店長さんプロフィールは現在の資格だけしか載ってないのですが…
http://yuconyselection.ocnk.net/profile

看板画像にもある「翻訳コンシェルジュ」というのが気になって聞いてみたところ…

松崎店長さんはお父様のお仕事で10歳の時にフランスに渡り、現地ではインターナショナルスクールに通い、英語を日常語として身に付け、中学の時に帰国、その後ICU高校、上智大学の比較文化学部(全授業が英語)と進み、上場企業のメーカー、高級ホテルコンシェルジュ、外資系装飾品メーカーの日本法人でカスタマーサービスの責任者などを経て独立されたとのこと。

単に「英語を学んだ」のではなく、いろいろなことを「英語で学び」、「英語で考え」、「英語でいろいろな仕事を経験し」、正に「英語を仕事に」翻訳や英語講師、英語教材販売のお仕事で独立されたという「英語のプロ」です。

上記の一部は当店ではなく、こちらの「翻訳コンシェルジュ」のほうのお仕事に特化されたサイトに書いてありました。
https://honyakushop.me/about/

雑貨やインテリアなど「物」を扱う事業に関しては、会社員として働いた最後の外資系インテリアメーカーでのカスタマーサービスの仕事において、お客様とのやりとりを通じて頻繁に頂いたある「ご要望」を叶える商品はないか? と個人的にいろいろ探して海外製品を見つけ、会社にも相談したが会社としては扱うつもりはないと言われたので、それなら自分で仕入れて売ってみよう! との思いがきっかけで独立開業を考えたとのことでした。

松崎さんのプロフィール(強み)からすれば、私はてっきり英語力を生かし、英語力をメインに事業展開を! という思いが主で独立開業されたのだと思い込んでいましたが、むしろ英語は自分にとって大好きで当たり前の趣味のような物なので、それよりも「物」「商品」を自らのセンスと目利きで選んで仕入れ販売する事業をちゃんと軌道に乗せたいとのことでした。

私の第一印象(英語教材店と雑貨店を別サイトにしたほうが良い)という点も率直にお伝えしたところ、そこは悩みながらも既に物販のほうはスマホのフリマアプリ(メルカリ)やショップアプリ(BASE)などで取り組み中で、実はフリマでは値引きリクエストも多く利益率こそ低いがかなりの数の注文、販売実績をあげられているとのこと。

また、リアル(現業)でされている英会話教室の生徒さんたちには、受講で会った際に雑貨やバッグなどの現物を見てもらうと気に入って買ってもらうことも多く、そちらでの販売実績もそれなりにできているとのことでした。

実際に知り合って、英会話受講を通じて松崎さんの人となりを知り、信頼関係ができていたり、実物を直接見て、触って、セールストーク(接客)されれば、購入率はグン! とアップしますね。

一方で、主力商品としたいCTP社の幼児向け英語教材に関しては、例えば この「Variety Pack 2: GRL C CD付き」などもそうですが
http://yuconyselection.ocnk.net/product/29

商品名もメーカー名もなく、いきなり「Variety Pack」ですし、バラエティーパックという日本語表記もない、商品説明も
↓↓↓↓↓
-------------------------
アメリカの幼稚園生?小学校2年生を対象としたリーダーのセットです。単語、サイトワード、生きた英語の口語表現が学べます。
What Comes in Threes? Math
Barney Bear Gets Dressed Math
Rain Science
Under the Sky Science
See How It Grows Science
How's the Weather? Science
I'm Special Social Studies
Cat and Dog Social Studies
Reading Is Fun! Language Arts
What Do Cowboys and Cowgirls Need? Language Arts I Can See Language Arts
The Giraffe Made Her Laugh Language Arts
-------------------------

と、たった2行の日本語解説だけで、あとは概要の英語表記。
商品写真もページの抜粋画像? がたった1枚あるだけ…

うーん、これで、5400円もするこの教材を買える人がいるとすれば、もともとこの教材をよく知っていて、まさに買おうとピンポイントで探して見つけた人だけ。具体的には英語をしっかり理解して探しているお母さんやお父さんだけしか買わないのではないでしょうか?

