百歳人生時代をどう生きますか?

 

 

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

ときどき「ダメ出し!道場」の太田仙人と書き出しがかぶることがあって驚きます。今回も日本の超高齢化社会の話題でスタートしていたので、書評のために用意した五木寛之さんの『百歳人生を生きるヒント』をもう一度まじまじと見てしまいました。

このような偶然の一致を「シンクロニシティー」と呼ぶのですが、いろいろな識者に聞くと人生の転換期にシンクロニシティーが起きることが多いそうです。ちょっとオカルト的、スピリチュアル的な話ですが、そういう体験談をよく聞きます。

先日、埼玉県の上田清司知事のお話を聞く機会がありました。
知事が言われるには、「高齢化社会は先進国の宿命」であり、日本は「高齢化社会のトップランナー」なのだそうです。長生きする社会は子どもを多く作らないという生物的な理屈が当てはまっているゆえの少子高齢化であることを認識する必要があるとのことです。

そして日本の現状は、人口が少なくなっているのではなく、世代比率が変わっているだけなのだそうです。そもそも1945年の終戦時、日本の人口は7000万人でしたから、「1億人を割りそうだ」という話はそれほど悲劇的なことではないはずです。

「たとえば生産人口を74歳までに引き上げると、日本は世界のトップになる」と知事は語りました。昔の74歳と今の74歳は元気さがまったく違います。病気や怪我をもっていない人が、明るく楽しく働ける環境さえ整えば、日本は高齢者にとってユートピアになるかもしれません。

「そのためには、落ちている基礎技術力を底上げし、女性と高齢者が無理なく働ける仕組みを作る必要があります」と上田知事は結びました。見方、考え方を変えるだけで、閉塞している日本社会の将来が明るく見えるわけですね。

今回の「オススメ参考書」は、文壇の大御所による高齢化社会の生きるヒントを紹介します。


オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

百歳人生を生きるヒント

五木寛之・著 日本経済新聞出版社・刊

780円 (税別)

日本の高齢化を象徴するように、高齢化社会をテーマにした本が売れています。2017年の年間ベストセラーは佐藤愛子の『九十歳。何がめでたい』でした。同書は百万部を突破して売れ続けています。

また、延命治療を拒否して百五歳で亡くなった現役医師・日野原重明さんのことも話題になりました。氏は亡くなる前年まで全国の小学校を回って子どもたちに授業をしていました。

そして今回、「生きるヒント」シリーズ累計600万部を誇る大作家・五木寛之が本書を上梓しました。帯には「長すぎる人生をどう味わうか。変化にとまどう大人たちへ贈る新しい生き方の提言!!」とあります。

五木寛之という作家を「知らない」という人は多くないと思いますが、経歴を簡単に記しておきます。1932年福岡県生まれ。朝鮮半島で幼少期を送り、47年引き揚げ。52年早稲田大学入学。57年中退後、編集者、ルポライターを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊編』ほかで吉川英治文学賞。シリーズ累計600万部(文庫含む)の『生きるヒント』の他、『大河の一滴』、『林住期』、『下山の思想』、小説『親鸞』などベストセラー多数。

と、本書には記されていますが、この人の経歴はそれだけで本が書けるほど多彩です。たとえば、「日本盛はよいお酒」というコマーシャルソングの作詞はこの人です。また、フォーク・クルセダーズの「青年は荒野をめざす」という歌の作詞もしています。

また、全世界で4000万部が売れた大ベストセラー、リチャード・バックの『かもめのジョナサン』を翻訳したのは五木寛之です。2014年には封印していた第4部が公開されて「完全版」として発表されましたが、こちらでは「創訳・五木寛之」と記されています。

