> > ダメ出し道場バックナンバー
ペットフード&グッズラビン

『お世話になります。ペットフード&グッズラビンの福家と申します。
お忙しいところお手数をおかけ致しますが、よろしくお願いします。
貴社ホームページから申し込みさせて頂きましたが、おちゃのこネットのダメ出し道場に掲載頂いて構いません。
完全に素人でおちゃのこネットの担当に方に質問して少しずつ構築してきました。
辛口どころか激辛の0点で構いません。その方が私自身危機感がでますので(笑)
それでは、よろしくお願い致します。 福家

ああ、またか! またペット関連のショップかぁ〜。そう思われる方も多いかも知れませんね。今回もその「またか」です。ペットフードとペットグッズのお店です。

今回で51回目の「ダメ出し!道場」ですが、ペット関連のお店はこれで5軒目か6軒目になるかと思います。おちゃのこショップの1割がペット関連! とまでは思いませんが、でも多いのは間違いないですね。
それだけ多くのペットオーナーさんがいて、市場も大きいということのあらわれでもあるでしょうが、一方でそれだけ競争の激しい業種でもあるともいえます。

特にフードは消耗品ですし、人間の飲食店や食品店が多いのと同様に、食べない犬も猫もいませんし、生きていれば生涯食べ続けるものですので、ペットフードはリピート性が高くライフタイムバリューの高い商品だといえますね!

大手ホームセンターやスーパーなどでは、TVでCMをやっているような大手メーカーフードの特売競争が盛んに行われていますが、一方で健康に配慮して、成分にこだわった「プレミアム」と呼ばれる高級ペットフードのジャンルにも多くのメーカーやブランドがあるようです。

家族の一員として、人間同様の栄養価や安全性を考えられた食事をさせる、させたい飼い主が増えている証拠でしょう。
しかしながら、商品の多様化の半面、十分な情報や啓蒙はまだまだなされていないような気もします。いろいろあるけど、いろいろあり過ぎて、どれを選べばいいのかよくわからん! という市場でもあると思います。

その選択肢の多さ、多様性が、単に価格競争だけでない、小規模ショップさんの生き残りのチャンスを生み出すかも知れません。
そんな可能性も考えつつ、それでは「ダメ出し!道場」第51弾スタートです!(^-^)

さすが専門店!という品揃えでも多すぎて選べない!


EC仙人 太田

左メニューをスクロールしていくと、実にブランド数だけでもざっと20種類以上のドッグフードがあります。それぞれに、幼犬、成犬、老犬用ダイエット用などの種類と、サイズがありますので、その品数はフードだけでも100種類を軽く超えるでしょう。
材料、素材、栄養素、量、価格、犬の好みなど、選ぶ基準はいろいろあるでしょうが、あり過ぎて選べない! というのが多くのお客様の正直な感覚ではないでしょうか?

福家店長さんもトップページに「それぞれ生活環境や年齢、健康状態や運動量も違うので皆様に同じ1種類のドッグフードを『このフードなら大丈夫です!』とオススメできる完璧な物はありません」と正直に書かれているように、これが一番! は選べないと思います。

でも、だからこそ、素人であるお客様は自分で選ぶことへ不安や迷いを感じられるのではないでしょうか?
「3つの中から、5種類から1つを選べ!」程度の選択肢からなら選べるのに、「25種類100品の中から選べ!」くらいに選択肢が増えすぎると、多くの人は素の情報から、自分の判断からだけでは選べなくなってしまうのです。

では、どうすれば選びやすく、迷いがちな方にでも選んでもらえるようになるのでしょうか?
1)比較するポイントを分類して明確にする。比較表など作成
「25種のドッグフードの中からあなたの愛犬に最適な一種を選べ!」いきなりこれでは選べなくても、
・栄養成分の比率(たんぱく質、脂質、ミネラル、繊維質、炭水化物)
・主要材料(何肉系?魚系?野菜種類など)
・添加物の種類や有無
・100g当たりとか1食当たりの価格目安
・消費期限
などなど、お客様が選択に必要な要素の情報を全商品に共通した指標として明記したり、比較表を作成したりして、スペック重視のお客様に選択と判断の基準を与えてあげることは重要ですね。
携帯電話会社のカタログにある全機種比較表のようなイメージです。

