令和最初の『おちゃのこ通信』をお届けします!号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

ゴールデンウィークで少し長くご無沙汰してしまいました。令和最初の「おちゃのこ通信」をお届けします。

たかが元号、されど元号ということで、平成から令和に代わり、世の中は少しおとなしめのお祭りムードとなっています。昭和から平成へは昭和天皇の崩御という暗いニュースがありましたから世の中は自粛ムードでしたが、今回は譲位ということで暗さがないのがいいですね。

いろいろな書類を「平成」から「令和」に直したり、コンピュータソフトをいじって元号のところを修正したり、結構手間はかかりましたが、マイナス面よりはプラスの面のほうがはるかに多そうな今回の改元でした。

改元にまつわる話題の中で面白かったのは、西暦と元号の計算のしかた。令和の年数に「018(レイワ)」を足すと西暦になるというのです。たしかに「元年(1年)+018」=019ですから2019年で正解ですね。

同様に明治は「元号から33を引くと西暦」、大正は「元号に11を足すと西暦」、昭和は「元号に25を足すと西暦」、平成は「元号から12を引くと西暦」という計算方法がよく知られていました。

「元号は面倒くさい。元号を廃止して西暦にせよ」という意見が一部にあるようですが、これは明治時代の「日本語表記は面倒だから、ローマ字にせよ」という意見と似ている気がします。ものごとの一部だけを見て、効率化のみで変更を強要すると、大切なものを失いかねません。

今回のEC仙人がおっしゃっているように、「コスパ」だけでものごとを判断するのは危険です。その後ろにある「プライスレス」な部分に目を向けないと、本質を見誤ってしまうかもしれません。多角的なものの見方が必要ですね。

ネットショップあるある4コマ漫画
4コマ漫画

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

 

図解 うまくいっている会社の「儲け」の仕組み

株式会社タンクフル・著 青春出版社・刊

1,000円 (税別)

いわゆる「新書」のカテゴリーに入る本ですが、定価を見てちょっとびっくり。192ページの新書が1,000円! お手軽読書の新書が4桁価格なんですね。

たしかに本文はオール2色刷りでコストが掛かっていることはわかります。近ごろの出版不況で、初版配本部数も取次店から低く抑えられていて、利益の出しづらい状況にあるのだということも想像できます。しかし、「200ページない新書が1,000円かあ」という思いは、思わず目線を遠くにやってしまいます。

「新書」というのは天地173ミリ、左右105ミリのペーパーバックにつけられた名前です。1938年に岩波書店がイギリスのペリカン・ブックスに範を取って始めた「岩波新書」が最初ということは、ご存じの方も多いでしょう。

岩波書店は古典を中心とする岩波文庫に対して、書き下ろしの「現代人の現代的教養を目的」として創刊されました。岩波に続いてNHKが「ラヂオ新書」で翌年に追随し、その後各社が後を追ったため、第1次新書ブームが訪れました。

その後、何度かの新書ブームがあり、最盛期には100種類以上の新書レーベルが存在しましたが、今でも毎日150タイトル以上の新書が新刊として発刊されています。買いやすい価格、シンプルな造本で人気の新書ですが、出版不況の中でどこまで存在感を示せるのか、興味はつきません。

さて、本書は青春出版社の「青春新書INTELLIGENCE」というシリーズの1冊です。青春出版には1956年(昭和31年)創刊の「青春新書」(後に「プレイブックス」と改題)がありましたが、そこから分化・刊行されたのが「青春新書INTELLIGENCE」です。

青春出版社は1955年(昭和30年)の創業ですから、「青春新書」は創業後すぐの重要企画であったことがわかります。2人の創業者のうち1人が分離して大和書房を創業したり、雑誌「BIG tomorrow」や「SAY」が大ヒットしたりして話題になりました。現在は雑誌はすべて休刊し、実用書と自己啓発書の中堅出版社として存在感を示しています。

本書は全ページが水色と黒の2色刷り。水色はタイトルや強調したい本文に使われていて、本に慣れていない人に読みやすいように工夫されています。最近はあらゆる実用書が2色刷りで読みやすさを追求する傾向にありますが、この動きはますますエスカレートしているようです。

著者の「タンクフル」は2013年創業の総合メディアプロデュース会社。「ことば」を大切にした、企業のブランド力強化やユーザーを獲得するためのオウンドメディアの企画運営、コンテンツ制作、企業とユーザーの架け橋となる「Webコラム」や「導入事例」の企画制作、メディアへのコンテンツ提供、「ニュースリリース」「パンフレット・リーフレット」「会社案内・年史」などの制作を主な業務としています。

