脳のトレーニング、何かやってますか?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

ひところの「脳トレ」ブームは下火になりましたが、依然として脳のトレーニング関係の本は人気があるようで、書店でもよく新刊を見かけます。それだけ人気があるということは、「もっと切れる頭がほしい」と思っている人がたくさん存在するということなのでしょうか。

一般的に脳のトレーニング法は「脳に新鮮な刺激を与える」ことで得られるといわれています。たとえば電話番号などのランダムな数字の列を暗記して、30秒後に復唱してみるという方法があります。これは「物忘れ」の原因になるワーキングメモリーの衰えを防ぐ効果があります。

また、「いつもと違うことをしてみる」「いつもと反対のことをしてみる」という方法も効果があるそうです。散歩のコースを毎回変えてみたり、電車の乗り換えパターンを変えてみたり、「何となく、いやだな」と思うことをわざと優先的にやってみたり。これは脳に強烈な刺激となります。

そのほかにも「目と耳を交互に使ってみる」「新聞や雑誌などを限界に近いスピードで音読してみる」「情報源の80%を占める視覚を鍛える」「倍速で音声を聞くスピードリスニングをやってみる」「百ます計算で脳を活性化する」などの方法が提案されています。いずれも脳を怠けさせず、負荷をかけて鍛えるためのメソッドです。

今回のオススメ参考書では、電通のコミュニケーションデザイナーが書いた脳トレの本をとりあげます。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

アタマの体質改善

武藤新二 著 日本経済新聞出版

1400円 (税別)

定価は本体価格1400円と手ごろですが、ページ数は240。巻頭は黄色と黒の2色刷りで、巻末にはグレーの色紙を使った付録がついています。そういうスペックから見ると、この本はハード的には「お得」な作りです。かなり設定販売部数を高めにとらないと、原価計算が合わないのではないかと思われます。つまり、出版社が「この本は売れる!」と考えてリリースした本であるということです。

著者は「あの」電通のコミュニケーションデザイナー。一般に電通は「世界最大の広告代理店(グループとしては世界5位)」として知られ、日本の広告業界では2位の博報堂の2倍、3位のアサツーDKの4倍というガリバー企業として業界に君臨しています。

本書の「あとがき」には、こんなくだりがあります。
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「キミは、本当にこの仕事がしたいのか?」
僕が就職活動をしていたときに、OB訪問で言われた言葉です。
「自分はどんな人間で、これから何を目指していきたいか。それをとことん突き詰めて考えていないから、思いも熱意も、何も伝わってこない」
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これを読んだ瞬間に、かの有名な「電通鬼十則」を思い出しました。
「自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない」
これは鬼十則の8番目にある言葉です。鬼十則は、電通の4代目社長である吉田秀雄によって1951年に作られた行動規範ですが、軍隊的な社則としてよく知られていますね。

話を「あとがき」に戻します。著者はOBから言われた言葉に刺激を受け、その足で秋葉原の電気街に行き、アルバイトで貯めたお金をはたいて日本語ワープロを購入します。今ではもう見ることのできない日本語ワープロですが、著者(1969年生まれ)の就活時代には今のパソコンとスマホを合わせたような存在でした。まだパソコンは黎明期で、自由に日本語をあやつることができなかったのです。

著者はそのワープロを使って、自分の二十数年の人生を思い返しながら、これからしたいこと、なりたいことを想像し、2週間かけて20本ほどの文章にまとめました。それが基点となり、著者は自分の人生をかけてやりたい仕事を見つけ、それに就くことができたといいます。それが電通での仕事でした。

勤続20年の記念式典のとき、著者はその当時の気持ちを思い出します。そして衝動的に「何か行動を起こさなければ」という強い思いにかられます。就活のときは自分のために文章をまとめましたが、今度は先人から学んだことを次の世代に伝える文章を書こうと考えました。それが本書が世に出るきっかけです。

