社長のポジションは“一番下”?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

初夏を思わせる暖かい陽気になったかと思えば、一転して肌寒い雨の日。この時期の気候はジェットコースターのようです。くれぐれも体調管理にはお気をつけください。

数々の「筋書きのないドラマ」を見せてくれた冬季オリンピックの日本選手たちですが、あの興奮も収まり、世間は確定申告のシーズンとなりました。頭を痛めておられる方も少なくないと思います。

世の経営者を悩ませる問題は星の数ほどあって、税金を含めた資金繰りや人材問題、諸経費の高騰など、悩みのない社長さんはこの世に存在しないのではないでしょうか。

そんな経営者の方々にぜひおすすめしたい本を見つけたので、今回はそれをご紹介したいと思います。

『社長はいちばん下にいる』という、かなり逆説的な、それでいて読み進めると納得する内容の本です。

お知らせ おちゃのこネットデザイン作成プランに作成事例を追加

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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

社長はいちばん下にいる

髙橋秀一・著/三省堂書店・創英社・刊

1,760円(紙版・税込)

久しぶりに電子版の存在しない本を紹介します。

じつは私は著者の髙橋秀一氏と面識があります。というのは、私の友人が副業としてスープカレーの店を開店したのですが、そのお店は著者の会社のパートナー店としてオープンしたのでした。

友人はご主人の経営する木工所で経理などを担当していましたが、別の業種での事業展開を考え、自分が昔から好きだったスープカレーの店をやりたいと考えたのです。友人の住むエリアにはスープカレーのお店がありませんでしたから、稀少性で可能性が高いと踏んでいたのです。

しかし、友人には飲食事業の経験がなく、指導してくれるパートナー会社が必要でした。どこかないかと探していて、偶然出会ったのが著者の会社ハイブリッジ・ジャパンでした。

そして著者や息子さんの熱心な指導のもとで研修を受けながら開店計画を進め、昨年ついに念願の店舗をオープンさせることができました。新築の店舗には、木工のプロであるご主人の技術とアイデアが存分に生かされました。

私は開店祝いに駆けつけ、そこで著者と会っていろいろな話をしました。廃業寸前にまで追い込まれた話、大ピンチを徹底した自己改革と現場改善で乗り越えた話、V字回復してパートナー店を含めて国内31店舗にまで業容を拡大した話。何より感動的だったのが「スープカレーを日本の食文化にする」という揺るぎないビジョンでした。

「この人の話は、いずれ本にできるな」と思っていたのですが、私の予想よりも早く本書が世に出ていました。教えてくれたのは、開業以来大繁盛が続いている友人です。一読して、これは「おちゃのこ通信」の読者に知らせなければと思いました。

以上が前置きとなりますが、このコーナーで本書を取り上げたのは、著者が知り合いだからではありません。まったく無関係にこの本と出会っていても、ここで紹介することになっただろうと思います。本書は日本に星の数ほどいる中小零細企業の経営者すべてにぜひ読んでほしい一冊です。

タイトルの「社長はいちばん下にいる」は、別に奇をてらった題名ではありません。「自分が一番上」と思い込んでいた髙橋社長が、廃業寸前の苦境で悪戦苦闘しながら掴み取った考え方です。

表紙には、よくある組織のピラミッド図をさかさまにしたものが描かれています。逆三角形の一番上が「お客様」、真ん中が「社員」、一番下が「社長」です。それまでの組織図を反対にしてみたら、自分がいかにそれまで傲慢で自分勝手であったかが見えてきた、という話です。

表紙の帯には「経営者はまず、『一番やりたくないこと』から始めよ」とあります。経営者でなくても、人は「やりたくないこと」から逃げようとします。やるとしても、後のほうで、できれば最後にしたいと考えます。

でも、その考え方が会社の苦境を招いていたとしたら、どうでしょうか。「やりたくないこと」をいつも後回しにする社長を見ている社員は、必ずまねをします。社長が見本を見せているのだから、自分もいやなことをする必要はないと考えるからです。

社長以下、社員の多くがやりたくないことを後回しにするような会社が成長するでしょうか。言葉にすると簡単なことですが、経営者が自分のわがままに気づき、それを自力で克服しなければ、そのようなクセは直せません。そして、次第に会社全体を蝕んでいきます。

