インフルエンザ、ご注意くださいね号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

インフルエンザが猛威を振るっています。例年なら、もうそろそろピークを過ぎる時期なのですが、今年は流行の始まりが年明けにずれ込んだため、まさに今がピーク。すでに41の都道府県で警報レベルを超える患者数となっています。

インフルエンザの予防対策は、ワクチン、マスク、手洗い、うがい。それでも「38℃を超える急激な発熱、寒気、強い倦怠感」の3つの症状があったら、かかってしまった可能性大です。発症から48時間以内に適切な抗インフルエンザ薬を服用すると、早期の回復が期待できるので、マスクをしてかかりつけの医院を受診しましょう。

インフルエンザにかかったら、とにかく安静にして休養を取ること。とくに睡眠を充分に取ることが大事です。また、水分補給もこまめにしましょう。あとはマスクをしてまわりの人にうつさないようにすることと、なるべく外出を控えること。発症後7日以上経てば、鼻やのどからのウイルス排出はなくなるといわれています。

今年流行しているインフルエンザの半数がH1N1型。2009年にパンデミックを引き起こした新型インフルエンザです。第一次世界大戦中に5000万人から1億人の死者を出したといわれる「スペインかぜ」は、このタイプの変異株によるもの。甘く見ないようにしましょう。

「インフルエンザ」という名前は16世紀のイタリアで名付けられました。「影響」を意味するイタリア語ですが、イタリア人は「インフルエンツァ」と発音します。この言葉は幕末には日本に伝わっており、蘭学者が「流行性感冒」という訳語を作りました。それ以前には「お七かぜ」「琉球風」などと呼ばれていたそうです。

今回は2週続けての配信となりましたが、「オススメ参考書」も「ダメ出し!道場」も「引き算」という同じテーマ。偶然なのでしょうか。それとも「引き寄せ」?

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

引き算する勇気 会社を強くする逆転発想

岩崎邦彦・著 日本経済新聞出版社

1,600円 (税別)

このタイトルで、ごてごて飾り立てた表紙カバーだったら笑ってしまいますが、どことなく無印良品を思わせるシンプルな装丁。おもしろいのは帯とカバーのデザインがほとんど同一で、帯にプラスされているのは「シンプルは、パワフル!」という1行のコピーだけです。ここに掲出したのは帯付きの表紙画像ですが、アマゾンのと比べてもらえばよくわかります。

ちなみに、出版社が帯付きの表紙画像を登録しても、アマゾンは帯なし画像に差し替えてしまいます。これは、アマゾンが「帯なし画像を基本とする」という大方針を守っているから。どうしても帯付き画像を読者に見せたい場合は、「その他画像」として登録するしかないそうです。これは著者サイドでも可能で、「著者セントラル」からの操作になります。

日本の出版物は帯があるとないとでは情報量の差が大きく違います。おそらく「帯」という習慣のないアメリカ本社の決定に日本のアマゾンが従っているのでしょうが、これは文化の問題ですからローカライズしてほしいものです。

さて、あちこちの書評でも取り上げられている本書ですが、著者はマーケティングの先生。国民金融公庫、東京都庁、長崎大学経済学部助教授などを経て、現在は静岡県立大学経営情報学部教授・地域経営研究センター長。著書には『小さな会社を強くするブランドづくりの教科書』『小が大を超えるマーケティングの法則』(ともに日本経済新聞出版社)、『スモールビジネス・マーケティング』(中央経済社)、『緑茶のマーケティング』(農文協)などがあります。

経営に引き算の考え方をもちこもうとしたのは、著者が最初ではありません。試みに「会社経営と引き算」という検索ワードでGoogle検索をかけてみると、トップは本書ですが、いろいろな人のコラムがヒットします。

いわく、「スティーブ・ジョブズは引き算経営だった」「iPhoneもウォークマンも引き算から生まれた」「孫正義も引き算経営者」「良いときは未来から引き算をし、悪いときは過去に足し算をする」…などなど。

