経営者が淘汰される時代です号

 

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

緊急融資や持続化給付金などの補助金支給が始まり、ほっとひと息ついている経営者や、いつもらえるのかとハラハラしている経営者など、悲喜こもごもの6月が始まりました。

日本は他の国々と比べると死者数も少なく、コロナによる直接の被害は抑えられていますが、経済の実害はこれからだんだん明らかになるでしょう。コロナ倒産の数も、夏に向けて右肩上がりになっていきそうです。

先日、埼玉県にあるウナギ専門店の社長をインタビューしたら、5月の売上は前年同月比93%だったそうです。お店をほとんど閉めていたのにその数字が出せたわけは、「何があっても給料は満額支給する」と約束した社長の心意気に打たれた従業員の方々が、「私たちがお弁当を売って売上げを支えたい」と直訴してくれたからでした。

雨の日も店頭に立って「おいしいウナギ弁当いかがですかー」と通行人に声をかけ続ける従業員さんたちを店内から見て、その社長は涙が止まらなかったそうです。さらに、その勢いに押された厨房のスタッフたちも、お弁当の品種を増やしたり、メニューに趣向を凝らしたり、予約制の豪華版を考案したりと努力してくれて、それが外販だけで93%という数字を作り上げたのでした。

大きなピンチに出会った時こそ、経営者の真価が問われます。ただ追い風に乗ってきただけの経営者は、ピンチを乗り越えられません。その社長に経営の秘訣をうかがったら、「徳と才をバランス良く持つことです」と答えてくれました。

今回のオススメ参考書は、SNSでお客さまの心をつかむことに成功した会社の本を選んでみました。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

寄り添うツイッター
わたしがキングジムで10年運営してわかった「つながる作法」

キングジム公式ツイッター担当者・著 KADOKAWA・刊

1400円 (税別)

「キングジム」という社名をご存じない人は、このメルマガ読者の中にはいらっしゃらないのではないでしょうか。「テプラ」や「ポメラ」、ファイル類などの事務機、事務用品を製造販売している大手文具メーカーです。

創業は1927年。名簿台帳「人名簿」を商品化してスタートしています。当時の社名は「名鑑堂」。現在の社名に変わったのは1961年のことで、事務(JIM)の王様(KING)になろうという創業者の意思を込めての社名でした。

ロゴマークは黒い縁の正方形の中が青く塗られたもの。棚に並んだファイルの背表紙でおなじみです。このブルーはキングジムのコーポレートカラーで、本書にも本表紙、章扉、刷り色(黒と青)に使われています。

表紙カバーの著者名や帯のマーキングには「テプラ」を連想させるデザインがなされています。また、本書に使われている写真は2色刷りの本によくあるモノクロ写真ではなく、黒と青の2色分解によるセミカラー印刷。これがすごくおしゃれです。思わず業界人必携の「網点ルーペ」で写真製版の様子を覗いてしまいました。

さて、本書の内容に入っていきましょう。著者はキングジム公式ツイッターの「中の人」、通称「キングジム姉さん」です。もともと広報部の社員だった著者は、2010年2月、上司の広報部長とともに社長室に呼び出されます。

「何か怒られるようなことをしたのか?」と戦々恐々でエレベーターに乗った2人。しかし、待っていたのは社長からの「ツイッターって、知ってる?」という謎の言葉でした。

続けて社長は、「1週間後に『ポメラ』の新商品発表会があるから、それまでに公式アカウントを立ち上げて」と業務命令を発します。著者が担当者に選ばれた理由は、「5人の広報部員の中で、ほかに適当な人物が見当たらなかったから」という点と、「社内ブログ」に社長に次いで書き込んでいた人間だったからという点。

著者はその日の会社帰りに大型書店に行き、参考書を買い込んで、徹夜で知識を詰め込みます。「#って何?」「RTの意味は?」など疑問は尽きません。そして、ツイッター素人の身で会社を代表して発信する立場になる緊張感。