さて、本書ですが、著者は「はじめに」でこう書いています。
***
「人生五十年」という死生観の時代に生まれ、その時代を生きてきた人間として、私はわたしなりに、百歳人生を歩く方法を考えてみたくなりました。
いま私たちはどこへ行こうとしているのか。これから、どう生きていけばいいのか。その歩き方も、まだわかりませんが、まずはこう自問しました。
百歳人生とは、人生の下り坂が、思っていた以上に長くなるだけのことではないか。麓の村が見えてきたと思ったら、その先の道のりが、思いのほかだらだらつづいていた、それは幸運や否や?
(中略)
はたしてそこに、これからはじまろうとする、百歳人生を生きる「ヒント」が見つかるかどうかわかりませんが、八十五歳の小説家のつぶやきとして、ご一緒に考えていただけたらと思います。
***

本書の構成は、50代から先の人生を10年ごとに区切って、それぞれにテーマを設けていることです。帯にはこうあります。
50代「事はじめ」…………長い下り坂を歩く覚悟を
60代「再起動」……………孤独の中で見えてくるもの
70代「黄金期」……………学びの楽しさに目覚める
80代「自分ファースト」…嫌われる勇気
90代「妄想のとき」………郷愁世界に遊ぶ

著者は「高齢化社会には仏教思想が必要」と説いています。西欧社会はキリスト教思想ですが、キリストは30歳で死んだため、キリスト教には青春の思想があふれています。それでは人生の後半を生きるヒントにはならないというのです。対して釈迦は80代まで生きました。当時の80代は非常な高齢者だったはずです。その思想が「長い下り坂」を生きる人々の杖となるというわけです。

50代ではこれからはじまる、後半の下山の人生を生き抜く覚悟を、心身ともに元気な時期から考えはじめます。

60代で、50代に思い描いた下山を実行します。これまでの生き方、生活をリセットして再起動する時期です。

70代は下山途中にあらわれる黄金期です。突然あらわれる平坦な丘のような場所を十分に楽しみ、活力を補充します。

80代では、社会的なしがらみから身を引き、自分の思いに忠実に生きます。周囲や環境に振り回されるのをやめて「自分ファースト」で生きる時期です。

90代では、たとえ体が不自由になっても、これまでに培った想像力で時空を超えた楽しみに浸ります。どんどん妄想すればよいのです。

本書では「下山」という言葉がテーマになっています。山を下るというとマイナス思考のように思えるかもしれませんが、そうではありません。登山で頂上を極めたら、必ず下山しなければ家に帰れません。ベテランの登山家ほど、上りよりも下りに注意を払うそうです。しろうとがオマケのように考えている下山こそが、登山のクライマックスであるというのです。

そして60代、いよいよ老いを意識しはじめる時期になったら、生活や心理的な習慣をできるかぎり捨て、群れから離れるべきだと著者は言います。著者には『林住期』という作品がありますが、そこでは「俗世間にありながら出家の心を持つ」ことが提唱されています。ミニマリズムや断捨離という流行語は、そのひとつの形です。

70代で著者は「百寺巡礼」というTVの企画をスタートしました。体力的な不安はあったものの、始めてみると回を追うごとに気力体力が充実してきたそうです。ある茶人は「年をとったら何か人前に身をさらす稽古事をするといい」と言ったそうです。緊張感が心身によい影響を与えるのでしょう。

80代になったら、人に気を使うのをやめようと著者は提案しています。そのときに参考になるのがアドラー心理学を解説した『嫌われる勇気』だそうです。80代は遠慮のない行動をするのに最も適している年代だということです。

最後に90代は「妄想」がテーマです。記憶は無尽蔵の資産であると著者は言います。過去の楽しかったことをイキイキと回想すると、脳内神経が刺激されて途切れていた記憶の回路がつながり、認知症の予防にもなるそうです。なにしろ脳内の活動なら、身体のあちこちが痛くても自由です。

本書の「あとがき」で著者はこう語っています。
***
たとえば、書店の棚に、長生きのための健康の本や生き方本が、無数に並んでいますが、それも、もとを正せば、ひとりの人間の考えたヒントであって、絶対に正しいというものではないということです。そんな、ささいなことを例にとっても、この世に絶対にたしかなものはないというのが、私の考えなのです。
この本も、私の乏しい経験から絞り出された、一つのヒントであり、つぶやきです。
私が痛感するのは、自分が本当に自由で居心地のよい小さな場所を、毎日確保することができたらそれでいい、ということです。居心地のよい場所はどこか、それを知っているのは、自分だけです。
それを探しながら、日々歩きつづけることが、生きるということなのではないのか。あらためてそう思うようになりました。
***

