クーロン

カテゴリ:事務、店舗用品

クーロン

アクセス数が少ない、売り上げが伸びない。
閑散期があり、支払い問題もあります。

連日、猛暑が続く中、いよいよオリンピックも始まりましたね〜。
すでに結果も続々と出て、選手たちの活躍と頑張りに元気をもらっています!

一方、組織委員会など周辺は直前までゴタゴタの連続でしたが、そのおかげ? で「開会式をしっかり見届けてやろう!」とテレビにかじりつきました(笑)

世界全206の地域・国の入場行進を国旗と国名を見ていると、「へぇ〜こんな国ができたんだ〜」とか、「この国どこにあるんだろう?」など、あらためて世界の広さを感じます。

各国の国旗や衣装も色とりどり、カラフルですし、選手団の雰囲気もノリノリで大はしゃぎする国もあれば、緊張の表情で固くなっているムードの国もあったり。

本当に「世界って多くの国や民族、言語、文化や風習、常識の違いがあって多様性に富んでいるんだなぁ〜」と感じますね。

各国選手の皆さん、このコロナの大変な状況下で日本まで来てくれてありがとう! それぞれ国の誇りを背負って頑張ってください!

さて、国旗や衣装のカラフルさを見ていてふと思ったのですが、皆さんの好きな色は何色ですか?(ちょっと強引?(^^;))

漠然と「好きな色は?」と聞かれると、人それぞれさまざまな色を思い浮かべるでしょう。「1色だけなんて選べない! あの色も、この色も好き!」という方や、「その日や時の気分によっても違うかなぁ」なんて人もいらっしゃるでしょう。

では、少し絞って…
「今夏着たい水着の色は?」とか、「彼氏に着て欲しいTシャツの色は?」とか、「息子さんや娘さんにプレゼントしたいバッグの色は?」など特定の物品の色になるといかがでしょうか?

自分の好きな色とは違う色を選ぶ方も増えてくるでしょう。

でも、もし、それらの物品に色の選択肢がなかったら?
白か黒しかないとか、黒か赤しか選べないなんてことでは、ちょっと味気なくつまらないですよね。

さまざまな、まさにいろいろな色の選択肢があると、商品選びも、生活もぐっと豊かで楽しくなってきますね。

アメリカでのマーケティングにおける色彩についてのある研究によると、商品によっては消費者が即決した購買行動の90%は「商品の色」のみで行われたとか。

自分自身の買い物をふり返ってみた時も、確かに色で商品を探していたり選んだりってことも多いなぁ〜 って感じます。
機能やスペックは同じでも、車とかパソコンとかスニーカーとかで「わぁ! この色、めっちゃいいなぁ!」から気に入って惚れ込んだり、好きな色が品切れでも安易に「他の色でもいいや」とはなりにくい商品もありますよね。

また、SNS(特にInstagram)が浸透してきてからカラフルな、いわゆる「映える」写真が撮れそうなカラーバリエーション豊富な品物って、機能性能以前にまずその色だけで人目を惹きつけるようなモノも増えましたよね。

昔はシルバーとベージュと黒しかなかったパソコンも、カラフルな物が増えましたし、「白物家電」と呼ばれていた洗濯機や冷蔵庫さえ、白以外のカラーバリエーションも当たり前になってきました。

昔は地味な色しかなかったような作業服や工具、家の屋根や壁、医療器具や薬のカプセルや錠剤、白衣なんてものまで色彩豊かになってきましたよね。

カラーバリエーションは、「その色があったから売れた!」「その色だから欲しい!」
逆に、「こんな色だから売れ残った」「売れなかった」ともなり得る、シンプルではありますが「価値」としての重要度が増してきています。

自動車メーカーなども売上が伸び悩んでくると、エンジンや機能のモデルチェンジはなくとも「新色発売!」「限定カラー、今だけ!」などとカラバリでテコ入れしたりしていますよね。

皆さんのお店の商品も、まったくの新商品開発ではなくても「新色投入」で伸びる商品があるかもしれませんよ。
一度、「色」の視点から自店の商品を見つめ直してみてください。

さて、本日のお店の商品は、130年ほど前からあるにもかかわらず、私が使っていた50年前でも「黒と赤」のたった2色から選ぶしかなかったのが常識だった商品です。さあ、なんだかおわかりですか!?(^^;)

しかも、男子は黒! 女子は赤! の一択しか選択肢もなかったという商品ですが、今では本当にカラフルで選択肢も豊富になりました〜!

