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植物セラピーalo-alo

お世話になります。
植物セラピーあろあろの今村と申します。
アロマセラピー(植物に関わる商品)を専門にしたショップサイトを立ち上げております。
御社のshopサイトを7年ほど利用させていただいております。
当店は、香りを楽しむことやハーブティーを楽しむアロマセラピーだけではなく、病気にならない体づくりや、介護や福祉に役立てるアイテムとして、アロマセラピーを展開しています。
知識がないながらもデザイン道場やダメ出し道場を参考にし、サイトを構築してきました。
サイトオープン当初は、ネットショップのみの販売でしたが、香りやハーブティーの味をネットで伝えることに難しさを感じ、実店舗を構えアロマセラピーの良さを伝えながらネットショップでも購入ができるように誘導しています。
他のアロマセラピーショップでも取り扱っている商品もありますが、他にはない当店オリジナルの物をメインで販売しておりますので、商品には自信を持っています。
ですが、アクセス数や売上げが思うように伸びず足踏みの状態が続いています。
販売に繋がらない原因が明確にならず、次の展開に進めずにいます。
どのようなことを改善すればいいのか、どのようなサイトがお客様に好まれるのかなど、アドバイスをお願いいたします。
u imamura / 今村 勇

唐突ですが…皆さんの好きな匂いってどんな香りですか?
コーヒーや紅茶の香り…、焼肉や焼き魚、ステーキ、カレーに中華?
はいはい(^^;)美味しそうな料理の香りは誰しもが好きですよね。

オレンジやレモン、桃、パイナップルにぶどうにマンゴーなど、フルーツの香りは美味しさだけじゃなく、リラックスやスッキリ感もあってシャンプーや化粧品なんかにも使われていますね。
そう、食べ物だけじゃなく、お花や草木の香り、動物性の香りも好きだって方もいらっしゃるかもしれません。

なかには愛犬や愛猫の手(足?)の肉球の匂いがタマランっ! って飼い主さんも多いとか(^^;) 僕もその一人です(苦笑)
もちろん恋人や奥様、旦那様の匂い、お父さんやお母さんの匂い、おじいちゃんやおばあちゃんの加齢臭でさえ懐かしくて癒される〜! なんて方もよく聞きますね(^^;)

匂い、香りを感じる「嗅覚」はとてもシンプルで、原始的というか本能的な部分に訴える感覚です。五感の中でも「嗅覚」は脳の古い(原始的な)部分である海馬や扁桃体、視床下部といった情動、意欲、記憶などをつかさどる大脳辺縁系といわれる部分にダイレクトに繋がっているそうです。
つまり、好き嫌い、恐怖、快感、興奮、癒しなど本能的な感覚と直結しやすいということのようです。

とすると…
「視覚」で見た目が悪いからといっても、「聴覚」で歌が下手だからといっても、そこまで嫌われませんが…
「嗅覚」でアンタ臭い! となると、嫌悪の対象になる!? ってことかもしれませんね〜(^^;)

確かにクサイのをガマンするのは一番辛いかもしれませんね。逆にいい匂いのする人やモノ、場所空間はそれだけで心地良く好感を持たれるってことですね! 自分は大丈夫かなぁ…(^^;)

さて今日のお店さんはニオイの中でも植物の香りを楽しむだけでなく、病気の予防や、介護や福祉に役立てるアロマセラピーに特化したお店です。 まだまだインターネットでは香りは届けられませんが、香ってくるようなお店作りができていますでしょうか?

それでは「ダメ出し!道場」第97弾 スタートです!(^-^)

予備知識、先入観なくアクセスすると…!?どんな店??となる


EC仙人 太田

トップページ左上の
「アロマセラピストがお届けするアロマ雑貨やボタニカルハーブ取扱いSHOP。介護予防に活かせるaromaもお伝え致します」
が目に入れば、かろうじてアロマ関連のお店だということはわかるのですが、ページをスクロールしていくと抽象的な表現での説明文に続いて、What's New、セラピストBlog、と文章ばかりが続き…かなりスクロールしてようやくNew Itemで商品写真が目に入ってきます。

要するに、ひと目で、一瞬で、3秒では「何をウリにしたどんな店?」なのかが伝わってこないトップページになってしまっています。
店主の「ただフツーのアロマグッズの店とは一線を画したい!」という思いがあるんだろうと想像はつくのですが…
その思いが端的に伝わってこないのです。