この本から何かを得ようとは思わずに、気楽に読む。それが本書からヒントを得る一番の方法なのではないかと思います。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

「東京23区の人数が丸々消えてしまった!」

唐突ですが、SFやアニメや小説の話ではありません。
すでに起こった事実です。外国の話でもありません。
この日本で過去20年の間に、15歳~64歳のいわゆる現役世代人口が、なんと1000万人も減ったそうです。東京23区の人口に相当する数がいなくなったのです(5月に放送されたNHKスペシャルからの情報)。

一方で、それを埋めるのは65歳以上の高齢者と外国人労働者で、その割合は全労働者人口の12.4%にもなり、その比率は世界一なんだとか!

東京ではもう当たり前になって久しく、明らかに定年年齢以上の年配の方や外国人の方がコンビニや飲食店、清掃や工事などで忙しそうに働く姿をよく目にします(仕事はあるのに人手が足りない)。

一方で、日本人の若者はニートが増え、定職に就かず、20歳を超えても(中には30代、40代になっても)親のスネをかじり、納税義務すら果たしていない人も増えていたり…(仕事はあるのに働こうとしない)。

また地方では高齢化に加えて過疎化も進み、人口減少、税収減で財政が破綻した、破綻しかけている市町村も少なくなく…人はいるのに仕事がない、もしくは人が生きて行くだけの仕事がないといった状況が生じています。

うーん、ツライ、厳しい…どんより…。

と、ただただ暗くなっていても始まりません!

根本的、大々的な解決には政治の力が必要でしょうし、私の意見など役にも立たないでしょうから、ここでは政治的な発言は差し控えます。

でも、おちゃのこショップさんをはじめとする中小事業者の目線では、あえて物申す!(^^;)。こうしたピンチ!? もチャンスととらえ、インターネットだからこそ、地方に居ながらにして都会のお客様を相手に、増えて行く高齢者のハートもしっかりと掴まえて商売していけばいいんです!

さて今回はいつもの「ダメ出し!道場」ではなく、5年前の2013年6月に「ダメ出し!道場」に登場していただいたお店の振り返り企画です。

今やおちゃのこネットのセミナーでも講演していただく名物店!
「乳・アレルギー対応パンのtonton」さんです!

tontonさんは石川県小松市のパン屋さんで、元はどこの街にもある普通の地元のお客様向けの小さなパン屋さんでした。それがおちゃのこネットでの販売とお客様の声をきっかけに、今では直営店3店舗も含め、全国80店舗以上への卸も行う「乳・アレルギー対応パン」専門店事業を運営する会社に成長されています!

地方の小都市に居ながらにして、個人向け通販だけでなく、東京をはじめ、全国相手に卸販売まで実現した「おちゃのこショップ」の成功事例! ぜひぜひ参考にしてみてください!

それでは「ダメ出し!道場」振り返り企画のスタートです!(^^;)

ダメ出し!振り返りショップ
2013年6月
ダメ出し道場No.61で登場
乳・アレルギー対応パンのtonton
振り返る
2018年7月
現在のショップ
乳・アレルギー対応パンのtonton

ショップ名 :「乳・アレルギー対応パンのtonton」さん

PCサイト : https://www.tontonshop.com/

※レスポンシブテンプレート

【参考】2013年6月の「ダメ出し!道場」
http://www.ocnk.net/ocnk_ma/ocnkmagazine_asm179.html

5年前の「ダメ出し!道標」を要約すると…

当時から「卵・牛乳アレルギー対応パン」「卵・乳製品不使用パン屋」でありながら、店名は「食パンのトントン」で「名は体を表す」になっていなかったところを直し、コンセプトとターゲットを今一度見直しましょう!
また、「アレルギー対応パン屋」という専門店・プロの熱い思いはありながら、「通販」という点ではまだ細かい写真や表現が不十分だった点をいくつかアドバイス…。