それだけ「引き算」は耳に心地良い言葉なのです。まあ、「断捨離」と同じ痛痒さという感じでしょうか。

私たち本作りの専門家は、「マーケティング」「引き算」といったキーワードを与えられると、「よっしゃ。もう構成案はできたも同然。著者に会いに行って半年後には出版だ!」とお手軽に考えてしまいがちなテーマなのですが、本書はしっかりと作り込んであって好感が持てます。

本書のどこがすごいか。まず、内容が細切れであることです。一般的に本を作るときには、「テーマ」→「章立て」→「大見出し」→「中見出し」→「小見出し」→「本文」という順序で構成を考えていくことが多いのですが、それだとストーリーありきの予定調和になりがちです。

本書は、著者の頭の中にあるテーマをざらっとテーブルの上にぶちまけて、とりあえずそれを順序づけて並べ、無理してくっつけようとせずに構成しているのが特徴です。本を手に取ってパラパラめくってみるとすぐわかるように、活字がぎっしりと詰まっておらず、かなり隙間がある印象です。

最近の本は、とにかく隙間が多くなりました。改行、空行をなるべく多くして、見た目の圧迫感を減らすのが流行です。活字も大きくなる一方なので、同じページ数の本を比べると、数十年前と今とでは情報量が半分くらいになっています。

その原因のひとつには、読者の活字読解力が低下したということがあると思われますが、もうひとつは「本のページをビジュアル的に認識する」という流れからでしょう。Webの普及により、「文字情報もレイアウトされていないと飽きてしまう」人々が圧倒的多数になっているのです。

そういう認識を持って本書を見てみると、飽きさせない工夫がいろいろと凝らされているのがわかります。「最初から最後まで40字詰め15行」といった活字本の固定レイアウトではなく、図表の存在に応じて本文の字詰めが柔軟に変化するページが多数あります。図表類は凝ったものではなくシンプルですが、たくさん配置されているので本文の理解を助けます。

そういう編集上の工夫がなされているので、本書は頭から読んでも、途中から拾い読みしても理解しやすい本になっています。280ページありますから、薄い本ではないですが、一気に読めばそれほど時間は必要ないでしょう。

それでは目次の紹介です。
はじめに--今なぜ、引き算なのか--
PART 1 「押す力」から「引く力」へ、「足す価値」から「引く価値」へ
CHAPTER 1 引き算にひかれる消費者--シンプル志向の高まり
CHAPTER 2 なぜ、足し算に陥ってしまうのか?--足し算のワナ
CHAPTER 3 足し算企業は、なぜ沈むのか?
CHAPTER 4 引き算の思考方法

PART 2 シンプルは、パワフル
CHAPTER 5 引き算企業は、本当に強いのか?
CHAPTER 6 引き算をすると、なぜ強くなるのか?
CHAPTER 7 「良い引き算」と「悪い引き算」
CHAPTER 8 引き算の条件--シンプルに至る道は、シンプルではない
CHAPTER 9 引き算する勇気
CHAPTER 10 99.7%のための引き算戦略--小さな企業ほど、引き算で伸びる

PART 3 いかに引き算をするか、いかに人を引きつけるか
CHAPTER 11 品ぞろえの引き算--何を売らないか
CHAPTER 12 ターゲットの引き算--誰に売らないか
CHAPTER 13 引き算の商品開発--「引く価値」を形にする
CHAPTER 14 サービス業の引き算--何をやらないか
CHAPTER 15 「あたりまえ」を引き算する
CHAPTER 16 引き算が、地域を元気にする
CHAPTER 17 引き算して、掛け算する--モノで絞り、コトで広げる

「引き算企業」の例としてとりあげられているのは、グーグル、アップル、スターバックス、無印良品、CoCo壱番屋、QBハウス、スーパーホテルなど。イノベーションを起こした会社は、みな大胆な「引き算」を実行したということがよくわかります。

本書を通読してわかるのは、安易に流れると足し算になり、リスクをとって勝負をすると引き算になるということ。バブル以降の日本経済が低迷しているのも、名だたる大企業がぱっとしないのも、みな「引き算」ができないからなのですね。

ビジネスの世界に身を置く人すべてが読んでおくべき良書です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

さて、今回のダメ出し!道場は、前回に引き続きアパレルのお店です!

