科学的に元気になる方法、知りたくないですか?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

高齢者のワクチン接種が、ここへきて軌道に乗り始めているようです。明治以来、「レールに乗せてしまえば、あとは速い」という日本の特性があらわれたと言えるのでしょうか。

コロナ禍にかぎらず、逆境の中にあっては平時より弱点があらわになりやすいと言います。個人や組織が持っている弱点は、順風満帆の時にはなかなか見つけにくいものですが、ひとたびピンチになると、嫌と言うほど顕在化します。

日本、特に日本人の特徴として、ムードに流されやすいという傾向もあります。日本の景気がなかなか上向かないと、「マスコミが不景気をあおるような報道をするから、庶民がお金を使う気分になれない」と言う人が出てきます。

現在の世相を見てみると、コロナをはじめとするさまざまな不安要素のために、国民全体が神経質になっていて、元気がないと言えるかもしれません。もし日本人がムードに流されやすいのが本当なら、空元気でも出してみるのがいいでしょう。

問題は、どうやって元気を出すかです。そこで今回の「オススメ参考書」では、科学的エビデンスのある「元気の出し方」を指南する本を取り上げてみました。これを読んで、コロナ鬱を吹き飛ばしてみませんか?

お知らせ デザインプランに事例を追加しました

デザイン作成プランイメージ

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大変ご好評をいただいているおちゃのこネットデザイン作成プランに、ご利用いただいたショップさまの作成事例を追加しました。
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よろしくお願いします。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

回想脳 脳が健康でいられる大切な習慣

瀧靖之・著 青春出版社・刊

1,400円 (税別)

「昔は良かったなあ」を繰り返すようになると、老人になった証拠だと言われます。さらに進んで、昔の成功体験を振りかざし、若い人のやり方を批判するようになると、「老害」の烙印を押されます。

このように、一般的には過去の良い思い出を振り返ってばかりいることは、あまり良いこととは思われません。むしろ、「過去から離れて、未来へ目を向けなさい」などと言われたりします。

しかし、特に高齢者の場合、過去の栄光を振り返るのは心身の活性化に役立ちます。認知症の非薬物療法のひとつとして知られている「回想法」は、まさにこれを利用したもので、1960年代から治療に利用されています。

また、自叙伝を手掛けるライターや編集者は、口を揃えて「本作りのためのインタビューを始めたら、みるみる著者が若返り、気力が充実していくのがわかった」と言います。施設に入所していたお年寄りが、自分史を書き始めたとたんに、要介護度が下がったという話もよく聞きます。

本書の著者である東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之氏は、本書を「認知症が気になる高齢者」だけでなく、働き盛りの人、若い人にも読んでほしいと語っています。脳のMRI画像16万人分を見てきた経験から、「回想」が年齢に関係なく脳を活性化することがわかっているからです。

著者は「はじめに」でこう語っています。
***
時間というものは、過去から未来へと流れていき、けっして戻ることはありません。そのため、未来に向かって行動していくことはポジティブで、過去を振り返ることは後ろ向きでネガティブな行為だと思われがちです。しかし、さまざまな脳医学の研究によって、過去を振り返ることでむしろポジティブな気持ちになること、老若男女を問わず脳の健康を維持し、さらには将来の認知症リスクを下げる可能性があることなどがわかってきたのです。
***

作家の五木寛之氏は『回想のすすめ』(中公新書ラクレ)という本で回想の利点を語っていますが、そこでは回想が感傷的な行為ではなく積極的なもので、生きる力につながっていると明言しています。

本書はその意見に科学的エビデンスで裏付けし、さらに多方面からの「何歳になっても脳が健康でいられる方法」を提唱したものです。

著者は本書執筆の動機を、次のように語っています。
***
先行きの不透明な今、未来のことを考えようとしても、かえって不安になるばかりで、足がすくんでしまうかもしれません。しかし、過去を積極的に振り返ることで、自分のなかから幸福感が湧いてくるとともに、前に向かって進んでいこうと思えるようになる。そのような回想の素晴らしい力を、今こそ多くの方に知っていただきたいと思い、私はこの本を書こうと思い立ちました。そして、回想によって健康な脳になることを「回想脳」と名づけました。
***

