「伝え方」次第でビジネスの正否は分かれます号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

首都圏は毎日、しとしと、じめじめと梅雨らしい天気ですが、みなさまのところはいかがでしょうか。日課の散歩をこなすにも傘と雨靴が必須で、どうにもすっきりしません。

「梅雨」と書いて「つゆ」と読むようになったのは江戸時代以降のことで、それ以前は「ばいう」だったそうです。中国から伝わった言葉で、カビが生えやすい時期だから「黴雨」と書いて「ばいう」だったものが、字面が良くないので「梅雨」になったという説があります。もうひとつの説は「梅の熟す時期の雨」という意味で「梅雨」と書くようになったというものです。

一方、日本の「つゆ」ですが、「露」から来たという説、梅の実が熟して潰れる時期だから「潰ゆ(つゆ)」から来たという説など、こちらも語源がはっきりしません。

梅雨は夏の高気圧である太平洋気団と、冷たくて湿ったオホーツク海気団が日本列島上でおしくらまんじゅうをすることによって発生します。ヒマラヤにぶつかって南進した偏西風がオホーツク海気団に味方して太平洋気団を押すために梅雨が継続するのですが、やがて季節とともに偏西風は方向を変え、太平洋気団が優勢になります。そうなると、日本列島に本格的な夏が到来するわけです。

うっとうしい梅雨ですが、日本を彩る重要な季節のメンバーであると思うと、親しみが増してきませんか?

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

エライ人の失敗と人気の動画で学ぶ頭のいい伝え方

鶴野充茂・著 日経BP社・刊

1,500円 (税別)

日経BP社は不思議な会社で、ふつうは「株式会社○○」とか「○○株式会社」と表記するのに、「日経BP社」で通しています。しかもこれは正式社名ではなく、登記上は「株式会社日経BP」、英語表記は「Nikkei Business Publications, Inc」です。

ではなぜ「株式会社日経BP」ではなく、「日経BP社」と通称を表記しているのか。その理由は前身の日経マグロウヒル社時代にさかのぼります。1969年に日本経済新聞社とアメリカの大手出版社マグロウヒル社との合弁で日経マグロウヒル株式会社(日経マグロウヒル社)が誕生しました。

このとき、当初は有限会社としての設立が検討されていたために、通称を「日経マグロウヒル社」としたといいます。中小・零細企業の代名詞といった雰囲気のある「有限会社」の表記を避けたかったのでしょう。それが、1988年のマグロウヒル社撤退後、現社名になってからも続いていると考えられます。

現在の日経BP社は、看板雑誌である「日経ビジネス」をはじめ、ビジネス、IT、医療、電子、機械、土木、建築、デザイン、サービスなどあらゆるジャンルの情報誌を直販形態で発行するほか、「日経ビジネスアソシエ」「日経エンタテインメント」などの書店流通の雑誌も刊行し、多数の書籍発刊、各種Webサイトの運営なども活発に行っています。ちなみに、2013年発表の帝国データバンクの調査によると、日経BP社は売上高383億円で業界5位にランクされています。

日経BP社の書籍には、連載企画をまとめたものが多いのですが、本書もそのひとつ。「日経ビジネスオンライン」の人気コラムである「金曜動画ショー」から45本の動画と15本の解説を4つの章に分類して掲載しています。と、文字に書いてしまうと簡単なのですが、YouTube上の動画を紙の本で紹介、解説するというのは並大抵のことではありません。

これはネット黎明期からずっと試行錯誤が続けられてきたことですが、まず問題になるのはURLをどうやって表現するか。雑誌は電子メディアと違ってハイパーリンクを埋め込むことができませんから、ふつうに考えればURLを活字で印字することになります。でもそれだと、読者が1字1字拾ってキーボードから入力しなければなりません。そんなことをする人は滅多にいないでしょう。