実は、正直申し上げて、私はファッション・アパレルのお店が苦手なんです。…えっ!? いまさらのカミングアウト!?…とあきれないでください(汗)

その理由は…

オンラインショップには業種を問わず共通するノウハウやテクニックがたくさんあります。商品写真をキレイにかつ魅力的に撮る、加工するなどもそうですし、ショップ内の客導線や、商品の機能や仕様、魅力を伝えるキャッチコピー、キャプション、コメントなどにも共通点は多いですね。
良い品をできるだけ安く! 等も多くの商売に共通した正攻法だと思います。

でもファッション系のお店の場合、こうした「正攻法」だけでは通用しないことが多いんです。それどころか、くどくどした説明テキストよりも1枚のオシャレな写真で売れてしまったり、100枚の写真より有名人のオススメコメント一言でバカ売れしてしまったり…

良い品を安く! どころか、チープな素材・品質・機能でもブランド力でとんでもなく高価な価格なのに大人気! なんてことがよく起こるのです。

例えば…
無名のブランドの革雑貨メーカーさんが、良い素材の革を使ってスタンダードなデザインの多くのポケットやカード入れのある財布を作って5000円で売るよりも、

海外セレブが愛用していて、パリやビバリーヒルズに直営店のあるようなブランドがチープなビニール系素材で中国で大量生産して製造原価は数百円じゃない? と思うような財布が数万円! でもファッション雑誌などで取り上げられ、日本でも芸能人、著名人がブログで紹介! なんてことになれば無名の財布の何百倍、何千倍もバカ売れ!

なんてことが当たり前に起こる業種だからです。

もちろん商売であり、ビジネスであり、そういうブランドメーカーさんも一流のデザイナーに大金を払ってデザイン開発をしているでしょうし、ショーやイベント、広告宣伝にも巨額の費用を使って努力してきた結果なのですが…

それが「ブランド」「ブランド力(りょく)」なのです。

その「ブランド力」の影響が、オンラインショップのノウハウや小手先のテクニックなどよりもはるかに大きく表れやすいのがファッション・アパレル系のお店なのです。

言い換えれば、私がどんなに知ってるノウハウを注ぎ込んでダメ出しし、それをお店がすべて受け入れて改善したとしても…

商品やお店にブランド力が不十分なら、その効果は業績に影響しにくい…そういう傾向の強い業種だからなのです。

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少し、目線を変えて考えてみましょう。

例えば…

私の地元兵庫県川西市を例に…

「川西市を中心に伊丹市、川辺郡猪名川町~お隣の大阪府池田市、箕面市などに5店舗を展開するセレクトショップ! ハイセンスな海外からのセレクトで地元の女性たちに大人気!」

というお店と、

「イタリアはフィレンツェの工房からNY、LA、パリ、ミラノ、ロンドン郊外の小さな5店舗の直営店を運営するセレクトショップ。地元セレブたちだけでなくモデル・女優さんなどに愛される隠れ家的なお店」

同じ企業規模で、同等の品揃え、同じようなセンスのホームページで運営していたとして、どちらのオンラインショップが売れると思いますか?

この例ではあえてブランド名などは設定しませんでしたが…

それでも兵庫県川西市や大阪府池田市とイタリアのフィレンツェ、パリ、ミラノではファッションという業種において与える影響度に歴然たる差がありますね。地名にもブランド力がある! ということです。

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ちょっと横道にそれますが…これはファッションだけではありませんし、必ずしも都会が有利でブランド力があるというものではありません。

例)
・すし店
        兵庫県川西の寿司店
        東京銀座の寿司店
        北海道小樽の寿司店

同じ寿司店でもイメージが違いませんか?
まだお店の規模も、商品もメニューも、価格も何も知らされてなくても、頭に思い描くイメージが全然違ってきませんか?