インタビューのお電話でも確認してみたのですが、教材のメインターゲットは「幼児を持つお母さん」だけど、英語ができる方だけではなく、それほど英語はできないけれど、興味はあって、できれば子供と一緒にこれらの教材で勉強したいお母さんたちとのことでした。

現状は英語のできない、教材のこと、中身を知らない親御さんでは買えないと思います。

少なくとも本屋さんで教材本を買うなら、最低限何ページかめくって中身を確認したり、ましてそれが外国語教材であれば、選ぶお母さんが語学力がなければ、日本語での概略や対象、どんな内容や実績のある教材かなどがわかりやすく解説されていなければなりません。

それこそが「翻訳コンシェルジュ」の腕の見せどころではないでしょうか。

「仕様説明」と「セールストーク」の違い

これはネットショップ運営初心者さんが最初に混乱、混同しやすい部分なのですが、一言で「商品説明」といっても、大きく分けて次の2種類があります。

「仕様説明」(商品スペックの表記)

「セールストーク」(セールストーク=店主の言葉で良さを伝える)

の2種類です。

「仕様説明」とは、実店舗でいえば、商品の裏面やタグに書いてあるサイズや重量、材料、材質、原産国や製造地、製造年月日など、いわゆる仕様やスペックと呼ばれる物理的な特徴を明記する部分ですね。

「セールストーク」とは、実店舗でいえば、店員、販売員さんが横に立って話しかけ、自分の言葉で商品の特徴や使い勝手、人気や流行、アレンジや応用の仕方、エピソードなどを接客しながら伝える付加情報の部分ですね。

最近は大型量販店など販売員が少ないお店では、「セールストーク」の部分はPOPという陳列棚に掲載された立て札などで説明したり、デジタルサイネージといった液晶パネルと音声で写真や動画で説明する方法などもよく見かけますね。これらが商品スペックだけではない付加情報としてお客様の背中を押してくれるのです。

残念ながらYuconyさんでは、「仕様説明」はあっても、「セールストーク」に相当する部分がほとんどありません。

オープン間もなく、まずは商品数を増やして商品アップを優先している事情もお察ししますが、今後は一つ一つ、「セールストーク」部分を自らの言葉で(といっても日本語で(^^;))増やしていきましょう。

これは教材であれ、雑貨やファッションアイテムであれ同じです。

リアルで対面した初めて会うお客様や友人に、短時間で端的に、この商品を説明する際をイメージしてみてください。

いきなり、「このバッグは横幅23cm、縦幅25.5cm、マチ9.5cmで…素材は合成皮革で…」とは説明しないですよね。(^^;)

こんなに便利で…とかこんなところが可愛いでしょ! こんな使い方もできるのよ! こんなに物がたくさん入るのよ! など、実際に使っているシーンを見せたりしますよね。

教材についても同じで、実際に対面でこの教材の良さを言葉で伝えるときには、きっとくどくどと何百文字もメーカーや出版社の説明文を読み上げるのではなく、アメリカの先生たちがとか、海外の先生はこんな風に使って教えているのよ! とか、こんな内容だから子供たちが食いついて飽きないのよ! など、教材そのものの仕様ではなく、この教材を使うことで得られる「良さ」の部分を伝えようとされるのではないでしょうか?

通販ショップ店長の仕事とは、ある意味この「セールストーク」部分を考えていくことかも知れません。

悩んだら、お手本として他の売れているネットショップや通販企業の「セールストーク」をぜひいろいろと研究してみてください!

私の一押しの「セールストーク」のお手本は、「ジャパネットタカタ テレビショッピング」です!(^^;)

大手メーカーのテレビやエアコン、炊飯器や毛布や羽毛布団など、スペックだけならメーカーのパンフレットやホームページを見ればわかる、とかく価格競争になりやすい商品が多いのですが、その使い勝手や特徴、作り手のこだわり、実際の使用シーン、お客様の生の声まで、仕様説明以外の「セールストーク」をまさに演出し、若い方からお年寄りまで想定してわかりやすく説明し伝えている点は大変良いお手本だと思います。

もちろん、あれほどの品揃え、スタジオ設備、スタッフの人材、サービス網、物流、分割払いなどの金融サービスなど、事業そのものは容易には真似できませんが、商品説明の演出や見せ方、考え方、伝え方などの部分はタダで!(^^;)費用をかけずに参考にできるのです。

ネットショップである以前にまずは「通販」の基礎をしっかりと学んでみてください。(^^;)

総評

あらためて繰り返しになりますが、松崎店長さんの英語力は並の英語が得意な人とは次元が違うズバ抜けたものだと思います。

しかしながら、自分があまりに当たり前にわかることだからこそ、目線を下げてわからない、できない人たちがどうすれば理解できるのか、そういう人たちの興味を引き付けるにはどんな説明が必要なのか? を考える想像力が重要です。

