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吉林インポート

いつもお世話になっております。
吉林インポートの桑原です。
このコンテンツは前々から気になっていました。
いい機会ですので、是非診断していただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

漢方薬について、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
「自然の草や木を元にして作られているから、身体に優しく穏やかに効きそう!」
なんとなくそんなイメージをお持ちなのではないでしょうか?

恐らく最もポピュラーな漢方薬は、風邪のひき始めに飲む方も多い葛根湯や、桂皮の風味の漢方系胃腸薬などでしょう。馴染み深い方も多いのではないでしょうか?
私もよくお世話になります。

しかしながら漢方も厳密には、元祖!? の中国漢方と、和漢と呼ばれる江戸時代の鎖国時代に日本で独自に発達したものは異なります。
現在、狭義には、きちんと日本の薬事法と日本薬局方で認められた処方のものが正式に「漢方薬」と呼ばれているようです。

今回のお店は、厳密な意味での漢方ではなく、古来から伝わる中国医学の考えに基づいた体の調子を整える漢方の考え方、その元になる生薬をあくまで「(健康)食品」として中国から直送で販売するお店です。薬事法に触れる商品は販売されていません。

ネット通販が始まって以来、いつもグレーなゾーンとして問題の多い健康食品販売業ですので、ここで念のため、薬事法対象商品について、おちゃのこネットさんの見解をご紹介しておきます。

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日本の薬事法に基づく承認を受けていない医薬品や医療機器のリストを不特定多数の者に示し、その輸入の希望を募る行為は、薬事法により禁止されています。

そのため、おちゃのこネットではそれらの商品の個人輸入代行を禁止しています。また、それらの商品を、医薬的効果効能を表示して販売することも認めていません。

健康食品、健康関連商品を販売されるショップさんは、上記いずれか、もしくは両方に該当した場合、おちゃのこネットのご利用自体をお断りする場合もあります。

取扱商品や販売方法が上記に該当する可能性がある場合は、ご登録前にお問い合わせください。

吉林インポートさんは、個人輸入代行には該当せず、薬事法を理解された上で運営されています。
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それでは「ダメ出し!道場」第65弾スタートです!(^-^)

口に入れるものに対する安心感、信用、信頼なくして売れない


EC仙人 太田

まずは、単純明快、シンプルな話です。
ちょっと想像してみてください。

あなたは旅行先のある島で謎の病気にかかり、高熱や腹痛などの不調に襲われています。近くに大きな病院もないし、自分の常備薬なども持っていません。

そのとき…
(1)一緒に旅行している家族もしくは親友が日本から持って来ていた解熱剤と腹痛の薬を飲めと出された

(2)たまたまホテルの隣の部屋に宿泊していた日本の一般人が持っていた日本の解熱剤と腹痛の薬を飲めと出された

(3)たまたまホテルの隣の部屋に宿泊していた日本の医師免許を持つ医者が持っていた現地の解熱剤と腹痛の薬を飲めと出された

(4)現地ホテルの従業員が持っていた現地の解熱剤と腹痛の薬を飲めと出された

(5)通りがかりの素性のわからない親切な人物が持って来た現地の解熱剤と腹痛の薬を飲めと出された

(6)現地の謎の呪術師がこれを飲めば魔法のように絶対に治る! という現地の解熱剤と腹痛の薬を飲めと出された

(笑)冗談みたいなクイズですが…皆さんならどうしますか?

私なら、(3)までならなんとか安心して飲めそうですが、(4)あたりから不安が…。(5)になるとよほど死にそうに苦しくて切羽詰っていたら飲むかもしれませんが、(6)なら命がけじゃないと飲めないでしょう。(^^;)

実際には全部の薬の成分は同じで、どれを飲んでも治るとしても、口に入れるものとなると、要するにそれをくれる人物が信用できないとなかなか安心して食べたり飲んだりできないということです。

残念ながら、現時点で吉林インポートさんは私たち日本の消費者にとっては良くて(4)、まぁ逃げ隠れはしない、いざとなったら責任追及できるだろうけど、限りなく(5)の素性の知らない現地人に近い存在です。

要するに口に入れるものを任せるには十分な信頼・安心感を持てないお店だということです。

具体的には…
・運営母体が法人ではない「吉林インポート」という個人事業主(責任能力・強みを感じられない)

・代表者の「桑原 勤」さんの自己紹介も経歴も、挨拶すらないことから感じられる不信感、怪しさ

・中国店舗の店長「チュン シン」さんも、挨拶だけでプロフィールもない

・中国店舗の紹介もない

・ブログ http://ameblo.jp/tori5055/ を見ると、「しゅんちゃん」というニックネームだけの店長の妻と名乗る女性の書き込みはあるが、ここにも自己紹介などはなく怪しさが募るばかり

経営者の自己紹介、お店の起業の経緯、中国店とネット店の関係や責任などなど、商品以前にお客様が安心できる説明がなければ何も始まりません。

奇しくも、今日こんなニュースが流れていました。
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日中「相手に悪印象」過去最悪 尖閣、歴史の対立鮮明

日本の民間非営利団体「言論NPO」は5日、日本と中国で6〜7月に中国英字紙チャイナ・デーリーと共同で行った世論調査の結果を都内で発表した。相手国に「良くない印象を持っている」と答えた人の割合は、日本が前年比5.8ポイント増の90.1%、中国は28.3ポイント増の92.8%で、2005年の調査開始以来いずれも最悪となった。

悪印象の主な理由には日中とも領土をめぐる問題と歴史問題が挙がり、昨年9月の日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化後の対立激化が相互不信を増幅させた。特に中国側の感情悪化が顕著で、軍事紛争を予想する割合は5割を超えた。
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私は個人的に中国人の友人もいますし、在中の親友や親戚もいます。比較的親中の考えを持つ日本人だと思います。しかしながら信頼関係のあまりない日中関係や一般的な中国へのイメージは現状、決して良いとは言えない中で、口に入れる食品を販売するにあたってはまずは何よりも信頼・安心いただくこと。

きちんと店長やスタッフが挨拶し、自店の成り立ちや、理念、考え方何を強みとしていて、お客様に対して何をどんな気持ちでお届けしたいのか?

