中小零細商店の生きる道はファンベース号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

カレンダーを見てみると、本日は11月11日。「1」が4つ並んでいます。そのため、10月10日に次いで記念日の多い日でもあります。ちょっと列記してみましょう。

「豚まんの日」…「11」が豚の鼻に見えるから
「ポッキー&プリッツの日」…4本のポッキーやプリッツに見えると江崎グリコが制定
「きりたんぽの日」「もやしの日」「美しいまつ毛の日」「配線器具の日」「靴下の日」「下駄の日」「煙突の日」…「1111」の形から

「コピーライターの日」…「1111」が並んだ鉛筆に見えることから
「サッカーの日」…「11人」vs「11人」から
「いい獣医の日」…語呂合わせ
「鮭の日」…「鮭」という漢字の旁が「十一十一」と書くから
「電池の日」…「十一十一」がプラス・マイナスに見えることから

字面とは関係なく、「宝石の日」のように史実から制定されている記念日もあります。1909年11月11日に農商務省令で宝石の重量表示に「カラット」が採用されたことを記念して定めたそうです。

このように、親しみを持ってもらえるきっかけを作ると、覚えてもらえたり、関心を持ってもらえたりするものですが、それは広告宣伝に大きな予算をかけられない中小零細の商店にとって大事なことです。

今回の「オススメ参考書」では、そんな中小零細企業の生きる道である「ファンベース」について解説した本を紹介します。

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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

ファンベース ――支持され、愛され、長く売れ続けるために

佐藤尚之・著 筑摩書房・刊

825円(キンドル版・税込)/968円(紙版・税込)

「マーケティングとは顧客の創造である」というのは古典的な定義ですが、「売り込まなくても売れていく」方法を作るというのが、マーケティングについての現実的な解釈といえるでしょう。

マーケティングにおける最高のパフォーマンスとは、何もしなくても顧客が集まり、継続的に商品やサービスを買い続けてくれる状態で、俗に言う「左うちわ」です。しかしそれが実現しているところは多くはなく、あってもそれが長く続くことは稀です。

「ではどうするか」という部分で私たちは悪戦苦闘しているのであり、そこが悩みの種なわけです。裏返せば、その部分が商売の妙味であり、結果が出れば面白くてたまらない気分にさせてくれます。

広告宣伝はそのためのツールのひとつであり、自社の商品に合った方法論さえ確立してしまえば、後はお金をつぎ込むだけで一定の効果が期待できるところが魅力です。

しかしそれは釣りの場合の撒き餌と同じで、釣るスケールと撒き餌のコストが折り合わなければ、赤字になってしまいます。そのため商売の規模が小さな中小零細においては、大きな予算を要する広告宣伝には手が出せません。

そのために近年はSNSなどコストの安いコミュニケーションツールを活用したプロモーション活動に注目が集まっているわけですが、それとて低コストで一定の効果を挙げようと思えば、今度は時間という別のコストを膨大に消費してしまいます。

したがって、SNS時代の商売にはそれに合ったマーケティングの考え方が必要になるわけですが、本書はその候補として有力な1冊になっています。

著者は「さとなお」の愛称でもよく知られたコミュニケーション・ディレクターで、エッセイストやブロガーの顔も持っています。1961年東京生まれ、早稲田大学卒。電通でコミュニケーション・デザイナーという職種を確立し、2011年に独立。『明日の広告』という著書がベストセラーになったほか、多くの著作があります。

それでは、本書の内容を概観するために、目次を紹介しましょう。
・はじめに
・第一章 キャンペーンや単発施策を、一過性で終わらせないために
・第二章 ファンベースが必然な3つの理由
・第三章 ファンの支持を強くする3つのアプローチ~共感・愛着・信頼
・第四章 ファンの支持をより強くする3つのアップグレード~熱狂・無二・応援
・第五章 ファンベースを中心とした「全体構築」の3つのパターン
・第六章 ファンベースを楽しむ(もしくは実行の際のポイントの整理)
・あとがき
・巻末URL集

まず「ファンベースとは何か」を押さえておかないと、本書への関心は湧いてこないでしょう。「ファンベース」とは、ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や価値を上げていく考え方だと著者は説明しています。

要するに、古典的なマーケティングの教科書にある「ロイヤルカスタマーの構築と保持」を現代に合わせて再解釈したのが「ファンベース」であると認識すればいいでしょう。当然、言葉を置き換えただけでなく、現代の世相や人々の考え方、世の中のインフラとして普及しているツールなどを盛り込んでアップデートしてあるわけです。

著者は「はじめに」でこう言っています。「ファンベースは、あなたが思っているより、たぶん、ずっと重要だ」と。

***
あなた自身も身の回りでいくつか思い当たるのではないだろうか。日用品でも食料品でもファッションでもスポーツ用品でもアプリでもいい。他のブランドや商品が数多くある中、強く惹かれ、愛用し、思わず友人に薦めたブランドや商品があるはずだ。それは支持だ。ブランドや商品が提供してくれている価値を支持して、購入しているのである。
***

本書で言うところの「ファン」とは、サッカーのサポーターやアイドルの追っかけのような熱狂的、動的な応援者のことではありません。もっと静的で、表情が乏しくても、特定のブランドや商品に対して高い熱量を持っている人を指しています。つまり、支持者のことを「ファン」と言いかえているわけです。

