など、とにかくAI関連の質問をよく受けます。
私はAI開発者でもなければ、プロンプトエンジニアリングの専門家でもないですが、「AIの素人でもAIと上手に付き合う」方法はいつも研究して試行錯誤しているベテランIT活用家と自認しています。
その立場であえて答えるということは、例えるなら「自動車の開発エンジニアでもなければ、プロのレーシングドライバーでもない人が「一般ドライバーでも車の上手な活用法や燃費の良い走り、便利なカーグッズのことはいつも研究して試行錯誤しています」といったところでしょうか(^^;)
最初は基本・基礎の勉強を、自動車教習のような書籍なり、教習所的な初心者向けセミナーやWebサイトで学ぶのも悪くはないかも知れませんが、自動車と違っていきなり使ってみても事故を起こして命にかかわるようなことはありません。
車のようにまずは数百万円を使って車を買わないと使えない(乗れない)といったこともありません。
まずは、いろいろな車に試乗するように、無料であれこれのAIを使ってみれば良いのです。
ChatGPT、Google Gemini、Claude、Microsoft Copilot、PerplexityあたりのAIチャットにあれこれ質問や相談をして使ってみると良いでしょう。
と、「まずは自分で使ってみな!」と突き放すだけなのも失礼なので、私の独学の中で感じて得た「悟り」や「極意」とでも言うのでしょうか、とても大切で優先度の高い「AIの使い方の秘訣」についてお話ししたいと思います。
あえて、キャッチーなタイトルをつけるとするならば(^^;)
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AIがイマイチ賢くない理由は? 実はあなたの〇〇力不足だった!?
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多くの方が、ほんの1~2年前まではAIを活用するには高度なITの知識やスキルが必要になるものだと思っていました。
事実、AIへの指示の出し方を「プロンプトエンジニアリング」などと称して、小難しい書籍やセミナーにしたものは巷にたくさんあります。
Amazonで「プロンプトエンジニアリング」と検索してみてください。たーくさんのプロンプト関連の本がみつかります。
まぁ、お金と時間に余裕のある方は1~2冊読んでみると、知らないよりは知っている方が早くAIを便利に使え始められるかも知れません。
しかし私には、それは既に遅く、少し違う景色が見え始めています。
ChatGPT、Gemini、ClaudeなどのAIは、もはや専門家だけの道具ではありませんし、学生も主婦も会社員も経営者も、子供からお年寄りまで誰もが使う時代になってきました。
AI以前には、コンピューターに命令するためには「コンピューターの言葉」を覚える必要がありました。
ところが現在は逆です。
AIの進化・進歩が予想を超えて早く進み、人間の言葉を理解する能力が格段に高まったため、特別なプロンプト技術やITスキルではなく、「人間が正しく日本語を書く能力」の方が重要になってきたのです。
これは非常に興味深い逆転現象です。
かつて、我々は小中学生時代に国語の授業で、「主語をちゃんと書きなさい」「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにしたのか?」の 5W1H を明確にしなさい。「相手に伝わる文章を書きなさい」などと教えられました。
多くの人は、「そんなバカ丁寧な会話なんてしてないし」「そんなこと社会に出て役に立つのか?」などと思ったかもしれません。
ところが2026年現在、それがAI活用力の核心になりつつあります。
まるで小中学校の国語の先生が、20年後のAI時代を予言していたかのようです(^^;)
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【AIは賢い。しかし超能力者ではない】
AIについて、多くの人が誤解しています。
AIは万能で、人間の意図を勝手に完全に理解してくれる!
何にでも明確に正解を返してくれる!