まずはそれをキチンと説明してから第一歩が始まるのではないでしょうか?

その上で、食品としての安全性、原料となる植物や動物が農薬や水や土の汚染などがないこと、清潔で安全な加工場で製品化され、衛生的で劣化の起きにくい倉庫や物流方法がとられていることなどを販売責任者として自ら確かめたり、写真などで伝える努力や工夫をされなければ信頼は得にくいと思います。

日本の消費者は、中国漢方や中医学の長きに渡る歴史やノウハウに敬意を持って信頼を寄せていることは間違いありません。でも現代においてそれをいいかげんに伝えたり、販売したりするレベルの低い人たちが多くいる中国のリスクを懸念するのです。

それを正しく、安心できるものとして伝えることこそが、「吉林インポート」さんの使命ではないでしょうか?

昨今、中国国内の環境破壊やものすごい大気汚染を初めとする公害問題、環境汚染のニュースを目にします。中国人の口からも中国の食品への不信感や不安感を耳にすることも増えました。

健康に良いはずの食品がもし汚染されていたら?
そんな懸念や不安があったら意味がありませんね。

命の危険の切羽詰ったお客様だけが買えば十分に経営が成り立つ!
それであれば現状でも良いかもしれませんが…

一つ一つの商品の原料が間違いなく保証できるかどうかはわかりません。日本の食品のようなトレーサビリティなどという考え方があるかどうかも不明ですが、逆に、もし、それがきちんとできるお店であれば、吉林インポートさんは日本における中国健康食品取扱いにおいて最も信頼できるお店になれることでしょう。

コーヒーを輸入する商社マンがコーヒー豆農園にまで出かけて生産加工の現場を確かめてくる。新たな養殖うなぎを求めてアフリカはマダガスカルの養殖場まで出向き、生きたまま空輸する段取りをつけて新しい養殖うなぎを調達してくる。そんな努力があってこそ、日本の食の安全と品質は確保されているのです。

ただ、吉林省に知り合いがいるから、現地から送ってもらえばいい。その程度の考えであればお客様の不安はぬぐえません。多くの日本のお客様は、多少高くても信頼でき、安全が保証される日本の漢方薬や健康食品をチョイスされる方が圧倒的に多いと思います。

買い物の流れと手順、納期やかかる費用の目安


EC仙人 太田

通常の日本国内の通販ショップさんとは違い、中国からの直送をするお店ですので、お客様も戸惑われると思います。

まずはトップページにお買い物の流れや手順を説明するページへのリンクバナーを大きく用意しておきましょう!

お届けまでの日数や関税に関しても、個々に別々のページで説明をするのではなく、その1ページにまとめてひと目でわかるようにしておくのが良いでしょう。

商品説明は薬事法に触れない範囲だけではないはず


EC仙人 太田

本来が健康に関するなんらかの有効成分を持った食品類ですので、効果効能に触れては薬事法に抵触してしまいます。それゆえ、真正面から商品説明をすることは難しいのですが、これらの商品を求めるお客様はそもそも、商品の成分や効果効能については十分に理解されていることが多いでしょう。

むしろ、お客様にとっては、他店と何が違うのか? 素材・原料のグレード、成分の比率など、品質にどう違いがあるのか? に関心があるはずです。

そういった説明が見受けられません。もう少しプロショップとして、この辺の知識・情報の充実は欲しいところですね。

質問・お問い合わせこそビジネスチャンス


EC仙人 太田

すでに他の医師や薬局、健康関連の雑誌や書籍などではっきりとした情報や知識を得て、ただ買い物だけをしに来るお客さまだけなら良いのですが…

まだ十分な情報や知識がなく、いろいろと質問しながら買うものを決めて行きたい方も少なくないと思います。

こういう専門店では、お客様からの質問・問合せこそビジネスチャンスです。親切丁寧に説明・対応することで専門店としての信頼感を得られますし、お客様の潜在的なニーズを感じ取ることもできます。

こんな商品もあれば、こんなサービスもあれば嬉しいのに!
それを得るためには、お客様に積極的に質問・問合せをしていただけるように店内のいたるところで、
「ご質問・ご相談大歓迎!」
「お電話はコチラ!」
「メール・FAXでもでお気軽に!」

といった案内をされると良いでしょう。

総評

今回は 専門店としての情報がまだ希薄なのも物足りないところですが、前半に述べましたように、食品を販売するお店としての大前提である安心感・信頼感、自己紹介や経歴などを含めての強みのアピールなどが最優先の改善課題だと思います。

その当たりの基本事項を見直されたら再度、ぜひ一度ご相談にいらしていただければと思います。

今回はここまで!

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。