楽に書く方法、あったら知りたいですよね号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

アメリカ大統領選挙がどうなるかと気を揉んでいたら、コロナが不気味に勢力を拡大してきました。この原稿を書いている段階で、東京都も全国も過去最大の感染者数を記録しています。

流行の初期のように「命が危ない」という感じではなくなっているので、世間はパニックを起こすには至っていません。しかし、病院のベッドがコロナ患者で占拠される事態は防ぎたいものです。医療崩壊を起こしてしまったら、コロナの死者数どころではない犠牲者が出るでしょう。

今回の第三波がどう収束するかによっては、GoTo政策や来年のオリンピックが不透明になりかねません。やっと明るい兆しが見え始めた経済も、再びトンネルに入ってしまうかもしれません。

それにしても、今回のコロナ騒動は、現代文明の脆さ、人命のはかなさを私たちに突きつけてくれました。現代科学、現代医療が万能であるかのように思っていたら、それは錯覚だったというわけです。

私たちがマスク、手洗い、ソーシャルディスタンスの「ニューノーマル」を始めてから、そろそろ10か月が経ちます。もうマスクのない生活、顔を近づけて話し、やたらに握手する生活は忘却の彼方にかすんでしまいました。

現在、世界のコロナ死者数は134万人。5,560万人の感染者数から見れば死亡率は2.4%ですが、アメリカ、インド、ブラジル、フランス、ロシアの上位5カ国を合計しただけでも、毎日4,000人以上の人が亡くなっています。

私たちにできることは、感染を防いで健康を保つことと、コロナ禍が時代の変化であることを認めて生き残り策を必死で考えることです。もう「元に戻る」ことは期待しないほうがいいでしょう。

そんな昨今でも、私たちは前に進まなければなりません。今回のオススメ参考書は、少しでも楽に文章が書けるようになる文章術の本を紹介します。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

書くのがしんどい

竹村俊助・著 PHP研究所・刊

1,500円 (税別)

本書の目的と効能を知るには、まずイントロダクションを読むといいでしょう。
***
書くのって、しんどくないですか?
書きたい気持ちはあるんだけど、書くことがない!
書き始めても、途中で混乱してしまう!
ていねいに書いているつもりなのに「わかりにくい」と言われる!
時間をかけて書いたのに、あんまり読んでもらえない!
「こんなの、おもしろいのかな?」といつも不安になる!
(中略)
文章を書くというのは、なかなかしんどいものですよね?
でも、もう大丈夫!
その「しんどさ」の原因を突き止め、ひとつずつ対処法をご用意しました。
本書で紹介するのは、編集者である筆者が10年以上かけて編み出した
「誰でも書けるようになる」スキルとノウハウです。
読み終えるころには「しんどい……」から「楽しい!」に変わっているはず。
あなたも今日から「書ける人」になって、人生を変えてください。
***

著者は書籍編集者。中経出版で編集者としてのキャリアをスタートし、星海社、ダイヤモンド社を経て、株式会社WORDS代表取締役に就任、現在に至ります。これまでに手掛けた本は累計100万部以上とのことです。

では先に目次から紹介しておきましょう。
CHAPTER 1 書くことがなくてしんどい
――書く以前の「取材」と「思考法」
CHAPTER 2 伝わらなくてしんどい
――「わかりやすい文章」の基本
CHAPTER 3 読まれなくてしんどい
――文章を「たくさんの人に届ける」方法
CHAPTER 4 つまらなくてしんどい
――商品になる「おもしろい文章」はこうつくる
CHAPTER 5 続かなくてしんどい
――書くことを「習慣」にする方法
CHAPTER 6 書けば人生は変わる
――「しんどい」の先にある新たな自分

「はじめに」で著者は、文章を書くのがしんどい理由を「メンタルだ!」と断言しています。

LINEなら書ける、ツイートならできる、仕事のメールには返信できる。ではなぜ改まってまとまった文章を書こうとするとしんどくなるのでしょうか。多くの人はその原因を「自分にはスキルが不足しているから」と考えますが、それは違います。

多くの人が文章を生み出そうとするとき、自分の中から文章の種を見つけようとします。しかし著者は「実は自分の中には何もないのです」と言い切っています。

書こうと思ってすらすらと書けるのは一部の文才のある人だけで、普通の人は目を閉じて文章を生み出すことはできません。

著者は「そもそも『書く』という言葉がよくない」と言います。では「書く」ではなくて何が適当か。それは「伝える」という言葉です。

LINEやツイートが簡単に書けるのは、誰かに何かを伝えようとしているからです。「よし、LINEを書くぞ!」と考えて書き始める人はいません。「電車が止まっているので遅れます」ということを伝えたいから書けるのだということです。