もうオンラインショップの世界では使い古されすぎた暗黙のルールに「3秒ルール」というものがあります。
あ、食べ物を落っことしても3秒以内に拾ったら食べても大丈夫! っていう3秒ルールとは違います(笑)

オンラインショップ(Webサイト)にアクセスしたら3秒以内に何のサイトで、誰に何をさせたいのか? 目的の物や興味を引く物を見つけて3秒以内にクリックさせなければアクセスした人は「戻る」を押して帰っていく…というルールです。

日本でネットが少しずつ普及してきた20世紀末の、まだ回線状況が遅かったころにすでにいわれてたルールですから、光回線でサクサク動く今ならもっと短いかもしれませんね(^^;)

厳密な3秒にこだわる必要はありませんが、要するに「ひと目で、一瞬で、端的に」サイトのウリ、強み、特徴をわからせて、お客様を誘導したいページにスムーズに導かなければならない!
ユーザーは一人でネットにアクセスしている時はかなりせっかち! だということです。
今のトップページではそれが十分にできていません。

私は今回「ダメ出し!道場」のチェックのためにサイト内をあちこち見て回りましたので…貴店のいろいろな特徴が見えてきました。

例えば「特定商取引法表示」ページに「私達に出来る事」という項目があったり、左メニューの中に「香りプロデュース」「植物セラピーとは」「アロマセラピーについて」など、お店の強みや特徴と思われることが分散して書いてあります。

ただ、それぞれを見ても、普通のテキストでダラダラと説明してあるので、よほど貴店に関心があって興味を持ち、かつ時間に余裕のある方でなければ、貴店の強みや特徴を理解するに至らないと思います。

思い切ってチラシやハガキ1枚にまとめるつもりで「alo-alo とは」どんなお店で何が強みなのか? を1ページにまとめてみてください。

その際、重要なキーワードやキャッチコピーは「大見出し」に、主要なキーワードは「小見出し」にしたり、文章だけよりもイラストや写真で一瞬で感じられるものはイメージもぜひ用意してみましょう。

「心呼吸を誘うステキな香り」という素敵なキャッチフレーズを見つけました。
あえて『深呼吸』とせず『心呼吸』としたセンス はぜひ大きなバナー画像にするなど大見出しでキャッチコピーとして使うべきだと思いますよ!

自分たちの当たり前をお客様の当たり前にするな


EC仙人 太田

店主さん、スタッフさんのセンスの良さや詩的な感覚のせいか、商品名や説明などがやや抽象的で、初めてのお客様たちにはわかりにくく伝わりにくい部分がいくつか見受けられます。

例)・商品名 「Happy Birthday [S139]」
http://alo-alo.ocnk.net/product/146
商品名だけ見ても これは何なのか?さっぱりわかりませんよね!
↓↓↓↓↓
「オリジナル精油(エッセンシャルオイル) Happy Birthday [S139]」
とするだけで、品名を見れば この商品は 精油のひとつだとわかりますね。

同じく・P.and.A [S140]
http://alo-alo.ocnk.net/product/160
なども、何のことかさっぱり? ですが、
↓↓↓↓↓
「オリジナル精油(エッセンシャルオイル) P.and.A [S140]」
とすればわかりやすいですね。

またこれらは、検索して見つけてもらう という観点からもマイナスになっていると思われます。多くのお客様が検索するであろう「精油」「エッセンシャルオイル」「アロマオイル」などのキーワードも品名として入れておくと、検索の優先度は高くなると思われます。

また、一般の方は アロマオイル と 精油、エッセンシャルオイルの厳密な定義の違いなどはご存知ない方も少なくないと思います。
アロマオイルで検索される方もいらっしゃる前提で、説明文などの工夫も必要かと思います。
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ボタニカルハーブ
http://alo-alo.ocnk.net/product-list/3

イエローMoon / オリジナルブレンドHerb [H142]
Woman / オリジナルブレンドHerb [H139]
Fruit Herb [H135]

など、すべて「Herb」とだけ書いてありますが、これらはすべてお湯で煎じて飲む、いわゆる「ハーブティー」ですよね?