表紙の上には「Change the CEO, Change the company」というコピーがあります。「社長が変われば、会社は変わる」という意味です。

本書には50項目の「著者の気づき」が載せられています。苦境の中にあって、先輩経営者や仲間たちから教えられたこと、それを実際にやってみて自分が変わったことが順不同で出てきます。以下、拾い出して紹介していきましょう。

最初の項目「経営者こそ、師匠をもて」は、自分を正直にさらけ出し、相手からのアドバイスを真摯に聞くことの大切さを語っています。

著者はある経営者団体の勉強会に通っていましたが、そこで出会った先輩経営者たちとは、世間話や雑談をする程度でした。自分の弱みを見せるのがいやだったからです。

しかし自分の会社がいよいよ危なくなるとそんなことも言っていられなくなり、半ばやけくそで先輩経営者の一人に「どうしてうまくいかないんでしょうね」と愚痴をこぼしたのです。

するとその先輩は「だってこうじゃないか。うまくいかなくて当たり前だよ。もっとこうしなくちゃ」と即座にアドバイスをくれました。著者はそのアドバイスの的確さに驚きました。

そこで気づいたことは、その先輩とは以前からお付き合いしていて、何度も話をする機会があったのに、自分から教えてもらうという態度を取らなかったために、宝の山を素通りしていたということでした。

良い師匠を持つには、自分に「教わる姿勢」「聞く態度」が備わっていなければなりません。「みっともないところを見せたくない」「誰にも知られずに問題を解決したい」と思っているうちは、師匠を持つことはできません。

次の項目は「コップのサイズをほんの少し大きくするだけで、水はこぼれなくなる」です。これは経営者自身の人間としての器を大きくすることで、苦難が乗り越えられるという話です。

著者は事業を始めてから1年後に、廃業を覚悟する事態に直面しました。思うように売上が伸びず、損失が膨らむばかりで運転資金が底をついてしまったからです。ついには親戚中から借金をして従業員の給料を払う状態になってしまいました。

その状況を見た先輩が「髙橋君、君が今やるべきことは、ちょっとだけでもいいから、コップのサイズを大きくすることだよ」と言いました。ギリギリの大きさのコップで水をかき回しているから、十分にかき回すことができず、水がこぼれそうになっているというのです。

多くの経営者は、こんな状態の時は急場をしのぐための資金を援助してもらうことを考えがちです。「コップの水」の話なんか、どうでもいいと思うはずです。

でも著者は違いました。半信半疑ながら、その先輩の言葉に従って自分の器を大きくする努力をしたのです。何をしたかは本書をお読みいただきたいのですが、その結果、少しずつですが著者を取り巻く状況が変化し、100日後に苦境を脱することができました。

次の項目は、「まず取り組まなくてはならないのは、『いちばんやりたいこと』ではなく、『いちばんやりたくないこと』」です。これは先ほど紹介した帯コピーの内容ですね。

著者は経営者の勉強会で知り合った先輩から「今いちばんやりたくないことは何?」と聞かれます。それに対して「早起きですね。昔から早起きは苦手なんです」と答えた著者に先輩が命じたのは、早朝勉強会への100日間の連続参加でした。

最初は意地悪を言われたと思った著者でしたが、半信半疑で取り組んでいるうちに、「やりたくないこと」が単なるわがままであることに気づきました。

その頃の著者は会社がどん底であり、できることは何でもしなければならない状態だったのにもかかわらず、心の中で「やりたくないことはやらない」と決めていたのです。その甘い考えを、先輩は見透かしていたのでした。

経営者は毎日が判断の連続です。「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を瞬時に見分け、決断しなければなりません。しかし、そこに自分のわがまま、甘えが忍び込んでいると、判断がぶれてしまいます。だからこそ、判断すべき対象からわがままに起因する要素を取り除く必要があるわけです。

次の「目指すは『かっこいい大人』」は、その続きです。

早朝勉強会への連続100日参加を決意した著者は、3時半に起きて5時からの勉強会に参加すべく、会場のドアを開けました。すると、そこには先の先輩を含めて5人の先輩たちが待っていました。

