「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

「一生懸命に工夫して文章を書いているのに、相手にうまく伝わらない」
そんな悩みを持っている人がたくさんいます。
どうして伝わらないのでしょう。

その理由のひとつは、相手の立場を考慮せず、「自分が伝えたいこと」ばかりを一方的に主張してしまうためです。うざい、あっちへ行けと思われてしまう人は、たいていこのパターンです。

ではどうすれば伝わるか。それは「相手に教えてあげる」という姿勢を持つことです。自分が得をする「伝えたい」から、相手が得をする「教えたい」に視点を180°転回すれば、人は耳を傾けてくれます。

この「先に相手を儲けさせる」という考え方は、日本の商人道で古くから言われてきたものです。二宮尊徳の「たらいの水」の逸話も、その概念をわかりやすく説明したものです。

今回の「オススメ参考書」は、そんな考え方が身につく本をご紹介します。

みなさん、今欲しいもの、買いたいもの、どのくらいありますか？
常に「買いたい」「買わなきゃ！」とか、「あの店、あそこに行きたい！」などと思っている候補はいくつもありますよね。

日々私の頭の中でも、
「洗剤買わなきゃ」「あ、ティッシュもそろそろ切れるな」「あ、歯みがきもそろそろ」「あ、ケチャップ！　ドレッシング！　卵に牛乳も！」と、食品や日用品の不足リストが書き替えられています。

「近所のスーパー、どこが安いかチラシ検索サイトで比較してみよう」
「テレビ録画保存用のDVDディスクメディアやホッチキスの針、プリンターのインクは近所の家電店よりAmazonの方が安いかな…」

「そういえば、このあいだテレビで見た蜂蜜生姜ドリンクも健康に良さそうだから試してみたいな」「ネットであの会社のサイト探さなきゃ！」

「テレビといえば、このあいだ番組で紹介されていたあの本も！」
「あ、あのミュージシャンの新曲も良かったからiTunesでダウンロードしたいな！」
「でも、今ハマっているスマホゲームの課金もしたいしなぁ…」

「さっきメールが来て、今週末は田舎の友だちが遊びに来ることに。前から行きたかった大阪駅近くの美味い店に一緒に行くかな！　食べログで検索して予約入れとかなきゃ」

「来月は出張があるから、旅行サイトでホテル探しとかなきゃ」
「田舎の母がお風呂の手すりが欲しいって言ってたから実家に近い介護用品業者さん探して電話してみなきゃ」
「庭木も伸びてきたから刈り込んで欲しいって言ってたな。業者さん探して手配してやらなきゃ」

「あ、犬のトイレシートもそろそろ買い足しておかねば」
「そうだ、猫のフードもトイレ砂もそろそろ無くなるかな」

などなど、「買いたい」「したい」「行きたい」「やりたい」「やらなきゃ！」は、キリがないほど次々と出てきます(^^;)。

女性ならこれに洋服やコスメや美容院、ネイルサロンにエステやまつげエクステ？　などなど、もっともっと買い物欲求があるのでしょう(^^;)。
そして、財布からどんどんお金が流れ出て行く（苦笑）。

財布や銀行口座がもしも無限なら、それでも全然構わないんですが…。
私のは割と低いレベルの有限なので（苦笑）。

思うがままには注文ボタンや決済ボタンは押せないし、リアル店にも気軽に買いには行けませんよね(^^;)。

仕方がないので大雑把ではあっても、頭の中でこれらの買い物欲求の優先順位ランキングを常に更新しながら、ランキング上位の物から買って行くわけです。

そんな先日も…
「あ、猫のトイレといえば…猫トイレの砂がこぼれたのを掃除する時に使うコードレスのハンディ掃除機も、そろそろバッテリーの老朽化で充電が持たなくなったし、買い換え時だなぁ。よし明日出かけるついでに買いに行こう！」

そう決断してみたものの…
その前日の仕事帰りに…スタッフたちと近所の飲食街を歩いていていると、ふと目に入った居酒屋さんの看板！

店から漂う美味しそうな揚げ物の匂いと、唐揚げとビールの写真付きの看板の誘惑に、一瞬にして「買いたいものランキング」が入れ替わってしまいました。

掃除機 ＜ 唐揚げとビール！

「ちょっと一杯やっていく？」のひと言とともに、つい食欲（ビール飲みたい欲？）に負けて、ふらっと店に入り唐揚げを注文してビールに喉を鳴らしてしまえば、やがて食欲にも火がついて、あれこれと他のメニューも注文してしまい、あっと言う間に1万円札がお財布から消えちゃいます(苦笑)。