では、本書の目次を紹介します。
・はじめに
・1章 脳を健康にするヒントは「過去」にある!――最新医学でわかった!「回想」の驚きの効果
・2章 脳を喜ばせる「頭」の使い方――「記憶」×「知的好奇心」
・3章 「体」を動かせば脳は元気になる!――「記憶」×「運動」
・4章 「人とのつながり」で脳がよみがえる――「記憶」×「コミュニケーション」
・5章 「回想脳」が生きる力を引き出す――脳の健康と「幸せ」の関係
・付録 「回想脳ワーク」におすすめの懐かしアイテム、ホームページ、博物館
・参考文献

1章では、「回想」がどのように脳を活性化するのかが具体的に示されます。最初の項目では、著者自身の体験から、本書執筆に至る研究の成果が示されます。
***
私は、10代のころから過去を振り返り、昔を懐かしむことの好きな子でした。(中略)「懐かしいなあ」という気持ちに満たされていくと、不思議なことにストレスが解消され、知らず知らずのうちに頭と心がスッキリして、勉強もはかどるようになるのです。
***

そして、過去を振り返ることは、脳に次の4つの効果を与えることがわかってきました。
1.脳の健康を維持し、認知症の進行を抑える
2.未来に向かって生きる力をつける
3.ストレスを解消し、気分転換を助ける
4.幸福感が得られる

最初の効果は、「回想法」そのものです。回想法は1960年代にアメリカの精神科医ロバート・バトラーによって開発された治療法で、おもに介護施設などでグループ単位で行われることの多いものです。

2つめは、過去を振り返るときに使われる脳内のネットワークと、未来のプランニングをしているときに使われる脳内のネットワークがかなり重複していることから生まれるものです。

3つめのストレス解消効果は、お金をかけずにその場で手軽にできることから注目されています。そして、ストレスを解消すると記憶力が向上し、感情表現が豊かになることが知られています。

4つめは、心理学でいう「主観的幸福感」が高まることにより、ストレスが解消されて脳が元気になるものです。昔を振り返ることで得られる主観的幸福感は、逆境に強い脳を作ります。

こうして「回想」が脳に良い影響を与えることを示したうえで、著者は脳の活性化に必要な3つのキューを挙げています。
1.知的好奇心
2.運動
3.コミュニケーション

これらは「長生きの秘訣」「ボケ防止のポイント」「いつまでも若くあるための要素」などとして、よく語られているものです。この3つの要素を「回想」と結びつけることで、2章から4章が構成されています。

2章では「記憶」×「知的好奇心」の観点から、脳を若々しく保つ方法を提示しています。たとえば「昔住んでいた家の間取りを描いてみる」という「回想脳ワーク」は、脳の奥深くにしまい込まれた情報を、少しずつ解明していく知的作業です。1人でやってもいいし、家族で協力して仕上げていくのもいいでしょう。

大の車マニアである著者は、最近、自分が若かったときに乗っていた車と同じ車種、グレード、色のモデルを中古車で買い求め、ノスタルジーに浸っていると告白しています。
***
ドアを開けて乗り込むとき、メーターを見たとき、ハンドルを握ったとき、ギアをチェンジしたとき……、何かをするたびに、それにひもづいた昔のエピソードが浮かんできます。
***

そこまで大げさなことでなくても、かつて好きだったものに親しむ、童心に返って遊ぶなどであれば、誰でも気軽に取り組むことができるでしょう。本書では「天体観測」「おもちゃ」がヒントとして挙げられています。

3章では「記憶」×「運動」がテーマになります。体を動かせば脳が元気になることはよく知られていますが、そこに「回想」が加わることで、相乗効果を得ようということです。

ひとつの例として「校舎」という提案が挙げられています。
***
久しぶりに学校に行くと、自分がいた教室はもちろん、保健室、理科室、音楽室、体育館、さらには顔を洗った水道や休み時間に遊んだ遊具などを見たとたん、卒業以来ずっと忘れていた思い出があふれるようによみがえってくると思います。
***

これを応用したのが、最近増えている古い木造校舎を利用した施設や、給食カフェです。たとえ見知らぬ学校であっても、校舎には共通点があるので、自分の体験や記憶を投影することができるからです。

同様に「学生時代の思い出の店に行く」という行動も、脳にとっては良い刺激になります。それを「町歩き」にまで広げれば、ウォーキングで脳に新鮮な酸素を供給することもできます。

4章では「記憶」×「コミュニケーション」の観点から、「人とのつながり」で脳を活性化する方法が教示されます。新しい本らしく、コロナ禍のことも話題に取り入れてあります。

