安定生活を望むなら起業がベスト?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

都合により配信が1日延期になりました。お待たせして申し訳ありません。

さて、ロシアがウクライナに攻め込み、とうとう戦争が始まってしまいました。当初予想されたロシアの電撃的なウクライナ占領は実現せず、戦力的には大人と子供以上の差があるウクライナがしぶとく耐えているという状況が続いています。

しかし世界大戦への拡大を恐れる西側諸国は手を出すことができず、ウクライナ一般民衆の犠牲ばかりが積み上がっていきます。本当に、戦争は悲劇です。

ひるがえってわが国に目を転じると、相変わらずのコロナ禍で、蔓延防止等重点措置が続いている人口密集地では、ワクチン接種証明を見せながら慌ただしくアルコールを摂取する人々の姿が目に付きます。

いつまでこんなことが続くのか、とぼやきながらももう2年、マスクのない生活が思い出しにくくなってしまった感がありますが、果たしてコロナ後の世界がどうなるのか、まだ誰にも予測ができません。

少なくとも言えるのは、これまでの成功方程式が通用しにくい世の中になるだろうということです。そういう世界でたくましく生き延びていくためには、どんなふうに身を処したらよいのでしょうか。

今回の「オススメ参考書」では、「しょぼい起業」という新たな視点のスタートアップについて書かれた本を紹介します。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

しょぼい起業で生きていく

えらいてんちょう・著 イースト・プレス・刊

1,287円(キンドル版・税込)/1,430円(紙版・税込)

まずはじめに、「えらいてんちょう」なる不思議なペンネームの著者について紹介しましょう。
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1990年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。朝起きるのが苦手だったため、はじめから就職活動をせず、何の経験も計画もないまま、しょぼく起業。2015年10月、初の実店舗としてリサイクルショップを開店。その後、知人が廃業させる予定だった学習塾を受け継いだり、居抜き物件を借り、小さなバーをオープンさせたりするなどして、事業を拡大。その後、バーが人気を呼び、全国直営5店舗を構える。現在は、投資家、コンサルタントとしても活動し、しょぼい店舗の開業・運営を1年で10件以上手がける。
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「はじめに」には「誰も偉いと言ってくれなかったから、自分で名乗った」という意味のことが書いてありますが、紹介文を見てもわかるように、この著者はサラリーマン経験がなく、大学卒業後、いきなり起業家人生を歩んでいます。

しかも、「どうしてもかなえたい夢がある」とか、「儲かる方法が見えているのに、サラリーマンなんてやってられない」といった、熱血の起業家ではなく、本書のタイトルの通りに「しょぼい」起業ばかりを続けて現在に至っています。

それでも成功を重ねて事業を拡大し、ついには投資家、コンサルタントとして活躍しているのですから、その人生は決して「しょぼい」ものではありません。まるでスローカーブを投げ続けて完封勝利してしまったドラフト外入団の新人投手のようです。

そしてこの「えらいてんちょう」氏の本は、意外にたくさん出ています。
『しょぼ婚のすすめ』『しょぼい起業で生きていく持続発展編』『しょぼい投資の話』『しょぼい生活革命』『ビジネスで勝つネットゲリラ戦術』『「NHKから国民を守る党」の研究』『批判力』『静止力』といったタイトルが検索すると出てきます。

さて、本書の出版意義、いわゆる「作者の意図」ですが、それは本書の「おわりに」に書かれています。
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「しょぼい起業」の手段を使い、ある程度のコツさえつかめば、最低限生きていくのはそう難しいことではありません。(中略)「誰かが決めた価値観やルール」に縛られて、人生を放り投げてしまうのはあまりにももったいない、と私は思います。そんな人に私が「あなたに見えている道だけが道ではないよ、違う方向からでも山に登れるんだよ」と提示したのが「しょぼい起業」の概念です。
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そして著者は「しょぼくたって人は生きていける」と読者を励まします。生きにくければ固定費を減らせ、できるアルバイトを探せ、親を頼れ、それでも無理なら生活保護に救ってもらえ。と著者は生きる道を示します。