「髙橋君、待っていたよ」
「君なら必ず来ると思っていた」
「大丈夫、君ならできる。くじけずに頑張るんだ」
と口々に応援の言葉をかけてくれました。

事業が軌道に乗り、無理して早起きをする必要などない先輩たちが、著者のために早起きして、著者よりも早く会場入りして待っていてくれたのです。もし著者が早起きに失敗すれば、まったくの無駄な行為になるにもかかわらず。

そのことに気づいた著者は、その場で人目があるにもかかわらず、大号泣しました。

今まで自分のまわりにいる人から「大変だね」「頑張ってね」と言われても、「どうせみんな口先だけだ。自分が何とかするしかないんだ」と著者は思っていました。でもその先輩たちは違いました。無駄になるかもしれないのに、自分のために早起きして行動してくれました。著者はそんな先輩たちのような「かっこいい大人」になる、と心に誓ったのでした。

次の項目は「ベクトルを自分に向ける」です。

苦境に陥ったころの著者は、事業がうまくいかない理由をすべて他者のせいにしていました。売上が思ったように伸びない理由を「立地のせい」や「満足に働かない従業員のせい」にし、赤字が増えた原因である物産展への出店を「詐欺にあったようなものだ」と考えていました。

しかしある時、その考え方がおかしいと気づいたのです。それまでの自分が、さまざまな問題の原因を全部他者に押しつけようとしていたのだ、と。

立地条件が悪いのは事実でも、そこに出店を決めたのは自分です。従業員が満足に働いてくれないのは、自分の教育や指導がうまくいっていないからです。物産展への出店が失敗に終わったのは事実ですが、出店を決める前にちゃんとリサーチすれば結果は違ったかもしれません。

他者のせいにしていたのは、自分の至らなさに目を向けたくなくて自分を誤魔化していた結果でした。誰かの悪口を言う暇があったら、自分に何が足りなかったのかを真剣に見つめるべきだったのです。

自分の失敗を認めるのには勇気が必要です。しかし、その勇気を持つことこそが逆境を乗り越え、経営者としての成長を得るために必要なことなのだ。著者はそれに気づき、それまで外に向いていたベクトルを自分に向け直したのでした。

「苦しいときこそ、社員のためにお金を使う」という項目は、著者の会社がどん底を抜け出して、少し上向き始めた時の話です。

ある時、著者は従業員たちが沖縄旅行のことを話しているのを耳にしました。その中の一人の友達が、会社の慰安旅行で沖縄に行くというのです。みんなが羨ましがっている様子を見て、著者は沖縄旅行を決意しました。

本当のことを言えば、まだ会社にはそんな余裕はなく、店を休んで沖縄に行くことは無謀にも思えました。しかし、社員たちは大喜びでした。著者の会社のある北海道の人にとって、南国・沖縄は憧れの地だったからです。

50万円かけて2泊3日の沖縄旅行を実施した結果、社員たちのモチベーションは最高潮になりました。そしてその旅行の1年後に売上は倍増。翌年も沖縄に旅行に行くことになりました。以来、著者の会社で社員旅行は毎年の恒例行事となっています。

「気が進まない人のところにも『500万円くれる』と思ったら行ける」という項目は、何となく苦手な相手との面談の時に役立つ考え方です。

会って話をしなければならないのに、何となく気が進まない相手というのは、誰にでもいるでしょう。著者にもそんな人がいました。その話をすると、ある先輩が「その人が行けば500万円くれると言ったらどうする?」と聞きました。

著者は「もちろん、行きます!」と答えました。すると先輩は「じゃあ、そう言われたつもりになって訪ねて行ってごらん」と言います。

「そんなばかな」と思いながらも著者が実行してみると、苦手に思っていた相手が「遠いところを、わざわざ来てくれたのか!」と喜んでくれて、関係が一気に改善されました。

このことで著者が気づいたのは、「苦手だと思っていたのは自分が勝手に思い込んでいただけなのではないか」ということです。単にタイミングの悪いことが重なっていただけなのかもしれません。

それ以来、著者は気が乗らないこと、何となくいやだと思うことについては、「行けば500万円もらえるぞ」と自分に言い聞かせるようにしているそうです。

著者の会社が上り調子になると、いろいろな話が舞い込んできます。ある時、著者の元に面識のある元プロ野球選手から「個人事務所を立ち上げるのでマネジメントをお願いしたい」という話が来ました。