という内容でした。

ただ当時から、店長の井藤さんはとにかくアグレッシブ(超積極的)で、おちゃのこショップの他に、会社サイト、工場サイト、ブログにtwitter、FacebookにYoutube、そして顧客への熱いメルマガ! と、すべてご自身でとにかくこまめに徹底的に情報発信、コミュニケーションされておられました。

また、「ダメ出し!道場」を機会に、石川県からわざわざ兵庫の私どもに会いに来てくださり、一緒に食事をし、温泉に浸かり朝まで語り合いました。

その行動力、実行力、継続性、熱意には感心を超えて感動すら覚えました。

「これを言っちゃあおしまい!」かも知れませんが…
「簡単にマネできるような店長さんじゃない!」

私が過去20年間のネットショップコンサルタントとして出会った店長さんの中でも、3本の指に入るスーパーマン店長さんのお一人です!

でも、誤解しないでいただきたいのは…

井藤店長は何も、世界初の画期的な製品を発明したわけでも、ハイテクITや超絶カッコイイホームページデザインのスキルがあるわけでもありません。ネットショップとしてはただただ当たり前のことを当たり前にコツコツとひたむきにやり続けてこられているということです。

電話インタビューにて…

久しぶりのお電話で懐かしい声、相変わらずお元気です!(^-^)

当時まだ中学生だったお子さんが、もう大学生になって家を出た!
とか…私も孫ができました! とか、5年の間のプライベートな変化を報告し合いながら、ビジネスの変化についてもお聞きしました。

5年前の「ダメ出し!道場」以降、店名やコンセプトを明確に「乳・アレルギー対応パンのtonton」として明示したこともあって、ネットショップは順調にお客様も売上も増え(年商で4~5倍)、また井藤店長が力を入れておられる「お客様(既存客)」へのメルマガでの情報発信でリピートを促したり、お客様と積極的に話をしてお客様のご意見、ご要望、情報、アイデアをどんどん聞き、それを商品や活動に取り入れて行くことをひたすら実行されてきたようです。

しかしそれ以上に会社トータルで急成長したのが全国80店舗以上へのB to B(卸販売)事業。でもこれは、いかにもやり手ベンチャー事業家がやるような、新たな仕組みや体制を作って自ら仕掛けて行ったようなことではないのです。

ネットのお客様から、「美味しいし気に入っているけど…送料やクール便代もかかるし、まとめて注文すると冷凍庫に入りきらない、鮮度が落ちる…などもあって近くのスーパーで売ってたら少量ずつ買えるのに…地元のスーパーさんに取り扱ってと紹介したい!」とのお声がかかります。

実は井藤店長も、自らスーパーへの卸販売の営業にチャレンジしたこともあったそうですが、売り込んでいっても、全国ブランドの大手パンメーカーの商品と同等な価格安売りを求められたり、アレルギー対応パンなんてそこまでのニーズはないだろうと相手にされなかったり…と、卸販売はまったくうまくいってなかったそうでした。

しかし、お客様が一消費者としてお客様の地元のスーパーさんに、「アレルギー対応パンを売ってほしい! ぜひtontonさんのパンを置いてほしい!」と働きかけて下さると、なんとスーパーさんの方から「ぜひ売らせてくれ、卸してほしい」とお声がかかってきたそうです。

「アレルギー対応パン」で検索すればいくつかの販売店は見つかりますが、ひと言にアレルギー対応パンといっても、単純にアレルギー物質(アレルゲン)を材料に使っていないだけではダメで、工場機材、設備を普通のパンと併用している業者では「コンタミネーション(汚染)」と呼ばれる原材料として使用していないにもかかわらず、前回の製造時の残留アレルギー物質が微量混入してしまうことが起きる可能性があるので、敏感なアレルギー体質の方にとってはとてもシビアなことなのです。

通常パンと設備から分けて、工場そのものにアレルゲンをいっさい持ち込まないことまで徹底してやっている製パン業者となると、全国を見てもtontonさんの他にはなかなかいないようです(アレルギー対応パンをうたっていても、通常パンと同じ工場設備で作っている製パン業者は複数あるようです)。

そんな徹底ぶり、こだわりもあって、卵・乳アレルギー持ちのお客様、お子様をお持ちのご家族などに口コミでも広がり、ネットのお客様がまるでtontonさんの営業マンのように全国各地のスーパーさん、量販店さんに要望を上げていただいて、引き合いがくるようになったのだそうです。

また、中にはみずから「tontonさんの生地でパン屋さんを開業したい!」という方まで現れ、フランチャイズ事業として1号店もできたとか!

