言葉の誤用、気をつけましょうね号

※この画像は700×130ピクセルで制作していますので、保存しておちゃのこネットのトップ画像にご利用頂けます。

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

最近、テレビやスポーツ新聞などで「号泣」という表現をやたらに目にすると思いませんか? 「彼女は目を潤ませた」で充分なところに「○○号泣!」とはあまりにも大げさな表現です。それだけでなく、「号泣」は「大声を上げて泣く」という意味ですから、べそをかいたとか、涙を少しこぼしたくらいに使うのは明らかなウソです。言葉の正確さよりも、人の注意を引きつけることを重視した結果、間違った言葉づかいが横行しているわけです。

文化庁では毎年、「国語に関する世論調査」を行って、日本人の国語に関する意識や理解の現状、慣用句など言葉の使い方について、継続的な調査をしています。そこからわかることは、「言葉の使い方について気をつかっている」という人が多い半面、本来の意味や言い方とは異なる用法を正しいと認識している人もまた多いことです。

その調査でわかった誤用のワースト5は、「時を分かたず」(○「いつも」 ×「すぐに」)、「姑息な」(○「一時しのぎ」 ×「卑怯な」)、「破天荒」(○「前人未踏のことをする」 ×「豪快で大胆」)、「憮然」(○「失望してぼんやりしているさま」 ×「腹を立てている様子」)、「流れに棹さす」(○「勢いを利用してものごとを思い通りに進める」 ×「勢いを失わせる行為」)。4位までの正答率は2割以下で、5位でも6割以上の人が間違って覚えています。

インターネットの発達で、あらゆる人が書き言葉を簡単に発表できるようになりましたが、便利さの反対側には、こうした誤用や意味の間違いが一気に拡散するおそれもあります。そのことは日本語の言語としての性能を劣化させ、コミュニケーションの多様性を損ないます。

少なくともネットをビジネスの現場にしている私たちは、より細心の注意を払って言葉を扱う必要があるのではないでしょうか。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

グローバリゼーションの中の江戸

田中優子 著 岩波ジュニア新書

861円 (税込)

斜陽産業と見られている出版界ですが、子ども向けの本はひとり気を吐いている感があります。たとえば子ども向けの図鑑類などは、お子さんをお持ちの人でなければ目にすることがないでしょうが、かつての画一的な作りから格段の進歩を遂げ、海外の知識人から高い評価を得ているものもあります。「百科事典」という知の最高峰が事実上絶滅してしまった今、子ども向けの図鑑や事典がその地位を継承しているかのようです。

本書の所属する「岩波ジュニア新書」も、子ども向けと思って軽く見るのは大間違いの知の宝庫です。巻末の「岩波ジュニア新書の発足に際して」という文章の末尾は、次のように締めくくられています。
「現実に立ち向かうために必要とする知性、豊かな感性と想像力を、きみたちが自らのなかに育てるのに役立ててもらえるよう、すぐれた執筆者による適切な話題を、豊富な写真や挿絵とともに書き下ろしで提供します。若い世代の良き話し相手として、このシリーズを注目してください。わたしたちもまた、きみたちの明日に刮目しています」

本書は、「岩波ジュニア新書」の中に設けられた「〈知の航海〉シリーズ」の1冊です。このシリーズは、日本学術会議が中高生向けに企画したもので、2タイプの著作が収録されています。ひとつはさまざまな研究者が最新の成果を興味深く解説して読者を学術のフロンティアに誘うもの、そしてもうひとつは現代社会が直面している難問について、学術の立場から理解する手かがりを提供し、読者が解決方法を自ら模索するためのものです。本書は後者に属し、日本が現在直面している「グローバル化」の問題を、江戸時代の日本を例にとって解説していきます。

著者の田中優子氏は、法政大学社会学部教授で、江戸学の専門家。おもな著書は『江戸の音』(河出書房新社)、『未来のための江戸学』(小学館)、『布のちから 江戸から現在へ』(朝日新聞出版)などで、これまでに芸術選奨文部大臣新人賞やサントリー学芸賞などの受賞歴があります。

