ショップの「色」、どうやって決めてますか?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

諸般の事情で1ヶ月以上もお休みを頂きましたが、みなさまは年の瀬からお正月、節分をいかがお過ごしだったでしょうか。当おちゃのこ通信も遅ればせながら、これからスタートダッシュをかけていきたいと思っておりますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、ITとインターネット、デジタル化によって誰にでも安価でカラフルな表現媒体を手にできるようになりました。昔はカラー印刷のチラシなどは高くてなかなか手が出ませんでしたが、現在では原稿制作のスキルさえあれば通販印刷の利用で驚くほど安価に実現できます。

もっと安いのがインターネット上での表現で、HTMLメールやウェブページなどは、カラフルでないものを探す方がむずかしくなっています。まあ、過度にどぎついものは逆に嫌われてしまう傾向もありますが。

そんなリッチカラーの世界で、みなさんはどんなふうに「色」を決めていますか。「なんとなく感性で」でしょうか。「うちのコーポレートカラーガイドに従って」でしょうか。「お客さまの属性に合わせて」かもしれませんね。

今回の「オススメ参考書」は、そんな色使いのヒントが満載の本をご紹介します。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

色の心理学

佐々木仁美・著 枻出版社・刊

552円 (税別)

ご覧になる機材によっては出版社の表記が文字化けしているかもしれません。木偏に世と書いて「エイ」と読ませる版元です。さすがに文字化けが多いことは自分たちも理解しているとみえて、「エイ出版社」と表記していることもあります。多くの出版社とは違い、本社を神田神保町周辺ではなく世田谷区玉川台におき、ムックを中心とした趣味性の強い出版物を中心に手がけています。出版不況が叫ばれる中で右肩上がりの成長を続けている売上100億円規模の中堅出版社です。

本書はA5判ムックと呼ばれる形式の128ページオールカラー、カバーなし並製本の本です。もっともシンプルな造本のため、オールカラーにもかかわらず税込みでも600円を切る安価な値付けです。これは本書のようなシリーズが主としてコンビニで販売されることを想定しているためです。暇つぶしにコンビニのマガジンラックを眺めていて、ふと手に取った客がそのまま買っていけるように。そういう狙いです。

そのため本書の構成は、書籍的というよりは雑誌的です。余白を大きく取り、いろいろなレイアウトがなされていて、気軽に読めて飽きがこないように工夫されています。普段あまり本を読まないような人でも、興味を持って最後まで読み切れることでしょう。

著者の佐々木仁美氏はオーラソーマカラーケアコンサルタント&ティーチャー、パーソナルカラーアナリスト、クリスタルセラピスト、1級カラーコーディネーター。色を活用して豊かに生きるためのカウンセリングやセミナー講師等の活動をしている人です。その佐々木氏が、色を効果的に使って心と体をハッピーにするために書き下ろしたのが本書です。

内容はまず「色の基本」があり、続いて「色を効果的に使う方法」に移ります。そして「色が教えてくれる本当の自分」ということでカラーセラピーを解説。次に「いまの自分がよくわかるセルフワーク術」としてマインドマップの利用法をガイド。さらには「上手に色を取り入れる方法」で具体的に「食欲を上げる色」「世代別の部屋の色」などを教えてくれます。

冒頭には「色を効果的に使えば心も体もハッピーになります」という本書のテーマが書かれています。途中から引用してみましょう。
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いわゆる色のない世界は死の世界。彩るということは、生きることそのものとも言えるのです。光は希望を表し、また、虹の七色も希望を表します。そして、それぞれの色には様々な意味や効能効果が隠されています。色を効果的に意識して使えば、心身共に健やかで、充実した毎日を送っていくことができるのです。
—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—

そして最初のパートである「色の基本」に入りますが、私たちはここをじっくり読む必要がありそうです。というのは、知っているつもりであった色の世界のことを、じつはほとんど知らなかったりするからです。

たとえば「光」というのは電磁波の中の赤外線と紫外線の間のものを指しますが、それは電磁波全体から見るとごくごく微少な部分でしかありません。電磁波の一番波長の短いものは宇宙線で、その波長は10のマイナス6乗ナノメートル。そこからだんだん波長が長くなっていってガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、レーダー波、テレビ波、ラジオ波と続きます。テレビ波の波長は1メートルくらいです。