2010年2月10日13時41分。記念すべき初ツイートが発信されました。
「こんにちは! キングジム公式twitter@kingjimです。#kingjim」
「本日より、キングジムに関する情報をマイペースにつぶやいていきますので、お気軽にフォローしてくださいね♪ #kingjim」

すると、すぐにリプライがつきました。
「#が全角になっている」
「それ、ハッシュタグになっていない」
そしてデビュー当日のうちに、フォロワー数は100に迫りました。2日で150、2か月目には1225人。

しかし、そこでフォロワーの伸びが止まってしまいました。著者は弱気になり、「もうすでに飽きられているのでは」「はたして、これは3年もつかどうか…」という思いを抱くようになります。

その時の著者による発信内容は、「新商品のお知らせ」を中心とする無難なものばかりでした。発信者の「無難」は、受信者の「退屈」だと、ここで著者は指摘しています。

どうすればよいかと迷った著者が参考にしたのは、キングジム社長のツイートでした。社長は趣味の「亀」に関する話題を毎日つぶやいていて、同好の人たちとの温かく居心地の良い関係を築いていました。

「そうか、コミュニケーションの入口は『共感』なのか」と気づいた著者は、「硬いイメージをもたれている企業であっても、ツイッターというカジュアルなツールを通せば、親しみやすさを出せる。そしてファンになってもらうことができる」という、与えられたミッションの核心を体得するに至ります。

しかし、どうすれば「共感」を得られるようなツイートができるのか、著者は悩みました。しかも、公式アカウント担当者はひとりぼっち。発信する内容のチェックもなく、自分の裁量ですべてやらなければなりません。上司のチェックを不要としたのは、「スピーディーでライブ感あふれるやり取りこそ、ツイッターの生命線だから」という社長の考えからです。

もちろん、最低限のルールはありました。宗教や政治など、人によって大きく価値観の違うトピックに関しては話題にしないこと、プロ野球やサッカーなど特定の団体を応援しないこと、1日に10ツイート程度は発信すること。そして「失敗してもいいからね」という社長のひと言が添えられていました。

こうして、著者は考えながら自分流のルール、ポリシーを構築していきます。
・目的は「キングジムを好きになってもらうこと」
・一度発言した内容は削除しない
・問題を指摘された場合は、ツイッター上で対応する
・目先の利益よりも「楽しんでもらうこと」「楽しむこと」
・生活者の気持ちになって役に立つ情報発信をする
・迷ったらストップ
・「ぱっと見10秒」でわかる工夫を
・専門用語は使わない
・ツイッターの上限140字でなく100字を上限に
・小学生でもわかる表現で
・メインの投稿は8~9時、12~13時、18~19時に

ある日、こんなツイートが購買者から投稿されました。
「今日、文房具屋で厚型ファイルを選ぶとき、キングジムとほかの会社で迷ったけど、キングジムのツイッターが面白いから、キングジムにした」
この当時のフォロワー数は約3200人。自分の仕事が成果につながることを知った著者にとって、このツイートは背中をぐいと押してくれるものでした。

そして開設1年後の2011年2月には5,000人を突破。翌年3月には1万人の大台を超します。そのタイミングで会社からツイッター運営のための予算がつき、プレゼントキャンペーンなどを実施することができるようになりました。

現在、著者の頭の中には、ひんぱんにリプライが届く約3,000名のフォロワーのアカウントが記憶されています。性別、趣味、語り口調などのプロファイルを知ることで、本当の知人のような存在になっています。

そのために、「毎日、違う人と会話しよう」と意識し、会話のキャッチボールは1回につき2、3往復まで。特定の人とだけ親しくして「内輪感」ができることを避けるためです。

「オープンで親しみやすい『近所の人』」を目指す著者にとって、理想のキャラクターは「サザエさん」に出てくる「伊佐坂ウキエ」です。礼儀正しくて、家族や隣人からも信頼されているしっかり者。流行に敏感でおしゃれさん。ふるまいは女性的だけれど、意外に男前でサバサバした人となり。距離感のとりかたが上手で、基本的に付かず離れず。しかし大変なときがあったら助け合う。そんなイメージが目標なのだそうです。

