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ENGLISH BOOKS英語教材専門店PROCEEDX

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(有)プロシード 担当 森正彦 総合サイト
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【情報化社会→情報過多社会?】

先日ニュース番組の特集で、学生が就職活動でFacebookやTwitter等のいわゆる「ソーシャルメディア」を活用していることを報じていました。「ソー活」と言うそうです。

スマートフォンを肌身離さず持ち歩き、学生同士だけでなく、企業の採用担当者たちと、FacebookやTwitterを使ってコミュニケーションし、接触頻度を高めて印象付けるのだそうな。

企業担当者もこういったツールを使いこなす、感度の高い学生を青田買いするのだとか。番組ではIT企業の若い人事担当者が、スマホやタブレットPCを使いこなし、学生たちとコミュニケーションしながらアポを取り、六本木のおしゃれなカフェで面接することなどが紹介されていました。

確かに、情報感度の高いモバイルIT業界などでは、こうした活用を積極的に行う学生さんは「優秀」とみなされ、採用にも優位に働くのかも知れませんが…

一方で本業の研究テーマを熱心に勉強して来た、本当に実力のある学生さんが、金銭的な理由も含めてスマホやFacebookを使えないだけで優秀ではないと思われるのでは? と焦りを感じる様子も取材されていました。

もしそうなら…そんな業界は底が浅いなぁと感じざるを得ませんし、重厚に日本を支える企業や機関は本質が優秀な人材を採用しているはずだと信じたいものです。

番組でも、最後のコメントは、スマホもソーシャルメディアもあくまで「道具」。道具の使いこなしよりあくまで中身にこだわってほしいですね…という締めくくり方でした(苦笑)

一経営者としても、なんでも新しいものに飛びついてそれを使いこなしていることで、自分は優秀という錯覚にとらわれた中身の弱い学生よりも、「情報過多」に溺れることなく、大切なポイントを押さえて、基礎をしっかり学んで応用の利く学生さんを採用したいと考えます。皆さんはいかがでしょうか…?

私がお付き合いする、儲かってる会社の多くの事業家・経営者は、一部のIT企業を除けば、えてして「メールより電話!」なタイプのアナログ社長がほとんどです。

そしてこれらの人の特徴は、どんなに情報過多でもそれに溺れず、あふれた情報の中から核心を抽出して見出したり、伝えたりする能力に長けているということです。

経営者には情報過多社会でも情報を見出す能力が求められますが、ネットショップで買い物をするお客様には「溢れる情報から勝手に見つけてよ!」を求めてはいけません。

今回はそんなテーマについてとりあげたいお店です。

コンテンツ・情報は多いですが


EC仙人 太田

まず、このお店にアクセスしてみてびっくりするのはそのコンテンツの量の多さ! 登録されている商品数、文字数もさることながら、この会社さんが経営する他のショップサイトやブログへのリンクだけでも30サイト以上!

それ以外のamazonやGoogleのアフィリエイト広告も入れれば、トップページからの「外部」リンクだけでも50以上はあるのではないでしょうか? いくつかはリンク切れや、クリックしても情報がないものなどもあり、途中で数えるのに疲れて断念しました(苦笑)

一方で、左メニューの「店長日記」や「リンク集」は何もないですし掲示板は、競馬サイトやアダルトサイトの怪しい書き込みが放置されています。

管理しきれないものは思い切ってメニューから削除しましょう!

お客様は溺れてしまう


EC仙人 太田

あえて「情報が多い」と申し上げて「情報が豊富」と言わなかったのは、情報が多いだけで整理整頓も、優先順位付けも明確になされていないからです。

ひとことで言えば、とにかくあれもこれもと欲張って載せ過ぎ=過多です。

欲しい教材が明確なお客様なら検索で見つけられますが、漠然と、「大体こんなレベルのこんな教材が欲しい」とか、「どんな教材が自分や子供に合いそうかを見つけに来た」というお客様は、どこから何を見ていけばよいかわからずに、この情報量の海に溺れてしまいます。

正に、「情報過多ショップ」の典型です。

リンクは出口でもあると心得よ!


EC仙人 太田

冒頭でも触れましたが、とにかく外部へのリンクの多いこのお店。

SEOのための相互リンクはある程度意味はありますが、ネット黎明期に便利な通り道としてのリンク集を作って、ブックマーク的に自社サイトを使っていただき、アクセスを増やすというような発想は、今や過去のもの。

一方的な外部リンクは、せっかく来店いただいたお客様の気をそらし、お客様を逃がす出口となってしまうことを心得なければなりません。

自己満足的なコンテンツの充実は、かえってお客様を迷わせ、溺れさせ、逃がしているのです。

右サイドの、あいだみつをサイトへのリンクや、世界時計、歌詞サイトへのリンクなどは、英語教材サイトとして本当に必要でしょうか?