それでは、ということで、リンクサイトを用意したり、CD-ROMを付録につけたりと、いろいろな手が考えられました。でもリンクサイトはまずそこに行かなければならず、CD-ROMは本のコストアップ要因になります。それに、PCなしでスマホだけで何とかしたい人には、CD-ROMは不向きです。

そこで本書がとった手は、「二次元コード」の掲載です。「QRコード」などに代表される二次元コードは、横方向にしか情報を持たないバーコードに対して、水平方向と垂直方向に情報を持つため、小さな印字面積で多くの情報を伝達できます。本書に採用されているQRコードの場合は、数字のみなら最大7089文字、US-ASCIIの英数字で最大4296文字、8ビットバイナリで最大2953バイトの容量があります。これだけの容量があれば、YouTubeの長いURLでもらくらく収容可能です。

余談になりますが、QRコードは1994年に大手自動車部品メーカーであるデンソーの開発部門が開発したものです。現在はその部署が独立してデンソーウェーブという別会社になっており、「QRコード」という登録商標も同社が保有しています。日本発で、世界に普及しようとしている技術のひとつです。

「紹介された動画を見ながら解説を読む」というのが本書の推奨される読書スタイルのため、本書の読者は必然的にスマホや携帯電話を片手に持ちながら本書を読むことになります。著者は非常に苦労して紹介した動画のサムネイル掲載許可を得たそうですが、その成果は本書のカバーに表れています。本書のカバー写真は、すべて本文中で紹介している動画のサムネイルです。

ところで、本書はただの面白動画紹介本ではありません。タイトルにある通り、「上手な伝え方」を優れた動画を通じて学ぶ本です。なぜコミュニケーションのコツが動画で学べるのかについて、著者はこう語っています。
「注目される動画を作る人たちは、動画視聴者の意識や反応を徹底的に研究しています。どうすれば多くの人に関心を持って見てもらえるか。どんなストーリー構成にすれば理解してもらいやすいか。どう表現すれば意図した反応を得られるか。まさに『頭のいい伝え方』と言う他ない工夫の結晶です」

紹介が遅れましたが、著者はコミュニケーションの専門家として、幅広い組織のトップマネジメントやリーダーに情報発信やプレゼン、メディア対応についてアドバイスすることを仕事にしています。国連機関やソニーなどの企業でコミュニケーションをテーマにキャリアを歩んだ後、自分の会社であるビーンスター株式会社を創業。国会事故調査委員会ではデジタルコミュニケーションを統括しました。著書は、25万部超のベストセラー『頭のいい説明すぐできるコツ』(三笠書房)ほか二十数冊あります。

それでは、目次を見ていきましょう。
・はじめに
・第1章 エライ人は同じ間違いを犯す
・第2章 いざという時に頼りになるリーダー、ならないリーダー
・第3章 覚悟はできているか?
・第4章 伝え方の基本が分かってない
・おわりに

第1章では、ワタミ、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキンといった企業が、社会からの指弾にどう対応したかがチェックされ、同時に参考資料としてすぐれたコミュニケーション力を持つ動画が示されます。「ブラック企業」と名指しされたワタミの創業者・渡邉美樹さんは、みずからネットで世間に語りかけますが、著者は「トップではなく社員に語らせろ」と言います。その理由は、世間は社長よりも社員を信用するからです。

続いて著者は、「DJポリス」のコミュニケーション力について言及します。ご存じと思いますが、「DJポリス」とは、サッカー日本代表がワールドカップ出場を決めた後、渋谷の町に集まって興奮している若者に対し、マナーを守るようクルマの上からマイクで呼びかけていた警視庁機動隊広報係の20代の隊員の愛称です。

彼は機転をきかせた話術で負傷者や逮捕者を出さず、群衆の理解と協力を得たということで賞賛されましたが、そこには重要なコミュニケーションの法則が働いていました。それは、「発見・共感・導き」です。新しい情報を流して「発見」してもらい、次に意図を理解して「共感」してもらい、行動を変えるという「導き」につないでいくというものです。