ではここで本書の目次を紹介しましょう。
・はじめに
・キングジム公式アカウント年表
・序章 キングジム公式アカウント、いざ出航
社長が放った「鶴の一声」と「亀の一言」
・第1章 キングジムを好きになってほしい
「中の人」として最初に考えたこと
・第2章 フォロワーと深くつながりたい
こんにちは、「近所のキングジムさん」です
・第3章 アカウントに「人格」が生まれた
「キングジムさん」が「姉さん」になったワケ
・第4章 PR担当者としての矜持
「広報×ツイッター」、二足のわらじの相乗効果
・第5章 想像もできない世界が待っていた
企業の垣根を超えた「つながり」
・おわりに

「はじめに」の後にある「年表」には、キングジム公式ツイッターの10年がまとめられています。
・2010年2月 運営開始
・2011年2月 フォロワー5,000人突破
・2012年3月 フォロワー1万人突破
・2013年6月 フォロワー3万人突破
・2014年1月 フォロワー5万人突破
・2015年10月 フォロワー10万人突破
・2016年5月 フォロワー15万人突破
・2017年3月 フォロワー20万人突破
・2017年11月 フォロワー25万人突破
・2018年10月 フォロワー30万人突破
・2019年10月 フォロワー35万人突破
・2020年2月 アカウント開設10周年

この間、他社の公式アカウントとの交流が増えていきます。テイストの似た運営をしているところとのお付き合いで、タニタやシャープ、セガとの交流がとくに濃厚になりました。それによってお互いのフォロワーが流れ込み、顧客層の拡大につながっています。

そのおかげで、単行本にもなったWeb漫画『シャープさんとタニタくん@』にもキャラクターとして登場することになりました。

そして「有名ツイート」が誕生します。「体育館の裏にお越しください」です。
発端はタカラトミーの中の人から送られてきた封書の宛名が「@kingjim姉様」となっていたことです。これを著者が写真に撮ってアップしたところ、井村屋の中の人が「正しい漢字はこう『姐』ですよ。」と。それに対する著者のリプライが「井村屋さん、放課後に体育館の裏にお越しください。」でした。

これ以降、「体育館裏」は「姉さん」を象徴するワードになり、フォロワーからは「体育館裏に呼ばれたらどうすればいいですか」「体育館の場所をおしえてください」といった質問が相次ぎました。

そのほかには、「押忍」ツイートが有名です。ある日、「30(金)発売っす→キングジム、机の上で場所をとらない機能性ペンケース「PACALI(パカリ)」タテオキ&ヨコオキ発売」とツイートして、すぐ間違いに気づき、2分後に「っす→です」と訂正したら…

「欲しいっす」「了解っす」「タテの方、購入するっす」とフォロワーからの怒濤の突っ込みが。さらにタニタの中の人まで「急に体育会系」と拍車をかけ、大喜利リプライになってしまいました。

他企業との交流はツイッター上にとどまらず、コラボ商品にも発展しました。最初は2013年にシャープの中の人「シャープさん」との間で実施した「プレゼント交換」でした。商品をお互いに送り合って、写真を投稿するというものでしたが、キングジムからは「ポメラ」、シャープからは「電子ノート」と「色が変えられるLED電球」をプレゼント。これにより、企業アカウントが他社の商品を紹介するというPR手法が生まれました。

そして東急ハンズとのコラボ商品「トラベル・オレッタ」は、ネットではわずか10分で完売、店頭でも2週間で売り切れるという好評ぶりでした。

さらに井村屋とのコラボで生まれたのが「あずきバーキングファイル」。両社のロングセラー商品である「あずきバー」と「キングファイル」を合体させたキャンペーン限定コラボ賞品で、あずきバーのバッケージデザインがファイルに印刷されています。限定100個のところになんと3万人もの応募者があったそうです。

2014年、著者はツイッターでの成果が会社に認められ、社長賞を授与されました。それまでの受賞者は開発や営業の部署から出ることが多く、間接部門である広報部の受賞は初めてのことだったといいます。