そして著者からのアドバイスは、「ゼロから書こうとしないこと」。自分を著者と編集者の2人に分けて、まず著者として殴り書きをつくり、次に編集者としてそれを手直しする。そうすればある程度の質の文章がつくれるのだといいます。

「はじめに」で著者が言っている、「書こうとするのではなく伝えようとすること」「ゼロから文章を生み出すのではなく、下書きを書いてから仕上げる」という2つを守るだけで、文章に対する苦手意識が少なくなるはずです。

「CHAPTER 1」には次の大見出しがあります。
・「自分のこと」を書こうとしなくてもいい
・「書く」の前には「取材」がある
・ダムに水を溜めるようにメモをとろう
・「ライティング」の前に「ヒアリング」の技術を磨け
・最初から「完ぺき」を目指さない
・ネタを寝かせて熟成させてみる
・書けない原因は「自意識」が9割?

ここで大切なのは、「取材」「メモ」「ヒアリング」かと思います。これらは「書く」というアウトプットの前に十分なインプットが必要であることを教えてくれています。

どこかの会に招かれて「50分、好きなことを話してください」と講演を依頼されたとき、みなさんは徒手空拳で演台に向かうでしょうか? おそらく台本やメモを用意して、リハーサルのようなこともするのではないでしょうか。

「書く」という行為があまりにも日常的であるため、つい準備を疎かにしがちですが、不特定多数の人の目に触れる文章をつくり、広めたいと思うなら、講演と同じくらいの準備は必要です。

十分なインプットと準備がないままにキーボードに向かっても、出てくるのは雑談をつなぎ合わせた空疎な文章でしかないでしょう。まずはそれを認識することです。

CHAPTER 2の大見出しは、次のようなものが並んでいます。
・「わかりやすい文章」のたったひとつの条件
・一文は短ければ短いほうがいい
・エスプレッソのような文章を書いてはいけない
・削ることができるものは、なるべく削る
・「文章のデザイン」を考える
・「論理的」とは、つまり「わかる」ということ
・読み手に「前提知識」がどれくらいあるか
・「結論」は先に言う
・「重心」のある文章になっているか

最初の見出しが気になりますね。核心の部分を引用してサービスしちゃいましょう。
「読む速度と理解する速度が一致する文章」
と著者は言っています。いかにも編集者らしいアドバイスです。

例として、この本では国会の答弁書を引用しています。いかにも役人的な文章で、正確ではあるのでしょうが、一読してただちに理解できるものではありません。

著者はそれをリライトし、読みやすい文章の例として掲出しています。前の例とは雲泥の差です。そしてこの項目の最後に大事なことが書かれています。
「前提として大切なのは、書き手が内容をきちんと理解しているということです。
(中略)
書き手が理解していないものを読み手が理解できるはずがないのです」

CHAPTER 3の大見出しは、こんな感じです。
・文章は基本的に「読まれない」
・「書きたいこと」と「読みたいこと」はズレている
・ターゲットどうするか問題
・「無邪気な書き手」と「イジワルな編集者」
・「自分ごと」になるようなテーマを選ぶ
・読者にその文章を読む「動機」はあるか
・人が集まる「文脈」にコンテンツを置く
・いい文章は、読者への「ラブレター」

最初の項目と最後の項目を見てみましょう。
いきなり著者は、読者に厳しい言葉を投げつけます。
「みんな『読んでもらえる』と思いすぎです」

「文章は基本的には読まれない」と著者が言う理由は、現代の世の中に情報が氾濫しているからです。身のまわりに無数のおもしろい情報があるのに、なぜ今この文章を読む必要があるのか。ネットの進化とともに情報発信のハードルが低くなる一方で、読んでもらうためのハードルはどんどん厳しくなっているということです。

同じことを今号のEC仙人・太田さんが「ダメ出し!道場」で言っていますから、ぜひそちらもご参照ください。

最後の「ラブレター」は気になりますね。引用してみましょう。
「読まれる文章を書くためには、相手を喜ばせることをつねに考える。ものすごくあたりまえのことですが、これしかありません」

もちろん、ラブレターにもいいラブレターとダメなラブレターがあります。
いきなり冒頭から「本当に好きです! 付き合ってください!」と書かれたラブレターは、「キモい」とゴミ箱にポイ捨てされるでしょう。

