小さな会社が大企業に勝つ方法とは?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

ワールドカップの話題はもう過去のこととなり、巷ではこれからやってくる猛暑の話題でもちきりです。冷房があまり普及していないヨーロッパの各地で40℃を超える気温を記録したことも、私たちを驚かせました。

極東の島国に居ながらにして世界中のニュースが瞬時に届く現代社会では、ともすると私たちに知ることのできないものはない、という錯覚を起こさせます。はるか宇宙の彼方から「はやぶさ2」が送ってきた小惑星の画像を見ても、そう感じてしまいます。

しかし、私たちにはまだまだわからないことがたくさんあります。もしかすると、情報があまりにも多すぎるので、そのことに気づきにくくなっているのかもしれません。

たとえば、「小さな会社が大企業に勝つ方法」。そんなの無理と思うかもしれませんが、実際にはたくさんのやり方があります。今回のオススメ参考書はそんな本をお届けします。

お知らせ おちゃのこネットデザイン作成プランに作成事例を追加

朝日医理科株式会社
朝日医理科株式会社
https://www.asahi-irica.com/
皆さん、こんにちは。
大変ご好評をいただいているおちゃのこネットデザイン作成プランに、ご利用いただいたショップさまの作成事例を追加しました。ご利用いただいたショップさまにも見やすくなった、商品を探しやすくなった、綺麗でおしゃれなデザインに感動した!など、大変満足いただいております。
おちゃのこネットのデザイナーが作成しますので、HTML、CSSで高度なデザインカスタマイズが可能です。
綺麗なだけでなくユーザー利用目線で商品を売るための導線とデザインで作成します。

デザインプランの詳細、事例は下記ページよりご覧ください。
https://www.ocnk.net/design/list.php

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

売り方の正解 小さなお店が生き残る50のヒント

竹内謙礼・著/日本経済新聞出版・刊

1,584円(キンドル版・税込)/1,760円(紙版・税込)

まず著者のプロフィールからご紹介しましょう。といっても、ネットショップ界では有名な方なので、先刻ご承知の人も多いことと思います。かくいう私も、ネットショップ雑誌のライター時代にはこの方を何度も取材しており、現在もSNSでフォローしています。

間違いがないように、著者公式サイトに掲載されているプロフィールを引用します。
***
著者・竹内謙礼氏は、有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、出版社、観光施設の企画広報担当を経て、2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場のほか、複数のネットビジネスで受賞歴あり。
実店舗の集客や販促戦略、ネットビジネスを中心にしたコンサルティングに精通しており、個人事業主から大企業まで、幅広く販促ノウハウを提供している。
全国各地の商工会議所や企業にて精力的にセミナー活動もおこなう。また、経済誌やWEBニュース等への連載や寄稿のほか、日経MJにおいて、毎週月曜日「竹内謙礼の顧客をキャッチ」を10年以上連載中。取材した企業は650社を超える。著書は『巣ごもり消費マーケティング』『ネットショップ運営攻略大全』(技術評論社)、『逆境を活かす店 消える店』(日経BP)『会計天国』(PHP研究所)ほか60冊以上。
***

本書は昨年末の刊行ですが、今年の初めには東京で本書の刊行を記念したセミナーがリアル&オンラインで開催されました。タイトルは本書と同じ「売り方の正解 小さなお店が生き残る50のヒント」です。

かつてのネットショップ黎明期は、全国各地にスモールビジネスの有名店が勃興し、個人や少人数で成功できるビジネスモデルとして脚光を浴びました。しかしそれも平成、令和の時代になると莫大な販促予算をかけられる大企業が席巻するようになり、もうスモールビジネスでは勝てないのかという雰囲気が広がっています。

しかし、著者は「そんなことはない」と断言します。「ちいさなお店や会社でも、創意工夫してやれることがたくさんある」という実例を50個示したのが本書です。前述のセミナーでも、本書にある「アナログとデジタルのいいとこ取りで行こう」というテーマを紹介していました。

本書の表紙には、ほかにこんなことが書かれています。
「小さいお店だからこそできる売り上げアップ、集客手法を教えます」
そして次のようなフレーズが並んでいます。「QRコード」「ダジャレの商品名」「看板広告」「顔出し」「ギフト」「年賀状」「SNS」「コラボ」「推し」「LINE」「生成AI」「アナログ販促」「オンリーワン」

それでは「はじめに」を読んで著者の本書に対する思いを確認してみましょう。

「はじめに」の冒頭で、著者はこう書いています。
***
本書は、「人も金も時間もない」小さなお店や小さな会社が、すぐに実践できる集客・販促手法を集めたマーケティング指南書である。
***

ここで本書のターゲット読者が明確に示されます。「人も金も時間もない」「小さなお店や小さな会社」がターゲットだというのです。大企業向けのマーケティング指南書ではないと、はっきり謳っているわけです。

つまり、大企業が成功している販促手法を小規模事業者に当てはめるのではなく、小さな会社だからできる戦い方を示そうとしているのが、本書です。

小さなお店・小さな会社の販促活動は、昭和時代はチラシや電話営業が主流でした。それが平成時代になると大型店、チェーン店との競争が激しくなり、令和に入って販促の戦場はネット、SNS、AIになりました。