多くの「エライ人」は、頭ごなしに自分の意見を押しつけ、その正しさを主張することで相手を屈服させて行動をコントロールしようとします。しかし、今の時代はそれにおとなしく従う人はほとんどいません。それどころか、そのような態度は「炎上」を招き、意図したのとは反対の方向に世論を向かわせます。驚くほど多くの人が、その罠にはまっていきます。

第2章では、どんな人が現代のリーダーとしてふさわしいかというテーマで動画の紹介とともに解説が進みます。最初に例としてとりあげられるのは、アシアナ航空機事故で登場し、全世界の注目を浴びた米国家運輸安全委員会(NTSB)のデボラ・ハースマン委員長です。

彼女は「これから事故調査に向かいます」というワシントンDCでの最初の会見の時、組織の紹介と、これから取り組もうとしている事故調査の概要を、簡潔ながら完璧に語ってみせました。著者はそれを評して「周囲の『聞きたいこと』を伝えられるのがリーダーの資質」と語っています。

おそらく他の凡庸な人であれば、「現在は限られた情報しかありませんので、とにかく現地に行ってみてからです」といった受け答えをして終わりでしょう。しかし彼女はその時点で世間の「知りたい」を完全に満たしました。そしてその後も、新たに判明した情報をわかりやすい言葉で語り続けました。本書の解説とともに動画で彼女の会見を見ると、その凄さがよくわかります。

まだまだ面白い事例は続きますが、興味のある人はぜひ本書を読みながら動画を参照してみてください。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

いきなり私事ではございますが、今年一番のニュースです!
先週、初孫が産まれました! はい、おじいちゃんになってしまいました。 (^^;)

早速、孫の写真や動画を撮りまくって友人知人に送りまくっては、ヒンシュクを買っているジジバカは私です。(^^;)

正直、顔を見るまでは、ここまで可愛いもんだとは思いませんでした。
我が子の誕生時には、何か喜び以上に責任感も感じていましたが…
孫となると、ホントまるで別物ですね。ただただ無責任に可愛い、可愛い! と、手放しに喜べます。

いや、もうホントに、ここにも写真と動画載せたいくらいの勢いですが、「いいかげんにしろっ!」と叱られそうなのでガマンしときます(笑)

さて、お仕事!(^^;)

我が孫も含めて、人間おぎゃーっと産まれた瞬間から、先進国であろうと途上国であろうと、大富豪であろうと囚人であろうと、ほぼすべての人が死ぬまでの間ずーっとお世話になる道具って何でしょう?

はい、肌着や衣類はモチロンですが、産まれて服を着る前にすでにお世話になる道具って…わかりますか?

そう寝具です! 布団やベッドですね。産まれたらすぐに寝かされ、この世とさよならご臨終の直前まで、ほとんどの人がお世話になる道具が寝具です。

私は、ネットショップのコンサルという仕事を始めてから早17年くらい経つのですが、その間何度となく、「どんな商売がネットに最も向いていますかね?」「太田さんが0からやるとするなら、どんな商売をしますか?」などと聞かれてきましたが、そのたびに答える商売は…

そう、「寝具のお店」なんです。
その理由は多々あります。
「寝ない人はいない!」
「枕・布団は人類の数より多い! ホテル宿舎等を入れれば人口の何倍?」
「絶対最高! 絶対最良! の商品はない。百人百様の好みがある」
「適度に買い換えてくれるリピート商材でもある」
「必ずしもハイテク商品が勝つわけではない」
「一人の人の好みも年月や体調・体質とともに変化する」
「食の好みは国や地域によって偏るが、寝心地は国や地域差よりも個人差なので、国の壁も乗り越えられる!」
「かさばる、大きい、重い! つまり通販向き商材!」
「似合う、似合わないがないので、好み優先で買える」

などなど、ネットショップ向き商材であることは枚挙にいとまがありません。
つまり市場はとんでもなく大きく、どんなに時代が変わっても寝具だけは永遠のニーズとリピートの見込める商売なんですね!

