段取り八分、仕事二分号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

薫風香る季節となりました。外に出ると天気のいい日は緑がまぶしく感じますね。

私たちの身の回りでは「すごく景気がいい」という雰囲気ではないのですが、証券取引所からは高値更新のニュースが相次いでいます。証券界ではもう中東和平が織り込み済みなのでしょうか。

昔は「5月病」という言葉があって、4月に入社した新入社員や、入学した学生などが、ゴールデンウィーク過ぎに心身の不調を訴えることを指しました。今ではあまり聞かなくなりましたが、同様の現象があるのかもしれません。

4月は緊張感と「頑張らなければ」という意識で走り抜けられても、連休でいったん弛緩してしまうと蓄積した疲れが出て、それが不調を招くようです。

現代はそれに加えて、AIやDXに適応しなければならないというプレッシャーも加わりますから、今の方が5月病が重い場合もあるでしょう。

仕事でも学業でも、うまくこなすコツは「段取り」です。昔から「段取り八分、仕事二分」という言葉があって、段取りさえ上手くやっておけば、仕事はスムーズに進むと言われてきました。5月病の人も、ここで段取りのコツをつかめば、早期にスランプを脱却できるかもしれません。

今回のオススメ参考書は、そんな「段取り」のコツを伝授してくれる本を紹介します。

お知らせ デザイン作成プランのご紹介

デザインプラン
皆さん、こんにちは。
大変ご好評をいただいているおちゃのこネットデザイン作成プラン
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おちゃのこネットのデザイナーが作成しますので、HTML、CSSで高度なデザインカスタマイズが可能です。
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デザインプランの詳細、事例は下記ページよりご覧ください。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

会社では教えてもらえない 残業ゼロの人の段取りのキホン

伊庭正康・著/すばる舎・刊

1,485円(キンドル版・税込)/1,520円(紙版・税込)

本書は「会社では教えてもらえないシリーズ」の1冊で、ほかには「手帳・メモのキホン」「資料作成のキホン」「思考整理のキホン」「報連相のキホン」「ビジネスマナーのキホン」「セールストークのキホン」「文章のキホン」「自己投資のキホン」「伝え方のキホン」「Excelのキホン」「ストレス管理のキホン」「時短のキホン」があります。全13冊のうち、本書は4冊目です。

著者は1991年にリクルートグループ入社し、営業としては致命的となる人見知りを4万件を超える訪問活動を通じて克服した人物です。プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰を4回受賞し、累計表彰回数40回以上。その後営業部長、(株)フロムエーキャリアの代表取締役を歴任しました。

2011年、(株)らしさラボを設立し、営業リーダー、営業マンのパフォーマンスを飛躍的に向上させるオリジナルの手法(研修+コーチング)がリーディングカンパニーの目に留まり、年間200回を超える営業研修、営業リーダー研修、コーチング、講演を行っています。リピート率は91%だそうです。

近著には、『面倒な“やりとり"がシンプルになる仕事のコツ48』(かんき出版)、『数字を上げる人のセールストーク・営業のキホン』(すばる舎)、『強いチームをつくる!リーダーの心得』(明日香出版社)などがあります。

本書のタイトルである「段取り」ですが、この言葉に完全に対応する英語の単語はありません。
「計画を立てる」はplanning
「事前準備」はpreparation
「手配」はarrangement
「工程設計」はworkflow
「進行管理」はprocess management
「軽い準備」はsetup
「調整」はcoordination

という具合に、文脈によって対応する英単語が変わってきます。日本語の「段取り」は「何をどの順番で誰がどのタイミングでやるか」を事前に整理してスムーズに進むように準備することですから、上記の英単語すべてがあてはまるわけです。

先に挙げた「段取り八分、仕事二分」に相当する英語の格言は、
Proper planning prevents poor performance.(きちんとした準備が悪い結果を防ぐ)
Preparation is half the battle.(準備が勝負の半分)
などに相当しそうです。

では最初に本書の目次を紹介しておきましょう。

・はじめに
・第1章 頑張っているのに、いつもバタバタ、ギリギリ……
【1】残業ゼロで結果を出す人はここが違う!
【2】スケジュールを埋めるほど余裕が生まれる不思議
【3】目の前の仕事にすぐ飛びつかない
【4】「段取り八分」はやはり真理だった
【5】自分の1時間あたりのコストを考えたことありますか?
【6】早く帰りたいなら、「帰る時間」をただ決めれば良い