本書の目次は次のようになっています。
・はじめに
・第1章「新しいビジネス」の儲けの秘密
Airbnb、LINE、YouTube、Facebook、Uber、メルカリ
・第2章 儲けの「仕組み」を変える
GE、コマツ、イオンフィナンシャルサービス、出前館、あさひ、サイゼリア
・第3章 儲ける「場所」を変える
アマゾン、Tポイント、セブン銀行、スバル、壱番屋
・第4章 市場の「エアポケット」をつく
コメダ珈琲店、日高屋、カーブス、ペイミー
・第5章 あえて「損して得」を取る
俺の株式会社、カルディコーヒーファーム、回転寿司
・第6章 モノを売らずに「体験」を売る
一蔵、ヤッホーブルーイング、Woodman Labs、オタフクソース

第1章で登場するのはいわゆる「時代の覇者」。Airbnb、LINE、YouTube、Facebook、Uber、メルカリといった知らない人のいない新興企業名がずらりと並び、これらの企業が「どうやって儲けているか」がさらりと紹介されています。

たとえば、Airbnbはホテルを1棟も建てず、1部屋も所有せずに世界1位の宿泊業を経営しています。客室数は600万室超で、マリオット、ヒルトン、インターコンチネンタルなど、世界のトップ5を合計した客室数よりも多いのです。急成長の秘訣は、ゲストとホストの本人確認を徹底し、泊まりたい人が安心して利用できるマッチングサービスを構築したところにあります。

若い人を中心に圧倒的な支持を得ているLINEは、韓国最大のインターネットサービス会社NAVERの100%子会社です。2000年に日本で設立されたSNSであるLINEは、日本のスマホユーザーの80%が使っているといわれ、利用社数は7,800万人を超えています。

そんなLINEがどうやって儲けているかというと、2015年ころの主力はゲームで売上の4割を占めていました。次いで広告収入が3割、スタンプ収入が2割です。それが2018年にはガラリと変わり、広告事業が50%を超えてトップになりました。将来は金融サービスが収益の柱になる予定です。

次に紹介されているのは世界最大の動画サイトYouTube。世界91カ国で10億人を超えるユーザーを抱えていますが、それは全インターネットユーザーの3分の1におよびます。日本でも20代インターネットユーザーの85%、30代の80%、40代の75%にリーチするメディアです。

この数字を背景にして、YouTubeは優れた広告メディアとして着実に売上を伸ばしてきました。そんなYouTubeの新しい施策が「ユーチューブ・プレミアム」です。これは有料会員になる代わりに広告なしで動画が視聴できるというもの。いわば、インターネット界のNHKです。

YouTubeといえば、小学生の「将来なりたい職業」に登場して話題になったユーチューバーの存在も見逃すことはできません。すでに年収1億円を超えるユーチューバーも登場し、資金不要の個人事業として注目されているユーチューバーは、YouTube発展の大きな鍵となるはずです。

そして一部では「おじさんのSNS」と陰口をたたかれているFacebookですが、全世界の3人に1人が利用する人類史上最大のメディアであるという存在感は不変です。月に一度は利用する人が全世界で23億2,000万人という規模なのに、自社で記事やコンテンツを制作していないところも、ビジネスとしては不思議です。

そんなFacebookの収益源は、100%広告収入。世の中にここまで極端な収益構造を持つメディアはほかにありません。それが実現できている背景は、膨大な利用者を詳細に分析し、個人情報がわからないようにして広告に利用していることです。企業からすると、ターゲットを絞り込んだ広告配信が可能なので、高い広告料を払ってでも利用したくなるのです。

続いて登場するのは、世界最大のタクシー会社にのし上がったUberです。ネットワークによりタクシーが必要な人とドライバーをマッチングするサービスなので、自動車は1台も保有していませんが、稼働台数は日本国内の全タクシー数の10倍以上にもおよびます。

現在、世界78カ国、600以上の都市でサービスを提供しているUberには、7,500万人以上の乗客と300万人以上のドライバーが登録しています。特徴的なのは、乗客がドライバーを評価するのと同時に、ドライバーが乗客を評価する仕組みで、これによりサービスの質を向上させることが可能になっています。