怪しさを増していることはあっても、お客様の背中を押す効果はないと思います。これらも思い切って削除しましょう。

信頼できなければ説明すら読まない


EC仙人 太田

店名とサムネイルの商品画像から、「英語教材専門店」であることはなんとかわかるのですが…

ターゲット(対象者)がどんな人たちで、いったい販売者は何者で、お店の特徴(強み)や、実績や、特に何を押して(オススメして)いるのかなどは、アクセスして少し眺めていても感じられません。

理解できない、伝わってこない以前に、直感で「感じられない」のです。

食べ物屋さんなら、産地がどうの、レシピがどうのの前に「うまそう!」を感じられるかどうかが重要ですし、洋服やアクセの店なら、生地がどうの、縫製が、材質がの前に「わぁステキ!」と「感じさせ」なければその先の詳細説明に興味すら抱いてもらえません。

もちろん、食品やアパレルといった感情や感性にダイレクトに響く【右脳型】商材と、教材や機械、設備など理解・納得の必要な、【左脳型】商材は違います。しかしながら最初に興味をひきつけ、クリックしたり読んでみようと直感で感じさせることは同じように大切なのです。
(右脳は、直感や感性の脳、左脳は理屈や論理の脳と言われることから)

では、お客様を【左脳型】の理解納得商材の詳細説明に誘導するには、まずは何が必要なのでしょうか?

そう! 何をおいてもまずは『信頼感』ですね。

「この店・店長・スタッフは十分な商品知識や実績を持ち、プロとして信頼に足る店だ!」

と感じてこそ、商品の詳細を見たく、知りたくなるのです。

例えば…

露店でダイヤモンドを安く売っていても本物だと思えますか?

屋台で売っている風邪薬を子供のために買おうと思えますか?

いずれも、商品や価格以前に、店への『信頼感』がないと、買う気どころか説明を聞こうとも思いませんね。

学習教材という商材を売るには、あれこれ詳しい説明の前に、何よりお店の素性や、実績、プロとしての信頼感が優先して重要なのです。

その上で、しっかり説明し理解・納得をし【左脳】を満たして買っていただけるのです。

商品説明


EC仙人 太田

全体の信頼感や情報過多にばかりふれてきましたので、最後に商品ページについてダメ出ししておきましょう。

少しずつ改善はされているのかもしれませんが、教材の説明には教材内のページサンプルを何ページかお見せする必要がありますね。そのサンプルページの画質が悪すぎて、文字が読めずにサンプルの意味を成していないものが多いです。

書店で本を手に取り、何ページかパラパラめくって確認する程度は最低限必要ですし、出来ることならば、「ネット教材店ならでは」の見せ方を工夫して、個々のサンプルページの何が特徴的で、どこがその教材の素晴らしい点なのかを、販売員・営業マンとしてお客様の傍に立って説明するであろうセールストークとして、写真画像のキャプションに添える必要があると思います。

これは、貴店に限らず、写真をただ見せていればよいと考えている初心者店舗さんが多いですが、

写真+キャプション = 商品+セールストーク なのです。

実店舗で100%のお客様に接客し、すべての商品を説明しきることは難しいですが、オンラインショップでは見せたい商品詳細写真+キャプションを用意しておけば、100%接客セールストークが可能なのですよ!

総評

サイトのコンテンツだけでなく、教材、防災・防犯用品、のぼりやTシャツ印刷、選挙用品、柿など果実の販売まで多角な事業を展開されている有限会社プロシードさん。

その精力と、マメさには頭が下がりますが…

あえて申し上げればやりたいことが多すぎて、どれもが中途半端になってはいないでしょうか?

外から客観的に見ると、情報が多すぎ、事業内容が多すぎ、それぞれがどこまで専門的でプロフェッショナルなのか? 疑問というより不安が起こります。

事業はともかく、当英語教材ショップに関しては「情報過多」を超え「情報雑多」になってしまっています。

いらない情報、無駄な情報、優先度の低い情報をあえて捨てる勇気も必要ではないでしょうか?

「あえて捨てること」も経営者の重要な仕事であり決断だと思います。

また、社長のプロフィールやコメントを読めば、まじめで誠意あふれる優しい方だと想像しますが、右上の店長写真はスーツとメガネのまじめな表情で、近寄りがたいコワイ雰囲気も感じます。

会ったことのない男性の真面目なスーツ姿の写真は、本人にはそのつもりはなくとも、他人(特に女性)からは近寄りがたくコワイ表情に見えるものです。

思い切り、本人にとっては恥ずかしいくらいの満面の笑み写真でちょうど良いくらいです。ぜひ笑顔の写真に変えてみてください。

サイト訪問者に信頼されるページ作り、まずは、そこから!

プロシードさんの情報量と事業範囲はすごいものがあります。自社の強みを明確にし、不要な情報をそぎ落とせば、きっと大きく育つ芽が潜んでいると思います。

ご相談会にぜひ来ていただきたいですね。

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。