本書で著者が読者に訴えたいと思っているのは、ちょんまげ姿で刀を差し、鎖国して海外との交流を絶っていたと思われがちな江戸時代の日本が、じつは海外のものを巧みに取り入れながら、世界の波に流されることもなく、独自の発展を遂げていたということです。そして、ファッション、絵画、本などから見える海外との関わりや、中国、朝鮮、琉球との関係をたどり、「本当にグローバルであることとは」を読者に考えさせようとしています。

それでは内容を概観するために、目次をご紹介しましょう。

はじめに--グローバリゼーションって何?
1 江戸の西洋ファッション
2 江戸の茶碗とコップ
3 江戸の視覚の七不思議
4 江戸時代が出現したグローバルな理由
参考文献
おわりに--どうやってグローバルになればいい?

第1章では、着物しか着ていなかったと思われがちな江戸時代に、ズボン系の服がかなりあったことが示されます。ボタンとズボンはポルトガル語ですが、すでに戦国時代には日本に入っていて、上杉謙信や伊達政宗がそういった衣裳を好んでいたことがわかっています。また、浮世絵にはビロードの襟を付けた深川芸者を描いたものが残っていますが、17世紀には国産のビロードがあったそうです。

次々と渡来するポルトガル人やスペイン人のことを、当時の日本人は「南蛮」と呼びました。これは蔑称です。なぜ蔑称で呼んだのかというと、彼らの船が運んでくる中国やアジアの産物はありがたく思ったものの、大航海時代のヨーロッパ人が尊敬に値しない人種であることを当時の日本人が見抜いていたからです。ただし、ファッションなど珍しいものには興味を示し、自分たちの役に立つものは取り入れて国産化していたわけです。

第2章では、現在も私たちが食卓で使っている食器「磁器」の変遷を見ていきます。それまでの陶器にかわって紀元前後に中国で登場した磁器。これが景徳鎮から世界中に輸出され、日本でも秀吉が朝鮮から拉致してきた陶工たちの末裔によって、伊万里がヨーロッパで有名になります。それをマイセンやチェルシーがコピー。こうして磁器が全世界に普及します。

しかしながら、庶民の食器は漆器、陶器、磁器が入り交じった多様なものでした。そして注目すべきなのは、江戸時代の食事風景です。江戸期の日本人は、家でも外食でも、「食卓」というものを使いません。家では「箱膳」という個人用のお膳を使い、蕎麦屋や居酒屋では床や腰掛けに食器を置いて食べていました。食器はグローバル化しても、食事の仕方だけは伝統的なスタイルが続いていたわけです。

第3章では、レンズや絵画を題材に、江戸の文物がいかに海外からの影響を受けていたかを探ります。驚いたことに、江戸時代には望遠鏡が庶民の間に普及していました。井原西鶴の作品や浮世絵に、その証拠が見つかります。そして多色印刷に成功した浮世絵は、さまざまな技法を生み出し、遠くヨーロッパの芸術家たちを刺激します。ゴッホと浮世絵の関係は、あまりにも有名です。

第4章では、当時の世界情勢を概観しながら、すでにこの時代から世界が複雑につながりあっていて、いろいろな出来事が連鎖として起きていることを示します。「コロンブスは日本を目指そうとしてアメリカを発見した」「日本の銀は世界貿易の基準通貨だったが、南アメリカ産の銀に押されて没落した」「鉄砲をもたらしたポルトガル人は種子島に『漂着』したのではなかった」「秀吉の朝鮮出兵は、明国の滅亡と徳川政権をもたらした」「秀吉が拉致した数万人の朝鮮人のうち、徳川幕府は6300人を本人の希望で送還した」「江戸期の日本は、秀吉の覇権主義に対するアンチテーゼで生まれた」…思わず「ほう」と声の出そうな事実が、次々と明るみに出てきます。そこに見えるのは、当時の地球上でもっとも平和主義的な文化国家である日本の姿です。

知識を得る喜びを体感できる好著です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

遅ればせながら…スマホデビューしました。iPhone5 です。
何をいまさら!? と思われる方も多いでしょうが、老眼と指先の不器用さを言い訳に、画面の小さなスマホを敬遠し続けて、ずっとiPad+ガラケーという組み合わせで使っていたのですが、新型で画面が大きくなったし、高速回線LTEやら、無線LAN機器がiPhone経由でネットにつながるテザリングなどの魅惑的なキーワードの誘惑についに負けて、満を持してのiPhone5デビューなのです。