また、おおまかな価格帯や客層こそあっても、商品選択基準が材質や機能など仕様・スペックといった左脳に訴える要素だけでなく、デザインの雰囲気や寝心地、肌触り質感、好みといった右脳・感覚に訴える要素も高いので、必ずしも明確な価格競争にはなりにくく、大企業と中小零細企業も意外と住み分けして対当に戦える市場でもあると思うからです。

中には昔から怪しい商法でお年寄りを言葉巧みに騙して法外な高価格寝具を売りつけるような商売もあり、困り者ですけどね…(苦笑)

しかしそのくらい、理屈よりも雰囲気やイメージや自己満足で選ばれる商品だともいえるのではないでしょうか?

残念ながら、まだ私は寝具ショップを始めるに至っていませんが(^^;)

今でも寝具はこのようにとても魅力ある商材だと思っています。

今回のお店を運営するサンドリーズさんは、特商法表示によればまだ法人化もされていない個人企業ながら布団、ベッドなどの寝具を中心に3店舗を経営されていらっしゃるようで、その魅力に早くからお気づきで頑張っておられるようですね!

魅力ある寝具市場においてどんな店舗運営をされているのでしょうか!?

それでは「ダメ出し!道場」第102弾 スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
ふかふか布団

ショップ名 :
羽毛布団/羽根布団激安通販:ふかふか布団さん

URL : http://www.fukafuka-futon.net/

カテゴリ : 住まい、インテリア

当店はおちゃのこネットさんを7年利用しています。
(おちゃのこネットさん自体は8年利用しています。)


近年の競争激化、Googleの評価変動により売り上げが下がっています。
複数サイト運営を行っていますが、このサイトだけ極端にアクセスが少ないです。


当店が運営しているサイト以外にも類似の店舗が増えてきているということもあり、最近はオリジナリティを出すことに注力していますが、少ないメンバーだけではアイデアの抽出に限界も出て来ています。
現在のサイトに足らない点をアドバイスして頂ければと思います。

現在のおちゃのこネットの機能では実現できませんが下記の機能があれば便利で売上アップにも貢献すると思いますのでこのメルマガを見ている方で同様の希望があればおちゃのこネットさんにメールしてもらえませんか?


・検索機能:検索タグなどをつけて商品を検索できる機能
色々な切り口で商品を探してもらえる。


・CSV一括修正機能(商品詳細以外にも)。フリーページやメタタグなど


URL:http://www.fukafuka-futon.net/

第一印象は店名のふかふか布団とは異なるおしゃれベッド屋?

店舗名は「羽毛布団/羽根布団激安通販:ふかふか布団」ですが、トップページを拝見した第一印象は、上部ヨコスクロールの10商品に布団は1点も見当たりませんし、下にスクロールしていっても上部にはベッド、マットレスしかなく、中段まで行ってようやく羽毛布団が2点だけ。
そこからもまたベッド、ソファ、ソファベッド…

トップページに見える商品数33商品で布団は2点だけ…
ほとんどのお客様の第一印象も、Google検索エンジンにも布団屋さんではなく、ベッド屋さんに見えていると思います。

SEOはテクニックなのかもしれませんが、私はGoogleはテクニックを超え、ユーザー買い物客としていかに買いやすいか? 看板にマッチした欲しい情報が得られやすいか? をシンプルに追求するロジックを日々開発しているように思いますし、実際、そういうサイトが上位にきているように思います。

言い換えれば、ベッド屋さんとしての良し悪し・評価はともかく、布団を検索して布団屋さんに来られたお客さまにとっては、期待に沿わないベッドのお店に見えているのではないでしょうか?