なんて思っている人も少なくありませんが、実際のAIは違います。
AIは非常に優秀な「推理・推論の達人」ですが、一方では「もっともらしい返答文章を紡ぎ出すウソつきの名人」です。
でもそれも、与えられた情報が曖昧であるがゆえの、曖昧な推理をしてしまうことからきています。
例えば、あなたがベテランの部下にこう言ったとします。
「こないだのやつ、あれしといて!」
「新商品、インスタにいい感じにUPしといて!」
「もうちょっとエモい感じでバズらせて!」
優秀なベテランの部下なら通じるかもしれませんが、新人さんや、仮にベテランであっても初対面の外注さんだとかなり意味不明でしょう。(^^;)
AIも同じです。人間同士なら表情や声のトーン、今までの関係性などで補える情報があります。でもAIは入力された文章によって与えられた情報以外は基本的には知りません。
だから曖昧な文章での指示からは曖昧な結果しか生まないのです。
あなたの脳の中をテレパシーで覗いて勝手にインプットするなんて超能力までは、残念ながら今の所、AIはまだ持ち合わせてはいません。
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【AIはすぐ間違えるのではない。あなたがすぐ間違えるのだ】
実はAIの失敗の多くは、「AIが間違えた」のではありません。
「あなたが曖昧な指示を出した」「充分な情報を与えなかった」ことが原因だったりします。
例えば、「ネットで売れる方法教えて!」なんて、つい聞いてしまいがちな質問。人間には簡単な質問に見えます。
でも、そんな質問も、AIからすると、
・何を売るのか?
・誰に売るのか?
・個人なのか法人なのか?
・商品なのかサービスなのか?
・予算はいくらか?
・日本向けか海外向けか?
などなど、何も分からずではAIは一般論しか返せません。
そこを具体的に「デリケートなお肌の女性や子供向けの化学物質無添加の天然原料100%の手作り石鹸を販売している個人事業主です。広告費予算は月3万円です。Instagram 経由で半年以内に集客と売上を2倍以上にしたいです」
と書くと、どうでしょう?
突然AIは優秀になります。(興味の沸いた方はぜひやってみて!)
でも実はAIが急に賢くなったのではありませんよねー(^^;)
そう、あなたが情報を整理して丁寧な言葉で伝えるように変えただけなのです。
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【AIとの会話は「翻訳」ではなく「設計」】
ここで重要な発見があります。多くの人は、「AIにどう聞くか」「AIに質問するテクニック」を考えています。しかし本質はそこではありません。
本当に重要なのは、「自分が何を求めているのかを整理できているか」だと思います。そういう観点で考えると、AIとの対話は「質問」というより「設計」だといえるのかも知れません。
例えば建築士さんに、「なんかいい感じの家を作ってください!」なんて言っても、建築士さんは困りますよね(^^;)
・家族は何人か?
・予算はいくらくらいか?
・何部屋、何平米程度必要か?
・平屋か二階建てか?
・庭は必要か?
・譲れないコダワリや優先順位は?
などを洗い出して整理する必要がありますよね。
AIも同じです。インプットが不足するとアウトプットの質が極端に落ちます。(でもAIは無理にでも推論して何らかの返答をしようとするので、時に見当はずれで中途半端な答えになったり、ハルシネーションと呼ばれる推論でウソの返答を生成してしまいます)
ちゃんと事前に情報インプットをできるだけしてあげれば、AIの答えは俄然良くなるのです。逆の視点で人間から見れば、良い答えを得られる人は、AIへの質問テクニックが上手なのではありません。頭の中の考えや要点を整理するのが上手なのです。
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【日本語は便利、でも省略や行間を読む文化が当たり前】
ここで日本語特有の問題があります。日本語は世界でも珍しいほど省略が多く、曖昧を許す言語です。
例えば、「昨日行ったけど、あいてなかった~」という主語も目的語もない文章一つでも、
奥さんが美容院に…
社長が仕入れ先に…
娘が夏休みの学校に…
など、相手のことやシチュエーションをよく知っていれば、日本人は普通に理解できてしまいます。
しかし、英語を話す国の人々や、AIは、
・誰が行ったのか
・どこへ行ったのか
・何が「あいて」いなかったのか
それらが全部省略されていては、推論さえもできません。
私たち日本人は、普段、無意識に、いろいろなことを補完してしまっています。相手も分かっているだろう前提で会話したり、当たり前にやってしまいます。(だから誤解も多いのですが(^^;))
ところがAIはこれでは補完できません。質問をしてくれる場合もありますが、勝手な推測が始まってしまうこともあります。推測が始まれば当然AIでも誤解も始まります。
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【略語はさらに危険】
日本語には極端に略語が多いです。例えば、スマートフォン→「スマホ」は最たるものですが(^^;)
「パソコン」パーソナル・コンピューター
「リモコン」リモート・コントローラー
「エアコン」エアー・コンディショナー(コントロール)
「マザコン」マザー・コンプレックス
「合コン」合同・コンパ
「ゼネコン」ゼネラル・コントラクター
「ツアコン」ツアー・コンダクター
「ミスコン」ミス・コンテスト
「オワコン」終わった・コンテンツ
などなど、「コン」は意味もさまざまです。これ昔から思ってました!
