おちゃのこ伊藤です。このところ、偽装騒ぎが後を絶ちませんね。大手企業ばかりか、お客様と価値観を共有することで生き残れるはずの中小企業までが、目先の利益に走って信頼を失うのは本末転倒かと。お客様を騙すのが果たして商人のやることなんでしょうか。お客様は商品を買ってるのではなくて、あなたを買ってるのです。ゆめゆめ忘れてはいけませんね。

(1)貴ショップを自己紹介ください。
当店ポリッシャー.JPでは業務用清掃用品、特に床メンテナンスに関する製品、ポリッシャー・業務用掃除機・自動床洗浄機などを取り扱っております。業務用の清掃用品というのはあまり一般的ではなく、「わかりにくくて」、「選びにくい」ものですが、当店では、その業務用清掃用品をオンラインショップの特徴を活かし、できるだけ「わかりやすく」、「選びやすく」ご紹介するよう努めております。また、掃除はただの「作業」ではなく、キレイさを演出する「パフォーマンス」であるという考えのもと、少しでも楽に効率よく清掃を行うことができる最適な道具・洗剤の提案をしております。それと今後、掃除に対するイメージをそれこそ一掃するような製品を紹介していければと考えています。

(2)ショップ運営には、特にどういう点にポイントを置いておられますか？
「わかりやすさ」と「選びやすさ」、この2点に重点をおいております。

(3)集客のために、どういう手法を取っておられますか？
SEOとPPCをメインにやっております。

(4)おちゃのこネットのどういう点がお役に立っていますか？
おちゃのこネットさんは使いやすさと簡単さが際立っていると思います。以前はosCommerceや他のネットショップサービスを利用しておりましたが、使いにくくて融通が利かないことが多いのと、自分でカスタマイズするには限界がありました。それに比べておちゃのこネットさんは必要以上の機能がすでにある上に、ユーザーの声を聞き入れてくれて次々と新しい機能が追加されるのがうれしいです。これからも期待しております。当店ではカテゴリとグループの2つで商品を分類できる点とフリーページ、そしてバリエーションごとに価格設定できる機能が非常に重宝しております。

(5)その他、おちゃのこネットについて、ご意見・ご感想があればどうぞ
今の状態でおおむね満足なのですが、あえて言うならば下記のようになります。 ・今後重要になってくるページ毎のメタタグ記述（キーワード、ディスクリプションをカテゴリ名、ページ内容より自動で拾い出すような機能など）
・商品詳細ページのタイトルタグにカテゴリ名を記載する・しないの選択。
・カテゴリタブのあるテンプレート（アマゾンのようなもの）
・garittoとショップサイトとの連携（ショップのお客様はgarittoでのユーザ登録無しにレビューできる）あるいはショップサイト自体でレビュー機能を実装する。レビューを投稿していただいた方へポイントを進呈できる機能。
・おちゃのこオフィスの「売上分析」の使いやすさと機能の充実。

■今回は、コンテンツをよく練り上げてショップサイトを構築されている好例です。 ポリッシャーとは、業務用の電動床掃除機のことだそうですが、このショップサイトには「ポリッシャー豆知識」として、ポリッシャーの選び方や仕様比較表、さらには使い方ビデオ（これがまたよくできています！）などが用意されているので、素人にも実によく判ります。業務用ですから、多分全くの素人がご覧になることは少ないのかもしれませんが、そこをあえてここまで詳しく解説されているのは、かえってプロの方に信頼感を与えるはずです。通販ビジネスのキモを実によく押さえておられます。
商品の詳細ページでは、商品説明欄に関連商品をうまく絡ませている点に注目。ついでに、「タグで検索」機能も用意されているのも目新しいですね。
さらに目を引いたのは、FAXでのご注文にも対応されたこと。ショッピングカートが面倒だとおっしゃるお客様向けに、FAX用の注文書を印刷していただけるページを用意されています。ネット通販でも、顧客のニーズに合わせてこういうフレキシブルな対応をすることはやはり必要です。学校や官公庁など、公的機関に対しての銀行後払いもそのひとつですね。
そして、その斬新な発想に感心したのは、ブログにビデオクリップを貼り付けると無料で商品を提供するキャンペーン（ http://www.polisher.jp/product/147 ）。このキャンペーン商品のページに、YouTubeにアップしたビデオのエンベッド用のコードを用意しておき、それをブログに貼り付け、カートの備考欄にそのサイトのURLを記入しておくだけ。要するに、来店者に商品プロモートのお手伝いをしていただこうという戦略ですが、ありがちなアフィリエイトを使わずに、ビデオクリップの貼り付けをストレートに提案するとは…参りました。これは、大いに参考になります。
ところで、トップページのマンガは自作なんでしょうか。案外、効果的かもと思いました。なお、ご要望の各点は今後検討させていただきます。（なかなか鋭い指摘に、これまた感心しました）
今回は、インタビューにご協力頂き有難うございました。