他の兄弟店2店とは店舗名もコンセプトも変えておられるようですが、つい売れ筋で単価の張るベッドに色気が出て、当店の主力とすべき布団を結果的に目立たせておられないように感じます。

また、これはひと目で感じたので触れざるを得ないのですが…
ほとんどすべての商品写真は、メーカーのカタログやデータで提供されているもので、貴店が実物を見て気になる点を撮影していないようですね。

ネット上ですぐに貴店の商品写真と同じモノをいくつも発見できました。これは私がプロだからではなく、できるだけいいものを安く! と検索されるお客様にも、型番商品やメーカー仕入れ商品はすぐに他店でも見つけられてしまうのは仕方のないことです。

オリジナルの商品も企画され努力されていることとは思いますが、商品以外でのサービスや付加情報などの差別化も積極的に図りましょう。

またメーカー写真でのモデルさんが写ったイメージカットはいくつか見受けられたのですが、商品の機能や特徴を説明するための店長さんやスタッフさんの写った写真はまったく見受けられず、いわゆる人気(ひとけ)のない無人ショールームのようなお店に見えてしまっています。
モデルさん写真はショールームに置いてあるマネキン人形や等身大パネルのようなもので、人気(ひとけ)ではありません。

人気(ひとけ)とは確かにそこに生きて反応してくれる人がいる! という感覚なのです。メーカーの用意した商品説明文と店長やスタッフのセールストークはまったく別物なのです。

メーカーのテレビやパソコンやカーナビや電子辞書をスペック・仕様ではなく、使い勝手や使用感、こんな感動がある! と甲高い声の自分の言葉で熱弁するあの有名テレビ通販会社の社長の言葉は、まさに人気(ひとけ)のある例ですね。

何度か「ダメ出し!道場」でも触れていますが、メリット(長所)だけでなくベネフィット(使うことで享受できる便益や幸せ)を語り伝えることこそが人気(ひとけ)なのです!

特商法表示でも「お電話での受付は行っておりません」の表記は、人気(ひとけ)どころか、とてもお客様に冷たい印象を与え、何かあってもこのお店からは連絡をもらえないのではないか? と不安を抱かせかねません。

お電話に出られる出られないは貴店の体制やその時の状況によると思いますが、商売をしていながら最初から「電話かけないでね!」は(確かにネットショップではよく見かけますが)、私に言わせれば端(はな)からお店としての意欲、誠意が感じられず、ナンセンスなお店です。

そんなことは書かなくとも、電話が苦手なお客様はかけてきませんし、気の短いお客様はそれでもかけてくるか、「そんな態度のお店では買うもんか!」と無言で帰るだけです。

商売をされる以上、どんな事情があるにせよ、お電話は恐れず受けるべきです。店主が不在がちならば電話番がキチンと伝言を承った上で折り返すか、キチンとメールでお返事をする旨を伝えましょう。

自動車販売店のショールームでも、明るい照明と高級車だけの状態では、見るには美しいですが誰もいないのでは買う気にはなりませんよね。笑顔で「いらっしゃいませ! こちらのお車の特徴はですね…」と気軽に話ができる営業マンがいてこその専門店ですよね!

お店のいたるところで店長、スタッフの生きた言葉が欲しいと感じます。

その他…貴店に足りないものは何か…?

上記の第一印象を含めて、貴店に足りないものは何か? 気付いた点を順に述べて行きたいと思います。
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まずは、やはり「ふかふか布団」と布団専門店といいながら、布団の品揃えとアピールが弱すぎる点。商品ジャンル別に数えてみると…
ベッドが182点
ソファが150点
家具が43点
布団・寝具が43点

布団・寝具が最も少なく、全体の10%ちょいでは布団専門店としてはやや寂しい印象です。羽毛布団激安通販と名乗っておられるので、他の素材がないのは割り切りなのかもしれませんが、布団専門店としては綿布団、羊毛布団(一部セットの中にはあるようです)、シルク真綿の布団、その他素材の毛布なども欲しいところですね。