つまり電磁波の波長は下と上では千兆倍くらいの差がありますが、可視光線はそのうちの380ナノメートルから780ナノメートルを占めるに過ぎません。その範囲内のあらゆる波長が混ざった光が太陽から来る白色光線で、プリズムを使うことでそれぞれの波長の光に分光することができます。虹は、大気中の雨粒がプリズムの役目をして太陽光を分光した結果発生する現象です。

また、色は皮膚で感じることもできるということをご存じでしょうか。有名な三重苦の天才であるヘレン・ケラーは自伝『わたしの住む世界』の中で次のように語っています。
「私はスカーレット(緋色)とクリムゾン(深紅色)の違いがわかります」

彼女は二歳の時に高熱にかかって視力、聴力、言葉を失ってしまいました。しかし、皮膚が色のついた光の波動を敏感に感じ分けるために、目によらなくても色を識別することができるということです。これは、あらゆることを視覚に頼っている人にとっては、にわかに信じがたいことかもしれません。

それでも、次の実験については、なんとなく理解できるかもしれません。
「赤い部屋と青い部屋では、感じる温度が違う」

実験の結果、赤い部屋に入った人は、脈拍、呼吸数、血圧が上がり、暑く感じたそうです。また青い部屋に入った人は、脈拍、呼吸数、血圧が下がり、涼しく感じたという結果が出ています。

なぜそうなるかというと、赤は波長が長いので筋肉を興奮させる効果があり、温かく感じる一方で、青は波長が短くさざ波のように筋肉を弛緩させる効果があるために涼しく感じさせるからです。「赤=興奮」というのは、日常生活でもよくわかりますね。本や雑誌のタイトルでも、「迷ったら赤」というのは出版界の鉄則です。闘牛で赤い布を使うのは、色盲である牛のためではなく、観客を興奮させるためです。

さらに実験は続きます。そこでわかるのは、赤い部屋と青い部屋では感じる時間の長さが違うということです。赤い部屋にいると30分くらいしかいないのに1時間くらい経ったように感じ、青い部屋にいると1時間いても30分くらいにしか感じないというのです。この現象は、ファミリーレストランの内装色や工場などの配色に利用されているそうです。

このように色は人の心理に大きな影響を与えます。よく知られているのは、ロンドンのテムズ川に架かっているブラックフライアブリッジの例です。この橋は以前、自殺の名所として有名でした。そこで橋の色を黒から緑に塗り替えたところ、自殺者が3分の1に減少したというのです。黒は「絶望の色」とも呼ばれ、追い込まれた心理状態の人が希望を見出せなくなりますが、緑は「再生の色」としてリラックス効果をもたらしたのだろうといわれています。

もうひとつの例は、あるアメリカの刑務所で、無機質な壁をピンクに塗り替えてみたところ、気の荒い暴力的な囚人がおとなしくなったということです。ピンクは子宮内壁の色なので、母親の胎内にいた時の安心感を無意識に思い出すからなのだそうです。この効果を重視して、現在でもスイスの刑務所ではピンクの塗色が使われています。

よく「勝負下着」として赤を着用する人がいますが、実際にイギリスの科学誌「ネイチャー」がさまざまな格闘技におけるウェアの色と勝敗の関係を調べたところ、赤のウェアを着た人の勝率が20%ほど高いことがわかりました。結果が2割違うのなら、着用しない方が損ですね。

また、同じコーヒーを色の違うカップで飲んでもらったところ、茶色のカップでは7割の人が味と芳香が非常に濃いと回答し、赤では85%の人がやや濃いと、青では8割の人がやや薄いと、黄色では85%の人が非常に薄いと答えています。つまり食器の色によって味覚が左右されるということです。

そして本書はこの先、色の好みを答えることで読者自身の隠れた心理や性格を解き明かしていきます。これを参考にして逆転させれば、お客さまの属性に合わせた色使いが見つかるわけです。

気軽に読めて勉強になる色彩学の入門書です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

早いものでもう2月。皆さんの2017年のスタートはいかがでしたでしょうか?
遅ればせながら本年1回目の「ダメ出し!道場」です。

トランプ大統領の誕生で世界は大騒ぎ。日本も含めて世界中の国々もこれからいろいろな影響を受けていくことになるのでしょうね。私のように地方都市のはずれで田舎暮らしをしていると、時に東京中心、アメリカ中心の都会の価値観に偏った情報や報道にはまるで別世界の出来事で「関係ないわ~」と感じることも多いのですが…。