記憶とコミュニケーションが交差するのは、みんなで共通の思い出を振り返るようなときです。たとえば同窓会やOB会では、それぞれが同じイベントの記憶を別の視点から語りますから、それによって過去の記憶がより立体的になります。

まだコロナ禍で大勢が集まるのはむずかしいですが、それなら「思い出を共有している人と一緒にアルバムを見る」というのはどうでしょうか。リモートでも可能です。これは夫婦、家族、同僚、学友など、いろいろな人を相手にして実施することができます。

「香り」や「音楽」は、記憶と直接的に結びついていることが多いので、それらを使った「回想」もできるでしょう。懐メロがなぜ人気なのかも、回想と結びつければ納得できます。

5章では、未来の自分に向けて「回想」の手がかりになるメモ日記をつけることをすすめています。データだと消えてしまうかもしれないので、アナログの手帳などに1日の行動をメモしておけば、思い出すときのヒントになります。

巻末の「付録」には、著者が役に立つと感じた雑誌、ムック、書籍、ホームページ、博物館が掲載されています。視野を広げてさまざまなものを見ることで、自分自身の「懐かしいと感じるもの」を見つけることができるでしょう。

手軽なストレス解消のためにも、ぜひ役立てたい1冊です。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

先日、首都圏に住むある友人とのやり取りで、こんなことがありました。
彼はある公共機関で不特定多数の人々と接する機会の多い仕事に就いているので、
「ワクチンは優先的に接種できるの?」
「勤務先で集団接種とかあるの?」
と質問してみると…

「まだ特にそういう情報はないけど…もし、そうなったとしても自分はワクチンは打たない!」と言うので、「なんで?」と聞いてみると…

アメリカでワクチン接種後のひどい副反応で皮膚がただれたり、死んだ人もいるらしいので怖くて打てない…
あげくの果てには「なんらかの闇の組織」が絡んだコロナウィルスやワクチン接種による人類DNA改変の陰謀論まであると言い出す始末…

彼はとても素直で真面目な良い人なので、ネットで見かけたこれらの情報を100%とは言わずとも、いくらかは本当かもしれないと不安になり、副反応で死んだ人もいるという点に恐怖や不安を感じて、「自分は打たない!」となってしまっているのだと思いました。

彼の見た情報をいくつか教えてもらうと、SNSでの匿名個人の投稿がほとんどで、いわば、裏取りもされていない科学的、医学的な専門家の見解などもない(書いてあっても単なる伝聞)でした。

おそらく、いわゆる「フェイクニュース」や「ガセ」「デマ」といわれる情報に見えました。

ただ、中には開業医の方のブログで、アメリカで大きな副反応で被害も出ている点を取り上げて、こんなリスクの高いワクチンを打つべきではないと言ってるものもあったりして…(確かに実在するクリニックの院長先生でした)医療の専門家が発信しているのだからとそれを信じて、「打たない」と判断した彼を間違っているとも言えないなと思いました。

コロナによる緊急事態宣言が延長に次ぐ延長で、ステイホーム、リモートワークなどで家や室内にいる時間が増え、移動時間が減り、その分、読書や新聞、テレビなどのメディアを読んだり見たりする時間やスマホやパソコンなどでネットメディアに触れる時間が増えたかと思います。

活字や写真、そして最近では動画なども、紙媒体(新聞、雑誌、書籍)や電波媒体(テレビ・ラジオ)からネット媒体(NEWS WEB、SNS、Youtubeなど動画サイト)に大きくシフトしていることは皆さんも実体験としてあるでしょう。

私の世代(50代のシニア層)より上の層ですらそうなのですから、20代や学生、子供たちなどは、スマホやタブレットとネット環境さえあれば、もはや紙媒体や電波媒体よりネット媒体を視聴・利用する流れは止まりそうにありませんよね。

でも、よくよく考えてみてください。
それって単に媒体だけの違いですか?
紙・電波からネットに変わっただけですか?
実はそうではありませんよね。

ネットはプロもアマもある意味平等に情報発信できます。
つまり情報源は非常にあいまいで玉石混淆です。
(玉石混淆:宝石もただの石もごちゃまぜで見分けがつきにくい状態→良いものも、そうでないものも混在する状態のこと)

