情報を上手に発信する方法は?その2号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

自民党の総裁選挙は昨日、決着しました。岸田新総裁の「ノーサイド宣言」により、これから「誰が何の大臣になるのか」という次のステージに進みます。

それにしても、「今回の筋書きを作った人がいるなら、ものすごく優秀だ」という声が上がる通り、自民党のニュース一色に塗りつぶされてしまった日本列島でした。

そしてコロナ感染者数は呆れるほどの減少を見せ、こちらも次のステージになります。冬に第六次のピークがくるのかどうかはともかく、ウィズコロナにおける人類の知恵の見せどころです。

前号の「オススメ参考書」では、ビジネスにおけるプレスリリースの重要性がよくわかる本を紹介しましたが、今回は引き続き、「プレスリリースをどう書くか」に焦点を当てた本を取り上げます。

企業における情報発信の核ともいえるプレスリリースですが、中小企業経営者でそれをマスターしている人はあまり多くありません。

自社の特徴を過不足なく他者に伝える技術を、ぜひ磨いておきたいものです。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

実例を見て学ぶ-新プレスリリース道場

井上岳久・著 宣伝会議・刊

1,250円(キンドル版)/2,090円(税込)

前回ご紹介した『メディアを動かす広報術』(松林薫著、宣伝会議)は、元日経新聞記者が指南する「プレスリリースの書き方心得」でした。

新聞記者の立場を詳しく解説することにより、「メディアに取り上げられるプレスリリースはどう書けばよいか」がわかるものです。

ただ、それだけで誰もがすぐれたプレスリリースを書けるようになるかといえば、残念ながらちょっと足りません。

実際にすぐれたプレスリリースというのはどんなものか、具体的にどこをどのように工夫すれば、「伝わる」プレスリリースが作れるのか、その角度の情報が不足していたからです。

そういう指南書があれば紹介したいなと思っていたところ、本年3月に発刊された本書を見つけました。前回と同じ出版社からリリースされたものですが、こちらの著者は「プレスリリース制作の第一人者」です。

実際に著者が選んだ優秀リリース37点が紹介されており、どこがどのようにすぐれているのかがひと目でわかります。

その魅力を伝えるため、今回は表紙の書影だけでなく、中面も何点か紹介することにしました。

本書の元になったのは、広報・PRの専門誌「広報会議」に14年にわたって長期連載中の「実践!プレスリリース道場」です。本書のタイトルには「新」とついていますが、2016年に第1弾が発刊されており、本書は内容と実例を一新した新作です。

著者はマーケティングコンサルタントとしてセミナーでプレスリリースの作り方をコーチしている人物です。現在の職業になる前は、横浜・伊勢佐木町にあったカレーミュージアムの広報担当者として、年間200~300本のプレスリリースを執筆していたそうです。

2006年に独立してからは、カレー総合研究所を設立し、「カレー大學」を設立するなど、カレー専門家としての顔も持っている人物です。

冒頭の「はじめに」を読むと、本書に掲載された「すぐれたプレスリリース」を選定し、掲載にこぎ着けるまでの苦労が書かれています。

著者の体感値として、「合格レベル」のプレスリリースは全体の20%くらいしかなく、さらに「見て勉強になるレベル」となると、その中の1~2%だといいます。しかも掲載を断られるケースが少なくないため、膨大なリリースから秀作を探し続けなければならないそうです。

そのようにしてケーススタディになるリリースを決めたら、著者は実際に広報担当者を取材して、そのリリースのすぐれたポイントを明らかにしていきます。

その14年間の作業の中で、著者は「広報先進企業の特徴」をつかみました。

(1)広報をPR会社などに丸投げせず、自力で展開している。トライ&エラーを繰り返しながらノウハウを蓄積し、自社に合った広報を確立している

(2)企業の戦略として広報を推進していくことが、会社全体でオーソライズされている

(3)広報担当者にバイタリティーがあり活動的。周りを巻き込んで強力に推進している

(4)戦略を持ち、長期継続的に一歩一歩遂行している

(5)そしてリリースが上手!!

