mautee

カテゴリ:ファッション

mautee

店頭では結構売れているのですが、サイトではさっぱりです。 12年くらい前ですが、雑誌のタイアップ等ではなかなか良さそうな感じだったので、だらだらと続けている感じになっております。 何か大きな改善はありますでしょうか?

皆さん、オンラインショップの店長さんならSEOはご存じですよね?
そう、Search Engine Optimization の略で「検索エンジン最適化」のことですね。簡単に言えば、検索されたときにできるだけ上のほうに表示されるようにすることです。

おちゃのこネットの各店舗さんでも、できるだけご商売や商品に関連するキーワードを埋め込んで、SEOの努力をされていることと思います。

では「MEO」という言葉はご存じですか?

これは Map Engine Optimization(地図エンジン最適化)のことで、具体的には Google Map 上で自社・自店の情報をできるだけ充実させて、そこからWebサイトだけでなく実店舗への来店・集客を増やそうとすることです。

MEOなんて言葉を知らなくても、「Google Mapへの登録はとっくにやってるし、ホームページへのリンクや営業時間やお店の紹介、写真掲載やメニューやサービス内容など関連情報の掲載なども充実させてるよ!」と言うお店もいらっしゃると思いますが…

おちゃのこショップやSNSなどWEBサイトの更新や投稿は熱心でも、リアルのGoogle Map上の情報は貧相なお店もまだまだ少なくありません。

この Google Map上の自社情報は、以前は Google マイビジネス と呼ばれ、一時期はテレビCMも放映されていましたが、今は「Google ビジネスプロフィール」という名前になっています。

無料の Googleアカウントを作れば、無料で登録更新可能です。
お店の関係者であることは、電話や郵送での本人証明確認が必要ですが、それによって勝手に他人にイタズラ更新されたりしないようにもなっています。

有名なお店や飲食店などは自社で登録しなくても、既に基本情報が登録されているケースもありますが、商品写真投稿や細かな営業情報、自社サイトへのリンクなどは正式にアカウントを作っての登録が必要です。

リアルの街に勝手に路上に看板を立てる事はできませんが、Google Map上には無料でリンク付きの看板を立てることができるようなものですから、やらない手はありません。

しつこいですが、タダです。無料です。やったもん勝ちです(^^;)

特にリアルの商圏のあるようなご商売では、ライバルは情報が充実しているのに自社は情報がないのでは、集客に大きなマイナスです。

まだの方はぜひお早めに「Google ビジネスプロフィール」のご登録をなさってみてください!

「Google ビジネスプロフィール」
https://www.google.com/intl/ja_jp/business/

さて、今回のお店はリアル実店舗をお持ちのアパレルのお店ですが、うーん、店名で検索すると基本情報は出てきましたが…
https://goo.gl/maps/eR1jrezTtKJFQkSj8
WEBサイトへのリンクが未掲載でした。もったいない。

それでは「ダメ出し!道場」、始まりです!

第一印象:おちゃのこ店だけ見てもわからないお店…


EC仙人 太田

おちゃのこショップにアクセスすると mautee の店名といくつかのブランドロゴマーク、モデルさん達のスライド画像と下にはTシャツが主の商品陳列…

洋服屋さん? ブランドショップ? セレクトショップかな?

その程度までは想像がつくのですが…

それ以上は、どんなコンセプトや特長・強みを持ったお店なのかはよくわかりません。

上部の大きなスライド画像を気長に全部見れば、オリジナルとか製作承り中とかマイファミリーTシャツ作りませんか? とかお好きな柄をプリント加工などの文字が目に入ってきます。

今度は、オリジナルTシャツのオーダーメイドショップかな? とも思えてくるのですが…

商品を見ていくと、オリジナル絵柄の既製品もいろいろありそうだし、オリジナルTシャツのオーダーメイドショップにしては珍しいチュニックやワンピースなど形状の凝ったアイテムもいろいろとありそうです。