著者は野球経験者なので、この話に舞い上がってしまいました。経験を生かし、会社を飛躍させるチャンスだと思ったからです。

しかし、著者が師匠と仰ぐ先輩の反応は違いました。「お前は、何番目に声を掛けられたのだろうな?」と言うのです。その瞬間、舞い上がっていた気持ちがいっぺんに冷めました。

確かに、その元プロ野球選手ほどの有名人なら、まわりにいろいろな人がいるはずです。普通なら、身近な人から順に声を掛けるはずで、何回か会っただけの札幌でスープカレーをやっている社長に話を持ってきたということは、すでに何人もの人に断られているのに違いありません。

先輩はさらにこう言いました。「お前、1億円持っているか? 1億円あれば、その個人事務所がうまくいかなくなっても、本業に影響が出ることはないだろう。1億円ないのであれば、失敗したときに本業まで失うことになるぞ。その話に乗るのはやめておけ」

聞けばその先輩は過去に趣味で中華料理店を開業し、毎月300万円の赤字を3年間続けてあきらめたことがあったそうです。それが「1億円」の根拠でした。後で知ったことですが、その元プロ野球選手は、テレビ局などであまり評判のよくない人だったそうです。先輩のアドバイスがなければ、今の事業は失っていたかもしれないと著者は言います。

まだまだ全体のごく一部しか紹介できていませんが、ここまで読んで興味を持ったら、ぜひ本書を手に取ってみてください。損はしないと思います。



 

EC仙人のダメ出し!道場

 

EC仙人
太田哲生

雨~~~~っ! \( ^o^)/
西日本~太平洋側は待ちに待った雨でーす!

乾燥して干上がっていた田畑や河川や貯水池をよく目にしていたので、この冬の少雨を心配しておりましたが、池やダム湖、川や田畑の用水路もようやく潤いを取り戻しつつあり、まずはほっと一息です。

さて、雨が降ると星空が見えなくなるのはちょっとだけ寂しいですが、雲が晴れれば星々は変わらず輝いています!
晴れていれば冬は特に星がキレイに見えます。
たまにスーッと動く光はひょっとしてUFO?
いやいや、おそらく人工衛星ですねー(^^;)

そういえば、ドラマや映画にもなったハヤブサプロジェクト。
遠く離れた小惑星に行って、表面の石や砂のサンプルを採取してきた小惑星探査機ハヤブサ。あの時の小惑星の名前を皆さんは覚えていますか?

そう 「イトカワ」です!

この「イトカワ」の名前の由来となった人物が、航空宇宙工学者の糸川英雄博士です。
糸川博士は日本のロケット開発や宇宙開発を先導し、「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれる偉大な方ですが、彼は、実は現代の私たちもよく使う馴染み深いある言葉を1974年頃から日本で最初に使い始めたのだとか。

その言葉とは…

「リサイクル」です。

彼の名言にこんな言葉があるのだとか。

「ゴミとは、捨て場所を間違えた資源のことである」

例えば、使い終わった空き缶も、道端に落ちていれば「ゴミ」ですが、工場に持っていけば立派な「金属資源」になります。
つまり、捨てられたものが悪いのではなく、「社会の仕組み(システム)が、ものを正しい場所に運べていないこと」が問題だと考えたのです。

宇宙船の中では水も空気も限られていて、外から持ってくることはできません。
出したものは例え排泄物に含まれる水分でさえ、すべて「リサイクル」して循環させないと宇宙飛行士は生きていけません。

糸川博士は、「地球も巨大な宇宙船(宇宙船地球号)だ」と考え、宇宙ロケットで培った「限られた資源を効率よく再利用する」ことを、早くからそのまま地球の環境問題にもあてはめて考えた方なのです。

今では、ペットボトル、ビンや缶などのリサイクル、古いスマホや家電から金やレアメタルを取り出すことを「都市鉱山」と呼んだりして「リサイクル」は当たり前になっていますが、糸川博士は数十年も前からその重要性を説いていたんですね。

一見、ゴミとなってバラバラに散らばった資源をどう集め、どう再生するか。博士はこの「仕組みづくり」こそが、科学者が取り組むべき最大の課題だと情熱を注いでいました。

でも、高度な技術や設備を考え生み出す科学者や工業界だけでなく、実は日本には江戸時代以前の古くから、古着や古紙、鉄くず、金物などの再生、再利用、かまどの灰や屎尿まで回収して肥料や火薬の原料にするなど、リサイクル、リユースする知恵とそれを商売=ビジネスにする意欲と行動力が既にあったのです。

「もったいない」と、物を大切に使う精神性。元々資源の少ない国土で生きてきたからこそのリサイクルの考え方や行動は、私たち日本人のDNAに組み込まれたものかも知れませんね!?