さすがに世界最大国のリーダーが代わってこれほど方針を変えたとなると…、遠く離れた国の地方都市の人々にも巡り巡っていろいろな影響が出てきそうですかね…。

海外のニュースもオリンピックや各種スポーツの国際大会の明るいニュースは大歓迎ですが、テロや戦争、難民や飢餓などのニュースは心を痛めます。

自然災害こそ多い我が国ですが、少なくとも現在、テロや戦争や難民問題などの災いが起きていないのは、神仏のご加護か?(^^;)ありがたいことですね。

今年はこうした暗い話題よりも、明るいニュースの多い年になりますように…。

さて…そう言えば、2004年にはアテネオリンピックが開かれたのにその数年後には財政問題でユーロ離脱か!? と騒ぎになったギリシャの経済危機は、その後どうなったんでしょうか。

ちょっと無理やりですが(^^;)…、日本と同じように数多くの神様のいる神話の国として親しみのある国ギリシャ。今回はそのギリシャのアクセサリーや雑貨の専門店さんの登場です!

遅くなりましたが今年最初のダメ出し!道場 始まりです!

ではダメ出し!道場」第128弾 スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
Luludia(ルルーディア)

ショップ名 :
ギリシャアクセサリーと雑貨の店
Luludia(ルルーディア)さん

PCサイト : http://luludia.ocnk.net/

スマホサイト :
http://luludia.ocnk.net/phone/

カテゴリ : ホビー、カルチャー

○ショップの現状、お悩みの点など
初めまして、ルルーディア店主の渡辺と申します。
いつも興味深く拝読させて頂いております。
おちゃのこネットさんには、2007年よりお世話になっております。
店主の私が小学2年生から中学1年生までの5年間をギリシャで過ごしたこともあり、ギリシャ製品を扱っております。
「ギリシャのアクセサリーや雑貨を通して、ギリシャに興味を持って頂き、ゆくゆくはギリシャファンになって頂きたい!」
と願いながら運営しておりますが、2015年11月から、受注件数・売上ともに激減しております。
PC版・スマホ版ともにアクセス人数は増えておりますが、ページビューが伸びません。
ショップ内のイベント(クリスマスプレゼント・新春福袋・バレンタインセール・ホワイトデーセール)を実施したり、メルマガの配信頻度、ブログ・フェイスブック・ツイッターの更新頻度を上げたりもしておりますが、結果が出ません。
また夫婦で運営しておりますが、二人ともアクセサリーや雑貨業界での販売経験がありません。
ショップを客観的に見ることができず、改善すべき方向を見失っておりますので、厳しい外部評価をよろしくお願い致します。
ルルーディア店主 渡辺 隆

第一印象はそのままギリシャ雑貨専門店

トップページにアクセスすると同時に目に飛び込んでくるエーゲ海の景色やギリシャ、アテネ、ギリシャ雑貨の文字で、一目でギリシャ雑貨の専門店であることはわかります。

日本人の持つ一般的でステレオタイプなギリシャの印象は、やはりギリシャ神話と風光明媚なエーゲ海の島々や世界有数の世界遺産の数々を目玉にした観光大国のイメージでしょうか…。

2004年のアテネ五輪の影響で、日本でもその前後にはプチギリシャブームがあったかもしれませんが、それから13年を経て、ギリシャに興味を持つ日本人もすっかり減ってしまっているかと思います。

正直、私は今から40年位前、中学時代に倫理社会の授業で習ったギリシャの哲学者や神話に興味を持って何冊か本を読みんで上っ面の知識を得た事があり、当時飼い始めた愛犬に「アポロン」というギリシャ神話の神様の名前を付けたことがあるのですが(^^;)

そんな私でも、それ以来ギリシャに興味を持って、行ってみたいとか何かを調べてみたとか、まして何かを買いたいと思ったことはありませんでした。

果たして今の日本にギリシャの雑貨やアクセサリーを自ら検索して買いたい! と思う客層がどれほどいるのか? は正直まったく見当もつきません。
事業として成り立つほどの規模があるのか否か? 純粋にわかりませんが、いずれにせよ非常にニッチで小さな市場、少ない見込客数だということは想像に難くありません。