では、本書の目次を紹介していきましょう。
Part 1 リリースの書き方の基本
Part 2 ベーシックリリース タイプ別実例集
Part 3 上級リリースにテクニックを学べ
Part 4 ストラテジックリリースに挑戦しよう
これで採用率アップ間違いなし!本書の活用法アドバイス

本書に掲載された37の優秀なプレスリリースの発信元は、有名企業から無名企業、行政まで千差万別です。すべて目次に掲載されているので、まずはそれらを眺めてみるだけでもおもしろいでしょう。

「Part 1 リリースの書き方の基本」では、そもそもプレスリリースの書き方がよくわからないという読者に向けて、「プレスリリース基本のキ」を紹介しています。

まず最初に、4つのQ&Aが並んでいます。
・リリースって何のためにつくるの?
・リリースにはどんな種類があるの?
・リリースには決まった書式があるのでしょうか?
・書く上で、どんなことに気をつければいいですか?

ここは大事な部分なので、要約してお伝えしておきましょう。

「リリースって何のためにつくるの?」という問いに対して、著者は「リリースは企業とメディアを結ぶ、最も有効なコミュニケーションツールです」と答えています。

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企業にとってPRしたい案件があるとき、いきなり放送局や出版社などのメディアを訪ねたり電話したりしてもらちが明きません。まずはPRしたい内容を紙にまとめてメディアに配信し、興味を持った記者にその媒体で紹介してもらうのがリリースの役割です。そこから取材に発展することもあり、非常にベーシックな方法でありながら効果は絶大。
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「リリースにはどんな種類があるの?」という問いに対して、著者は「この本ではPRする内容別に10種類のベーシックリリースを解説しています」と答えています。

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新製品やサービスの発売、新店オープン、商品リニューアルなどに際して出す「新商品・サービスリリース」「開業リリース」「リニューアルリリース」。商品やサービスの展開に合わせて出す「キャンペーン・イベントリリース」「高業績リリース」「達成リリース」。(中略)そして商品リリースの流れの脇を固める存在として「経営戦略リリース」「マーケティング戦略リリース」「広報企画リリース」「人事リリース」があります。(中略)さらに、通常のニュースリリースとは形態の異なる〈応用リリース〉として、「調査リリース」「共同リリース」「ニュースレター」の3つを本書では紹介しています。
***

「リリースには決まった書式があるのでしょうか?」という問いに対して、著者は「A4サイズ1枚」「1リリース1テーマ」を2大原則として挙げています。また、基本的な形態として、「横書き」「目立つレターヘッド」「タイトル」「リード」「本文」「所在地・連絡先」を要素としています。

***
内容には5W1Hを必ず入れましょう。「日本“初”」や「業界“ナンバーワン”」など、インパクトのある言葉を入れるといいですが、根拠を明確にすることが大切です。(中略)はっきりした統計はないけれど自社で調べたという場合は「当社調べ」と注意書きを添えます。
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「書く上で、どんなことに気をつければいいですか?」という問いに対して、著者は「タイトルとリードで目立つことが大事! 時事性を織り込むことも有効です」と答えています。

***
まずは15秒で、“あっ”と言わせるものを目指しましょう。そのためにも「タイトル」と「リード」で目立つことが重要です。次にやや精神論になりますが、リリースには気持ちをこめて、一生懸命伝えたいことを書きましょう。メディアの人たちは職業上、行間を読むのが得意です。PRする案件に対する愛情が感じられなければ、取り上げる気も失せてしまうのです。
***

続くページで「リリースの基本書式」について、さらにくわしく解説してあります。「タイトルはリリースの命。読み手に刺さるコピーの力と文字を大きくしてデザインとしても目立たせる」「リードはリリースで伝えたいことを2、3行で要約」「本文はポイントのみを書く。シンプルな箇条書きに写真やグラフなどのビジュアルを添えて。本文の大きさは11ポイント。1文は50字以内」「連絡先には基本情報にプラスして、担当者のメールアドレスや携帯電話番号を」といったポイントは重要です。

「Part 2 ベーシックリリースタイプ別実例集」では、基本形となるリリースの事例を10のタイプ別に紹介しています。これをお手本にして作るだけで、すぐに見栄えのいいリリースができるでしょう。

最初に登場するのは、スーツケースメーカーのエースが2017年に流したリリースです。著者はこれを「これぞ基本の王道リリース。目を引くタイトル、読み手の頭にスッと情報が入る構成に注目しよう」とコメントしています。