逆にビジネス的に布団押しでは厳しいのならば、布団専門店としての縛りを外してしまったほうが楽になるのではないでしょうか?
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次に、足りないものは…
商品選択、比較の一覧性ですね。

商品名の一覧性は決して悪くはないのですが…ベッドなどは1商品ごとにシングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングといったサイズごとにやマットレスの有無、種類でも価格が異なるので、一覧画面ではどうしても価格表示が51,200円~143,700円のように幅表示になるため、お客様の本当に比較したい価格での一覧性はまったくなく、ひとつずつ商品ページに行ってサイズやマットレスの有無、種類などを選んではじめて価格がわかるので、複数商品を比較するのがとても面倒臭い状態ですね。

お店や発注する先のメーカー側としての商品管理上は、ひとつの商品ごとにサイズやマットレスの違いで選んでもらうのがわかりやすいのだと思いますが、果たしてお客様はそうでしょうか?

部屋が狭いからシングルにするかセミダブルにするか迷っておられるお客様はいるかもしれませんが、シングルとダブルやクイーンとを比較検討するお客様はかなり稀(ほぼ別の客層)だと思います。

まずはサイズを決め、その中から好みのモノを比較するのではないでしょうか? 貴店にも上部メニューにベッドタイプ別検索でサイズ別に一覧ページに行けるようにはなっていますが、結局はその一覧ページでは価格比較はできず、個々の商品ページに入って再度、サイズから選ぶしかありません。

また個別の選択も
例) http://www.fukafuka-futon.net/product/2537
サイズ、開墾設置の有無を選び、マットレスの有無や種類を選び、カラー(色)を選んでやっと価格表示です。

その際もマットレスの種類の違いは、タイプのドロップダウンボックスが表示されて10種類もの中から選ばなければなりませんが、そのマットレスの違いは下にスクロールしていってもどれがどのマットレスの特徴、仕様なのか? 正直わかりませんというか、種類も多く、文字も小さく、番号で区別もなく、3ゾーンだ7ゾーンだスタンダードだデラックスだラグジュアリーだと貴店での用語での分類だけで、素人であるお客様にはよくわかりません。

根気強く、時間に余裕のあるお客様ならじっくりメモでもとりながら比較検討してくださるかも知れませんが、私のように気の短い客なら…
「メンドクサっ! よくわからんから他のお店に行こ~っ」と帰ってしまうリスクもありますね。

数多くの商品、組み合わせ、品揃えはお店の大きな武器でもありますが、素人であるお客様にもわかりやすく順を追って簡単に選んでいただけなければ諸刃の剣でもあります。

比較検討するための価格も含めた一覧性と、オプションなどの選びやすさはぜひ改善されることを期待します。
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また、そもそもすべてのお客様がベッド選び、寝具選びに長(た)けていたり、明確な自分の好みを把握しているわけではありません。

年配の方ならもう人生で何度となく寝具選びをしてきたかもしれませんが、若い方なら初めて自分でベッドや寝具を選ぶ人も多いでしょうし、年配の方でも何十回と購入経験を持つ方は稀だと思います。

つまり、自分や自分の部屋に適したベッドや寝具の選び方がよくわかっていない方も多いのではないでしょうか?

例えば、初めて収納引き出し付きベッドを選ぶ方が、ベッド横に引き出しが引き出せる十分なスペースがあるかを確認せずにベッドのサイズだけで購入してしまい、後悔したというような話はよく聞きますし、結婚して初めてダブルベッドを買ったものの、ホテルのダブルの部屋のクイーンサイズと勘違いしていて、ダブルベッドの幅がシングル×1.4倍しかなく狭いことに初めて気付く、などといった話も、ベッド業界あるあるだと思います。

ベッドサイズの選び方、フレームタイプの選び方、マットレスの選び方、それらに合わせた布団や寝具の選び方などのガイダンスは当たり前なことかもしれませんが、「専門店」を名乗るなら、必要かつトップページで目立つ位置にアピールがあってしかりではないでしょうか?

