やっぱり、やり抜いた人が勝ちますね号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

成功をもたらす要因について語った言葉は古来から限りなく存在します。曰く、「諦めなければいつか必ず成功する」「全身全霊でやってやってやり抜いた人は必ず成功する」「あらゆる失敗は、成功に向かう第一歩である」などなど。

ただ、「成功しよう」「成功したい」と念じるより、もっと大きな使命感に突き動かされた場合のほうが、成功する確率が高いようです。動機が「自分のため」でなく「みんなのため」だからでしょうか。

二宮金次郎の「たらいの水」という話があります。「たらいの水を自分のほうに引き寄せると水は向こうに逃げてしまうが、相手のほうに押しやると返ってくる」というものです。英語の「Givers gain」に通じる話でしょう。

ただし、金次郎は「向こうに押せば返ってくる」と知っていたから水を押したのではなく、相手に分けてあげたい衝動に駆られて水を押していたそうです。伝教大師・最澄の「一隅を照らす者になる」とは、そういう人のことをいうのでしょう。

今回の「オススメ参考書」は、四面楚歌の中で理念を貫き通し、私たちに大きな財産を残してくれた人の話です。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

新幹線を走らせた男国鉄総裁 十河信二物語

高橋団吉・著 株式会社デコ・刊

1,900円 (税別)

「新幹線を作った功労者」という話題になるとすぐ出てくるのが、当時の国鉄技師長だった島秀雄ですが、そうなったきっかけは『新幹線をつくった男 島秀雄物語』(小学館)という1冊の本にありました。

この本が当時あまり知られていなかった新幹線技術をまとめ上げた技術者に光を当て、以来「新幹線開発物語」は島秀雄の名前を抜きにしては語れない状況になりました。数多く作られたテレビ番組も、みな島秀雄が中心です。

その本の著者こそ、本書の高橋団吉です。小学館から新しく出すことになった「ラピタ」という雑誌の連載記事として書かれたものを単行本化したのが、『新幹線をつくった男』でした。

高橋団吉は1955年生まれのライター・編集者。1988年に株式会社デコを立ち上げ、出版社として本を出すかたわら、編集プロダクションとして他社の仕事も請け負います。出版人としてはなはだ異色なことに、ソーラーカーや電気自動車の関係部品を開発、販売もしており、レーシングチーム「ZDP」は1995年にソーラーカー部門でFIFAのワールドチャンピオンを獲得しています。

本書は、前著の続編的な位置づけですが、今回は小学館ではなく自身の株式会社デコから発刊されました。2段組、736ページというボリュームが大手出版社から敬遠されたのかもしれません。そういえば、本文2段組の本を久しぶりに見た気がします。

国鉄総裁を2期8年務め、山のような問題を抱える国鉄の舵取りをしながら、当時誰もが夢としか思っていなかった東海道新幹線を完成させた十河(そごう)信二。著者がこの人物に注目したのは、前著の取材を進めているときでした。島秀雄がいなければ新幹線はできなかったかもしれませんが、十河信二がいなければ、新幹線は「絶対に」できなかった。それほどの人物であることが判明したのです。

本書の帯にはこうあります。「『世界一の鉄道をつくろうじゃないか!』激化する労働問題、巨額の資金不足、続発する未曾有の大事故……。崖っぷちに立たされても、十河信二は声高らかに叫び続けた。日本人の自信と誇りを取り戻すために……」

さらに裏表紙側の帯にはこうあります。「戦後70年企画ノンフィクション『線路を枕に討ち死にする』日本をどうするかを考え続け、百戦百敗した男の最後の戦い2921日の記録。『夢の超特急』は十河信二の怒号とともに走り出した——」

ものすごく簡単にまとめてしまうと、十河信二の人生は「負け続け」でした。経歴こそ鉄道省経理局、(関東大震災後の)帝都復興院経理局長、南満州鉄道理事、愛媛県西条市長と立派ですが、収賄容疑で獄舎につながれ、事業に失敗、戦乱にまみれ、国も敗戦。

その男が1955年に71歳で国鉄総裁に担ぎ出され、2期8年にわたる在任中に人生最後の戦いに挑み、それに勝った。東海道新幹線は負け続けの男の最後の逆転大勝利でした。