ちなみに、このリリースのタイトルはこうなっています。
***
「プロテカ」のスーツケースが更に進化。
IoTを導入した日本初の国産スマートラゲッジ
『マックスパススマート』が登場!
2017年9月15日(金)発売開始決定。
8月7日(月)よりWEBでの予約販売受付も開始。
***

「IoT」「日本初」「国産」など、ニュースバリューのあるキーワードのオンパレード。しかも2行目は赤字で目立たせてあります。

「Part 3 上級リリースにテクニックを学べ」では、これまでに10万本以上のリリースを見てきた著者が「これはスゴイ!」とうなったリリースばかりをランキング形式で紹介しています。ちなみに、グランプリは「よみうりランド・グッジョバ!!」です。

「Part 4 ストラテジックリリースに挑戦しよう!」では、「調査リリース」などのストラテジックリリースを作成するときのノウハウが紹介されています。これまでと違うアプローチでメディアの目を引く「上級編」です。

本書は「キンドル・アンリミテッド」に入っているタイトルなので、同サービスに加入している人なら、無料で読むことができます。まずはその方法で読んでみて、気に入ったら紙版を購入するというやり方もあります。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

唐突ですが、皆さんは自分を客観視できていますか?(^^;)

私自身もこれはなかなか自信がないのですが…

自分が他人からどう見えているのか?
どんな風に思われているのか? 思われるのか?

なかなかわかりませんよね。

個人の場合は、他人の目をあまり気にし過ぎても仕方がありませんし、気にし過ぎて自信を持てなかったり、不安がつのったりするのは精神的にもよくありません。

ある程度、「鈍感で気にしない、マイペース!」なほうが楽に生きられたりします。気の合うごく少数の親友さえいれば、不幸を感じることもないでしょう。

でも、オンラインショップやお店となると、そうは行きませんよね。
市場やお客様からどう見えているのか? 魅力があるのか? なんて気にせず、鈍感なまま、マイペースでごく少数の熱烈なファンさえいれば経営的に成り立つ! のであれば良いですが…

商売ですから、やはりある程度多くのお客様に気に入られ来店し、購入していただかなければ成り立っていきません。

まずは、お店を客観視して、必要十分な情報や安心感、信頼感を得られるレベルにしておかなければなりません。

自己(お店)紹介は必須ですし、小規模店なら店主・店長紹介も本名・顔写真(笑顔)をちゃんと掲載してご挨拶もしましょう。

お店を始めた経緯やストーリー、その時の思い、理念(店主の信念)、ビジョン(どんなお店にしたいか、世間に何を提供していきたいか)なども用意しておきたいですね。
↑↑↑↑↑
これ、最近特に用意されてないお店が多いように思います。
味気ない「特定商取引法表示」だけじゃ何も感じられませんよね。

 

また…
「ダメ出し!道場」でもしょっちゅう触れますが、店長やベテランスタッフさんにとっては、お店の商品情報やコンテンツは「常識」で「当たり前」になり過ぎていて…
「知ってるだろう」「わかるだろう」「わかるよね」が蔓延しがちになっていきます。結果的にそれは初心者にとって敷居の高い店になってしまって、新規客を獲得しづらいお店になってるということ。

 

もう少し具体的に言うと…

載せなくても…「知ってるだろう」
書かなくても…「わかるだろう」
言わなくても…「わかるよね」
ということです。(^^;)

例えば…

(1)アセトンフリーのリムーバー でお手入れ…
(2)パルミジャーノレッジャーノをグレーターで削り…
(3)FF特有のアンダーステアが強いコーナリング特性…
(4)トリマーに面取りビットを付けてエッジを丸く…
(5)インクルージョンの種類によって性質の変わるクォーツ…

 

はい、いろいろなネットショップで見かけた、当たり前のように使われていた専門用語や表現ですが、それぞれどんなお店の何のことだかわかりますか?