使い始めて、ちょうど1カ月になるのですが、実はタブレットではiPadを二世代買い換えて使っていましたので、iPhoneの使い方や便利なアプリに関しては目新しさはなかったものの、やはり売りである高速LTE回線と、それをiPadやノートパソコンからでも使えるテザリングの快適さは素晴らしい!
まだLTEのエリアは十分ではないですが、これは時間の問題でしょう。

思い返せば初めて携帯電話を持ってから、早20年以上、20台近くの機種を使ってきていますが、初めて満足できる機種に、いや「環境」にやっと出会えた気がします。
もちろん、もう少し大きければとか、バッテリーがもう少し持てばとか、「ダメ出し」もありますが(笑)、総評85点くらいあげてもいいと思います(^-^)
ようやく携帯も完成形に近づいたと言えるのではないでしょうか?

その証拠に!? この1カ月だけで、身の回りでiPhone5に変えた人が既に7名もいます。(かなりのメカオンチも3名含まれる)
iPhone以外のスマホも含めれば、既にガラケー残留の人は2割程度まで減ったのではないでしょうか…いよいよスマホ本格普及期ということなのでしょう。

ガラケーで様子見してきた皆さん、いよいよ「買い」の時期ですよ! 乗り物に例えれば、ガラケーが手漕ぎボートならiPhone5は水陸空万能のプライベートジェットと言えるくらい、歴然とした差があります。
iPhone5に限りませんが、LTEとテザリングのできるスマホはいよいよ買い! です。
そして来年こそがスマホeコマース元年となるのではないでしょうか。

しかしながら私。案の定、不器用な指先と老眼で、文字入力に苦しめられている最中です。先進の!? 音声入力機能は認識精度もかなり高く、救いであるはずなのですが…
「音声入力の起動キー」が小さ過ぎて、なかなか押せないという憂鬱!(泣)
はい、このメルマガはもちろん古典的パソコンキーボードで書いてます!

それでは「ダメ出し!道場」第48弾スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
FiveDrops

ショップ名 :
FiveDrops 様

URL : http://www.five-drops.com/

カテゴリ : ホビー、カルチャー

はじめましてFiveDrops岡本と申します。「ダメ出し!道場」の希望をお願いします。

当店はハンドメイドで1本1本すべてオーダーメイドで犬の首輪・リード・飼い主様のグッズを革を使って製作しています。
おかげさまで、2年半程前に他社のカート機能のネットショップからおちゃのこネットに切り替えてから、ご注文は右肩上がりできております。
おちゃのこネットを使っていますが、カートで買い物するお客様はほとんどいません。
ご注文の95%以上がお問い合わせフォーム・FAX・電話からのお問い合わせです。
その後メールやお電話でやり取りさせていただき、デザイン・製作をしていますが、こちらの説明がお客様にうまく伝わらず、お問い合わせの打合せ初期の段階での対応に時間がかかってしまいます。

お客様に理解しにくい点等、改善点がございましたら厳しくご指導ください。
宜しくお願いいたします。

専門店らしい第一印象だが、客導線が良くわからない

トップページに来店すれば、「革で作る犬の首輪やリードのオーダーメイドショップ」ということまではひと目でわかるのですが…
では、いったい、どこからどう見ていけばよいのか?
いわゆる「客導線」を示す店内案内看板(バナー)がよくありません。

あちこちをクリックしていて、どうやら中央のオレンジ色の革の「完全オーダーメイドでも店頭商品と同じ価格帯…」が、まず初めてのお客様を案内すべきお店のコンセプトと特徴の案内ページのようなのですが…
バナーの見出しが中身を表していません。

バナーは欲張ってあれこれ情報を載せるより、クリックしていただくことが重要ですので、シンプルに「初めてのお客様はコチラ!」のように明確な大見出しで誘導しましょう。その上でサブ見出しに「当店のコンセプトと注文の流れ」のように記しておけば、ほとんどのお客様を迷子にさせず、端的に貴店の特徴を把握していただけます。

コンセプト、革の種類、注文方法とページを細かく分けるより、注文までに必要な情報とフロー(流れ)は端的に1ページにまとめて、そこさえ見ればわかる! ようにしておくことをオススメします!