その他ベッド、マットレス、寝具の手入れ、掃除、洗濯のアドバイスなども、寝具のプロショップとしては写真や図解入りで欲しいコンテンツですね。品揃えだけが専門店ではまだまだ不足です。

特にベッドを押されているならば、「ベッドに合う寝具選び!」のような、「ベッド&布団の専門店だからこそできるセレクト!」をプッシュして欲しいですね。家具屋にも布団屋にもできない、両方を扱うセレクトショップだからこそできる提案。その辺が貴店の強みを生かすことになるのではないでしょうか…
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その他、実用性の上で細かく気になる方が多いヘッドボードの機能や質感、細部写真は、メーカー写真の弱点です。どうしても1mくらい離れた遠景の写真どまりで、実際にベッド周りでよく使う小物類を、実際に置くシチュエーションを想定して撮影されていることはあまりありません。

携帯電話や目覚まし時計だけでなく、読書用の照明や就寝時に使う化粧品や爪切り、耳掻きやメモ帳、ペン立てテレビ類のリモコン、ストレッチなどの健康器具類など、意外といろいろなモノをベッド周りに置く人は多いはずですね。

できるだけ細部や質感のわかる拡大写真は用意しましょう。
また、ヘッドボードやサイドテーブルベッド周りの小物収納や、病院やホテルのベッドテーブルなど…まだまだ商品提案の可能性もあると思います。

総評

プロショップとしてやはり実際にすべての商品を自分の目で見て肌で触れて自分で撮影して、そして何より寝転がってその質感や寝心地をご自身の言葉で伝えて欲しいと思います。

メーカーの用意した整った画像や説明文はキレイではありますが、セレクトした店長の思い、プロとしての誇りが伝わってきません。

ネット上で競合するメーカー直営やリアルでのベッド・寝具の専門店さんたちの、実際の商品を在庫展示して販売される方々の生々しい情報と比べられたら、すぐにほころびが見えてしまいます。

とはいえ、7年間も取り組んでこられているので、それなりの専門知識もあり、モチロン本気で「寝具、ベッドの専門店として成功してやろう!」と思われているでしょうから、ぜひ今後は商品そのものだけでなく、見せ方、伝え方対応の仕方にもプロショップとしての貴店のオリジナリティを発揮して、ご自身の生の体験や言葉で伝えていただきたいと思います。

アイデア不足や行き詰まりを感じられた際には、ぜひお気軽に相談会にお越しください(^^;)

ダメ出し!道場 登場希望者募集中

皆さん、こんにちは。
いつもお世話になっております。 おちゃのこネットの刑部です。

本メルマガの人気No.1コンテンツ、「ダメ出し!道場」のご愛読ありがとうございます。

さて、通常のダメ出し道場ですが、現在お待ちのショップさまはございませんので、お待ちいただくことなく診断できます。
太田仙人の診断を無料で受けられる貴重な機会ですので、是非手を上げるお店さんはご連絡下さい。

皆さんの前でダメ出しされるのは勇気が要りますけど、客観的なアドバイスを貰える機会は貴重なはず。そして、お店の現状に満足されている方はいらっしゃらないはず。
商売人さんには、こういう機会を貪欲に活かして頂きたいです。
実際、ダメ出し道場後にご自身でショップを改善し成果を出されているショップさまも多数ございます!