本書はタイトルの通り、脳トレの本です。どのような脳トレが提案されているかについては、「まえがき」に記されています。
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思考法や発想法の解説書を読んで学んだ手法や技術を、仕事でいきなり試そうとしてうまくいかなかった、そんな経験はありませんか? 知識を理解し、理屈でわかっていても、アタマはなかなか思うように働いてくれないものです。(中略)仕事の場面で柔軟に発想し、アイデアや企画を考えるためには、カラダ同様、日頃から「アタマの体質」を順応できるものにしておかなければなりません。それがまず何より大切なのです。
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そして、著者は自身が会得した考えるトレーニングを本書で紹介しているわけです。それには、次のような特徴があります。
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「日常の行動に、小さなブラスをするだけでできること」
「日常のスキマ時間に、道具も場所も選ばずできること」
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普通のビジネス書は、第○章といった章立てが設けられていますが、本書にはそれがありません。あるのは通し番号のついたトレーニング方法が45種類。そして巻末に「発想トレーニング」と題した付録がついています。それぞれのトレーニング方法がどんな感じかは、いくつか例示してみるとすぐにわかります。

01 毎朝、ラジオを聴く--潜在的な想像力を取り戻す
02 自販機では隣のボタンを押す--「なぜ」「どうして」を考える
07 乗換最多経路を選ぶ--点と点の結び方をあれこれ試す
09 広告のボディコピーを読み解く--込められた思いや意図を感じる
10 電話は大きな声で話す--まわりから「情報」が自然に集まる
12 単位を置き換えてみる--イメージとアクションを具現化する
16 ごはん日記をつける--流れていく日常にくさびを打つ
17 1日5本はコラムを読む--2つの軸で意見や主観を持つ
19 満月の日はプチリッチに振る舞う--「いいもの」は何が違うのかを知る
20 シャンプーは毎回違うものを買う--アクティブな消費者になる
21 路線バスの旅に出る--冒険心をかき立てる
22 写真集を「自費出版」する--編集能力を身につける
25 身近な「教室」に通う--人から直に学んで根づかせる
30 贈りものにこだわる--相手の立場になって考える
31 馴染みの書店を3軒持つ--自分のモードを切り替える
39 アイデアは手描きする--行き詰まりのプロセスは残す
40 気もちをアゲる言葉に変換する--モノゴトの本質や価値を追求する
45 おせっかい魂を持つ--知恵と工夫が詰まった余計なお世話をする

たとえば「07 乗換最多経路を選ぶ」は、A地点からB地点までの交通機関による移動を、機械的に最短経路や乗換の楽な経路で行くのではなく、わざとたくさん乗り換えるルートを選んでみようという提案です。たとえば東京の三軒茶屋から下北沢への移動は、ふつうに考えれば東急田園都市線で渋谷に出て、渋谷から京王井の頭線に乗り換えるルートが浮かびますが、それを東急世田谷線を使うルートにしてみたり、表参道から東京メトロ千代田線を使うルートにしてみたりすることで、積極的に新しい刺激を受けようというものです。

脳はルーチン化したことを嫌います。ルーチン化、パターン化した行動は好奇心を刺激しないので、「つまらない」からです。つまらない日常が続くと、脳は活動を控えるようになり、やがては退化してボケていきます。だから、日常の行動のルーチン化を避け、好奇心をかき立てる行動を自分に強いるべきなのです。

「乗換の多いルートをわざと選ぶ」というルールは、「道草」を発生させるためのきっかけ作りにほかなりません。道草はいつもと違う風景や環境を伴いますから、必然的に好奇心が刺激されます。それが脳のトレーニングにつながっていくわけです。

「19 満月の日はプチリッチに振る舞う」というルールは、「いいもの」との出会いを自分にうながすとともに、リッチに慣れて流されてしまうことを戒める効果もあります。ちょっと気取った割烹料亭や、予約の必要なフレンチに行ったり、グリーン車に乗ってみたり。仲間と一緒にプチリッチ体験を楽しみ、それを発表するのも面白いかもしれません。

そして「満月の日」というのがキモです。ふつうの人は、いつが満月かを調べないとわかりませんから、「ハレの日」を探索する行動が伴うことになります。夜空を見上げて、「あと何日かな?」と楽しみにするのもいいでしょう。これを「毎月15日」とか「毎月第2火曜日」のように機械的に決めてしまうと、ルーチン化するので良くないと著者は言っています。