お悩みのポイント:95%はカートを使わないお客様のワケ

上記お問合せ文で、「カートで買い物するお客様はほとんどいません。ご注文の95%以上がお問い合わせフォーム・FAX・電話からのお問い合わせです」
とあったので、私も「ん? どういうことだろう?」と興味を持ってショップを拝見してみましたが、しばらく見ていて、「なるほど! 確かに私が客でも、ファイブドロップスさんでは、きっとカートは使わずにメールか電話で相談するだろうな!」と思いました。

その理由は、ファイブドロップスさんの「○良い面」と「●悪い面」の両方が原因だと思われます。

○良い面
オリジナル(既製)デザインやカテゴリートップの「過去の作品」の種類が豊富なので、デザインができない、苦手なお客様だと、「これに似たもの」「このデザインをベースにアレンジ」と言いたくなるお店の構成である。(事例を見せることでうまく、「欲しい!」を喚起できている)

●悪い面
自分ですべての要素を選択し決定して行こうとすると、何をどう選んで、どう組み合わせてよいか、簡単には理解できない。お店だけがわかる専門用語や、アイテム名、ノウハウ等が多い。
例)コンチョ、スタッズ、革の色によって厚みや強度が違う、パーツ個々の大きさはわかっても組み合わせ時のバランスは容易には想像しにくい…等など

また、そもそもが、左メニューの「お買い物方法」のページには
http://www.five-drops.com/page/4

「まずは、お問い合わせフォームよりご連絡ください。たとえば『br_0005のような首輪を作りたいのですが…、犬種はラブラドールです』といった、簡単な内容でも大丈夫です」
と、積極的に問合せすることを促していますし…(このこと自体は「○良いこと」です)

「料金はとってもシンプル!! サイズ、幅などによる本体価格+部材の価格=オーダーメイド価格となります。その他料金はかかりません。商品カテゴリの部材より選び、使用したい部材を買い物カゴへ入れていただくと、おおよそのオーダーメイド価格が分かります」
と説明はあるのですが、素人であるお客様にはその「部材」というものが貴店内のどれのことなのか、ひと目でピンと来ないのです。
私もしばらく拝見して、「部材」とは、コンチョ、スタッズ、ベルトループというパーツの総称で、本体である皮の首輪の部分にこれらを組み合わせてオーダーしていくのだということが、ようやくわかりました。

それでも、いざ注文となるとどのサイズの本体に、どの部材(パーツ)なら、いくつくらい装飾可能なのか? 自分だけの判断で買い物カゴに入れて注文確定をするのは、とても不安ですし、素人には至難の業だと思います。

岡本店長にとってはもはや日常語になっているこれらのカタカナも、お客様によっては初めて聞く言葉の場合も多いでしょうし、ましてそれをどう組み合わせればよいかはわかりません。

また、それ以前に、もっと基本的な商品名についても「知ってて当然」というスタンスではなく、「知らないお客様にも知っていただく」姿勢で説明しましょう。
ベテランペットオーナーさんには常識かも知れませんが「リード」(引き綱)くらいはまだしも、「チョーク」「ハーフチョーク」となると、商品の特徴や、その用途・目的を分からない初心者オーナーさんも少なくないと思います。

専門店、専門家にありがちな、専門用語・業界用語をつい使って説明をしてしまい、知らず知らずにお客様に「親しみにくい店」になってしまっている典型だと感じました。
せっかく、事例やオリジナル(既製)デザイン商品があるのですから、部材の各パーツ、パーツの名称を図解で説明するページを用意したり、0から本体と部材を一つ一つ選んで行くステップの事例も用意すれば、もう少し分かりやすくなるかも知れませんね。

ただ、その説明も、「お買い物方法」というページに書いてあればいいだろうというものではなく、各商品ページ中に「オーダーメイドの方法・手順」のように説明ページにリンクするか、別窓で開いて、店内どこにいてもすぐにわかるようにしておくべきですね。

またオススメのオーバル(楕円)型首輪も
http://www.five-drops.com/page/22

楕円とはどこのことを言っているのか? むしろ楕円を強調するより、首に装着した場合の前部と後部の革の幅が違うことを、ひと目・1枚でわかる写真や図解(イラスト)が必要なのでは? と感じました。