「いいラブレターは、相手のことがきちんと考えられている文章です。相手の興味がありそうな話題から入る。もしくは『いきなり手紙が届いて驚いたかもしれません』と共感を誘う。次に自分を知ってもらい、思いを伝えるはずです」

そしてただ一方的に「付き合いたい」とだけ書くのではなく、自分と付き合うことのメリットもさりげなく示します。
「ぼくと付き合うと、毎日が楽しくなります!」
「困ったときに助けてあげられます」
などと、いやらしくなく伝えるわけです。

CHAPTER 4の大見出しは、次のようになっています。
・「情報」だけでは価値がない
・おもしろい文章は「共感8割、発見2割」
・その文章に「サビ」はあるか?
・「固有名詞」で魅力は倍増する
・「冒頭」で先制パンチを浴びせる
・文章をワンランクアップさせるいくつかの工夫
・「たとえ」の達人になる
・「順番を変える」だけで印象は変わる
・タイトルは0.2秒の戦い

さあ、どの項目が気になりましたか?
「固有名詞」「冒頭」「たとえ」は、みなさんも今すぐ使えるワザです。
誰もが知っている有名人のエピソードが書いてあれば、その文章に急に親近感を持ってもらえるでしょう。誰も知らない人のことでも、リアルな存在として書かれていると、興味を持ってもらいやすいものです。

「冒頭」はお笑いでよく言われる「つかみ」です。
大作家でも「書き出し」には膨大なエネルギーを費やすといいます。それは最後の「タイトルは0.2秒」につながる要素だからです。

冒頭の文章が凡庸だと、せっかく「読んでみよう」と思った読者の期待値を急落させてしまい、その後の部分が読んでもらえない可能性が高まります。
逆に、冒頭がおもしろいと、つい勢いで全文を読んでしまうものです。

だからタイトルも大事です。その文章を読もうか飛ばそうか、読者が意思決定をする最初の要素だからです。

「たとえ」は退屈な文章にひねりが加わります。一読しただけでは理解がむずかしい内容でも、たとえが秀逸であれば一発でわかります。わかった瞬間に読者は書き手への好意を高め、「もっと読みたい」と思ってくれます。

CHAPTER 5の大見出しは、次のようなものです。
・スキーの教則本を読んでも滑れるようにはならない
・フォロワーは最強の「編集者」である
・ツイッターで得られるさまざまなメリット
・「ビジョン」を描いて、発信しよう
・「おもしろい雑誌」みたいなアカウントを目指そう
・信頼されるプロフィールをつくろう

ツイッターで得られるメリットは10個あると著者は言います。
(1)発信する勇気が手に入る
(2)自意識をコントロールできるようになる
(3)マーケティング力が身につく
(4)共感力が身につく
(5)構成力が身につく
(6)コピー力が身につく
(7)文章のリズム感を鍛えられる
(8)思考力・考察力が身につく
(9)調べる力が身につく
(10)行動力が身につく

最後のCHAPTER 6の大見出しです。
・いまは「書ける人」が有利な時代
・多様化の時代に「存在を示す」ことの重要性
・自分のことを知ってもらえると「仕事」がやってくる
・副業・複業もまずは書くことから

なぜ「書ける人が有利」なのかといえば、現代は人との出会いがいきなりリアルではないからです。特にビジネスでは、初めての出会いはテキストである場合がほとんどでしょう。そこで「この人に会いたい」と思ってもらうためには、テキストが魅力的である必要があります。

最後の「おわりに」には「言葉で世界を動かそう」という見出しが躍っています。著者はこう言います。

「誰でも、いますぐに、人生を変えられる方法。それが「書く」ということです」


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

「コロナで売上が減少」「コロナで赤字」「コロナで客が激減」
もうこんな声が溢れてしまっている2020年ですが…

そんな中でも新規オープンや「新商品を開発、販売開始!」
なんて前向きに頑張っておられるニュースもちらほら目にします。

最初はマスク関連商品であったり、消毒や殺菌など衛生関連品や「密」を回避するグッズだったりと、直接的なコロナ対策商品のニュースが多かったのですが、最近では、コロナには直接関係のない一般的な商売や商品の話題も出てきました。

ステイホームやリモートワークの増加など、「withコロナ」で変化したライフスタイルに対応したビジネスや商品に追い風を感じて、チャンスを見出した会社やお店が出てきているということだと思います。

今回のお店は、神奈川県藤沢市にある飲食店さんがコロナ騒動の直前におちゃのこネットでオンラインショップを始められ、緊急事態宣言下で実店舗は休業を余儀なくされましたが、その間に「ピンチはチャンス」と素晴らしい商品開発をされたお店です。