・第2章 まずはここから始めたい段取りのキホン
【7】「やらなくちゃ」で頭をいっぱいにしない秘訣
【8】やることが定まらない時は「人事評価を上げる」に集中してみる
【9】どんなにできる人でも簡単に陥る「手段の目的化」の罠
【10】やり直しは「早めにちょくちょく確認」で9割防げる
【11】70点の完成度で手離れする勇気を持つ
【12】ひとりで延々と考えるより先に人に聞いてしまう
【13】段取りの超プロは仕事の「はるか先」を見て動く
【14】手順の悪い人ほど紙に書いて整理しようとしない

・第3章 どんな仕事も余裕で終わるスケジュールの極意
【15】締切2日前の提出。2本早い電車。結局、「前倒し」がすべて
【16】予定は「入ってくる」ものではない。「入れる」もの
【17】TODOリストのキモは「所要時間」にある
【18】朝、今日することを決めるのでは遅すぎる
【19】戦略的に、後回しをあえてする
【20】そのメール、その資料、本当に必要ですか?
【21】仕事のスピードは「悲観値」と「更新」の繰り返しで上がる
【22】PDCAで一番大切なのは、実は「C=振り返り」
【23】複数仕事の同時進行は山場さえずらせば大丈夫
【24】手帳を持ち歩く効果は、その重さを補って余りある

・第4章 1分たりともムダにしない!時間の使い方
【25】「この1分で何ができるか」考える習慣
【26】ムダかどうかは、やめてみないとわからない
【27】「キリが良いところ」は永遠にやってこない
【28】面倒なことほど、先にやる。それで人生が変わる
【29】資料作成はフォーマットでどんどん片づける
【30】メールは30秒以内に書くのが鉄則
【31】会議や打合せは10分の1に減らせる
【32】会社のデスクにいなくても、仕事はできる

・第5章 これで仕事もプライベートもうまく回る!
【33】アポイントは先手必勝。選択権を相手に委ねない
【34】断り上手は仕事上手
【35】「自分がやったほうが速い」は間違った発想
【36】うまくいっている時、人は学ばない。失敗こそ大チャンス
【37】10年後、何歳か考えたら、残業している暇はない
【38】今日から毎日、10分早く帰ってみよう!

もくじをざっと眺めてみると、本書は「効率化テクニック集」に見えますが、本質は「仕事に追われる人から仕事を設計する人への意識転換をうながす本」のようです。

「前倒し」「確認」「振り返り」「手放し」「優先順位」「他人を使う」「未来視点」という言葉が本書では重要なようです。つまり、昭和の根性論と現代のライフハック本のちょうど中間にある考え方と見てよさそうです。

その見方で考えてみると、本書が必要なのはこんな人かと思われます。
・頑張っているのに仕事が終わらない人
・現場から管理する側に移行した人
・AI時代に取り残されそうな人

それを念頭に「はじめに」を読んでみると、「もくじ」で感じたよりもさらに本書が現場感覚の強い本であることが分かります。

著者は冒頭で「『これからはもっと早く帰ろう!』『もっと人を増やそう!』という掛け声だけでは現場は変わらない」と言っています。

つまり本書は、経営者やコンサルタントが上から目線で語る「働き方改革論」ではなく、「現場の人間がどうやって今日を回すか」に徹底的に寄り添った本なのです。

非常に印象的なのは、「答えは段取り力を高めること」と著者が断言していることで、気合いや根性、モチベーション、意識改革では仕事は変わらず、順番、準備、確認、先回り、交通整理こそが仕事を変えると考えていることがわかります。

著者はわざわざ、「段取りは、速くメールを打つ、速く入力する、ということではありません」と書いています。これはとても重要です。なぜなら、世の中では処理速度の速さが仕事の速さだと語られることが多いからです。

しかし著者は本書で、段取りとは動作を速くするのではなく、流れを設計することだと定義しています。世の中で流行している「仕事術」や「時短術」、「ライフハック」ではなく、仕事の設計の仕方を見直すための本と考えてよさそうです。