これは一般論ですが、何でも写真が良いかというと、必ずしもそうではありません。 お店には どこを見るべきか、どこについてコメントしているかわかる写真も、お客様には情報過多で、写真の中のどこのことを説明しているのか分かりにくい場合もあるのです。
シンプルなイラストで矢印などを用いてココ! と示す方がわかりやすい場合もありますので、見直してみましょう。

例)このイラストなんかはシンプルでわかりやすくて良いですね!
http://www.five-drops.com/data/five-drops/image/20120117_73d9ce.jpg

全てを用意しておくのが良いか、あえて質問させるのが良いか?

しかしながら、貴店のようなオーダーメイド方式の商品・サービスを扱うお店にとっては、何から何までWeb上に詳細な仕様説明をし切って、前もってオプションまで完璧に用意しておくのが良いか? それともあえてパターン化して、とにかくお問合せをさせることを優先して、以降はメールやお電話で注文確定まで誘導するのが良いか?
それは一概には言えません。

例として
保険会社の契約について、ネットと電話での差を考えてみましょう。
↓↓↓↓↓
自動車保険や生命保険などの、商品種類が豊富でお客様の条件も多岐にわたり、オプションの組み合わせなども複雑な商品をネット上でお客様だけで注文まで完結させるようなことは可能ですが、それには受注システムもあらゆるケースを網羅して複雑で大規模になり、費用も相当にかける必要があります。

しかし保険会社は、一方ではフリーダイヤルを設け、電話をかければ、それはそれは丁寧で親切なオペレーターさんがQ&Aしながらお客様ごとに異なる仕様・オプションを確定し、契約に誘導することも行っています。

前者のネットでは、システムコストはかかりますが、お客様が入力は全部行ってくれるのでオペレーション(運用)コストはかかりません。それゆえインターネット割引などで価格のメリットを提供しています。

後者の電話では、面倒なく案内してくれるのに従って決めていけば安心して間違いなく商品選択できるので、少し価格は高くなってもこちらを選ぶお客様もいるわけです。しかしながら会社側はオペレーターさんの人件費は余分にかかるわけですから値引きはしないわけですね。

貴店でも、前者のように、あらゆるお客様のニーズの組み合わせを網羅し、お客様も時間をかけても注文していただけて、またそれによって貴店のオペレーションが随分省力化できるのであれば、「ネット注文はお値引き!××%OFF!」とすれば、自分で注文までしてくださるお客様も増えるかもしれません。

しかしながら、少々の理解では100%完璧な注文ができないのであれば、現状のように「まずはご相談を!」をネットショップの主目的として、貴店の商品に興味を持ってくださったお客さまを、とにかく逃がさないことを優先し、注文への必勝パターンを確立しているのは大変に有効だと思います!

必ずしも、中小オンラインショップは「全自動注文システム付き自販機」にする必要はないのです。
むしろ、顧客満足度や印象・好感度を考慮すれば、親切・丁寧な電話やメールでの対応の方が、お店のブランド価値は高まり、クチコミやリピートにつながりやすいメリットもあります。
デメリットとしては、営業時間外は対応できませんので、場合によっては、スタッフのシフト勤務や、受付業務の外注化などで対応時間を増やすなど、営業運用面での対策を考える会社もあるでしょう。

また、全自動化してしまうとそのシステムに従って注文確定の直前まで入力されることによって、ライバル店に注文にいたるステップ、手の内、ノウハウを簡単に見せてしまうことになりえます。
一方、お問合せフォーム以降は電話やメールの個別対応であれば、少なくともライバルからも売上が得られますし(笑)、実際に注文されたとしても1事例分しか手順は知られません。

それ以外にも、アナログなお客様とのやりとり(会話)が増えることで、お客様のニーズを拾えたり、お求めの商品以外の商品をオススメすることもできますので、客単価や将来収益を増やすことにもつながりやすいのです。

効率や短期のコストパフォーマンスを優先せざるを得ない大企業と違い、中小ショップは広義な意味での「ライフタイム・バリュー」(顧客生涯価値)を優先した考え方をした方がよいと思います。

ここでいう「ライフタイム・バリュー」は、狭義な意味でのそのお客様が一生に落としてくれる収益というより、そのお客様を通じてもたらされる(他のお客様から得られる)収益も含みます。

オリジナリティは圧倒的な『強み』!もっと伸ばせ!