まだまだネット通販では経験も少なく苦労されているようですが、この2020年は将来への大きな可能性を得た転機になっているようです。

それではダメ出し道場、始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
藤沢しぇんろんオンラインショップ

ショップ名 :
藤沢しぇんろんオンラインショップ さん

サイトURL:
https://www.fujisawa-shenlon.net/

今年の2月からおちゃのこネットさんを使い始めました。
ネットショップは、初めてです。
当社は、26年飲食店を経営していますが、2年前から飲食店だけの売り上げでは浮き沈みが激しく、経営が安定しないので、自社のレシピで商品化した油そばを販売できないかと思い、おちゃのこネットショップを始めました。
今年の4月から、ハム工房を作り、5月に食肉加工製造免許と、食肉処理業の免許を取得して、自社のハム、ソーセージ類を販売できるようになりました。
コロナの緊急事態宣言で、飲食店を休業していた時は、一日で80件近い売り上げがあり助かりました。しかし、その後は受注がどんどん減って、9月はたったの1件でした。
メルマガ配信や、SNSで宣伝しても、なかなか結果が出ません。コンスタントに売り上げが上がるショップにするのにはどうしたら良いか、何から始めたら良いか、悩んでいます。
どうぞよろしくお願いいたします。

【第一印象:】おちゃのこショップだけで見るとよくわからないが…

藤沢しぇんろんオンラインショップ さんは
https://www.fujisawa-shenlon.net/

おちゃのこショップだけを見ると…
まずはお店のキャッチコピーが

「湘南ふじさわで四半世紀。出汁を極めた油そばです」

販売商品は、自社開発製造の

油そばセット
ベーコン・ハム・ソーセージ詰め合わせセット
リンゴの北欧焼き(ケーキ)
ラー油

を売っている一見ではなんだか脈絡のない、よくわからないお店です。
辛口御免! (^^;)

トップページにも、ご利用案内にも、特定商取引法表示を見ても、会社やお店の自己紹介がなく、四半世紀とだけ言われても「何が四半世紀なの?」とまったくピンと来ません。

「お店について」をクリックすると、実店舗の飲食店のホームページが開くのですが…
↓↓↓↓↓
「純米酒料理屋しぇんろん」
http://fujisawa-shenlon.com/

こちらを見てようやく、「ああ、飲食店が四半世紀なのね」と気づく人もいるかもしれませんが、お店のページを見なければそれすらわかりません。

お店のページには…

「煮干しと鰹節で丁寧に出汁を引いています。地元湘南ふじさわ産の野菜を使ったお料理と、米と米麹で造った純米酒はとてもよく合いやさしい味わいです」

とあり、どうやら日本酒と出汁と地元の食材をウリにした和食系の印象。

写真を見ると、かなり美味しそう!
個人的には私の大好きな系統のお店で、近くにあればすぐにでも行きたい!(^^;)

そんな感じなのですが…

これまた、ぱっと見 だけでは 油そばやハム、ソーセージとの関連性はハテナ?

メニューのページをじっくりと見ていくと、ようやく
http://fujisawa-shenlon.com/ryouri.html

「名物油そば」とか「自家製ソーセージ」「自家製フランクフルト」などがあることから、どうやら「お店で評判になったメニューを通販向けに商品化したのかな?」ということが見えてきました。

もう少し読み進めると、なんと「ドイツ農業協会(DLG)主催の食品コンテストでゴールドメダル(金賞)」
おぉ、なんかすごそう、旨そう!

でもここであらためて、オンラインショップのほうに戻って見てみても、トップページにはその受賞のことなどひと言も書かれていない…(汗)
この「ダメ出し!道場」への申し込み文にも書かれていない…
(商品ページには小さな文字の説明文で書かれていました)

う~~~~~~~ん。

謙虚なのか、鈍感なのか? 単にズボラなのか?
こんな強みをアピールしないなんてもったいなさ過ぎますよね(^^;)

これはダメ出しの し甲斐があるお店だなぁ~(笑)

インタビューで浮き彫りになったこと

前述のようなトップ
ページの謙虚過ぎるもったいない印象から…

ダメ出し申し込み文にあった、
「コロナの緊急事態宣言で、飲食店を休業していた時は、1日で80件近い売り上げがあり助かりました」

はいったい、どんなところから、どんな人たちが注文してくれたのか?
すごく不思議で気になり、ぜひ聞いてみようと思い、ネットショップ店長の羽鳥真理子さんにインタビューのお電話をしてみました。