また、著者は「あいまいな表現や、学術的な理由解説は省きました」と書いています。本書を理論書ではなく、現場マニュアルとして執筆したかったという気持ちが現れています。

ともすればこの手の本は「抽象論」「自己啓発」「気づき」に寄ってしまいがちですが、著者は徹底して「明日から使える運用手順」を書こうとしています。あくまでも実務家向けの本にこだわっています。

それでは第1章から本文に入っていきましょう。

第1章のタイトルは、「頑張っているのに、いつもバタバタ、ギリギリ……」です。これは思い当たる人が多いのではないでしょうか。

冒頭で著者は次のようなものを否定しています。
・スーパー社員
・超人的処理能力
・マルチタスク万能論
・高速入力
・便利ツール依存

そして念を押すように、「段取りとは先を読んだ行動をすること」と定義しています。

ページをめくると2色印刷の図版があります。「幹事を任される」という同じ状況で、段取りの悪い人と段取りの良い人を対比しています。

段取りの悪い人は、こんな行動を取ります。
・自分で解釈
・思い込みで突進
・とりあえず居酒屋チェーン

それに対して段取りの良い人はこうします。
・まず上司に目的確認
・「交流促進」が目的だと把握
・立食形式を選択

二人の差は行動力にあるのではなく「目的確認」にあることがこの図版で分かります。これが段取り力の本質です。

どんな現場でもトラブルを起こす人は「確認不足」が原因です。「たぶん大丈夫だろう」「面倒だからいいや」で最初の確認を飛ばしてしまい、後工程で問題が起きます。

段取りとは、後戻りコストを消す技術でもあります。本書を読み進んでいくうちに、そのことが明らかになってきます。

そして著者は「最初の一歩をどう踏み出すか」に非常にこだわっています。仕事というものは、
・スタート
・初動
・依頼
・段階設計
でほとんど勝負が決まるからです。

最初の一歩がちゃんとしていれば、仕事のムダは発生しません。すると余計な作業が発生することもなく、後戻りして時間をロスすることもありません。

もう一つ、著者が強調しているのは、「先読みこそが段取り力だ」ということです。未来を予測し、分岐を想定し、最初にしっかり目的を確認、複数案を持ち、結果として修正コストを減らす。これが段取りの本質です。

先ほどの幹事の例で、段取りの良い人は3つの案を上司に持っていきます。中華、居酒屋、立食の3つで、それは単なる店舗の候補ではなく、「交流促進」という目的から逆算したものです。「選択肢の作れる人」が段取りの良い人である条件のひとつというわけです。

さらにこれを発展させると、「どんな時も複数の選択肢を準備」という行動になります。これは単なる慎重さではありません。相手が次に何を考えるか、どこで迷うか、どこに不満を持つかを事前に想定、先読みした結果出てくることです。

つまり、段取り力とは、「他人の脳内シミュレーション能力」でもあるわけです。

その次に、おもしろいことが出てきます。それは「いつもバタバタしている人ほど手帳が真っ白」という話です。

人はスケジュールが埋まっていると「自由がない、束縛されている」と考えがちですが、著者は違います。スケジュールの空きを見て「ここが空いている」とわかると楽になるというのです。

時間に振り回されないコツは、どんどんスケジュールを埋めていくことだと著者は言います。自分の自由を確保するために、先々の予定まで決めてしまう。逆転の発想に聞こえるかもしれませんが、これが段取りを良くするコツのひとつなのです。

まだまだ冒頭の部分なのですが、残りは実際に本書をご覧になってお確かめください。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

EC仙人
太田哲生

私は、落語や時代劇など江戸文化が好きで、今の日本では使わなくなったような古い言葉をつい使ってしまいます。(^^;)

例えば、「ちょっとお匙(さじ=スプーン)ちょうだい」
「このコートを衣紋掛け(えもんかけ=ハンガー)にかけといて」
「良いおり(おり=機会)だからお話ししておきましょう」
「灯りを灯す(あかりをともす=照明をつける)」
「茶屋」、「茶店」、「旅籠(はたご)」、「絵師」、「髪結」、「産婆」などの職種や、「かたじけない(ありがとう)」、「御意」などもアニメや時代劇ではよく耳にしますが、現代ではあまり使わなくなった古い言葉かも知れません。