そう、今回は豊富になったカラバリが子供たちにも魅力の商品!「ランドセル」の専門店(メーカー直販店)さんです。
本文中でも紹介していますが、実際に子供たちもランドセル選びの一番の要素はダントツで「色!」だそうです!

それでは ダメ出し道場、始まりです!

第一印象


EC仙人 太田

トップページをパッと見ただけでは、小売店なのかメーカー直販店なのかは特に書かれてはいないですが…

「クーロンランドセル」という表現から、
「あ〜、クーロンというメーカー(ブランド)の直営店なのかなぁ〜」
ということはすぐに想像できました。

でも、できれば、初めてアクセスするお客様に、一瞬でわかるように、「私たちクーロンランドセルとは?」とか「メーカー直販店」とか「日本総代理店」など信頼感も得られるような自己紹介のコンテンツや表現が欲しいところです。

また、価格面での第一印象は、他社の有名なランドセルに比べて
「圧倒的に安い! 安過ぎる! 日本製ランドセルの半額〜1/3、1/4以下」
という、とてもインパクトのある価格帯なので…

逆に、大丈夫? 会社概要を見ると中国の会社みたいだけど…中国製?
「品質が悪いのでは?」
「すぐ壊れるのでは?」
「素材や色素など毒性とか安全性は大丈夫?」
「何かあっても連絡はちゃんとつくの?」
「日本語で対応してくれるの?」

などと不安要素もいろいろと思いついてしまいます。

私は、中国製品にも 例えばドローンの業界リーダーであるDJI社やモバイルバッテリーやスマホ周辺機器などで日本製品を超える高性能、高品質なANKER社など、信頼感の高いメーカーやブランドがあることも知っていますし、愛用しています。

しかし、残念ながら日本において、Amazonショッピングの普及に伴って、とにかく不良品率やクレームが山のようにある多くの中国製品や対応の悪い多くの中国の業者のせいで、Made in China の信頼感は全体としてとても低い状況です。

安価なケーブルやスマホケースなら、不良品であれば即返品・返金! で良いですが、子供や孫が毎日身に着けて、6年間も使うランドセルとなると、まずは色素や薬剤などの毒性や害はないか? 金具など加工バリや故障によるケガなど起きないか? といった「安全性」や万一、何かあった時の対応や「耐久性」、故障時の保証、修理などの連絡や対応はちゃんとできるのか? といった「信頼性」は、まず超えなければいけない心理的ハードルだと思います。
特に直接見られない、触れない、話せない通販であればなおさらです!

それらをクリアした上で、安くて色やデザインも豊富で、サイズや重量、ポケットや金具やベルトなどの機能性・使いやすさなど、ランドセルという商品の本質的な部分で選んでもらえるのだと思います。

安さは強み・魅力であると同時に、怪しさ・不安感にも繋がります。

「安っ! 見た目には種類もカラバリも豊富で良さそう!」

でも…
「現物も見られないし、子供に実際に試着させられない(背負わせられない)し…」

「そこら辺、本当に大丈夫?」

というのが第一印象です。

インタビューで浮き彫りになったこと


EC仙人 太田

今回のお店は中国・香港の「中日橋有限公司」という会社で、「ダメ出し道場!」への申し込みは中国にいらっしゃる社長の高さん(中国人)からでした。今回は、新たに日本法人を設立され、代表になられる佐藤さんにお電話でお話を聞かせていただくことになりました。

佐藤さんは以前お勤めになっていた日本のヘアアクセサリーの会社がこの「中日橋有限公司」から雑貨商品を仕入れていたというご縁から、高社長にヘッドハンティングされて日本法人の代表として今年から正式に任されることになったそうです。

高社長は20年以上前の若いころ、日本に住んで日本のことが大好きになって日中間の商社ビジネスで起業され、「中国と日本の懸け橋になりたい!」という思いで社名を「中日橋」と名付けられたそうです。

ランドセルは日本独自の商品・文化ですが、その価格の高さに驚き、中国で安くて質の良いランドセルを作って日本で売ってみたいと日本法人を立ち上げられ、おちゃのこネットにも出店されたそうです。