・梅干
        兵庫県川西の梅干
        紀州和歌山の梅干
        福井県の梅干
        東京新宿区の梅干

スーパーに同じg数、同じ値段で並んでいたら…

ダントツで紀州和歌山の梅干が美味しそうと思ってしまいませんか?
川西や新宿に梅干業者があるかどうかは不明ですが、ものめずらしさはあっても美味しそう! とは感じにくいですよね(^^;)
また実は福井県は梅干生産では和歌山県についで全国2位なんですが、認知度は低く、紀州和歌山の梅に比べると圧倒的にブランド力に差がありますよね…

その他、りんごなら青森、さくらんぼなら山形、日本茶や山葵なら静岡、和牛なら神戸や但馬、米沢、近江など…と商品との組み合わせ次第で地名そのものがブランドになっているものも少なくありません。

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さて話を戻しますが、ファッションの業種においてはこのようにブランドイメージ、ブランド力の影響が大きいので、単に表面上のオンラインショップ、WEBサイトを見ただけで「売れる」「売れない」と言うのは難しいですし、ファッションにはあまり詳しくないので、個々のブランドが認知度が高いのか低いのか? 人気があるのかないのか? についてはまったく評価しうる眼を持っていません。

あくまでオンラインショップのプロの目線として、見て回りやすく、買い物しやすい、したくなるようなお店かどうか? の観点でダメ出し!させていただきます。

と、前置きで散々、言い訳しておきながらの!(苦笑)
「ダメ出し!道場」第108弾 スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
defi

ショップ名 :
defiさん

URL : http://defi.ocnk.net/

カテゴリ : ファッション

名古屋のはずれでレディース、メンズ、キッズのセレクトショップしております。
実店舗メインに楽天、Yahoo!、おちゃのこネットを運営しております。
楽天、Yahoo!など出店した2年前あたりから急激に売上減少傾向です。
これを機会にリスタートしようと思っておりますので、今後どのように改善、運営していけば良いかご指導いただければ幸いです。 現状商品は冬物が終わり春物入荷前で少ないです。
商品構成はレディースが中心でメンズ、キッズの割合です。
楽天はのびてきております。

第一印象はシンプルでスッキリしたセレクトショップだが…

第一印象はシンプルでスッキリしたセレクトショップという良いものですが、個々のブランドを知らない私にとっては、ターゲットがよくわからない…メンズなのか? レディースなのか? キッズなのか? 誰に何を売りたいのか?
というのが正直なところです。

これはある意味セレクトショップの宿命というか、そうなってしまいやすい傾向でもあると思うのですが、あれも、これも、仕入れや展示会などでつい良さそうなもの、売れそうなものに目が行って欲張った品揃えをしてしまい、中途半端な商品構成や在庫状況になってしまう…

ブランドによって長期に人気の定番品が多いブランドもあれば、シーズンごとにどんどん商品が入れ替えになるブランドもあると思うのですが、defiさんではいかがでしょうか?

ブランドカテゴリーメニューが「その他」を合わせて27種類もありますが、在庫は不良化せず、健全に回転しているでしょうか?

おちゃのこショップでは…400商品強? 楽天、Yahoo!では240商品くらい出品されているようですね。

この「差」の中に店長さんの無意識の取り扱いブランドや商品の優先度が表れているのかも知れませんね。

運営が長いお店・会社の特徴でもありますが…
経営者とは欲張りな生き物ですから、長くやっているとどうしても取り扱い商品が増え、ブランドが増え、中には廃れたりもう力を入れられなくなったものも出てくるでしょう。

流行の断捨離ではないですが、こういう機会に思い切って優先度の低い商品やブランドを捨てて、限られた経営資源(仕入れ資金や保管場所など)を優先度の高いブランド・商品に注力するのが良いかも知れません。

「諦める」「切り捨てる」のも経営者の重要な仕事だと思います。
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また、ショップトップページを下にスクロールして見た目の第一印象は、商品サムネイル画像の大きさや余白が気になります。

サムネイル画像のサイズは200×300ですが、余白が多く、実際の商品部分は120から130程度のものが多くなっています。

余白を余裕と捉えるならば、ごちゃごちゃ密集した感じがなくて良いのですが、その分画面全体から比べると肝心の商品が小さくてよくわかりません。実店舗の距離感で言うと、商品棚の目の前ではなく、通りの向かい側から遠めに商品棚を見せられているようなもどかしさを受けます。

これは大きなパソコン画面を主体に店舗設計されているからかな? と感じました。画面サイズの大きなパソコンならまだそれでも商品も大き目に見えると思いますが、スマホ優位になりつつある現在では
【スマホサイト】http://defi.ocnk.net/phone/
でのサムネイルは一層、商品が小さくて、私の画面の大きい方の機種で見ても商品のサイズは1cm四方にも満たない小ささで、正直なんだかよく判りません…

前回のAUDさんもアパレル店でしたが、スマホ画面でのサムネイルでの商品は3cm四方近くあります。
参考:http://www.aud-inc.com/phone/
つまり一覧での一つの商品画像が8~9倍サイズ。一覧画面の時点で商品の判りやすさが全然違いますね!