東海道新幹線の構想は、1940年の帝国議会で承認された「弾丸列車」が発端です。東京~下関に広軌規格の線路を敷き、時速150キロの高速列車を走らせて、東京~大阪を4時間半、東京~下関を9時間で結ぶ計画でした。東京~名古屋のうち95キロの用地はすでに買収済みで、新丹那トンネルと日本坂トンネルは工事に着手していました。

しかし、敗戦直後の日本には夢の超特急を作る余裕などどこにもありませんでした。ずたずたになった線路を復旧させ、空襲を免れた車両をやりくりしてダイヤを組み、買い出し客で超満員の列車をなんとか走らせるのがやっとだったのです。しかも国鉄には、満州や樺太、朝鮮や台湾から引き揚げてきた鉄道マンたちがあふれかえり、60万人以上という大所帯になっていました。

激しくなるばかりの労働争議は不可解な事故を生み、無理を重ねてダイヤを守る姿勢は大事故を呼びました。洞爺丸が沈没し、桜木町では車両火災、十河が誰もなり手のなかった国鉄総裁を引き受けたのは、そんな時期でした。

しかし、就任するや十河は鳩山一郎首相を訪ね、「東海道に広軌新特急を走らせる」と公約します。当時の国鉄はドル箱の東海道線からの収益で全国の赤字路線を維持していました。しかし増大する輸送量に線路と車両が追いつかず、パンクするのは時間の問題とされていたのです。東海道新幹線は、国鉄財政再建の妙手でした。

十河は鳩山首相にこう言います。「復興のあとにはかならず成長の時代が来ます。その成長を動脈となって支えるのは、鉄道です。(中略)自分が国鉄総裁でいる間に着工できなければ、好機は永久に失われてしまう」

本書の一部を引用します。
—*—*—*—*—
なぜ組織は腐るのか。
十河信二によれば、その理由ははっきりしている。
人が腐るからである。
なぜ、人が腐るか。
本当の仕事をしないからである。
本当の仕事をするというのは、要するに、人の嫌がることを率先してやることだ。立場や所属や出世や栄達など見向きもせずに、まっ先にやるべきことをツベコベ言わずに実行することである。
—*—*—*—*—

その後の十河の人生は、官僚組織との戦いでした。強固な官僚組織は内側から改革することができません。改革を叫ぶ人間は仲間たちに村八分にされてしまうからです。外圧で改革するか、トップダウンで改革するか。十河は後者を選びました。労組とは直談判で腹を割った話し合いを行い、全国の鉄道管理局を毎月1つずつ回って2年で全国27箇所を回りきります。

その全国行脚は急行列車を乗り継いで行われ、途中の停車駅では必ず駅長や助役と話をしました。さらに、国鉄に「第2の産業革命」を起こすべく、技師長を島秀雄に交代させました。就任を固辞する島に十河は「技術のことは全権を与える。技術以外のことは全部、ぼくが引き受ける」と言って首を縦に振らせたそうです。

島技師長は夢の超特急に動力分散方式の電車形式を選びました。当時、世界の鉄道では機関車方式が主流でしたから、これはまったく斬新なアイデアでした。電車というものの特性を考え、その長所をどこまでも伸ばしていったらどうなるか。それが今日の新幹線の基礎となりました。

本書は重厚長大な書籍ですが、文章が読みやすいためにすいすいと読めてしまいます。先人たちがどんな苦労をして困難を乗り越え、夢を実現したかが手に取るようにわかります。

「成功」はどうすれば得られるかを知るための、貴重な参考書です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

PPAP♪ (笑)
いまさらながらですが…
今年秋からYouTubeで大ブレークして流行語大賞のトップ10にも選ばれた、千葉県のシンガーソングライター・ピコ太郎さんの楽曲♪「ペンパイナッポーアッポーペン」ですね。

まさかご存じない方は!? こちらの動画をどうぞ。(^_^;)
https://www.youtube.com/watch?v=0E00Zuayv9Q

今日現在で全世界で9500万回! も再生されてるんですね!