従来の新聞や雑誌やテレビ・ラジオなどは、専門の企業としてプロの記者やライターや編集者、撮影者や番組制作者を雇い、彼らプロによってプロデュース・取材・編集されて配信されてきました。
いわばプロというフィルターを通された情報です。

配信各社の素性や成り立ち、思想、ブランドなどによって、視聴者や読者はどれを読むか、買うか、チャンネルを変えるか、選ぶか取捨選択してきたのですが、今は、星の数ほどあるWebやSNSなどの発信者や情報源の素性や思想やブランドはよくわからないまま、その配信された情報だけを先に目にしてしまうので、ニュースリソース(情報源)の取材の有無、取材力、信頼性や裏取りや合理的・科学的・論理的根拠などが確認できないまま、目にした情報を信じたり影響されてしまうことが世界中で頻発しています。

国によっては、そうした情報が人々を扇動し、デモや暴動、紛争にまで発展することも珍しくなくなっています。

一方で、既存の大手メディアでは、いわゆる「大人の事情」や「忖度」、「政治的・経済的圧力」などによって真実が隠されたり、歪曲して伝えられることも起こり得ているのも事実でしょう。

昨今の報道では「ワクチンありき」「ファイザーか? モデルナか?」のような「打つ」のが前提で当然という報道一色ですが…
私の友人のような「打つリスク」を感じ、「打たない」という選択肢も議論するような報道がないのも残念ですし、少し怖いような気もします。

ただ、ネット全盛、ネットがあって当たり前の時代であることはもう変えようのない事実ですから、「玉石混淆」の中から正しく「玉」と「石」を見分けられるリテラシーを私たちもちゃんと身に付け、また若い人や子供たちにも教えて行かなければいけませんね。

さて、今回のお店は…
その「玉石」の「玉」を扱う天然石アクセサリーの専門店さんです!
(強引?笑)

それでは「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
STONEHENGE 三幸物産株式会社

ショップ名 :
STONEHENGE 三幸物産株式会社

サイトURL:
https://stonehenge.ocnk.net/

検索で本当に興味のある方にひっかかりやすくする工夫をご教示願いたいです。
一度来ていただれば、リピーターになってくださる方は多いので。

第一印象:良い意味でも悪い意味でも歴史を感じさせるお店

まず、ショップサイトがスマホ レスポンシブ対応されていない点や、文字が多く、SNSや動画などの活用が弱いところから、やや古い印象のお店だと感じます。

一方で業歴も長く、商品知識、専門性においても奥深く、しっかりしたお店でもある点で、
「良い意味でも悪い意味でも歴史を感じさせるお店」だというのが第一印象です。

私の二十数年のネットショップ業界経験からいうと、いわゆる「貴金属店」を除いても「天然石・パワーストーン・アクセサリー」のお店はネットショップの中でもかなり多く、競争の激しい業種です。

その多くは、「パワーストーン」のパワー(効果や神秘的な側面)を前面に押し出した、いわゆるオカルトグッズ的なお店が多いのですが…

今回の STONEHENGE さんは、各商品ページの詳細な説明文などを読んでいると、パワー面にもさらっと触れつつも、あくまで天然石の品質や、カットや加工、アクセサリーとしてのデザインなど、トータルのクオリティの高さや専門性を強みとして押す「本物志向」のお店みたいだなぁと感じました。

価格帯も、天然石・パワーストーン・アクセサリー業種の中では比較的高価格帯で、安売り店とは一線を画すお店なのだと感じました。

ただ、初心者向けの用語の説明や解説コンテンツがあまりなく…

中上級者、ベテラン、マニアなどよく知ってるお客様でなければとっつきにくそうだとも感じてしまいました。

インタビューで浮き彫りになったこと

いつものように、店長さんにお電話でインタビューさせていただきました。

おちゃのこ店は2009年からですが、会社は1957年創業と60年以上続く老舗商社で、海外から商品を輸入されています。
店長の鈴木さんは登記上は社長ではないとのことですが、社長の義理の娘さんで、実質的には経営者です。ネットショップはスタッフの方と2名で運営されているとのこと。

ネット以前は1980年代半ば~2000年くらいにかけて通販会社での販売や、銀座をはじめ、全国の大手百貨店などに卸やショップ出店などで繁盛されてきたようです。

昨今はコロナ禍も含め、百貨店業界の衰退やネットなど業態や市場の変化などで、百貨店出店という形態から天然石・鉱物系の展示会やマーケットへの出展と、ネットでの直販や自社ショールームへのリピーターさんたちの来店など、変化に対応しながら頑張っておられるようです。