さらにユニークなのは、通常のタクシーと違い、利用料金が距離や時間で一律ではないことです。そのエリアでの利用者とドライバーの需給バランスによって料金は変化し、乗車前に乗客に利用料金を知らせます。Uberはその利用料金の25%を手数料として徴収しています。

以下、目次で紹介した企業の「儲け」の仕組みがやさしい表現で解き明かされていきます。自分のビジネスに行き詰まりを感じている人にとっては、きっとたくさんのヒントが得られるでしょう。気楽に読んで学べるビジネス参考書だと思います。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

おちゃのこネットのユーザーの皆さん、
Hppy New 令和!
EC仙人 太田です。

今回は「令和」になって初の 「ダメ出し!道場」ということなので…
いつものお店のダメ出しではなく、新たなスタートを切るヒントになればという思いを込めて、コラム回としたいと思います。

あらためまして…
私は日本でインターネットがようやく普及し始めた1997年からネットショッピングの世界に入り、「何を売ろうか?」というまさに「ゼロ」から商品探しをし、通販の仕組みを組み立て、ビジネスモデルを作るところから始め、
雑貨・スポーツ用品販売→食品販売を2種→アパレル販売など…
と、いくつかのネットショップの起業と運営を経験して、失敗したり成功したりと自らの体験を元に、2年後の1999年からネット通販に特化したコンサル業を始めました(独立開業は2000年から)。

初期のころは全国を飛び回って、さまざまなチャレンジ精神あふれる意欲的なお店の方々と共にご一緒させていただきました。

黎明期からかれこれ20年、日本のネット通販業界を見てきて、ネットショップ業界の発展に多少なりとも貢献してきたと思います。

その20年間の中でいろいろなお店の方に最も多く聞かれた質問の一つが、
「どこで何を(ネット)販売するのが良いですかね?」
という質問です。

これは、
「運動したいけど、どこでどんなスポーツするのが良いですかね?」
「音楽したいけど、どこでどんな楽器をするのが良いですかね?」
「お腹が空いたけど、どこで何を食べるのが良いですかね?」
「健康になりたいけど何をしたらいいですか?」

というのと同じくらい、極めてあいまいで答えにくい質問です。(^^;)

質問する方々にはそれぞれの 状況(家業や脱サラ、業種や商材、規模、人員、体制、スキル、資金や予算)、好き嫌いなどもあって、それぞれに「失敗しない、成功できるのはどんな方法?」という「答え」が知りたいのでしょうが…

お医者さんに行くと初診の際に問診されるように、個々のお店の健康状態や希望をこと細かに聞いて、その上でその患者さん(お店)に合った診断をし、治療法や、薬、予防法や改善法を一緒に考えていくのが私の仕事です。

とはいえ、切羽詰まった病気ではなく、「今は健康だけど、少しでも健康を維持し続けるために!」とか、「病気になりたくないので予防法や習慣は? 食べたほうが良い物、避けたほうが良い習慣などは?」
といった「健康維持法」は、多くの皆さんの関心事ですよね。

そこで今回は過去の経験の中から、よくある質問やお店が陥りがちな失敗あるあるや、ネットショップの生活習慣病、健康法などをお話ししてみたいと思います。

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

1) 食べ過ぎ! (欲張り過ぎ)

現代人の病気の多くは 過食(食べ過ぎ)が原因なんだとか(私自身も書いていて耳が痛いのですが…)。

ネットショップも同じように、長く生きていると、ついあれも、これもと品揃えを増やすことが最善だと信じてしまい、溢れかえる商品や情報の洪水のために、お客様にも何がオススメなのかわかりにくくなったり、最悪な場合は在庫過多で資金繰りが悪くなったりしてしまいます。

完成品の在庫レスで、材料だけ在庫して、オーダーがあってから製造販売するようなパン屋さんなど食品店、生地から作る洋服屋さんなどは品数豊富でも在庫金額は抑えられるので良いのですが…

一般的な仕入れ販売のアパレル店や雑貨店、食品でも野菜や魚など素材だけを売る店などは、在庫の鮮度や消費期限の問題もあり、過剰な品揃え、在庫は一つ間違えば命取りになります。

時々、自店が「食べ過ぎ」「欲張り過ぎ」ていないか? を見直して、ダイエットに気を配ってみましょう。

また在庫だけでなく、長年にわたってコツコツとコンテンツを追加していくと情報過多になって、どこに何が掲載されているのか店長ですらすぐにはわからないようになっているお店もよく見かけます。

作りこんだコンテンツを削除するのは勇気が要りますが、こちらも時々は客導線の邪魔になっていないかを見直して、不要になったコンテンツは思い切って削除していきましょう(戻せるようにバックアップは忘れずに)。

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

2) 出歩き過ぎ! 運動し過ぎでかえって体を壊しているかも!?