「20 シャンプーは毎回違うものを買う」というのは、商品に対する感度を磨くためのトレーニングです。毎回違うシャンプーを買うことにすると、シャンプーが切れるたびに売場をくまなく探索する必要が出てきます。すると、ただ何となく選ぶのではなく、「どこのメーカーの製品か」「どんな人に向けて作られた製品か」「新製品か、定番か」といったところまで考えがおよぶようになります。

このトレーニングが目指しているのは、漫然と生きるのではなく、市場を肌で感じながら自分の仮説を持つような生き方を身につけることです。著者はこう言っています。
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仕事の場面で必要なときに、事実は調べられても、感覚や意識はすぐに持てません。だからこそ日頃から鍛えなくてはいけません。とはいえ、趣味性の高いものや高価なものならともかく、いつも使う安価な消費財となると、つい無意識に流してしまいます。ここで改めて、自分の身のまわりを振りかえってみましょう。
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巻末の「付録」には「発想トレーニング」が掲載されています。これは、著者たちが若手社員に向けた研修や社外セミナーなどでよく行っているトレーニングプログラムを紹介したものです。その内容は、以下のようなものです。
(1) 歯ブラシに「ふきだし」をつける
(2) レジ袋から即興の物語をつくる
(3) 小さなショップの開き方を考える
内容が気になる人は、書店でチェックしてみましょう。

価値のある企画やアイデアを生み出すために、今すぐできる脳トレが満載された本です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

唐突ですが…
「皆さん! 欲張ってますか?」って聞かれたら、「何だよ、失礼な! そんな欲張りでガメツくはないよ!」と立腹されるかもしれませんね(^^;)

失礼しましたっ!
でも、「皆さん、頑張ってますか~?」って聞かれたら、ほとんどの経営者、店長さんなら「モチロン! 頑張ってるよ!」と答えるでしょう。

頑張って集客を増やし、頑張ってコストダウンし、頑張って商品を増やし、頑張って値下げをして、頑張って店舗を広げ、増やし、頑張ってメルマガを発行し、頑張ってブログやSNSで情報発信し、頑張ってSEO対策し、頑張って接客し…頑張って、頑張って注文数、売上げを少しでも伸ばそうとする!
↑↑↑↑↑
でも、この「頑張って」は「欲張って」ではないですか?

いえ、ケチをつけているのではありません。
経営者とは、とかく欲張りなものだと思います。営利目的の株式会社、有限会社を経営する以上、売上げ、利益をあげるために頑張る、欲張るのは営利企業の本質・本能だと思うからです。

でも、創業以来、もしくは先代社長から経営を引き継いで以来、欲張って頑張ってきた結果、やらないといけないことが増えすぎて、手に余り、ただただ追われる毎日になっていませんか?

暴走する食欲で欲張って、ただ目の前にある食べ物を手当たり次第に食べまくっていては、いつか病気になって身体全体が死んでしまいます。
健康的に生きるには、ヘルシーで良いものを選んで食べ、一方で何かをあきらめたり我慢したり、快楽とは逆の苦痛となる運動やトレーニングもしなければ、健康で長生きはできませんよね。

経営者とは欲張りで、「あれもこれも!」と新しいことを決断するのも大事ですが、健全な経営をするためには、勇気を持って何かをあきらめたり、辞めたり撤退することも、時には経営者の大事な仕事だと思います。

始める決断をするのはカッコイイし簡単なのですが、辞める、あきらめる決断は難しいものですが…ときどき、冷静になって「自分は(我が社は)欲張りすぎて苦しんでいないだろうか? 健康を害していないだろうか?」とふり返ることも必要ですね。

さて、今回は北海道の船外機・マリン用品・レジャー用品の総合アウトドアショップさんのようです。冬場の北海道のマリンショップって? 温暖な西日本育ちの私には縁がない業種ですが、じっくり見させていただきます!

