コンテンツ・ビジネスの新しい風号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

出版業というと構造不況業種の代表格のように思われていますが、右肩上がりの成長を続けている大手もあります。その代表格がハースト婦人画報社です。

婦人画報社は1905年創刊で日本最古の女性誌であった「婦人画報」がルーツです。創刊編集長は国木田独歩。独歩の死後、東京社が雑誌を継承し、社名を婦人画報社と改めます。

同社は「MEN'S CLUB」でアイビーブームを牽引し、「25ans(ヴァンサンカン)」で富裕層のお嬢様読者を開拓。世界メディアの日本版である「エル・ジャポン」もここの発刊です。

その後フランスのラガンデールの子会社となり、社名もアシェット婦人画報社と変わりましたが、新聞王ハーストの巨大メディア会社ハースト・コーポレーションの所有となり、今年からハースト婦人画報社に社名変更しました。

それにともなって就任したニコラ・フロケ新社長は、「ワン・ハースト」構想を掲げ、2年後にデジタルとプリントの売上を同額にすると宣言しています。すでに雑誌数よりもデジタルマガジンのほうがタイトル数が多く、雑誌読者と広告主をリンクさせたECやショップイベントを多彩に展開しています。「雑誌も発行するデジタルパブリッシャー」というのが最近の同社の位置づけです。

今回はショップインタビューはお休みで、「オススメ参考書」をお届けします。


オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる

蔭山克秀・著 KADOKAWA・刊

1,500円 (税別)

アダム・スミス、マルクス、ケインズ、ドラッカー、ハイエク、シュンペーター、ピケティ…。名前はご存じと思いますが、このうち読んだ本はどのくらいあるでしょうか。

「ビジネスマンの必読書」といわれる本は世にたくさんありますが、それらを全部読むには大変な努力と時間が必要です。途中で眠くなってしまったら、せっかく購入したのに本棚の肥やしになるだけです。

そんな「読んでないけど、読んだほうがいいんだろうなあ」という本50冊をまとめて「読んだこと」にしてくれるのが本書です。著者は代々木ゼミナール講師として「現代社会」「政治・経済」「倫理」を指導し、授業を全国配信している蔭山克秀氏。あらゆるレベルの受験生から「蔭山先生の授業は別次元」という至高の評価を受けている人です。

本書はもともと、「代表的な経済思想を、ざっとでいいから知っておきたい。手軽に学べるわかりやすくておもしろい本はないか」という著者の希望で生まれたものです。「その1冊さえ読めば、スミス、ケインズ、マルクスはもちろん、ピケティ、ディートン、アカロフ、ハイエク、スティグリッツまでわかる本がほしい」という願いは、著者に地獄の苦しみを体験させることとなりました。

編集部から届いたずっしり重いダンボール箱には、本書で紹介する本がぎっしり。著者はそれらを予備校のオフ期である1月から3月まで、毎日10時間かけてひたすら読み続け、本書の原稿を作成したのです。

そんな本書は次のような構成になっています。
・はじめに

・第1章 「経済学」の基本が分かる名著13冊
『国富論』スミス、『人口論』マルサス、『経済学および課税の原理』リカード、『経済表』ケネー、『雇用・利子および貨幣の一般理論』ケインズ、『経済学の国民的体系』リスト、『純粋経済学要論』ワルラス、『経済学』サミュエルソン、『統治二論』ロック、『経営行動』サイモン、『財政理論』ブキャナン、『セイラー教授の行動経済学入門』セイラー、『マクロ経済学 入門編』マンキュー

・第2章 経済発展と自由主義が分かる名著13冊
『隷従への道』ハイエク、『経済発展の理論』シュンペーター、『資本主義と自由』フリードマン、『クルーグマン教授の経済入門』クルーグマン、『入門経済学』スティグリッツ、『企業とは何か』ドラッカー、『ナッシュは何を見たか--純粋数学とゲーム理論』ナッシュ、『波乱の時代』グリーンスパン、『リスク・不確実性および利潤』ナイト、『社会的選択と個人的評価』アロー、『人的資本』ベッカー、『正義論』ロールズ、『自動車の社会的費用』宇沢弘文