正に、ネット黎明期にいわれ今や死語となった感もある「クリック&モルタル」の典型的な成功事例ではないでしょうか。

しかも、リアルのビジネスが地元石川県内だけではなく、全国各地、他府県を相手に広がったという点が素晴らしいと思います。

スマホ対応やSEO対策は?

ここ5年というと、多くのネットショップさん(特に低迷ショップさん)が気になるスマホ対応やGoogleのロジック変化への検索対策(SEO)について、私も気になったので聞いてみましたところ…

「特に何もやってません!(笑)」

明るく元気にご返答!(笑)

もちろん、サイトはおちゃのこさんのレスポンシブのテンプレートでスマホにも対応されてはいますが、特にスマホだからと意識してページやコンテンツを作ったりはされていないとのこと。

またSEOも、業者に依頼したり検索順位を意識してテクニカルなことはいっさいされていないとのこと。

総評

5年前に「ダメ出し!道場」がきっかけでお話を詳しく聞いて…5年経って新たに取り組まれサイトも事業も確実に成長されているtontonさん。

でも…
5年経ってもブレずに変わってない点があります。
それは「商売の基本、信念、理念」です。

tonton井藤さんの場合は「アレルギーで悩み困っている子どもたちに美味しいパンを食べさせて喜ばせてあげたい!」という思いです。

こう書くとなんだか単なる精神論のように感じる方がいるかも知れませんので、少し噛み砕いて具体的に説明します。

「兄弟姉妹、友だちが美味しそうに食べているいろいろなパンを私も僕も食べたい!」という卵・乳アレルギーの子ども、そんなお子さんのママ、パパ、おばあちゃん、おじいちゃんたちの「悩んでいる、困っている」をしっかり聞いて解決してあげる! → 卵・乳を使わず、それでも美味しくてふんわり甘いいろいろなパンを日々開発!

これを実現するためのさまざまなアクションを、日々コツコツとやり続けておられるのです。tontonさんの成長・成功の秘訣を考察してみました。

・とにもかくにも商品開発!

リピートしてもらえるのも、卸の引き合いがくるのも
「さまざまな種類の美味しいパン」があってこそ!

・いまさらながらメルマガ!

既存客を大切に! メルマガで働きかけ!
思い出してもらう、好きになってもらう、営業してもらう!
お客様の口コミ、紹介が何よりの営業・販促。

・「情報発信」が集客コンテンツ!

メルマガ・ブログに書いたことをFacebookやTwitter、
InstagramなどSNSにもコピペすればよい!
それぞれのコンテンツが溜まっていけばお店への入り口も
増えるし、お客様が好きなSNSを使って口コミ拡散してもらえる。
動画顔出しだってドンドンやる!
Youtuber店長! で親近感・信頼感。

・SEO? HTML? スタイルシート? そんなことより商売そのもの!

IT技術やデザインスキルも、常識レベルで知っておくのは良いのですが、
専門書を読み漁ってまでテクニックを勉強する暇があったら、
商品開発や、お客様とのコミュニケーションに
時間と労力をかけましょう!

tontonさんも最初はご夫婦で始めた小さなパン屋さん。「東京で流行っている小洒落たパンを作れば石川でも売れるんじゃない?」とやってみるも売れず…

悩んだ中でお客様の「こんなパン欲しい」を聞いては作ってみる、を繰り返す中で、アレルギー対応パンも手掛ける。でもどんなに気を付けても同じ設備で作れば普通のパンの材料(アレルゲン)が混入するかも!? というリスクが店長のストレスに…。

