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キャラクタービジネス、やってますか?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

全国的に春真っ盛の季節となりましたが、まだ朝晩は冷え込む日も多いですね。相変わらず花粉も飛んでいて、心から春を満喫する気分にはなかなかなれません。

中東ではアメリカとイランの間で2週間の停戦が成立したようで、少しは平和への進展があったようですが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。

アメリカでは大リーグ、日本でもプロ野球が開幕し、野球ファンにとっては楽しみな季節となりました。ヤクルトスワローズの「つば九郎」が新スタッフで再登場というニュースも話題です。またあの筆談による“毒舌”が見られるのでしょうか。

今ではプロ野球の各チームにマスコットがいて、球場では欠かせない存在になっています。しかし考えてみると、「なぜ企業やチームはキャラクターを持つのか?」という問いは、意外と深く考えられていません。

現在のような「人格を持つマスコット」として定着した代表例はヤクルトの「つば九郎」でしょう。

かつてはチームの「顔」といえばスター選手でしたが、今ではマスコットキャラクターもその一翼を担っています。チームの人気を支え、場合によっては成績以上の集客力を持つ存在になっています。

というわけで、今回のオススメ参考書では、企業のキャラクターマーケティングを体系的に解説した本を取り上げます。

お知らせ 画像にアニメーションを追加するカスタムパーツが新登場

画像にアニメーション
ショップのデザインを簡単にカスタマイズできる「カスタムパーツ」に、新たに以下9種類のパーツが加わりました。

◯ 追加されたカスタムパーツ
・商品/記事一覧の画像を左から右に表示する
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・商品/記事詳細ページの画像をズームアウト表示する
・トップ画像を左から右に表示する
・トップ画像をフェードイン表示する
・トップ画像をズームアウト表示する

 ◯ 設定方法
管理画面の「デザイン管理」>「カスタムパーツ」 からご利用いただけます。

対象の画像が最初に表示される際に、選択したアニメーションが再生されます。
ショップ表示に動きをつけることができますので、是非ご活用ください!

カスタムパーツについては、以下のFAQをご確認ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1753

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

強いブランドをつくる キャラクターマーケティングの新しい教科書

山本達也・糸乘健太郎・著/翔泳社

2,156円(キンドル版・税込)/2,200円(紙版・税込)

著者二人は同期入社の電通社員で、共通ポイントサービス「Ponta」のキャラクター「ポンタ」、テレビ東京のキャラクター「ナナナ」を立ち上げた人物です。現場でキャラクターマーケティングに携わり、しかも自ら生みだしたキャラクターが広く認知されていることから、本書では具体的な事例が豊富に紹介されています。

企業キャラクターの歴史をたどると、ミシュランの「ビバンダム」に行き当たります。1898年の登場ですから、すでに130年近い歴史があります。当時のキャラクターはロゴの延長線上にあり、人格を持たない象徴的な存在でした。

それがマスコットとして広がったのが、テレビ広告が普及した1950~1980年代です。不二家の「ペコちゃん」やケロッグの「トニー・ザ・タイガー」が代表例です。

さらに進化した現在では、企業キャラクターはユーザーと企業の「接点そのもの」になっています。キャラクタービジネスはIPとして確立され、ポケモンやキティ、ミッフィーなどは世界的な存在となりました。

こうした背景を踏まえて本書の「はじめに」を読むと、その立ち位置が非常によく理解できます。ごく簡単にまとめると、こうなります。
「日本はキャラクター大国だが、これまで企業はそれを戦略として扱ってこなかった。これからはキャラクターをロジカルに設計・運用する必要がある」

この主張に異議を唱える人は少ないでしょう。日本人は子供から大人までキャラクター好きで、行政、企業、地域のあらゆる領域にキャラクターが存在しています。

行政分野では「ゆるキャラ」ブームが広がり、熊本県の「くまモン」はその代表例です。デザインを原則無料開放することで爆発的に普及し、関連商品の年間売上金額は数千億円にのぼります。