ファイブドロップスさんはペットグッズショップとして見れば、競合は多いでしょうが、オリジナルでオーダーメイドやカスタマイズできることは単なるショップ(小売)ではなく、もはや「メーカー」です。

一点一点のオーダーメイド注文は貴社の特徴でもありますが、一方で一件一件の問合せ対応から納品までの流れも1件毎に発生するので、一点物のオーダーメイドだけでは業務効率が良いビジネスモデルとは言えません。

多くのオーダーを受ける中で、お客様の傾向やアイデアから量産オリジナルモデルのヒントを得て、既製デザイン品を卸販売するようなBtoBのビジネスモデルの可能性も今後検討されると、ビジネスの広がりが期待できますね。

物を作れるメーカーだからこそできるビジネスモデルがあるはずですし、長い目で見ると、生き残り発展しているのはそういうオンラインショップだからです。

では、本日はここまで!

総評

サイト構成や客導線、説明などはまだまだ荒削りで説明不十分ですが、それを補って余りある、商品価値、商品の魅力には可能性を感じます。
職人気質の手習い的オンラインショップどまりではなく、今後メーカーとしての発展を検討される良い機会ではないでしょうか。
個別相談にぜひ来ていただきたいショップさんです!(^-^)



さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。 おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、先日改良したカートステップ1の会員登録して購入と会員登録せずに購入ボタンの背景色を変更する方法をご紹介します。
※今回は、背景画像を利用せず背景色で指定する方法をご紹介します。この方法ですと、画像の作成等は不要です。
※カート内ですので、サンプルをご覧いただく場合は、カートに商品を入れてご確認ください。




スタイルシートを編集する

管理画面→デザイン管理→スタイルシートの編集をクリックして下さい。

スタイルシートの編集画面に下記の指定をコピーして貼り付けて下さい。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

/* 会員登録して購入 */
.point_box .bot_b .default_bot_b .memberregisterinput {
background-color: #CC0000;
background-image: none;
}

/* 会員登録せずに購入 */
.point_box .bot_b .default_bot_b .nonmemberregisterinput {
background-color: #CC0000;
background-image: none;
}


background-color: #CC0000;

この指定が表示したい背景の色指定部分となります。
ご希望のカラーコードを指定ください。

background-image: none;

今回は、背景色での指定となりますので、背景画像を非表示にします。
※この指定がない場合、デフォルトの背景画像が表示されてしまいますので、必ず指定してください。

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ブラックリスト設定

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップしたブラックリスト設定についてです。
【ショップ基本設定】→【ブラックリスト設定】ページから設定可能です。

ブラックリストに設定されている、メールアドレスか電話番号が購入者情報と一致した場合、メールや受注一覧に表示されます。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281589&id=835&artlang=ja


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ウェブマスターツールについて2

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、前回に引き続きウェブマスターツールについてその機能を説明したいと思います。

■ウェブマスターツールについて2
ウェブマスターツールから見られるデータについては前回ご説明をさせて頂きましたが、データを見るだけでなく、ウェブマスターツールにある機能とその使い方をご説明いたします。

-----------------------------------------------------------------
●sitemap.xml(以後、サイトマップ)をGoogleに送信
サイトマップとは、サイトのページ数や更新頻度などを記載したファイルになります。
Googleが規定したサイトマップであれば、ウェブマスターツールより送信をすることができます。
送信をすることでサイトのページをより明確に伝えることができます。

おちゃのこネット様のサイトであれば、管理画面からショップ基本設定→メタタグ設定→Google サイトマップにあるURLの箇所へ自動的に生成されます。

送信方法はウェブマスターツールのサイトダッシュボードから最適化→サイトマップから「サイトマップの追加/テスト」に入力をすることで送信ができます。

-----------------------------------------------------------------
●不要なページのインデックスを削除
以前、スウェルにて相談を受けた事例になりますが、モバイルページを使用しているのですが、モバイルページがパソコンの検索結果に出てきてしまっている。
ということがございました。