ただ、その日本独自の商品と店頭・対面での入学前年からの予約販売、使用者である子供の両親・祖父母など購入のプロセスや意思決定といった独特の習慣などの難しさ、競合の有名ランドセルブランドや大手流通ブランドの強さなど独特のガラパゴス的な市場性や販売方法や購入パターンなど、色々と調査、研究、試行錯誤しながら後発・外資のメーカーとして通販に特化して苦労しながら頑張ってこられたようです。

今年から佐藤さんの加入で今後は通販だけでなく、展示会や体験予約販売や日本の流通業に対しての卸やOEM契約など、新たな営業戦略も計画されておられる最中だそうです。

具体的なダメ出し…


EC仙人 太田

まずは、単純なメニューのリンク間違い。
左メニューの代理販売についてがリンクページに、追跡リンク が 代理店ページに リンクされています。(逆)
修正しましょう。

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上メニューの中に
「クーロンランドセルとは」というブランド自己紹介メニューを用意して、そのページに、会社の成り立ちや、高社長と佐藤さんの自己紹介と日本の子供たちやお父さん&お母さん達へのメッセージ。

クーロンランドセルの強み、特徴や弱み、弱みを補うようなメリット(安さの秘密や安いけれど遜色ない点)。

トラブルがあっても、決して逃げない、言い訳しない(説明はちゃんとする)誠心誠意対応する姿勢のアピール。

を用意して、まずは初見のお客様の不安や懸念を払拭しましょう。

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こだわり検索 のページ
https://www.coulomb.jp/group

色での検索が機能していない。
→色で選ぶお客様は多いので大至急、修正しましょう。

「色から選ぶ」はこのこだわり検索だけでなく、トップページに バナー付きでメニューを設けて
「ピンクのランドセルだけ一覧」
「ブルーのランドセルだけ一覧」

という風に(安いモノから高いモノまで)

色ごとの商品一覧ページを用意して一覧で見てもらうと便利になると思います。(スマホやタブレットのお客様にも)

子供と家でスマホを見て選ぶなどがしやすくなります。

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以下、細かな日本語の間違い、おかしな表現がちょこちょこ見受けられます。ささいなことではありますが、こうしたことも中国企業への不安感、不信感になっているのも事実です。
佐藤さんの方で厳重にチェックして、怪しい日本語は徹底的に修正しましょう。

例)
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最下部メニュー

ランドセルの選びポイント
↓↓↓↓↓
ランドセル選びのポイント

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左メニュー
クーロン保証政策
↓↓↓↓↓
クーロン保証規定
(日本では「政策」は政治の時以外はほとんど使わないので規定のほうが適しています)

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修理依頼のながれのページ内
https://www.coulomb.jp/page/36

「購入の証拠を探し出します」など「証拠」という表現がありますが、日本では「証拠」とは事件や裁判など争いごとの際に使うイメージの単語なので、購入時の記録(メールや注文請書など)という柔らかい表現にしましょう。何かあったらすぐに争うようなイメージを感じさせてはいけません。

日本語は微妙な単語や言い回しの中に「感情や意思、態度、姿勢」を感じさせるニュアンス・雰囲気 が隠れています。
それは日本人でも本当に難しいことなのですが…

だからこそ、表現一つ、単語一つで、優しくて誠意ある会社に見えたり、すぐに客を疑ったり反発したりする会社に感じられたり…
とても繊細で丁寧な言葉や文章が求められます。注意しましょう。

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お問合せページ
https://www.coulomb.jp/page/16
恐れに入りますが、
↓↓↓↓↓
恐れ入りますが、
(「恐れに入りますが」の間違いは、ほとんどの商品ページの名前記入欄の説明文すべてにありますのですべて修正しましょう)

メールソフトで迷惑メール対策の設定してないのか
↓↓↓↓↓
メールソフトで迷惑メール対策の設定をしていないか

是非coulombランドセルのFBページをフローしてくださいね
↓↓↓↓↓
是非coulombランドセルのFBページをフォローしてくださいね

取り急ぎ気付いたところまで。日本語チェックは一度、全ページを見直しましょう。

総評

「ランドセル業界に新しい風を」と威勢の良いフレーズは書いてあるのですが、実態は「同等レベルの商品をとにかく安く」に留まっているだけのように思います。

サイトデザイン、ホームページのコンテンツレベルの細かいことよりも、日本市場におけるブランド(信頼感)の確立や、商品戦略と営業(販路・手段)新戦略の確立・実行性が大事だと思います。