そのほかにも、彦根市の「ひこにゃん」、今治市の「バリィさん」、深谷市の「ふっかちゃん」など、数多くの成功例があります。

企業キャラクターに目を向けると、やはりディズニーの「ミッキーマウス」が筆頭に挙げられるでしょう。マクドナルドの「ドナルド」、不二家の「ペコちゃん」なども広く知られています。

日本のキャラクター市場は数兆円規模といわれ、LINEスタンプなどを見ても、日常生活の隅々まで浸透しています。キャラクターはすでに文化であり、生活インフラといっても過言ではありません。

しかし著者たちはここで重要な問題提起を行います。
「日本の企業はキャラクターを戦略として扱ってこなかった」

実際のところ、企業におけるキャラクターの扱いは次のようなものが多かったのではないでしょうか。
「なんとなく作る」
「かわいいから使う」
「広告の空きスペース埋め」
「現場ノリで運用」

つまり、そこには目的も設計も検証もありませんでした。また、「キャラクターは子供向けのもの」という誤解もあり、企業内部でロジカルに語られる対象ではなかったのです。

しかし、時代は変わりました。
AIの進化によってキャラクターの制作は容易になり、今後はその数が爆発的に増えていきます。一方でデジタル社会の進展により、キャラクターと消費者の接点は増え続けています。

結果として「作っただけ」のキャラクターは簡単に埋没してしまう時代になりました。

そこで必要となるのが、
「課題に基づく設計」
「ターゲットに沿った開発」
「育成・運用まで含めた戦略」
です。

要するに本書の主張はこういうことです。
「キャラクターは“感覚”ではなく“技術”である」

著者たちは明確にこう言い切ります。
「かわいいだけではダメ」
「作るだけでは意味がない」
「成功は戦略と実行で決まる」

企業キャラクターは再現可能なマーケティング技術であり、広告ツールではなく「企業活動の軸」であるべきだという考え方です。

それでは、本書の目次を見ていきましょう。

・はじめに
・第1章 企業キャラクターをソリューションへ
1-1 企業キャラクターとは何か?
1-2 企業キャラクターの目的
1-3 企業キャラクターの3つの基本機能
1-4 基本機能(1)アイキャッチャーとしての機能
1-5 基本機能(2)コミュニケーターとしての機能
1-6 基本機能(3) インナーモチベーターとしての機能
1-7 企業キャラクターの得意と不得意
1-8 比較(1) 即効性
1-9 比較(2)オリジナリティ
1-10 比較(3) コスト
1-11 比較(4) リスクコントロール
1-12 比較(5) 自由度
1-13 課題起点の企業キャラクター開発実例Ponta(ポンタ)
1-14 企業キャラクターのIP ビジネス展開
1-15 IPビジネス展開の3つの効果
1-16 IPビジネスをはじめるために

・第2章 企業キャラクターを開発する
2-1 企業キャラクターの開発プロセス
2-2 課題の設定
2-3 課題起点の企業キャラクター開発実例 ナナナ
2-4 デザイン開発/ネーミング/世界観開発
2-5 デザイン開発
2-6 デザイン開発の要件(1)象徴性
2-7 デザイン開発の要件(2)独自性
2-8 デザイン開発の要件(3)視認性・識別性
2-9 デザイン開発の要件(4)汎用性
2-10 デザイン開発の要件(5)倫理性・文化的配慮
2-11 企業キャラクターのデザイン開発実例 Ponta (ポンタ)
2-12 ネーミング
2-13 世界観開発
2-14 世界観を構成する要素(1)パーソナリティ
2-15 世界観を構成する要素(2) コミュニティ
2-16 世界観を構成する要素(3)ストーリー
2-17 世界観開発と拡張の注意点
2-18 スタイルガイドの開発