このように検索結果に表示されて欲しくないページがある場合、ウェブマスターツールから削除の申請をすることができます。
もちろん、ページごと削除されるわけではありません。
あくまで検索結果から表示されないように削除をすることができるのです。
また、上記のようにモバイルのページをパソコンのほうで削除してもモバイルとパソコンの管理はべつになるため、モバイルの検索結果には影響しません。

また、誤って削除した場合でも再登録は可能になります。

-----------------------------------------------------------------
●被リンクを無効化することができる。
https://www.google.com/webmasters/tools/disavow-links-main
上記は新しく追加された機能「リンクの無効化ツール」になります。
リンクに対するペナルティや評価の大幅変更によって順位が下がってしまったサイトで理由があってリンクが剥がせない時の手段となります。
しかし、この機能は最近リリースされたこともありますが、Google自体が頻繁に使用することをお勧めしないとしております。

理由と致しまして、有効なリンクを無効化してしまう恐れがある間違って無効化したリンクを元に戻すこともできるが評価が下がってしまう。などが挙げられます。
あくまでリンクのペナルティだと確信できる状態でどのリンクがマイナス評価なのかをしっかりと判断し、剥がすことができないときの最終手段として用いるようにしてください。

使用方法については簡潔に記述いたします。
まず、ツールにアクセスをすると中央にリンクの否認とサイトの選択ができるボックスがあります。
これだけだとすぐに否認されてしまいそうですが、ここで「リンクの否認」を押しても問題はありません。

クリックすると次に注意文のようなものが出てきてその下に再度「リンクの否認」ボタンがあります。
これを押してもまだ否認はされませんので注意文を読んだ上でクリックをして見ましょう。

すると、「否認するリンクのみを含むファイルをアップロードしてください。」と出てきます。
ファイルの書き方については申し訳ありませんがここでは記述いたしません。
後ほどをリンクの否認についてのヘルプ画面をご紹介いたしますのでそちらをご確認下さい。
こちらでファイルを送信することでリンクの無効化がされます。
何もせずに完了を押すと元に戻ります。

リンクの否認ツールのヘルプは以下になります。
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=2648487
こちらをご確認いただいた上で細心の注意をして使用してください。

今回は、主にSEOに使用する3つの機能をご紹介いたしました。
各機能にいえることなのですが、まずはGoogleの公式のヘルプをよく読んで、この機能を使うと何が起こるのか。どのような影響があるのか。などを理解した上で正しく使用をするようにしてください。

★POINT
・ヘルプをしっかりと確認し、ツールについて理解した上で使用する。

スウェルキャッチでは、リンクの評価変更や、各種アップデートに対しての 相談なども承っております。
リンクが原因で下がったのでは?とお考えでしたら簡単な調査をすることも 可能となりますのでご連絡下さいませ。

【提供】Webcreation株式会社 SEOサービス、スウェルキャッチ担当

スウェルキャッチ

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初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

このコーナーでは、実際におちゃのこネットで開業・運営されているショップさまをご紹介します。
合皮.jp
カテゴリ
:ホビー、カルチャー

(1)貴ショップを自己紹介ください。
合成皮革の生地を中心に取り扱っています。
中でも売れ筋はパンチング・カーボンなどの、手芸用とは異なるスポーティーな柄のレザーです。
自動車の内装やバイクシートに使われる方が多く、大変喜ばれています。

(2)ネットショップを始めたきっかけやこれまでの簡単な歴史をご紹介ください。
元々は個人経営の布屋さんにアルバイトとして勤務していましたが、お客様対応や商品開発の面で不満があり、一念発起して独立起業。
それまで要望の多かったスポーティーな柄のレザーを取り揃えると、それが見事にヒットしました。
その後もお客様の声に基づいて、様々な新商品を開発・投入。
現在では、老舗を含めた同業他社が弊社のラインナップを積極的に追随するようになりました。

(3)ショップ運営には、特にどういう点にポイントを置いておられますか?
お客様と接しない部分…例えば日々のルーチンワークや、仕入先とのやりとりでは、徹底的に効率化を進めています。
繊維業界はとにかく体質が古く、なんでも紙に印刷してしまうのですが、弊社で
は紙をほとんど使いません。
3年前にA4用紙を購入して、プリンターのトレイに入れましたが、未だになくな
りません。