本書のタイトル「寄り添うツイッター」は、本書を読了して「これ以外にない」と感じる良いタイトルです。サブタイトルの「わたしがキングジムで10年運営してわかった『つながる作法』」も、本書の内容を的確に、簡潔に言い表しています。

本書を読んで、「専任担当が置ける規模の会社だから」とやっかみ半分で批判する人もいるかもしれませんが、お客さまに寄り添う姿勢は社長一人の会社でも重要なことです。この本にはビジネスにまつわる数多くのヒントが埋め込まれていると感じます。


 

おちゃのこカフェオンライン
EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

みなさん、緊急事態宣言も明け、少しずつ世の中が動き始めていますが、お元気で頑張っておられますか?

私のところには、いまだにアベノマスクは届きませんし、特別定額給付金も振り込まれないですが…皆さんのところにはもう届きましたか?(苦笑)

「スピード感を持って」「スピード感」

ここ何か月かで何百回、何千回聞いたかわかりませんが、どうもこの国で言うスピード感とは、のんびり、のらりくらりやる意味なようですね(苦笑)

さて我々中小企業にとっても、まだまだ先行きが見えず多くが売り上げを激減させる中、家賃や税金、仕入れ、人件費、などさまざまな経費の支払いにも追われ、とにかく今は目先の資金繰りをなんとかして生き永らえなければなりません。

私はファイナンスの専門家ではありませんが、皆さんも、持続化給付金、雇用調整助成金、その他自治体独自の支援、助成制度など徹底的に調べて利用できるものはどんどん活用し、手元資金にとにかく余裕を作って生き残りを図りましょう。

売り上げや仕事が減ったからと言って安易にスタッフを解雇せず、休業させて雇用調整助成金をもらい、休業手当を出して雇用をちゃんと維持しましょう!
人は宝です。人財です!
会社やお店を支え、これからまた売り上げを作ってくれるのはスタッフたちなのですから。

ややこしいと悪評高い「雇用調整助成金」ですが、自分で申請できなければご近所の社会保険労務士さんを探して相談してみてください!
多少の費用を払っても、ミスなく申請手続きをしてもらえば確実に早く助成金が受け取れます。休業させるスタッフの人件費(休業手当)の大半が1年間カバーできます(時間単位での休業も可能)。
その間に生き残りの策を、業績回復の策を練って進めましょう!

また、借入・融資については、「借りたら返さなきゃいけないからなぁ」と借入れを躊躇われる経営者さんも多いのですが…
資金が底をついて潰れたら元も子もありません。景気は急に良くはなりません。

低空飛行の飛行機は、ちょっと高度が下がってしまえば地面に激突ですが、今は借金であっても資金を得て高度を上げておけば、少しくらいの乱気流で高度が下がっても墜落はせず、回復するチャンスを得たり、遠くに宝の山を見つけられるかもしれません。

むしろ今こそ、融資を受けるチャンスです。
従来の事業規模では借りられないくらいの金額を、比較的甘い審査で無金利で借りられるのです(当初3年間金利ゼロ、それ以降も従来よりかなりの低金利)。

まずは日本政策金融公庫や地元の信用金庫などに相談してみてください。
地元の商工会や市役所の産業振興課などにも相談窓口があると思います。

資金を得て、とりあえず目の前の支払いの悩みを解決した上で、チャンスととらえて改革や新商品、新販路などの開発に着手しましょう!

借金はリスクでもありますが、突破口を見つけるためのチャンスでもあります。起業した以上は腹をくくって、覚悟を持って勝負しなければいけない時があります。それが今だと思います。

注文が減ったり、仕事が減ったりしているからこそ時間もあるはずです。
ピンチの時こそスタッフを守ってあげましょう!
一人ひとりと話す時間を作りましょう!
電話やネット通話で一人ずつの話を聞いてみてあげてください。不安や心配や仕事や会社への思いを。
その中には事業のヒントになる提案やアイデアもあるかもしれません。
社長であるあなたとの意識の差も見えてくるでしょう。
逆に今まで気づかなかったことが発見できるかもしれません。
ベクトルの差をを確認し、すり合わせるチャンスです!