「とにかくネット上で多く露出したい、お客様の目に触れたい!」と、独自ドメインのおちゃのこ自店舗サイトだけでなく、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ヤフオク、Amazonなどあちこちに出店したり、お店は一つでもInstagram、Twitter、Facebook、Blogなどの多くのSNSに手を出しては更新に追われ、その義務感にストレスを抱え疲弊してしまっている店長さんをよく見かけます。

本当にそんなにあちこち出歩く必要がありますか?
そんなに運動し過ぎて健康を害していませんか?
健康効果(収益)は得られていますか?

モールやSNSにもそれぞれに客層や向き不向きがあります。
あなたのお店、商品に向いているモールやSNSはどれなのか?
そもそも必要なのか? 他に手段はないのか?
今一度考えてみましょう。

これも、一度やってしまうと辞める(削除する勇気)がなかなか出ないものですが、不良コンテンツをネット上にさらし続けるよりは、勇気をもって削除して、最適なものを選びなおして再スタートする決断も、時には必要です。

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

3) 一人で頑張り過ぎ。無理をせずに人に頼ろう

能力が高く、いろいろなことが自分でできてしまう店長さんが陥りがちなのは、何でもかんでも自分でやろうとし過ぎて、実際には手が回らなくなっていたり、過重労働で健康を害して倒れる一歩手前になってしまったりすることです。

もちろん、頼れる家族や部下がいれば良いですが、そうでない場合は「仕方がない」と一人で無理を続けておられます。

私自身も過去にそうであり、ある日突然倒れて救急車…という経験がありますが、そうならないためにも早めに対策や準備をしておきましょう!

家族や部下が居なければ、まずは補助をしてくれるパートさん、バイトさん、派遣さん、一部作業をアウトソーシングできる外注さんなど、少ない費用で始められることから検討してみましょう。

雑務や単純作業を減らすだけで、浮いた時間で新たなプラスを生み出せる(仕入れや商品開発など)可能性も広がります!

また、家族や部下がいても、「できないな」「これは無理だな」と決めつけず、少しずつでも教えて育てていけば、数か月後、1年後、数年後にはきっと頼れるスタッフに成長していることでしょう。

あなた(店長、社長)のキャパがお店のキャパでは、今以上のお店の成長は見込めません。頼れるスタッフの採用や育成、アウトソーシングも中長期的な視点でぜひ検討してみましょう。

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

4) なんでもかんでもコスパ優先の発想

「コスパ」とは、コストパフォーマンスの略です。
コストパフォーマンスとは、「効果 ÷ 費用」のことです。

日本語では「費用対効果」と訳されるのが一般的ですが、「価格性能比」「効率」「能率」などの用語も、ビジネス上では同様に用いられることがありますね。

特にバブル以降の平成時代に、アメリカ式マネジメントやマーケティング理論が広まり、ビジネスマンのマニュアルに記されるようになってからは、猫も杓子も「コストパフォーマンスが…」「費用対効果は…」とのたまうようになりました。

学生から社会人になりたての若い人ほど、この「コスパ」を伝家の宝刀よろしく振りかざし、仕入れ先や後輩にプレッシャーをかける光景を何度となく目にしてきました。

もちろん、コストをかけて商売をし、収益効果を求めるのがビジネスですから、より少ないコストでできるだけ多くの収益効果を求めるのは当然のことではありますが、このコスパの考えだけではうまくいかないこともたくさんあるのです。

特に、人材採用や教育研修などはその最たるもので、1000円の書籍をただ読めと渡しても、本人が恐るべき意欲と理解力、考察力を示して能力アップすることはなかなかないですし、それどころか読んでもくれなければ、たとえ1000円でもコスパ0ですよね。

ではコスパではなく、将来への先行投資の発想で考えてみてはどうでしょうか。
経営学上の「先行投資」とは、目前の直接の利益には結びつかないが、将来の新展開や収益が期待できるような投資のことです。

3万円かけてセミナーに参加させたら?
10万円かけて講師を呼び、マンツーマン指導させたら?
50万円かけて海外留学させたら?