2)お客様(またはわんちゃん)のタイプ別からのアプローチ
スペック重視ではなく、嗜好(好みの傾向)や、太り気味、やせ気味、虚弱体質や、食欲旺盛、過剰、太り気味、やせ気味、運動不足など、どんなタイプの子にはこんなフードがオススメというアプローチで選択肢の絞込みができるような工夫。

3)とにかくめんどくさがり!(自分発信、自分で取捨選択は面倒クサイ!)
電話やメールで相談して、良い物を提案(オススメ)して欲しい!
http://petfoodrabin.ocnk.net/page/8
「なんでもわんちゃんお悩み相談室」というコーナーを設けられていますが、漠然と「なんでも」とするより、
「フード選び相談」
「しつけ相談」
「体質、病気?相談」
「その他」
のように、ある程度具体的にメニュー方式にしてあげる方が、お客様には選びやすく、相談しやすくなるものです。
ビジネスをされている積極性のある相手なら「何でもOK」は良いですが、受身に慣れている消費者さんには「何でもOK」はかえって利用しにくい方も多いものです。

選択や、絞込みのお手伝いをして差し上げる。
ペットフードショップに限らず、多くの専門店でも常に意識して、お客様の背中を押して差し上げたいポイントです。

ヒント・チャンスは必ずお店の中にある!


EC仙人 太田

冒頭のコラムに書いたように、私も今回、正直「またかぁ」という目でラビンさんを拝見しました。

メーカーの製造した既製のドッグフードを、何種類も品揃えして陳列しても、結局、こうした型番商品はネットを使えば一瞬で検索して最安値のお店を見つけ、そちらに客が流れていく。
既製品販売の小売では小規模ショップにはなかなか生き残りは難しいのです。

しかしながら…ラビンさんを拝見していて、いくつかのヒントを得てアイデアが湧いてきました。厳密には実現が可能な施策かどうかわかりませんが、「こんな発想でチャレンジもあり!」という観点で読んでください。

1)ドッグフードサンプルの販売コーナー
http://petfoodrabin.ocnk.net/product-list/106
を拝見すると、ナチュラルバランス、ブラックウッド、アーテミスという3種類のブランドのいくつかの種類のフードだけがサンプルで、数十グラムの袋入りのフードを100円で販売されていました。
私も、動物病院やスーパーなどで無料サンプルのドッグフードの小袋をもらってくることがあります。

ラビンさんでも書かれているように、フードを変える時には、愛犬の好みに合うかどうかは重要なポイントです。合わないと何Kgも買ってもムダになるし……。そういった悩みはつきものです。

また、同じフードばかりだと飽きて食べなくなってしまうワンちゃんも少なくないでしょう。
つまり、人間でもそうですが、ワンちゃんだって好き嫌いはあるし、同じものばかり食べさせられるよりはいろいろな味を変えて楽しみたいものですよね。

そこでアイデアです。

メーカーさんが用意した小袋ではなく、ラビンさんが大袋のお徳用のフードを小分けにし、真空パックなどで保存期間をある程度保証した上で、もっと多くの種類のフードのお試し商品や、複数の組み合わせセットを販売できないか?
もっと言えば、お客様にチョイスしていただいて量り売りはできないか? 言うなれば、ドッグフードバイキングコーナーです!

いったん開封してしまうので、賞味期限の問題、保証の問題などは出てくるでしょう。でもある程度の少量で、お届けから何日以内の消費や冷蔵庫での保存など、いくつかの条件や説明を設けたり、真空包装などの工夫をすれば短期間の保存はクリアできるかと思います。
スーパーやデパ地下で人間用の食品の量り売りが可能なのですから!

こうすればお客様もいろいろな種類のフードを少量ずつ試すことができますし、もしこれができれば、恐らく、ラビンさんにとってもお徳用の大きい袋から少量に小分けしてそれなりのお値段で販売できますので、かなり利益率の良い商品にもなると思います。そして、ワンちゃんたちもいろいろな味のフードを食べることができて、三者とも皆ハッピー! (^-^)
ご心配なら、保健所などにも相談しながらご検討なさってみてください。

2)手作りドッグフード派用の産直冷凍馬肉
http://petfoodrabin.ocnk.net/product/652

福家店長のブログに手作りフードのことが書いてあったので、興味を持って店内を見ていると、ありました。手作りドッグフード派用の産直冷凍馬肉。高タンパク、低脂肪、低カロリーで栄養成分も豊富で安全で安心! それでいて、国内産でなんと1Kg1050円のお手ごろ価格!
スーパーの人間用のお肉と比べても特売のお値段と変わらない価格です。