掃除機→中止～！
あらら、今月の買い物予定は無残にもあっさりと崩れ去ってしまいますよね？（食欲の誘惑に弱い私だけかな？(笑)）

ではこのありがちなストーリーも、ちょっとお店側に視点を変えて見てみましょう。
私が本来なら今月買うはずであったハンディ掃除機を売っているどこかのネットの家電店では？

まさか、ライバルだなんて思いもしなかった私の町の唐揚げ自慢の居酒屋さんに、いつのまにか見込み客（私）と財布の中の1万円を先に奪われてしまった！
本来あったはずの売上１万円は、知らぬ間に消えてしまった！
ということなのです。

私は1万円の使いみちとして、飲食代を優先したことで掃除機をあきらめ、仕方なく100円ショップで買ったミニホウキとチリトリで猫砂を掃除して、財布の中身の帳尻を合わせているのです（苦笑）。
その結果、100円ショップは200円の売上アップ！(笑)

掃除機は、唐揚げとビールという急に現れた強力な敵に敗れ、100円のミニホウキとミニチリトリにさえ勝てなかったのです！

お店からしてみれば、
「いやいや、とてもそんなことまでは予想もできないし、そんなの対処のしようがないよ！」
と言いたくなるでしょう。

もちろんですよね(^^;)

でも、要するに何が申し上げたいかというと、
「あらゆる商売、あらゆるお店は、限られたお客様の財布の中身を奪い合っている！」
ということなのです！

「必ずしも家電店の競合相手は家電店だけではない！」
ということなのです。

掃除機はビールとの競争に敗れたのです。
そして、ホウキとチリトリも笑った…。

はい、これが 商売の「ちょっと奇妙な物語」のオチです(^^;)
皆さんも、消費者・生活者としては、「限られた金銭を何に使おうか？」と日々葛藤しながら取捨選択されていることでしょう。
何かに支出すれば、他のどこかで財布の紐を締め、買いたかったはずの物を先延ばしにしたりあきらめたりする。

頭の中では日々きっといろいろなお店の商品やサービスを競合させていますよね(^^;)。
女性ならこれにコスメや洋服、雑貨に、ヘアサロン、エステに、ネイル、おしゃれなカフェに音楽ライブに、お稽古事、演劇、海外旅行などなど、もっと競合する欲求は多いことでしょう。

では、お店側には何ができるのでしょうか？
のんびり、目立たず、控えめに待っているだけ？
（それでも十分に潤うほど売上も利益もあるお店は良いのですが…）

そうでないならば、
なりふり構わずできるだけお客様の目の前に、先に品物や看板やチラシや提案を差し出して、ライバルたちよりも少しでも先にお客様の興味や好奇心、そして購入意欲・購買意欲をかき立てて決断させたお店だけが、「注文」という見返りをゲットできるのです。

そして現代はその注文ゲットの手段や窓口が、どんどん「スマホの画面上」に移行している時代です。
通販ショップだけでなく、リアルの飲食店や美容院、ネイルサロンにエステやマッサージ、不動産販売から中古車販売、宿泊や飛行機のチケット、リフォームや保険のセールスに至るまで、ありとあらゆるお店やサービスの入口はスマホになってきていて、いかに見込客の目の前に先に情報を差し出して、先に興味を奪うか!?　の競争になってきているということです。

あなたのお店がリアルに人通りの絶えない路面店ならまだしも、そうでなければ本当に気付かぬうちに、客を先に先にとまったく想像もしていない異業種の他の店に奪われているのかもしれません。

スマホやインターネットを直接は使わないシニア層をターゲットにした商売やサービスも安心してはいられません。私の母も82才でネットなど使えませんが、介護サービスの業者や、メガネ、補聴器などの安くて良い購入先は、私や出入りの介護ヘルパーさんがスマホで検索して探しましたし、実家の手すりの工事や庭木の剪定の業者も、支払いは母であっても検索も決定もスマホで私が見つけました。