そしてネット上での販促活動に必要な費用が急激な右肩上がりとなるにつれて、「果たして小さなお店は令和の時代に生き残れるのか」という経営者の不安が増してきました。

その不安に対して、著者は「大丈夫、生き残れます」と断言しています。「そのためには本書を読んでください」という導入になっているわけですが、SNSやリアルで著者を知っている人ならおわかりのように、著者は明るく楽観的なキャラクターです。それがスモールビジネスの経営者を安心させ、「ちょっと聞いてみよう」という気にさせます。

「はじめに」では、AIを脅威ではなく味方として扱っています。たとえば「ChatGPTをオンラインショップのセールストークに使う」というくだりでは、AI万能論ではなく、「少人数でも大企業並みの仕事ができるようになる」という位置づけで現実的に扱っています。

このあとで目次を紹介しますが、本書は「即効性のある販促」「動画・リール」「ChatGPT」「インフレ対策」「経費削減」という順序で章立てが進みます。

少なくとも「はじめに」を読んだ方は本書が「売る技術よりも令和時代に小さな会社がどう生き残るかを考えさせる実践書」であることがわかるでしょう。

ここから先を読み進めるには、まず「大企業の真似をするな、小さいことを武器にしろ」という著者の主張を前提として理解しておくことが必要です。

それでは、本書の目次を紹介します。

・はじめに
・第1章 簡単スピード改善10選
すぐにこれをやりなさい
1 QRコードを目立たせなさい。
2 「売っている人の顔」を出しなさい。
3 友達や知人に売りなさい。
4 今すぐ動画を始めなさい。
5 中途半端なSNSはやめなさい。
6 お客をLINEに登録させなさい。
7 「営業時間の常識」を捨てなさい。
8 コラボ企画をやりなさい。
9 赤字のネットショップは、商品を変えなさい。
10 グーグルマップにお店の情報を載せなさい。

・第2章 新規客・得意客を増やすワザ10選
まずは知名度を上げなさい
11 「看板広告」を本気で作りなさい。
12 年賀状を出し続けなさい。
13 「写真も店舗の顔だ」と思いなさい。
14 月に1回、プレスリリースを配信しなさい。
15 「アナログ販促」で修業をしなさい。
16 安い広告を何度も出しなさい。
17 「経営者の自己満足」のようなホームページはやめなさい。
18 情報は小出しにしなさい。
19 お客と触れ合えるイベントをやりなさい。
20 「地域の面倒くさいこと」をやりなさい。

・第3章 すぐ結果が出るコピー術10選
生成AIにキャッチコピーを作らせなさい
21 キャッチコピーには数字を入れなさい。
22 「単なる要約文」のキャッチコピーはやめなさい。
23 キャッチコピーはたくさん作りなさい。
24 生成AIにキャッチコピーを作らせなさい。
25 思いつかなかったら、「疑問形のコピー」にしなさい。
26 意外性のある商品名で、ヒットを作りなさい。
27 お客が笑顔になる商品名をつけなさい。
28 お得感を出すなら、「業務用」を訴えなさい。
29 「検索されやすい店名」にしなさい。
30 「比較優位性」を示すキャッチコピーを作りなさい。

・第4章 顧客単価を上げる売り方10選
そこにしかないものを売りなさい
31 「悩み事を解決する」商品を売りなさい。
32 対面で商品の価値を伝えなさい。
33 インフルエンサーよりアンバサダーを起用しなさい。
34 「オンリーワンの店」になりなさい。
35 限定品は「ストーリーと一緒に」売りなさい。
36 「セット売り」を始めなさい。
37 お客にとっての「推し」になりなさい。
38 ギフト品を作りなさい。
39 値上げと同時に、お得感のあるサービスを始めなさい。
40 「客離れの起きない値上げ方法」を探しなさい。

・第5章 経費削減と経営改革10選
売れない商品は処分しなさい
41 ネット広告を、今すぐやめなさい。
42 コスト削減策を考えた社員に、報奨金を出しなさい。
43 余剰在庫は、迷わず廃棄しなさい。
44 オフィスを、みんなで作りなさい。
45 「社員を雇用する常識」を捨てなさい。
46 社内のスタッフ以上に、フリーランスに優しく接しなさい。
47 経営者の参謀役は、定期的に替えなさい。
48 求人で職場をキラキラに見せるのはやめなさい。
49 優秀な社員は独立させなさい。
50 「もったいない」を捨てなさい。
・おわりに

それでは本文に入っていきましょう。最初の項目は「QRコードを目立たせなさい」です。ここで勘違いしてはいけないのは、著者は「QRコードを大きく表示せよ」と言っているのではないことです。

しっかり読むとわかりますが、「QRコードを読み込んでリンク先を表示させると、どのような良いことがあるのか」を明示した上でQRコードを目立たせなさいという話なのです。