では「襤褸」という言葉をご存じでしょうか?
漢字検定に出てきそうな難しい漢字ですが、読みを聞けば、今でもよく使われるね! となる言葉です。

「ぼろ」と読みます。

そう、ぼろ雑巾、ぼろ布、オンボロ、ボロボロの「ぼろ」です。
襤褸の漢字がどちらも「衣偏(ころもへん)」であることから想像しても、元々は古くなって擦り切れたような布切れを指す言葉で、今では布製品以外でも「あの車はオンボロだなー」とか、「失恋して身も心もボロボロ」など、壊れたり汚れて破損した様子を表現するような意味で使われることも多いと思います。

元々は使い古されて破れた布や衣服に、継ぎはぎや刺し子を繰り返して、補強しては大切に使い続けた衣類を表す言葉で、日本の庶民にはそうした古布文化がありました。

今ではいろいろな色柄の生地がパッチワークされた襤褸布を「おしゃれ」だとインテリアや雑貨として再活用するアーティストやクリエイターもいるようです。

江戸時代には、農民や職人、浪人などの庶民の間で、貴重な布生地をリサイクル、リユースしながら大事に使うエコ文化だったのですねー。

これは布地に限ったことではなく、人糞や家畜の糞は肥料に、木材は炭や焚き付けに、灰さえ肥料に利用されました。割れた陶器は継ぎ、鍋は鋳掛けで修理し、稲わらは縄や草履へ――江戸時代の日本には、徹底した循環型社会が存在していたのです。

何でも使い捨てが当たり前になってしまった現代人が見習うべき、素晴らしい循環型のエコ文化といえるのではないでしょうか。

昨今、原油やナフサ不足で石油由来のプラスチックや樹脂素材が高騰したり不足したりしていますが、今一度、日本人の歴史の知恵をふり返れば、少しでも地球に優しい暮らしができるかも知れませんね。

さて、本日のお店は創業から75年の、この「襤褸」(ぼろ)とも言える古着や中古のタオルやリネン類などを調達し、それらの生地を裁断して工場などの廃油の吸収や汚れの拭き取りなどに使う「ウエス」と呼ばれる業務用・工業用雑巾を製造販売する専門店さんです。

ちなみに、「ウエス」の語源は英語の waste =廃品、廃棄物、ゴミ屑のことで、明治時代に日本に来た外国船の機関士が機関室を掃除する雑巾を「waste cloth」「waste」と呼んでいたのが日本人に「ウエス」と聞こえて伝わったのだとか。(諸説あります)

近年は精密機器や電子機器などの工場では化繊や特殊な不織布を用いた「使い捨てのふき取り紙」(ペーパーウエス)の使用も増えているようですが、金属加工・切削時の洗浄潤滑油や冷却油、溶剤などを使うヘビーな機械系の工場では、今でも吸収力、保油性能が高い「綿」の再生生地を使ったウエスの需要は高いようです。

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そんな今回のお店は、兵庫県尼崎のウエス専門メーカー問屋である有限会社松島商会さんのオンラインショップ「ウエスカンパニー」さんです。

それでは、「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
ウエスカンパニー

ショップ名 :
ウエスカンパニー

サイトURL:
https://www.waste-company.jp/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

現状⇒新規が増えていない(横這い)
お客様の声がわからない
お客様との意思疎通の取り方が分からない

悩み⇒売りたい商品をいかにして販売するか
客離れへの対策
アンケートをとるような方法
新規のお客様にどのように声をかけたらリピートにつながるか

第一印象:呆れるほどの説明不足…でも成り立つBtoB専門店

デザインは明るく、スッキリと好印象なのですが、いざ商品を選ぼうという視点で見ると…

ざっと眺めると、ん? なんだ? この商品写真は。
という梱包パッケージ写真の数々。中身の個々の商品写真はほとんどありません。種類も生地の種類や織り方、色などいろいろあるのに、その仕様や機能の違いなど比較するような情報コンテンツも全くありません。