・第3章 「資本主義」が分かる名著13冊
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』ウェーバー、『資本論』マルクス、『狂気とバブル』マッケイ、『アニマルスピリット』アカロフ/シラー、『21世紀の資本』ピケティ、『経済学原理』マーシャル、『コンドラチェフ経済動学の世界』岡田光正、『大転換』ポランニー、『有閑階級の理論』ヴェブレン、『帝国主義論』レーニン、『経済学の本質と意義』ロビンズ、『動態経済学序説』ハロッド、『近代世界システム』ウォーラーステイン

・第4章 「豊かさ」と「貧困」が分かる名著11冊
『ゆたかな社会』ガルブレイス、『消費社会の神話と構造』ボードリヤール、『ムハマド・ユヌス自伝』ユヌス、『貧困の克服』セン、『大脱出』ディートン、『経済学原理』ミル、『ゼロ・サム社会』サロー、『ソロスの錬金術』ソロス、『厚生経済学』ピグー、『貧乏物語』河上肇、『隷属なき道』ブレグマン

本書ではこれら50冊を、1ページから十数ページまでのボリュームで解説しています。各章の前半はページ数を多く費やし、後半は少ないページ数で紹介するというパターンです。

たとえばトップバッターのアダム・スミス『国富論』は13ページを使って解説しています。小見出しを拾ってみます。
・18世紀まで「経済学」は存在していなかった!?
・経済学はスミスへの“突っ込み”で発展していく
・「分業」は経済発展の重要キーワード
・「労働価値説」を理解すれば市場が分かる!
・必要なのは「貿易の自由」と「小さな政府」

そして各解説の最後には【ポイント】がまとめられています。たとえば『国富論』では次のように書いてあります。
アダム・スミスが唱えた「分業」「労働価値説」「貿易の自由」は経済学の基礎となる重要な考え方。

2番目のトマス・ロバート・マルサス『人口論』の解説につけられている小見出しは、次のようなものです。
・饒舌なネガティブ思考が面白い!
・人口は「かけ算」、「食べ物」は「足し算」で増える
・真実から目を背けるような政策は許されない
・マルサス大いに怒る

そして【ポイント】はこう書いてあります。
将来の予測により確実に起こる悲劇に目を背けず、具体策を講じるのがあるべき政策である。

14番目に登場するフリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエク『隷従への道』の小見出しは、こんな感じです。
・ハイエクが感じたイギリスの危機とは
・計画経済には致命的なデメリットがある
・人が自由でいられるのは「経済力」のおかげ
【ポイント】「計画経済」は、人が自由を手に入れるための経済力を奪うので絶対NG!

15番目は「イノベーション理論」でおなじみのヨーゼフ・アロイス・シュンペーター『経済発展の理論』です。シュンペーターはこの本で「イノベーションがもたらす劇的な変化こそが経済発展の主要因であり、資本主義の本質である」と述べています。
ここでは、小見出しではなく本文の太字強調部分を拾ってみましょう。

・普通の経済循環を「静態」とするならば、シュンペーターのいう発展は「動態」だ。
・イノベーションは「非連続的な“新結合”」だ。
・新結合は旧いものと“並んで現れる”。
・発展につながる新結合は、“新しい生産手段の増加”ではなく、“旧結合から奪い取った生産手段”によってもたらされる。
・銀行は購買力の仲介者から「購買力の“生産者”」となり、唯一の資本家となる。
・イノベーションの後には不況が来る。
・理性で制御できないほどの創造欲求、言葉で説明できないほどの執着心、激しい情熱こそが、イノベーションの原動力となり得る。
【ポイント】旧来のシステムと非連続的に突如起こるイノベーションこそが資本主義を支えている。