・第3章 企業キャラクターを育成し運用する
3-1 なぜ育成と適切な運用が必要なのか?
3-2 企業キャラクターの3大育成・運用ポイント
3-3 キャラクター体験設計
3-4 キャラクター体験設計 3つの目的
3-5 キャラクター体験設計 5つのポイント
3-6 体験設計のポイント(1) コンタクトポイントを洗い出す
3-7 体験設計のポイント(2) オウンドメディアの活用が鍵になる
3-8 体験設計のポイント(3) マスパワーに頼り過ぎない
3-9 体験設計のポイント(4) リアルな場での体験価値の提供
3-10 体験設計のポイント(5) コラボレーションで体験を広める
3-11 キャラクター体験設計の実例
3-12 クオリティコントロール
3-13 管理と自走の仕組みづくり
3-14 キャラクター開発者との協業
3-15 キャラクター開発者による制作・監修ポイント
3-16 インナーコミュニケーション
3-17 企業キャラクターの育成・運用体制の実例 ロイヤリティマーケティング

・第4章 デジタル時代の企業キャラクターコミュニケーション
4-1 オールウェイズ・オンがコミュニケーションの主流へ
4-2 オールウェイズ・オンのコミュニケーション実例 Ponta(ポンタ)のXコミュニケーション
4-3 AIキャラクターが日常に寄り添う未来
4-4 AIキャラクターの実例(1) キャラトーカーAI
4-5 AIキャラクターの実例(2) CHABOT Ponta
4-6 企業キャラクターとファンコミュニティ
4-7 ファンコミュニティの拡張実例 バファローズ★ポンタ
4-8 企業キャラクターはみんなのものへ
4-9 生活者主導型の実例(1) キャラクターアバター
4-10 生活者主導型の実例(2) アイコンメーカー
4-11 生活者主導型の実例(3) キャラクターAR フィルター
4-12 時代の波をとらえ、乗りこなす企業キャラクター
・おわりに

全4章の流れは非常にシンプルです。
第1章=定義
第2章=開発
第3章=運用
第4章=コミュニケーション(拡張)
マーケティングの教科書として、非常にオーソドックスで理解しやすい構成です。

第1章では、企業キャラクターの役割と機能を整理し、IPビジネスへの展開まで視野に入れています。

第2章では実際の開発プロセスを解説し、デザイン、ネーミング、そして「世界観」という重要な概念が登場します。

ここでいう世界観とは、キャラクターの人格、所属するコミュニティ、物語などを含む総体を指します。

以前の「ただかわいいだけ」のキャラクターだったら、世界観など必要ないのですが、消費者に深く愛されることを期待するキャラクターに育てたいのであれば、ここをきちんと詰める必要があります。

たとえば1967年に登場した着せ替え人形の「リカちゃん」には、詳細な設定が用意されています。
・本名:香山リカ
・年齢:11歳(小学校5年生)
・誕生日:5月3日
・家族構成:お母さん、お父さん、双子の妹
・お母さん:ファッションデザイナー
・お父さん:音楽家
・妹:ミキちゃんとマキちゃん
・友達:はるとくん(ボーイフレンド)、さくらちゃん、みいちゃんなど
・家:一戸建てのリカちゃんハウス
・日常生活:敵がいない、事件が起きない

ここまで背景が作り込んであったからこそ、女の子たちはリカちゃんに感情移入して遊ぶことができ、何世代にもわたって長く愛されるキャラクターとなったわけです。

第3章では「育成と運用」がテーマとなります。
体験設計、タッチポイント、オウンドメディア、コラボ、クオリティ管理など実務的な内容が中心です。

企業キャラクターを企業活動の軸として本気で考えていくなら、「ただなんとなく作っただけ」ではダメなことは自明です。第2章のようにきちんと考えて作り込む必要があるわけですが、さらにある程度の時間をかけて「育成」していくことを始めから考えておかなければなりません。