「リサイクル」は、現代の経済的に見ても新たなGDP(国内総生産)を生み出します。ゼロから物を製造・生産することだけでなく、リサイクルという新たな付加価値を加えて生み出されるGDPは、ただ資源を費やして物を製造し使い捨てにするよりも遥かにレベルの高い経済活動です。

例えば、捨てられてゴミとなれば0円だった服も、リサイクル業者が300円で買い取りし、整理、修理、清掃などして展示し包装するなどして「価値が付加」されることで1000円で販売されれば、1000円のGDPが生まれるわけです。(内訳:売却者300円+リサイクル業者利益700円)

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さて、今回のお店は、そんなタンスに眠る「資源」からGDPを生み出す!? 京都府は木津川市の「リサイクル」の専門店です。

どんなお店でしょうか?
「ダメ出し!道場」始まり始まり~!

ダメ出し!依頼ショップ
てんとうむし

ショップ名 :
リサイクルショップ てんとうむし

サイトURL:
https://tentoumusi.ocnk.net/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

長年お世話になっております! リサイクルショップてんとうむしです。
1999年から運営しているわりにはまったく集客もできておらず、いろいろなプラットフォームの台頭により顧客離れが激しくなったと思っています。
すべての業務を一人で行っているため、いろいろなことに手がまわらない状況でもあり、経費をかければいろいろなことが解決すると思うのですが、できる限りは自分でSEOなど行いたいと頑張ってきました。
買取の依頼はどんどん来ますので、売る方のサイクルを循環させ、なんとか今の状況から抜け出したく、このたび「ダメ出し!道場」に応募してみようと思いました。よろしくお願いいたします!

第一印象:これといって特長のないリサイクルショップ

パッと見、カジュアル系の比較的安価な服が中心の、これといって特長のないリサイクルショップというのが第一印象です。

「京都府公安委員会」の文字で、京都のお店なのね。
「小さいサイズ、大きいサイズ、レディース、キッズ、メンズ、家庭用品のリサイクルショップ」であれこれ何でもあるけど。
逆に「これ!」といった強みや特長はないお店なのかなぁ。
と見えます。

トップページの看板画像や上部の大きな画像は、ごちゃごちゃとヤマトやPayPayやLINEのロゴマーク、黒いトラックに送料無料のマーク、「宅配買取」「当日発送」「SS~10L」「サイズが豊富なリサイクルショップ」など、やたらと多くの色や、違う種類のフォントが多用され、文字も密で欲張り過ぎて要点も定まらず、これといったキャッチコピーも見当たりません。

とにかくごちゃごちゃと雑多な印象です。

「リサイクルショップ」という商売の性質上、あれこれなんでも扱うのは当たり前で仕方のないことかもしれませんが、リアルの社会でも、どこの街にも大手チェーン店をはじめ「リサイクルショップ」があふれる昨今。「これ!」といって特長の感じられないお店では、売る方も買う方も、どこでも大差ないだろう、あえてこの店にしてみよう、とは思われにくい現状トップページの印象です。

インタビューでわかったこと、気づいた点

いつものように、店主の平井真由美さんにお電話でインタビューさせていただきました。

お店(商売)の始まりは、1999年頃、まだリサイクルショップも、リアルでもネットでもそんなにない時代、ご自宅の不用品をネットで売ってみようと独学でホームページを作って掲示板などに書き込んで販売を開始されたところ、ぼちぼちと売れ始めると、お友達から「私のも売って!」と依頼され、正式に第三者の物を売るとなると地元の公安委員会で「古物商許可」が必要だと知り、申請許可取得。

せっかく取ったのならと、委託販売、買取を始めて商品を増やしていきましたが、手作りのホームページではだんだんと商品ページ管理が煩雑になってきたので、何か良いシステムはないかと探し、おちゃのこネットに出会って、出店。

その後はYahooショッピング、ヤフオク、メルカリと広げていきましたが、ネットでのライバルも増え、リアルでもリサイクルショップは大手店が増えてきて苦戦中とのこと。