実は当社では過去にも店主が特定の国に強い縁があり(その国で生まれた、住んでいた、配偶者や親戚がいるなど)、それがきっかけでその国のアイテムの販売を始めたという、いわば「特定国の専門店」のようなカテゴリーのお店を何度かお手伝いしてきました

アメリカ、フランス、ドイツ、イタリアなど比較的、日本でも馴染みの深い一部の国を除けば、そのほとんどはあまり深く知られておらず、知らないがゆえに興味を持つ人も少なく、つまりは見込み客数、市場も少なく、黙ってその国の産品を買い求める人も少なく、商売するお店としてはいずれも難易度の高いものでした。

ではどんな客層をターゲットにすれば良いのでしょうか?

誰もが思いつく上っ面のステレオタイプなその国のイメーだけでは、「欲しい」「買いたい」という需要はそれほど大きなものではないかもしれません。

逆に考えてみましょう。ギリシャに住むギリシャ人が日本グッズ専門店を立ち上げようとイメージしたとき…

日本と言えば?「Fujiyama(富士山)」「Geisha(芸者)」「Samurai(侍)」はちと古いか!?(笑)でも日本刀、着物、扇子、掛け軸など伝統工芸品? それとも「TOYOTA」「HONDA」「SONY」「Panasonic」など多くの外国人が思いつくハイテク製品? これらだけでは大手商社やメーカー直営店があればとうていかないませんし…伝統工芸品だけでは欲しい客層はかなり少なそうですよね。

でも日本に何年か住んで今の日本のカルチャーを知り尽くしていたら? アニメ、ゲーム、カラオケ、原宿ファッション、JPOP、アイドル文化、Kawaii、ラーメン、回転寿司、食玩(オマケ付きお菓子)、などなど現代日本ならではのサブカルチャーに関連する商売、商品が山ほどあることに気づき、それを言葉の壁を乗り越えて上手に紹介すれば、ビジネスチャンスは大きく広がりそうですよね!

ではあらためて、ルルーディアさんがターゲットにできそうな客層を見ていきましょう。

1)ヘビーなギリシャ好き
→この層は自らギリシャに旅行に何度も行ったり現地に友人、知人や取引する業者やお店を持っているかもしれませんので、彼らのニーズにマッチする商材を持っていなければ役に立てないかもしれませんね。

2)そこそこのギリシャ好き
→この層はギリシャに観光やオリンピック観戦などで旅行に行って好きになった、そうそうはギリシャまでは行けないが、行った際に知った食品・物などをまた欲しいと思う可能性のある客層です。ギリシャに好意、関心が強そうなので、リピーターに最もなりやすい客層といえますね。

3)潜在的にギリシャ好きになる可能性を持った客層
→物品や観光などではそれほど今はギリシャに興味はないが、潜在的にギリシャの文化や生活習慣などに潜んでいる事柄には興味を持つ可能性を秘めている客層。お店の売上・収益向上の成否のカギを握る重要な客層です。提案や話題づくりが重要となります。

例)いろいろな国の料理に興味がある層 →ギリシャ料理関連品(書籍、食材・調味料、道具、食器類)
例)世界の神話、童話に興味がある層→絵本、書籍、お守りやモチーフ、守護グッ
ズなどに興味を持つ可能性は大
例)世界の民族品アクセサリーなどに興味のある層→民芸品、アクセサリー

4)ニュートラルな海外品、輸入雑貨好き
→特にギリシャという国には強い興味はないけれど、海外文化や輸入雑貨などにはもともと広い興味があり、好奇心が強い属性を持つ客層。何かをきっかけに興味、関心を持たせればハマってくれるポテンシャルを持った客層です。お店の売上・収益向上の成否のカギを握る重要な客層。提案や話題づくりが重要となります。

5)ギリシャにも雑貨にも海外文化にも特に興味なし
→客層としては狙いにくいが…、でも例えばアニメ好きでギリシャで流行っているアニメがあったら? 猫好きで、ギリシャの島々の猫の写真集や猫グッズがあったら? 子供がいて、ギリシャの楽しそうなおもちゃを知ったら? などなど、今のギリシャのフレッシュな情報の中には新たな客層を惹きつけるものが潜んでいるかもしれません。

6)絶対に通販は利用しない層→ここはほとんど無理(^^;)
でも催事などリアルでお会いする機会があれば顧客になる可能性もゼロではないかも!? ブログやSNSの読者としては、つかまえておいても損はないですね。