とはいえ、若い後継者がいない、コロナ禍での世の中や市場の変化、ネットの進化など課題も多く、いろいろと悩んで見直しの機会にと応募されたようです。

何といっても、業歴の長さ、仕入れ輸入元との信頼関係、加工や商品企画やデザインのノウハウなどで、正に「良い品を安く」提供できるところが会社の強みだそうです。

例えば…ただ高価で大きな石ばかりを使うと見栄えは良くなるし、天然石を求めるお客様にとっての初見での魅力も増すが、一方で重くなるので実際に身に着けると疲れたり、付け心地が悪くなってしまうので、大きな主役の石と小さく軽い飾りの石をバランスよく組み合わせることで、「大粒感を残しつつ」見栄えを落とすことなく、身に着ける商品としてのトータルのアクセサリーとしての完成度を高めている。とか…

昨日今日始めたような経験の浅いショップや会社ではなかなかできないようなレベルの高い石のカットを施したり、透明な石は紐を通す穴の中まで磨きをかけて美しい光の透過性を実現したりなど、ベテラン専門店ならではの特徴や強みをお持ちのようです。

直接お電話でお話を聞けば、「うーん、なるほどなぁ~」「さすがベテラン店!」という強みやこだわりが色々と出てきます。

一方で、長年の経験、知識がゆえの「当たり前」が多く、一定レベル以上の知識を持ったお客様には良い店でも、初心者のお客様にとってはかなり敷居が高く、専門用語やキーワードが当たり前として多く使われているので、とっつきにくい、難しそうなお店になっているようにも感じます。

具体的なダメ出し…

以下気付いた点、いくつか列記します。

・第一印象にも書きましたが、サイトがスマホ レスポンシブ対応されていないので、スマホ世代、スマホオンリーのお客様にとってはテキストのメニューばかりのスマホサイトは見づらく、買い物しにくいお店になっています。
レスポンシブ対応のテンプレートに変更していきましょう。

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ご質問にも「検索で興味のある方にひっかかりやすくする工夫を」とありましたが、単に、天然石アクセサリー や パワーストーンとか天然石の名前で検索上位に表示させ集客するような検索エンジン対策は、競争の激しい業種においてはかなり難しく、コストもかかりますので現実的ではありません。

それよりも、天然石アクセサリーや鉱物鑑賞に興味を持ち始めた初心者が、ワンステップずつ基礎知識を習得できて、ブックマークしておきたくなるようなコンテンツ、ベテランのお客様が初心者に教えてあげたくなるようなコンテンツを一つずつ増やしていくこと。

良い天然石と質の悪い天然石の見極め方を石の種類ごとに画像付きで解説するようなページがあれば、さりげなく、ただ安いだけの粗悪な店を自然と避けるように啓蒙・教育・誘導できますし、貴店への信頼感やロイヤリティも高まっていきます。

既に左メニューにある
「本物のトルコ石って?」
「ブラックスピネルって?」
「水晶お手入れ方法」
「オパールお手入れ方法」
「水晶玉について」…
などのページも、こうした方向のコンテンツなのですが…
ほとんど文字だけで、正直今の若いお客様には受けにくいと思います。
画像やイラストを上手く使いながら、良いものと悪いものの比較や、ポイントをもっとわかりやすくしていきましょう。
必要なら、イラストレーターや漫画を描ける外注さんに挿絵を依頼するとか、写真の上に矢印や文字載せしてわかりやすく解説するとか、スマホで動画を撮って音声付きで解説するなどもあると、よりわかりやすく良くなると思います。

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・解説不足な例 ファンシースターカット
いくつかの商品で
「ファンシースターカットは、当社屈指の難易度の高い美しいカット」のようなアピールがあるのですが…

文字だけでは結局「具体的にどんなカット?」かわかりません。
ただ写真を載せるだけでも、何がどう難しいのか、他社の普通のカットと何がどう違って、ファンシースターカットの方がより光が輝くとか、透明感が増すとか、具体的に比較、違いをぜひ見せて欲しいです。

100の言葉より1枚の写真、10秒の動画。
「美しさ」が価値である商品です。言葉よりビジュアルで見せる工夫をして行きましょう。

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・お店の当たり前はお客様の当たり前ではない
例えば…下記商品
「Silver925 ダイヤ入りガーネット馬蹄3WAYペンダント」
https://stonehenge.ocnk.net/product/252

説明文の中に…
「光にかざしてルーペで見るとインクルージョンはありますが、肉眼ではほとんどインクルージョンを感じさせません」
とか、
「ダイヤのメレをガーネットのバチカンに1石、馬蹄の下に2石、さりげなくセットしています」
とかあるのですが…

「インクルージョン」?
「ダイヤのメレ」?
「バチカン」?

