人を思いどおりに動かす方法とは?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

「人生には『まさか』という名の坂がある」

今回のコロナウイルス騒ぎは、まさにその「まさか」ですね。

あれよあれよという間に騒ぎが拡大して、ついには全国の学校がいきなりの休校。子どもたちは突然に長い長い春休みとなりました。大変なのはご家族です。

人体に対する脅威度は風邪とインフルエンザの間くらいといわれますが、厄介なのは潜伏期間が長いこと。そして、症状が出る前に感染力がついてしまうこと。このために、明確な感染ルートのわからない感染者が増加しています。

困ってしまうのは、不安感をあおられた一般庶民が、いろいろなものを買い溜めしようと走り回ることで、充分に市中在庫があるはずの品物まで、一時的に売り切れたりしています。馬鹿げたことだとわかっていても、不安になると態度が変わってしまうのですね。

怪しからんのは、裏付けなしの不確かな情報を伝播させたり、わざとデマを流す輩です。SNS全盛の時代は、誰もが悪意で人を操ることが可能なのです。今回のオススメ参考書では、悪意ではなく、人を動かすしくみをひもといてみたいと思います。

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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

 

「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

玉樹真一郎・著 ダイヤモンド社・刊

1500円 (税別)

モノが市場にあふれ、供給が需要を上回る時代。そこで何かを売るには、消費者の心を知り、行動を予測する必要があります。でも、もっと効率がいいのは、自分たちが思うように消費者の行動をコントロールすることです。

何を考えているかわからない消費者の気持ちを読み解こうと汗をかくより、「あなたはこれを買いたくなる。買うべきだ。買いなさい」と消費者に強制することができれば、もう売ることに苦労する日々とはさよならです。

「魔法使いじゃあるまいし、そんなことできるわけがないじゃないか」
と普通の人は思うでしょう。でも、世の中には実際に消費者の行動を計画通りに導いている人たちがいるんです。

どういう人たちがそれを行っているのか、どうすればそのようなことができるのか。本書にはそれが克明に記されています。

ではまず、著者の紹介です。本書掲載のプロフィールから抜粋します。
***
玉樹真一郎(たまき・しんいちろう)
1977年生まれ。東京工業大学・北陸先端科学技術大学院大学卒。プログラマーとして任天堂に就職後、プランナーに転身。全世界で1億台を売り上げた「Wii」の企画担当として、最も初期のコンセプトワークから携わる。2010年に任天堂を退社。青森県八戸市にUターンして独立・起業。全国の企業や自治体などでコンセプト立案、効果的なプレゼン手法、デザインなどをテーマとしたセミナー、講演などを年に60回以上行う。2014年より八戸学院大学・地域経営学部特任教授。著書に『コンセプトのつくりかた』(ダイヤモンド社)がある。
***

カバー袖には次のような言葉が並んでいます。
***
あなたにとって「心を動かしたい人」は誰ですか?
仕事上のお客さん? 仕事仲間? 家族や友人?
この本では、
あらゆる人の
心を動かす方法
を紹介します。
***

また、裏表紙にはこうあります。
***
本書で取り上げるのは、3つの手法です。
1「つい」やりたくさせてしまう
2「つい」熱中させてしまう
3「つい」誰かに言いたくさせてしまう
この「つい」こそが、体験デザインの持つ力です。
***

著者は「はじめに」で、「誰かの心を動かしたい、わかってほしい、行動させたい」という願いに応えるために本書を執筆したと語っています。今の世の中は、高機能・高性能なだけの商品では売れません。消費者の心を動かす商品やサービスでないと売れなくなってきています。

ではどうすれば人の心を動かすことができるのか。著者はその答えを、任天堂にいる間に「ゲームはどうやってプレイヤーの心を動かしているのか」を徹底分析することで探り当てました。それをわかりやすく解説したのが本書というわけです。

著者は、人の心を動かす体験をつくる方法を「体験デザイン」と名付けています。そしてそれをビジネスにも暮らしにも応用できるように3つの型にまとめています。それは「直感のデザイン」「驚きのデザイン」「物語のデザイン」です。

本書は大きく2つに分かれています。最初から278ページまでが体験デザインを学ぶ部分で、279ページから313ページまでがビジネスや暮らしに応用できる体験デザインのまとめと具体例です。そして最後に参考資料がついています。