著者は改めて「ファン」を次のように定義しています。
「ファンとは企業やブランド、商品が大切にしている『価値』を支持している人である」

ただし、ファンが支持する価値は千差万別です。人によっては機能かもしれませんし、別の人にとってはデザインかもしれません。存在のユニークさや企業姿勢がツボにはまっている人もいるでしょう。さらには言葉にできない無意識的な感覚でファンになってくれている人もいるかもしれません。

ただし、企業サイドにはファンを重視することについて、次のような抵抗がありました。
・黙っていても買ってくれる人より、新規顧客に予算を使わなければ売上は増えないのではないか
・ファンはいても少数だから、そこに注力しても全体の業績にはなかなか反映しないのではないか
・ファンを相手にするのはお客様センターの仕事で、マーケティングチームの仕事ではないのではないか

著者自身も、以前はそういう気持ちがあったといいます。しかしネット時代に入り、物質的にも情報的にも飽和が近づいてきた現在、そういうマス広告全盛時代の考え方では生き残れないと、考え方を改めたそうです。

そして生まれたのが本書です。本書の読者対象は生活者相手のメーカー、小売、流通、メディア、コンテンツ、インフラといった事業会社だけでなく、B to Bや販管部門の人にも読んでほしいと著者はいいます。そして「今後、ファンベースという考え方抜きで発想するのは難しくなるだろう」と予言しています。

続けて、著者はファンベースの裏付けとなる理由を挙げています。
・少数のファンが売上の大半を支えている
・つまり、ファンのライフタイムバリューを上げていくことは、収益の安定・成長に直結する

従来の「キャンペーン」は、目的達成のために一定期間をかけてプレゼントや値下げなどの宣伝・販促活動を行うものでしたが、その実効性が年々薄れてきたと著者は言います。その理由は世の中に情報も商品もエンターテインメントも溢れすぎていて、話題になってもあっという間に忘れ去られてしまうからです。

さらに、人口減少、超高齢化、少子化、独身増加が追い討ちをかけるため、新規顧客の獲得はどんどん困難になっていきます。だからこそ、ファンに売上の大半を支えてもらわないと、企業が維持できないわけです。

第一章では、従来型の短期キャンペーンや単発施策をムダにしないための考え方を展開しています。新規顧客獲得施策をファンベース施策とつなげることにより、自社が持つ価値に対する顧客の行為を資産化していこうという考え方です。

そこで大切なのは、「瞬間的なリーチには意味がない」と認識することです。たとえれば、従来型の話題になることを目的としたキャンペーンは、「デートで情熱的に口説いてきたのに、そのあと会話もお誘いもしてこない残念なヤツ」といえます。関係を発展させ、好きになってもらうためには、デートの後が大切だという当たり前の視点が、これまでは欠けていたということです。

企業からのアプローチは、さまざまな施策を意識してつなげ、ファンの好意を積み重ねて資産化していくようなものでなければならないと著者は言います。「全体構築」の考え方が必要になるわけです。

第二章では、ファンベースが必然となる理由を3つ上げて説明しています。
・ファンは売上の大半を支え、伸ばしてくれるから
・時代的・社会的にファンを大切にすることがより重要になってきたから
・ファンが新たなファンを作ってくれるから

ファンが売上の大半を支えていることについては、ある有名飲料ブランドの調査データが証拠として示されています。そのブランドでは、たった8%のコアなファンが46%の消費量(=売上)を占めていました。そしてコアではないがファンである37%の人たちが43%の消費量を占めていました。合わせると売上の89%をファンが支えていることになります。

これが何を示しているかというと、企業は新規顧客の獲得を目指してライバル他社としのぎを削っているわけですが、実際にはすでにファンになっている人たちが売上の大部分を支えているという構造であるということです。

また、カゴメトマトジュースの調査では、年間8万円以上カゴメ商品を購入するコアファンが、全売上の30~40%を占めていることがわかりました。そのコアファン層の全顧客に占める割合は、わずか2.5%だそうです。

このためカゴメの施策は「何百万人、何十万人といった会員数の規模をウリにするコミュニティではなく、間違いなくカゴメ商品が大好きで実際に日々購入している上得意顧客が集まる場を作ること」となっています。

「ファンを大切にすること」では、ソニーがデジタル一眼カメラ「α」において、購入後のマーケティングを重視する施策をとっています。「商品購入後」を一番大切なプロセスと位置づけ、3か月に3回以上コンタクトする顧客施策をして購入した商品を使いこなすための情報やサポートを提供しているというのです。

それにより、WEBサイトへの誘引率は一般的なメルマガの1.3%に比べて驚異的に高い32%という高率を示しています。そして実際に使った金額も、さまざまな施策段階ごとにアップし、最終的には5.34倍となりました。購入した商品の5倍以上の商品が売れたわけです。

ここで著者は読者にこのような提案をしています。「あなたの会社のファンは、全売上の何%を買ってくれているか、調査してみましょう」

アンケート項目は、商品やサービスの性格に合わせて熟考する必要があります。そのためのテクニックについても、著者が触れています。

「時代的・社会的にファンを大切にすることがより重要になってきたから」という点については、マス時代の成功体験を脱ぎ捨てなければ生き残れない理由が3つ語られます。日本社会の変化、超成熟市場による変化、情報環境の変化がそれです。