当たり前のようにお使いのこれらの用語も、一般の初心者のお客様100名に聞いて何名がわかるでしょうか?

(ダメ出し読者のための解説)
「インクルージョン」→天然石の内部の含有物、濁り、気泡など
「ダイヤのメレ」→小粒な装飾ダイヤ
「バチカン」→ペンダントトップをネックレスチェーンに通すための金具部位

すべてのカタカナ用語を解説しろとは申しませんが、アクセサリー業界の専門用語は用語集ページを作ってリンクを張るなどしておけば、その用語集ページが検索対策になってアクセスが伸び、集客に繋がってきますし、何より初心者のお客様にわかりやすく親切なショップになっていきます。

いきなり用語集は無理でも、商品説明文の中のこうした用語には、注釈や翻訳や解説をキチンと付けていきましょう。

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左メニューにかろうじて「パワーストーンって」というコンテンツ
https://stonehenge.ocnk.net/page/15
はあるのですが、実際に店舗内検索で…

例えば「金運」とか「恋愛」とか「仕事運」「ストレス」などで検索しても、ほとんどの商品がヒットしません。

あまり「パワー」を前面に押し出したくないお店だというのは理解できるのですが、こうしたキーワードで検索するお客様や、石のパワーにも価値や期待を持って買い物されるお客様が多いのも事実だと思いますので…

各商品ページの素材の説明には…上記「パワーストーンって」のページに書いてあるような説明を、あくまで素材の石の一般論説として掲載して検索にヒットするような工夫はされた方が良いと思います。

なんらかのパワーを求めてのお客様と、パワーなど求めてないお客様の比率は、素人の私には不明で想像に過ぎませんが…

単にデザインやファッションアイテムとしてのアクセサリーではなく、天然石アクセサリーにはなんらかのお守り的、神秘的な価値は切っても切り離せないモノだと思いますので…

集客やリピーターの入り口になるこれらキーワードはぜひ各商品ページに書き込んでおくべきだと思います。

実際に「この商品には〇〇のパワーがあります!」と表現するか

「この商品で使われている●●の石には一般に〇〇のパワーがあるといわれています」とか

「一般に〇〇のパワーがあると言われている質の良い●●の石を使っています」と表現するかはお店の方針、考え方によって違いますが、「〇〇のパワー」の部分で検索にヒットするかしないかは大きな差です。

65点
総評

商品の質や会社・お店の質は高いけれど、長年実業を通じてリピーターさんや中上級者のお客様相手に「当たり前」になり過ぎている点が多く、初心者目線で見ると、敷居が高く難しく、よく分からない→帰ろう…というサイトになってしまっていると思います。

手のかかる初心者よりも、リピーターだけで、十分に儲かり、成り立つお店ならそれも有りですが、ジリ貧を避け、生き残り成長するためには、新規客を少しずつ取り込んでファン・リピーターに育てていかねばなりません。

長年、今のスタイルでやって来て、新たなコンテンツ作りや初心者目線への変更、SNSや動画の活用チャレンジなど、新しく変えていくことは、心理的、労力的にも負担のあることだとは思いますが、

まずは「できない事情や理由を口に出さず」グッとこらえて「どうすればできそうか?」「できることから手を付ける」「1個ずつ、1ページずつ作りこむ」「手を入れる」「発信してみる」から始めてみてください。

1日に1商品、1ページ手を入れれば、1年後には365商品、365ページ 改善、改良されているはずです。

商品力、ノウハウ、技術、いずれも大きく強いSTONEHENGEさんですので、時代の変化にあった見せ方や説明の仕方さえ身に着ければ、新たなお客様はきっと増えていくと思います。

直接お話を聞けて、本当に誠実で誠意ある、知識も経験も豊富なプロフェッショナルな店長さんだと思いました。
「玉石混淆」の業界において、ここは正に「玉」なお店です。

業界の先駆者として、粗悪な商品をいいかげんな売り方で、ただ安さだけで売るような粗悪な店でだまされて変な物を買わされる不幸なお客様を1人でも減らせるように、「お客様を育てる」ようなコンテンツの充実と良い商品の提供を期待したいと思います。

以上、ダメ出し!道場 でした。

──────────────────────────────

皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!

↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、Youtube動画をレスポンシブ表示にする方法をご紹介します。






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スタイルシートを

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※貼り付け位置は最下部にお願いします。

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なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

アクセス解析で知るサイトの状況

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「アクセス解析で知るサイトの状況」について説明させて頂きます。

■アクセス解析の大切さ

ECサイトを運営していくにあたって、アクセス解析をする事はとても大切です。

アクセス解析と聞いてもしかしたら中には「面倒臭そう」「難しそう」といった印象を受けている方もいるかもしれません。

確かにお手軽で簡単にできる事ではありませんが、アクセス解析はご自身が運営しているサイトのアクセス数をあげたり、収益をアップさせたりするのに非常に役立ちます。

では具体的にどのような方法でやっていくのか紹介していきます。

■アクセス解析はどうやって始める?

何も知らない人からすると、アクセス解析ってどうやって始めれば良いの?というところからかと思います。

基本的にアクセス解析にはツールを利用します。

ツールには様々な種類がありますが、特に有名なものを例にあげると「Google アナリティクス」でしょう。

これはECサイトの運営者だけではなく、ウェブサイト全般の運営者に必要不可欠なツールといっても良いです。

Google アナリティクスの登録を行うとトラッキングコードと呼ばれるコードを入手でき、コードを自身のサイトに埋め込む事によってアクセス解析に必要なデータを収集できるようになります。

ちなみにGoogle アナリティクスでは

・訪問者数
・PV数
・使用デバイスの種類
・サイトへの流入元
・サイト内での行動

など、様々な情報を得られます。

アクセス解析にはこれらのようなデータを収集できるツールをセットアップするところから始まります。

■実際に解析する事が大切

アクセス解析において勘違いしてはいけないのが、アクセス解析のツールを設置して終わりではないという事です。

どれくらいアクセスしているのか、ユーザーがサイト無いでどんな動きをしているのかなど、データを眺めているだけでは何の意味もありません。

アクセス解析は集めたデータを元に「どうサイトを改善するか」という事を考えます。

目的はアクセス数アップ、収益の向上です。

そのためにデータを解析して、サイトの運営において改善すべき点を洗い出す事がアクセス解析に必要な事です。

では具体的にアクセス解析の結果をみて、どのように考えれば良いのかという点について触れていきます。

本当は細かく購入者の割合であるCV率や顧客単価、売上高なども見ていきたいのですが、ひとまず一番イメージし易いアクセス数で考えていきます。

アクセス数はPV数とも言いますが、ページが表示された回数を表している数値です。

アクセス数は同一の来訪者でもカウントされますので、同じ人が何度も同じページに訪れてくれたとしてもPV数に加算されていきます。

この数値が少ないと、単純にサイトに訪れてくれている人が少ないという事でもありますし、そのページの商品に対する認知度が低い事がわかります。

つまり、例えば極端な話、商品紹介ページのアクセス数が0であった場合、そこから購入につながる可能性はほとんど0に等しい結果になるでしょう。

そのため、まずはコンテンツを充実させたり、SEO施策に取り組んでみたりして、サイトのアクセス数をあげる事に専念する必要がある事がわかります。

また、ツールではどの記事に対してアクセスが集まっているかというのが確認できます。

そこから、どういう記事のタイトルだと強いのか、キーワードが何だと良いか、季節や経済などの条件との兼ね合いなど、いろんな可能性がみえてきます。

このようにしてアクセス解析ツールで集めたデータを元にサイトの改善点を洗い出し、それに向けて作業していくというのがアクセス解析のおおよその流れです。

全くアクセス解析をしていないサイトと比べると確実に差が出てくる部分になりますので、面倒臭がらず、厳密にやってみてはいかがでしょうか。

★POINT
・アクセス解析でサイトの改善点を見つける
・アクセス解析をするのとしないのとでは確実に差が出る

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
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編集後記

「回想法」は病気と闘う人にも有効です。余命わずかと宣告された人が、自叙伝を残すためのインタビューを受けているうちに元気になり、長生きしたという実例を私は体験しています。
(おちゃのこ山崎)

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