ここには「QRコード経由の閲覧は全体の約1%」と記されています。「なんだ1%か」と思うか、「優良顧客になる可能性が高い人が1%もいる」と思うかが運命の分かれ目です。

ここで「優良顧客になる可能性の高い1%」と考えられる人なら、この数字の意味が理解できるでしょう。

本書には親しみのある説明イラストが多数掲載されています。諒将という人のイラストですが、これには裏話があります。

著者は当初、掲載するイラストをAIに描かせようと考えていました。しかし、いくらやっても思うようなイラストができません。いろいろとプロンプトを工夫したり、出来上がったイラストにさまざまな修正を加えようと試みますがうまくいきません。そのうちに、「絵の描けない自分がいくらAIに描かせようとしても、指示がうまく伝わらないのは当然だ」ということに気づき、人間のイラストレーターにお任せすることにしたそうです。

この項のイラストはBefore・Afterの説明になっていて、BeforeのチラシはQRコードが小さくて目立たず、リンク先にどんなメリットがあるかが明示されていません。

それに対してAfterのチラシはQRコードがチラシの約5分の1を占めるほど大きくなり、さらに「OPEN記念10%オフクーポン」と飛び先ページのメリットがはっきりと謳われています。

つまり本文をよく読まなくてもイラストを見るだけでここに描かれていることがわかるようになっているわけで、実用書の説明イラストとしての機能が十分に発揮されています。これはAIに描かせたイラストではなかなか実現できないことです。

5番目の「中途半端なSNSはやめなさい」は、「惰性で続けるSNSはやめて、経営資源を有効に配分せよ」という項目です。

著者は小さなお店がSNSで成功する条件として、次の3つを挙げています。
・SNSが好き
・SNSに投稿したいネタがある
・毎日投稿できる

この3つが満たされていない場合は、SNSに手を出すべきではないということです。

多くのマーケティング本なら、「投稿を習慣化しましょう」「投稿カレンダーを作りましょう」と言ってSNSを販促に使うように勧めるはずです。しかし著者ははっきりと「好きでなければ続かない」と断じています。

というのは、現代のSNSはアルゴリズム上、継続できて投稿量が多い人の露出が増えるようになっているからです。当然、露出が増えれば反応も多くなるでしょう。だから、SNSが好きでない人がいくら義務的に投稿しても、途中で止まってしまい、かえって評価を下げることになります。

そして著者は、SNSが向いていないと判断したら、熱量を込めて毎日楽しんでもらえる販促は何かを考えるべきだと言います。自分の得意分野に経営資源を集中せよというアドバイスです。小さいお店や小さな会社こそ、「選択と集中」を明確にしなければなりません。

ただし、最新の生成AIをアシスタントに使うことで、ある程度の苦手はカバーできるようになっていますから、必ずしもSNSが好きでなくてもOKになる日は近いかもしれません。

14番目の項目は「月に1回、プレスリリースを配信しなさい」です。

ここで著者が本当に言いたいことは、「広告ではなく、記事として取り上げてもらえる情報を作りなさい」ということです。

広告はお金を払えば適当に考えた内容でも発信することができます。しかしプレスリリースをメディアに送り、掲載してもらうためには、メディア側が「読者にとって面白い情報だ」と思わなければなりません。

つまり、月に1回プレスリリースを配信するためには、毎月「われわれは何をニュースにできるか」を考えるクセをつける必要があります。その習慣が会社を強くすると著者は言いたいわけです。

そして著者は「記事にしやすいプレスリリース」の要素として、「季節性」「時節性」「地域性」などを挙げています。たとえば「新製品発売」だけでは弱くても、「父の日限定」とか「猛暑対策」がついていれば、編集部は興味を持つかもしれません。

「月に1回」と言われると、「そんなにニュースはないよ」と思うかもしれませんが、ないと思うところを考え抜くところに意味があると著者は言います。毎月「何か話題はないか」と考える会社は、自然と企画体質になっていきます。

さらに、今の時代ならAIがサポートしてくれます。AIに「今月のプレスリリースに載せる切り口を10個考えて」と指示すれば、季節性や地域性を絡めた企画案を考えてくれるでしょう。

本書にはありませんが、もう一歩踏み込んでアドバイスするなら、「プレスリリースは編集者目線で書くことが大事」です。採用されるプレスリリースの多くは、編集者の立場で考えて、どんな内容なら掲載したいと思うかを吟味したものです。

最後の「おわりに」では、これから10年を生き残るために必要な力として、次の3つが挙げられています。
・売る力
・見極める力
・考え抜く力
本書に掲載された50のアドバイスは、どれもこの3つに関連しています。

小さなお店はいろいろな点で大企業に勝てません。しかし、「あの人から買いたい」と思ってもらうことができれば、お客様は多少の不便があっても買ってくれます。それが商売の本質であり、デジタル時代になっても変わらないポイントです。

刊行から半年ほど経ちますが、数年経っても古びない、ビジネスの王道が書かれた一冊です。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

EC仙人
太田哲生

唐突ですが、「こっきん」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?