2008年をピークにして毎年100万人の人口が減っていく日本では、新規顧客を増やすのは茨の道です。今買ってくれて支持してくれているお客さんを大切にするしか、企業が生き残る道はありません。

そしたウルトラ高齢化時代では、こんな数字が現実になります。
・2020年に女性の半数が50歳超え
・2024年に全国民の3人に1人が65歳以上
・2026年に高齢者の5人に1人が認知症患者になる
・2030年に団塊世代の高齢化で東京近郊にもゴーストタウンが広がる

まだ本全体のごくわずかしか紹介していませんが、「目からウロコ」がぽろぽろ落ちる本です。ビジネスに関わっている人は、今すぐ読み始めないと損をするかもしれませんよ。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

温暖化の影響か、遅めの秋もようやく深まって食欲の秋ですねぇ~(食欲かいっ!)(^^;)

私は本当にビックリするくらい好き嫌いがなく「食べられるもの」ならなんでも好き嫌いなく食べますし、食わず嫌いもありません。

野菜、お肉、お魚、キノコ、フルーツなどスーパーで売ってるものはモチロンなんでも食べますし…
スーパーでは売ってない人間が育てたのではない、山菜や野草、ジビエ、天然(野生)の魚介類など…古来より人間が食してきた自然の恵みならありがたく&美味しくいただきます。

最近話題の「昆虫食」もコオロギビスケットくらいなら抵抗なく食べられます。
高たんぱく低脂肪でビタミンやミネラルも豊富でヘルシーらしく、今後くるであろう地球規模の食糧難を救ってくれる存在になりそうです。

「虫はちょっと~」という方にも新たに注目されている、身近に山ほどたくさんの種類があるのに意外と食べてない食材がありました!

 edible flower (エディブルフラワー)、食用花と呼ばれる「お花」です!

食べたことがない方でも、テレビのグルメ番組などでおしゃれなフレンチやイタリアンのレストランでカラフルな花弁が添え物としてお皿に彩(いろどり)を加えているのを見たことがある方も多いと思いますが…

単なる色の添え物としてではなく、主たる食材としてその栄養素や香味・風味・味わいをお料理に生かした食べ方が注目され始めているそうです。

確かに、よく考えてみれば…私たち日本人も古くから菜の花や春菊など花と葉と茎をおひたしにしたり、塩漬けの桜の花びらなどは春の和菓子には欠かせませんね。蕗の薹(ふきのとう)やブロッコリー、オクラなども実は食べているのは花の部分なんですね。

海外に目を向ければ、アールグレイ紅茶に入っているベルガモットや、ジャスミンティーのジャスミンの花などは有名ですね。

タイやインドネシアなどでは、鮮やかな花弁をサラダなどでそのまま食べる料理もいろいろとあるそうです。

お花屋さんで売っているだけでも花の種類はたくさんありますから、実は食べられる花もかなりの数があるのかもしれませんが…

観賞用に栽培されたお花は、あくまで見た目重視ですので、ほとんどが虫害を防ぐための農薬や花の保ちを良くする薬剤などを使って育てられているため(食べることを前提としていない)食べてはいけません。また中には人や動物にとって毒性となる物質を含む花もあるので、むやみと食べるのは止めておきましょう。

さて、今回のお店は…そんな食用のお花の中でも「薔薇(バラ)」に特化して未経験から新規就農で起業され、バラの育成~加工~販売まで(1次×2次×3次=6次産業化)されたお店(会社)です。

それでは「ダメ出し!道場」、始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
AKAI ROSE FARM

ショップ名 :
NAKAI ROSE FARM

サイトURL:
https://www.baranogakkou.co.jp/

ショップの現状、お悩みの点など
カート離脱サービスを利用してびっくり。
62%も離脱しているうえ、フォローメールを送信しても購入に至らない!
(フォローにより購入に至った件数0%)
改善すべき点と改善の優先順位をダメ出ししてください!

お悩みの点について

まずは、お悩みの点「カート離脱率が62%もある」について

「カート離脱率」とは、オンラインショップの買い物カゴ(カート)に商品を入れた後、購入をせずにECサイトから出て行く(離脱する)率のことを指します。
今回の例で言えば、「100人がなんらかの商品をいったんカートに入れておきながら、62人もの人が買わずに(決済まで終えずに)帰ってしまっている」ということです。

いくつかの調査データを見ると、カート離脱率の平均は60~70%だそうです。ただ、これらの調査も正確な条件や定義は公表されていないので、どんな業種のどんな商材なのかや、1人を特定した調査なのか否か(例えば同一人物が1回の来店でカート離脱し、2回目の来店でそれを購入しているケースでも、1回目の離脱を数値に入れるか否か)などは明らかになっていません。

したがって、一般論として「カート離脱率は6~7割が平均」という程度に認識しておけば、今回のお店の離脱率は平均値か、やや良いくらいであると言えると思います。

すごく高い数字のようにも見えますが、ユーザーにとってのカートは必ずしも今即買うための機能ではなく、興味を持った商品をメモ(しおり)的に記録保存しておくものとしての使い方をしていることが考えられます。

同等商品を複数のお店で比較検討するケースで考えてみれば、平均的な消費者が3件のお店で比較してカートに入れても、最終的に1件のお店で買えば、残りの2件のお店では買わないので、カート離脱率は2/3。すなわち66.7%となりますよね。