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『ダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

●リアルダメ出し道場について
リアルダメ出し道場についても、募集をさせていただきます。
まずは、1店舗のみ募集させていただき、応募後、太田仙人、弊社にて審査させていただきます。

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『リアルダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

過去のダメ出し道場は、バックナンバーよりご確認下さい。
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さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、HTML5テンプレートの左右エリアのタイトルにドロップシャドウを付ける方法をご紹介します。





スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。


.section_title h2 {
box-shadow: 2px 2px 5px rgba(0,0,0,0.3);
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

発送方法の選択について

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップロードした発送方法のラジオボタンについてです。

これまで発送方法の選択は選択リストでしたが、ラジオボタンを追加しました。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281593&id=1079&artlang=ja


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ネットショッピングに適した決済方法について

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今ページでは、EC通販サイトを運営する際にサイトを活性化させるためのノウハウを説明させて頂きます。
今回は「ショッピングの決済方法に関するノウハウ」です。

■ネットショッピングに適した決済方法について
利用者が日々増え続けているネットショッピング事業。ECサイトにおける決済方法はたくさんあります。それぞれにメリットデメリットがあり、どこまで網羅し、対応できるかで、サイトの利用率は大きく変わるといっても過言ではないでしょう。また、客層や商品のジャンルによっても好まれる決済方法は左右されるので、自社製品が好まれる利用者層に合わせた決済方法に対応できなければ良いサイト作りはできません。

まず大きく分けた場合ですが、インターネットで支払いが完了する決済方法と、ネットを用いない決済方法の2種類があります。

前者の場合は、
1) クレジットカード決済
2) 自動引き落とし
3) ネットバイキング
4) 携帯キャリア決済
5) 電子マネー決済。
など、細かく分類できます。

大きな特徴は、現金の取引をすることなく、通信機能を使ったり、銀行に貯蓄しているお金でやりとりをすることができることです。業者とクライアント双方の確認が素早く行える点や、24時間対応でショッピングを楽しめる点、手続きの面倒が少ないなどといったメリットがある反面、パスワードによる取引が多々あるため、詐欺や不正利用などの心配がある点がデメリットとなります。また、上限金があらかじめ決められていたり、条件を満たして会員などに加入しなければいけない場合もあるため、PC操作が苦手なクライアントにとっては、登録で購入をあきらめてしまう可能性があるという懸念があります。

一方後者では、
1)コンビニ決済
2) ATM決済(ペイジー)
3) 払込票決済
4) 銀行振り込み決済
5) 代金引換決済
などがあります。

メリットとしては自分の手で書類を用いて料金の取引を行うため、ミスが少なく、また具体的な紙幣のやり取りを行うために衝動買いを防止するための緩衝材となるなどが挙げられます。しかし、取引に時間がかかる、手違いや未払いが起きる可能性がある、納金できる時間が限られている、などのデメリットがあるので注意が必要です。近年では決済に対応しているコンビニも多いので、時間帯においてはある程度、問題が解決しつつあります。

傾向としては、ネットを用いた決済方法には若年層、用いない決済方法には高齢者の利用者が利用することが多いようです。近年はネット通販の拡大に伴いクレジットカードなどの決済方法が一般化してきている節もあるので、時代に合わせた対応が求められるでしょう。

自社サイトのニーズと、商品に合わせたた決済方法に対応していきたいところです。

★POINT
・ネットショッピングに適した決済方法は、インターネットで支払いが完了する決済方法と、ネットを用いない決済方法の2種類がある
・前者は24時間対応しているなど素早く決済ができる反面、PC操作による不具合などのデメリットがある
・後者は直接のやり取りのためトラブルが少ない利点があるが、時間がかかるという問題点がある
・自サイトの特徴に合わせた決済方法の対応が求められる

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一にSEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

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編集後記

先日、頼まれて講演をやってきました。テーマは「中小零細企業に求められる情報発信の方法」。じつは今回の「オススメ参考書」はその講演の後で手に取ったのですが、「しまった、先に読んでおけば良かった」と反省しきりでした。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、おちゃのこサポートくらぶも参照ください。(http://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(http://www.ocnk.net/webmanual/

■おちゃのこネット公式ブログ
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■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
【おちゃのこさいさい】http://www.ocnk.me/
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