ざっと大まかにですが客層を想定してみました。これが絶対に正しいとは言えませんが、このように分けて、それぞれの客層にどうアプローチすれば良さそうかを考えるきっかけにしてみてください。

お客様(見込み客も含め)が渡辺店長&ルルーディアさんに期待すること

お店やブログなどいたるところに書いてある
「ギリシャ・アテネに5年間滞在していた店主」
はお店のウリで、最大の強みであるはずで、お客様はそこに期待を寄せてルルーディアさんに来店していると思います。

でもお客様の期待をもう少し突っ込んで噛み砕いてみるとどうでしょうか?

5年間も住んでいたならきっとギリシャのことに詳しいだろう。
5年間も住んでいたなら友人・知人・人脈も多いだろう。
5年間も住んでいたなら今でも繋がりがあるのだろう。
5年間も住んでいたなら今も頻繁に行き来しているのだろう。
5年間も住んでいたなら今のギリシャの情報にも精通しているのだろう。
5年間も住んでいたならギリシャのことをなんでも教えて欲しい…。

いかがですか?(^^;)
ちょっと意地悪になったかもしれませんが…でも半分くらいは本当にお客様が渡辺店長に期待してもおかしくないことだと思いますよ。

ショップやブログの情報だけでは正確な事実はわかりませんが…
最近はギリシャに行かれることも、今のギリシャの状況を知ることも少なくなっておられるのではないでしょうか? 少なくとも提携店の日本在住のギリシャ人アナスタシアさん以外のギリシャ情報源を感じられるコンテンツがないように見えます。

ギリシャ専門店である以上、お客様は渡辺店長には今も「ギリシャの事情通」であることを期待して来店されると思います。「毎月ギリシャを訪れて最新情報を持って来い!」とまでは申しませんが(^^;)、常に新たなギリシャ情報を紹介するなど、「さすがギリシャ専門店!」と思わせるような演出は必要かと思います。

できれば多くの海外品専門店さんがやっているように
「今年も現地買い付けに行ってきました!」などは欲しいところです(^^;)

それが無理ならせめて現地の知り合い、スタッフなどから最新情報を取り寄せて、紹介するなどして行きましょう。

また、商品に関連するギリシャの神話や宗教に関連する情報、知識に関しても、実際に多くの日本人よりはるかに詳しいと思いますが、それを整理して噛み砕き、わかりやすく伝えるコンテンツなどをもっと充実させてはいかがでしょうか?

例えば「ギリシャ神話」はギリシャで最大のコンテンツだと思いますが、ルルーディアさんのページ内ではあまり詳しいことは語られていないように思います。

日本の一般の人の常識レベルでもアテネ、ゼウス、アポロン、アフロディーテ(ビーナス)など有名な十二神やオリオン、ペガサス、ペルセウスなど星座名、その他もガイア、エロス、タイタン、ヘラクレス、アキレス、トリトンなど星の名前や艦船名、ミサイルの名前からアニメのキャラクターまで名前くらいは聞いたことのある有名な神々がたくさんいますよね。

トロイの木馬やスパルタ教育のスパルタなどギリシャ神話を基にした地名、名称などもたくさんありますよね。現代の日本人でも、その元の話は知らなくともゲームやアニメ、映画のキャラや宇宙船の名前などで知っているものも少なくありませんよね。

これってコンテンツの宝庫! だと思うんです。

でも現実は「ギリシャ神話」のコーナーにわずか商品は13件。かなりウェイト(比率)の高いモチーフ、コンテンツであるはずの商品がたったこれだけでは、仮に神話に興味を持って来てくれたお客様もガッカリだと思います。

またその神話エピソードも、商品ページ内にテキストで数行書かれているだけで…。専門店、ギリシャ通を期待するとガッカリ感は否めません。

神話などはあらためて渡辺さんが書き直し、イラストもプロに頼んで絵本を書き起こすくらいの意気込みで、別途コンテンツを用意しても良いのではないでしょうか?