ご商売をされている皆さんなら、「こっきん」と言えば「国金」。
そう、旧「国民生活金融公庫」→現在の「日本政策金融公庫」さんを思い浮かべる方が多いかと思います。

中小企業の味方! 資金繰り支援でお世話になっておられる企業さん、ショップさんも多いのではないでしょうか(^-^)

でも今回の「こっきん」はちょっと違います。

「国菌」と書く「こっきん」なのです。

えっ? 国の菌って、何?

国の菌と言っても、正確には国や政府が決めたわけではないのですが、2005年に日本醸造学会が「われわれの先達が長い間大切に育み、使ってきた貴重な財産『麹菌』を、わが国の『国菌』に認定する」と宣言しています。

そう、国菌とは麹菌のことなんです。

古来より日本では、味噌、醤油、お酢、みりん、日本酒、焼酎、泡盛、甘酒、塩麹、醤油麹など、調味料やお酒や魚の麹漬けといった加工食品に、「麹カビ=麹菌」が利用されてきました。

日本では発酵食品のイメージが強く、「良いカビ」、「良い菌」の印象がある「麹」ですが、同じ麹カビの仲間には、生物界最強の部類にも入る、アフラトキシンという猛毒を作り出す恐ろしいものや、さまざまなカビ毒を作る麹カビもいるのです。

では、醤油や味噌やお酒作りに使う麹で毒ができちゃうことはないの?
安全性は大丈夫なの!? と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

はい、でもご安心ください。大手食品メーカーと東大など研究機関が共同でお酒や味噌・醤油作りに使う麹菌のDNA解読をした結果、お米のでんぷんを糖に分解する麹菌と大豆のタンパク質を旨味成分のアミノ酸に分解する2種類の日本で使われてきた代表的な麹菌においては、DNAのカビ毒を生成するための遺伝子部分が欠損していることが発見され、カビ毒を生成しない(できない)ことが遺伝子レベルで科学的に証明されたそうです!

つまり、毒を作る設計図そのものが欠けているため、これらの麹カビはカビ毒を生産することができないのです。日本でお酒や味噌、醤油の製造に使われてきた麹カビは、どれだけ繁殖しても、温度や湿度などの条件が変わっても、絶対に毒を生み出すことができない菌になっていたのです!

この発見により、日本で醸造に使われる麹菌については、カビ毒を生成しないことが遺伝子レベルで確認されています。

まさに、先人の知恵と日本の伝統を現代科学が証明したといえるでしょう。現代の科学ってスゴイなぁ! と思うと同時に、大昔の人々が経験的にこの麹カビが生えた米や豆は食べても美味しいしお腹を壊さない! ということを発見し、そのカビ菌を保存し育て続けて千年以上も受け継いで、「発酵」や「醸造」として確立してきたことも、あらためて「スゴイ!」と感心しました。

室町時代にはすでに、この麹カビを純粋に培養してビジネスにする「種麹屋(たねこうじや)」という専門職が存在していたそうです。
彼らは、木灰(きばい)を米に混ぜることで、灰のアルカリ性によって他の有害な雑菌を抑え込み、麹カビだけをきれいに増殖させるという、世界最古ともいえるバイオテクノロジービジネスを確立していたようです。

そこで作られた麹を買って、醤油屋は醤油を、酒蔵は日本酒を、家庭では味噌を(味噌は各家庭で作られることが主だった)作っていたそうです。

味噌汁、お漬物、佃煮、煮物、そして晩酌のお酒など(^^;)
美味しくて、今や世界に誇る「和食」を支える味噌、醤油、お酢、みりん、お酒などは、すべてこの「麹菌」の上に成り立っているんですよね!

さてさて、今回のお店は、米どころの山形県の味噌・醤油の醸造をする会社さんです。

醸造蔵としては明治20年(1887年)創業の老舗さんですが、そのルーツは正に「麹作り専門の麹屋さん」で、江戸時代中期からなんと300年以上の歴史がある老舗です!

それでは、今回の「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
フジ味噌醤油

ショップ名 :
フジ味噌醤油

サイトURL:
https://fujimiso.ocnk.net/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

クーポンを発行してもポップアップ広告を出しても売り上げが伸び悩んでおります。

第一印象:老舗の味噌醤油蔵である事は分かるが…
そこから先は?

トップの大きなスライドショー画像にある「明治20年の創業以来…」「起業から九代」「300年を数える」や、古そうな木と瓦屋根の建物の写真などで歴史のある老舗醸造元であることは感じられます。

さらにトップの「日本唯一のもち米麹味噌」「蔵付き酵母ともち米麹」「贅沢で手間ひまをかけた味噌醤油づくり」「長く深い歴史と伝統が磨き上げた技と心」などのキャッチコピーや、金屏風、幟旗の画像などで、とにかく歴史のある老舗だという印象は伝わります。

