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yumyum

いつも楽しく(!?)拝見させて頂いております。
当ショップは海外へ行って直接買い付けてきたアクセサリーを中心に、その他、アクセサリー作家さんのハンドメイド商品やオリジナルバッグを販売しております。

オープンして1年が経ち、少しずつ売上も伸びてはきているのですが、まだ自分では気が付いていない改善すべき箇所があるのではないかと思い、ご連絡をさせて頂きました。

どうぞよろしくお願い致します。

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Ribbon Bloom
URL:http://ribbon-bloom.ocnk.net/
責任者:中島直美

ドイツ初代宰相ビスマルクの言葉らしいですが、こんな名言があります。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

誰が述べたはともかく…
愚者は自分で経験し、失敗してから初めてその原因に気づき、同じミスを繰り返さないようになっていくが、賢者は事前に失敗を避けるために過去の他人の失敗から学び、同じミスを繰り返さないという意味です。

「歴史=他者の経験」ということですね。

政治の世界や企業の経営においては思わず、なるほど〜! と感心してしまうような名言ですが…

スモールビジネスであるネットショップでは、若干解釈の仕方が違うとも思います。誤解を恐れずに私の解釈をアレンジして申し上げれば…

「愚者でも経験には学べる! 賢者なら歴史にも学べる!」です。

大きなリスクを伴う規模の投資が必要な事業や、試行錯誤が許されない政治決断にはNGですが、スモールベンチャー事業のオンラインショップにおいては、いちいち歴史を学んでいては始まらないし進まないことも多いですよね。

まずは、「リスクの少ないこと」(*)なら、学ぶより悩むよりまずやってみる! その経験が自店ならではの一つのノウハウとして身につくのです。完全な愚者にならず、失敗しても痛手を負わないことであれば、悩むより、迷うより、ちょっとだけ賢い愚者になって経験して学びましょう!

でも、「リスクの大きなこと」(**)は別です。愚者としてやってみて失敗して取り返しがつかなくなってはいけませんね。賢者として歴史に学び、未然に失敗を防ぐ努力をしましょう。

ネットショップにおける「歴史」とは、他店の事例のことです。
成功事例だけでなく失敗事例も立派な「歴史」です。
他店の事例を学び、確実性の高い方法を取るようにしましょう。

書籍を読む、セミナーに行く、コンサルタントにマンツーマンで指導してもらい自店だけのノウハウを構築していくなどは、「歴史に学ぶ」に相当します。ある程度のお金はかかりますが、時間を節約でき、効率よく学べ、何より失敗を避けることができるので、お金も時間も無駄にせずにすむのが最大のメリットです。

お店の成長に必要な段階や時期が来たら、ぜひ「歴史」にも学んで、お店をステップアップさせましょう。

(*)リスクの小さなこと:店舗内の編集や画像、キャッチコピーなど、失敗しても実際損失(キャッシュアウト:現金流出)が小さいこと

(**)リスクの大きいこと:商品仕入れ、物流、人事、広告投資、モール出店など、失敗すると実際損失も機会損失も大きな痛手を負うようなこと

実店舗商売では、店舗内装やディスプレイは経費や時間がかかり、ネットに比べるとリスクが大きいので「経験に学ぶ」をやりすぎると実際損失が大きくなりますが、ネットにおいては、ページデザインや陳列はWeb上の作業だけで内装工事も什器代金も不要なので、まずやってみればよいのです。

この「ダメ出し!道場」も歴史から学べる賢者への道の一つですね! (^-^)

それでは、「ダメ出し!道場」第26弾スタートです!(^-^)

第一印象


EC仙人 太田

カワイイ〜♪ ガラにもなくおじさんも思わず顔がほころぶような女の子女の子したお店ですね。(^-^)

ピンクとレース柄を基調にし、冒頭から女性モデルさんの画像や商品が並び、「価格」が目に入り、一目で若い女性向けのアクセやバッグのお店だとわかります。

これは「できるお店」にとっては当たり前過ぎることなのですが、トップページに商品写真を並べ、それに加えて価格=プライス=値札 が付いているから一目で「お店」とわかる(感じる)のです。

例えば高級ファッション雑誌や、アパレルでもメーカーサイトに行くと商品が並んでいても価格・値札がないのでお店には見えず、ショールームになっていますし、個人のブログなどでも価格がないのでお店とは感じませんよね。

当たり前なのですが、商品+価格 が並んでいて初めてお店と感じるのです。

基本に忠実に、商品画像に直接価格を載せている点は評価できます。
http://ribbon-bloom.ocnk.net/data/ribbon-bloom/image/h1.jpg
http://ribbon-bloom.ocnk.net/data/ribbon-bloom/image/h2.jpg

まだできていない商品もありますが、ルールを決めて(同じ色やフォントで)価格表示をしていくと、統一感も出てお客様にもよりわかりやすくなりますよ。

また、全体の構成といいますか、店長の思いや思想が垣間見えるのがモデルさんを使った商品画像たちです。

http://ribbon-bloom.ocnk.net/product-group/17
http://ribbon-bloom.ocnk.net/product/459

モデルさんたちの表情が明るい笑顔でいいですね!
主役はあくまで商品ですが、お店の中に笑顔がたくさんあれば、お客様も自然に楽しくハッピーな気持ちでショッピングできますね。

店長の思想、姿勢が明るく楽しくショップ経営しているから、モデルさんたちも自然に笑顔になれるのでしょう。

必要なポイントは押さえている


EC仙人 太田

印象の話はこのくらいにして、オンラインショップ=通販ショップですので現物を見ないで買い物をしていただくために必要なポイントがありますね。

商品の仕様、正面だけでなく、サイドや上下、場合によっては商品の裏面の写真まで、「買う」決定をするまでにお客様が気になるであろうポイントをどこまで写真や説明文で伝えられるか?