有名タレントや、既存のキャラクターを自社の広告などに起用する場合は、すでに知名度がありますから育成する必要はありません。しかし、ゼロから作るオリジナルキャラクターは、浸透させるためには時間と手間がかかります。その代わり、高額の出演料や利用料、さまざまなリスクを避けることができ、育て方次第で大きく発展させることが可能になります。

第4章は、デジタル時代への拡張編です。
SNS運用、AIキャラクター、AR、アバター、ファンコミュニティなど、これからのキャラクター運用に欠かせない要素が扱われています。

企業キャラクターはもはや大企業だけのものではありません。非公式キャラクターだった「ふなっしー」が躍進したように、小さな出発点から全国区へと成長する例もあります。

これからの時代、キャラクターは「飾り」ではなく「企業の顔」そのものになります。「わが社もキャラクターを作って飛躍したい」と考えている方にとっては、大いに参考になる1冊です。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

EC仙人
太田哲生

春ですね~
桜も満開を過ぎ、庭の草花が咲き、ちょうちょや蜜蜂が舞い飛び始めました。
家庭菜園をされているご近所さんから新タマネギや春キャベツのおすそ分けをいただいたので、冷蔵庫にあったベーコンと人参とミニトマトを加えて野菜スープを作って食べました!
野菜の旨味、甘みでウンマーイ!(^-^)自画自賛(笑)

春キャベツ、レタス、菜花、ほうれん草、アスパラ、にんじん、新玉ねぎ、新じゃが、かぶ、タケノコ、トマトなどなど、旬の春野菜は甘くて美味しいですよねー(^-^)

ん? トマト? トマトは夏が旬じゃないの?

そう、実はトマトの露地ものはこの時期に苗を植え、初夏に向けて栽培していくのですが、スーパーなどで売ってるハウス栽培のトマトは、春に最盛期を迎えるんだそうです。
確かに春になるとスーパーのトマトコーナーは一気に広くなって、いろいろな品種のトマトがずらーっと並び、価格も全体的にお安くなりますねー。
味も、急成長して大きくなる夏物よりも、冬~春にじっくり育ったハウスもののトマトの方が甘くて旨味も濃く、美味しいような気がします。

農林水産省によると、作付面積で約57%、収穫量ではなんと約74%がハウス栽培のトマトだそうです。
夏野菜のイメージの強いトマトですが、実は日本の梅雨や夏の暑さなど高温多湿が苦手で、日照は必要だけどやや乾燥して冷涼な環境を好むのだとか。
ハウス栽培の場合、真夏は暑さでやられるので、実は秋から冬を越え春に向けて暖房管理された中でじっくり育つ方が甘くて美味しくなるのだそうです。

逆に夏越えさせるには暑さ対策(ガンガンに冷房)が必要で、電気代のコストもかかるので、資本力のある大規模なトマト農園さんじゃないと取り組みにくいようです。

個人的には、甘みは少なくて多少水っぽくても、真夏の冷やしトマトは好きなんですけどねー(^^;)

さてさて、本日のお店はトマト専業農園さんの産直ショップです。
冬越えの春トマトはもちろんですが、クーラーをかけなくても暑さ対策できるハイテク次世代型のハウスで夏越しのトマト栽培にも取り組まれている農園さんです。

実は2年前にも「ダメ出し!」に登場されたことがあるお店なのですが…

どんな風に変化・成長されているでしょうか!?
それでは「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
次世代型農場でんでん村

ショップ名 :
次世代型農場でんでん村

サイトURL:
https://www.dendenmura.com/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

前回:2024年6月13日発行号
https://www.ocnk.net/ocnk_ma/ocnkmagazine_asm430.html#check

1回目の相談から、若干サイトを変えましたが、トマト、発泡酒とも注文がほとんど入らない状況です。
今後、母の日ギフトを展開しようと思うのですが、アイデアをいただきたいです。

でんでん村さんとは?