うーん、正直何屋さん? 何をウリにしてるの? がよくわからないお店というのが第一印象です。
商品写真の撮影場所や撮り方は、かなりラフでカジュアルなので、アパレルメーカーとしてのブランド感より、実店舗・小売店感が強く、正直あまり高級感や高品質感は演出できていません。

お悩みのように、実店舗では説明を含めての接客で売れても、ネットでこの情報だけで興味を持って買いたくなるか? と言われると現状ではかなり難しいと思います。

インタビューで浮き彫りになったこと


EC仙人 太田

冒頭コラムのGoogle Mapで見ると、mautee さんは「洋服仕立て直し業」と出てきます。

お電話でのインタビューでお聞きすると、既存の商品をお客様のリクエストがあれば、例えば
「Tシャツのお腹周りのサイズだけゆったりしたバージョンを作ってくれ」
とか、
「パーカーのフードを取って」
とか、
「ファスナーのないバージョンを作って欲しい」
とか、
「ロゴマークのプリントを持ち込みでオリジナルの服を作って欲しい」
など、かなり幅広いセミオーダーやリフォームができるそうです。

mautee さんは 田中さんご夫婦で経営されている自社ファッションブランドのお店です。おちゃのこショップは2019年からですがスタートは遡ること16〜17年前。

当時ご主人はフリーのデザイナーとしてテレビ局のイベント関連のイラストやポスターなどのお仕事をされており、その絡みの中でTシャツなど服のデザインも手掛け、それを雑誌に掲載販売されたことがきっかけで通販が始まったようです。

また、ご実家のお母様が縫製関係の事業をされていたこともあって、ご自身のオリジナルとして mautee のブランドをスタートさせたのだそうです。

雑誌とタイアップで雑誌からのお客様が増えて暫くは売れていたようで、田中さんも縫製の修業をしてご自身で服が縫えるようになり、2019年に都内文京区に実店舗をオープンするとともにおちゃのこ店もオープンしてご夫婦で頑張っておられます。

実店舗のお客様は、以前の雑誌掲載の頃からのお客様と、近隣のお店の存在を知っているお客様が来店し、徐々に増えてきたそうです。

文京区で大学・学校なども多く、若い学生さんから子育て世代〜シニアの方まで客層は結構幅広いようです。

ホームページ上のモデルさん達もお客様だそうで、実店舗でのお客様との良い関係性が感じられます。(^-^)

お話を伺っていても田中さんの穏やかでお人柄の良さが感じられ、きっとファンも多いんだろうなーと分かります。

お客様とのコミュニケーションを通じて、お洋服も好みや体形に合わせたアレンジ・リフォームをして売上が上がるというのがmauteeさんの必勝パターンなのだと分かってきました。

具体的なダメ出し


EC仙人 太田

第一印象にも書きましたが、最大のダメ出しは「何をウリ・強み にしているお店なのか?」が不明瞭だということ。

実店舗のお客様は来店し、商品やデザインを目で見ると同時に店内展示やポップ、接客トークを通じて、カスタムオーダー、リフォーム、お直しなどがかなり自由にできるという特徴を肌で感じられているのでしょうが…

それがネットではほとんど感じられない。

それゆえに興味や好奇心、欲しいという気持ちも起きないのだと思います。

まずは、
「mautee とは」
「mautee の特徴」
「mautee にできること」
などのタイトルで、ひと目で分かる自店の自己紹介ページを作って、そこらの洋服屋さんとの違いを印象付けましょう。

リフォーム、カスタム製作の事例、ビフォーアフターなども写真で掲載しておくとわかりやすいと思います。

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トップページ 最上部は 店名 mautee だけでなく、

「あなた仕様にカスタムオーダー、リフォームできる洋服屋」

とか、

「Tシャツだけじゃない、ワンピやチュニック、パーカーなどチームウェアがオリジナルで縫製から作れる洋服屋」

など 店の特徴をサブタイトルも付けて掲載しましょう。
SEO対策上も有効です。

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細かな折りシワ、畳みシワはアイロンをかけて撮影を!
https://www.mautee.jp/product/180