「どうにも返せない借金とかに引っかからなければ、何度でも再起できる」と著者は言いますが、これは多くの日本人が信じ込まされている一般的な起業の方法に対するアンチテーゼです。

「起業するにはまとまったお金が必要」「起業するにはライバルに勝つポイントが必要」「起業資金を個人保証するから失敗したら再起できない」というのが日本における起業の「常識」でした。でも著者は本書で、それらが必要ないと主張しています。

それでは、本書を第1章から見ていくことにしましょう。
第1章は「もう、嫌な仕事をするのはやめよう」というタイトルです。
小見出しはこんな項目が並んでいます。
・組織で働くのが無理なら起業しよう
・つらいことをやる必要はありません
・「とりあえずサラリーマン」という価値観の終焉
・「サラリーマン生活がしんどい=落伍者」ではない
・アルバイトだって、しんどい人はたくさんいる
・日本にいるかぎり飢え死にはしない
・お金を使わなくても、楽しいことはたくさんある
・逃げても「やっていく」ためのヒント

最初の項目は、著者自身の経験そのものです。学生時代に「朝起きて満員電車に乗って通勤するのが嫌」という理由で一切の就職活動をしなかった著者には、起業という道しかありませんでした。

最初にやった仕事は「テープ起こし」や「簡単なライティング作業」といった、編集者の下請け的なものでした。「テープ起こし」というのは、インタビューなどの録音テープを渡され、そこに録音してある内容を正確に文字にする仕事です。昔は「速記」という技能を持つ人が活躍するものでしたが、素人でも時間さえかければある程度はこなすことができました。

著者が次に手掛けたのは、リサイクルショップです。続けて学習塾、それから「ちょっと変わったバー」を出店しました。今ではリサイクルショップと学習塾は事業譲渡し、バーはフランチャイズ化して会長職についているそうです。

そんな著者のことを「なんだ、成功者じゃないか」と言う人がいますが、それに対して著者はこう言います。
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何をもって成功かという問題はありますが、私の感覚においてはとりあえず妻と子どもと私が食べていければ成功ですので、そういう意味ではまぎれもなく成功者です。(中略)ただ、起業したときの私は特筆すべき技術も資産もない、ふつうの人間でした。
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著者が本書でいちばん言いたかったのは、「あなたはつらいことをやる必要はない」ということです。
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仕事がおもしろくない、給料が安い、朝起きられない、満員電車乗りたくない、上司や取引先に謎の理由で怒られたくない。いま会社勤めやアルバイトをしている人、あるいはこれから就活をひかえている、かなり多くの人がこう思っているのではないでしょうか。
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しかし、高度経済成長期には、そのような不満を我慢するだけのメリットがありました。右肩上がりの給料がもらえ、ボーナスは年に2回。福利厚生もあり、ローンの審査も簡単に通る。定年まで勤めれば十分な退職金が手に入り、老後は年金で悠々自適の生活が送れる。

でもバブル崩壊後、そのメリットはかなり怪しくなりました。すでにサラリーマンという生き方は、若者にとっては最適解と言いにくくなっていると著者は指摘します。

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名目で月20万円いくかいかないか、人によっては手取り15万円を切るような安い給料で働かされて、残業もあります、時には転勤もあります、毎朝満員電車に揺られてきて、帰りは終電で帰ってください。こんな状態をつらいと思う人が出てくるのは当然です。
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ともすれば今の日本社会は、サラリーマンを辞めてしまう人に「落伍者」のレッテルを貼ってしまいがちです。しかし、「落伍」とは、どこのどんな列からの落ちこぼれを指すのでしょうか。レミングの群からの落伍であるなら、落伍したほうが幸せといえるでしょう。

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いつしか、みんな学校を卒業したら、自然とサラリーマンになるものだと思っています。そのサラリーマンの世界は、もうとっくに「全員成功者への道」ではなくなっているというのに。サラリーマンが嫌になったら、辞めてしまえばいい。簡単なことです。
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ここまで読み進めると、本書が「考え方を変えるための参考書」であることが見えてきます。たとえば著者は「お金を使わなくても楽しいことはたくさんある」という見出しのところで、次のように言います。