2年前にもご紹介しましたが、でんでん村さんはいわゆる「農家の産直サイト」とはちょっと違います。
愛知県安城市にある株式会社ビレッジ開発さんという不動産業がメインの企業さんが2022年から手掛けたベンチャー事業で、「次世代型スマート農業」でミニトマト栽培を行っておられます。

下村さんはビレッジ開発さんの取締役で、この新規事業の責任者。
取締役農業部長として自ら現場で設備の管理、栽培、収穫、出荷、マーケティング~営業、Webの管理まですべてを指揮されておられます。

でんでん村の農場はお隣の刈谷市にあり、同じく刈谷市の日本を代表する自動車部品や製造機械の会社であるデンソーさんの子会社から農業用施設環境制御のシステムの提案を受けたのをきっかけに、自社で持っていた農地に、デンソーさんの自動車分野で培った幅広い技術を活かした先進的なハウス栽培施設を建て、ノウハウも学びながらわずか2年で事業化、地元のスーパー等へ販売されているそうです。

また、育ち過ぎなどで実が割れてしまった通常出荷のできないトマトを原料に、糖度の高さを活かして、地元のブルワリーさんに発泡酒を醸造してもらい、販売しておられます。

まったくの異業種からの農業新規参入ということで、技術もノウハウも販路もまったくないところからのスタートだったそうですが、下村さんをはじめスタッフも研修・勉強と相当な努力を重ねて収穫できるようになったようです。

ハウスでのミニトマトの栽培では年に数回の収穫ができるそうですが、真夏は暑すぎて通常は栽培を休止するようです。しかしでんでん村では、今年はデンソーさんの環境制御技術を用いて夏越しでの栽培にチャレンジされているそうです。

一般的なハウスでは天窓と側窓での自然換気ですが、でんでん村では強制換気やミストでの蒸散、一鉢(バッグ)単位での植え付け本数のコントロールなどでも蒸散放熱での冷却を行い、ヒートポンプ冷房ほどのエネルギーを使わずにハウス内の温度管理をして、トマトの樹にとって常に成長に最適な環境を整え、効率よい栽培を行っておられるそうです。

でんでん村のうるつやトマトは糖度が高い(糖度7、8、9度)ことに加えて、栄養素であるリコピンとGABA(γ-アミノ酪酸)の成分が常に一定以上の水準で、「紫外線刺激から肌を保護するのを助ける」リコピン、「仕事や勉強による一時的な精神的ストレスと疲労感を緩和する」GABA(γ-アミノ酪酸)という二つの機能性成分で「機能性表示食品」として消費者庁に届け出されており、その辺のスーパーで買えるミニトマトとは一線を画しています。

2年前は地元スーパーでの販路が出来始めたころでしたが、現在はどうでしょうか?

インタビューでわかったこと、気づいた点

あれから栽培経験も積み、収穫も、品質も安定してこられたようです。販路も地元のスーパーさんやイベント出店での販売などで直販の機会も増えたり、東京など遠方のスーパーや、百貨店系列のお店などへの宅配便での出荷も出来たりと、業者からのBtoBの引き合い、問い合わせが入ったりするようになったとのことです。
まだ数は少ないですが、旅行会社さんから農場見学ツアーのオファーも受けたりしたそうです。

でんでん村の特徴は、グローバルな自動車部品メーカーで有名な株式会社デンソーさんのスマート農業システムを導入されて、高度な環境制御装置でハウス内の気流や温度、湿度などを管理していることです。

ハウスの天窓をなくすなど、より閉鎖型に近づけ、気流技術を使って換気ファンでハウス内温度を制御し、風や虫の影響を受けにくくするとともに、少ない人員で作物をより安定して栽培できるようにしています。

デンソーさんのサイトによれば、AIとロボットで形状や熟度の違うトマトを自動選別して収穫するシステムも実現しているようです。

夏の暑さ対策では、次作から、廃棄自動車のラジエター部品をリサイクル利用した熱交換システムで、地下水を使った省エネ冷房のトライを始めるなど、新しいチャレンジも続いておられるようです。