ピコ太郎さんの正体は小坂大魔王さんというベテランの芸人さんで、ピコ太郎さんのツイッターではこのPPAP以前からいろいろな楽曲をリリースされていました。
当然、ご本人は「売れてやろう!」と思って頑張って来られたとは思いますが、まさかここまでとは。きっとご本人も驚きでしょうし、事務所もメディアもお笑い業界も音楽業界もこれほどのヒットは予想だにしなかったことでしょうね。

TV CMやドラマとのタイアップに加え、多くの広告宣伝費やプロモーションにお金をかけて売れるのが当たり前の音楽業界でも、SNS、とくにYouTubeだけでここまで短期間に一気に認知された楽曲も珍しいのではないでしょうか?

ちょっと遡ってご本人のtwitterを見てみると…
初めて世の中にPPAPを披露したのは、なんとつい3か月ちょっと前の8/25日のtwitter で、8/25のオリジナルツイートでは「いいね」 が わずか132件、リツイート121件、コメントはなんとたったの3件しかありません!
https://twitter.com/pikotaro_ppap/status/768833399951732736

それがじわじわと口コミされ、3週間後の 9/16日には YouTubeで57,000件の再生。
https://twitter.com/pikotaro_ppap/status/776701557005881344

そのわずか10日後、9,000万人超のtwitterフォロワーがいる世界的ミュージシャン、ジャスティン・ビーバーさんの目に留まり、リツイートされてから一気に世界中に広まり、あっという間に数千万回のアクセス再生に!

という経緯のようです。リリースから1か月でネットの力だけで世界的な認知を得られたこの PPAP 「ペンパイナッポーアッポーペン」はもちろん凄い! のですが…

実は今日語りたいのはこちら! なんです。
↓↓↓↓↓
https://goo.gl/4MHsru

神奈川県の藤沢で学校の購買向けのパンを製造販売している長後製パンさんという小さなパン屋さんが作ったパン「パン・パイナッポー・アッポーパン」

え? いや、ただのダジャレの便乗商法でしょ!? いまさら? とお思いになられた方もいらっしゃるかもしれませんが、私が注目したのはその決断力と行動力の素早さなんです。写真の賞味期限表示見てください!

少なくともtwitterなどでこのパンの賞味期限表示が写っている写真は、10/22日付のものなんです!

つまりPPAPの動画再生が大ブレークした9/28以降、日本のメディアが取り上げてそこそこ全国的な話題になったのが10月初頭で、それからわずか3週間後には神奈川県内の学校の売店で販売開始していたということなんですよね!

しかも商品は、ちゃんと楽曲にちなんで パイナップルとアップル(リンゴ)を入れ、カスタードクリームで包んだ中高生の好みに合いそうな菓子パンに仕上がっています!

それをほんの短期間でアイデアから考案し試作し、材料を手配し、量産して販売店への営業売り込みをし、流通に乗せ販売にこぎつけたということです!

実際にこのパンが美味しかったのか? たくさん売れて儲かったのか? は不明ですが、twitterを見ていると、近場の都内はもとより、青森県のお店で買って食べたなどのツイートも見られるので、全国のお店から引き合いがあってそこそこ売れたのではないかな? と推察できます。詳細は不明ですが…

少なくとも、たった2~3週間でそれをやり遂げた長後製パンさんの決断力と行動力には頭が下がりますし、このパンも話題になり、取材を受け、新聞、メディアで取り上げられ、社名の認知度が高まったり、多くの問い合わせを受けたりしたことは、広告効果としては大成功! だったのではないでしょうか?

長後製パンさんのサイトを見ると、残念ながら期間限定販売だった「パン・パイナッポー・アッポーパン」はすでに販売終了されているようです。
http://panya-jp.com/

この会社は実店舗での販売と地元の学校、レストラン、ホテルへの業務卸など、リアル販売ビジネスのみで、通販、ネット販売などはされていないようなので、今回の全国的な認知自体はあまり大きな意味はなかったかもしれませんが、少なくとも地元では間違いなく認知度を高めたでしょうし、面白いことをやる会社! というアピールも、今後の営業活動の役にたつでしょう! 他府県への卸販売のチャンスも広がったかもしれませんね。

ふと想像したのですが…
仮にもしこれをTV CMをやってるような全国規模の大手菓子パンメーカーさんが1か月で商品化して、全国のコンビニやスーパーに並べていたら!?