「日本といえば京都、神社仏閣、侍」と同じくらい「ギリシャといえばアテネ、神話、神殿」というキラーコンテンツなのですから、日本で一番詳しいギリシャ神話解説サイト!  くらいを目指しても悪くないと思いますよ(^^;)

ふくろうグッズもバナーを設置しコーナーもありますが、トップページからバナー看板の時点でアテナ女神の聖獣としてのフクロウであることをアピールし、中身にもアテナ神とふくろうの関係についてもっともっと詳しく語って欲しいと思いました。

その他、イーブルアイ、渦巻き模様、メアンドロス模様などテーマを決めて、コーナーを設けそれにちなんだ商品を売っていく姿勢はGood! だとは思うのですが、そのコンテンツ・解説情報の薄っぺらさと、いかんせん商品数の少なさは「専門店」としては寂し過ぎます。

全商品は1174件もあったので「おっ!」と思ったのですが、よく見るとそのうち1106件は過去のSOLD OUT品の残骸で、実際の販売中の商品はわずかに70件弱…。いろいろな事情はおありだと思いますが…専門店としてはちょっと少な過ぎる品揃えだと思います。

SOLD OUT 品に関しては商品を多く見せる効果はありますが、実際に再入荷が可能な物を残すのは良いですが、もう二度と入荷できない物はかえってお客様をガッカリさせることになるので、消すか、残すなら関連品や類似品を紹介するなど販売につながる工夫をしていきましょう。でもまずは商品を増やすことが先決です。

事業としても月商数百万、数千万円と目指していくには、もっともっと品揃えは必要だと思います。在庫負担という観点からあまり増やしたくないのはわかりますので、回転率の高い商品や在庫リスクの少ない商品をいかに増やしていくかが重要ですね。

その辺りは現状をもっと詳しく教えていただければ、今後の商品戦略についてご助言、お手伝いできると思いますのであらためてご相談ください。

総評

昨日今日始めた副業レベルの趣味のお店なら今の内容でもOKですが、本業、事業としてプロとしてやって行くにはまだまだ情報もノウハウも商品も内容不足と言わざるを得ません。

見せ方うんぬん、セールうんぬんという以前のギリシャ専門店としての基本的な魅力の問題です。

漠然とした「ギリシャ」ではなく、ひとつひとつ具体的に「ギリシャ神話」「ギリシャ料理」「ギリシャアクセサリー」「ギリシャライフ」「エーゲ海の島々」「世界遺産」などなど日本の人々がいずれかに興味を持ちそうな切り口をできるだけたくさん用意できるかどうか? が今後の成長のカギになると思います。

逆から見れば分かりやすいと思います。日本好きな外国の方も、ただ漠然と「日本が好き」になったのではなく、日本のアニメが、日本のバイクが、忍者が着物が、寿司が、ラーメンが、ゲームが…何かをきっかけに興味を持って日本を知り、いずれ他の事も好きになっていったのではないでしょうか。

ギリシャ好きの入り口は神話モチーフのアクセやギリシャ正教のグッズだけではないと思いますし、アテネだけがギリシャでもないはずですよね。島が変われば文化も変わるといわれるギリシャには、まだまだ魅力的なモノがいっぱい潜んでいるのではないですか?

例)島々にいる猫をテーマにした写真集、グッズとか現地の神話の絵本や雑誌、小学校のテキストや教材、子供のおもちゃ、現地料理のレシピ集や調理器具などなど。

それを探し出し、見つけ出し、日本の人々に日本語で紹介するのがルルーディアさん、渡辺さんの一番の役目だと思います!

ギリシャ観光大使、物産大使になったつもりでどんな情報提供、提案ができそうか考えて取り組んで行きましょう! 一人で考えるのがしんどくなったら、いつでもご相談にいらしてください!



さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
大変遅くなりました、本年もよろしくお願いいたします。

2017年最初のデザイン道場は、スマホ版の最新情報、店長日記の文字色を変更する方法です。





スタイルシートを編集する

スマートフォン管理→スタイルシートの編集から指定します。

下記の例では、文字色を赤色にしています。
文字のサイズや太さ、罫線等指定することで変更できます。


.detail_title {
color: #FF0000;
}



 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

カスタムフォーム機能

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップロードしたカスタムフォーム機能です。

これまでは、お問い合わせフォームだけでしたので、別途外部フォームサービス等をご紹介しておりましたが、おちゃのこネット内でカスタムフォームの作成が可能になりました。
アンケートや予約フォーム等にご活用ください。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281582&id=1115