1ロットが10Kg梱包など大きく、1枚のサイズも40cm~60cmなどとあいまいで、個別写真もなく、枚数すら書いていないものも少なくありません。

控え目に言っても「大雑把」、一般人の消費者感覚で歯に衣着せずに言えば「雑」で「いい加減」にすら思えます。

(それでもなんとネットショップだけでも月商は数百万円~とかなりの規模。B to Bのリピーターが多いことが驚きです)

要するに、完全に B to Bのショップで、商品のことをよく分かっている顧客からの「簡単オーダーできる自販機的なサイト」という印象です。

逆に言えば「商品を分かっていないと買えないお店」ということで、「新規客が増えない」のも仕方がないと思います。

インタビューでわかったこと、気づいた点

ウエスカンパニーさんの運営母体は有限会社松島商会さん。
阪神工業地帯の一部である尼崎市において1951年創業、75年の実績を持つ会社です。

店長の松島剛さんは創業者のお孫さん(三代目)で社長はお父様(二代目)。ネット販売は2011年~で、はや15年。

現在のショップページは今年、おちゃのこネットのデザインプランでリニューアルされたとのこと。
https://www.ocnk.net/design/

オープン以来、放っておいても注文はくるし、既存客からはたまに個別仕様でのオーダーメイド相談もあるし、で差し迫った危機感はないようですが、新規客が増えない、ネット注文のお客様と直接会話する機会もないので細かな用途や満足度、新たなニーズなどは拾えておらず、将来への漠然とした不安感もあるご様子。

【強み・特長】の第一は? とお聞きすると、「他社より2~3割安いこと」という即答。価格競争力には自信がおありのようです。生地類の仕入れ調達先、製造リスク管理など含めてコストを低く抑えながら、コストパフォーマンスの良い低価格ウエスの提供に長年取り組んでこられた事業への自信を感じられました。

工業用途に加え、昨今は介護業界での身体清浄や清掃用途での低コストのリサイクルタオルのニーズも高まり、注文も増えているようです。

具体的なダメ出し&改善策

まずは、「ウエスとは何か」
「ウエスの種類・用途・比較」
「ウエスカンパニーとはどんなお店なのか(強み・特長)」
「ターゲット客層毎のロット、価格設定」
を再度考えて整理してみてください。

その上でサイトの中にそれらを説明するページを作って、初心者にも分かりやすい言葉や口調で説明してみましょう。

専門性の高いショップであればあるほど、初心者や異業種の方が初来店すると敷居が高く、入りにくく、問い合わせしづらいものです。

「こんな商品はありませんか?」「こんなことできますか?」
「●●って何ですか?」「こんな用途に向いているウエスは?」
など、どんなことでもお気軽にご質問、ご相談くださいませ!(^-^)

のような呼びかけもトップページに掲載して、新規客層からの心理的ハードルを下げておきましょう!

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そして、今回最大の「ダメ出し」は、とにかく商品写真。

ほとんどが袋に詰められて紐で縛られたパッケージ写真で、中身がさっぱりわかりません。中古衣料や生地を適当なサイズでカットしてあり、枚数単位ではなく、重量単位で1セットとなる商品単位は、ウエスという特殊な商品の特徴です。

店長は生まれた時からウエス屋で育ち、それらが当たり前になっておられるのですが、世の中の一般的な商品は、通常は1パックに何枚とか何個とか、一個、一枚のサイズも決まっているのが一般的です。

「衣類、リネンなどの材料を職人の感覚でできるだけ無駄のないサイズになるようにカットしていますので、1枚1枚は固定サイズではございません」 と説明しつつも、
「1枚の平均サイズは50cm×50cmを基準として誤差は10cm程度あります」などの「目安サイズ」を明記した上で、中身のウエスを小さい物、中ぐらいの物、大きい物2~3枚程度撮った写真を載せて、サイズのバラつきなども見せて欲しいです。

また生地の表面や質感・柔らかさなどもクローズアップ写真で見せ、濃茶色の油や、青い水溶液を吸わせた写真などもあると吸収力を感じさせられると思います。

コップに満タンに入れた液体を1枚でどれくらい吸い取れるかのような動画もあれば、もっと分かりやすいかと思います。
ティッシュや使い捨ての紙タオルなどとの比較もあると、あらためてウエスの性能がアピールできるかと思います。