残念ながら本人がまったく興味や意欲を示さず、効果0かもしれません。
しかし、うまくいけばコストは高くついても、気付きや意欲を引き出し、大きな効果を出すかもしれません。

このように、費用と効果を試算、評価できるようなものではなく、多少イチかバチか的なギャンブル性がある先行投資の発想が必要なケースもあるのです。
むしろ、それこそが「経営者」にしかできない判断、意思決定なのです。

成功する企業の経営者はコスパだけではなく、この先行投資の発想で研究開発、人材育成、企業買収など新規事業を生み出すタネに投資して、1年後、3年後、5年後、将来の成功を創り出しているんですよね。

私たち中小企業、スモールショップには、何億、何百億の先行投資はできなくても、店長やスタッフの研修や教育、コンサルによるノウハウ修得など、経営者も含めての人材への投資や、新たな商品を生み出すであろう設備やシステムなどへの先行投資の発想を忘れてはいけません。

コスパの発想で自らを縛り付けて行き詰まっていませんか?

ぜひ「先行投資」の視点も取り入れてみてください。

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

5) デフレ病 (安くしないと売れないのでは?)の治療法は?
消費者の「コスパ思考」の対極にある発想を考えよ!

バブル以降30年近く、もはやビジネス界での国民病と言えるかもしれない「安くしないと売れないのでは?」という心理、「デフレ病」。

これも多くのお店のコンサルで、ほとんどの店長さん、スタッフさんたちとの会話で出てくる質問、考えです。

前項の「コスパ思考」の影響なのですが、消費者も「コスパ思考」にどっぷり浸かっており、「安くないと買わない」という人が多いのは事実、間違いありません。

店長、社長はともかく、売る側のお店のスタッフも平均的所得のサラリーマンであり、消費者ですから、つい商品の値付けの際には自分の金銭感覚を元に「安いほうが売れる」「安くしないと売れない」と安易に安売り発想になってしまいがちです。

しかしながら、近所のスーパーでさえ、100g 58円の鶏むね肉だけでなく、100g 2500円の黒毛和牛だって売っています。
あなたの街にも 1皿100円の回転寿司チェーンもあれば、客単価1万円でも賑わっている割烹寿司店の老舗もあると思います。

全国チェーンのカジュアルウェアショップで1000円のTシャツを買う方もいれば、セレクトショップで1万円のTシャツを買う方もいます。

もっと言えば、非日常を体験するのにコスパ優先の国内日帰り団体旅行をする人もいれば、オーダーメイドの海外体験の旅行をする人もいます。

アイドルとのほんの数秒の握手のために1500~1600円するCDを何枚~何十枚と買う人もいます。

1~2時間のコンサートや観劇に1万円、2万円、数万円払う人もたくさんいます。

消費者の感覚は必ずしも「コスパ優先」ではないのです。
でも、消費者の「コスパ思考」の対局は「先行投資」の発想ではありませんよね。(^^;)

では消費者の「コスパ思考」の対極にある考え方は何でしょう?
私は、それを
「プライスレス!」
ではないかと思っています。
そう、あのクレジットカード会社のCMで流行った言葉ですね。(^^;)

コスパの発想では語れない、体験や感動や思い出など、人の心理や情緒に与える影響ですね。

今風に言えば「エモい」「エモさ」若い子なら「エモみ~」とでも言うかもしれません(^^;)

「コスパ」じゃない「プライスレス」な価値を、あなたのお店の商品やサービスに付加したり、組み込んだり作ってみてください。

「安くなくても売れる」きっかけになるかも知れません。

以上。

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で1時間 1万円 ポッキリ!(延長可、10分 1500円)にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!


さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、パンくずリストの現ページ文字色を変更する方法をご紹介します。




スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。


.breadcrumb_list .thispage {
color: #FF0000;
font-weight: bold;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

「知っておくべきユーザーの心理」

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)


おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「知っておくべきユーザーの心理」について説明させて頂きます。

■自己満足では結果を出せるとは限らない

ECサイトの運営を始めたばかりだと、何方かと言えば自己満足で記事を作成したり、サイトのレイアウトを調整したりされる事があります。

個人的にこのほうが良さそう、こういう風にしてみよう、といったように自分本意に作業されるのには少々注意です。
もちろん、それで失敗するとは限りませんが、ECサイトを運営していく上で大切なのは、「ユーザーの心理」を意識する事です。