それでは「ダメ出し!道場」第94弾 スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
GaroMarine Club

ショップ名 :
GaroMarine Club

URL : http://garomarine.ocnk.net/

カテゴリ : スポーツ、レジャー

この度のおちゃのこ通信「ダメ出し!道場」を見てメールさせて頂きました。
おちゃのこネットで出店させて頂いてから3年が過ぎました。
年々売り上げは上がっておりましたが、最近のストア構築に行き詰っております。
ページのデザインも定期的に変更したり、価格の変更なども行っておりますが、さらなる売上アップを目指すにはどうしたら良いかアドバイスを頂けたらと思います。
今回もHTML5テンプレートでデザインを変更しましたが、何かしっくりきません…
当店の力を入れて販売している魚群探知機は、昨年は順調に売り上げが上がりましたが、今年4月頃より売り上げが下降気味です。
GMOのSEO対策などを行っておりますが、その他対策した方が良い個所などアドバイス頂けたらと思います。
Yahoo!ショッピングも出品しておりますが、昨年Yahoo!が出店料・ロイヤルティを無料にしてから、当店も値下げができたために売り上げが上がってきております。
おちゃのこサイトも昨年と同じ売り上げが推移出来れば良かったのですが、Yahoo!の売り上げが上がり、おちゃのこサイトが下がったという状況です。
近親者に相談できる人がいないため、今回の「ダメ出し!道場」に依頼させて頂いた次第です。
宜しくお願い致します。
ショップ : http://garomarine.ocnk.net/
有限会社 我路マリン  担当 : 佐々木

ひと通りいろいろと揃っているけど…誰に何を売りたいお店なの?

店名は「Garo Marine CLUB」ということで、マリンスポーツのボートや釣りの機器類のお店かな? と見始めましたが…それらだけでなく、冬場の今は「除雪機」をメインに販売されているようですね。

その他はボートの船外機(後ろについてるエンジンとスクリュー)、耕運機に、芝刈り機、魚群探知機などの機器類とそれに関連する部品やオイルなどの保守用品など、いわゆるメーカーさんの型番のついた豊富な商品の代理店の業態のようですね。

コツコツとカタログから商品情報をWebサイトに転載して陳列し、豊富な品揃えとある程度の価格訴求で検索でヒットしたお客様に注文いただくのがお店の意図する販売パターンなのでしょうか…。

売り切りゴメンで、売ってしまえばそれっきりの商品であればそれで良いのでしょうが、定期的なメンテナンスや、故障時の修理保証の機会が多いであろう除雪機や船外機などは、遠方のお客様には売りにくい商品だと容易に想像ができます。

トップページを見るとトップ中央に「除雪機はHONDA」のバナーと、すぐ下には「国内No.1シェアのホンダ除雪機、販売からメンテナンスまで…全てガロマリンにお任せ下さい!!」とあるのですが、メンテナンスを意識すると、近隣の北海道のお客様をメインにしているお店にしか見えませんが…そうなのでしょうか?

遠方のお客様が見ると、あ、北海道のお店ね。自分には関係ないわ! と思ってしまいがちなトップページですね。
商圏だけではなく、HONDAやトーハツのメーカー品を型番で陳列しているだけですので、お客様にしてみると容易に型番で検索し、他のお店と価格比較ができてしまう典型的「自販機ショップ」に見えます。

また何度か過去の「ダメ出し!道場」でも言ってますが…
いわゆるメーカー品、型番で検索できる商品は容易に他店と価格比較されてしまいます。まったく同じ商品が届くのに、高いお店で買う理由はどこにあるでしょうか?

ないとは言ってません、高くても売れる理由があればGoodですが…
他店でも買える、HONDAやトーハツの商品をなぜ北海道札幌のガロマリンさんで買うメリットがあるのか? ざっと拝見しただけでは、その「強み」が見当たりませんでした。

シンプルですが丁寧に真面目に作りこまれたお店なので、悪いところは見当たらないのですが、キレイな自販機止まり…と言った第一印象です。

具体的なダメ出し

「悪いところは見当たらない」とは書いたのですが…足りないところは多々見受けられたので、いくつかダメ出ししときます(^^;)

現状、トップページ中央にはホンダ除雪機関連の商品がサムネイルのスライド画像で次々と横にスクロールして表示されています。
こういったテクニックで少しでも多くの商品をお客様の目に触れさせるのはGood!ですが…

いきなり「ロックボルト&ナット」、「ブロアーシャーボルト」とか「Vベルト」と見せられても、ほとんどのお客様には、
「???何これ? 除雪機の何かの部品みたいだけど…」
「除雪機ってそんなに部品とか交換しないといけないの?」
「自分でやらないといけないの?」
「そんなのできるかな?」
などなど不安な心理を掻き立てるリスクが高いのではないでしょうか?