会社や商品の強みや特長に関しては、せっかく興味を持っても、いざ、「フジ味噌醤油」とは? という情報がありません。

まず、産直店としての基本。どこの地方にあるのか?
トップページ上部には「山形」さえも見当たりません。

また具体的にどんな会社でどんな歴史があるの?
会社概要や沿革などを探しても見当たりません。

最大の特徴であろう「日本唯一のもち米麹味噌」についても、特に詳細な説明ページも見当たらず、具体的なことを知ることができません。

「麹屋としての起業から九代」の現在の当主がどんな方で、どんな思いで経営しているのか? どんな思いで商品作りをしているのか? などのメッセージも感じられず、いかにも外注の広告屋やホームページ制作会社がテキトーになんとなく老舗感を演出しているだけのように見えます。

トップページから見える商品写真も、「パック」や「ボトル」ばかりでキレイではありますが、「食品」としての「美味しそう!」なシズル感などはまったくなく、購買欲の前にあるお客様の「食欲」を刺激できていません。

それらしいキーワード、キャッチコピーの羅列止まりで、中身・本質の強みを解説するコンテンツが用意されていません。食品なのに美味しそうなビジュアルもありません。

「興味→知りたい!」は感じても、そこから先の「理解→納得」や、「買いたい!」も「食べてみたい!」も起こらないでしょう。

とりあえず体裁は整えて商品は並んでいる「自動販売機」的なトップページで、とてももったいないページであるという印象です。
(メーカーショールームにも、売り場にもなりきれていない)

現状のサイトでは、いくら広告やクーポンを発行しても、なかなか「興味を持つ」→「よし、買ってみよう!」という心理変化は起こせないと思います。

インタビューでわかったこと、気づいた点

今回も、社長の深瀬忠昭さんにお電話にてインタビューさせていただきました。

フジ味噌醤油さんのルーツは、正確な年月などはわからないようですが、元は江戸中期に「麹」を作る「麹屋」としての起業が始まりとのこと。

当時は味噌は各家庭が栽培した、あるいは調達した大豆を麹屋で買ってきた麹を使って仕込み、それぞれが自前で味噌を作っていた時代。
そんな中で家族も使用人も大勢いた大きな家では、仕込む味噌の量も多くなり、麹屋に豆を持ち込んで味噌を作ってくれと依頼するようになっていったのだとか。

明治の時代に入り、フジ味噌さんも、そうした流れから味噌醸造へと転じ、製造販売業として明治23年に創業されたのだそうです。
なんと今でも味噌の委託製造は行われているそうで、中には何十年も前に委託されて作った味噌を依頼主が受け取りに来ず、連絡も途絶え、預かったままになっているといった超・古古古味噌もあるそうです。

フジ味噌さんの最大の特徴は、何といっても「麹」に普通の米(うるち米)の麹ではなく、「もち米の麹」を使うこと。米味噌は普段私たちが食すお米「うるち米」の麹を使って仕込むのが一般的ですが、フジ味噌さんではここに「もち米」を使った麹を作っておられるのです。

もち米はうるち米の相場の数倍の価格で、まずはコストが高い!
しかももち米麹は、普通の米麹を作るのに比べて何段階も手間暇がかかるそうで、時間も労力も大変なのだとか。

でもその分、とても甘みが強く、なんとも言えないもち米特有の香ばしさ、風味、味わいがある特別な味噌ができるのです。
こればかりは食べてみないとわかってもらえないし、なかなか言葉では伝えようがないのだそうです。

フジ味噌さんの味噌はすべて、この「もち米麹」を使って仕込まれています。検索してみると、他社でもごくわずか2、3種はもち米麹を使った味噌はありましたが、全種類の味噌をもち米麹を使って作っている味噌蔵は、全国でもフジ味噌さんだけ! のようです。

私もそこそこの食道楽ですが、もち米麹の味噌は食べたことがありません。でも、130年以上、「この味噌じゃないとダメ!」というヘビーなリピーターのお客様に支えられて現在まで続いていることをみても、さぞ美味しいのだろうと想像はできます(^^;)

社長の深瀬忠昭さんは東京農大で学ばれ、特に発酵、発酵食品について専門的な知見を深められたとのことで、卒業後にフジ味噌醤油に入社されたので、逆に自社の「もち米麹」の手間暇かかる麹造りが当たり前なのだそうです。代々伝わる丁寧な味噌づくりを受け継がれ、伝統を大切にしながらも、研究、新商品開発に取り組まれていらっしゃるようです。

山形米醗酵 ニラだれ
https://fujimiso.ocnk.net/product/255

生糀ラー油
https://fujimiso.ocnk.net/product/254

山形県産ブルーベリー酵素漬
https://fujimiso.ocnk.net/product/219

南米産ハバネロ唐辛子入り 激辛ポン酢
https://fujimiso.ocnk.net/product/35

などなど、発酵の技術を生かした新商品作りも数多くチャレンジされています。

醤油づくりに関しては、味噌に比べればまだ歴史は短いそうですが、それでも昭和前半から既に70年以上で(^^;)、そこらのベンチャーとは比べものにならない老舗であるようです。

おちゃのこショップは製造販売の個人向け小売店に見えますが、味噌には5Kgや10Kgがあったり、醤油も18Lの大容量サイズがあったり、実は全国の飲食店、料理人さんからの仕入れ買い(卸売り)も少なくないのだとか。