私などは、必ずしも買う気はないけれど、なんとなく興味のある目新しい商品や、家族や友人・知人が興味を持っていた話題の商品をたまたま見つけたら、とりあえずカートに入れておくなんて使い方もよくしますので、例えば現在 Amazonのカートには100以上のいろいろな商品が入ったままになっています(笑)

正直、品数や価格で勝負する日曜消耗品や食品スーパーなどのお店でなければ、カート離脱率は優先度の高い指標ではないと思いますので、あまり気にしすぎる必要はないでしょう。

あえて言えば、専門店でカート離脱率を高める大きな要素は、決済前に気づく送料や手数料の加算が最大のブレーキとなって、「やっぱや~めた!」につながることが多いものです。

単純に離脱率を下げたければ、全品送料・手数料無料にすれば、カート離脱率は下がると思いますが、そのままの価格だと利益率も下がりますし、送料を込みにして値上げすれば、そもそもカートに入れてくれる絶対数も確率も下がるので、結果的には総注文数や売上額まで下がるリスクもあります。
大事なのはカート離脱率ではない、ということです(^^;)

あまり枝葉の細かい部分を気にしすぎるより、まずは大きな幹の部分(基本的な強みや特長)を意識して、(バラの木の栽培のように!?)お店全体のクオリティをアップしていきましょう。

第一印象:かなり洗練されているが…一部にあれ?と言う落差

お店のトップページ開いた最初の3秒の印象は…バラのお茶の専門店!?

目に飛び込んでくる上部のカフェインレス紅茶「ローズリーフ」の文字と、美味しそうな洋菓子類のスライド画像とバラの写真で、

バラに関する何かの専門店…「あぁ、紅茶のお店なのね!?」…と思いきや、

スクロールしてトップページを見始めると…

食用バラ、育て方、苗、学校などの小さな文字のキーワードが少しずつ目に入ってきながら徐々に、「お茶のお店ではないのね」「食用バラの栽培、加工、流通販売まで行う6次産業の会社」だということがわかってきました。

少なくとも「食用バラ」に関しては、なんらかの興味を持って検索してアクセスしてきてくれているので認知しているとしても、「6次産業」なんて言葉、どれほどの方が知っていて理解できるでしょうか?

アイキャッチとして興味を惹きつけるようなキーワードとして使うのなら良いのですが…

お店の側だけが当たり前のように使う専門用語や、高いビジネスリテラシーを持つ社長さんや店長さんだけがわかるような用語を解説なしに使うのは、カート離脱どころかサイト離脱率を上げる敷居の高いお店になってしまいますので気をつけましょう。

トップページの印象としては、上部の大きなスライドショー画像以外に商品写真がないので…

「何屋さんなの?」
「何を売ってるお店なの?」
が瞬時にはわかりにくいお店だなぁ…というのが率直な印象です。

トップページにアクセスしてきたお客様の次の行動は、スライドショーで目にした気になる画像をクリックするか、左上メニューの「ナカイローズファームとは」をクリックすることでしょうが…

スライド画像1枚目のクッキーとジャム(米粉パンケーキとコンフィチュール)の画像は…

404 Error File Not Found
指定されたページが見つかりません
申し訳ございません!
このページは削除されたかオンラインスクール会員または卸会員限定ページです。

とエラー表示になってしまいます。会員様には見えるのかもしれませんが、初見のお客さまにはエラーに見えます。

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多くの方は左上メニューの「ナカイローズファームとは」をクリックするでしょうが…

開くと
「お茶や地球の未来を守る食用バラ苗をお探しなら【ナカイローズファーム】」と、いきなり「地球の未来を守る」とか大上段に振りかぶられても、初見の方には「!?!? え? どういうこと?」

日本語(国語)的にも「守る」は地球の未来 にかかっているのか、お茶も地球も守るのか?…「ん? ん? どういうこと?」

ちょっといきなりの圧が強すぎて…「何かの思想か宗教!?」(^^;) などと引かれてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

「インパクトを与える」というのが主旨なら、ある意味成功です(笑)

ただ、そこからスクロールしていくと…
説明のない農園や草原、バラの花の拡大写真と農作業風景。

何を、どこを見て欲しいのか、個々の写真で何を感じて欲しいのか?

そして、そのまま今度は文字の羅列…
農園、店舗、取引先…特許や商標権…

そしてやっと代表者である中井さんのプロフィールとメッセージ、その後テキストと画像+詩のようなメッセージが続きます。

う~~~ん

中井さんの頭の中にある混とんとしたカオスを、自由気ままに思いつくままの順番で、統一感や優先度など気にせずに吐き出した感じの…ある意味ゲージュツ的な自社紹介ページです(^^;)

きっと中井さんの中では体系立てられて一つのまとまった形になっているのでしょうが…初見の方には 断片的なキーワードや画像が整理整頓されずに並んでいるので…勘の良い方や中井さんと波長が合う方以外にはなかなか理解しづらい紹介ページになっていると思います。

「当店(当社)とは」
のページはお客様に高い確率で見ていただけるページで、特にBtoB ビジネスもなさっている会社にとっては重要なページです。

ぜひこれを機会に見直してみて、体系立てて整理して、初見の第三者から見てもわかりやすく、内容や思いが伝わりやすく、感じていただきやすいページにしていきましょう。

具体的には…
1)大見出し・中見出しを決める
例)コンセプトや理念、設立の際の思い、主たる事業内容や商品・サービス、市場・ターゲット(こんなお客様にきて欲しい)、会社概要(企業情報や取引先、許認可、特許など)