既にマシンを持っていて、保守のこともよく理解していて、数百円、数千円の部品を買うある程度詳しいお客様のために、これから何十万円かの除雪機を買おうかどうしようか検討している新規・初心者のお客様を不安にさせることと、どちらを優先させるべきでしょうか?

保守部品の扱い、販売をすることは悪いことではありませんが、あまりに初心者にハードルの高い情報をお店の一番目立つところに出すことで、初心者向けではない不親切な敷居の高いお店に見えてしまいます。

保守部品やメンテナンスに自信がおありなら、
「除雪機の保守部品、メンテナンス用品もお任せください!」
のようなバナーで特設ページへのリンクを設けて、そこで保守部品を探しやすく陳列したり、それぞれの説明や交換時期など分かりやすく解説されてはいかがでしょうか?

全国のHONDA除雪機代理店なら同じ製品、部品は取り扱えて当たり前。単に検索して買い物カゴに入れるだけなら価格競争になってしまいます。
それだけではない+α がある専門店=ガロマリン! のような印象を持たせないと生き残れないでしょう。
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では、どんな説明をすれば良いの?

懇親会や相談会で専門店の経営者さんや店長さんとお話しすると、たいていは普段、思い悩んでいることをダァ~っと一気にお話しになります。
専門用語、業界用語、品名、などオンパレードで(苦笑)

私はオンラインショップ経営のプロではありますが、それぞれの業界のプロではありません。(^^;)  いきなり 部品の名前や薬品、成分名、素材の化学組成など話されてもチンプンカンプンですよね(^^;)

でも、多くの専門店がこのパターンなのです。
自分たちにとっては日常で当たり前だから、思わず知っているものとして、常識であるかのように当たり前に話してしまう。
お店のページを作りこんでいる時の思考回路も、専門的なことでいっぱいなので、ついページもそうなりがちです。

でも、そんな店長さん、社長さんたちも…例えば…小さなお子さんや、お孫さんに「これ何? 何するもの?」と聞かれたらどうでしょう?
先の「ボルト」のことを「これ何?」ってって聞かれたら、「それはブロアシャーボルトに決まってるだろ!」とは答えませんよね。

分かりやすく、「大雪が積もったときに、道の雪を取り除く除雪機の雪かきする羽を固定するネジ、ボルトのことだよ。石などを巻き込んだりすると折れたり壊れたりすることがあるので、交換、修理するために部品として売っているんだよ」
などと分かりやすく説明されるのではないでしょうか?
(上記説明は僕が勝手にGoogle検索で調べて理解した内容なので合っているかわかりませんが…)

また会社やお店に関する自己紹介ついても…
現状はトップページにも会社概要ページにも、ひと言もアピールがありませんが…
「真面目で謙虚で整然とはしているが、これといって強みも感じられず、面白みも芸もない、味気なくつまらないお店」
そんな風に感じてしまいます。

例えば、同窓会で何十年ぶりに会った友だちに、「どんな仕事してるの?」と聞かれたら?  普段はどう答えていらっしゃるでしょうか?
少しでも分かりやすく、かつ、少しでも印象良く思ってもらえるように、
「こんな会社、こんな商品、こんな仕事で、こんな特徴や強みがあるから、何かあったらヨロシクね! いつでも声かけて! 相談してね!」
ってアピールされませんか? 正に、それ! そういうさり気ない自店アピールが、今のトップページや特定商取引法ページに必要です!
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おちゃのこショップにはあまりにお店の特徴や店長の個性も見えない、感じられないので「がろ日記」を見てみました。
http://ameblo.jp/garo-marine/
アメーバブログの仕組みを使ってブログ運営されているようですね。