本書をすぐ仕事に役立てたいと思う人はいきなり279ページを開いてしまうかもしれませんが、たぶんそれでは著者の言わんとすることが充分に理解できないでしょう。やはり最初からページを追っていったほうがよろしいかと思います。

それではここで、本書の目次を紹介します。
・はじめに
・第1章 人はなぜ「ついやってしまう」のか 直感のデザイン
・第2章 人はなぜ「つい夢中になってしまう」のか 驚きのデザイン
・第3章 人はなぜ「つい誰かに言いたくなってしまう」のか 物語のデザイン
・終章 私たちを突き動かす「体験→感情→記憶」 体験デザインの正体
・巻末1 「体験のつくりかた」の使い方(実践編)
・おわりに
・巻末2 体験デザインをより深く学ぶための参考資料

第1章では、あのギネスブックにも登録されている、世界で一番売れたゲーム「スーパーマリオブラザーズ」を分析して、このゲームがどのようにして直感的な体験をつくり出しているかを解説していきます。

著作権の関係でゲームそのものの画面は使われていませんが、あのゲームを知っている人ならすぐに思い出せるような模式図で、解説が進みます。

まずゲーム最初の画面。画面左に山、右に草、青空を背景に浮かぶ白い雲。中央やや左に立つ主人公マリオ。著者はこの絵を子どもたちに見せて、「このゲーム、おもしろそう?」とたずねます。すると子どもたちは「おもしろくなさそう」と答えます。世界で一番売れたゲームなのに、です。

次に著者は読者に対してたずねてきます。「このゲームは、何をしたら勝ちですか?」
・敵ボスのクッパを倒す
・得点を多く取る
・コインをたくさん集める
・ワールドを進める
・制限時間内にクリアする
・ピーチ姫を助ける

それらの答えはすべて誤答です。そもそもこのゲームは説明書をすべて読んでから始めるようなものではありません。最初の画面を見ただけでプレイヤーが次のアクションを想像し、ゲームを進めていくタイプなのですから。

このゲームのたったひとつのルールは、「右へ行く」です。そのために最初の画面でマリオはやや左に立ち、右を向いているのです。そして、それこそがゲームデザイナーが苦心して設計したことでした。

プレイヤーは最初の画面を見て、何となく「右に行けそうだ」と感じ、コントローラーの右に進むボタンを押します。すると、最初の敵であるクリボーが登場します。この瞬間、プレイヤーは自分の想像が正しかったと確信し、さらに先に進みたくなります。

著者はこのプレイヤーの心の動きを、次のようにまとめています。
1 仮説 自発的に「○○するのかな?」という仮説を立てる
※ただし、プレイヤーには仮説が正しいのかどうかわからない
2 試行 自発的に「○○してみよう」と試しに行動を起こす
※ただし、プレイヤーには試行が正しいかどうかわからない
3 歓喜 自発的に「○○で正解だった!」と歓喜する
※ここではじめてプレイヤーは仮説・試行が正しいと確信する

一連の体験を経たプレイヤーは、自分で学んだ「右へ行く」というルールを深く信じます。人間は、自分の力で体得したことには自信を持ち、疑わないからです。それに対して、人から教わった知識には、なかなか自信を持つことができません。

以上の心の動きをもたらすものを、著者は「直感のデザイン」と呼んでいます。仮説→試行→歓喜の流れを体験することにより、プレイヤー(消費者)に「これはいい!」という気持ちを持たせることができます。

著者はこのように言っています。
***
ゲームはおもしろいから遊ぶのではありません。「つい思いついちゃった、ついやっちゃった」から遊ぶんです。私たちの脳はいつだって仮説を探し求め、試行させようとします。(中略)この考え方、実はすでに学問的に整理されています。心理学や認知科学で用いられている「アフォーダンス」という考え方です。
***

また、第1章の最後では、次のようにまとめています。
***
人はなぜ、ゲームを遊ぶのか?
ゲーム自体がおもしろいからではなく、
プレイヤー自身が直感する体験そのものがおもしろいから、遊ぶ。
私たちの脳は、いつだってこの世界を理解したがっています。そんな脳がゲームを好むのは、ゲームが直感的な理解という体験をもたらしてくれるからであり、プレイヤーに寄り添った体験デザインの結果だといえるでしょう。
***

第2章では「驚きのデザイン」についての解説が述べられています。
直感のデザインは体験デザインにおける基本ですが、連続すると飽きられます。そこで必要になるのが予想を覆す驚きのデザインです。誤解→試行→驚愕という流れです。