世界・世の中がすっかり変わってしまいました。元に戻るかどうかはまだ誰にもわかりません。ならば世の中の変化に合わせて自社も自店も変わらなければ生き残れません。

そして自社を変えるためにはまず社長、店長、リーダーであるあなたが変わることです。トップが変わらなければ、スタッフも変わりません。

今を第2の創業期だと思い、新たな資金を得て、スタッフの士気を高めて、新たな世界、新たな市場への意識を持って、新しい形の事業を立ち上げていきましょう!

ちょっと最近、先行き不安で元気のない経営者さん、店長さんが多いようなので、背中を押してみました!
プラス思考で頑張って参りましょう!

さて、今回のお店は2006年におちゃのこ出店という、ネットでは老舗と言っていいお店です。ご夫婦二人を中心にチェコ在住の娘さんの助けを借りて、「日本とチェコの懸け橋に!」の思いで事業をされています。

それでは、ダメ出し道場、始まりで~す!

ダメ出し!依頼ショップ
東欧のクラフトミラベルカ

ショップ名 :
東欧のクラフトミラベルカさん

サイトURL:
https://mirabelka.ocnk.net/

チェコを中心に東欧のクラフトマンを訪ねる旅を続けています。
娘がチェコ人と結婚しているので、職人に会いに行くときはサポートしてもらっています。
そして素敵だなと思うクリエイターの作品をミラベルカで紹介しています。彼らは例外なく、直接材料を自ら調達し、伝統的な技術を駆使して今の暮らしに受け入れられる物を作り続けている職人で、チェコ国から伝統工芸士として認定されている人が多いです。
夫婦でミラベルカの運営をし、チェコと日本の懸け橋になる夢に繋がっています。
一番の悩みはリピート率の低さです。これまでの会員登録者は0。
ボビンレース用具の場合は、リピートしてくださる人もあるのですが、他の商品は一度買ったらおしまいです。
メルマガ希望者にはチェコ情報を流していますが、繋ぎにはなっていないように感じます。

【第一印象:】明るく、すっきり、好印象だが、一歩入ると???

店舗名とトップページ上部のキャッチコピーでは「東欧のクラフト」とあるので、やや漠然と東ヨーロッパのいろいろな国のクラフト(工芸品)を扱うお店なんだなぁ…。写ってる人たちは、みんな工芸作家さんなんだなぁというのは端的に伝わります。

ただ…
ダメ出し!道場への申し込み文を読んで「東欧というのもほぼチェコのことで、主にチェコの商品を扱っていること」を知らなかったら、残念ながらトップページ1画面目だけ見ても、「チェコ」という国名も見当たらず…どこの国の品物なのかすらもなかなか気づきません。

「お知らせ」の下に「東欧のクラフトマンを訪ねて」という目立つコーナーがあり、お店のコンセプトを表しているのは大変に良いとは思うのですが…

一人ずつクリックしても次のページには東欧のどこの国のどんな地域のクラフトなのかの説明もなく、そのクラフトの文化的、歴史的背景なども不明で、いきなり商品ページへのリンクがあっても、興味や好奇心が膨らみにくい状態です。

例えば逆の立場で考えてみてください。
海外の人が日本の工芸品のショップにアクセスしてきて…
ある陶磁器を展示販売しているけど、生産地域すら書いていなければ、その文化的、歴史的背景なども書かれていなければ、その十分な価値を感じるでしょうか? 伊万里なのか九谷なのか備前なのか…。

その作家さんがどんな地域で育ち、生活し、どんなこだわりを持ってモノ作りしているのか? それを期待してクリックするはずですが、作家個人のことが少し触れられているだけで、少々(かなり?)物足りないと言わざるを得ません。

お店にとって、店長さんにとって当たり前過ぎるチェコのことや地名なども、お客さんにとっては未知なものという前提で、丁寧に解説や手ほどきをしてあげることこそ、海外品専門店に求められることです。