20年以上の業歴で買取でも販売でもリピーターも多く、ある程度の安定はありますが、競合業者の増加や市場の変化で客離れなど危機感も感じておられるとのこと。

一方で、買取価格の高さ、商品の品質の良さでは「他店よりかなり高く買ってもらえる!」「思っていたより遥かに商品の質・状態が良い!」と顧客の満足度が高いとの自信もおありのようです。

平井さんは商売とは別に、ピアノがお好きで、ピアノYoutuber という一面もお持ちの方。YoutubeやInstagramでもピアノ演奏動画をアップされておられます。

https://www.youtube.com/@tentoumusi88

「とにかく楽譜読みが好きで、楽譜さえあればとりあえず何でも弾きます」とのこと。Youtubeには375本もの演奏動画がアップされています。

インタビュー時の会話から、強みであるピアノ演奏を活かして、今後ピアノの中古楽譜の買取・販売も検討してもよいかもとの話も出ました。(期待)

具体的なダメ出し&改善策

まずはトップページ第一印象の改善。

リサイクルショップとはいえ、「服」というファッションの品が主力のお店なので、「センスの良さ」が問われます。
ごちゃついた「ダサい」バナーや看板画像はマイナス印象に繋がります。

20年以上も、なんでも独学でこなしてこられた店長さんなので、何でもできてしまうから、つい自分でデザインして作ってしまっていますが、バナーなどのデザインはやはりプロのデザイナーの力を借りて、 デザインクオリティの高いもので印象を良く、強みや特長を伝えるように改善しましょう。

そして、その前にこれを機会に、まずは「てんとうむし」の強みや特長は何なのか? どんな点が多くのリピーターのお客様方に評価され満足させているのか? どこが、他のリサイクルショップとは異なる点なのか? ファーストインプレッションで数秒で感じられるようなキャッチコピーやフレーズを考えてアピールしましょう。

例)
当店の買取・販売方針

「大手のように「まとめて買い叩く!」などはいたしません! 1点ずつ丁寧に査定します!」

「ブランド品でもキズ物、汚れ物、不良品は買取しません」

「ノーブランドやファストファッションでも良品なら高く買取ります」

「出荷前には再度1点ずつ検品し、丁寧に梱包して発送します!」

など、方針や姿勢は明言、明記してアピールしましょう!

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「宅配買取について」のページのリニューアルを提案します。
https://tentoumusi.ocnk.net/page/1

だいぶ長い間この形から更新されていないように思います。
リサイクル業にとって買取の案内ページは重要度が高いページです。
今一度見直して、他店との違い、強み、特徴、注意点、そして「このお店に買取相談してみよう! 物を送ってみよう!」と背中を押すような「呼びかけ」「声掛け」を大きく掲載しておきましょう。

例)
大手リサイクルショップの買取額の低さにガッカリされた方!
妥協する前に、ぜひ「てんとうむし」にご相談ください!
想像以上の買い取り額に納得!
高い家賃も大勢の人件費も派手な宣伝費もかかってないから、良い品はその分高く買い取ります!
良い品も、傷モノもまとめて一律安値で買い叩く大手業者にウンザリされた方はぜひ当店へ! 良い品だけを扱うから1点ずつ丁寧に査定し、高価買取します!
↑↑↑↑↑
など、キャッチコピーとお客様への呼びかけをしつつ、初見のお客様にお店の特徴を理解させるようにしましょう。

また、このページは情報が画像で作られており、赤い「買取のお申込み・お問合せ」部分がPCからはクリックできますが、スマホからはクリックできません。
スマホユーザーは申し込みしたくてもできなくて、ここで逃げていっている方も少なくないかもしれません。

画像では住所もコピペできないので送付時に不便です。
すべてテキストで説明を作り直しましょう。(内容も分かりやすく)

上部の左「送るだけ!宅配買取」と上部右の「送るだけ委託受付」の情報が、それぞれ下部のどこに書かれているのか? 混同、混乱します。
「委託手数料は一律40%です」も、何の40%なのかが不明です。すぐ下に定価15000円の例があるので、「定価の40%?」と誤解されかねません。