まずは、お店の成り立ちから。

おちゃのこネットには今年2020年の2月から出店で、ネット通販はこれが初めてとのことですので、まだ本当に初心者オンラインショップさんですが…

本業の飲食店は開業が平成7年(1995年)。営業26年目の地元に根付いた人気店のようです。ネットショップ店長の真理子さんと夫の祐司さんとで始め、現在は息子さんと真理子さんの妹さんの4人で切り盛りされている家族経営のお店だそうです。

店名の「しぇんろん」は、開業当時はまだ小さかった息子さんが大好きなアニメ「ドラゴンボール」に出てくる、7つのボールを集めると出現する、どんな願いも叶えてくれる「龍」の名前 「神龍(しぇんろん)」から名付けたそうで、今でこそ日本酒メインの和食を中心としたメニューですが、当時は中華料理をメインとする定食屋さんだったこともあって、「しぇんろん」はマッチしている店名だったようです。

しかしながら長い間には、店主であり料理人の祐司さんが縁あってある酒蔵元の社長に出会い、日本酒のことを学んだり、和食の本格的な出汁や無添加の料理法を研究、追求していく中で、メニューも業態も変化し、今のようなお店になったそうです。

店主の祐司さんは、その前は弁当や総菜などの製造販売会社で調理人の修業もされていたので、中華、和食だけでなく幅広い料理の知識や経験もおありで、日本酒と和食を中心にしながらも洋食、肉料理、デザートや菓子などのメニューも作り、地元でも愛されるお店として人気のようです。

元々、中華の店だったこともあり、ラーメンや炒め物などもあり、中でもオープン間もない頃にまだ全国的にもブーム前の「油そば」を開発し、お店の名物メニューとなった(来店者の多くが注文する)のを、数年前から通販商品化できないかと研究して、粉の配合から見直し、ゼロから作ってくれる製麺屋さんの協力の元、全粒粉を使った美味しい麺ができたので、令和元年ついに通販商品化が完成し、それを販売しようと、おちゃのこネットに出店したとのことでした。

つまりオープン時はとにもかくにも「油そば」を売るためのオンラインショップだったんですね!

でもこれだけにとどまりません。

実は2年前からは、調理師専門学校を出て15年間ほど外の飲食店で修業してきた息子さんが加わり、コツコツと研究開発していた自家製のハムやベーコン、ソーセージなどを、2019年に開かれたドイツ農業協会(DLG)主催の品質競技会に出品したところ、みごとに燻製ベーコンが金賞、フランクフルトが銅賞を受賞。

DLGコンテストは、ほとんどが食肉加工のメーカーが出品するような135年以上も続く世界的にも権威あるコンテストで、日本の一飲食店が金賞を受賞するのは本当に快挙のようです。

その際の審査員を務められた畜産食肉加工研究のエキスパートである日本人のある大学教授の紹介で、なんと地元藤沢で、オリーブ油を搾った後の果肉を飼料として与えて育てている「ふじさわオリーブ豚」の畜産家と出会い、その大学教授の勧めもあって、共同でオリーブ豚を使ったハムやソーセージの工房《青空ミートハウス》を設立開業し、たった数か月で商品化。

ネットショップはオープン間もない所に、コロナ騒動で実店舗は休業と、一気に逆風が吹いたものの、ピンチ(休業で暇)をチャンスに変え、新規事業に注力し、一気に商品化、事業化されたとのこと! 世の中がコロナで先行きが見えず、不安に包まれる中、その決断力、集中力、行動力は本当におみごとです。

と、ここまで、一気に書き連ねましたが、皆さん付いてこられていますか?
(^^;)

私も電話インタビューをしていて、あまりの情報量とエピソードの豊富さに「ちょ、ちょっと待ってください、…ってことは~…」と、何度も確認しながら聞き進めました(^^;)

個人名や、企業名や企業秘密に当たるようなこともいろいろとお話しいただいたのですがここでは省略させていただいています。

そして、油そばも、化学調味料不使用にこだわったタレですし、ハム工房も豚肉、塩、スパイスのみでハムやソーセージに一般的に使われる発色剤やリン酸塩など化学的な添加物を一切使わないどころか、砂糖までも使わず、肉本来の旨味と安全にこだわった商品づくりをされています。

どうですか?
ここまでのお話を聞くと、がぜん、食べてみたくなりませんか?(笑)

しかーし! これらの正に「強み」となるエピソードやこだわりについて、トップページには一切バナーや大見出しもなければ、キャッチコピーもない!(苦笑)

どないなっとんねん! 謙虚過ぎてもったいないにもほどがあるわっ!
(^^;)

思わず関西弁でツッコミ入れたくなりました(笑)

とはいえ、不思議なのは、申込文にあった
「コロナの緊急事態宣言で、飲食店を休業していた時は、1日で80件近い売り上げがあり助かりました」の文章。

コロナ下で、なぜ急にそんなに売れたのか? 誰が買ってくれたのか?