さらに、その2つの体験デザインに意義をもたらすのが「物語のデザイン」です。翻弄→成長→意志と進む物語のデザインが、体験を通じてのオリジナルな物語をプレイヤー(ユーザー)につむがせるのです。

本書は300ページを超える厚さがありますが、読み進むのにまったく抵抗がありません。文字だけでぎっしり詰まっているのではなく、たくさんのシンプルな図版が挿入されていて、語りかけてくるような著者の解説がとても心地良いからです。本書もまた、体験デザインによって設計されているのかもしれません。

事例はゲームの話ばかりですが、すぐにでも私たちの仕事に応用できるように、巻末の解説は実戦的に書かれています。「お客様との距離が縮まらない」と思ったら、すぐに読みたい1冊です。


おちゃのこカフェオンライン
EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

新型コロナウイルスのニュース一色の昨今ですが、皆様ご無事でしょうか。

休校やらイベント・旅行の自粛要請、外出の自粛やら…
世の中、消費のムードも沈滞している現状です。

私たちネットショップ事業者にとってピンチでもありますが、多くの消費者が外出していた時間を家で過ごすようになりますので、パソコンやスマホを用いてネットの中で過ごす時間が増える可能性も高く、新規客を増やすチャンスであるとも考えられます。

マイナスムードにならぬよう、前を、上を向いて、頑張ってまいりましょう。

それにしても…マスクが市場から消えたり、デマによってトイレットペーパーやティッシュペーパーが買い占められ、高額で転売されたり…
挙句の果てには、石ころ(花崗岩)がコロナに効くとフリマサイトで売られていたり。
あまりの酷さに呆れます。

消費者にはパニックで過敏な消費行動に走るのは控えてほしいものですが、商売人が人々の不安の足元を見るような浅ましい行為で儲けようとするのは、本当にもっての外です。
真っ当な商売人は、こうしたズルさや卑しさで儲けることを「商才」と勘違いするようなことは決してないようにしたいものですね。

世界中の情報が瞬時に入ってくるネット時代には、多くの便利さも感じますが、情報過多になると、何が正しく、何が正しくないのか、どの情報を信頼してよいのかなど、情報の取捨選択能力が問われる時代だと痛感します。

こうなると、コロナ対策で信じられるのは、もはや我が身の「免疫力」のみ!?
という感じもいたしますが…(^^;)

万一感染しても、8割以上の方は軽症で回復されています。
皆様も体力、免疫力を落とさぬように、どうかお気を付けください。

免疫力といえば…私は循環器系の持病があるので、自信を持って「健康です!」とは言えないのですが(苦笑)
おかげさまでめったに風邪もひきませんし、お腹も壊しません。
インフルエンザなんて子供のころにかかって以来、もう何十年もかかったことがありません。
ちょっとした擦り傷や切り傷なども、放っておけばすぐに治ります。
運よく「免疫力」に関してはかなり強いほうだと思います。

その理由のひとつは、物心をついたときから、ずっと家に犬や猫が何匹もいて、その子たちと共に育って暮らしてきたからではないかと思います。(素人の勝手な憶測ですが)

ワンコやニャンコは、お風呂に入れたりシャンプーしたりしてキレイにしているつもりでも、どこでも裸足(土足)ですし、外を散歩すれば草を食べたり、足裏を舐めたり、お尻を舐めたり、その口で飼い主の手や顔を舐めたり(苦笑)。
可愛いと人にも手洗いもしていない手で触られまくりますし、毎日噛んでいるおもちゃだって、毎回洗ったりもしませんし。基本的にはバイ菌だらけですからね(^^;)

アメリカのアレルギー専門医が、自分の娘のひどいアレルギーを治すために犬を飼い始めたら、劇的に改善したという論文を発表して話題になったとか。

ペットと暮らすと、雑菌が適度に体に入ってくるので、免疫力が強化されて外敵と戦うため、自己免疫が自身の体を攻撃するようなアレルギー疾患が緩和されたのだとか。

犬アレルギー、猫アレルギーなんて方もいらっしゃるので一概には言えませんが…

まぁ、免疫力強化のためにペットを飼う方はあまりいないと思いますが(^^;)、家にペットがいると、彼らと触れ合うことで丈夫にもなりますし、本当に心が癒されます。

…と強引にペットの話に持ってきたところで(笑)

さて、本日のお店は、ワンコのお散歩グッズである首輪(カラー)や引き綱(リード)、ハーネス(胴輪)などを生地柄を選んでオーダーメイドしてくれるお店です!