このページを開くとその他、
楽天
http://www.rakuten.co.jp/garomarine/
amazon
http://www.amazon.co.jp/gp/node/?merchant=A9F3D2QXQVPLL
ヤフオク
http://sellinglist.auctions.yahoo.co.jp/user/thgrjvdream
Yahooショッピング
http://store.shopping.yahoo.co.jp/garomarine/
Facebook
https://www.facebook.com/sea.garo
そして自社サイト
http://www.garomarine.com/

楽天は既に閉店されたようですが、それを除いても7サイトも運営されているようですね。結構大変な作業量、時間ではないでしょうか?
実に頑張って(欲張って)いらっしゃいます!(^^;)

それぞれを更新し、メンテナンスしたり、それぞれでネタを探して情報発信していくのは、なかなかの労力と時間とノウハウが必要ではないでしょうか?

でも…例えば…
Facebook サイトを見ると
https://www.facebook.com/sea.garo
「●●様…お買い上げ誠に有難うございます(._.)」
「●●様へ配達…」
「●●様…お買い上げありがとうございます。これにて2機種完売となりました!」
の羅列。まぁ、こんな商品を取り扱っているよ。売れているよというアピールにはなっているかもしれませんが、これがお客様にとって何か有意義な情報となっているでしょうか?
単なる自慢、自己満足になっていませんか?

せっかく、商品写真を撮って掲載し、販売されているのであれば、その機会に、
「この商品はこんな特徴があって、ここが素晴らしい!」とか
「●●様はここを気に入ってこの機種に決めていただきました!」とか、
記事を読んでいる他のお客様の目線になって何が知りたいか?
何をお知らせすればお店や商品に興味を持ってくれるか?
質問や問合せをどうぞお気軽に!
と機会を生み出すなど…商売のプラスになるような運営を意識しましょう。

FBやブログの意義は
・他のお客様(見込み客)へのお店・商品のアピール
・ちゃんとした接客・応対をしていることを見せる
・商品情報・専門知識豊富なプロショップであることのアピール
・メンテ・アフターケアなどサービス面も信頼できることのアピール
・品揃えや価格+αのメリット、ベネフィットのあるお店であることのアピール
・親しみやすそう、話しやすそうな雰囲気のアピール
などなどであるはずですね。ただの自慢、ただの日記では、本当に時間と労力のムダになってしまいます。

また、明確にアメブロとFacebookの目的分けはされていますか?
どうしても両方必要でしょうか? 何カ月かやってみて、営業や集客アップに貢献している実感はありますか? その辺りの見直しも必要かもしれません。
↑↑↑↑↑
そしてこれらの情報はブログの中に散在させているだけではダメです。

ときどき見直して、何度か繰り返し出てくる情報はオンラインショップの方にもノウハウとして掲載したり、商品ページにすかさず反映させれば、そのコンテンツ自体がSEO対策になりアクセスアップに繋がるのです。

少し具体的に例を示すと…
Facebook中のY様はなぜその除雪機の機種を選ばれたのか?
M様はなぜトーハツTFW21に決定されたのか?
他のM様はなぜMFS50にされたのか?

小型ハイブリッド除雪機 HSS1170i
クロスオーガ除雪機 HSS760n JX
W様…はどんな理由でこの機種を選ばれたのか?

何年かおきに買い換える自動車や携帯電話なら、なんとなく選び方はわかっても、馴染みのない除雪機、しかもエンターテイメントではなく実用性重視の機械となると、どう比較し、どう選択すれば良いのか? 値段も性能も幅広くて、シロウトには何を基準にどう選べばいいのかさえわかりません。

庭先をちょこっと除雪すれば良いA様と、自宅の敷地からメイン道路までが長いB様では選ぶべき機種も違うでしょうし、業務用か私用かなどでも違うのかもしれません。夜でも行う必要があるほど豪雪地帯なのか? 舗装土だけなのか、砂利道も使うのか? など耐久性なども考慮するのかもしれません。

暖かい地域で育った私には除雪機の選び方などまったくわかりませんが、雪深い地域で暮らす人でも、実際に購入となるとどんな点を考慮して選ぶのか、丁寧に説明、相談に乗ってくれるお店で買いたくなるものなのではないでしょうか?