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また商品を大きく分けると、ボビンレースやペグルームのようなクラフトをするための道具類と、オロビネツやライ麦細工、木のおもちゃのような完成品雑貨類とに分かれるかと思います。
そのあたりも大きくわかりやすくする改善の余地ありです。

インタビューで浮き彫りになったこと

店長の野中さんご夫妻は、娘さんがドイツ留学中に出会ったチェコ人の男性との結婚を機にチェコとご縁ができて、現地を訪れるようになり、チェコのナチュラルでスローなライフスタイルを通じて、現地の生活の中に根付いた木や、植物など自然素材を用いた手仕事のクラフト(工芸品)にすっかり魅了されたようです。

やや美術品的な扱いの高級高価な伝統工芸品というのではなく、21世紀の現代でも、一つずつ手仕事・ハンドメイドで時間をかけて作られた商品が、日用品としてリーズナブルな値段で販売され、購入され生活の中で使われている。

そうした環境やライフスタイルも含めて、チェコのクラフトを日本に伝えて懸け橋になりたいと考えておられます。

実はお二人は同じ大学で工業デザインを学び、かつてはそれぞれが大手のメーカーや流通業などで商品開発をなさって来たご経歴の持ち主。
今は、もう年金受給できる年齢でもあり、生活のための仕事というよりも、ライフワークでチェコと日本の懸け橋的なお仕事として、ミラベルカの運営をなさっているとのことでした。

具体的なダメ出し…

出店が15年も前ということもあり、商品写真などに古い写真も多いため、また回線速度の遅い時代のなごりなのか、写真のサイズが小さかったり、画質が荒かったりするものも多く見受けられます。

店舗テンプレートはレスポンシブルでスマホ対応にされているのに、肝心の商品写真が現代に対応できていないのはNGです。
できるだけ早めに撮影し直して差し替えていきましょう。

例)ボビンレース用枕
https://mirabelka.ocnk.net/product/464
例)ボビンレース 型紙 ウッドリング8cm用型紙 8-C チェコ製
https://mirabelka.ocnk.net/product/801

などはクリックしても画像があまり拡大されません。小さすぎます。

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上記 ボビンレース用枕
https://mirabelka.ocnk.net/product/464

は、ただ1枚の写真だけで、正直本当の寝具の枕ではなさそうですが、何にどのように使うのか、また大きさや硬さ、柔らかさ、質感などのイメージも伝わらず、通販ショップの基本としても情報不足です。

実はこうしたことも、たまたま見つけたミラベルカさんのブログサイトにはちゃんと書かれている記事やYoutube動画もあったりするのですが…
↓↓↓↓↓
記事 https://mirabelka.exblog.jp/12049372/
動画 https://www.youtube.com/watch?v=gY6q_qQpsxI

肝心の売り場である おちゃのこ商品ページにはこうした説明がなく、まことにもったいない限りです。

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インタビューの中で下記商品が高齢者施設や子供たち向けのクラフト教材として採用されたりというお話を聞きました。

ペグルームセット チェコの棒織り機
https://mirabelka.ocnk.net/product/836

このあたりの情報に大きなヒントが隠されているような気がします。
ペグルームを使った作品集、事例集を充実させ、「こんなものまで作れるんだ!」と感激させたり、「私もやってみたい! 私でも、うちの子でも、おばあちゃんでもできるかも?」と興味を引き起こすことが大事です。

Youtube動画は作られていますが、大写しで初見の人にはよくわかりません。何パターンか使用方法や製作事例などをもっと増やしてみましょう。

TVのCMなどと違って、放映枠が決まっていて有料なわけでもないので、動画は1つに絞らずとも、何種類も何パターンもあってよいと思います。
知りたい人には知りたいだけ見られるように、いろいろな動画を用意して、認知、理解してもらいましょう。この商品は動画での説明が効果的な体験型商品だと思います。
見ていると自分も作ってみたくなります!