多くのいい加減な中国企業のせいで、日本市場に染み付いた安かろう、悪かろうのイメージはクーロン1社の努力だけでは容易には拭えません。

安かろうだけど、良かろうところもこんなにあるよ!
安かろうだけど、新しい!
安かろうだからこそ、こんなこともできる!

と「クーロンは他の中国企業・ブランドとは違う!」と積み重ねていくことが、日本でのクーロンランドセルの真のブランディングに繋がると思います。

後発メーカーゆえに、先駆者である日本のランドセルメーカーや工房、百貨店や大手流通などの「業界の常識」をまずは学び・真似しながら進めていくのは、ある意味後発の常道だとは思います。

ただ、価格だけを武器として、6歳児の家庭だけをターゲットにした短期集中の過当競争マーケットで、使用者本人(子供)よりも親や祖父母の見栄や世間体を気にしたりするムードや、6年間保証や無償修理などの業界常識をそのままに、いわば古い既成概念には踏み込まずに勝負していくのは厳しいですし、新規参入のチャレンジャーとしては少々手ぬるいと思います。

業界常識への疑問の投げかけや、世代交代した新しい世代の親たちへの新提案や主役(真のメインユーザー)である子供たちへの呼びかけ、惹きつけ、新市場(1年生以外)の開拓・創造、関連商品・周辺商品(補助バッグや文具・雑貨・教材など)の開発など、ポテンシャルは大きいのではないでしょうか?

「ランドセルは祖父母が孫に買うもの」だとか、「本革(牛革・馬革)が一番!」とか「購入時に6年間の耐久性や保証に重点がおかれている」とかいう常識も、今は過去の物になりつつあるようです。

下記、日本ランドセル工業会の2018年〜2021年の調査によれば
http://www.randoseru.gr.jp/graph/

平均購入価格はなんと 5万5,339円!(10年以上使っているお父さんのカバン、こんなにします!?(^^;))

意外や、本革のものはもはやたったの 26.4%。
購入した品の決定理由は、軽さ、耐久性、ブランドなどをすべて抑えて「子供の好きな色だった」が49.7%でダントツの1位。
次いで「デザインが良かった」が33.8%で2位。

購入意思決定者も両親(母親14.4%、父親5.1%)を圧倒的に抑えて子供本人が 77.2% ! 祖父母などほとんどありません。

ただ、支払者は 祖父母が53.2%、両親が42.8%で、もはやお爺ちゃん、お婆ちゃんは口は出さない(出せない)でお金だけを出す存在のようです(^^;)

要するにざっくりまとめれば…
昨今のランドセル選びは、ブランドや機能や保証などで両親や祖父母が選んで決めるものではもはやまったくなくなっており、
「6歳児の子供本人が色とデザインで直感的に選んで決める!」
という商品になっているということです。

もちろん、親の意見、誘導、押し付けにノーと言えずに仕方なく親の選んだランドセルに納得させられている子供もいるとは思います。
東京周辺など都市部だけは、工房系と呼ばれる10万円を超えるような高級手作りランドセルのシェアがそれなりに高いようですが、全国的に見れば安価でカラフルでデザイン豊富な流通系ランドセルが伸びてきているようです。

東京の小学生ランドセルメーカー
https://bit.ly/3zJio5p

全国 ランドセルメーカー・ブランド人気ランキング
https://bit.ly/3l1CTq5
(出展:ランドセル ナビ)

子供の「これがいい! これが欲しい!」という希望を優先してあげる親のほうが多いような気がします(憶測ですがそうあってほしい)。

こういった市場の変化をとらえれば、ランドセルのマーケティングも古い既成概念や、古き悪しき業界の押し付けに疑問やアンチテーゼを投げかけても良いかもしれません。

以下は、業界の常識へ挑戦する真の新しい風となるような提案・アイデアです。思い付きですが良ければご検討ください。

例えば…
「1年生と6年生では体格はこんなに違う!(写真やイラスト付きで)」
「いまどき、1年生で買ったランドセルを6年間使わせ続けるなんて子供に優しくない!」
「2〜3年ごとに大きいサイズに買い替えよう!」