と考えると、その売上は数億円~数十億円!? になっていたのではないでしょうか?

こうした芸能関係の話題やブームはあっという間にピークを過ぎてしまいますので、もはやチャンスは過ぎてしまったかもしれませんし、誰もがこんなことをすぐにできて成功するとはいえませんが、チャンスを見つけたら素早く決断し、実行に移す! スピードと決断力・行動力はぜひ見習いたいものですね!

ペンパイナッポーアッポーペン!(笑)

さて、今回のダメ出し!道場は、同じく神奈川県は横浜市のマフィン・スコーンの手作り専門店さんです!

先のパン屋さんとは商品も販路も違いますが、こちらも地元ではなかなかの人気店のようですよ!

ではダメ出し!道場」第126弾 スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
AS muffin

ショップ名 :
野菜マフィン&野菜スコーン
AS muffin~アズマフィン~ さん

PCサイト : http://asmuffin.ocnk.net/

カテゴリ : 食品、飲料

○ショップの現状、お悩みの点など
はじめまして。野菜マフィン&スコーンの店、AS muffinの水島綾子と申します。姉妹でこちらにお店をオープンさせて半年が過ぎました。いろいろ工夫をしてきましたが、私共で考えられる策は尽きてきました。
すぐにでも売上をあげたいのですが、次の打つ手すら思い浮かびません。
現状などを下記致します。「ダメ出し道場」でのご指導をどうぞよろしくお願いいたします。

「強み」
・身近な野菜を使っている(乾燥野菜や野菜パウダーを使っていない)
・すべて手作り。合成保存料や着色料は使っていない
・実店舗を持たない通販店だが、横浜の住宅街に工房があり、交通の便は悪くない

「特徴」
・姉妹2人だけで運営している個人店
・通販だけでなく、出張販売やマルシェ出店も行っている

「起業の思い」
2008年~4年程、妹が1人で「エスマフィン」というマフィン通販店をおちゃのこネットでオープンしました。
当時は週末に手伝う程度に、姉(私)が関わっていましたが、昨年6月より姉妹2人のお店「野菜マフィン&スコーン:AS muffin」としてリスタートしました。創業から半年を過ぎ、姉妹で運営するという、良い面悪い面、この半年でいろいろ見えてきた気がします。
リピーターのお客様や、直販での反応など手ごたえは悪くないのですが、一向に通販での売り上げがあがりません。
今年に入り、メニューを絞り込んだり、サイズ展開を増やしたりなど、工夫をしておりますが、絶対的な認知度が低いせいか、やはり売上上昇にはつながらず。現状、直売が月の売り上げのほとんどを占めているのですが、人員が限られているため、直売を増やす方法にも限界があります。

今年は(すぐにでも)通販の売り上げが月の売り上げの半数を超えるよう、目標を立てています。

おちゃのこネットでの通販サイトの他、独自ドメインでブログも開設しています。
http://asmuffin.com/

ぜひプロの目で、ご指導いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします!

第一印象は…

白基調で清潔感があってスッキリ、シンプル、キレイなサイトです。
ただ商品はマフィン・スコーンと見た目や色の派手さがないので、色合いや見た目が単調で、クリームやフルーツを多用している洋菓子屋さんのような派手さはなく、多くの人の食欲を刺激するようなシズル感はあまり感じられません。

トップページ看板画像の一部にニンジンやトマト、ナス、青物などの写真を使われていますが(Very Good!)

商品の色あいが少ない分をこうした野菜、素材の色で補う演出をもっと積極的に行っても良いかもしれませんね!

そもそも論…スイーツにおけるマフィンやスコーンの人気度!?