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たとえば、あなたの自治体に図書館ありますよね。興味があるジャンルの本だけでもおそらく300冊くらいはあるでしょう。1日1冊読んで、1年つぶせます。これ、当たり前ですが、無料なんですよね。1年つぶせる趣味が、初期投資も会費もいらない。しかも、あるジャンルで300冊読めばそれなりにその分野のことはわかりますから、そのジャンルでいっぱしの論者になることができる。これが「文化」というものではないでしょうか。
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第2章のタイトルは「『しょぼい起業』をはじめてみよう」です。いよいよ本書のキモの部分に入っていくわけです。ここでの項目は、次のように並んでいます。
・「事業計画」も「銀行での資金調達」もいりません
・日常生活で必要なものを作り、余ったぶんを売る
・最初から一攫千金を狙ってはいけない
・生きてるだけで、絶対にかかるコストが利益になる
・「しょぼい起業」は不況に強く、つぶれにくい
・儲けた金で生活しようと考えない
・持っている資産を使って稼ぐ

普通の人が起業をしようと思ったら、まず考えるのは事業計画や資金調達、オフィスや店舗の準備、人材募集などでしょう。しかし、著者はそれらが全部いらないと切り捨てます。

そういうものが必要なのは「しょぼくない起業」であって、そちらがやりたい人は、世の中に数多くある起業本を読んで勉強すればいい。「しょぼい起業」はとにかくお金をかけない。それが著者の主張です。

たとえば農業なら、「しょぼくない起業」は初期投資と手間はかかるが需要がありそうで高品質なものを作り、ブランディングして高単価で売ろうとします。メロンやイチゴでよく見られる手法です。

しかし「しょぼい起業」では、その真逆の考え方をします。
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たとえばあなたが、埼玉あたりの野菜のとれる実家住まいで、東京の学校まで通っているとしましょう。授業のある日は電車に乗って都内までやって来るのですが、この電車代に関しては、あなたはすでに通学定期を持っている。このとき、あなたがひとりで埼玉から東京にやって来ればただの移動ですが、空のリュックに家の野菜をいっぱいに詰めて電車に乗り、東京でこの野菜を売ったとしたらどうでしょう。その瞬間、この行為は単なる移動から「輸送」に変わります。埼玉から東京までの輸送コストがまるまる浮くことになるのです。あとは、東京の学校の近くで野菜を買ってくれる販路さえ探せば、毎日の通学がお金に換わるわけです。
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こういった「いつもやっている行為をお金に換える」という発想こそが、「しょぼい起業」の基本的な考え方のひとつであるということです。著者はこれを「生活の資本化」と呼んでいます。

著者は起業当初、リサイクルショップとバー、学習塾、語学教室の4店舗を近所で経営していました。このうち、バーで使う家電製品や什器は、リサイクルショップに入って来る品物のうち、一番いいものをタダで使っていました。

しばらく使っていて、もっといいものが入ってきたら、そちらを使うことにして、今までのものは売ってしまう。こうすればいつでも気に入った道具を無料で使うことができます。しかも経費はほとんどかかりません。

同じような考え方で、飲食店も経営できます。自分が食べる食事を10人分作って、余った9人分を売るというものです。こうすれば、食費という生きているだけで絶対にかかるコストを利益に換えてしまうことができます。

このような方法で事業を運営すると、家賃で破産する以外は事業がつぶれることがありません。不況に強く、食えなくなることがないからです。

第3章のタイトルは「『しょぼい店舗』を開いてみよう」です。見出しは次のようになっています。
・「店を開くには大金がかかる」は大ウソ
・家じゃなくて「店」に住む
・とりあえず毎日店を開けておけば、お金になる
・事業計画は作っても守るな
・準備資金がゼロでも大丈夫
・ゼロから「投資してもらえる人」になる方法
・下手な鉄砲撃ちまくろう!
・実店舗の経営者は、社会的に強い
・資源を眠らせない店が成功する

 