他にはないオンリーワンで独特の味わいの「もち米麹味噌」にハマってくれるプロの方々がいらっしゃるとのことです。

お客様層は、地元山形で何世代も前から各家庭の味としてご愛顧いただいておられるお客様を中心に、忠昭社長が頻繁に近隣の県への出張催事や「味噌料理教室」などを開かれていることで出会った新しいお客様が徐々に増えていらっしゃるようです。

ネットでも新たな客層を広げようと、FacebookやYahoo!ショッピング、Amazon出店などにもチャレンジされているようです。

具体的なダメ出し&改善策

第一印象のところで申し上げたように、当店の最大の「ダメ」は、せっかくの強みである「もち米麹仕込みの味噌作り」についてと、「フジ味噌醤油」とはどんな店なのか? 何が得意で何ができて、どんな人々がどんな思いで商品作りしているのか? をキチンと説明しきれていない点です。

まずは、社長やスタッフにとっては当たり前すぎる「もち米麹」についても、「もち米麹」の何が特別でスゴイのか? 「もち米麹」を使って作った味噌は普通の米麹味噌と何がどのように違うのか?

味噌づくりに関してド素人であるお客様は、興味すら持てない方も多いと思います。普段、もち米なんて滅多に買うこともない現代の平均的な都市生活者が多い日本において、そもそも「もち米」が「うるち米」よりどのくらい高いのか? も意識しませんし、関心すらありません。

知っている人ですら、「うるち米麹」と「もち米麹」の違いも、食べ比べもしたことはありません。

プロの野球選手が使うバットの木材がアオダモの木とメイプルやホワイトアッシュの木では感触が微妙に違うんだよねーとか、ベーブ・ルース選手はヒッコリーのバットを使っていた、使ってみればその違いがわかる、使ってみないとわからない。

などと言われても、素人には「???」でその違いをイメージすることすらできませんし、じゃぁ試しに買ってみようとハードルを越えられる人は、ごく少数しかいないようなものです。

素人にも興味が持てたり違いが理解できるようにするには、「ヒッコリーは非常に硬く、かつてはゴルフクラブやテニスラケットのフレームなどにも使われていた強靭な木材です。乾燥すると凄まじい硬度を持ちますが、その反面「重すぎる」という欠点があり、相当のパワーのある選手にしか使いこなせないため、現在では使う選手はほとんどいません。パワーに自信があり強靭なバットを求める方にお薦めの木材です」

と詳細に説明すれば「興味」を持つ方を増やし、「理解」や「納得」を起こし、→「使ってみたい」→「買ってみたい!」につなげられると思います。

まずは「もち米麹とは」、「もち米麹味噌とは」をちゃんと言語化して、お客様に理解できる言葉で説明するページを作ってみましょう。

同様に、そもそも「味噌とは」、「醤油とは」、「醸造とは」といった基礎的コンテンツも社長の言葉で、催事の時のお客様に対面で質問された際にご説明されるような解説があれば、親近感と信頼感を醸成できると思います。

お電話でのインタビュー時にお話しいただいた「元々は奈良時代にいろいろな穀物を麹で発酵させて造る上澄み液の『穀醤(こくしょう)』ができる過程で『未醤(みしょう=未だ醤にあらずと呼ばれた沈殿部のペースト状部分)』から、みしょう→みしょ→みそ と呼ばれるようになった」といったお話などは、ネットで検索すればいろいろな味噌メーカーのホームページで見つけることができる内容ですが、それをわかりやすく初めて教えてくれた人やお店のことは、「味噌の師匠」として必ず良い印象に残ると思います。

業界人なら知っていて当たり前の知識や常識も、一般のお客様にとっては「知りたい知識」「魅力ある情報」です。
それらを「かみ砕いて優しく教えてくれるお店、店主、職人」は、お客様の「常連になりたい!」心理に刺さるのです。

逆に、専門用語や専門知識をチラつかせるけど優しく説明してくれないお店や店主は、「イケスカない」「上から目線」「敷居の高い」避けたいお店になってしまいます。

プロ相手の卸売り特化の商売ならそれでも成り立つかもしれませんが、すそ野を広げ初心者層も取り込んでいきたいならば、ぜひコンテンツを充実させていきましょう。

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【その他、ページ内容などの修正点、改善点など気づいた点】

お店の歴史、プロフィールについて。
おちゃのこ店トップページでは「明治20年の創業以来」となっていますが、Yahoo!店では「創業明治23年」と異なります。いずれか正しい方に修正、統一しましょう。

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お店のトップページにある「蔵付き酵母と…もち米麹」とありますが、酵母についてはどこにも説明がありません。
https://fujimiso.ocnk.net/data/fujimiso/image/itempage/ac/001.jpg

発酵を専門に学ばれた社長にとっては当たり前のことでも、ほとんどのお客様は「麹はでんぷんを糖に、たんぱく質をアミノ酸に分解する」ことや、「酵母は糖をアルコールと二酸化炭素、芳香に変化させる」ことなどは知りません。