私はあまり甘いものを欲してネットで買うことはないので、当社の20代~40代の女性スタッフ数名にマフィンやスコーンが好きか聞いてみました。

皆スイーツは好きで、ティータイム用によくいろいろなお店でお取り寄せをしているようなのですが、マフィン、スコーンは近隣のパン屋さんで焼きたてできたてを買うことはあっても、通販で買おうと思ったことはないとのことです。

その理由を聞くと…
・わざわざ通販で買うようなタイプのお菓子ではない
・温かいできたてじゃないとパサパサになってそう…
・スイーツにはクリームとかフルーツとか餡とか…が欲しい
・見た目に地味でテンションがあがらない
・パティシエじゃないと作れないスイーツじゃない
・高い値段で買わなくても、自分で作る、作れるから…(許容限度は150円くらいまでで、180円を超えると高いと感じる…)

といった意見が得られました。

また下記のようなお取り寄せランキングで見ても、上位にマフィン・スコーンは入っていないですし、
http://www.otoriyose.net/ranking/

楽天のスイーツランキングで見ても…上位500位まででもマフィン、スコーンは1つも入っていないようでした…

などなど…そもそも論としてマフイン・スコーンという菓子が、スイーツの中ではやや人気が低いジャンルのお菓子なのかなぁと感じました。
-----------------------------------------
ご自身でも書かれていますが
「直販での反応など手ごたえは悪くない」あたりにヒントがあると思います…

ビジュアル・見た目の影響が強く視覚に訴えやすいケーキ系の商品に比べて、マフィンやスコーンはむしろ視覚よりも「焼きたての匂い」で嗅覚に訴える面が強い商品のような気がします。

実店舗や対面販売では匂いのあるパン屋が強いが、通販においては匂いより見た目に派手なケーキ屋の方が売りやすいということです。

とはいえ、だから通販店が売れない、売れなくても仕方ないというのではありません。難易度は高く、人気度は低いジャンルだからこそ競合は少なく、匂いを伝えられない弱点を補うだけの何らかの光る強みや、より視覚的にアピールの強い商品があれば、市場の注目を独占できる可能性も高いといえます。

店長ご姉妹は、もちろんマフィン・スコーンが大好きで、焼きたての美味しい状態をいつも味わっておられると思いますが、こうした世間一般のマフィン・スコーンに対するマイナスイメージがあるのも事実でしょう。
こんなイメージをお持ちの方々の先入観を払拭するような商品案や食べ方提案ができれば、通販売上アップのきっかけになるかと思います。

ウチのスタッフ達と話していると…
マフィンにはアイスクリームやジャム、クリーム、スプレッドなどを添えて食べるのが美味しい! 好き!
という意見も多かったので、相性の良いジャムやクリームなどを見つけたり開発してセット提案するのも有りかもしれません。

また、以前、当社クライアントさんでスイーツと高級紅茶、スイーツとコーヒー豆のセット販売をして売上UPした事例があります。

こうしたセット物はギフト向きですし、客単価もアップしますので、送料比率の割高感緩和の一案としてもおススメです。

総評

ホームページ、お店のページの見せ方や作りこみ方も大事なのですが、アズマフィンさんの場合、基本的なデザイン制作スキルは十分なレベルだと思います。

そこをあれこれ悩んで直すよりも、根本的なビジネスモデル「どんな商品やサービスをどう創り出し、組み合わせてどう儲けるか?」を今一度考え直す時期ではないでしょうか?

送料もクール代もかからない実店舗なら客単価は1,000円でも良いのですが、通販の場合、どうしてもかかる送料(しかもクール代金プラス)が800円~1,000円以上かかれば、送料のウェイト(比率)が全体の3割くらいにならないと、お客様は割高感を感じてしまいがちです。

要するに客単価を3,000円以上になるように付加価値の高い商品構成を考えたり、運送会社との交渉で運賃コストそのものを安くなるようにする経営努力も重要ですね。

また「食品」という通販の中では、圧倒的にリピート率、頻度の期待できる業種なわけですから、リピーター促進するようなキャンペーンやイベント、なんらかの制度を設けることも重要ですね。

新規客を獲得するための施策と、1件のお客様を獲得するためのコスト、獲得した新規客をリピートしてもらう頻度アップの施策など、現状分析をした上で、これらの施策を考えてみましょう。