検索してサイトに訪れてくれるのも、ご自身のサイトで商品を買ってくれるのも、満足してリピーターになってくれるのもユーザーです。

サイト運営で実感が湧きづらいのも無理はありませんが、ユーザーがいるからこそ、収益を上げられるようになるのです。

言い換えるならば、ユーザーの心を掴む事が出来なかった場合、思うように収益をあげられなくなってしまうという事でもあります。

だからといって怖がる必要はありません。

ユーザーの心理における基本的な原則を押さえておけば、それなりに収益を上げる事につなげられます。

■ユーザーを惹き寄せる小技を知る

ECサイトでユーザーを惹き寄せるには心理的な小技を使っていくのが良いです。

例えば専門用語で「スノップ効果」という言葉があります。

要約するとこれは「希少性のあるものは買われやすい」というような事です。

残りいくつとか、限定何個とか、残りわずかである事を知らされた時、ユーザーの購買意欲が高まります。

逆に言うと、希少性の低いものに関しては、あまり需要は高まらないという事でもあるのです。

実際の店頭で商売をするのではなく、文字と画像を主体とするECサイトでビジネスをするという事では、いかに文字と画像でユーザーを惹き寄せるのかを考えなければなりません。

こういった小技が、成約率をあげるのに関わるという事もあるのです。

その他にも「ハロー効果」と言われる専門用語があります。

要約すると、第一印象はその後の評価に影響するというようなものです。

例えばとある商品は実際に有名の芸能人が使っているという情報があったとします。

すると、その商品は芸能人が使っているという情報により、それなりに信頼できたり、良い商品なのだろうと認識されるはずです。

そのように第一印象が良いものとなると、その後の説明を見ても、それなりに良い商品のように感じてしまうというものです。

これをECサイトに置き換えると、トップページや商品ページの最初に目に入るところには、ユーザーにとって良い情報を載せておくという事です。

これらのように心理学的なテクニックはECサイトに絡める事ができます。

顔をあわせる事が無く、主に文字で表現しなければならないからこそ、そこに技術を介入させなければ満足いく結果を得られづらいという事です。
文章の表現一つがユーザーに与える印象に大きく影響してしまいます。

ついでにもう一つ例をあげるならば、「フレーミング効果」という専門用語があります。

これは同じ意味でも表現を変える事で聞き手の印象が変わるというものです。

野球に例えると打率3割の選手がいたとします。

それに対して「10回中3回出塁する」というのと「10回中7回は出塁できない」というと、それぞれの印象はどうでしょうか。

結果的な意味合いとしては同じではありますが、感じる印象は違うと思います。

おそらく「10回中3回出塁する」という表現の方が「10回中7回は出塁できない」に比べると良い印象を受ける人がいるはずです。

このように表現一つで聞き手や読み手に与える印象は変わってしまいます。

これはECサイトにも言える事で、商品の紹介文、あるいはコラムなどで役立つテクニックです。

自身で書いた記事は必ず読み返すようにして、良い形に言い換える事ができる箇所があったならば、しっかり修正してユーザーの心をつかみましょう。

★POINT

・自分ではなくユーザーの目線になる
・表現一つでユーザーの印象は変わる。

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

「新書が1,000円!」と書いてしまいましたが、出版界の不況を考えると、1,000円で済んでいるのは逆に奇跡とも思えます。3,000円になってもおかしくないのです。1,000円に収まっている理由は、コンピュータの発達で本作りのコストが劇的に下がったから。世の中には似たようなことがたくさん起きているのだろうなと考えさせられます。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、よくあるご質問も参照ください。(https://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(https://www.ocnk.net/webmanual/

■おちゃのこネット公式ブログ
http://blog.ocnk.net/blog/

■おちゃのこネットFacebook
http://www.facebook.com/ocnk.net

■おちゃのこネット公式twitter
http://twitter.com/ocnknet

■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
【おちゃのこさいさい】http://www.ocnk.me/
【garitto】http://www.garitto.com/
【オートステップメール】http://www.autostepmail.com/

■受信の停止は、最末尾のURLをクリックしてください。

■お問い合わせ
ご質問・ご意見・ご感想等のある方は下記フォームからお願い致します。(https://www.ocnk.net/contact/index.php

■個人情報の取り扱いについてはプライバシーポリシーをご覧ください。(https://www.ocnk.net/company/privacy.php

発行:おちゃのこネット株式会社

〒651-0096 神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸14F

mail:info@ocnk.net

Copyright (C) 2004-2019 OCHANOKO-NET All Rights Reserved.