19番目のピーター・ファーディナンド・ドラッカー『企業とは何か』は、マネジメントの重要性を世に広めた名著といわれています。この人の著書よりは、大ベストセラーになった『もしドラ』で親しみを感じる人も多いかもしれません。本書ではわずか2ページの解説ですが、この本のエッセンスをみごとに伝えています。

--オーストリア系ユダヤ人として生まれたドラッカーは、ナチスの台頭に危険を感じ、大学卒業後に渡英。ロンドンで証券アナリストとして働いた後、アメリカに移住した。この頃から文筆活動を始め、『断絶の時代』を始めとするベストセラーを量産し、企業論・経営論の論客として不動の地位を築いた。

--彼はジャーナリストとして、まずGMから経営状況を内部分析するための取材を依頼されたが、GMの官僚主義的な経営方法を批判し、激怒された。しかし彼は、その経験をもとに『企業とは何か』を書き、「マネジメント(=組織運営のノウハウ)」の重要性を世に知らしめた。それがGMのライバル・フォードから絶賛され、その後同書はフォード再建の教科書となり、彼はフォードのコンサルタントとなった。

「決断の場面においては、トップは常に孤独である」
「他人の短所が目につきすぎる人は、経営者には向いていない。長所を見よ」
「対人関係のポイントは“話し上手”ではない。“聞く力”だ」
「変化はコントロールできない。できるのは、その先頭に立つことだ」

著者は「はじめに」で次のように述べています。
--書き上げた今となっては、この執筆は本当にやってよかったと思っています。今回分かったことですが、「経済学の名著」を次々に読み進めていくと、いつの間にか経済学をどう考えればいいかという「相場感」が、自分の中に形成されていきます。すると経済学の主流の考えや時代の流行、問題となるテーマなども理解できるようになり、世の中で起こる出来事も経済学的思考回路で考えられるようになっていきます。

--皆さんも本書をお読みになった後、「面白そうだな」と思う本があれば、ぜひ実際に読んでみてください。どんなに忙しい人でも、面白いと分かっている本ならば読めるものです。本書には、僕が実際にその本を読んだときのリアルタイムの苦労や感動も書いていますので、そういう部分もご自身の読書の参考にしていただけたらと思います。

経済学の入門書として、おすすめできる本だと思います。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

今回は後半に【実店舗のあるお店のSNS活用 ワンポイント講座!】もあるよ!

さて…
前回はカーナビやカーオーディオのお店でブランドのお話をしましたが、今回はファッション・アパレルのお店でのブランドです。

ファッションブランドもヴィトン、シャネル、プラダなどの世界中で多くの人が(たとえ自分は興味がなくても)知っているくらいのブランドもありますが…

一般的なファッションブランドは小規模~中規模で、それぞれある特定の客層や年齢層のコアなファンに支持されていることが多いですね。

街を歩けば星の数ほどのアパレル店があり、星の数ほどのファッションブランドがあります。東京、大阪、名古屋などの大都市にはそれぞれのブランドを扱うお店が何件もあったりするので、1日かければ何軒か回ってお目当ての商品を見つけることもそれほど大変ではありませんね。

でも地方に住んでいると、気に入ったブランドの服があっても地方には取扱店がなかったり、あっても1軒で取り扱いアイテムも一部のみで、欲しい商品はお店への「お取り寄せ」になったりします。
わざわざリアルのお店に出向いて行っているのに「お取り寄せ」…。
リアル店へのお取り寄せをすると、現物を見てからイメージ違いであってもお店の人に申し訳なくてキャンセルも言いづらかったり…

だったら家にいながらネットで検索、ネットで自宅に「お取り寄せ」。気に入らなければ気軽に返品のほうが気楽で便利ですよね。
ブランドメーカーの倉庫にある在庫なので品切れも少ないし、全国のお店から検索できます。ひょっとするとお店によっては、メーカーよりも安売りしているところも見つかるかもしれません。