2)見出しに合う画像や映像を用意し埋め込む

3)詳細文や詳細別ページ・商品ページの作成とリンク(客導線)

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インタビューでお聞きしたところ…
客層ターゲットは大きく分けると
1)生花を料理に使う飲食店・プロ料理人(BtoB)
2)食用バラの育て方を知りたい就農者候補・既存農家(BtoB)
3)食用バラの苗を求め育てたいと思っている個人客(BtoC)
4)加工品(茶、水、スイーツ類など)が欲しい個人(BtoC)
5)加工品を取り扱いたい小売・流通業者・団体など(BtoB)

と単に法人・個人だけでなくその中も多様なタイプがあるようです。
幅広いターゲット向けの商品・サービスが混在しているので、全体としてごちゃごちゃしているように感じるのだと思います。

それぞれに適した商品やアピール・アプローチの仕方があると思いますので、その辺りの導線や目印(インジケーターやマーク)などを付けたりして、わかりやすくしたいところです。

インタビューで浮き彫りになったこと

いつものようにお電話で、社長の 中井友實榮さんにインタビューさせていただきました。

中井さんは大阪出身で、大学卒業後は神戸で事務職のOLとして勤務。その当時の友人が家に遊びにきた際に「あら、お部屋に一輪の花も飾ってないの?」と言われたのが気になり、お花の教室に通うことに。

軽い気持ちで通い始めたのがだんだんとお花の魅力に惹かれるようになり、熱心に取り組んだ結果、プロとして結婚式やイベントのお花のアレンジをするまでになったそうです。

その後友人から、当時は日本ではまだ目新しかったプリザーブドフラワーを作る仕事の誘いを受けて、日持ちのしない生花から長期間美しさと生花の質感を保てるプリザーブドフラワーに注目し、製作方法を学んでネット販売を始めました。

プリザーブドフラワーのネット販売を始めて1年ほど経った頃に、関西の大手通販会社から中井さんの花を販売したいとの引き合いがきて、当時年間に50個ほどを1人でコツコツやっていたところに、なんと販売予測数2万個の引き合い!

ある意味ここが中井さんの運命の分岐点!
これをビビって断らず、なんとかできる方法を! と在宅で製作してくれるスタッフ募集をかけて10名もの女性スタッフを集めてこの仕事を引き受けたのです!

自宅の部屋中をプリザーブドフラワーの箱で埋め尽くしてこなし、実績と信用とノウハウと収益を手にした中井さん。
とはいえ、まだ実は会社員を続けながらの花の仕事をしていたのだそうです。

卸し先の販売業者さんが東京に移転することをきっかけに、自らも東京に進出(移転・移住)することに。いよいよ法人を設立してこのタイミングでようやく独立起業しました。

最近は形から入る若い経営者が多いですが、とにかく好きでやりたいと思ったことをひたむきに勉強しながら、とにかくどんどん行動・実践して突き進む。そういう方なんだなぁ~と感じました。

その後、東京にてプリザーブドフラワーを軸に据えた製作・販売に加え、教室を開講。プリザーブドフラワーの作り方だけでなく、受講生が在宅ワークのビジネスも学べるようにしたところ人気を集め、なんと6年間で1000名を超える生徒さんが卒業されたそうです。(ひょっとすると今の日本のプリザーブドフラワーの認知度・定着度を築いたのは、中井さんのスクールと卒業生の影響が大きいのかもしれませんね)

しかしながらその後の2011年。東日本大震災が中井さんの人生観や運命を変える転機に…

震災後、「何かできることを!」と、別の仕事をされていた友人に被災地キャラバンに誘われ、ありったけのプリザーブドフラワーを担いで現地に向かい、仮設住宅の避難所にお花を届けたそうです。

当初プリザーブドフラワーが喜ばれるか不安もあったとのことでしたが、皆さんの「お花を待っていたの」という声を受け取り、「花」が本来持つ不思議な力を実感し、「花」が人に与える意味や癒しについて強く感じ、改めて「私にできることは何だろうか」と考えるようになり、「単なるお金儲けや経済的豊かさだけでなく、心の豊かさに繋がるような形で新たなお花の仕事を創造したい」と、大きな転機となったそうです。

そこから、「どこか地方で、より一層花が持つ力を伝えていきたい」と思い、バラを自ら栽培しようと土地を探し、また、ただ観賞用のバラ栽培では後発、新規就農では太刀打ちできないと考え、差別化しようと考える中で「食用のバラ」に行き着いたそうです。

そして東京にも比較的近くて便利な千葉県南房総の館山市に良い土地を見つけ、思い切って移住し、食用バラ専業の新たな法人「(株)バラの学校」を設立。

2年をかけてバラ園を整備し、数種類のバラを栽培。難しいといわれた有機無農薬での栽培にも成功すると、コンフィチュール(ジャム)やジェラート、ローズウォーター、バラの葉を使ったお茶「ローズリーフR」(商標登録)など次々と商品を開発するだけでなく、バラを使った料理やスイーツ、ドリンクを楽しむことができるカフェをOPENしたり、料理人・レストランや大手百貨店、通販会社などさまざまな販路を開拓したり、「館山市ふるさと特使」や農林水産省による「総合化事業計画」の認定も受けたりと、その行動力も経営手腕も卓越した素晴らしいものをお持ちです。