愛するワンちゃんのために、手作りで美味しくてバランスの良い食事を作ってあげたい!   毎食でなくとも、ときどきでもしてあげたい! そんな飼い主さんも少なくないと思います。
でも、情報がなければ、そんな潜在ニーズも顕在化しません。つまり、知らなければ、作ってあげたいとも思わない人も多いのです。

今は、単に冷凍馬肉の塊を販売されているに過ぎませんが、手作りフードの作り方レシピ集や、作り方動画DVD、もっとつっこんで肉以外の材料もセットにして販売! なんてのはいかがでしょう?
やってみたい! という潜在ニーズを掘り起こし、なおかつ商品単価や客単価をUPするような商品企画の可能性が十分にあるのではないでしょうか?

他にも、魚を使ったフードや、馬肉以外の無添加ジャーキー(おやつ)の作り方などのレシピ集だけでも、ていねいな写真や動画の解説つきであれば有料で十分に販売でき得る可能性があると思います。

犬を愛し、犬を知り尽くしている福家さんだからこそできる商品企画がまだまだあるのではないでしょうか? これを読んだ他のペットフード屋さんがなさる前に、ぜひご検討くださいね!(笑)

スモールショップだからこその親近感・親しみを大切に


EC仙人 太田

いまさらながらのダメ出しを一つだけ!
大手企業もこぞってネット販売を行い、高額な広告費をかけて集客を行い、受注体制などのバックヤードでも大勢のスタッフが交代で対応する。そんなネットショップが増えて当たり前になりつつあります。

しかし、店構え、敷地面積、売り場面積で一目でその規模のわかる実店舗と違い、ネットショップはお客様から見れば、Webブラウザの1ページから始まるわけですから、その規模やバックヤードの違いは見えづらいものです。
品揃えと価格で勝負できる大規模店、大企業なら良いですが、中小オンラインショップは価格と品揃えだけでは大手に太刀打ちできません。

でも、だからこそ、店主やスタッフの顔の見える接客、心のこもった本当の人と人の触れ合うお店運営は、大規模店との差別化の大きなポイントに今でも十分になり得るのです。
おちゃのこショップには、法人化もしていない個人事業主のショップオーナーさんたちも多く、自宅軒店舗として運営されていますので、個人情報をあまりさらしたくない、まして顔写真を出したくない! そんな方も少なくないのですが…

皆さん、あらためて考えてみてください。
皆さんは「商売」をなさっているのです。
店長がいらっしゃいませ! と顔を出して笑顔で接客する店と、イラストやブログのアバターで顔を出さないお店と、どちらがより親近感を持ち、信頼できますか?
Facebookの流行、浸透で、一般の個人でも顔を出して情報発信する時代です。それだからこそ、Facebookでネットでの友達が増え人脈が広がっているのです。

今一度、本気で商売をなさるのなら最低限、店主は顔を出し、笑顔でお客様にご挨拶するところから始めましょう!
ただ、形式的に顔を出せば良い! というものではありません。
逃げも隠れもせず、オープンに正々堂々、胸を張って商売を行っています! 何でもお気軽にご相談ください! という態度・姿勢をアピールすることに意味があるのです。
それこそが大手企業との差別化ポイントにもなるのですから!(^-^)

では、本日はここまで!

総評

ブログを拝見すると本業はトリミングなどのサロンのようですね。
ネットショップでは宅配便で届けられる商品販売のためにフードをメインに運営なさってきたのだと思いますが、既製品の仕入れ販売は大手さんとの価格競争に陥りやすく、小規模ショップには本当に儲け難い商売です。
このまま既製品販売だけでは将来性はあまりないでしょう。

ぜひ、サロンの、愛犬の専門家だからこそのノウハウや知識を【強み】として生かしたビジネスモデルを考えてみまししょう!
また、基本的なデザインやページ構成などは、繰り返しになるので今回は触れませんでしたがバックナンバーを読み直すなどして基本的な商品の見せ方、説明の仕方などは見直してみてください。

関西でお近くのようですし、いつでも今後の戦略、リニューアルのご相談にお越しいただきたいですね!(^-^)

ぜひ戦略のご相談にお越しいただきたいですね!

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。