いまさら、当たり前の話なのですが…

だからこそ、「通販市場」が伸びたのですし、「ネット通販」が人々の生活に当たり前のように浸透してきたんですよね。

通販を行う側は、ブランドやメーカーやそれを仕入れて売る小売店といった、いわゆる「業者」ですが、全体の市場・習慣・トレンド・流行を作り上げていくのは消費者の人たちなのです。

現代の消費者の生活パターンに「服のネット通販購入」は当たり前のこととして定着してきたんですよね。

でもそうなると(当たり前になると)、どんどん大資本の大手通販企業が参入してきたり、ベンチャー企業も資本を増強して巨大化してきたり…。
メーカーやブランドも直販サイトを立ち上げてきたり…

仕入れて販売しているだけの小規模小売店ネットショップは、どんどん追い込まれて競争に負けていってしまいます…
────────────────────────
さて、本日のお店は…地方都市のそんなアパレル小売店の一つで、ある意味、おちゃのこネットの最も典型的なお店かも知れません。
地方の小規模アパレル店、生き残り、成長のカギは!?

それではダメ出し!道場スタートです!(^^;)

ダメ出し!依頼ショップ
NATURAL CIRCLE

ショップ名 :
NATURAL CIRCLE(ナチュラルサークル)さん

PCサイトURL:
http://naturalcircle.ocnk.net/

カテゴリ :ファッション

おちゃのこネット以外のショップ:
【FC2ブログ】
http://naturalcircle.blog81.fc2.com/
【Instagram】
https://www.instagram.com/natural_circle/?hl=ja

第一印象。ブランド依存度100%の典型的自販機ショップ

トップページに来店したお客様の目には英語のブランドと商品写真だけがずらっと並び、明確な目的となるブランドがあるお客さんにはシンプルでわかりやすいかも知れませんが…

ただただ商品がずらっと陳列してあるだけで、お店の個性や言葉、セレクトショップならではのセレクトのこだわりやコンセプトの説明すらない…

お店の所在も、実店舗があるのか? さえもぱっと見ではわからない…
典型的な「ブランド自販機」タイプのお店ですね。

ブランド人気が高く、これでもお店が十分に儲かるだけ売れていればまったく問題はないのですが…

PCサイトのみで、スマホ対応もまだできておらず…
どうやらオープン以来ずっと大きなリニューアルはされていないようです。オープンした8年前はまだPCユーザー中心で良かったのかも知れませんが、スマホ中心の今となっては古さは否めません。

おちゃのこネットのスマホ対応の契約をして、スマホ対応テンプレートでリニューアルされることが、まずはすぐにできる改善点でしょう。

インタビューで浮き彫りになったこと

ナチュラルサークルさんは、山形市内に実店舗のあるアパレルショップさんで、数社、数ブランドを仕入れ販売するお店。店長の宮本さんは昨年、前任の店長さんが退職してから店長になり約1年。

オーナー社長さんは別におられて、会社自体はこのお店以外に飲食店を複数経営されているとのことです。

前任の店長さんに付いていたリピーターさんが減ったことや、一部のブランドがネット販売をさせなくなったために取り扱いを終了したりで、売り上げは右肩下がりだが、特に対策案もなく、現状維持で運営しているとのこと。

特にSEOや広告宣伝もしておらず、FC2ブログサイトでのブログとブランド名の自然検索とリピーターが数少ない集客手段。

特に近隣に意識するようなライバル店もないが、ブランドさん自体が直販をしていたり、ネット全体には販売店も多いので、特にアドバンテージのない当店は苦戦中の様子。

スマホ対応?SEO対策?広告宣伝?強みはどこに?