現物を触っては買えない「通信販売」の基本を再度考えて、それでも物の性質や性能、品質が伝わるような「かゆいところに手の届くような商品写真、商品ページ」を心がけましょう。

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一覧のサムネイルの改善・工夫も!
商品一覧の現状はパック写真がズラッと並んでいるだけなので、それぞれの仕様や違い、サイズなどは個々にクリックして詳細を見ないと分かりません。

一覧の時点である程度の仕様が分かるように、サムネイル画像にサイズ、枚数、材質、用途などの文字を載せたり、商品名にも一目で種類や違いがわかる工夫をしておきましょう。無駄クリックを減らし、お客様の利便性を高め、「めんどくさい!」での離脱を減らすように心がけましょう。

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おちゃのこショップは単なる貴社の自販機ではありません。

貴社の顔であり、アピールの場でもあります。
商品だけでなく、松島商会さんという会社の成り立ちや物語、経営者・スタッフの思いやメッセージを伝える場だと考えて、今一度メニューを見直し、会社概要、沿革、企業理念や思い、SDGs等への取り組みなど、自社サイトにあるような内容も掲載していきましょう。

「店長挨拶」もできれば笑顔の写真も出されて、「何でもお気軽にご相談を!」と呼びかけるのが良いと思います。「創業62年」など古い情報はちゃんと更新していきましょう。
https://www.waste-company.jp/profile

65点
総評

ウエス専門オンラインショップ ではライバルが増えていなくとも、Amazon、モノタロウ、Askul、TRUSCOなど大手の業務用資材の総合販売サイト利用は常識化&一般化してきており、何か特定ジャンルの資材専門店から一つの物だけを検索して吟味して時間をかけて買ってくれる顧客は段々と減少しています。

一方で、原材料や資材の価格上昇でコストダウンを図りたい企業も増加しています。価格訴求力に自信があるならば、そこをサイト外にSNSを通じて情報発信したり、SDGsをはじめ、昨今の持続可能な循環型社会を目指し求めるリユース・リサイクル・リデュースの流れに沿った貴社事業のアピールが響くであろう見込み客は少なくないと思います。

現在ほとんどなされていないSNSでの情報発信や、将来の見込み客とのコミュニケーションは、今の時代においては必須です。
でも難しく考えず、自分たちのできること、得意なこと、自慢できることなど簡単なことから発信し、個人、法人問わず、どんな方からの相談や質問も大歓迎! である姿勢をアピールすることから始められたらよいと思います。

手持ちのスマホで気軽にショート動画を撮り、スマホの動画編集アプリ(VLLOなど)でテロップを入れてInstagramにアップするところから始めてみられてはいかがでしょうか。(必要ならマンツーマン講習に伺いますよー!)

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また既存客の企業様に対しては、次回注文があった順にお電話をおかけして「ご注文のお礼」を兼ねた簡単なインタビューをして、用途や注文担当者の役職・立場、注文のタイミング、商品の用途、なぜ当社を選んでくださっているかなど、知っているようで知らないことを聞き取り調査したり、何か他にお困りのことはないかなど新たなニーズを聞き出したりすることで、ビジネスチャンスを広げたり、新商品・新サービスのヒントを得たりできると思います。

インタビューに応じて下さった方(担当者)には法人ではなく、ご本人個人宛てに喜ばれそうな謝礼をお送りすると言えば、回答率はかなり高くなると思います。

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【新商品や新市場開拓案】

どんな高級ホテルの新品タオルも、シーツや枕カバーも、1回使えば中古品です。よほどの潔癖症の人でなければ、きれいに洗濯してあれば繰り返し使うのは当たり前で、抵抗感もありません。

ホテルや旅館などで使用されていたクリーニング済の良質のタオル類は、新たな客層や市場にアプローチできる商品群だと思います。
https://www.waste-company.jp/product-list/26

新たな市場としては、介護業界以外にもペット業界でも吸水力の高い安価なタオル(特にシャンプー後の水分ふき取り用大判タオル)などはニーズ大だと思いますし、美容院、理容院、エステやマッサージサロンなどもヘアカラー後の染料シミや美容液などの付きやすいタオルは、安価で比較的状態の良い物へのニーズがありそうです。(ダークブラウン系リサイクル大判タオル)