真夏のトマト収穫が難しく少ない時期に安定栽培・収穫量ができるようになれば、売上・収益性もアップし、新たな販路開拓にも繋がる可能性が高まりそうですね。

具体的なダメ出し&改善策

このように、栽培・収穫に関しては正に次世代型の新農業事業者として成長・レベルアップをされているでんでん村さんなのですが…

こと、ネットショップとしては、残念ながら進化が見られないどころか、「基本」さえできていません。

2年前にも申し上げましたが、
初めてアクセスしてきたお客様にとって、まずは最大の関心事であり、知りたいポイントであるはずの
「でんでん村とは?」
「うるつやトマトとは?」
をトップページ上部メニューやバナーにちゃんと用意して、数秒で概要を理解させましょう。

例)「でんでん村とは?」
愛知県刈谷市にある「でんでん村」は、大手自動車部品メーカー・デンソーの技術を駆使した「スマート農業」の次世代型農場です。
名前の由来は、技術の基盤である「デンソー」さんの「デン」と、地元の安城が大正時代から農業先進国デンマークになぞらえて「日本デンマーク」と呼ばれてきたことを示す「デン」、そして店長の下村さんの「村」を合わせて「でんでん村」です。
デンソーの空調技術をベースにした高度な環境制御システムを使った次世代型農業ハウスで、天候に左右されず、一年中栄養価の高いおいしいトマトを栽培しています!

例)「うるつやトマトとは?」
「うるつやトマト」は、その名の通り宝石のような光沢を持つ最高級ミニトマトです。最新のセンサーで一粒ずつ糖度を測り、糖度8度以上の甘いものだけを厳選。紫外線から肌を守るリコピンと、仕事や勉強のストレス・疲労感を緩和するGABAが含まれた「機能性表示食品」でもあります。
甘くておいしいだけでなく、美容やメンタルケアにも役立つ、自分へのご褒美や贈り物としても大人気の逸品トマトなのです!

↑↑↑↑↑
こんな感じの短文解説をトップページに掲示して、まずは「でんでん村」と「うるつやトマト」を認識させましょう!
内容は随時修正してください。

------------------------------
トップページ の What's new や 店長日記は、いずれも「企業」としてのイベント出展や記事掲載などの情報が主で、企業ホームページとしてなら良いのですが、食品のショップ(売り場)として見た時には、「美味しそう」もなければ「それ、食べてみたい!」も起こりません。

どちらか一方を企業としてのイベント出展や掲載情報に、他方は農場の成長や農作業や加工の様子やトマト料理レシピや試作・試食など、「食」要素の情報でお客様の「食欲」を刺激するように意識しましょう。
「美味しそう!」「食べてみたい!」がなければ「購入」につながっていきません。

------------------------------
トップページ スライドショーの3番目「見学希望者はクリックください」をせっかく用意されていますが、クリックすると、
https://www.dendenmura.com/page/profarm_t_cube
のページで、「見学」のことは上部には説明もなく、設備平面図とハウスの説明になっており、下にスクロールしていってようやく最下部に小さく「当農場の見学をご希望の方は、問い合わせフォームに記入お願いします」とあります。
しかし、こちらをクリックするとリンク先URLが間違っており、