それに加えて大きなバナー画像を用意するなどスマホでの一覧性、商品に目を留める工夫は参考になると思います。

過去にも何度も申し上げていますが、一覧サムネイル画面は店舗内において買い物行動の基点になるページです。一覧時点でより多くの情報や比較がしやすいか否かでお客様の滞在時間、離店率が変わります。

まずはサムネイル画像の撮り方、加工の仕方、画像サイズを見直しされることをオススメいたします。

スマホ時代、SNS時代におけるセレクトショップのあり方!?

前回のAUDさんはありとあらゆるSNSに取り組まれていて驚きでしたが、今回のdefiさんでは店舗内の掲示板があるくらいで、特にSNSへのリンクなどは見受けられませんでした。(実際には何かされているかも知れませんが…)

TwitterもFacebookもアメブロもInstagramもLINE@も!…となんでもかんでも手を出して多くやればいい! というのでは決してありませんが、スマホ時代のオンラインショップにおいては、お客様やユーザーの口コミマーケティングというモノはバカにはできません。

メーカー直営のお店では、自社ブランドや自社商品をアピールするだけですが、本来のセレクトショップとは?
まったく別々のブランドのアイテムをお店のセンスでセレクトし組み合わせコーディネートや用途提案することで、商品単品では存在しなかった付加価値を生み出してお客様に気づかせたり感動を与えたりするお店!
なのではないでしょうか?

ブランド別、カテゴリー別という機械的、物理的に分類、一覧した自販機のようなセレクトショップに留まらず、今月の、今週の、今日のオススメコーデ! のようなコンテンツを創り出して、スマホのSNSを活用して情報発信することで話題性を呼び、口コミされていく。

思わず友だちに、知人に、フォロワーに伝えたくなるような商品やお店!

これが スマホ全盛時代の「ヒットの法則」だと思います。

総評

今回は、2週続けてファッション・アパレルのお店だったこともあり、細かく具体的なダメ出しは少な目でしたが、ブランドやセレクトの観点から見てまいりました。

前置きにも述べさせていただきましたが、ファッション・アパレルのオンラインショップの場合は、取り扱いブランドやお店そのもののブランド力の与える影響が大きいです。

defiさんの裏事情、内情も知らずに好き勝手言わせていただくなら、「愛知県日進市で実店舗」…よりも理想は「銀座で、渋谷で、表参道で、もっと言うならLAでビバリーヒルズで! 実店舗を経営してます!」のほうが確実にお店のブランド力はアップしますよね!(^^;)
でも現実はそんなことは簡単にできることではありませんね。

しかしながらネットの中においても地方、郊外に相当する単独店でコツコツと集客、営業するのと楽天やYahoo!などブランド力のある大都市で営業するのは、愛知県日進市と銀座や渋谷のような差はあると思います。

ブランド力のある大都市でのショップ経営は、大きな集客や多くの注文も見込めるかもしれませんが、高い地代・家賃や集客のための頻繁な広告や高価な宣伝手段をとらないと効果が現れにくく、また客層も流動的でお店へのロイヤリティ、ファン度も薄く、リピーターが少ない、つきにくいなどの傾向もあると思います。



さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


現役おちゃのこネット店長はこう使ってる!
第9回 フォローメールで信頼度アップ!

こんにちは。
「卵・乳アレルギー対応パンのtonton」店長の井藤です。

商品の発送メールを送った後、数日後にメールされてると思います。
え?メールしてない!(゚д゚o≡o゚д゚)oって?
どんなメールを送るの!(;゚Д゚)って??