店長交代して1年の新人店長さんですが、社歴は長く、商品や運営に関する知識やスキルは十分なので、日々の運営業務には問題はなさそうです。

ただ上記で述べましたように、「ブランドの商品」に依存しきった商売ですので、お店としての強みや個性、特徴は何もなく、これから大きく右肩上がりに伸びていくことが期待しにくいのが現状です。

実店舗の業歴は10年以上と長いので、それなりにリピーターさんもいて、なんとか売り上げはあるけれど…ありがちな地方都市のご多分に漏れず、人口減少と高齢化でジリジリと業績は下がり、これからが不安な状況です。

ブランド品を扱うお店だけに、ブランドの商品を中心に事業を運営していくことからあまり脱却はしにくいのだと思いますが…

資金力が豊富なら、取り扱いブランドの拡充や品ぞろえの厚みを増して新規客を増やしていくのが定石なのかも知れません。

しかしながら売れ残すと不良在庫化してしまいやすい流行のあるアパレルは、むやみと在庫も増やせませんので難しいところですよね。
──────────────────────────────
ちょっとアパレル店についての考察を…

実はアパレルネットショップには確実な正攻法がありません。
言い換えると、一般的なネットショップの正攻法だけでは通用しないから難しいのです。

一般的には「安くて良い商品が売れる」のが小売り通販の常識。
同等の競合品なら安いほうが売れる。

食品や家電や家具、雑貨など大体においてはそうです。

けれどもアパレル、ファッションジャンルの商品は、必ずしもそうとは言えませんよね。

Aというデザイナーブランドと、BというデザイナーブランドのTシャツがまったく同じ素材、同等の縫製品質、同じシルエット、同じサイズだったとして…Aが1000円、Bが5000円であったとしても、Bというデザイナーやブランドが好きな人にとってはAには興味すらなく、値段が半額以下であっても買おうとは思わないですよね。

逆にAが好きでBなんてまったく知らない、興味もない方にとっては、たとえ5倍の値段の商品をプレゼントされたとしても嬉しくもない。

また、アパレルでは、品質、スペックの低い高級ブランドがあれば、質は高いのに比較的安いブランドもあります。

家電や、家具、食品などではあまり起こり得ないこんなことが、ファッションの商品ではよく起こります。それだけアパレルにとってはブランドは重要だということなのでしょう。

それゆえ、安易に「ブランド依存をやめましょう!」とも言えないのですが、少なくとも「セレクトショップ」を自称するお店ならば、メーカーブランドにのみ100%依存するのではなく、NATURAL CIRCLE(ナチュラルサークル)というお店そのもののセレクトをブランド価値として認めてもらい、「NATURAL CIRCLE」さんの選ぶ商品なら知らなくてもきっと良い物! きっとセンス良く着られる、カッコイイ! と思ってもらえるような提案をしていかなければなりません。

メーカーのブランドその物が強いか、ショップのブランド力が築けるか?
つまり、お店のブランディングができるかどうか?
それが生き残りのカギだと思います。

現在取り扱いの主力ブランドを軸にしながら、小物雑貨やアクセサリーなどをオリジナルでOEM製作で仕入れ、コーディネートしてセット販売したりしながら、徐々にオリジナル商品を増やしてオンリーワンで利益率の高い商売をしていくようなことは必要だと思います。

最近はそれこそネットのおかげで、小ロットでオリジナルのオーダーメイドをしてくれるアクセサリーや雑貨の工房やメーカーが見つけやすくなりました。むしろメーカーの量産品は中国製や第三国のやや品質に問題のある物も増えたので、日本国内の職人が作る工房、クラフト系の品質の高い物の価値が改めて認められるようになってきました。

NATURAL CIRCLE(ナチュラルサークル)さんもおっしゃっていましたが、10年も運営しているとお客様も10歳分年齢を重ね、ファッションの好みも変わったり、家族が増え、家計の事情も変わったりもします。

毎年、新たな若年層を取り込めれば良いのですが、運営する側も歳を取り、若いお客様の好みに合ったセレクトが難しくなるのも事実です。

うまくお客様とともに歳を重ねながら合うブランド、商品へとシフトしていくことがセレクトショップの中長期戦略には重要ではないでしょうか。

また、スマホやSNSといったお客様たちの生活スタイルもうまく取り入れていかねばなりません。アパレル店ならまずはInstagram !と考えるのは間違ってはいないと思いますが…

ただ自社でインスタに投稿すれば良いというものではありません。
https://www.instagram.com/natural_circle/?hl=ja

拝見したところ、ただ商品などを撮ってアップしているだけ…
コメントもハッシュタグもほとんどないですし、プロフにネットショップへのURL表記もない(お電話で指摘後、既に修正されています)のでは、SNSをやっている意味もありませんね。

実店舗のあるアパレル店のSNS活用 ワンポイント講座!