50点
総評

今、考えられる、ミラベルカさんで商品を買う可能性のある人は…

1)チェコに興味がある人、チェコ好きな人、チェコ旅行経験者
2)ボビンレースやペグルームなど具体的なクラフトそのものに興味がある人
3)野中さんご夫妻の友人、知人、ファン、直接ご縁のあった方々

だと思います。

3)は普段から出会う方にお話しされ、お二人との関係性や信頼感で興味を持てば、既に買ってくださっているかと思います。
それでも買わない方が多ければ、厳しいけどそれが現実です。
商品の魅力や良さが感じられないか、十分に伝わりにくいということです。

1)に関しては、野中さんご夫婦は、娘さんがきっかけでチェコへのご縁ができ、直接訪問し、そこで知り合ったクラフトマンたちとの出会いや体験があるので、お二人はチェコへの強い思いを持たれていますが…

そこまでチェコに強い興味や思いを持ったお客様はまず少ないでしょう。
1)はお店の特徴ではありながら、客層や市場は非常に少ないということですね。

となると…「チェコ! チェコ!」とチェコ押しするのではなく、一つ一つのクラフトの良さに加えて、それを生活の中でどんな使い方をするのか? どう取り入れておしゃれや生活を豊かにできるのか?

使い方や使用シーンを提案していく必要があると思います。

例)オロビネツ・蒲(ガマ)のバスケットシリーズなども
https://mirabelka.ocnk.net/diary-detail/31
写真では伝わりにくいようですが、よく見る籐のカゴとは違い、かなり柔らかく軽い素材のようです。
底や縁の編み方も優雅で細かく、お洒落な印象がありますので、食卓でパンを出す際や、飲食店やパン屋さんなどでも使われるかもしれません。
そうした使用シーンを演出して、写真を撮って掲載したり、SNSを通じて発信していくことで、思いもしなかったニーズを持った将来のお客様と出会えるかもしれません。

一番の悩みはリピート率の低さです。これまでの会員登録者は0。
ボビンレース用具の場合は、リピートしてくださる人もあるのですが、他の商品は一度買ったらおしまいです。

と書かれていましたが…
工芸品、としては興味を持ったり買いそろえて行きたくなるほど魅力のあるものではないということだと思います。

それよりも、東ヨーロッパのナチュラルなテイストの雑貨としての提案や、ボビンレースやペグルームなど趣味のクラフトの道具としての提案で、新しいもの好きや珍しいもの好きな客層に興味を持っていただくのが良いかと思います。

また、エコ、ロハス、エシカルなどの世界的なムードを示すキーワードとも親和性が良い商品ですので、商品説明にうまくこれらのキーワードを埋め込んだり、SNSでもこれらのハッシュタグを付けて情報発信してみてください。
流れに敏感なインフルエンサーやメディアの人たちにひっかかるかもしれません。

ペグルームや木のおもちゃなどはお子様向けのギフトにも良いと思うので、ちゃんとしたギフトセットを考えてみると良いと思います。

最後に、現在Excite Blogに散在している作家さんや商品の使い方などの情報コンテンツは、おちゃのこサイトの中できちんと商品説明の補足などに取り込んで使いましょう。宝の持ち腐れ状態でとてももったいないです。

以上、ダメ出し!道場 でした。

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皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、ピンチはチャンス!と思い新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破などアイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!
↓↓↓↓↓



EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今号のデザイン道場は、スタイルシートで斜線背景を作成する方法をご紹介します。




スタイルシートを編集する

HTMLはご自身で変更してください。
サンプル用にclass名を付けたdivタグを記載しています。
このclass名については、ご自身で変更いただいて結構です。

●HTML

<div class="dotbg dottxt">DOT BACKGROUND</div>



デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けて下さい。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

●色
・#CCCCCCと#999999が背景とドットの色となります。

●スタイルシート

.dotbg {
background-color: #CCCCCC;
background-image:
radial-gradient(#999999 1px, transparent 1px);
background-size: 20px 20px;
}

.dottxt {
padding: 20px;
color: #000;
text-align: center;
font-weight: bold;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ECサイト運営代行の必要性