Ribbon Bloomさんにおいては、ほぼ合格点!です。

http://ribbon-bloom.ocnk.net/product/434
自分が客でも、たぶん手にとって見るだろうな〜というポイントは写真をちゃんと見せていますし…

http://ribbon-bloom.ocnk.net/product/326
商品に若干、ワケ有りな場合はキチンと説明もしています。 できればこれなどは 商品名に 【ワケ有り】と入れると目立って早く売れると思います。
→ワケ有り、理由有り、訳ありはネットではアクセスの高いキーワードです。

ほめてばかりでは「ダメ出し!道場」らしくないのでちょっとダメ出しもしておきましょう(^^;)

http://ribbon-bloom.ocnk.net/product/80
色違いの黒は早くにSOLD OUTになって白だけが売れ残っているようですが…下記一覧でも、黒はモデルさん画像ですが白はちょっとコントラストが弱く白飛びしていて見にくい写真ですね。
http://ribbon-bloom.ocnk.net/product-list/18

http://ribbon-bloom.ocnk.net/product/80
の他の写真でも黒バージョンを使って説明をしていますが、面倒でもこれを白バージョンで撮影しなおして見ましょう。きっと白は白のよさ、可愛さがちゃんと伝われば売れるようになると思いますよ!

通販では写真の手抜きは即、クリック率や売れ行きに影響します。

そういえば、長く陳列してるけど、注文ないなぁ、アクセス少ないなぁという商品はぜひ、まずは一覧での写真(客の注意を引く写真)を見直し次に商品説明の写真も見直してみましょう。

実店舗での雑貨店経営をされていた中島店長さんなら、売れない商品があればディスプレイの場所や方法、POPを見直すなどなさっていたでしょう?

出来ればアフィリエイトリンクはやめましょう


EC仙人 太田

例えば…
http://ribbon-bloom.ocnk.net/product/72

各商品ページの下部に
http://www.anapnet.com へのアフィリエイトリンクが掲載されているのですが…

貴店のテイストが好きなお客様が好みそうなブランドではありますが、ここは貴店の関連企業なのでしょうか?

どちらで売れても貴店の収益に繋がるというのであればよいのですが…

アフィリエイト収入が目的で、無関係なサイトへのリンクであるのならば、できればやめましょう。

全商品ページにこのリンクがあれば、少なからずお客様はここから出て行ってしまいます。貴店にとっては機会損失となります。

よい店だけど…され、儲かっているのか?


EC仙人 太田

正直、ここまでお店を拝見してきて、いままでの「ダメ出し!道場」に登場された店舗の中ではかなりレベルの高い、基本的なスキルは十分にお持ちの店舗さんだと思います。

逆に、今までのお店さんでは、商売の中身まで踏み込む以前の問題が目についたのですが、Ribbon Bloomさんでは、商売そのものが気になってきました。

商品の見せ方も、お店の作りこみもよいですし、ある程度の品揃えもあります。モデルさんだけでも3人〜は確認できました。雑誌広告などもチャレンジされているご様子。それなりにコストもかかっていることでしょう。

十分な集客や認知があれば間違いなくある程度は売れるお店だと思います。ただ、心配なのは「商品単価の安さ」からくる収益性です。

海外での直接買い付けということなので、国内仕入れに比べれば仕入れ掛け率も低く、利益率は高いのかもしれませんが…

お一人様が何点もの商品を買い物カゴに入れて注文いただければ客単価も上がり、受注出荷効率もよくなってある程度の収益性も見込めるのですが、単価数百円の商品が中心なのでどうしても受注-出荷の業務コストは高くついてしまい、また在庫管理やスペースの問題もいずれは出てくると思います。

中島オーナーの雑貨業界での経歴・ご経験から、商品の企画、仕入れの目利きは間違いなく強みだとは思いますが、今後は流通業としての業務コストや在庫管理、収益性のUPなどが経営課題になってくると思います。

冒頭に経験と歴史の話に触れましたが、ここからは歴史を学び、失敗しないお店の舵取りをしていかなければなりませんね。

これからのこと…どうしようか悩まれたらぜひ一度ご相談にいらしてください。事業プラン、計画作りのヒントがきっと得られると思います。

総評

オンラインショップの基本的な運営スキルをお持ちの上、実業の経験を中核にした品揃え、目利きは十分に【強み】といえるレベルだと思います。しかしながら今までは好きで楽しくやってこられたことも、不良在庫の処分や客単価UPによる収益性向上などの課題をクリアしていかないと、売れても儲からないショップになってしまうリスクも…
今後の成長戦略を考えるよい時期かも知れませんね。

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。