これは、紙代が節約できる、ということではなくて、
紙に印刷しないことで、紙を探す手間・管理する手間・処分する手間が省けて、膨大な作業時間から解放されることを意味します。

一方で、お客様と接する部分には、とにかく時間を使います。
time is moneyという考え方をすれば、赤字になることもあります。
それについては、4で書きたいと思います。

(4)集客のために、どういう手法を取っておられますか?
1度買って頂いたお客様に何度も買って頂けるように、1人ひとりのお客様とのコミュニケーションを大切にしています。
特に、問い合わせとして寄せられる「こんな商品が欲しいんだけど…」という声
は重要です。

「1mや2mの少量じゃ、採算がとれない」と、探すことすらしない生地屋も多いと思いますが、大切なことは、その1mや2mで利益を上げることではなくて、またこのお店で買いたい、このお店なら欲しい物が手に入ると思ってもらえるこ
とにあります。

そういった小さな積み重ねが、リピート率を向上させ、同時に口コミによる新規顧客獲得に繋がっているのだと思います。

(5)おちゃのこネットのどういう点がお役に立っていますか?
とにかくインターフェイスが使いやすい!
高機能なのに、操作パネルがわかりやすいし、無駄がない。
CSVの一括更新も細かく設定できる割に簡単だし、更新中にはステータスが表示されるなど、システムとのやりとりが直感的に伝わってきて気持ち良い。
楽天やAmazonも使ったことがありますが、おちゃのこ開発者のセンスの良さは群を抜いていると思います。

(6)その他、おちゃのこネットについて、ご意見・ご感想があればどうぞ
商品ページの写真掲載数を増やして欲しいです。
また、売れ筋商品や同時に購入されることが多い商品を、自動的にピックアップして表示する機能が欲しいです。
それと、日本語ドメインに対応して頂けるとありがたいのですが…。
弊社の店舗名…、日本語ドメインなので(>_<)

宜しくお願い致します。

「名は体を表す」と言いますが、合皮.jp様は店名とドメインの両方が商材を示しているので、ひと目で何を売っているお店かがわかります。ちなみに「合皮」とは天然皮革に対して呼ばれる名称で、皮革に似せて作られた人工素材全般を指します。

さらに詳しく見ていくと、合皮には「合成皮革」と「人工皮革」があります。合成皮革は天然の布地を基材として、そこに合成樹脂を塗布したもの。人工皮革はマイクロファイバーの布地に合成樹脂を含浸したものや、そこにさらに合成樹脂を塗布したもののことです。衣類や靴には、おもに人工皮革が使われます。

合皮の特徴は、大きさや形の制約がなく、品質が均一で安価なこと。動物を殺さないために倫理的な問題がなく、染色が容易なことです。日本では人工皮革のクラリーノやエクセーヌ(自動車内装用としては「アルカンターラ」)などのブランドが生まれています。

合皮.jp様はさまざまな種類の合成皮革・人工皮革を切り売りで販売するショップです。ユニークなのはトップページ右に大きく送料の一覧表が掲出されていること。全国を6種類の送料で分けていますが、1mでも100mでもその送料しかかからないので、判断に迷うことがありません。

お客様は、左カラムの「生地を用途で選ぶ」や「生地を特徴で選ぶ」で商品を探すことになります。トップ中央には思わずクリックしてしまうバナーが集められていて、ここから商品探しをする人もいるでしょう。その下の「新着情報」で、気になるトピックスを読んでから商品ページに飛ぶこともできます。

各商品は平面的なものなので、写真は素材感、質感を伝えるのが重要になりますが、商品によってはお客様から寄せられた使用例があり、非常に参考になります。初心者向けに、作業工程を紹介しても親切かと思いました。

今回はインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。

編集後記

名のある文筆家でも間違えてしまうのが「すべからく」という言葉です。「必ず~しなければならない」という意味ですが、「すべて」の類語と思い込んでいる人が後を絶ちません。校正者、校閲者といった専門的な職業が急速に廃れているのが原因でしょう。
(おちゃのこ山崎)

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