ここで実店舗のあるアパレル店のSNS活用についてコツを!

自店でのアカウント、情報発信ももちろん必要ですが、本当にSNSが効果を上げるのは、いわゆる「バズった時」。
つまり口コミで大勢のユーザーが投稿してくれたり、お店の投稿を拡散してくれた時に実際の集客や注文につながって効果が出るのです!

ではどうすれば良いのでしょうか?

まず、「拡散」を期待したい、狙いたいなら、今のところInstagramは標準の拡散機能(リツイートやリポスト)がないのでダメです。(将来的には機能が付加されそうな情報もあり)
むしろリツイートが簡単なtwitterがオススメ。

でも、アパレル店ならInstagramはやはりやっておきたいところ。
どうせやるならば、ちゃんと写真への説明やアピールをコメントと#(ハッシュタグ)を付けて投稿しましょう。 インスタはハッシュタグで検索されますし、そのハッシュタグを定番化させれば、お客さんが投稿してくれる際にも同じハッシュタグを付けてくれるようになります。

そして何より大事なのは!
実店舗を最大限に生かすのです!
実店舗に来店されるお客様にじゃんじゃん写真を撮らせて、インスタやtwitterにバンバン投稿してもらうように仕向けるのです!

店内に「店内撮影OK!」「インスタ、twitterなどSNS投稿大歓迎!」とか、ナチュラルサークルさんの場合なら例えば…
「ハッシュタグ 『#ナチュサー山形』 を付けて投稿してくれた方から毎月抽選でプレゼント有り!」のようなポスターを貼って促すのです。

今までは一般的に「店内撮影禁止!」のお店が常識でしたので、お客様はお店の商品を気に入っても、写真を撮るのをためらっていました。
でも、反対にお店が「撮影大歓迎!」ならば、いわゆる「映える」アパレルの商品がたくさん並んでいるお店は絶好の撮影スポットに変わるのです。

「投稿したSNSの画面を見せてくれたら5%オフ!」みたいな企画も、その場での購入を迷っているお客様の背中を押す販促になるかも知れませんね。

多くのお客様に撮って投稿してもらってこそのInstagram活用なのです。
そして写真だけでなく、ちゃんとお店のハッシュタグを付けさせるためのプレゼント企画。ハッシュタグで検索したらお店の公式アカウントの投稿もヒットするので、お店の所在やURLへもすぐにたどり着く。

ネットショップの集客にもつながりますね!

これはアパレル店だけでなく、飲食店や実店舗のあるお店ならどこでも比較的簡単にできる方法ですので、ぜひ他のお店の方もやってみてください!

SNSの活用とは、自ら投稿するだけじゃダメなんです!

時代と環境に合わせた変革を!
総評

なんとかそつなく日常をこなしているお店ではありますが、オープン以来8年間の世の中の変化に取り残された感が否めません。

まずはスマホ対応は早急にすべきですが、根本的なブランディングやこれからの数年後を見越した商品や通販の基本戦略を考える時期がきているかと思います。

逆に競合相手のいない山形では、むしろオンリーワンショップとして強みを作って成長できるチャンスもあろうかと思います。

遠方ですが、あらためて社長さんを含め一度ご相談いただければ幸いです。(お電話でも相談会は可能です)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読者の皆様も! モヤモヤと悩んでいるそこの店長さん!
まずは目からウロコを落としに! 頭をガーンと叩かれに!
ぜひお話しに来てください! 怖くなんかありません!
優しくお話ししますよ~!(^^;)