それでは、ダメ出し道場、始まりで~す!

ダメ出し!依頼ショップ
asante

ショップ名 :
asanteさん

サイトURL:
https://www.asante.pet/

オーダーメイドの商品を扱っているのですが、初見ではオーダー方法がわかりにくいのではないか、他にいい方法があるか知りたいです。

【第一印象:】明るく、すっきり、好印象だが、一歩入ると???

白ベースにパステルカラーのデザインで、カラフルな商品のカラーやリードを身に着けたワンちゃんたちの写真、バリエーション豊富な生地柄の一覧で、ワンコオーナーのお客様の気持ちがワクワクするような第一印象だと思います。

店舗看板の「オーダーメイドで作るワンちゃんのお散歩グッズ」で、既製品販売ではなく、「オーダーメイド」であることはすぐにわかる…

までは良いのですが…

トップページ中央の「生地一覧」で、好みの柄に目が留まって、どれかクリックしてみると…

例)みかんドット柄
https://www.asante.pet/product/214

どのページも商品写真は「リード(引綱)」、「ベーステープの色」、「オプション」、「ナスカン(金具)」というパターンで、選択項目が 下記12種類も出てきて…???
皆さんはこの商品タイプ、文字だけでイメージできますか?

カラー(首輪)・ノーマル
カラー(首輪)・WD
リード・ノーマル(鉄砲ナスカン)
リード・ノーマル(レバーナスカン)
リード・ツイン
ハーフチョーク・チェーン
ハーフチョーク・ファブリック
ハーネス(胴輪)・8の字
ハーネス(胴輪)・2バックル
ハーネス(胴輪)・足通し
ハーネス(胴輪)・ショルダー
シートベルト

ここで、「???」どういうこと? と手が固まってしまいました。
このメルマガ読者の方も「???」になったと思います。

この12種類の商品名はすべて同一商品の種類別ということではなく、大きく分けると カラー、リード、ハーフチョーク、ハーネス、シートベルトのまったく違う5タイプの商品の大分類とその種類とが混在しているのです。

わかりやすく他の商品(車)で例えるなら…
まずは柄(がら)で「水玉模様」を選ぶと、その中に車(スポーツカー)、車(トラック)、バイク(大型)、バイク(原付)、自転車(スポーツタイプ)、自転車(ママチャリ)、三輪車

と、まったく違う乗り物があって、それを選択してくださいというようなイメージですよね。
普通は車種を選んでそこから色柄を選びますので、色柄のあとに全然違う商品タイプを選ぶとなると、タイプの違いがわからないとそこで止まってしまいます。

まずは柄から選ばせたいというアプローチは、ある意味斬新ですし、ペットオーナーのファッション性を優先させる感覚ともマッチしていて、良いとは思いますが…

いきなり柄から入ってきても、商品ページには個々の商品タイプの違いや特徴がわかるような写真もなければ、説明もリンクもないので、

ハーフチョーク・チェーンとかハーネス(胴輪)・2バックルとかの専門用語を並べられても、多くのお客様は瞬時に理解できないでしょうし、次に進むべき導線も不明で、迷子になってしまいます。

──────────────────────────────
一方で、トップページから上部メニューの「ご利用案内」を見ても、

購入したい商品を選ぶ
(1)「商品ラインナップ」のカテゴリーからカラーやリードなどのタイプをお選び下さい
(2)「生地一覧」のカテゴリーよりお好みの生地のページへ
商品名、サイズ(テープ幅)、ベーステープの色をお選びいただき…

と概要はあるのですが、また今度は「商品ラインナップ」をメニューから探すことになります。

お店のあちこちを見まわして、左メニューの「商品ラインナップ」を見つけられた人はやっと、
カラー(首輪)
リード
ハーフチョーク
ハーネス(胴輪)
ワンちゃんシートベルト

という5種類が大分類なんだと気づくのですが、これまた一つずつクリックしては戻る、クリックしてはもう一段下の分類ページに入る、など何度も繰り返して、ようやくどんなタイプの商品があるのかがわかります。