全部わかった方は、なかなかのクイズ王!?です(笑)。

正解(解説)は こちら
↓↓↓↓↓
(1)ネイルアート(マニキュア)を落とす除光液についての説明
(2)イタリアの固いチーズをすりおろす道具についての説明
(3)前輪駆動の自動車は思ってるより曲がりにくいという説明
(4)木工用の電動工具で角材の角を丸く加工する用具の説明
(5)天然石アクセ屋さんで水晶の中の含有物についての説明

以上、まったく違う業種のお店での説明文ですが、お店では当たり前のこれら専門用語や説明も、初心者にとっては「???」ですよね。

もちろん、中上級者だけをターゲットにしているお店ならそれでも良いのですが、新規客・初心者客を取り込みたいお店なら、うまく専門用語に解説も入れながら、敷居の低い親切で親しみやすいお店であることを印象付けてファンを増やしていきましょう。

自分のお店が、世間一般からどんなお店に見えるのか?

客観視(特に初心者目線で)してみてください。

それが苦手な方は、ぜひ「ダメ出し!道場」にご応募を!(笑)

さて、今回のお店もそんな客観視して見て欲しいという「パワーストーンブレスレット&アクセサリー」の専門店さんです!

それでは「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
月の青い石

ショップ名 :
誕生石パワーストーンブレスレット&
アクセサリーの通販【月の青い石.】

サイトURL:
https://www.tukinoaoiisi.com/

ショップの現状、お悩みの点など
現状は2012年より、ライトプラン(500円/月)のプランで、会社員のかたわら、副業としてお世話になっていました。
2021年(今年)よりベーシックプランに変更、独自ドメインも取得して、本格的にネット販売を始めたいと思っています。
ハンドメイドサイトにも登録してパラパラとは動きますが、ホームページではほとんど売れないのが現状です。
悩みの一番はやはり売り上げがないこと。
誰に聞いたらよいのかもわからず、友達にも聞きますが、どこが悪いのかわかりません。(当然ですか? 素人ですものね)
どうぞよろしくお願いいたします。

第一印象:すっきり良い印象…けどまだプロになりきれていない…

ロゴ、写真のクオリティ、全体のレイアウトなどトップページのデザインの印象はスッキリして良さそう、売れてそうな印象。

でも細部をいろいろと見ていくと、まだまだ専門店、プロショップになりきれていない。

今回の「ダメ出し!道場」のお申し込み文にも「当然ですか? 素人ですものね」とあったように、店長ご自身の中に、まだ「素人の副業のお店」っていう甘さや妥協感があるのがサイトの中にも表れているような印象です。

厳しいようですが、ご本人にとっては副業で趣味の延長で始めたお店かもしれませんが、ちゃんとお店を構えて特定商取引法表示を掲げて運営していれば、お客様にとっては立派なプロの専門店さん! ですし、そう思って信頼して購入されるのです。

まして、10年もやってて、素人ではお客さんは困ります!(^^;)

「ハンドメイド系のフリマアプリで素人前提で買う客(失敗リスクも許容してくれる客)とは違う!」という覚悟を持って運営していかなければなりません。

インタビューで浮き彫りになったこと

いつものようにお電話で、店長の岩谷さんにインタビューさせていただきました。

岩谷さんは元々、まったくの異業種の企業に勤める会社員さんで、10年と少し前に、たまたま友人に誘われて奈良の山奥に天然水晶の採掘体験ツアーに行ったのをきっかけに、そこで天然石の専門家の師匠に出会い、いろいろと興味を持つようになって勉強し、自分で販売してみようと、会社勤めの副業としておちゃのこネットのライトプランでオープンしたとのこと。

とはいえ独学でおちゃのこ店では思うようにお店のデザインも、広告や集客もままならず、ハンドメイド系のフリマアプリ(minne)で細々と1点ずつ売ってきたとのことでしたが…

コロナ禍で考える時間も増え、10年目の今年、満を持して「よし本気出して気合い入れて頑張ろう!」ということで、独自ドメイン(tukinoaoiisi.com)も取得し、ショップデザインも外注デザイナーさんにお願いしてリニューアルされたそうです。

ただ、ライバル店も多いパワーストーンアクセサリー系のショップですので…

差別化を図ろうと
*数秘術鑑定士資格取得
*パワーストーンセラピスト取得
*メンタルヘルス検定II種
*心理学基礎修了
*ハーブコーディネーター

など、いろいろな資格や教養も身に付けてこられたそうで、当店でも数秘術鑑定をメニューに加え、お客様の氏名と生年月日で占いもされています。

オンラインショップのみで実店舗などはないようですが、個人的な交友関係も広く、お友達・知人を通じての口コミ、紹介でのご注文は多いようです。

お電話での印象もとても明るく社交的で、私も楽しい気分でお話が聞けました。

ただ、ネットショップは10年間ずっとお一人で商品の企画、仕入れ、商品製作、ページ制作、販売、受注、梱包、出荷とすべてをやってこられたので…

これで良いのかなぁという不安もあり、「ダメ出し!道場」にご応募されたとのことでした。

 

第三者に客観視してもらうのは、マンネリ化してきたお店にとっては良いことです!