話が横道にズレましたが。
要は日本人には当たり前ですが、世界的には通じないような略語も多いということです。(最近のAIは日本語の学習も深まって賢いので、こうした日本独特の略語もかなり理解するようになってきましたが)
でも厄介なのは、新しく定義がまだ曖昧な略語です。
例えば、「エモい」などは人によって意味が違います。
エモーショナル。感動的。懐かしい。切ない。おしゃれ。雰囲気がある。など、まだ定義が曖昧で人間同士ですら解釈が分かれます。
当然AIも迷います。
また、「バズる方法教えて」という質問も危険です(^^;)
「バズる」との定義は何でしょう?
1000再生なのか。10万再生なのか?
「いいね!」の数なのか? 売上増加なのか?
認知拡大なのか? など意味が人によって違います。
AIは曖昧な定義の言葉は苦手なのです。
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【SNS文化が生んだ新しい課題】
スマホ(SNS)が普及して以来、多くの人は短文文化の中で生活する
ようになって来ました。LINE、X、Messenger、Instagram、TikTok…
仲間内・身内や同類の人間の中では短く書くことや略して言うことが正義や様式美(カッコイイ)になりました。しかし短く書く能力と、正確に書く能力はかなり別物です。
むしろ短文ばかり書いている=短文が通じる&許される狭い世界にいると、「相手も分かっているだろう」という意識・前提が強くなってしまいます。
これを私は「身内言語化」と呼びたいと思います。
仲間内では通じるけど、外部には通じない。
学校のクラスや部活やサークルなどなら良いでしょう。
会社の部署やお店などの小さな組織ならまだ通じますし、許されるでしょう。でも一歩外に出てのコミュニケーションでは通じません。
AIも残念ながら「身内」ではありません。
ですから、省略されると文脈を読み違え、読み違えると返答も見当違いになってしまいます。親しみを持ちつつも、正しい日本語で丁寧に伝えましょう。
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【AIには「プロンプト力」ではなく「説明力」の時代】
AI業界ではつい最近まで「プロンプトエンジニアリング」という言葉が流行っていました。
特殊な呪文のような指示文を書けばAIを操れるという考え方です。
しかし最近のAIは急速に進化しています。
特殊なテクニックの価値は徐々に下がっています。
一方でAI以前から今に至るまで価値が下がらない能力があります。
それが「説明力」です。(日本では「国語力」とも言われます)
状況を整理し、目的や条件を言語化する力。
相手の誤解を予測し思いやりを持って説明する力。
これはAIがどれだけ進化しても変わらない必要な力です!
なぜならAIは人間の目的を勝手には決められないからです。
(勝手に決められるようなAIが登場したらマジ怖い!)
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【AI時代に有利なのはどんな職業の人か?】
ここでちょっと意地悪な質問をしてみましょう。
AI時代に有利なのはどんな職業の人でしょうか?