ターゲットがネットユーザーではない業種の商売まで、ネットで（スマホで）早く先に見つけてもらえなければチャンスを逃してしまうのです。

おちゃのこショップのライバルは、通販サイトの楽天やAmazon、ヤフーなどだけではなく、食べログも、ホットペッパービューティも、チラシサイトのShufuu、中古車販売のカーセンサーやGoo、旅行のじゃらんやTorivagoなどぜーんぶが貴方のお店の競合ともいえるのです。

「スマホで検索して見つけられるか？」
これができなければ、これら競合と同じ土俵に乗ることすらできません。

おちゃのこネットにはこのメルマガ読者の皆さんが利用されているオンラインショップ向けの 「おちゃのこネット」だけでなく、実店舗向けの「おちゃのこさいさい」もあります。

いずれもスマホ対応サイトが簡単に作れ、管理できるシステムなので、まさに今のスマホ全盛時代にぴったりです。

「いやいやもっと安価に自前でスマホサイトを作って運営できるから！」というホームページ制作やサーバー管理に精通しておられる方もいるかもしれませんが、

あなたの本来のお仕事は、ホームページ制作やサーバー管理、ネットワーク管理者ではないはずですよね？　実店舗やネットショップでの集客や売上が伸びることを考えることが本来の職務のはずですね。

そうであれば、日進月歩のインターネット技術の裏側を必死に学んで対応する時間よりも、おちゃのこネットやおちゃのこさいさいのようなASP（アプリケーションサービスプロバイダー）を安く活用して、本来のビジネスをいかに伸ばすか？　を考えることに集中するべきなのです。

またこうしたASPサービスは、利用者が多いサービスであればそれだけGoogleなどのサーチエンジンへの被認識率も高く、結果としてユーザに検索され見つけてもらいやすいことが期待できます。

なんらかの商品で検索すると、Amazonや楽天内の商品に混ざっておちゃのこショップがヒットするのも（特にスマホでは）、その理由です。

おちゃのこネットショップの中にも、まだスマホサイトは作って利用していないというお店がありますが、もったいないです。ぜひスマホ版も、いえスマホこそメインだと思ってご活用を始めてください。

「スマホサイト？　そんな新しく最先端のもの簡単に作れないよ！」
そんなことはありませんし、それほど難しく考えなくてもよいのです。
とにかく知っていただき、問い合わせ・連絡いただく、それこそが重要なのです。

これは私がネットビジネスを実際に始めた1997年以来20年間、ずっと言い続けているインターネット活用の信念みたいなものなのですが…

「なにごともインターネット上のデジタルだけで完結させようと思い過ぎるな！」
「リアル、アナログでできることとうまく絡めたところに、スモールビジネスの活路はある！」

カートシステムや入力フォーム、自動計算や自動シミュレーションシステムだけがネットの成功パターンではありません。
スマホで見つけてさえもらえば、あとは電話で、FAXで、メールで、来店や出張サービスでというように、アナログにつなげてもらえる。
それで実際に「繁盛」しているお店がたくさんあるのですから！

スマホサイトがまだのお店は、ぜひこの機会にスマホ版も申し込んで始めてみてください。スマホユーザーの方々との新しい「つながり」ができて「商売繁盛！」につながる確率がアップすると思います。

おちゃのこネット スマホ版サイト制作 限定1店舗
優待価格モニター店募集のお知らせ！

さて、おちゃのこネットスマホ版 ご利用者や新規お申込み店舗さんの中から、特別優待価格にて、 私どもプロが貴店のスマホサイトを作りこむ、モニターショップを限定で募集いたします。

おちゃのこスマホ版の成功事例になっていただきたいとの意図でのモニター店ですので、向上心、意欲のあるお店を優先させていただきたく思います。

詳細は現在、検討中ですので、ご興味のあるショップさんはぜひご連絡をください。

出来るだけ他のショップさんへの成功事例となっていただくために業種や商品などお店の詳細についてインタビュー、相談の上決定させていただきたいと思います。

このお問い合わせ店舗には仙人太田より個別ダメ出し！道場させていただきます。

詳しくはこちらまで → 問い合わせメアド info@ocnk.net
「『スマホモニター店応募』」とメールをください。