404 Error File Not Found
指定されたページが見つかりません

になってしまいます。正しく問合せフォームにリンクを修正するのと、できれば最上部に大きめに「見学希望はコチラ」をリンク掲載しておきましょう。

見学希望は個人でも、業者でも同業者でも誰でも受けるのか?
曜日や時間帯なども、目安があるのか?
有料なのか無料なのか?
なども明記しておくのが親切だと思います。

------------------------------
左メニュー下部の
B to B
農業ハウス見学

は B to B にまとめるのが良いと思います。
できれば、左メニューだけでなくトップページの上部メニューにも加えるか、上部スライドショー画像にも、

B to B(バイヤー、シェフ、旅行会社、業者の方へ)
お取引、お見積り、試食サンプル、見学などについてのお問合せ

のように大きく明示して、問い合わせフォームにリンクしておくのが良いと思います。

ページには、
「ロット、送料、試食サンプルなどできるだけ柔軟に対応させていただきます。どうぞお気軽にお問合せください!」としましょう。

対応については、まずは問い合わせが来てから、お電話で話を聞いて、相手のことをよく知ってから考えればよいと思います。

------------------------------
同じく左メニューの

アレンジレシピ集
https://www.dendenmura.com/page/recipe

はひどいです。(^^;)

まず、ページの「見出し」として、大きく「『うるつやトマト』オススメレシピ集」と明記しましょう。

そして何より料理写真がよくありません。
暗く、どんよりとしていて、とにかく美味しそうに見えません。
「プロに撮ってもらえ!」とまでは言いませんが…
せめて、飲食店に行って美味しそうな料理写真を撮ってInstagramに載せるのが趣味のような社員やスタッフ、家族や友人を探して撮ってもらってください。

その上で、せめて写真をスマホのアプリで美味しそうに見えるように明るく、鮮やかに、コントラストや彩度を修正するくらいはやってから掲載しましょう。

何度も申し上げますが、「食品」を売りたいのであれば、「美味しそう」な写真をアップしないと。
今の写真をちょこっと修正してみました。
https://x.com/damedashidojo/status/2041911995570778163?s=20
元画像からではこれが限界です。(苦笑)

せめてこんな感じで撮ってみてください。
↓↓↓↓↓
フォークやオリーブオイルなど置いてみて…
https://x.com/damedashidojo/status/2041960507276743158?s=20
(これは Gemini で生成した画像です。)

レシピや食べ方に関しては、まずはスタンダードなものと、あとは、うるつやトマトならではの珍しいデザート系の食べ方などがあれば、「それ、やってみたい!」につながると思います。

例)うるつやトマトのハニーマスタードパフェ
(アイスクリームにうるつやトマトの飾り切りを添えて、でんでん村の「白麹トマトサワー」とハチミツと粒マスタードのソースをかける)など私の思い付きですが(^^;)

ちょっとインパクトがあってクセが強いデザートレシピなどは、お客様の好奇心を刺激するかと思います。

65点
前回よりは向上しましたが、まだ基本がNG
総評

2年前よりは、BtoB への呼びかけ、レシピ集など、ほんの少しだけ進歩していますが…

お電話で話を聞けば、トマト生産者、先進農業従事者としてはどんどんレベルアップされているようですが、やはり「食」の事業者、「食」のお店としての基本がなっていません。

企業としてのアピールやニュースばかりで、消費者の目線で「魅力」に感じることは何なのか?

【強み】であっても【魅力】になっていないと消費者には買ってもらえません。

お電話でも申し上げましたが、全国にトマトを売っているお店は、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、農産品直売所、自然食品店などを合わせれば10万軒は超えて20万軒くらいあるかも知れません。

どこでも近所で手に入る「トマト」の中で、相場より遥かに高価なうるつやトマトをわざわざネットショップで注文してもらうには、
そこらへんのトマトと何が違うのか?
どこが魅力なのか?
どんな味や栄養価があるのか?
「美味しい」は当たり前。

↓↓↓↓↓
「うるつやトマト」は

「甘み」+「旨味」+「酸味」+「α」

どうせ美味しいトマトを食べるなら!

「α」→「美と疲労とストレスのサプリ」(機能性表示食品)として「うるつやトマト」を毎日のメニューに加えましょう!

ストレスと戦う受験生に、美と健康を気遣う大切な方へ。父の日、母の日、敬老の日のプレゼントにも大好評!

のような用途提案するキャッチコピーも散りばめましょう!

------------------------------
母の日に向けてのアイデアですが、こんなのはいかがでしょうか?