材料だけでなく製造設備まで分けた「真のアレルギー対応パン工場を!」というのが一つの大きな賭けだったのだと思います。

「当時はなーんも深く考えてなかったんです!(笑)」
と明るくおっしゃる井藤店長ですが…

その決断をしたことが正に運命の分かれ道。
日本で唯一!? に近い、真の「乳・卵アレルギー対応パン」の専門店としての道を歩むことになったのです。

でも、その道を、徹底してお客様と会話することで常に商品を開発・改良しブラッシュアップして突き進んで行かれているからこそ、今の大きな右肩上がりの成長を果たされているのだと感じます。

牛乳も卵も使わないのに…アンパン、メロンパン、クロワッサン、レーズンパン、サツマイモスティックなどの子どもたち憧れの菓子パン類はもとより、最近ではチーズ風豆乳クリームを使った「りんごとレーズンのチーズ風おやきパン」、牛乳を工場ラインから完全分離するのが極めて難しいとされるミルクフリーのチョコレートを使ったフレークや、ホイップクリームたっぷりのケーキが作れるセットまで! アレルギーの子にとっては憧れのスイーツ(もちろん【卵・乳アレルギー対応】)も手掛けられています。

もはやアレルギーじゃなくてもローカロリーでダイエットやヘルシー志向スイーツとして食べてみたいですよね!

もちろん、これらの商品もすべてが大ヒット、すべてが人気商品! では決してないとは思います。でも…

「良い商品を持たずして良い商売はできず」
常により良い商品を! とお客様の声をもとに商品開発を怠らない姿勢が重要です。

これはおちゃのこネットを使う多くの小さなネットショップさんたちでも大いに参考にしてほしい点です。

生き残るためには常にお客様にとって「良い商品・サービス」を生み出す努力が必要ですね。でも難しく考えすぎないでください。
tontonさんは何も革新的な技術で世界初の画期的な商品を作っているわけではありません。自社が持っている技術や設備とさまざまな情報をもとに材料や道具の仕入れ先を探し、組み合わせて+αの価値を加えた商品を生み出しているのです。

「製造なんてしたことない、ウチは仕入れ販売だから…」という小売店さんでも、仕入れ先A社の商品とB社の商品にC社のパッケージでセットしたら? お店の付加価値を加えて新商品って生み出せるものですよ!

私の20年の経験上…生き残っているお店は常に新商品を生み出している。メーカーだろうが小売店だろうが言えることです。
これができないお店は、過酷で熾烈な価格競争、値引き合戦の結果、消耗して消えていくのです。

ぜひtontonさんを大いに参考にしていただきたいと思います。

tontonさんの今後の事業展開について、「また近々お会いしてお話ししましょう!」と約束してお電話を終えました。お会いするのが楽しみです!(^-^)

読者の皆様にも! モヤモヤと悩んでいるそこの店長さん!
まずは目からウロコを落としに! 頭をガーンと叩かれに!
ぜひお話しに来てください! 怖くなんかありませんよ!
優しくお話ししますよ~!(^^;)

「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメール( info@style-e.com 太田まで)、もしくは直接お気軽にお電話(072-756-7234)くださいませ。



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメール( info@style-e.com 太田まで)もしくは直接お気軽にお電話(072-756-7234)くださいませ。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回はトップページの一覧部分に表示される「もっと見る」ボタンの色を変更する方法をご紹介します。





スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

#FF0000で赤色になります。
カラーコードはご自身で変更ください。


.more_item .general_btn {
color: #FF0000;
}

.use_hover .more_item .general_btn:hover {
color: #FF0000;
}


 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

おちゃのこバナー

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、毎月アップしているおちゃのこバナーについてです。

おちゃのこバナーは、汎用的に利用できるバナー画像です。
おちゃのこネットユーザーであればどなたでも無料でダウンロードしてご利用可能です。
管理画面トップページの左エリアのバナーよりダウンロードいただけます。
是非ご活用ください。

よろしくお願い致します。

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

アクセス解析でサイトの課題を見つける考え方

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「アクセス解析でサイトの課題を見つける考え方」について説明させて頂きます。