お電話ではお話ししましたが、イラストや4コマ漫画などを上手く使ったり、Youtubu動画などで商品説明を音声付きで解説したりなども、今はスマホやスマホアプリのおかげで比較的簡単にできるようになりました。「翻訳コンシェルジュ」として、英語が話せる、理解できるようになる手助け、お手伝いをいかにするか? そこを徹底的に追求した商品、サービス開発が肝要だと思います。

また、松崎さまは、英語ほどではないのかも知れませんが、フランス語、韓国語も必要十分な語学力をお持ちのようですので、これらを組み合わせたような教材やサービスも事業のネタとして考え得ます。

今回の Yucony おちゃのこ店 としては、英語教材に特化したお店にして、雑貨など物販は別でもう1店舗立ち上げるというのが私の提案アドバイスですが…

事業としては単に語学や翻訳関連だけではなく、商品商材を探す上でもフランス、韓国などの物を探して企画するとか、または日本の物をこれらの国に売ってみる、なども十分に可能でしょうし、これらも普通の日本の中小企業、ショップがチャレンジするよりはるかに容易に取り組めるのも大きな【強み】だと思います!

松崎店長の【強み】を活かし、今後の事業展開、商品展開の方針、戦略を考える「ひらめき」を生み出すきっかけに、ぜひご相談会にいらしてください。(お電話でも)「ひらめき」を生み出す材料となるネタはたくさん持っています。
(^^;) 心よりお待ちしています!



さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回は以前HTML5固定幅テンプレートでもご案内している自由記入欄にスライドを設置する方法です。
レスポンシブテンプレートでも利用できます。





HTMLタグを挿入する

デザイン管理→配置/画像/コメントの自由記入欄から下記のHTMLタグを挿入してください。
※自由記入欄を設置する際、欄内下部の「拡張設定」ボタンをクリックし、「divタグで囲わない」にチェックを入れてください。

●<li>~</li>
この部分が1枚の写真エリアです。
imgタグ内のsrcとdata-srcの2か所を表示したい画像URLに変更してください。

●<a>
写真からのリンク先です。ご希望のURLに変更してください。


<div class="slider_area">
<div class="slider slider_box initial_loading" data-slides-per-view="1" data-speed="1000" data-effect="fade" data-auto-height="true" data-autoplay="" data-lazy-loading="true" data-loop="true" data-shuffle="false">
<div class="inner_slider_box has_inside_controller has_inside_pagination">
<div class="swiper-container">

<ul class="swiper-wrapper reset_list_style">

<li class="swiper-slide flex_layout">
<a href="https://cafe-responsive.ocnk.net/product/7" class="item_data_link">
<div class="slider_image_box">
<img src="https://cafe-responsive.ocnk.net/data/cafe-responsive/image/003.jpg" width="100%" alt="" data-src="https://cafe-responsive.ocnk.net/data/cafe-responsive/image/003.jpg" class="item_image swiper-lazy" />
</div>
</a>
</li>

<li class="swiper-slide flex_layout">
<a href="https://cafe-responsive.ocnk.net/product/6" class="item_data_link">
<div class="slider_image_box">
<img src="https://cafe-responsive.ocnk.net/data/cafe-responsive/image/002.jpg" width="100%" alt="" data-src="https://cafe-responsive.ocnk.net/data/cafe-responsive/image/002.jpg" class="item_image swiper-lazy" />
</div>
</a>
</li>

</ul>

<div class="slider_controller lower_slider_controller">
<div class="swiper-button-prev"><span class="inner-button-prev"></span></div>
<div class="swiper-pagination"></div>
<div class="swiper-button-next"><span class="inner-button-next"></span></div>
</div>

</div>
</div>
</div>
</div>

 
スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

余白指定のみです。


.slider_area {
margin-bottom: 30px;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

管理画面内の検索

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップした管理画面内の登録者一覧、お問い合わせ受付一覧、カスタムフォーム受付一覧の検索に検索項目追加についてです。

下記の箇所に追加しております。

登録者一覧
郵便番号、住所、電話番号/FAX、会員IDを追加
受注管理→登録者一覧よりご確認ください。

お問い合わせ受付一覧/カスタムフォーム受付一覧
件名/内容を追加
受注管理→お問い合わせ受付一覧、カスタムフォーム受付一覧よりご確認ください。

また、今回の改良で受注一覧と明細のようにリストから項目を選択し検索する仕様に変更しております。

よろしくお願い致します。

FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

検索されやすいコンテンツ作り

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「検索されやすいコンテンツ作り」について説明させて頂きます。

■検索されやすくするには?