それでは具体的に気付いた点をダメ出し!させていただきます。

インタビューで浮き彫りになったこと

まずは、お店も店主も自己紹介がダメ!

特定商取引法表示
https://www.tukinoaoiisi.com/info
が、まず左メニューの下のほうにあって見つけにくいですし、テンプレ通りのありきたりな情報どまりで何のメッセージ性も印象もありません。

 

私が店長です
https://www.tukinoaoiisi.com/profile
も、お子さん(実はお孫さん)を抱っこしたスナップ写真で、名前も「KAYOKO」と実名も名乗らず、個人素人感満点で、ビジネスでプロのショップとしては頼りなさ、怪しさを感じてしまいます。

店長メッセージは、お店を始めたきっかけや経緯などあるのは良い点です。

特定商取引法表示はよく見られるページですので、必要な情報の掲載をしつつもそれだけではもったいない!
お店の自己紹介、特徴、強みのアピール、理念や信念、どんなお店にしたいかなど、店長ページと融合させたようなコンテンツで充実させていくのも一案です。(もちろん別々でも良いが、内容を充実させもっとアピールする)

どうしても法人ではなく個人ショップである分、信用・信頼感は劣るわけですから、個人店であってもちゃんと身分・所在を明示して、「プロとして本気で責任持ってやっております!」というスタンスを見せて、第一印象で信頼感を得られるようにしておきましょう。

もちろん、事業としての本気度があるならば、法人化も視野に入れて検討なさってください。

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左メニュー(目的別)と内容の関連性が不明確

例えば「7月」をクリックすると
7月の誕生石
RUBY - ルビー -
宝石言葉
情熱、仁愛、威厳

と表示されて、その下に商品がずらっと並ぶのですが…
ルビーの商品はなく、インカローズの商品はありますが、それならばカテゴリーページの説明もルビーだけでなく、インカローズも掲載、説明しておきましょう。
できれば、誕生石については各月のカテゴリーページ上部の説明は写真も使って、もっと石そのものの解説も充実させて欲しいところです。

同様に、左メニューで星座、例えば「獅子座」をクリックしてカテゴリーページに入り、どれか商品ページをクリックして入っても、そこには「獅子座」についての表記も説明も見当たりません。

同様に、魔除け、金運UPなどもカテゴリーページ表示される商品のページに入っても、「魔除け」「金運」の文字も説明もありません。

せっかく左メニューに「目的」として誕生月や星座や目的を用意して分類してあるのならば、まずは分類カテゴリーページの上部で、各カテゴリーの石の種類一覧や紹介と、個々の商品ページでの説明文に「獅子座」「7月」「魔除け」などの文字列をちゃんと入れて、お客様が納得いく関連付けをしておきましょう。

また、左メニューからだけでなく、検索バーから「蟹座」「かに座」「カニ座」などで検索されることも想定して、どのキーワードでも該当商品が正しく見つけられるように説明文には表記のゆらぎ(蟹座、かに座、カニ座)を入れ込んでおきましょう。現状は蟹座、かに座、カニ座、どれもヒットしません(残念)。

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左メニュー「グラウディング」とあるのですが…
クリックしてもグラウディングについての説明もないですし、商品ページ(https://www.tukinoaoiisi.com/product/287)に入っても、説明どころかグラウディングという文字もない。

冒頭コラムでも書きましたが「グラウディング」という用語は、店長や上級者には当たり前な用語かもしれませんが、初心者には「どういう意味???」なワードです。

調べてみたのですが、正しくは地面を意味する GROUND から来ている「グラウンディング(grounding)」ではないでしょうか?
もしどちらの表記も有りなら、両方とも記載しておきましょう。

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おちゃのこ店、minne、Instagram
並列運営は良いが、窓口・拠点は明確に!