もしリピートが不十分、少ないと感じるのであれば、商品満足度、顧客満足度、コストパフォーマンスなどが低いということです。

これはリアルのお客さんはリピートが高いのに通販は低いということもあり得ますし、その場合は、送料負担が大きくコストパフォーマンスが悪いことや、冷凍で届けてお客さんが調理しても、お店の意図するような味や風味が再現できていないなどの可能性が考えられます。

逆にリピートは十分なのに売り上げが少ないのであれば、新規客獲得が不十分、広告宣伝、認知度、集客不足ということです。

いずれにせよ、単にホームページの写真や文言、見せ方ではない本質的な商品や価格設定、サービス内容など通販ビジネスモデルそのものに課題があるのかもしれません。
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また…

<強み>の見直し

<強み>として
・身近な野菜を使っている(乾燥野菜や野菜パウダーを使っていない)
・すべて手作り。合成保存料や着色料は使っていない
・実店舗を持たない通販店だが、横浜の住宅街に工房があり、交通の便は悪くない

をあげられていますが…
・すべて手作り。合成保存料や着色料は使っていない
は<強み>といっても良いと思いますが、
・横浜の住宅街に工房があり、交通の便は悪くない
は実店舗の強みであっても、通販店としては別に強みではないですね。

また
・身近な野菜を使っている(乾燥野菜や野菜パウダーを使っていない)
は、乾燥野菜やパウダーではなく新鮮な野菜を使っているという意味ではまずまずの強みかもしれませんが、「横浜近隣の野菜」というだけでは、地元の方には愛着もあり良いかもしれませんが、地方の人から見ると、都会近郊はあまり自然環境の良さ(空気や水、土壌のキレイさ)を感じられませんし、有機野菜や無農薬でなければ別段<強み>とまでいえる魅力ではないように思います。

これは無理に高価で入手困難な有機栽培や無農薬野菜にしろというのではなありません。
中途半端なアピールをするよりも、
「加工品ではなく生の新鮮野菜を使っています!」
「天然の色や香りを生かしています!」
「皮や葉の栄養素(色素やポリフェノールなど)も上手に使っています!」

などなど、強い部分に特化してもっと深堀りしてアピールすることも可能ではないでしょうか?

また「横浜」という地名ブランドを生かすなら、全国的に見てとてもオシャレで高級感のある横浜という街のイメージに合ったパッケージや、少しエリアを広げて、横須賀、鎌倉、湘南など、全国的に認知度やイメージの良い神奈川の地名ブランドを活用した商品企画もまだまだ可能なのではないでしょうか?

いずれにせよ、初めてショップにアクセスした方に対して
「アズマフィンはこんなお店です!」
「アズマフィンはこんなことができます! 得意です!」
の自己紹介、自己アピールの部分が弱いと思います。

具体的なサイトデザインリニューアル案や新商品案などはキャッチボールしながらでないとできませんが…
まだまだ改善できること(宝物)は埋もれているように思います。

これからのお店の戦略をどうすべきか?
今後どんな方向を目指せば良いのか?
煮詰まってよくわからない!

というときは、ぜひお気軽に相談会にいらしてください。目からウロコ、きっと落ちますよ!(^^;)



さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、スマホ版のヘッダー欄の背景色や背景画像を変更する方法をご紹介します。





スタイルシートを編集する

スマートフォン管理→スタイルシートの編集から指定します。
ただし、ご利用テンプレートのデフォルトのCSSによって指定が異なります。

下記の例では、デフォルトで背景画像と罫線の指定があるテンプレートの背景を背景色のみの指定にしています。
background-imageを非表示にし、罫線も削除しています。
背景色の必要に応じて、colorの文字色指定も追加してください。


#header {
background-image: none;
border-bottom: none;
background-color: #F5F5F5;
}



下記の例では、デフォルトの背景画像を変更します。
ご自身で作成いただいた、背景画像を画像専用管理画面にアップロードし、ファイル名部分を変更してください。

#header {
background-image: url(image/ファイル名);
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

画像専用管理画面と画像編集機能

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、本日アップした画像専用管理画面のリニューアルと画像編集機能についてです。

おちゃのこネットの画像を管理するツール、画像専用管理画面を大幅にリニューアルしました。
画面が広くなり、見やすくなったことはもちろんですが、画像編集機能も付いて、さらに便利になりました。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
Q. 画像専用管理画面の使用方法
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281572&id=1112