ECサイトを運営していくにあたり、自身のサイトを検索してもらえるように工夫する事は欠かせません。
どれだけ良質なコンテンツを作り、良い商品を紹介していたとしても、結局はサイトに人が訪れてくれなければ成約には繋がらないからです。

集客するためのコンテンツを作る際には、いかに検索してもらえるように作っていくかが肝心で、そこをおろそかにしてしまっては、収益を上げるのが難しくなります。

■タイトル作りのポイント

集客するためのコンテンツにおいて、「タイトル作り」は非常に大切な要素となります。

ECサイトを立ち上げて、運営するのが間もなければ、なかなかこういった細かい点を知らない事も多いのではないでしょうか?

一般的にタイトルの文字数は32文字以内が良いとされています。

これは基本と言えば基本なのですが、なぜ32文字以内にタイトル文字数を収めるのかという事については、ブラウザで何かしらのサイトを検索したらわかる事です。

例えば、Googleで何かを検索した時、様々なサイトが順に表示されていると思いますが、タイトルの文字数を数えると「32文字前後までタイトルが表示」されています。

32文字前後以降は「…」といったように表示され、タイトルが途中で途切れた形になるのです。

なので、タイトルを32文字以上にして、さらに後半に重要な言葉を含めていると、検索した人たちが「見たい」という気持ちにならなくなります。

例えば、

「梅雨におすすめ!自転車に乗っていても足元が濡れない便利なレインコート10選!」

このようなコンテンツがWebにアップされていたとします。

タイトルは37文字なので、検索した時に表示される形は、

「梅雨におすすめ!自転車に乗っていても足元が濡れない便利なレインコ…」というようになる訳です。

途切れた形ですと「レインコート」かどうかも一目で判断しづらいですし、「10選」というような商品を紹介する部分も一目で確認できません。

こういった点で、32文字以上のタイトルを作ってしまうと、集客の際に不利益が生じてしまうのです。

では32文字以内なら少なくても良いのでは?と思うかもしれません。

タイトルが短い分には途切れる事はありませんが、キーワードが詰め込みづらくなります。

上位表示を狙いつつ集客するには、適度にキーワードをタイトルに含める事は欠かせませんし、基本中の基本とも言える部分です。

例えば、

「梅雨にオススメのレインコート!」

とだけ書かれたタイトルでは、どういった理由でおすすめなのか分からないなど、不明な点が多いです。

検索する人は「梅雨」と「レインコート」のみで検索するとは限りませんし、そもそもタイトルを丁寧に作られた他のサイトに負けてしまいます。

上位を勝ち取るため、そして検索者が気になるコンテンツと思ってクリックしてくれるようにするため、最大限32文字に近づけたタイトルを作るべきでしょう。

■ディスクリプションの重要性

タイトルの次に、ディスクリプションをしっかり作る事も大切です。

ディスクリプションはページ内には表示されず、Googleなどで検索した際に、タイトルの下に書かれている簡潔な紹介文を指します。

メタディスクリプションとも言われますが、これを作成していないと、コンテンツの冒頭が書かれていたり、検索されたキーワードの周辺のみ表示される形になったりします。

検索順位を決定づけるような重要な要素となっていないとも言われますが、検索結果画面を見た人が、自身のサイトを訪問してくれるかどうかに大きく関わるでしょう。つまり検索結果画面からの流入数(クリック率)に影響してきます。

スマートフォンの場合にはだいだい50文字、パソコンの場合には120文字程度が表示されます。

そして、検索された単語が太文字となってくれるのです。

ディスクリプションで、サイト内でどういう事を紹介しているのか、あるいは答えを知りたくなるような紹介文を書けば、訪問してくれる可能性が高まります。

キーワードをしっかりディスクリプションに含めていればクリック率が高まる可能性も十分にありますので、内部SEO対策として必ず対応しておきたい部分でしょう。

★POINT
・タイトルは32文字以内で、少なすぎも良くない!
・ディスクリプションで検索者を惹きつける!

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

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編集後記

梅が咲き、気温も急上昇して、一気に春の気配です。ただし、この季節は気温が乱高下するので、甘く見ると体調を崩します。朝晩の寒さに備えて、面倒でも手袋やマフラーを持参しましょうね。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、おちゃのこサポートくらぶも参照ください。(http://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(http://www.ocnk.net/webmanual/

■おちゃのこネット公式ブログ
http://blog.ocnk.net/blog/

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■mixi
【おちゃのこネットコミュニティ】
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