■サイトの課題をアクセス解析で見つける

ECサイトを運営していくにあたり、自己のサイトを見直し、改善点を見つけるのはとても大切です。

コツコツ更新していくのも必要ですが、そのうえでよりアクセスを集めたり、ユーザーの満足度を上げたり、そして最終的には成約率を高めたりするように、サイトの課題を見つけていくのは欠かせないでしょう。

アクセス解析の目標は、CV数の向上。つまりECサイトの場合は商品購入をCVとして考えます。

サイトのCV数を増やすためにアクセス解析を行うのですが、単に数字を見て満足するのではなく、今後CV数を向上させるため、何が課題なのか考えなければなりません。

主にアクセス解析のツールで運営者が把握出来る情報は、

・ユーザーの情報(性別や年齢、地域)
・ユーザーの流入元(検索や外部リンク)
・一番初めに見られたページ
・よく見られているページ
・離脱したページ
・CVしているのかどうか

細かくあげればその他にも多くの情報がありますが、これらのようなデータを分析すれば、自ずと課題が見えてきます。

ちなみにアクセス解析にはGoogleアナリティクスのような解析ツールが便利です。他にもRTmetricsやBizMark、SiteCensusなど様々あります。

無料でありながら高性能を誇るGoogleアナリティクスがとても人気があります。初心者でも分かりやすく、上級者が求める情報にも対応されるレポートが魅力です。

■解析ツールで課題を発見してみる

より詳細に情報を分析するのが最終的な目標ではありますが、基本的な方法を把握し、課題を見つけるやり方も理解しておくべきです。

まずは、サイトのボリュームゾーンを見つけます。これは、多くのユーザーが訪問している場所を発見する事で、サイトの改善に繋がります。

なぜなら、CV数を上げようとサイトを改善しても、全くユーザーが訪れていないページ(例えば特定商取引法表示ページ)に時間を割いても、全体への影響が小さいからです。

サイトの改善にはまず、よくユーザーが訪れ、見てくれているページから改善するようにすると、CV数の向上に期待出来ます。

至極当たり前のように聞こえるかもしれませんが、勘違いしてはいけないのは、単にアクセス数の多いページを知り、改善するという事ではありません。

よく見られているページがあったとしても、

「PCで見ているのかスマートフォンで見ているのか」
「検索からの流入か広告からなのか」

といったように、ユーザーそのものの状況はページによって異なるものです。さらにいえば、トップページから流入したのか、個別ページから流入したのかという点でも、ユーザーが求めているものは異なるといえます。

これらの情報が、CV数の向上に役立つものとなりえるのです。

■CVRの数値とビュー数の比較

コンバーション率であるCVRをあげるのが一つの目標です。
ここで分析として必要なのが、CVRの高低とビュー数のチェックです。

見つけるのは、

・CVRが低いけど多くみられているページ
・CVRが高いがビュー数の少ないページ

これらの情報です。

CVRが高いけれどビュー数が少ないページがあった場合、単純に言えばそこへの流入が増えればCVRも自然と増えて行くという考えに行き着きます。

対してCVRが低いがよく見られているページは、抽象的ではありますがCVRを増やすための工夫をしたり、CVRの高いページに誘導したりするのが良いかもしれません。

また、スマートフォンやPC、Googleから検索しているなど、ユーザーの情報別にもCVRを増やす情報を得られます。

どういったユーザーから見られているページで、どのユーザーが来ているページはCVRが高いのか把握するのも良いでしょう。

単に記事を更新しているだけでは、成約につながってくれるとは限りません。こまめにアクセス解析を行い、サイトの改善点を見つけるべきです。

これは、結果を出すサイト作り、そして作業の無駄を減らす意味でも非常に大切になるでしょう。

★POINT
・解析ツールを利用してサイトの課題を見つける
・CVR向上のための情報を集め、施行する。

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

「ショップインタビュー」であちこちのネットショップを取材させていただいています。毎回の取材が勉強の連続です。次回から、その成果をお読みいただけると思います。ご期待ください。
(おちゃのこ山崎)

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