お酒(アルコール)作りで酵母を使うのは理解できても、味噌や醤油づくりにおいての「酵母」の働きについては、ある程度発酵について理解できているお客様でもよくわからないと思います。

「蔵付き酵母」をキーワードとして上げられるなら、ぜひ詳細な説明が必要だと思います。

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お店の商品ページ各所にある
https://fujimiso.ocnk.net/data/fujimiso/image/itempage/ac/002-2.jpg
「秘伝はない。強いて言えば原料への頑固なこだわり」の言葉。
実に素晴らしい言葉だと思います。でも実際の各商品の原材料については、どこ産のどんなものなのか? はあまり語られていません。

その時の原料の収穫や生産状況で産地が変わったりすることもあるかと思いますので、すべて○○県産と明記できないこともあるでしょう。
でも、どんなこだわりやどんな基準で、どんな品質の原材料を選んでいるのか? という方針や定義は明記する必要があると思います。

無理にすべて「山形県産」である必要はなくとも、すべて「国産」で「遺伝子組み換え」のない、低農薬、有機栽培などの基準は示すべきでしょう。

例えば、主力商品であろう醤油「利吉」
https://fujimiso.ocnk.net/product/175
のページでの原材料表記は、

原材料:丸大豆(遺伝子組換えでない)、小麦、食塩との表記で、産地も、国産の表記もないため、海外産の丸大豆? と思われても仕方ありません。原料へのこだわりのある歴史と伝統ある醸造元の高級商品ですので、消費者目線では大豆も米も麦も塩も「国産」原料で、できれば無農薬やオーガニック原料なども期待したいところです。
もしそうでないものを使っているのであれば、それを選んだ理由やこだわりの部分を説明しましょう。

食の安全や信頼への目が厳しい今の日本のマーケットにおいて、「国産」か「海外産」かは重要な商品選択基準の一つです。

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山形県産米つや姫と山形県産丸大豆使用極上味噌(つぶ)(750g)カップ入りもち米麹入り麹歩合200の超高級味噌
https://fujimiso.ocnk.net/product/248
↑↑↑↑↑
主力のこの味噌の商品ページには、「原材料表記」がありません。

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ギフト・特上醤油「利吉」(720ml)
https://fujimiso.ocnk.net/product/133
↑↑↑↑↑
原材料:丸大豆(遺伝子組換えでない)、小麦、食塩
醤油に関しては「もち米麹」は使われていないのでしょうか?
「麹」は表記しなくてよいのでしょうか?
「もち米麹」が看板のフジ味噌醤油さんですので、お醤油にも「もち米麹」で仕込まれている? を期待してしまいます。

ページ下部には
https://fujimiso.ocnk.net/data/fujimiso/image/itempage/ac/007.jpg
のバナーで「もち米麹」の味噌のことは書かれていますが、醤油については触れられていません。

その辺りの説明をキチンとしないと、期待値が高いだけにガッカリ感や失望につながるリスクもあります。

自ら、老舗、歴史、伝統の技法 とハードルを高く設定されているのですから、それに見合った説明を丁寧に記していきましょう。

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まろやかな味のお酢(275ml)
https://fujimiso.ocnk.net/product/130
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お酢に関しては、原材料表示もなければ商品説明文すらありません。
「こだわり」を掲げる老舗の醸造メーカーの商品には見えません。
説明の追加をしていきましょう。

ポン酢やハバネロ入りポン酢、めんつゆなどは
https://fujimiso.ocnk.net/product/34
https://fujimiso.ocnk.net/product/35
https://fujimiso.ocnk.net/product/172

原材料にある「しょうゆ(本醸造)」「食酢(国内製造)」は、自社製造のしょうゆや、食酢でしょうか?
どんなこだわりを持って作られた商品なのか?
単なる小売店・セレクトショップではないので、メーカー、醸造元の商品に期待される価値を満たせるだけの商品説明をしていきましょう。

外部製造のOEM商品であれば、どんなこだわりを持ってオリジナルレシピで作らせたのか? 他では同じものは売ってないことなども「メーカー」としての商品説明が欲しいところです。

少なくとも、しょうゆ、みそは自社のものを使った商品であると、お客様は期待して信じていると思います。

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みそ漬(350g) 出来上がる前の味噌(麹と大豆と塩を混ぜた状態)に約6か月間漬け込みました! 薄く切ってお茶漬けなどに入れてお召し上がりください。
https://fujimiso.ocnk.net/product/116
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この商品はいったい何のみそ漬けなのか? 商品ページの原材料表示(原材料:味噌、胡瓜、大根)を見ないとわかりません。
自社の常識=お客様の常識ではありません。
初めて来るお客様にもわかりやすい商品名表記を心がけましょう。
商品写真も「得体の知れないピンボケで暗い茶色い袋」にしか見えません。お皿に盛り付けたりご飯の上にのせた美味しそうな写真もぜひ用意しましょう。