現状、トップページ中央にInstagram のアイコンと共に「オーダー制作のご相談はDMに」とリンクしてあるので、オーダー制作でなくとも、とにかくご相談はInstagramのDMにするのか? と勘違いしそうです。

おちゃのこ店問い合わせフォームからオーダー制作の相談をしてはいけないのでしょうか?

また、例えば… What's New の投稿 「レビューの件☆」
https://www.tukinoaoiisi.com/news-detail/1

を見ると、中身には
「ミンネでいただいたレビュー」としてminneへのリンクが書いてあるのですが、せっかく当店(本店)に来てくださったお客様をわざわざ外部サイトに飛ばすのは離脱の可能性も高く良くないです。

どうしてもminneのレビュー内容を見ていただきたいなら、面倒がらずに、「お客様の感想」とか「お客様からのお声」として、おちゃのこ店内に フリーページを設けて コピペしてもよいと思います。

 

お店(本店)を構えて、外部 SNSや モール、フリマから集客誘導し、リピーター化、ファン化して行くのはオンラインショップの王道ですが、逆はお客様の気を散らし(他店や他の情報に注意を奪われ)、せっかくのチャンスが無駄になる可能性大です。

ネットの出会い(お客様とお店)は一期一会、1回のアクセスを極力無駄にしないように店内に留めておくようにしましょう。

 

まだ、リニューアル後の移行期だとは思うのですが
Instagramのプロフィールからのリンク先も
https://www.instagram.com/tsukino_aoi_ishi/
minne ではなく、おちゃのこ店に 誘導するようにしていきましょう。

minne での購入者への案内や、商品同梱チラシやショップカードなどのお店URLアドレスやQRコードも、おちゃのこ店を入れてブックマークしてもらえるようにしていきましょう。

50点
総評

お電話インタビューの際にいろいろとディスカッションしていてお話ししましたが、数あるパワーストーン系ショップの中で、「月の青い石」さんの強み・特徴はやはり店長さんの数秘術鑑定ができることや、リアルな接客トーク力だと感じました。

当店に来られるお客様は、パワーや運気など、なんらかのスピリチュアルなモノを求めて来られるお客様層だと思いますが、単に個々のアクセや石のパワーだけを他店と比較検討させれば価格競争になってしまいます。

それよりも数秘術鑑定で個々のお客様を占い、それに合った石の組み合わせを提案し、それに合ったアクセを選んだりオーダーメイドしてもらうという付加価値型の流れ(勝ちパターン)を作っていくことが重要だと思います。お電話やZOOMなどでの生接客カウンセリングなどもメニュー化できるかもしれません。

こうしたプロセスを経て購入したお客様は、当店のファンになりやすいでしょうし、リピートやお友達への紹介・口コミ確率も増すと思います。

今の既成商品の陳列自販機型から数秘術鑑定→提案型&カウンセリング型オーダーメイド にしていくことが強みを生かした戦略ではないかと思います。

また、ターゲットや商品開発に関しても、今の客層(女性客)だけでなく、スピリチュアルなパワーストーンなどに興味はあるが、目立つアクセサリーは身に着けるのが恥ずかしいという男性客層や、アクセじゃなくて家や車やカバンの中などに置くタイプのお守り的な商品なども、ケースや袋などとセットにすれば、市場も広がり、プレゼント需要なども出てくる可能性もありますし、客単価やリピート率も向上すると思います。

それこそ、星の数(石の数)ほどあるパワーストーンのお店の中で差別化して生き残るためには、強みを生かした商品開発も重要です。

1人で悩まれた際は、またぜひご相談ください。(^-^)

以上、ダメ出し!道場 でした。

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皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!

↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、注意書きなどに利用する※付きの番号リストをスタイルシートで簡単に作成する方法をご紹介します。






HTMLタグを挿入する

自由記入欄やHTMLタグ利用可能エリアに下記のHTMLタグをコピーして貼り付けてください。

<ol class="asterisk">
<li>ご注意事項1</li>
<li>ご注意事項2</li>
<li>ご注意事項3</li>
</ol>

 
スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は最下部にお願いします。

リストに数に応じて、アスタリスク横に自動で番号が付きます。


ol.asterisk {
counter-reset: number;
list-style: none;
position: relative;
padding-left: 25px;
font-size: 14px;
}

ol.asterisk li:before {
content: "※"counter(number)" ";
counter-increment: number;
position: absolute;
left: 0px;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

サイトに留まってもらう方法

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「サイトに留まってもらう方法」について説明させて頂きます。

■直帰率を下げる

直帰率はECサイトを運営するにあたって意識しておきたい数字の一つです。

この値が高いと売り上げがなかなか上がらないということはもちろん、問い合わせなどユーザーからのアクションがなかなか起こりづらい傾向にあります。

また、そもそも直帰率とは?という場合もありますので、順を追って説明していきたいと思います。

直帰率とは、ECサイトに訪れてくれたユーザーが、別のページを閲覧せずにサイトを去ってしまうということです。

一言でいえば1ページ閲覧してサイトを去ってしまうような状況で、その割合を示しているのが直帰率です。

特定ページの直帰数/特定のページから始まったセッションの数*100の数式で直帰率が表されます。

オペレーションで例をあげるならば、とあるwebサイトに「化粧品 ファンデーション」というキーワードで見つけた記事にアクセスしたとします。

その時に開いたページのほかを閲覧せずにブラウザを閉じたり、他のサイトに移動したりというのが直帰率に影響するのです。

参考までに、直帰率と類似したアクセス解析で得られる情報として「離脱率」という値があります。

これは直帰率とは違いページが開かれた回数に対してどれだけ離脱されたかを表しているものです。

サイトに訪れて何番目にその特定ページに到達したかということは関係なく、その特定のページから離脱した割合を算出しているのが離脱率です。

直帰率、離脱率のいずれにしましても、サイトから離れてしまう割合が高いと、それだけ収益に効率よく結びついていないということがわかります。

アクセス解析によりその情報を把握できているのであれば、改善策を導くことが今後のために必要かと思います。

■直帰率の改善法

直帰率を下げるためにどうしたら良いのかということを解説します。

まず、ユーザーが訪れたページで、ユーザーが得たい情報が得られなかったり、読みづらかったりした場合は直帰率は自然と高くなるはずです。

理由は単純で、ユーザーにとって記事を読み進める価値を感じないということが多くにあることでしょう。

シンプルにいえば記事の出来が良いか悪いかによって直帰率が大きく変わってきます。

そしてさらにいえば記事の出来に限ったことではありません。

サイトそのもののデザインが古くさかったり、文字が多すぎてそもそも読む気が起きなかったり、画像が全くないのでイメージが伝わりづらかったりするなど、サイトデザインに原因がある場合もあります。

直帰率の高さは、例えば他のコンバーション率やアクセス数などとは違い、もっと根本的な部分に原因があるということが考えられるのです。

記事の質、サイトが親切かどうかという部分ですが、これらが適切でない場合、直帰率は良い数字を示しづらい可能性が高いでしょう。

記事のクオリティに関しては経験とともに改善されるとして、ユーザインタフェースに関しては事前に改善しておきたいものです。

簡単にいえばウェブサイトの使いやすさは最低限整えておくべきということです。

今の主流であるスマートフォンやタブレットに対応したサイトになっているのか、ユーザーが煩わしく感じるポップアップを多用していないか、そもそも読み込み時間が長くないかなど問題は様々考えられます。

ユーザインタフェースというと難しく感じるかもしれませんが、簡単にいえば自分が使ってみて快適と思えるウェブサイトを作り上げれば良いということです。

ウェブサイトの中で迷子になったり、そもそも使い勝手がわるいボタンの配置や設計だったりということにならないよう、根本から見直すことも場合によっては必要になるかと思います。

直帰率が高い場合には根本的な部分に原因があると思い、改善策を探してみてはいかがでしょうか。

★POINT
・ユーザーが使いやすいと思えるウェブサイトの設計を心がける
・直帰率の高さはサイトの質の根本を疑おう

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編集後記

彼岸花の旬が終わり、コスモスの季節となりました。最近はキバナコスモスばかりが目立つようになったので、ピンクや白のコスモスを見ると、ほっとしますね。
(おちゃのこ山崎)

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