除雪機に限らず、船外機、魚群探知機などの専門店として、商品選びに関する情報不足、説明不足を感じます。Facebookなどで具体例で説明しつつ、店内ページでも比較検討の説明ページが必要ではないでしょうか?

総評

ショップ制作やデザインスキルに関しては十分に平均以上だと思います。
また6サイトもの運営を見てもネットのリテラシーも高く、それらの応用知識もきっと人並み以上に勉強されていることでしょう。
しかしながら、繰り返しになりますが、「強み」「特徴」を感じません。

「ガロマリンはこんなことが得意です!」
「ガロマリンにできることはこんなことです!」
「これならガロマリンに任せてください!」
を、ぜひもう一度考えてみてください。

冒頭にも書きましたが、経営者は欲張りなものです。
あれもこれも、新しいことはいろいろやってみたい!
思うだけなら誰でもできますが、実際に6サイトも作りこんで運営されているガロマリンさんは本当に頑張っていらっしゃるし、知っているけどやらないお店よりは何百倍もエライ! と思います。

しかし、やってみてそろそろわかってきたこともあるはずですね。
ほとんどムダになっているサイト、時間も出てきていませんか?
新しいことは積極的にチャレンジするのも経営者の大事な仕事ですが、何かを明確にあきらめ、やめる決断をするのも大事な仕事です。

楽天を撤退されたのは、最もコストが高い割に結果(利益)が出なかったからではないかと推測しますが、利用料は無料だから、安いからといって店長やスタッフの多くの時間を無駄にしているのは同じくマイナスです。

がむしゃらに、ひたすら商品ページを作ったり、ブログ記事を書いたりしていると、時間と労力を使うのでものすごく仕事をしている気にはなるかもしれませんが、それよりも、いくつかのムダなサイトはあきらめて閉鎖し、その空いた時間でスタッフの心身をリフレッシュして、新商品や新サービスの企画、開発に時間を割く方が実りが大きくなることが多いです。

オンラインショップはもちろんWebサイトの出来に影響されます。
写真や見出し、記事の文章の中身ひとつで売れる、売れないが変わることは確かにあります。
でもそれ以上に、やはり商品・サービスが大事なのです!
「商品で7割方決まる!」と言う成功店の店長さんもいます。

6割か7割か8割かはともかくとして、大きなウェイトが商品・サービスと内容にあることは、私もまったくそう思います。
何年も生き残って成長しているお店は、自社製造直販のお店であれ、代理店形式の仕入れ販売であれ、なんらかの創意工夫でライバルたちとの差別化をしています。

自店ならではの「強み」を作り出してアピールし、それによって口コミや紹介、アクセスアップ、話題づくりから取材に繋がったり、多少高くても売れる収益のあがる流れができるから生き残り、成長できているのです。

もう、何度も言い続けてきたことですが、オンラインショップである前に「商売」です。
商才なき者は廃れていくのです。ただ多くの商品を陳列し、特徴のない説明とそこそこの値引き、価格競争だけでは、少しは売れても利益は出ず、生き残れるはずはありません。

ここらで一度、欲張る気持ちを抑え、何を残し、何をあきらめるかを決めて、そして自社の「強み」と「得意な商品」を育てる。
勇気を持って「ダメ出し!道場」に応募いただいたこれを機会に、ぜひ取り組んでみてください。

Q&Aをしてディスカッションしながら、より具体的に貴店の状況や特徴を把握しながら提案していくことが望ましいです。
より具体的に相談なさりたい場合は、ぜひ個別相談会にいらしてください!
遠いのでお電話での相談も承りますよ!

ガムシャラな「欲張り」から 意義ある「頑張り」へ!(^-^)

ダメ出し!道場 登場希望者募集中

皆さん、こんにちは。
いつもお世話になっております。 おちゃのこネットの刑部です。

本メルマガの人気No.1コンテンツ、「ダメ出し!道場」。これを楽しみにご覧頂いている方も多いことと想像致します。
太田仙人の診断を無料で受けられる貴重な機会ですので、是非手を上げるお店さんはご連絡下さい。

太田仙人からのメッセージもご覧ください。
http://www.ocnk.net/ocnk_ma/ocnkmagazine_asm185.html#check

皆さんの前でダメ出しされるのは勇気が要りますけど、客観的なアドバイスを貰える機会は貴重なはず。そして、お店の現状に満足されている方はいらっしゃらないはず。
商売人さんには、こういう機会を貪欲に活かして頂きたいです。
実際、ダメ出し道場後にご自身でショップを改善し成果を出されているショップさまも多数ございます!