ハーブティーという表現をなんらかの理由で避けておられるのかもしれませんが、多くのお客様は「ハーブティー」で検索されるでしょうし、いわゆる危険ドラッグの旧呼称である「脱法ハーブ」と誤解されたりせぬように、品名に 「ハーブティー」と加えるのが良いかと思います。

またこれら商品ページを見ても、パッケージや ハーブの写真はあってもハーブティーとして入れた茶の色合いなどは写真がないのでイメージしにくいですし、シズル感の演出としても香り立つハーブティーを想像させるような写真は欲しいところですね。
ガラスのポットや白色の無地のティーカップで開いた茶葉や花、お茶の液色を見せる工夫も欲しいところです。
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・ulu(ウル) [Z109]
http://alo-alo.ocnk.net/product/164

・カバンの中でhanging aroma?ulucle? [Z114]
http://alo-alo.ocnk.net/product/188

先ほどと同様に、品名だけだと何のことやらさっぱり! ですよね(^^;)
沖縄の珊瑚を使った、精油をしみ込ませて香る置物なんですよね!

沖縄のサンゴ礁を守るという店主の思いと、それをアロマグッズに転化したセンスには光るモノを感じるのですが…品名といい、説明文にもどうやって使うのかさえ書いてないのは…ウーン…です。(^^;)

自分の思いが強すぎて、自分の当たり前がお客様にもわかって当たり前! になっていませんか? お客様はわからなくて当たり前! のつもりで写真撮りや説明を作りこまないと、なかなか購入には至らないですよ!

この商品はギフトにもいい商品だと思いますよ〜! 伝わらないのがもったいない! し、ギフト提案などももっと積極的に行いたいところですね!
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・飾ってお洒落、INして吸臭,香るコルク 〜Foppico〜 [Z113]
http://alo-alo.ocnk.net/product/186

これなんかも他では見たことないオリジナリティある商品だと思うのですが…詩のような説明文だけでは、イマイチどう使うのか? わからない。
「お洒落な薬瓶」と書いてあるのに、肝心の薬瓶の全体が写った写真はない…ちゃんとお客様に伝える気ありますか? (^^;)

どんな香りがするのかも不明…。配合精油 P.and.A だけでわかるほど、貴店オリジナルの精油 P.and.Aはまだ認知されていないと思いますよ(^^;)。イジワルでゴメンナサイ!
あらためて、どんな香りなのかこの商品ページ内でわかるように説明するか、面倒クサければ、せめて P.and.A のページにリンクだけでも張っておきましょう。

ちなみに、P.and.A の香りを選んだのは 玄関や靴に 適している香りなのでしょうか?
逆に、他の香りでの 〜Foppico〜 は選べないのでしょうか?
そのあたりもまだまだ展開の可能性がありそうですね!(^-^)
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その他も見ていくと、いろいろとオリジナリティ溢れる商品が埋もれているのですが…
トップページでの特集やセールなどもなく、棚の奥に埋もれた商品たちにスポットライトが当たることがないように見えます。

オンラインショップはただ商品登録をすればお客様が勝手にお店の中を隅々まで巡回して見つけてくれるだろう! なんて思ってはいけません。
商品が増えれば増えるほど、個々の商品が見つけてもらえる確率は低くなるのですから、なんらかの切り口、観点を「特集」という形で作ってクローズアップし、埋もれている商品たちにスポットライトを当てるのが店長の仕事だと思います!

例)春には新入生、新入社員向けに「やる気、意欲の高まる香り特集」とか、バレンタインに「恋愛成就の香り!? 特集」とか…

これは私のほんの思いつきのアイデアでしたが、貴店の強みを生かしたこういった特集は、お店の賑わいの面でも、プロショップとしての提案力としても必要だと思います。

総評

Webでの基本的・基礎的な表現力や演出力不足でお客様に伝わってない、見つけてもらえない買う気にさせていない点が貴店の弱点です。

アロマ業界、アロマ関連商品は市場も大きいですが競争も激しい業種だと思いますが、貴店の商品企画力の個性・強みはポテンシャルが大きいと思います。
またアロマと介護や福祉との結びつけは他には見ないコンセプトで、これも今後の展開が期待できると思います。

リアル店、ビジネスも含め、ぜひ一度、ブレインストーミングに相談会に来ていただければと思います。(^-^)

お隣町でお近くみたいですね! 私も一度寄らせていただこうかな…

また実店舗は年齢層も高いのかもしれませんが、ネットでは今やPCよりスマホに優先度をおく時代になってきています。スマホ対応できていないのはもったいないです。おちゃのこさんに相談の上、スマホ対応はご検討ください。

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。