「色やデザインの好みだって、子供の成長に応じて変わっていく!」
「入学前に選んだ色を、高学年になって後悔する子も多い!」

「買い替えできるクーロンランドセルなら、2年後、4年後のお子さんもきっと満足!」
「低学年ではカラフルランドセル! でも高学年ではシックカラーで大きくて機能性重視ランドセル!」
→高学年向けの大き目で色やデザインも高学年好みのランドセルの開発(小学生モデルやモニターさんなど要調査)

「だから6年保証なんてもったいない!」
「5〜10万円もする高価なランドセルには保証料が含まれているから高いんですよ!」
「使うかどうかわからない保証に無駄金払わされるよりも、子供の成長に合わせた買い替え前提で考えよう!」
「細かい故障・修理ならば安い実費修理で充分!」

「6万円のランドセル予算があれば、クーロンなら3回買える!」
「2万円のクーロンなら浮いた4万円で習い事や塾に!」
「タブレットや教材や書籍などお子様の将来の可能性により多く先行投資できる!」

「部活・課外活動・習い事など増える道具や荷物に合わせた補助バッグやウェアや道具入れ、シューズ入れなどもクーロンにお任せ!」
補助バッグ、文具、教材、部活用具、シューズケースなど小学生専用周辺グッズの開発→客単価、売上向上

「卒業してからも、パパやママも使えるシックなカラーの大人のランドセルもあるよ!」
→子供のランドセルから大人も使えるリュックへの提案。キャメル色やダークブラウンで幅広、薄型ノートパソコンやタブレット、モバイルバッテリー、傘なども入るボックス型リュックのような提案。娘・息子→ママ・パパへのおさがり

「保育園児、幼稚園児にピッタリ便利なランドセルもあるよ!」
せっかくの幼稚園ランドセルのもっと強いアピール。購入者には、小学校ランドセルの購入クーポンや試着品、無料配送サービスなど特典。

販売方法に関しても、百貨店や大手流通スーパーなどに対抗して、日本中に多くあるホームセンターや家電量販店、小規模な遊園地など、子供連れで車で来やすい駐車場のある店や施設などは新しい販路になり得ると思います。

しかしながらリアルは人手もないと広げられないので…

例えばネットショップでも、「試着品まとめてお届けサービス」(ご自宅で送って、見て、背負って、返送引き取りをする有償サービス)

有償で(2,000円〜3,000円とか送料分程度をいただいて)お客様の気になる5点〜10点を選んでもらって

まとめて試着品をお届けして(色だけは実際の合皮素材を貼った色見本帳を添えて)

お子さんに実際に背負い心地を試してもらいつつ、実物の質感・触り心地、中身の確認、金具など使い勝手、そして色のバリエーションを、家にいながら実際に見てもらって

2〜3日後に引き取り手配して返送してもらうサービス(もちろん特典クーポンや注文書を同梱)

など通販ならではの具体策も考えられると思います。
返送までに正式注文すれば、お値引きやスペシャルオマケ特典があるなどすれば、より強い購入促進になり得ます。

他社製品が並ぶランドセル売り場に行かせずに、家でクーロンランドセルだけを見てもらい、子供の心を掴んで一気に選んでもらう戦略は有効だと思います。

また、ネット販促に関しては、幼稚園児も大好きなYoutube KIDS への広告やYoutuber、幼稚園児〜小学生低学年のママさんインフルエンサーの活用なども検討の余地ありですね。

などなど、今後の商品やサービス展開のアイデア・ポテンシャルはまだまだあると思います!
どうせ後発の外資系の新規参入ならば、日本のランドセル業界や文化の中の、古き・悪しき部分をあぶりだして、そこへの改革を提案するような

「ランドセル界の黒船」

のような存在を目指しても良いと思います。

日本でも、ニトリさんが今年はガンガンとランドセルのCMをやってますよね。新しい流れや常識の変化は確実に出てきていると思います。

今後の新しい戦略立案などお手伝いが必要な場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

以上、「ダメ出し!道場」でした。

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。