それはいけません。

人は3日経つと忘れゆく生き物です。
毎日忙しく一所懸命に生きているんです。
昨日食べた夕飯ですら思い出せません。

そこで、一番いいタイミングでメールを出すところから始めましょう。

フォローメールをテンプレートに準備しておきます。

メールテンプレートの登録方法はこちら


当店の場合は、こんな内容で送っています。
参考になれば嬉しいです。

件名:{Name}さま お届けしたパンはいかがでしたでしょうか?

{Name}さん、こんばんは。
tontonの店チョです。

先日は、どこにでも販売している「パン」という商品をわざわざインターネットでご注文していただきまして、本当にありがとうございます!

 

精一杯心をこめて作らせていただきました。
お届けしたパンはいかがでしたでしょうか?

おいしく召し上がっていただけると、店チョ、、、感激ですっ!!

 

もしよろしかったら、ご感想をお聞かせください!!
こちらのメールの返信でも、ブログのコメントでも結構です。
また、お写真も合わせて送ってくださると、とっても嬉しいです(^^♪

 

「お客様の声」ほど私たちスタッフのやる気と情熱を起こさせるものはありません。
アレルギーっ子はもちろん、ご家族の方にも笑顔になっていただけることが、当店の活動の源泉です。
{Name}さまのご感想を楽しみにお待ちしております\(^o^)/

※「お客様の声」はホームページ・ブログにお名前を伏せたうえで掲載させていただく場合があります。ご了承くださいませ。

 

たくさんのお客様の声、ありがとうございます!
http://www.tontonshop.com/diary

 

__________________

■卵・乳アレルギー対応パンのtonton■
http://www.tontonshop.com/

株式会社トントンハウス
〒923-0852
石川県小松市南浅井町イ103-12
TEL 0761-58-0554
FAX 0761-58-0564
http://tontonhouse.com/
__________________

「受注一覧と明細」で、商品が届いたお客様を絞り込みます。
「受注一覧と明細」で、商品が届いたお客様を絞り込みます

間違いなくお手元に届いているお客様だけになるように気を付けています。

選択して一括メール送信
ショッピングカートSTEP1お客様情報

注意したいのは、フォローメールを送るタイミング。

ショッピングカートSTEP1お客様情報

メール一括送信で「その他完了にする」にチェックを入れると
どこまでメールを送ったのかがわかり便利です。

フォローメールに限らず、メールはタイミングが命です。
届いていないのに、「お送りした商品はどうでしたか?」とメールが届くことほど、興ざめになることはありません。

理想はお客様が商品を使っている、召し上がっているすぐあと。
当店の商品はパンなので、お届けした次の日が理想です。

フォローメールの中身について

砕けた感じで書いているのは当店のカラーなので、そのショップのイメージに合った書き方でいいと思うんですけど、気を付けていることがあります。

お客様の声をちょうだい!ってお願いする

お願いしてもいないのにお客様の声を書いてもらうことは、余程のおせっかいの方でない限りほとんどありません。
いい商品ということが前提ですが、お願いすれば意外にお返事いただけます。

双方からのコミュニケーションがあって初めて信頼関係が生まれます。
そして、先にも書いた通り、お客様の声をいただくタイミングがもっとも重要。

商品を食べた(使った)後、一ヶ月後に「お届けした商品はいかがでしたか?」と聞かれても、もう忘れてしまっています。

鉄は熱いうちに打て!です。

しかも、お客様の生の声をいただけるんです。
こんなにいいことはありません。

熱いメールを送れば、その熱がお客様に伝わって、きっと熱いお客様の声が戻って来るはずです。

セールスをしない

新商品やお得な商品をお勧めしたい気持ちはわかりますが、ここはぐっと抑えてお客様の声を集めることだけを考えてフォローメールを送っています。
セールスをするには、まだ信頼度が足らないからです。

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┃謹賀┃Tカードプラス/Wカード会員様へのお知らせ
┃新年┃      ━2014年1月7日発行━
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メルマガでよく見かける装飾。
こういうの、止めましょう。