ここまで根気強く時間をかけて見て回ってくれるお客様ばかりなら良いですが、多くの方は「よくわからん」と黙って去って行くことになるでしょう。
お店にとっては当たり前の商品分類やラインアップも、初見のお客様には何がどんな種類あるのか、価格帯やバリエーションなど、できるだけあちこちクリックさせなくても一瞬で全体像が把握できるようなページがほしいですね。

インタビューで浮き彫りになったこと

Asanteさんは、昨年12月におちゃのこネットにオープンしたばかりの、めちゃめちゃ新しいお店ですが、実はおちゃのこ出店以前は独自ホームページで約10年間も運営されてきたベテランショップさんだそうです。

オーナー店長の内原さんは、元動物病院の看護師さんをされた経験から、事故でケガをしたり、病気になったワンちゃんたちにとって、カラーやハーネス、リードの形状や機能を個々のワンちゃんの体に合わせたものが重要だと思い、またご自身が洋裁がお好きだったこともあって、「オーダーメイドのお散歩グッズ専門店」を始められたとのことです。

現在に至るまで商品の企画、デザイン、製造からショップページの制作運営、受注~発送に至るすべてをご自身だけでなさっているとのことです。

またご自身も18年の長きに渡って愛犬と暮らしてこられ、ワンコオーナーとしても大ベテランの愛犬家でいらっしゃいます。

以前のお店のホームページは、通常のレンタルサーバーで、特にカート機能もなく、フォームを使っての注文だったので、カート機能や管理機能の豊富なおちゃのこネットに期待をして出店したそうですが、まだどのように説明したり見せたりすれば良いか、いろいろと迷いながら試行錯誤されているとのことです。

広告宣伝などは特にせず、InstagramとLINE@、ブログと口コミだけでコツコツと集客されていらっしゃるとのことでした。

具体的なダメ出し

まずはともかく、初見で来店されたお客様が、全体の商品ラインアップや、オーダーメイドの注文の流れをひと目で理解できる一覧性の良いページが必須だと強く感じます。

私も人生の大半を多くのワンコたちと過ごし、多いときは5匹同時に飼っていましたので、それなりにリードや首輪に関しては見てきましたし、ペットショップに行く機会も多いほうだと思いますが…

それでも、「ハーフチョーク」だの「WD」だの「2バックルのハーネス」だの「ショルダータイプ」だの言われても、単語だけでパッと商品イメージは浮かびませんし、違いや価格差もイメージできません。

世の中の多くのお店は、商品のタイプをまず選んでから、次に色柄を選ぶのが一般的です。(車でも、洋服でも、雑貨でも)

生地の柄を選んでからどの商品にするか選ばせるというアプローチも、私はユニークで良いとは思いますが、そうであればそのプロセスの途中で他のページを探させないで良いように、どのページからでも商品一覧(画像付き)にアクセスできて、瞬時に商品の形状や違いを知ることができるようにしておきましょう。

具体的には…上部メニューの「サイズと価格」というページを作られていますね。
https://www.asante.pet/page/3

このページは単に文字と表だけの説明ですが、ここを「商品ラインナップのサイズと価格」にして、ちゃんと商品画像とオプションなどの画像を添えておき、すべての生地柄ページからもアクセスできるようにしておくのが良いと思います。

「ご利用案内」ページの「商品ラインナップ」という単語からもリンクを貼っておくか、いっそご利用案内ページの中にすべて含めて1ページで全体のラインナップを画像付きで把握できるようにしておくのも良いかと思います。

いずれにせよ、1枚のページで、どんな商品やバリエーションがあって、大まかに価格差はどのくらいかを理解できるようにしましょう。

お電話でインタビューの際に申し上げたのですが、仮に「A4サイズ1枚のお店のチラシを作るとすれば?」のように考えれば、文字だけの羅列ではなく、写真で商品ラインナップを一覧させつつ、価格差も把握できるようにすると思います。

セミオーダーで選んで注文する、デリバリーのピザ屋さんのチラシなどは参考になるかと思います。

細かなダメ出し

リード
https://www.asante.pet/product/14

全長は115cmと書いてありますが、持ち手の部分の長さ(手を入れる輪の大きさ)などは書かれていません。手の小さな飼い主さん、大きな飼い主さんなど個人差もありますので、気にされる方もいると思いますし、なんならオプションでサイズ変更もできると、追加で客単価UPにつながると思います。