Q. 画像編集ツール(Photo Editor)について
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281572&id=1111






FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

キーワードでうまく集客する

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「キーワードでうまく集客する」について説明させて頂きます。

■集客がうまくいかない訳

ECサイトを運営していて、多くの方がつまずいてしまう事として、集客がしっかりと行えないとという問題があります。

その理由としてあげられるのが、ユーザーが好むキーワードを使えていないという事が考えられます。

初心者が陥りがちなミスとして、キーワード選定の基礎がしっかりと行えていないのにもかかわらず、上級者向けのキーワード選定をおこなっている可能性があります。

では、キーワードを見直していく事において、何を考える必要があるのかという事ですが、まずユーザーが何を求めているのかを考察します。

さらに、これには大手サイトと対立してしまわないキーワードを選ぶのが肝心です。

例えば、「メンズファッション」というビックタイトルを使ったとしても、多くのサイトの中に埋もれてしまうのがほとんどでしょう。

ですが、「メンズファッション 30代 アウター」など、徐々にニッチなテーマに寄せていくとどうでしょうか。

そのジャンルに関しては、競合するサイトが大きく減少するため、検索上位が期待できます。

上手くいかない方は大きなキーワードを使いすぎであったり、妄想でキーワードを考えたりする事があり、結果的にアクセス数が伸びない結果に陥ってしまうのです。

ECサイトの集客に困ったらまず、キーワードの見直しを行ってみましょう。

■複合キーワードを有効活用する

ECサイトをしばらく運営していき、アクセス解析を行っていくと、いくつかわかってくる事があります。

その一つに、複合キーワードが有効であるという事です。

実際にサイトへアクセスされる場合、いくつものキーワードを合わせて、検索をかけられる事が多いです。

より豊富なキーワードを組み合わせた方が、アクセスを獲得するためには有利になります。

ただ、なんでもかんでもキーワードを詰め込みすぎると検索ボリュームが大幅に減少してしまいます。

検索ボリュームはツールを使う事で調べる事が出来ますが、複合キーワードを使う場合、検索ボリュームを調べる事は欠かせません。

一つひとつキーワードを付け足していく形でチェックすると、どれだけボリューム数に変動が起こるのがわかります。

ボリュームが少ないとそれだけアクセス数に期待ができなくなるのですが、そのジャンルでの上位検索に期待できるようになります。

多くのキーワードを組み合わせれば組み合わせるほどボリュームは減少してしまい、結果的にアクセスされるのが難しくなります。

ポイントとして、複合キーワードは「2つから3つ」程度にまとめるのがいいです。
1つだとボリュームは多いものの、競合サイトが増えます。
3つだとボリュームが少ないものの、上位表示を狙えます。

2つ程度ではボリューム数が多く、競合サイトが多い場合には1つずつ付け足していく形で、複合キーワードを作っていくのもいいでしょう。

有効的に複合キーワードを活用し、アクセス数をアップさせてみてください。

■タイトルの作成も考える

複合キーワードを作成したら、それに伴うタイトルの作成が必要となります。

キーワード数が少ないとタイトルをアレンジしやすくなりますが、多くなるとそれだけアレンジするのが難しくなります。

コンテンツがみられるかどうかは「タイトルの作り方」が大半を占めていると考えて間違いありません。

タイトルのコツとしては、具体的な数字などを入れるのがおすすめです。

商品名や数字を具体的にタイトルに盛り込み、別サイトとの区別ができるようにするのがいいです。

実際に自分がサイトへのアクセスを考えている時、おそらく数字などの具体的な情報がタイトルに記載されているほうが、アクセスする気になるのではないでしょうか?

人がアクセスする事を考え、気になるタイトル作りを行いましょう。

★POINT
・キーワード選びの基礎を学ぶ
・複合キーワードを有効活用する

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

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編集後記

日経流通新聞の「2016年ヒット商品番付」、東西の横綱は「ポケモンGO」と「君の名は。」でしたが、張出大関に「リオ五輪」と並んで「ピコ太郎」の名が。すごいことです。
(おちゃのこ山崎)

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