実店舗の常連客さん達が、お店のピンチを助けようと口コミでみんなで買いに来てくれたのかな? などと思ったのですが、そうではありませんでした。

救世主 息子さんの活躍です!(^-^)
息子さんが個人的にやっていた twitter でつぶいたところ、それがバズリ(うまく拡散され)一気に全国から注文が入ったとのことでした。

緊急事態宣言のころ、さまざまな飲食店やお店がピンチの窮状をツイートし、それを見た人々が、少しでも助けにと情報を拡散してくれたり、注文してくれたりする救済行動があちこちで話題になっていましたが、つまり、運良くバズって「コロナ救済特需」が起こったということだったのです。

急激な注文増でパニックになったお店も、受注を止め、しばらくは製造と出荷に追われたそうですが、その後数週間ですっかり注文が収束し、最近は注文も少なく、お店の公式Facebookアカウントで宣伝したりしてもほとんど反応もなく、悩まれているとのこと。

その後、息子さんは個人アカウントのtwitterだったこともあり、継続してお店の宣伝をツイートしたくないとのこと(苦笑)

とにかく現在はなかなか売れない状況に悩んでの「ダメ出し!道場」への申し込みだったようです。

具体的なダメ出し…

はい、ここまでちゃんと読んでいただいた勘の良い読者の店舗さんなら、もう重要なダメ出しポイントはある程度お気づきかと思います。

自分の店のことは見えにくいし、気づきにくいけど、よそのお店の「ダメ」は意外とわかるんですよね(^^;)

そう、この しぇんろんさんの最大のダメ出しは、自社の強み、自社商品の強みや特徴をトップページや商品名など、まず最初にお客様が見るところでアピールできていない点です!

商品ページの説明文には一応書いてある…でもそれじゃダメ!

商品画像や商品名や大見出し、まず目にした時点で興味を惹きつけられなければ、商品ページにもきてくれないし、小さな文字で書かれている商品説明文なんて、わざわざクリックやスクロールして読んでもらえるなんて思ったら大間違いの大甘です!

街を歩いても、新聞や雑誌を見ても、ネットを見てもあふれかえる情報や広告宣伝を見ていて、いちいち細かい文章まで全部読みますか?

人間の脳は、まず、姿形や大きさや色で瞬時にモノを注意・注目すべき物とただの景色とに振り分けます。

ファーストルック(初見)で興味や注意、好奇心などを起こせなければ、もうただの景色に過ぎません。

食べ物屋さんの場合なら、まずは美味しそうな写真は当たり前ですが、それすらも氾濫する広告宣伝で見慣れた現代人には写真+αとなるような強烈に興味をそそられるようなキャッチコピーやキーワードがなければ「おっ! 何何?」「詳しく知りたい!」とはならず、つまりは商品説明なんて読んでももらえないのです。

しぇんろんさんの 油そばの場合ならまずは、
「湘南で25年・人気居酒屋で必ずみんなが注文する絶品油そば」
とか、
「ミシュラン・ビブグルマン掲載の人気店で注文率No1の絶品油そば」

サブ見出しには、
「国産全粒粉のこだわり麺に天然出汁の利いた無化調のタレ」
といったキーワードを入れ込む。

ハム工房の商品に関しては、
「本場ドイツのDLGコンテスト金賞受賞の工房が豚肉・塩・スパイスだけで無添加にこだわって作る藤沢オリーブ豚のハム・ソーセージセット」

「本場ドイツ人もびっくり! DLG金賞受賞! 豚肉・塩・スパイスだけの無添加にこだわって作る藤沢オリーブ豚のハム・ソーセージセット」

サブ見出しには、
「ふるさと納税返礼品にも選ばれた藤沢の逸品!」
のような地元での評価がうかがい知れるようなキーワードも入れておきたいところです。

「DLGコンテストとは?」「DLGとは?」などは、興味を持ってくれた人がクリックした先の商品ページで詳しく読んでもらえばわかるように説明しておけば十分です。
まずは商品名やトップページ上部のバナー画像見出しには、これらのキーワードやキャッチコピーをうまく入れ込みましょう。