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「ECサイト運営代行の必要性」について説明させて頂きます。

■自社にないものを外部との連携で相互補助していく

ECサイトの運営で行うべき業務は幅広いです。

商品の仕入れや撮影、ページのデザインや登録といった運用業務に加え、広告運用やSEO対策などのユーザー獲得業務もあります。

これらすべての業務を自社で行うにあたって人材不足である場合も少なくありません。

すべて業務あるいは一部の業務の代行をしてくれるのがECサイト運営代行です。

ECサイト運営代行を利用することで新たな人材の採用及び育成コストの削減を図れます。

適した人材を獲得できない、人材を獲得してもどう育成すれば分からないといった場合にメリットは大きくなるものです。

さらに、自社でECサイトの運用ノウハウがなくとも、ECサイト運営代行がノウハウのある運用を行えます。

自社でECサイト運営を行う場合に何が不足しているかを明確にし、ECサイト運営代行への依頼を視野に入れるのは今の時代においては当たり前となっています。

注意点となるのが自社での運用体制に切り替えるのが難しくなることです。

自社の体制と今後の方針を考慮し、ECサイト運営代行を利用するのが望ましいといえます。

また、ECサイト運営代行の細かいノウハウが社内に蓄積されにくくなるのも注意点です。

自社だけでECサイト運営を行おうとする場合、ECサイト運営代行が行っている施策についての把握をしておかないといけません。

自社にないものを外部との連携で相互補助していくことで、ECサイト運営を行いやすくなります。

■どの業務をECサイト運営代行に依頼するか

ECサイト運営代行に依頼する場合、どの業務を依頼するかが最も重要です。

業務内容や売上規模によってすべての業務の代行を依頼するか一部の業務の代行を依頼するかを決める必要があります。

当然ながら依頼する内容によって費用は大きく変わるものです。

予算に見合う費用の見積もりを行ってくれるため、ECサイト運営代行に依頼したいと考える場合はまず依頼する業務の範囲を明確にしましょう。

すでにECサイトを運営している場合は何が負担に感じるかを明確にできるはずです。

これからECサイトを運営する場合においても、自社の状況から考えられる負担を把握することはできなくはありません。

ECサイト運営代行に依頼する場合、制作や管理といった工数負担の大きい作業の代行を依頼するのがひとつの方法です。

専門性が必要とされる業務を一から対応するのは大変な労力がかかります。

マーケティング施策や新たな企画といった売上アップに関しての業務に専念すれば、ECサイトの運営の安定にもつながるでしょう。

ECサイトの運営担当者が不在であっても効率的に運営をしていくためにECサイト運営代行に依頼するのは有効な手段です。

ECサイト運営は専門の知識と技術を駆使して売り上げを拡大していくものです。

人材不足であるのが理由で作業スピードが遅くなってしまうのが懸念事項となります。

ECサイト運営代行に依頼すれば、作業ごとにディレクターが担当します。

現場を改革して売上増加とコスト削減を図る方法となるのがECサイト運営代行に依頼することです。

煩雑でとても一人では手に負えない業務を処理することで作業が雑になるとともに、非効率なものとなってしまうのが大きな問題となります。

適した人材を適した場所に配置するのは実店舗では当たり前となっているものの、ECサイトの場合は甘く考えている運営者も少なくありません。

社内状況の最適化を図るのはECサイト運営においての大きなポイントになります。

ECサイト運営代行を依頼するかどうかは別として、頭を悩ませる問題がある場合はまずは相談をした方がよいでしょう。

一長一短があるものの、競争が激しいECサイト運営で勝ち抜くために必要になることも少なくありません。

★POINT

・外部との相互補助をしてECサイトを運営するメリット
・どの業務をECサイト運営代行に依頼すべきか

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編集後記

だんだん暑くなってきました。この後に梅雨が来て、それから本格的な夏です。コロナと過ごす初めての夏。私たちの新しい暮らしはどうなっていくのでしょうか。
(おちゃのこ山崎)

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