実物を目視する場合は気にならないかもしれませんが、マネキンやモデル着用での写真では細かな折りシワ、畳みシワがあると商品が粗悪に見えたり安っぽく感じます。

通販では商品写真が唯一の判断材料です。手を抜かず撮影前にはアイロンをかける、スチーマーでシワを取るなどして生地の質感をより良く伝えましょう。
https://www.mautee.jp/product/216

また、「白」がどんより暗く写っていると、薄汚れているように感じてしまいます。

撮影時の照明やホワイトバランスや加工時のコントラスト、彩度など「白」を基準にクッキリ明るく鮮やかに調整しましょう。

↓↓↓↓↓ ちょっと写真加工修正してみました。
ビフォー アフターで印象が変わります。
https://bit.ly/3P68Edd

生地のシワ取りはちょっとやり過ぎたかもしれません(^^;)
過度な写真修正は肌や生地の質感が不自然になりかねないので、できれば撮影時に明るい照明やシワ取りしておくのが基本です。

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全商品ページに共通の「お直しカスタムできます」バナーを用意して、どの商品ページからお客様が来店しても、ひと目で カスタムできるお店だと印象付けましょう。

総評

商品作り(デザイン・縫製・リフォーム・カスタム)の本質的なところに強み・特徴を持ちながら、それがまったくショップサイトには表れていないのが mautee さんの最大の欠点。もったいない!

まずは 1ページ自己(自店)紹介ページを作り、そのページをランディングページとして、SNS やYoutube からリンク誘導することから始めてみましょう。

Youtube チャンネルもお持ちで、
https://www.youtube.com/channel/UCsgPxdiclWYJhws4sWodIcA/videos
動画撮影・編集など基本スキルもおありですから、Youtube動画の説明欄からちゃんとリンクを張るなど手を抜かずに実行しましょう!(もったいない!)

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店主の田中茂さんは学生時代は画家志望で画塾で特待生であったり、絵画のコンテストで数多く入選や受賞もされたりしたそうです。
しかし、商業デザインの世界では、自分の描きたい物よりクライアントの意向を優先しなければいけないことも多々あり、フラストレーションも多くあったようです。

今後は mautee を通じて自分の描きたい絵柄をデザインし、それに共感してくれるようなお客様が増えて、商売としても売れて成り立って行けば理想的と思っておられます。

これを機会に、おちゃのこ店内に、ご自身の描きたい絵柄のデザインコーナーを設け、そこはプレミアムな少し高額商品を展示してみたり、ご希望者にだけオーダーメイドするなどして、デザイナーとしてのアピールをされると、mautee 全体のブランド価値やステイタスがアップすると思います。
またストーリー性、メッセージ性も増して、よりコアなファンが付く確率も高まると思います。

洋服だけでなく、アート作品として額装のイラストやポスター、ポストカードなども参考展示販売されてみてはいかがですか?
過去の絵画作品(その写真や画像データ)などもきっと商品にできると思いますよ。

アーティスト・クリエイターとしても作品作りしている感を出すのは、お店にとっても必ずプラスになると思います。

やりたいこと、まだまだできそうなことのたくさんあるポテンシャルの高いお店だと思いますが、WEB上への展開(ページ制作)の手段がネックになっているように思います。何もかも自分でやろうと思わずに、人材探しや外注化も含めて柔軟にご検討ください。

今後の展開などで悩まれましたらいつでもお気軽にご相談ください。(^-^)

以上、ダメ出し!道場でした。

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【あとがき】Google Map は私の最も使うアプリです。
コロナ禍の間も、実際に旅行や外出ができなくても、Google Map でかなりあちこちバーチャルお出かけしては、ストリートビューで景色を見たり、飲食店などおいしそうなお店探しをしたり、落ち着いたら行ってみようと思う場所やお店を探し歩くのが大好きです(^^;)

その際、お店や施設の Googleビジネスプロフィールに Webサイトへのリンクがないとガッカリするんですよね〜

ぜひ皆様も Googleビジネスプロフィール 登録・情報の追加をお忘れなく!
「Google ビジネスプロフィール」
https://www.google.com/intl/ja_jp/business/

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。