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そして! 全体的にですが、食品ショップなのにトップページにある写真は全部商品パッケージ写真だけ。ガッカリです。

食欲こそ最大の動機付けなのに、「おいしそう!」「食べたい!」という欲求をそそる写真は1枚もない(泣)

調理、盛り付け、できれば箸やフォークで持ち上げて口を開けて入れる直前のような、シズル感のあるよだれの出そうな旨そうな写真をイメージカットとして、トップページにも商品ページにも入れ込みたいですね。

なんなら動画も欲しいくらいです。
グルメ番組でも食べる直前のお箸で持ち上げた湯気が出ているような映像って必須ですよね! ああいうのを参考に、ぜひ動画や写真を全商品で撮り直して用意してください。

今も商品ページにはかろうじて盛り付け写真はありますが、色味もどんよりして暗く、まったくおいしそうに見えませんし、盛り付けて時間もたって冷めて乾燥しているかのようにさえ見えます。かえってマイナスです。

食品店にとって美味しそうな写真や動画は生命線、あって当たり前、なかったり悪ければ注文率はガクッと下がるモノだと思ってください。

人間の脳はパサパサや色の悪い食物は避けるようにできているのです。

 

30点
総評

今回は食に関してはベテランで魅力的な商品をお持ちなのに、ネット販売に関しては初心者で基本ができていない、正に「宝の持ち腐れ」のもったいない典型のようなお店です。

でも、商品は良いだけに(しかもリーズナブル!)その本質や魅力が伝われば「まず1回買ってみよう!」にはつながりやすいお店だと思います。

味は食べていないのでまだなんとも言えませんが、25年の業歴の中で、人気メニューである油そばと、ハムやソーセージの本場のドイツや専門家達を納得させた味であるならば、きっと本物の味でしょうし、一度食べさせられれば、一定数以上の採算に乗るリピート率にはつながっていくのではないでしょうか。

食品店はリピート客が重要です。
そのためにはまず新規客に、「一度試しに買ってみよう!」と思わせ、食べてもらわないことには始まりません。

コロナ特需のような一時的な注文を期待するのではなく、食品のお取り寄せ通販属性を持つ、日常的に美味しいものを通販で買ってくれる習慣を持つリピート客を着実に一人ずつ増やしていくことが肝要です。

そうした属性のお客様は自分で買うだけでなく、気に入った商品は家族や親戚、友人などに贈り物として注文してくれる確率も高いから、なおさらです。

そのためには、今回指摘した「強み・魅力を気づかせること」は当然ですが、1回目を試しやすい、買いやすい「お試しセット」、
例えば、新横浜←→藤沢 食べに来たと思って運賃分往復(1180円)と、お店で食べる値段(550円)で1730円のところ、「1500円ぽっきり送料込みお試しセット!(おひとり様1回限り)」とか。

実際の電車賃などと比較しつつも割安感を出して、送料だけ確保できれば商品利益は度外視してでも食べていただくような「1食お試しセット」をできるだけ安価に作って販促するようなことも、チャレンジを検討していただきたいと思います。(商品にリピートの自信があるならばぜひ)

前回の「ダメ出し!道場」でも申し上げましたが、
成長段階のお店は「費用対効果(コストパフォーマンス)」の発想ではなく、
「先行投資」の発想も優先的に必要です。

赤字でも、リピート客獲得コストとして試食や試供品を安価に販売している会社も通販業界では多く見られます。リピート注文に自信がある商品力・会社の勝ちパターン。

本当に味に自信があるのなら、リピート注文が期待できるはずです。
まずは食べてもらうために利益を削ってもお試しセットの企画、チャレンジをぜひ検討してみてください。

もし、万一、お試しセットを買ったお客様から思うほどリピートがないならば、商品の質や価格設定などなんらかの問題点があるとわかります。

ネットショップの世界でも神龍(しぇんろん)はいきなりは現れてくれません。コツコツとドラゴンボールを1つずつ集めて通販事業成功の夢をぜひ叶えてください!(亀)

以上、「ダメ出し!道場」でした。(^^;)

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皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!

↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
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宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
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(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
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以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今号のデザイン道場は、テキストに蛍光アンダーラインを引く方法をご紹介します。






スタイルシートを編集する

HTMLはご自身で変更してください。
サンプル用にclass名を付けたdivタグを記載しています。
このclass名については、ご自身で変更いただいて結構です。

●HTML

<div class="underline">
CAFE RESPONSIVE
</div>



デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けて下さい。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

#FFFF99でアンダーラインの色を変更できます。

●スタイルシート

.underline {
font-size: 30px;
font-weight: 800;
line-height: 100%;
display: inline-block;
background: linear-gradient(transparent 70%, #FFFF99 70%);
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

コンテンツ作成の方針

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「コンテンツ作成の方針」について説明させて頂きます。

■闇雲なコンテンツ作成はNG
ECサイトの運営において、コンテンツ作りは集客に欠かせない事です。
アクセス数を集めるためにより良いコンテンツを作成していかなければならず、恐らくサイト運営を始めたての方がつまづきやすいポイントの一つでしょう。

コンテンツは検索から表示され、自身のサイトに呼び込むのに必要となりますが、難しいのはただ記事を書けば良い訳ではないという事です。
闇雲に記事を量産してもアクセス数の増加に期待できる訳ではありません。
もちろんたくさん書けば書くほどアクセスの集まるコンテンツが生まれる可能性はありますが、作業効率としては良くないでしょう。
大切なのはしっかり「キーワード」を意識する事、そして「検索ボリューム」も考慮した上で書いていくべきです。

また、ただ単にキーワードや検索ボリュームを意識するだけのコンテンツではなく、そこからユーザーが興味をそそるような記事に誘導するなど、最終的には成約につながるような記事を書くのも一部必要になってきます。

ただ闇雲に記事を書き続けるのではなく、何かしらの意味や目的を持って作成していく事が非常に大切です。

■焦らずコンテンツを作っていこう

コンテンツはあればあるほどアクセスを集める重要な役割を果たしてくれますので、可能であれば継続的に作成していきたいものです。
継続的に作成してコンテンツを掲載していく事が大切と思われがちですが、近年の検索アルゴリズムは、それよりもよりユーザーを意識したコンテンツが求められている傾向にあります。

そのため、例えば無理して中身の薄いコンテンツを毎日掲載していくというよりは、2日起きでもユーザーが読みたくなる質の高いコンテンツを作っていく方が評価される傾向が強まっているのです。

キーワードの選定の段階から焦らないことが大切でしょう。
妥協したキーワード選定やタイトルの作成は、中身の薄いユーザーの要求を果たせられない内容になってしまう可能性があります。
書いてもアクセスの集まらない記事を作成するのは、運営者にとっても負担になりますので、それであればちゃんとキーワードを検討したり、内容をリサーチする方が有益な時間になるでしょう。

大切なのは検索エンジンに評価される事ですが、それはユーザーに評価されるという事と意味合いとしては一緒と思います。
そのため、目的のはっきりしない記事はなるべく作成しないように気をつけましょう。

■テーマを明確にしよう

ECサイトはテーマが明確である方が望ましいです。
これはサイトを立ち上げる段階で考えるべき事ではありますが、例えば個人で運営していく規模のECサイトの場合、テーマを絞った方が良いでしょう。

様々な商品を取り扱う総合力のあるサイトにしようとすると大手に勝つのが難しくなりますので、テーマを絞り込んだ方が結果を出しやすいです。

また、コンテンツは自身が定めたサイトのテーマを軸にして作成していくかと思いますが、そこでも方針を明確にする方が良いでしょう。
例えば、今書いている記事は誰に向けたものなのか、年齢層はいくつか、性別は、何を求めている人向けなのかなど、方針がはっきりしていれば読み手に内容が伝わりやすく、その後の成約にも繋がりやすいでしょう。

サイトのテーマ自体はそう簡単に途中で変えられるものではないかもしれませんが、コンテンツの作り方はいつからでも意識できます。
最初は難しいかもしれませんが、書いていくうちにどのような流れで、どういう書き口で作成していくのが良いのか理解していき、いずれは自然に良い記事を書けるようになるでしょう。
そのためには自身の書いた記事を何度も読み返したり、良いECサイトを参考にしたりする事をおすすめします。

★POINT
・サイトやコンテンツの方針は明確にしよう
・量より質を意識しよう

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

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初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

今回の本の著者は、自己アピールの数字として「手掛けた本は累計100万部以上」と言っています。実はこれは数字のマジックです。作家であればすごい数字なのですが、編集者はたくさん本を作りますから、ある程度のキャリアがあればそのくらいの数字は積み上がります。初版5,000部しか売れない本でも、200タイトル作れば合計100万部。ちなみに私はムダにキャリアが長いので、累計200万部を軽く超えています。
(おちゃのこ山崎)

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