2019年には全国展開する結婚式場からのお声がかりで、東京港区南麻布のとてもラグジュアリーな式場施設内に教室兼カフェスペースをOPENするなど、自社ブランディングも秀逸。

ただ2019年の房総半島を襲った台風が原因で、近隣の水道管が漏水した二次災害でバラ園が浸水し甚大な被害を受けたり、コロナ禍で都内のカフェでのセミナーやイベントが開催できなかったり、外部委託のローズウォーターのボトル詰めが先方の本業不振で作ってもらえないなど、逆風もありました。

しかし新たに山形県で生産農園と研究を行ってくれるコラボ先を見つけたり、鹿児島県で農福祉連携の提携先を見つけたりと、逆風も荒波も乗り越えて頑張っておられます。

プリザーブドフラワーの事業はほぼスタッフに任せっきりでも十分に回り、収益もしっかりしているので、中井さんは今はほぼこの食用バラの事業に注力して、東京、千葉、山形を行き来してお忙しくされているそうです。

ネット活用に関しては独学でコツコツ試行錯誤されており、おちゃのこショップ、Facebook、Instagram、LINEで情報発信をされつつ、Youtube でバラの育て方オンライン講座をなさっています。

このおちゃのこサイトの目的の優先度を確認したところね単にネットショップとして小売通販の注文・売り上げを優先したいのではなく、あくまで食用バラの認知度や理解度アップ、食用バラ市場の成長・拡大といった大きなスケールで考えられておられる中井さんでした。

それでは具体的に気づいた点について「ダメ出し!」させていただきます。

インタビューで浮き彫りになったこと

https://www.baranogakkou.co.jp/product-list/37

すべての苗のページにある
※裸苗が初めての方は、植え方(動画)をご覧ください
という Youtube 動画。

これは、初めて苗を買う検討をしている方全員に見ていただきたい「重要な」動画のはずですね。
↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=SESTgvgfLqE

できればページ内に埋め込み動画化しておきましょう。

また、動画自体の構成やテロップ編集は良いと思うのですが、基本的な音声の音量が極端に小さい!(^^;)

他のYoutube 動画や広告動画と比べたらよくわかると思います。
アフレコ編集で平均的なYoutubeの音量程度に大きくしておきましょう。見た人がこれに合わせてボリュームを上げてしまうと、広告が入った時にビックリするくらいの大音量になってしまいますし、何より聞き取りにくいので…

また 下記、食用薔薇の土 のページ
https://www.baranogakkou.co.jp/product/392
ですが、埋め込まれた説明動画の音声と効果音のバランスが悪いです。

音量も大きくなったり小さくなったり。効果音もやや過剰に使い過ぎて落ち着かない(^^;)
音声は小さいのに効果音は大きすぎてビックリ。

この土は、苗を購入される方には購入されやすい商品だと思うので、すべての苗の商品ページに目立つように紹介リンクしておきましょう。(関連商品や「この商品を買った人は、こんな商品も買っています」では必ずしも表示されていないので…)

Youtubeでの説明、取り組み事態はとても良いので、もう少し編集のクオリティを上げていきましょう。
無理にPCでの高度で高価な編集ソフトを使いこなせなくて悩むより、スマホやタブレットで簡単に使える動画編集アプリもありますので、試してみてください。(オススメはVLLO や CapCut など)

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ローズリーフ缶20包 (2,780円~8,778円)
https://www.baranogakkou.co.jp/product/489

商品名は「ローズリーフ缶20包」ですが、実際に選べる商品は花弁入りのスプリング、サマー、オータムの場合16包で紛らわしいです。リーフだけの20包と花弁入りの商品は分けたほうがわかりやすいと思います。

また現状、ローズリーフだけの「シーズン: 葉の香り(飽きない、後味すっきり)」は注文できないようになっていますが品切れでしょうか? この点もわかりにくいと思います。

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ローズリーフ20包+ローズコンフィチュール90g(4,700円~5,150円(税込))
https://www.baranogakkou.co.jp/product/554

単品だと「ローズリーフ20包 2,780円」と「ローズコンフィチュール90g 1,000円」で合計 3,780円のものが4,700円になるのはかなり割高に思えます。実際は箱代などが加算されているためなのかもしれませんが、ぱっと見でわかる説明が見当たらないのでお客様は戸惑ってしまう(カゴ離脱)かもしれません。

また「リボンあり」or「不要」で、不要のほうが150円高いのも「?」なので、説明が必要です。その「リボン」というのが写真の缶や瓶の蓋に付いている部分のことなのか、それともギフト用の箱にかけるリボンなのか、写真や説明もないので、これでは購入できません。

貴社内の「当たり前」は、そのままではお客様には伝わりません。

「ふるさとチョイス」へのリンクも、すでにリンク先のページが削除されて見つかりません。至急削除修正しましょう。

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ローズリーフ缶5包+ローズコンフィチュール 6セット(21,000円)
https://www.baranogakkou.co.jp/product/553

これも リーフのみは5包で花弁入りは4包。また「6セット」も「ローズリーフ缶+コンフィチュール」のセットが6セットなのか、ローズリーフ缶は1つでコンフィチュールが6セットなのか、「ローズリーフ缶(スプリング+サマー+オータム+葉の香り)+コンフィチュール6缶」のセットなのか?