プログラマー? エンジニア? もちろん有利でしょう。
でもそれ以上に有利になる可能性がある人がいます。
それは、「相手に伝わる文章を書ける」職業の人達です。
例えば学校の国語の先生や作家、編集者。
コミュ力の高いベテラン営業マン、インタビュー力の高い記者、コンサルタント、社員からの信頼が厚い経営者など。
こうした人々は昔から、「相手が誤解しない言葉」を意識して磨いてきました。
気の短い人には「くどい」「まどろっこしい」と批判を受けることもあったかも知れませんが、実はそんな力がAI時代に再評価され始めています。
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【国語はAIを動かすOS!?】
昔の学校教育では「国語」は一つの教科・科目に過ぎませんでした。
でも、AI時代にはきっと見え方が変わってきます!
国語は単なる教科ではありません。
すべての知識をAIに伝えるための基礎になってきます。
特殊な機械語やプログラミング言語のコマンドではなく、国語力がOS(オペレーティングシステム=基本ソフト)です。
言葉で情報を伝え、指示を伝え、言葉でシステムと意思疎通するOSが不安定なら、どんな高性能システムも動きません。
言葉が曖昧なら、どんな高性能AIも性能を発揮できません。
AIの性能差ばかりが話題になってしまっていますが、本当に差が出るのは人間側、利用者側の差です。
同じAIを使っても、ある人は10倍の成果を出し、ある人は「使えない」と文句を言うだけ。
その差の多くはAIではなく利用者側の「国語力」の差にあります。
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つまり、私の思うに、「AI時代」とは機械が人間の言葉を理解する時代です。
しかし逆に言えば、人間もまた自分たちの言葉を見直さなければならない時代になりました。
AI活用の本質は、難しい技術を覚えてテクニック自慢に走ることではありません。自分が何を考え、何を望み、何を実現したいのかを整理してシステムに伝え、良い答えを引き出すことです。
この先のAI搭載のロボットや自動車、空中ドローンなどが日常に普及して浸透してくる時代にも、それらAIシステムとのコミュニケーション手段は「言葉=各国の国語」なのは間違いありません。
多くの人がいずれ当たり前に使うようになるであろうAI家事ロボットやAI医療ロボット、AI自動車にAIドローン、AIロケットなど、言葉をOSとするさまざまなAIシステムに正しく安全に働いてもらうには、「相手が少しでも誤解しないように、自分の考えを正確に言葉にできる力」が必須だと確信しています。
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【まとめ:AI時代に優先すべきスキルは、実は国語力 でした!】
AI時代に本当に価値が上がるのはITスキルではなく、「自分の考えを誤解なく言葉にする国語力」だと思います。
(ここで言う国語とは、日本語という意味ではなく、各国のAIのインプットに使われる国語。日本では日本語)
皆さんもスタッフさんやご家族(特にお子様やお孫さん)などに、できるだけ丁寧で正しい国語力を身に付けて使えるようになることをお勧めしてあげてください!
それがAI時代に、より便利に、より安全に仕事をしたり暮らしていく能力になるからです!
もちろん、人間同士のコミュニケーションにも正しい国語力は、誤解やそこから生じる諍い(いさかい)を減らしていけるものだと信じて期待したいと思います!
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以上、AI時代に優先すべきスキルは何か? を考えてみた「ダメ出し!道場」コラム回でした。
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「ダメ出し!道場」登場ショップさんを募集しております!
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ただショップページを見てダメ出しするだけでなく、事前にお電話でインタビューをしてホームページからは見えないお店の隠れた強みや魅力を引き出します! お電話ですのでリアルタイムにQ&A、ちょっと聞いてみたいことやご相談もいただけます。
オンラインショップコンサルタントとして25年以上で数千店舗のショップさんを直接見て、聞いて、お話しして、ご相談に乗ってきた私が、数日かけて貴店を拝見し、お電話で2~3時間かけてQ&Aやアドバイスさせていただきます。
一般論ではなく、あなたのお店の事情・状況、体制などを聞いた上で、それぞれのお店に合った具体的なアドバイスが受けられます!
もちろん書いて欲しくない企業秘密は記事には書きませんのでご安心ください。
「ダメ出し!道場」とちょっとコワそうな名前ですが(^^;)
とーっても優しくお話を伺いますのでどうぞご安心してお申込みください!
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