また、今回のカスタムフォーム機能の追加に合わせて各フォームメールアドレス入力欄の確認用メールアドレス欄を再入力形式から入力アドレスの確認形式に変更しております。
メールアドレス入力時に下部に確認用にアドレスが目立つ文字で表示されます。




FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ビックキーワード

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「ビックキーワード」について説明させて頂きます。

■ビックキーワード狙いを避ける

ECサイトを運営していくにあたり、初めは誰もがアクセス数を稼ぎ、収入を得ていきたいと考えます。

では、初心者は初めにどういうキーワードが選ばれるのかという事ですが、キーワード選定に慣れていない方は「ビックキーワード」を選ぶ事が多いように思います。

これは例えば「肌ケア」のように、大きなテーマを使い、コンテンツを作成するという様な事です。

この事に対して一概に間違いと断定する事ではありませんが、ECサイトで稼ぐ事を目的にするのであれば、正解とも言いづらい事でもあるのです。

その理由としては、ビックキーワードはライバルが多いからです。

それも大型サイトとぶつかる事になりやすいです。

サイトを立ち上げたばかりの人と、これまで多くのコンテンツを作成し結果を残してきた大型サイトがぶつかれば結果はどうなるでしょうか?

決して勝てない訳ではありませんが、勝算はかなり薄く感じます。

それにビックキーワードを使ってコンテンツを作成しているサイトは一つではありません。

肌ケアというキーワードを使ったサイトは豊富にあるため、競合に勝ち上がれないと、自身のサイトは検索エンジンに埋もれてしまう事となるのです。

そうなれば商品を買ってもらうどころか、コンテンツに目を通してもらうチャンスすら薄くなってしまいます。

じゃあビックキーワードが難しいならどうすれば良いのか?というのが気になるところでしょう。

■ニッチな層を狙う

ビックキーワードで戦うのが厳しければ、やはり狙いはニッチ層となります。

ビックキーワードが大量のアクセス数を稼ぐキーワードとするのであれば、
ニッチ層は細かいアクセスを集めるキーワードという事になります。

そこで疑問が生まれると思います。

少しのアクセスを集めても稼げないのではないか?という事です。

決してそんな事はないのです。

ニッチ層は検索数が少ないものを指しますが、少々マニアックなキーワードという認識でも間違いではありません。

このニッチ層のキーワードを使い、少しのコンテンツを作るという事であればほとんどアクセス数は集められない結果に終わってしまいます。

ですが、例えば1日に2アクセスを得られるコンテンツを100個作成したらどうなるでしょうか?

単純計算で1日に200アクセスを集められるという事になります。

さらに、ニッチ層のキーワードを使っている事で、「競合する相手が少ない」というのがポイントとなります。

肌ケアのキーワードを使うにしても、そこから想定されるキーワードをより具体的にします。

「肌ケア 色素沈着 解消」
「肌ケア 化粧水 無添加」

といったように、より詳細な複合キーワードを考えます。
限界はあるものの無数に作れるものと感じないでしょうか?

しかし実際にやってみると「たまたまアクセス数が増えた」のか、
「作業したからアクセス数が増えた」のかは判断がつきにくいところです。

ECサイトを運営していくにあたって、結果が出ないのが辛い事です。
しかし、作業した結果、アクセス数が増えて収益をあげられたのであれば、
それは間違いなく成果をあげてきていると考えてもよいでしょう。

ニッチ層をターゲットに作業をするのは、誰にもでも出来る事です。

しかし、多くの方がこれを行えていない理由が一つあります。
それは単純に「面倒臭い」からです。

コンテンツを作成するスピードは人それぞれですが、
自分が1の記事を書き上げるのにどれくらいの時間を要するかは把握できていると思います。

100記事、ニッチ層のテーマで作成するとした場合、単純に1記事に対する100倍の時間を要する事となります。

面倒であっても根気よく作業を続けていける人が、
サイトを運営していき、成果をあげられる人ともいえるでしょう。

集客を考えていく上で、妥協は大敵です。

★POINT
・ビックキーワードで競合を避けよう
・ニッチ層を狙い、確実にアクセスを集める

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

出張先のホテルにiPadを忘れてきてしまいました。帰ってきてから気づいたので、さっそく「iPhoneを探す」アプリで捜索。ホテルにあることがわかって、すぐに送り返してもらうことができました。便利な世の中になったものですが、次からは忘れないようにしなければなりませんね。
(おちゃのこ山崎)

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