種類や内容量がいろいろあるので、ぱっと見でわかりにくくなっています。
缶の値段などもあるので、単純計算では合わないのかも知れませんが…総額は2万1,000円と価格が高いですが、リーフ缶単品20包や16包とコンフィチュール単品との価格と比べると計算が合わないので、内容量の組み合わせが余計にわからなくなってしまいます。
写真で示すならひと目でわかるように内容数量を写真上で明示するか、商品内容をすべて書き出すかして、わかりやすくしましょう。

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冷凍花びら200g ダマスク、フルーツ、ブルー
https://www.baranogakkou.co.jp/product/473

パッケージ写真だけで中身がまったく見えません。
「色がどの程度保たれているのか?」「解凍したら質感はどんな風になるのか?」など、料理に使いたい方は色の変化や見た目も気になるところです。
中味の写真もぜひ載せて、解凍の様子やノウハウも紹介しましょう。

50点
総評

上でも触れましたが、とにもかくにもサイトを初めて訪れたお客様に当店・当社がどんなお店や会社なのか、その成り立ちや創業の思い、どんなお客様にどんな商品やサービスをお届けしてどんな価値創造をしていきたいのか…

といった一連の流れがまだまだ体系立てて整理して説明されていない点が最大の弱点だと思います。

中井さんにとっては当たり前の食用バラも…
◇そもそも食用バラってどんなモノ? 美味しさや栄養価は?
◇その栽培~育成~収穫の過程や様子(一次産業部分)
◇収穫した苗や葉や花の加工~製品化(二次産業部分)
◇育て方や料理・利用方法など教育ビジネス(三次産業部分)
◇食用バラのレシピや美味しい食べ方、健康効果などへの使用・活用の「提案・啓蒙」→対個人、対料理人、対商売人、対文化教育団体など向け

まずはこの辺をきちんと整理なさった上で、ブランドイメージに合うようなオンラインショップのデザインのプロに依頼され、サイトにちゃんと反映されるのが基本的最優先事項だと思います。

食品・食材の中には、話題性や物珍しさで一過性のブームで消えていくものもあれば、しっかり定着して全国どこのスーパーにも置かれるようになるものがあります。

その差はやはり食品・食材として美味しくて栄養価が高く、応用度が高くリピートしたくなるようなものか否か? そして高価で一部の富裕層だけの贅沢品ではなく、リーズナブルな価格でより多くの人に愛されるだけの供給量が全国的に賄えるか? にあると思います。

例えば、古くはブロッコリー、近年ではアボカド、マンゴーなど、昔の日本にはなかった食材も、その美味しさや栄養価、調理の簡単さや応用度の高さから、今ではすっかり日本の食文化の中に定着しましたよね。ぜひそういう存在にできれば良いですね!

一方で例えばカスピ海ヨーグルトとか杜仲茶、ミラクルフルーツとかココナッツオイルなど、一時期ブームになってどこのスーパーの棚にも並んのに最近はあまり見かけなくなった食材もいろいろありますよね。結局美味しくないとか応用度が少ないものは、続く人が少なくなり、市場も広がらない(小さくなる)のです。

供給量・生産量は1社の努力だけではどうしようもないかもしれませんが、まずは基本的な美味しさや利用・活用方法・レシピなどの充実や提案をして、より多くの人になじんでもらえるようにすることが大事だと考えますし、プロ料理人たちに多く認めてもらい使ってもらえる食材にしていくことが大事だと思います。

食材にとってプロ料理人たちは最高のインフルエンサー ですから。

Nakai Rose Farm、 株式会社バラの学校さんのポテンシャルはとても大きく、社長の中井さんの才能や能力・手腕は素晴らしいものをお持ちだと思います。

やりたいことも山ほどあり、あちこちを飛び回ってそれらを次々と実現されておられる姿には大いなる感心と尊敬の念を持ちました。
リアルでアナログな人との繋がりと信頼関係で正に「実業」を築いてこられた中井さん。
今後の展開も楽しみです。

でも、「なんでも独学・自力で開拓する!」という姿勢はご立派ですが、ネットやSNSの活用・マーケティングに関しては、次々と新しいツールや手法も出現していますので、外部の力を借りてみるのも時間の節約になり良いと思います。

ただ「流行だからInstagram でオシャレなインフルエンサーに投稿してもらえば良い」というのでは、一過性のブームに陥るリスクもありますので要注意です。

今後の戦略や方針など迷われましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

以上、ダメ出し!道場でした。

あとがき
女性へのプレゼントにかなり魅力的な商品群だと感じましたが、ギフト包装の姿なども気になりますし、味見したことのないものを贈るのは気が引けます。ぜひお試し用のリーズナブルな試食・試飲セットなども用意してもらえると、通販でも利用しやすくなると思います。

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皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!

↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
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宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、文章中の単語にツールチップで説明を表示する方法をご紹介します。






HTMLタグを挿入する

自由記入欄やHTMLタグ利用可能エリアに下記のHTMLタグをコピーして貼り付けてください。

<span class="datatooltip" data-tooltip="ツールチップを表示">のツールチップを表示というテキストが説明として表示されます。

ツールチップを表示させたい部分を
<span class="datatooltip" data-tooltip="ツールチップを表示">~</span>で囲んでください。


<div>説明文の中に<span class="datatooltip" data-tooltip="ツールチップを表示">ツールチップ</span>を入れたい</div>

 
スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は最下部にお願いします。

.背景色、罫線に利用している#000000がツールチップの背景色となります。
color: #FFFFFF;が文字色となります。


.datatooltip {
position: relative;
border-bottom: 1px dotted #000000;
font-size: 14px;
}

.datatooltip:before {
content: attr(data-tooltip);
position: absolute;
width: 150px;
background-color: #000000;
color: #FFFFFF;
text-align: center;
padding: 10px;
border-radius: 10px;
z-index: 1;
opacity: 0;
transition: opacity .6s;
bottom: 25px;
left: 50%;
-webkit-transform: translateX(-50%);
transform: translateX(-50%);
font-size: 14px;
visibility: hidden;
}

.datatooltip:after {
content: "";
position: absolute;
bottom: 15px;
left: 50%;
-webkit-transform: translateX(-50%);
transform: translateX(-50%);
border-width: 5px;
border-style: solid;
opacity: 0;
transition: opacity .6s;
border-color: #000000 transparent transparent transparent;
visibility: hidden;
}

.datatooltip:hover:before, .datatooltip:hover:after {
opacity: 1;
visibility: visible;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

アクセス解析で見るべきポイント

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「アクセス解析で見るべきポイント」について説明させて頂きます。

■アクセス解析はどこに注目すべき?
ECサイトのようなインターネットビジネスを行っていく上で、「アクセス解析」はまず欠かせない作業です。

アクセス解析というと初心者からすると難しそうに聞こえるかもしれませんが、実際に解析するのに必要な情報はツールが取得してくれますので、実際にするのは解析部分のみです。そのため、見方を知ってしまえばそれほど難しいという事ではありません。

参考までにアクセス解析によって得られるデータにはどのようなものがあるのかという事について、イメージし易いものでいえば「アクセス数」です。

他にもユーザーがサイトから離脱した割合を出す「離脱率」や「売り上げ金額」、あとは訪問してくれたユーザーがどれくらいの割合で売り上げに貢献してくれたかを示す「コンバーション率」などもイメージしやすいのではないでしょうか?

これらのようにアクセス解析を行うツールでは、こまかなデータを取得してくれます。

ただこのデータを得るだけでは何の意味もありません。大切なのはこの取得したデータを元にどういったアクションを起こすかです。

一番はウェブサイトの改善でしょう。

ただアクセス解析によるデータは様々な種類がありますので、一気に全てを考慮するというのは正直難しいですし、最初からそこまでする必要はありません。

まずは重要なポイントのみを抑え、見るべきポイントに注目される方が良いと思いますので、重要な項目を説明していきます。

■アクセス数とページビュー

ECサイト運営におけるアクセス解析では「アクセス数」と「ページビュー」をチェックする事がまず主となるでしょう。

これらはサイトに訪れてくれたり、ページを見てくれたりしている数値となりますので、これらの数値をアップさせない事には収益を上げるのが難しいです。

ちなみに「アクセス数」と「ページビュー」というのは一見してどういう意味の違いがあるのか分かりづらいかと思います。

アクセス数というのはわかりやすく言えば訪問者数です。例えば一ヶ月の間に100人がサイトにアクセスしてくれたとするならば、アクセス数は100になるというものです。

対してページビューというのは訪れた訪問者が見たページ数の事です。例えば訪れた訪問者が20ページチェックしたとするとページビューは20になる訳です。

なのでアクセス数とページビューはイコールにならず、基本的にはページビューの方が数値は上となるでしょう。

これらアクセス数とページビューが少ない場合、そもそもの記事のタイトル設定が甘く、うまく検索されていない可能性があります。

記事の内容が薄いと一人のユーザーは複数ページにわたって見てくれない可能性が高まりますので、そうするとページビューが弱くなるでしょう。

このようにしてサイトの改善点をアクセス解析から洗い出します。

■コンバーション率

アクセス解析で見るべきポイントの一つに「コンバーション率」があげられます。

ぱっと見どういう意味かわからない方もいるかもしれませんが、これはアクセスしてきたユーザーがどれだけ成約に至ったのかという割合を示す一つの指標です。

これにより、例えば10人に1人が成約に結びついているというような具体的な割合がわかります。

コンバーション率の平均ですが、これはジャンルによって若干の差があります。例えば商品購入のような一般的なネットビジネスであれば1%~3%ほどの割合が平均なのに対して、資料請求などの商品購入とは異なるパターンでしたら10%くらいを平均とする事もあります。

これらの値が低い場合、記事での誘導があまりうまくいっていない、記事の内容が弱い可能性があります。

また、サイトの仕様として商品購入や資料請求に至るまでのプロセスが悪いという可能性も考えられますので、いずれにしても改善点を見つける事が大切です。

★POINT
・アクセス数、ページビューは記事のタイトルと内容を見直そう
・コンバーション率で成約への誘導方法を見直す

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

「オススメ参考書」の本を読んで、自分がファンであるブランドを並べてみました。アップル、ニコン、日産、エディーバウアー、ヤクルトスワローズ…。あ、公共の場で贔屓チームの話は禁句でしたね(^^;)
(おちゃのこ山崎)

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また、マニュアルもご用意しております。(https://www.ocnk.net/webmanual/

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