ワンちゃんシートベルト
https://www.asante.pet/product/22

全長、各部分の長さ、仕様がほとんど記されていません。
見慣れない商品でもあるので、取り付け方、安全な使い方など、もう少し詳細な写真付きの説明がほしいですね。

またこの商品もそうですが、画像が粗くて低画質です。
他にも昔の回線速度が遅い時代に撮影したと思われる低画質の画像がかなりありますので、少しずつでも撮影し直して、今の時代に合った高画質なものに置き換えていきましょう。

このシートベルトやハーネス類などの取り付け方、着装のさせ方などは、できれば短い動画で説明があると、ずっとわかりやすくなると思います。

今回、貴店を見るにあたって、ネット上のハーネスのオーダーメイドのお店をいろいろ見てみたのですが、日本ではまだ動画でハーネスの付け方を説明、解説しているサイトは見当たりませんでした。(海外にはいくつかありました。)

ハーネスは本当にいろいろなタイプがあって、そのいろいろなタイプをすべて実際に愛犬に装着させて比較検討したことがあるオーナーさんなんて、なかなかいないと思いますので、むしろ動画説明ができるとチャンスだと思います。

元気でやんちゃで暴れる子→とにかくはずれにくい、首や体が抜けたりしないタイプ。しつけ(引っ張り癖を直す)しやすいもの。

まず暴れることのない老犬やおとなしい子→機能性より快適性(ゆったり、痛くない)やファッション性(チャームやアクセサリーなど)。

こうした違いや特徴も、静止画より動画で視点や角度、動きの部分や装着のしやすさなどを見せると、格段と理解度や購入意欲につながると思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいですね。

60点
総評

まだまだわかりにくく、気づかぬうちに多くのお客様が黙って去っている感は否めませんが、逆にまだまだ改善の余地が大きいお店だとも言えます。

また、商品が(商品写真を見る限りではありますが)とてもしっかりとした丁寧な作りですし、オーダーメイドで192種類もの生地から選べる
https://www.asante.pet/product-list/2
のは大きな強みで魅力だと思います。

とはいえ、ペットグッズは競合も激しい業種ですので、お客様もあちこちいろいろなお店を渡り歩いています。

まずは生地柄の多さをアピールして、そこから好みの生地を見つけてもらうアプローチはきっと良いと思います。
ぜひその良さも残しつつ、どのページからお客様が入ってきても、商品タイプの違いを「瞬時」に理解することができるように、写真や動画などビジュアル付きで説明していきましょう。

短時間でお客様の気持ちを掴んで逃がさない
これが当面の最優先課題だと思います。

また「オーダーメイドで自店製造」という強みは、思い立ったら即、商品改良やオプションの追加などができるという点にもあります。

他店にもよくあるデザインや機能の商品だけでなく、オリジナリティを加えたり生み出して、「差別化」「他にはない」ができればなお良いと思います。

思い付きのアイデアですが…
ハーネスにオプションでホックなどで安全にも配慮して簡単に着けられる、天使の羽とかヒーローのマント、バッジ、ペンダントなど、コスプレ的なアイテムは差別化の一案かと思います。
夜間の散歩に蛍光、蓄光のアクセサリーなどもできれば良いかもしれませんね。

Instagram などSNSでもそうした話題性、遊び心のあるお店や商品はバズる(拡散したり投稿が増える)可能性は高いですからね。

まだまだポテンシャルの高い、伸びしろの高いお店だと思います。

以上、「ダメ出し!道場」でした。

皆さん、自粛ムードに負けず、頑張りましょう!

こうした差別化のためのアイデア出し、商品企画、ジリ貧、マンネリ化打破などアイデアに行き詰まった際は、ぜひお気軽にご相談ください。
↓↓↓↓↓



EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今号のデザイン道場は、スタイルシートで写真をぼかす方法をご紹介します。




スタイルシートを編集する

HTMLはご自身で変更してください。
サンプル用にclass名を付けたdivタグを記載しています。
このclass名については、ご自身で変更いただいて結構です。

●HTML

<div class="flex_layout photochbox">
<div><img src="https://cafe-responsive.ocnk.net/data/cafe-responsive/image/photo_s02.jpg" width="300"><div class="photodesc">元画像</div></div>
<div class="photoblur"><img src="https://cafe-responsive.ocnk.net/data/cafe-responsive/image/photo_s02.jpg" width="300"><div class="photodesc">ぼかし</div></div>
</div>



デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けて下さい。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

filter: blurで指定可能です。
数値を大きくするとぼかしが強くなります。
-webkit-や-moz-のベンダーフィックスについては、各ブラウザでの対応状況によりますので必要です。全て記載ください。

●スタイルシート

.photoblur img {
-webkit-filter: blur(3px);
-moz-filter: blur(3px);
-ms-filter: blur(3px);
-o-filter: blur(3px);
filter: blur(3px);
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

中小企業のEC通販サイトを運営する前に
知っておくべき「的確な運営」

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、中小企業のEC通販サイトを運営する前に知っておくべき「的確な運営」について説明させて頂きます。

■大企業と中小企業のECサイト運営における違い

大企業の場合は人材や資金的な余裕があるなかでECサイト運営ができて、立ち上げた後の仕組み化もそう難しくありません。

中小企業の場合はECサイトの的確な運営を実現していくために、営業コストを削減していかないといけないシーンも多くなるものです。

さらに、中小企業であるからこその達成すべき課題もいくつかあります。

中小企業がECサイトを運営していくにあたっての課題を一つひとつクリアしていけば、結果的に成功への道となっていくものです。

まず明確に目標を設定し、目標をKPI化して費用対効果の分析をしましょう。

ECサイトの場合は顧客数と購入した商品の属性、さらにはリピーターとなってくれるかといった数値を把握したうえでの改善がしやすいです。

また、設定した目標を管理する人材も選定しましょう。

ECサイト運営はその時々で適した目標を設定する必要があります。

責任の所在を部署や人材と選定すれば、今後の対策も立てやすくなるものです。

数値を見ながら改修や改善を繰り返すことで、目標達成につながっていきます。

■データをもとに次に何をすべきかを導く

ECサイトの運営では顧客満足度を上げて業務をいかに効率的に進めるかが重要となります。

売上だけに目を奪われることなく、費用対効果に見合うかも考えないといけません。

中小企業の場合は特にソーシャルリスニングもしていきましょう。

顧客の声に耳を傾けることで何を求めているかが分かることも少なくありません。

商品やサービスについての意見、さらにはプロモーションやキャンペーンに対しての反応においても知ることができるチャンスとなります。

顧客インサイトの把握によって、さらなる改善のポイントを見出していく必要があります。

もちろん、どういった施策を行ったにしても売上等の改善につながったのかを分析しないといけません。

広告配信や検索エンジンへの対策などの外部のサイトへの対策も随時実行していくことも視野に入れた方がよいでしょう。

ECサイト運営における的確な運営とはその時々で異なるものです。

さらに、さまざまな要素が絡むなかで集客をし続けていくには個性も必要となります。

中小企業の場合は大企業と比べるとECサイトを立ち上げたことで満足をし、その後の対応が疎かになってしまうケースが目立ちます。

ECサイト運営は立ち上げてからがスタートであると認識した方がよいでしょう。

SEO、デザイン制作、分析、広告などの多岐にわたる業務において、中小企業は大企業と比べると劣ることも少なくありません。

しかし、あくまでも重要となるのはお客様がサイト内で買い物をしやすい環境を整えているかどうかです。

中小企業が運営するECサイトであるのが理由で売れないということはありません。

費用面の問題で外部施策を依頼できずとも、集客ができるケースもたくさんあります。

デザイン性は特に際立つところはなくとも順調に売れ続けている中小企業のECサイトも少なくありません。

今何をすべきか、次に何をすべきかを考えたうえでの対応をしていける環境を整えていきましょう。

大企業の場合は人材や資金的な余裕があるなかでECサイトを運営していくため、それぞれが行う業務が細分化されています。

中小企業でもできるだけ細分化した方が効率的といえます。

業務を効率的に進めないと滞ってしまうことも少なくありません。

バックエンド業務に関しても同様のことがいえます。

お客様目線に立って問題なく買い物ができる環境を整えることが中小企業のECサイト運営における大きな課題です。

★POINT

・中小企業のECサイト運営の課題を把握
・今と今後すべきことを明確にする

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
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編集後記

コロナ騒ぎで予定していたイベントや集会がみんな流れてしまいました。スケジュール帳にぽっかり空いた時間をどう使うか。それを天からのプレゼントと思えれば、禍を福に変えることができるでしょうね。
(おちゃのこ山崎)

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