「ママの休日・母の日リラックスセット」

うるつやトマト(GABAでストレスケア、リコピンでお肌ケア)と、白麹トマトサワー(お酒でリラックス)をセットにして、「いつも家族のために頑張るお母さんへ、今日はゆっくり休んでね」というメッセージカードを添える。

「美味しいから食べて」だけでなく、「お疲れさま、これで癒やされてね」という「いたわり」や、「いつまでも若々しくいてね!」という気持ちを具体的にメッセージカードを添えて商品化する。

「食べる美容液:うるつやトマト」
「食べるエステ:うるつやトマト」
のようなコピーもいかがでしょうか。

母の日の趣旨は、「お母さんを大切に想う気持ちを伝える」ことなので、単にカーネーションやプレゼントをあげることではなく、

「お母さんの健康」や「いつまでも美しく(美容)」「ストレスから解放されてほしいから(癒やし)」といった、お母さんを想う気持ちを、でんでん村の「うるつやトマト」がサポートするという形にすることで、母の日プレゼントとしての意味付けを持たせられると思います。

あとは、それをSNSで早めにしっかりアピールすること。
SNSからのリンクでトップページに母の日バナーを作って、上記内容を盛り込んだ「母の日セット商品」を予約注文で受ける。
ただし、母の日ギフトはあまり早く届くのもNGですし、1日でも遅れると大変なクレームになるリスクもありますので、期日指定の出荷ができるようしっかり準備しましょう!

------------------------------

これからの戦略としては、小手先のテクニックとしてのページ表現やSNS発信ではなく、「トマト」のプロとして、トマト加工食品の開発、レシピや美味しい食べ方の提案、食のプロたちとのコラボ、食系インフルエンサーとのコラボなど、商品開発とマーケティングの両輪をしっかりと回して進めていくことだと思います。

特に、地元以外への認知を高めて集客・アクセスを増やし、引き合いを増やすには、SNS活動が重要です。投稿案、ショート動画投稿、インフルエンサー(お客様)からの投稿を増やすような策を考えて実行していきましょう。

ポテンシャルの大きいでんでん村さんですが、下村店長お一人での情報発信では、できることが限られてしまいます。SNS活動・情報発信は営業活動だと思ってしっかりコストもかけ、人材も育成し、ノウハウを確立していきましょう。(過去2年間の停滞から脱却すべし!)

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今後また、アイデア不足やあれこれ悩んでしまった際にはお気軽にご相談ください。

読者の皆様もあれこれ悩まれた際にはお気軽にご相談ください。
「ダメ出し!道場」は 目からウロコを落として発想の転換をしていただける企画です!

「どうしてもメルマガには出たくない!」というお店には、個別のお電話ダメ出しも行っています。「ダメ出し見ました」の件名でお気軽にご相談ください!
以上。ダメ出し!道場でした!



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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。
おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、先日リリースした商品一覧/記事一覧の画像をアニメーション表示するカスタムパーツをご紹介します。

このカスタムパーツには、3種類あります。
・商品/記事一覧の画像を左から右に表示する
・商品/記事一覧の画像をフェードイン表示する
・商品/記事一覧の画像をズームアウト表示する
※各パーツの説明は、デザイン管理→カスタムパーツページからご確認ください。






カスタムパーツを設定する

デザイン管理→カスタムパーツから「商品/記事一覧の画像を左から右に表示する」にチェックを入れてください。
※3種類ある商品一覧/記事一覧用から利用されるパーツを選択してください。

カスタムパーツ設定の詳細は下記のFAQをご覧ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1753
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1877

 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

先日、ふと思い立って埼玉の事務所から車で飛び出し、富山の回転寿司を食べに行きました。片道3時間半ほどかかりましたが、訪ねたお店の寿司は鮮度も味も素晴らしく、来てよかったと思いました。たまには思いつきで動くのも、悪くないものですね。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、よくあるご質問も参照ください。(https://www.ocnk.net/faq/
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