おいしそうな写真は食品を売るお店としての基本です。1点ずつで良いので、コツコツと、全商品においてサブ画像として料理写真も撮って掲載していきましょう。

75点
総評

お電話で直接お話を聞いてQ&Aしていけば、多くの魅力を持った味噌醤油+加工食品の老舗メーカーさんであることがわかるフジ味噌醤油さん。

でも、ホームページを訪ねてくれただけのお客様には、その「魅力」の1割も伝わっていない(伝えるだけの情報やコンテンツがない)状態です。

地方へ催事や料理教室で出かけてお客様と直接対面でお話されているので、お客様の感覚や、どうすれば興味を持ってくれるか、味見をすれば買ってくれるかなどの「勝ちパターン」は社長の中に明確にあると思います。

漠然と社長の中にある情報や強み・特長をいかに端的な言葉に置き換えて、写真や動画と共にホームページやSNSで発信し、見込み客の方々に興味を持ってもらうかが第一段階として重要だと思います。

現状、サイト更新は完全に外注さんに頼っておられるようですが、できるだけリアルタイムにネット上のページに伝えたいことを反映する体制や仕組みを作ることが必要だと思います。

社内にホームページ更新やSNS投稿のできるスタッフを育てるか、新規採用するか。その費用がなければ社長自らやるか、身内のできる人にボランティアで頼むか。

ネットショップ、ネットマーケティングである以上は、ネットの上で形にして表現・発信できないと何も始まりません。

外注さんを使うなら、修正や追加の依頼し放題といった定期契約ができるような業者を探すか、既存業者に相談してみましょう。

売り場に商品を並べたり、POPを書いたりするのは店舗工事をするのとは違います。できるだけ迅速リアルタイムに自分たちでできるようにしていかないと、「売り場」にはなっていきません。

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商品について、新商品へのアイデアや開発・商品化は社長の頭の中にまだまだいろいろとありそうですが、今後のヒントとして、日本の人口の7割以上を占めると言われている「都市生活者」を意識しましょう。

世帯平均人数はわずかに2.2人と言われています。1人世帯、2人世帯、子供がいても3、4人世帯程度の家庭では、いきなり容量の多い味噌や醤油を買うのは好みに合わなかったことを考えるとなかなかチャレンジしにくいものです。

小容量、小瓶や1食分程度のお試しサイズがあれば、割高でもお試ししてくださる人数はぐっと増えると思います。

「食べてさえもらえばわかる!」
「食べてもらわないとわからない!」

と、もち米麹味噌の素晴らしさに自信がおありならば、なおさら試食できるお試しサイズ商品や全種類味比べセットをぜひご検討ください。
まずは小容量の袋詰め充填をしてくれる業者を探して依頼するなど、低コストでお試しサイズ、1食サイズ品を作る方法もあるかもしれません。

個人客のみでなく、飲食店や料理人さんへの営業にも使える武器になるのではないでしょうか。

「プロの方向け」というメニューを作れば、味見サンプル請求をしていただいてお見積りを出すような流れも作れると思います。

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とにかく、「もち米麹」というオンリーワンに近い魅力を持つフジ味噌醤油さんですので、そこを軸に丁寧な説明と正確な情報発信をしていけば、着実にファンは増えていくと思います。

SNSに関しては、現状のFacebookと相性の良いInstagramを使って、まずはコツコツと週に数回は味噌醤油を使った料理レシピ、おつまみアイデア、スイーツアレンジなどを発信することできっかけ作りをしていきましょう!

ある程度慣れたら、インフルエンサーとコラボするようなマーケティングも効果的だと思います。

また、元々お客さまからのオーダーメイド味噌仕込みができるので、最低仕込み量を設定して大口オーダーを受けることを明記したり、クラウドファンディングでお客様を募って特別醸造の味噌を企画したりなど「話題作り」「メディア露出」の可能性を高めるアイデアもありだと思います。

とにかく、ポテンシャルがとても高い会社・お店だと思います!
今後また、アイデア不足やあれこれ悩んでしまった際にはお気軽にご相談ください!

以上。「ダメ出し!道場」でした!



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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。
おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、先日リリースしたWhat's New、店長日記、記事コンテンツのタイトルと記事一覧を横並びにするカスタムパーツをご紹介します。

このカスタムパーツには、3種類あります。
・What's Newのタイトルと記事一覧を左右並びにする
・店長日記のタイトルと記事一覧を左右並びにする
・記事コンテンツのタイトルと記事一覧を左右並びにする
※各パーツの説明は、デザイン管理→カスタムパーツページからご確認ください。






カスタムパーツを設定する

デザイン管理→カスタムパーツから「What's Newのタイトルと記事一覧を左右並びにする」にチェックを入れてください。

カスタムパーツ設定の詳細は下記のFAQをご覧ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1753
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1877

 
デザイン道場バックナンバー
過去ご紹介したデザイン道場の一覧です。是非ご活用ください。

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

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編集後記

著書をお手伝いした人の出版パーティーに出席してきました。最近は本の刊行を祝う会が少なくなっていますが、いろいろな人が著者を祝う情景は見ていて気持ちのいいものです。こちらは編集者なので黒子に徹していましたが。
(おちゃのこ山崎)

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