「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメール( info@style-e.com 太田まで)もしくは
直接お気軽にお電話(072-756-7234)くださいませ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回はグローバルナビゲーションに開閉ポップアップメメニューを追加する方法をご紹介します。
基本的には、管理画面の設定だけで表示可能です。

管理画面からポップアップリンクを追加

管理画面→デザイン管理→配置/画像/コメント設定の「ポップアップリンク追加」ボタンをクリックしてください。
ポップアップリンク設定画面が開きますので、タイトル、アイコン、内容を設定します。

 
カテゴリ一覧と同様のデザインでメニューを設定する

下記のサンプルHTMLを貼り付けていただくと、カテゴリ一覧のようにメニューリンクを設置可能です。
それぞれ、タイトルやリンク先をご希望の内容に編集してご利用ください。


<!-- 自由に記載する場合 -->
<div class="box_padding box_margin">自由にテキストやHTMLを記載可能</div>

<!-- カテゴリ一覧のようなメニューを表示する場合 -->
<div class="popup_nav_title">
<div class="upper_popup_nav">
<div class="popup_sub_title">
<span class="title_head_space"></span>
<span class="title_text">タイトル</span>
<span class="title_end_space"></span>
</div>
</div>
</div>

<div class="popup_nav column1">
<ul class="inner_popup_nav flex_layout advanced_flex_wrap padfix reset_list_style">
<li class="popup_nav_item wrapped_item flex_layout">
<a href="リンク先" class="nav_btn flex_layout flex_a_center item_list_link" data-sub-menu="">
<span class="nav_text">
<span class="nav_space"></span>
<i class="fa fa-chevron-right right_side_nav_icon chevron_right_icon" aria-hidden="true"></i>
<span class="nav_label">メニュー名</span>
</span>
</a>
</li>
<li class="popup_nav_item wrapped_item flex_layout">
<a href="リンク先" class="nav_btn flex_layout flex_a_center item_list_link" data-sub-menu="0">
<span class="nav_text">
<span class="nav_space"></span>
<i class="fa fa-chevron-right right_side_nav_icon chevron_right_icon" aria-hidden="true"></i>
<span class="nav_label">メニュー名</span>
</span>
</a>
</li>
</ul>
</div>


 



なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

Instagramの「ショッピング機能」

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。

今回は、先日アップロードしたInstagramの「ショッピング機能」用のCSVファイル出力をご紹介します。
CSVファイルを利用すると一度に複数の商品をアップロードすることができます。

詳細は下記のFAQをご覧ください。
・インスタグラムでおちゃのこネットの商品をタグ付けする
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281602&id=1168

・Instagramショッピング用のデータをダウンロードする
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281575&id=1167

よろしくお願い致します。

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

売れるサイトにするためのデザイン

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「売れるサイトにするためのデザイン」について説明させて頂きます。

■ファーストビューを意識

なかなかECサイトの売り上げが上がらない・・・そういう場合には、サイト制作を今一度、確認してみる事も大切です。

ECサイトにおける売り上げは主に、集客とリピート率、そしてコンバージョン率が組み合わさる事で構成されています。

どれも大切な要素ではあるものの、例えばコンバージョン率を高めるには、商品ページのデザインに一工夫加える事がとても大事です。

第一に意識すべきなのはファーストビューです。商品ページの訪問者は、ファーストビューで滞在あるいは離脱するか考えます。

一般的なランディングページの場合、滞在してくれるのは全体の2割で、残りは離脱してしまう可能性が非常に高いです。

そこで、ファーストビューに力を入れる事で、ページに滞在してくれる可能性を高めるように目指します。5割や6割とは言わず、3割くらいまで増やすだけでも十分に売り上げへと直結するはずです。