また近年成長しているハウスクリーニング業界、便利屋業界などにも完全使い捨てでコスト高なペーパータオルではなく、ひどい汚れの時の廃棄コストも比較的低く、でも軽い汚れなら洗濯・再利用でコストダウンができる業務用雑巾としてのウエスの潜在ニーズはかなりありそうです。

個人向けにも、介護、ペット、DIY、園芸、家庭菜園などの用途では、2Kgくらいにロットさえ小さめにすれば、ある程度のまとめ買いできる、廃棄しても心苦しくない安価なリサイクル雑巾やタオルとしてアピールすることで、新品タオルは雑巾としては使いたくないが、ティッシュやペーパータオル、100均の雑巾では事足りないような潜在ニーズが掘り起こせるのではないかと思います。

また「ウエス専門店プロショップ」として考えてみると、ウエスだけの販売に留まらず、例えばヘビーな泥汚れ、油汚れ、汚物汚れなどで普通衣類と同じ洗濯機では洗いたくない人の潜在心理を突いて、安価で省スペースなウエス洗濯用の小型電動洗濯機とか、浸け置き・手洗い用のたらいやバケツ、ゴム手袋や洗濯板、かきまぜ棒やブラシ、ヘビーな汚れ用の洗剤や漂白剤、消毒剤なども品揃えすれば、ついで買いは期待できると思います。

こうした品揃えは単に売上だけでなく、「使い捨て文化への警鐘」と「リサイクルやリユースへの取り組み」の啓蒙をすることで、環境を大事にする企業姿勢のアピールにもなります。

ウエス=単に工業用雑巾と狭義に考えずに、さまざまなニーズ・用途への「廃棄しても惜しくなく、洗えば再利用もできる、低コストで高吸水・高吸油の多用途ふき取り布」と広義に定義すれば、新たな潜在ニーズを掘り起こせて新市場、新規客の開拓ができるのではないでしょうか。

視点を変えて言い換えれば、ウエスという言葉を知っているのは「工業用途」に関連する人が中心だと思いますが、さまざまなウエスのバリエーション、性質、性能、コストパフォーマンスを知れば、「ぜひ使いたい!」「使い捨てですぐ破れ、吸水性の低いティッシュやペーパータオルから切り替えたい!」「もったいないから洗って再利用したい!」というような潜在ニーズを持った人々はまだまだ世の中にたくさんいると思われます。

そうした新たな客層にいかに知ってもらい、いかに出会うかという観点で見直せば、まだまだ成長できるウエスカンパニーさんなのではないかと思います。

新たな Neoウエスカンパニーさんの将来性、ポテンシャルの大きさに期待したいと思います!

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今後また、アイデア不足やあれこれ悩んでしまった際にはお気軽にご相談ください。

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読者の皆様もあれこれ悩まれた際にはお気軽にご相談ください。
「ダメ出し!道場」は 目からウロコを落として発想の転換をしていただける企画です!

以上。「ダメ出し!道場」でした!



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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。
おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、先日リリースしたトップ画像をアニメーション表示するカスタムパーツをご紹介します。

このカスタムパーツには、3種類あります。
・トップ画像を左から右に表示する
・トップ画像をフェードイン表示する
・トップ画像をズームアウト表示する
※各パーツの説明は、デザイン管理→カスタムパーツページからご確認ください。






カスタムパーツを設定する

デザイン管理→カスタムパーツから「トップ画像を左から右に表示する」にチェックを入れてください。
※3種類ある商品一覧/記事一覧用から利用されるパーツを選択してください。

カスタムパーツ設定の詳細は下記のFAQをご覧ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1753
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1877

 
デザイン道場バンクナンバー
過去ご紹介したデザイン道場の一覧です。是非ご活用ください。

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

先日、江戸川の堤防の近くに行きました。江戸川というのは江戸時代に行われた利根川東遷によって作られた人工的な川です。利根川東遷、荒川西遷という大工事を成し遂げた当時の人々もすごいと思いましたが、巨大な湿地帯であった関東平野の可能性を見て取った徳川家康の先読み能力にも感嘆しました。
(おちゃのこ山崎)

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