セールスのメールを勘違いされて、一発でゴミ箱行きです。

URLの貼り付けが多いのも「いかにもセールス」という印象を与えます。
どうしても見てほしいものを1つか2つに絞ったほうがいいです。

ポイントやクーポンをみだらに撒き散らさない

値引きやポイント、クーポンでお客様は集まるでしょうけど、そのお客様は「お得だから」と理由で集まってきます。

出来れば、商品の価値をわかってくださるお客様と商売をしたいものです。

つまり、お客様を選ぶということ。

お客様はショップを自由に選ぶことができますが、同時にショップ側もお客様を選ぶ権利があります。
だって、いいお客様と商売したほうが、楽しいじゃないですか。

100人お客様がいらっしゃって、100人満足していただくなんて幻想です。
だったら、相性のいいお客様を見つけて、増やしていけばいい。
そう考えています。

そのために、値引き・ポイント付加・クーポン配布を極力しないようにしています。
ここぞ!という時だけ、利用しています。

他にも付加価値を付ける方法がきっとあるはずです。

個人から個人宛てのメールにする

人は感情で動く生き物です。
特に顧客が女性の場合。
会社から個人宛てのメールに感情が動かされることはほとんどありません。

顧客を一人の人間として捉え、売る側も人間として対話のシチュエーションを考慮してメールを出すということが、重要になります。

一つのメールに一つの要件

これはメール全般に言えることだと思いますが、余計なことをごちゃごちゃ書いてしまうと、「めんどくさいメールが来た」と思われて、今後メールを見てもらえなくなる可能性があります。

ましてやショップからのメールです。
すぐにゴミ箱行きにならないように、友達宛てに書くように意識しています。
もし、要件が2つあったらメールを2通送ればいいと思います。

〇〇ショップの〇〇さんからメールが来た!と喜んでもらえるような、信頼いただけるショップと感じていただければ最高です。


さて、フォローメールを始めると、お客様の声が集まってきます。
その「お客様の声」はショップの宝です。

これをどう活用するか?で売上がかなり変わります。

次回は「お客様の声 6つの活用法」と題してお送りしたいと思います。
どうぞ、ご期待ください!
see you!!

第2部 実践編目次

  • 第8回 会員ランクを利用して属性を把握しよう(2016年2月10日238号バックナンバー)
  • 第9回 フォローメールで信頼度アップ!
  • 第10回 お客様の声 6つの活用法
  • 第11回 お客様の不満を宝に変える方法
  • 第12回 お客様から信頼をいただく一番簡単な方法
  • 第13回 モノより思い出
  • 第14回 初めての方へページは必須ページ
  • 第15回 掲示板はハマれば強力な武器になる
  • 第16回 ポイントとクーポン活用の考察
  • 第17回 決済を十分検討しよう
  • 第18回 独自ドメイン運営の本当の意味
  • 第19回 スマホサイトは必要なのか?
  • 第20回 実践編 まとめ
卵・乳アレルギー対応パンのtonton
卵・乳アレルギー対応パンのtonton
カテゴリ:食品、飲料
「卵と牛乳抜きのパンを作っていただけませんか?」ご近所のお客様からご要望をいただき作ることになった卵・乳アレルギー対応パン。日本で唯一、卵と乳製品を一切持ち込まない専用工場で製造した安心のパンを通信販売しています。

このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、前回に続きサイドエリアに既存のスタイルシートデザインのリンクメニューを追加する方法をご紹介します。HTMLタグを追加するだけです。
今回は、カテゴリ一覧やグループ一覧と同様のデザインとなります。





HTMLタグを追加する

デザイン管理→配置/画像/コメントから自由記入欄を追加してください。
リンク先とサイドリンクメニューの名称は、ご自身で変更してください。
<li>~</li>を追加することで、下にメニューを追加できます。

基本的には、どちらを利用いただいても問題ありません。
ただし、ご自身でカテゴリ一覧、グループ一覧のリンク部分をカスタマイズされている場合、そのデザインが適用されます。

※自由記入欄に挿入される際は、改行は<br>タグに置換するのチェックは外してください。

<div class="pickupcategory">
<ul class="side_contents pickupcategory_list">
<li>
<a href="リンク先" class="item_list_link">リンク先名</a>
</li>
<li >
<a href="リンク先" class="item_list_link">リンク先名</a>
</li>
</ul>
</div>