また委託は、希望販売価格を指定できるのか、それとも販売価格はお任せなのかなども不明です。「買取」と「委託」とを分けて、それぞれ分かりやすく説明しましょう。

twitterが X になってもう2年以上経ちました。古臭く感じますので、twitterの古いロゴは Xに更新しましょう。

できれば LINE、Facebook、Instagram のロゴマークも、現状の画質が悪く、印象悪く見えていますので、キレイなものに更新しましょう。

下部に住所表記もないただの地図が掲載されていますが、住宅街の箇所が表示されているだけなのは不安を与えこそすれ、実店舗もなく来店を促すわけでもないので不要だと思います。
送付先住所だけコピペできるようにテキストで大きく掲載しておけばよいと思います。

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洋服のサムネイル画像(撮影、ディスプレイ、表記)の改善提案

多くのブランドや多様なサイズを1点のみで扱うリサイクルショップにおいては、1点ずつすべての商品をクリックして商品ページに確認しにいくのは面倒くさくしんどいです。

一覧ページで多くの商品をズラッと眺めながら自分の興味に合うものがあったらクリックして商品ページに行って詳細を確認し、また一覧に戻って次の気になる商品を見つけるという行動パターンになると思います。

つまり、一覧ページでの概要情報でどこまで分かりやすくするかがとても重要です。例えば、XLサイズのブラウスを探しているお客様が下記、ブラウスのカテゴリー一覧を見ても、
https://tentoumusi.ocnk.net/product-list/332

一部はサムネイル画像にサイズ表記がありますが、多くはクリックして商品ページに行くまでサイズも分かりません。

すべてにサイズ表記があれば、無駄にクリックすることなく XLサイズだけを見て回れます。ブランド名とサイズだけでもすべてのサムネイル画像に掲載するようにしましょう。

また、良質な品ばかりのてんとうむしさんなので、サムネイルにも商品の状態ランク「S」「AA」「A」「B」などを掲載されれば、ほとんどがかなり良い状態であることをひと目で理解してもらえ、お店の品質、レベルの高さを初見のお客さまにも瞬時に認識していただけると思います。リサイクルショップにしては高めの売価設定も理解してもらいやすくなるのではないでしょうか。

「クオリティの高いリサイクル品のてんとうむし」という付加価値をしっかりと浸透させましょう。

また、商品撮影について、例えば下記など
https://tentoumusi.ocnk.net/product/55619
https://tentoumusi.ocnk.net/product/55893
https://tentoumusi.ocnk.net/product/55602

畳みシワや上からの照明による影でヨレ感を感じます。
撮影前にスチーマーやアイロンなどでシワを直してトルソーに着せて、また照明ライトは天井からだけでなく、正面両サイドから当てて、どんよりとした影ができないように撮影しましょう。

(てんとうむしさんは出荷の際はスチーマーなどでシワを伸ばし良い状態で発送、納品されているそうで、満足度の高さに繋がっているようですが、展示でもシワがなければ購入率がアップするはずです!)

1点ずつは大して気にならなくても、こうしたヨレっとしたサムネイルがずらっと並ぶと、お店が全体的に雑で汚いお店に見えてしまいます。

「リサイクル品だからこんなもんか」と低い水準で見られてはもったいないです! せっかく良品に絞って買取されているのですから、新品がブランド直営店にディスプレイされているのと変わらないように撮影・展示するよう心がけましょう!

60点
強みを作って同業他社に差別化を!
総評

開業当初は、大きいサイズを品揃え厚くして、大きいサイズに強い店として好調だったそうですが、商品が増えていき、服のサイズも幅広くなり、また、ついでにこれも! と買取品に同梱される服以外のアイテムも増え、買取リピーターさんへのサービスレベルの維持のためにも買取するので、家庭用品、介護用品、健康食品など商品も多様化、在庫も膨らんでしまっているようです。

いたしかたない面は理解できますが、販売側から見ると、だんだんと特徴のない何でも屋に見えてきてしまっているとも思えます。

例えば、お店の強み・特長には反するそうした介護用品や食品などは買取量や金額をできるだけ下げたり、買い取っても売り場は別に設けて(メルカリやヤフオクの個人アカウント)で安価でも早めに現金化してキャッシュフローを良くしていくことが望ましいでしょう。

大手リサイクルショップが全国的にたくさんできた昨今、彼らと決定的に差別化を図り、強みや特長を作っていかないと、買取・販売ともに生き残りが難しくなっていくと思います。

長くやっていくと、ついつい、あれもこれもと欲張って買取、取り扱い、掲載していってしまっていると思いますが、ここらで一度立ち止まって、あきらめるジャンル、切り捨てるジャンル、利益率の低い効率の悪い商品をやめる勇気も必要ではないでしょうか?