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『ダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

過去のダメ出し道場は、バックナンバーよりご確認下さい。
>メルマガバックナンバー

さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、ページ内スクロールを設置する方法をご紹介します。





htmlを設定する

自由記入欄やフリーページ、html利用可能エリアであれば設置できます。

移動する位置の設定
このid名は、自由に設定していただいて結構です。
該当のコンテンツによってid名を付けてください。

<div id="pagepos">ここまで移動</div>


<a>タグの設定
リンクを設定する側には、#pageposのようにページ内アンカー設定を行ってください。
その上で、class名 anchor_linkを指定してください。
この anchor_linkがスクロール用のclass名となります。

<a href="#pagepos" class="anchor_link">ページ内スクロール</a>


 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

都道府県、エリア別で送料無料除外設定

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップロードした都道府県、エリア別で送料無料除外設定についてです。
都道府県、エリア別で送料無料除外設定が可能になりました。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281592&id=1024&artlang=ja


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

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Googleアナリティクスについて1

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

本日はウェブサイト運営者にとって非常に心強い味方であるGoogleアナリティクスについてご紹介いたします。

■Googleアナリティクスについて1
Googleアナリティクスとは、Googleが提供している高機能のアクセス解析ツールのことです。
利用料は基本無料で、Googleアカウントさえ持っていれば誰でも利用することができます。

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●サイトの状況を正しく把握しよう
アクセス解析ツールとは、対象のサイトのアクセス数やアクセス頻度・状況・ユーザーの行動などを数値化し、分析するためのツールです。

アクセス解析ツールを用いることで、「どんな人が」「どこから」「どうやって」「何の目的で」来たのかを客観的な数値としてみることができ、ウェブサイトの状況を正しく把握することができます。
例えば、売上や閲覧数が落ちた!という時にどこから人が来なくなったのかという原因の調査や、逆に購入に繋がっているキーワードは何なのか?
人気ページ、人気商材ははどれなのか?
などよりよいサイト作りを行うための分析を行うことができます。

その他にも、Googleアナリティクスではネットビジネスを効率的に行うために必要な様々なデータが得られます。
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●Googleアナリティクスの導入手順
1)アカウント取得
まずGoogleアナリティクスの公式サイトへアクセスし
Googleアナリティクスのアカウントを取得します。
※Googleアカウントを持っていない方は新規でアカウントを取得しましょう

▼Google アナリティクス公式サイト
http://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/

2)トラッキングコードの追加
無事ログインができましたら、数値計測に必要な
「トラッキングコード」を取得し、
ショップ内の全ページに反映されるよう、挿入します。

※ショップ内への反映方法につきましては、
おちゃのこネットのサポートページに詳細が記載されております。
▼おちゃのこサポートくらぶ
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281575&id=266

3)詳細の確認
タグの反映後数時間以内にサイトの詳細データが表示されます。
Googleアナリティクスにログインし、サイト状況を確認しましょう。

★POINT
・Googleアナリティクスを用いネットビジネスをより効率的に運用しよう
・アクセス解析ツールを用いて「サイトの特徴」や「現状の問題点・強み」を正しく理解しよう

スウェルキャッチサービスでは、Googleアナリティクスの導入や解析についてもご相談をお受けすることが可能です。
ぜひお気軽にご連絡下さいませ。

次回は、Googleアナリティクスの見方についてご説明いたします。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

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編集後記

知り合いの小説家が「できたばかりの新刊に間抜けな誤植があった」とツイッターで凹んでいました。紙の本における誤植は、そのくらい作り手にダメージが残るものです。しかし、ネット上のブログや論考は誤植どころか誤記や誤変換、タイプミスの山です。このまま時代が推移すると、やがて紙の本もネットと同じくらいのクオリティに堕落するのではないかと心配です。
(おちゃのこ山崎)

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