<div class="category">
<ul class="side_contents category_list">
<li>
<a href="リンク先" class="item_list_link">リンク先名</a>
</li>
<li>
<a href="リンク先" class="item_list_link">リンク先名</a>
</li>
</ul>
</div>


 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

スタイルシート編集画面を改良しました

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、スタイルシート編集画面についてです。
これまで、スタイルシート編集画面の入力欄は文字色が黒でしたが、スタイルシート指定によって色分けして表示されるようになりました。
また、行数表示も追加しております。

なお、「通常編集モード」と「CSSエディタモード」を切り替えて利用可能です。
以前のモードでご利用になられたい場合は、「通常編集モード」を選択してください。


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

知っておくべき商品の特徴:
コンテンツマーケティングについて

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は「コンテンツマーケティングについて」ご紹介させていただきます。

■コンテンツマーケティングについて

スマートフォンの普及やネットを使ったビジネスが当たり前になっている昨今、ネット回線を使った様々なコンテンツやSNSなどのコミュニティツールが確立しています。ECサイトの運営もそのネットビジネスの一つですが、ECサイトを利用する利用者のほとんどは、それ以外のネットコンテンツを利用していると言っても過言ではありません。

サイトの構築やSEO対策も重要ですが、ECサイト以外のツールを用いたマーケティングを行うことで、簡単に利益を伸ばす一つのきっかけになることもあり得ます。これを「コンテンツマーケティング」といいます。

様々なコンテンツというのは、具体的には画像や動画、音楽やテキストなどが挙げられます。例えばサイト内に構築されている画像や、youtubeなどに代表される動画は全てツールの一部となります。以前は広告だけしかなかった宣伝が、昨今では多岐にわたり、SNSなどを通して世界中に拡散されるようになりました。

最近では、求人サイトに広告ではなく仕事中の様子を配信した映像などが良く使われていたりしますが、文面で仕事内容を説明されるよりも、実際の雰囲気が感じられる方が食う人に応募しやすくなるのは当然のことです。ECサイトも同様で、食べ物の写真をただ羅列させるだけのサイトよりも、季節に合わせた旬な食べ物の映像が流れてくるサイトの方が購買意欲を誘われるのは言うまでもないでしょう。

しかしながら、ただ、コンテンツを配信すればサイトの利用率が伸びるのかといえば、決してそうではないのがネット社会の難しいところです。コンテンツマーケティングの最大の目標は、媒体を通じてユーザーに商品の特徴やサイトそのものの存在を認知してもらうことにあります。しかし、そのコンテンツ自体がしょうもないものだったり悪徳詐欺のような内容のものだった場合、逆にサイトの信頼性が失われ、利用率が低下してしまうという恐れもあります。現在は、一般人による情報の伝達スピードが著しく早いです。一度でも悪いイメージが根付いてしまうと、解消することは非常に困難を極めます。コンテンツの新規導入を考えている運営者は、初めのうちは、コンテンツ代行業者にアウトソーシングするのも手かもしれません。代わりにマーケティングを実践してくれる業者はたくさんあります。

また、コンテンツは他人が興味を抱くような内容であることで始めて真価を発揮します。何度も言うように、情報は一般ユーザーにより拡散されるからです。とは言っても、数百万再生されるような動画が簡単にできるわけではありません。まずはニッチなユーザーを狙って、少ない顧客が確実に食いついてくれるようなコンテンツを作成していくのも、上手くサイトを運用していく一つの方法ではないでしょうか。

★POINT
・サイト以外のコンテンツを利用して集客する「コンテンツマーケティング」というものがある
・具体的には音楽、動画、画像、テキストなど、SNSを使って拡散できる情報のことである
・そのコンテンツの出来次第で、サイトの利用率そのものに関わるので、初めのうちは外部業者に任せた方が良い場合もある
・ユーザーが確実に興味を抱くようなコンテンツの選定が重要となる

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編集後記

昔は夜なべで原稿を書くのスタイルだったのですが、最近は眠くなったら寝てしまい、早起きして残りを仕上げるスタイルに変わりました。どうやらそのほうがいい結果を残すようです。え? 歳のせいだろうって?
(おちゃのこ山崎)

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