ファーストビューには訪問者に魅力を与え、意識してもらえるような形にするのが望ましいといえます。

特に商品画像となるメインビジュアルは必須です。そして、ただ商品の画像を載せるのではなく、例えば実際に使っているような、イメージの膨らむものが必要です。

訪問者は、商品そのものを求めているだけでなく、「商品を使ったらどうなるのか?」という部分に注目します。

また、画像にもSEO施策を組み込むのが有効です。今や検索エンジンの画像検索は、非常に需要が高まっているといえます。そのため、例えばリップクリームの商品紹介ならば画像ファイル名に「cosmetics-lip~~~.jpg」というようにしたり、<img>要素のalt属性に代替となるテキストを設定したりと、工夫を加えましょう。

ほかにも、商品名もファーストビューでしっかり伝えられるように配置します。その時、商品名だけを載せておくのではなく、ブランド+商品名のようにして、商品ページが検索エンジンで表示されやすくしましょう。実際に商品を検索するユーザーは、商品名だけではなく、ブランドを組み合わせて調べる場合が多いからです。

ECサイトを運営している人は数多くいますので、自分のサイト独自の強みをファーストビューに組み込む事も大事です。

例えば送料や消費税を負担してあげるのであれば「送料無料」や「消費税はこちらで負担」というように強みを伝えます。「即日配達!翌日には届きます!」というように、買ったらすぐに手に入るというのも魅力でしょう。

独自の強みがあるのであれば、そういった部分をはっきり訪問者に知ってもらうのも、コンバージョン率に影響するために大切なことです。

また、トラストシグナルや電話番号を明記するのも有効でしょう。電話番号はすぐに問い合わせられるという安心感を与え、トラストシグナルはサイトそのものの安全性を証明しているマークです。トラストシグナルは取得しているのであれば、積極的に見せてあげるほうが良いです。

小さな事ではあるものの、CTAボタンの工夫は、コンバージョン率に影響を与えるものです。このボタンは簡単に言うならば、「購入」だったり「買い物かごに追加」だったりする部分です。

例えば商品を売る場合には「購入」で良いですが、サービス系のものであれば「申し込み」という言葉に変えるのが望ましいでしょう。さらに「簡単」「無料」というような魅力を与える単語も組み合わせるのが有効です。

さらにCTAボタンは色、場所、大きさも重要です。色に関しては緑やオレンジが良いとされますが、取り扱う商品やブランドで変えてみるのも良いかもしれません。場所に関しては上下左右のどこに設置するかでコンバージョン率が変わります。ファーストビューの右側など、目立ちやすくクリックしやすいところに置くのが良いですが、いくつかテストしてみるべきです。そして大きさに関しては、大きければ大きいほど目立って良いですが、過度に目立たせるとサイトの美しさを損ないます。デザイン性を考慮した上で設定しましょう。

★POINT
・ファーストビューを工夫してユーザーを滞在させやすくする
・CTAボタンなど細かいところにも配慮を

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

変化に対応するのを嫌がり、次第に辛くなる環境をがまんし続けて死に至ることを「茹でガエル」といいます。経営者には変化を恐れず、その先頭に立つ勇気が必要なのだと思います。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、おちゃのこサポートくらぶも参照ください。(http://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(http://www.ocnk.net/webmanual/

■おちゃのこネット公式ブログ
http://blog.ocnk.net/blog/

■おちゃのこネットFacebook
http://www.facebook.com/ocnk.net
■mixi
【おちゃのこネットコミュニティ】
http://mixi.jp/view_community.pl?id=934055

■おちゃのこネット公式twitter
http://twitter.com/ocnknet

■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
【おちゃのこさいさい】http://www.ocnk.me/
【garitto】http://www.garitto.com/
【オートステップメール】http://www.autostepmail.com/

■受信の停止は、最末尾のURLをクリックしてください。

■お問い合わせ
ご質問・ご意見・ご感想等のある方は下記フォームからお願い致します。(https://www.ocnk.net/contact/index.php

■個人情報の取り扱いについてはプライバシーポリシーをご覧ください。(http://www.ocnk.net/company/privacy.php

発行:おちゃのこネット株式会社

〒651-0096 神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸14F

mail:info@ocnk.net

Copyright (C) 2004-2018 OCHANOKO-NET All Rights Reserved.