また逆に、服とはまったく違いますが、平井さん個人の趣味と知識、経験の強みであるピアノを活かして、中古のピアノ楽譜の買取・販売は前向きに検討されてもよいと思います。

市場に多い、クラシックやスタンダードの楽譜はさておき、その時々の流行のJ-POP、歌謡曲、ヒット曲の楽譜は絶版になっているものが多いでしょうし、希少性が高いですが、昭和世代の家の書棚や倉庫に眠っているものも少なくないと思います。

親が亡くなり実家の遺品整理や実家じまいで出てくることも多いかと思いますが、多くは処分されたり、二束三文で古本屋に買い叩かれています。

特定のジャンルの楽譜に特化して仕入れていけば、てんとうむしさんの「強み」として新たな客層を呼び寄せられるのではないでしょうか。昭和歌謡ブームや海外での日本のシティポップブームもある昨今ですので、検討の価値はあると思います。

その他、洋裁用の生地の半端寸法 などは徐々に取り扱いが増えているようで、今後の強みとなるのではと期待されるところです。
https://tentoumusi.ocnk.net/product-list/340

これも一覧の時点でサイズがわかるようにサムネイル上に記載するよう工夫していきましょう。

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認知、集客手段としては Instagram、Facebook を中心とする SNSで短い動画を使って、お店の強みや特長をアピールするような情報発信を増やしていくことでしょう。1点物で単価がそれほど高くないお店なので、有料の広告では採算が取れにくいと思います。SNSでの話題作り、注目度アップを心掛けて投稿を増やしていきましょう。

「#リサイクル品で〇〇コーデ組んでみた」などシリーズ化していくと、徐々にフォロワーが増えていくかもしれません。

「付加価値」を付けてこその「リサイクル」ショップ!
ぜひ初心・原点に返って差別化に励んでみてください!

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今後また、アイデア不足やあれこれ悩んでしまった際にはお気軽にご相談ください。

読者の皆様もあれこれ悩まれた際にはお気軽にご相談ください。
「ダメ出し!道場」は 目からウロコを落として発想の転換をしていただける企画です!

どうしてもメルマガには出たくないお店には、個別のお電話ダメ出しも行っています。「ダメ出し見ました」の件名でお気軽にご相談ください!

以上。「ダメ出し!道場」でした!



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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。
おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、前回、前々回とご紹介した新着/おすすめアイコンを画像左上に配置するカスタムパーツのアイコン文言を変更する方法をご紹介します。






スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願いします。

商品一覧用:ocnk48~ocnk50
商品詳細用:ocnk51~ocnk53
設定されているカスタムパーツによって、番号は異なりますが、下記指定で一括で設定いただいて問題ありません。

※ご注意事項
"入荷" 、 "人気"のダブルコーテーションは残し、文言のみを変更してください。
●背景画像の横幅に制限がありますので、長い文言に変更された場合は、表示が崩れます。
全角4文字、半角英字6文字までにされることを推奨します。


/* 商品一覧用 */
body #container {
--ocnk048-label-new-text: "入荷";
--ocnk049-label-new-text: "入荷";
--ocnk050-label-new-text: "入荷";
--ocnk048-label-pickup-text: "人気";
--ocnk049-label-pickup-text: "人気";
--ocnk050-label-pickup-text: "人気";
}
/* 商品詳細用 */
body #container {
--ocnk051-label-new-text: "入荷";
--ocnk052-label-new-text: "入荷";
--ocnk053-label-new-text: "入荷";
--ocnk051-label-pickup-text: "人気";
--ocnk052-label-pickup-text: "人気";
--ocnk053-label-pickup-text: "人気";
}

 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

少し暖かくなった日に、2日続けて散歩に出かけました。寒い間は屋内に閉じこもっていたので、久しぶりに体を動かそうと思ったのです。すると、上り坂の苦しいこと。少しでもいいから毎日体を動かすことが大切だと思い知りました。
(おちゃのこ山崎)

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