家のほかに店を借りれば、余分に家賃がかかります。著者はそこで「店に住む」という発想を実行しました。
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私の場合、最初は1円も売り上げる気はなくて、家じゃなくて店を借りたらおもしろいんじゃないの、というノリで借りた店舗なのですが、これがなかなかどうして、謎の売り上げがあるのです。実家から持ってきた服が、100円くらいでバンバン売れます。自宅に服を置いておいても売れないのに、店を自宅にしたら服が売れた。家賃の足しになる! と喜んでたら、訳のわからないものがいっぱい売れて、初月には40万円くらの売り上げがありました。
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「店に住む」という発想には、ひとつの義務が生じます。それは、毎日決めた時間に店を開け、決めた時間に店を閉めるというルーチンです。店は客にとっては「開店時間中なら、連絡なしに行って構わない場所」でなければならないからです。そして、とりあえず店を開けておくと、謎の売り上げがあがるものだと著者は言います。

そして著者は「事業計画は守るな」とアドバイスしています。
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「しょぼい起業」においては、綿密な事業計画なんて必要ありません。どうせ事業計画どおりにはいかないからです。(中略)つまりこういうことになります。「資金を集めて店を借りて許可をとって設備を整えてから営業する」のではなく、「店を借りて営業してるとお金が集まってくるので設備が整えられて、必要な許可をとらざるを得なくなる」のです。これが「しょぼい起業」における、失敗しないための順序です。
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こういう考え方で展開してきた著者の事業ですが、その経験から、次のような金言が生まれました。
「事業は、アイデアから入るというより、人とのつながりや置かれている環境などの条件から、自分ができそうなことを発見して事業化していくものなのだと思います」

以下、第4章「『協力者』を集めよう」、第5章「しょぼい店舗を流行らせよう」、第6章「『しょぼい起業』実例集」と続いていきます。そして巻末には、2本の対談が載っています。ひとつは「pha×えらいてんちょう」、もうひとつは「借金玉×えらいてんちょう」です。

肩の凝らない起業本として、これから起業する人にはもちろんのこと、ベテラン経営者にもおすすめできる一風変わったビジネス書です。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

今日は、まずは、お国(法律)に対して「ダメ出し!」です!
「食品表示法」

皆さん、まずは身の回りにある食品のパッケージをご覧ください。
お菓子やふりかけ、ハムやかまぼこ、インスタントラーメンやレトルト食品など…
いわゆる加工品といわれる食品なら、箱やパッケージに入れて販売されている商品にはメーカーを問わず下記のような表示がされていますね。

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名称:キャンディ
原材料名 砂糖(国内製造)、水飴、ハーブパウダー、ハーブエキス/香料、着色料(カラメル、葉緑素)、酸味料
内容量:88g
賞味期限:2023.06
保存方法:直射日光、高温多湿を避けてください。
販売者:株式会社●●●
〒●●●-●●●● ●●県●●市●●町xxx
製造所:■■県■■市■■町xxx

栄養成分表示(一袋88gあたり)
エネルギー 342kcal
たんぱく質 0g
脂質 0g
炭水化物 85.6g
食塩相当量 0g

本品に含まれているアレルゲン
ごま、大豆
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これらは「食品表示法」という法律に基づいて食品製造者が商品に表示しなければいけない義務なんですね。

これは、消費者が商品を取捨選択する際に、原材料や内容物、栄養成分、産地、アレルゲン、添加物など、消費者の安全・安心・納得を得られるようにするための法律です。

旧JAS法、食品衛生法、健康増進法の重なっている部分を統一して、お役所目線から消費者目線にするために2015年に施行され、2020年3月までが経過期間で、それ以降は完全に新しい表示に切り替えが義務付けられました。

スーパーマーケットで販売されている多くの食品にはこの表示がされていますので、皆さんも店頭で商品を手に取る際には、パッケージの裏面を見て、これらのいろいろな項目の情報を確認されているのではないでしょうか。

生鮮食品では名称、産地、量、関連事業者の名称でよいので、それらをプリントしたラベルを貼ったり、それもできない野菜のバラ売り等は、陳列台の商品のすぐそばに立て札(POP)などで産地表示や内容量表示をすればよいようです。

お客様は「価格」以外のこれらの表示を見て確認、比較しながら商品を購入されているわけですね。

ただ、最近よく利用するようになったネットスーパー(全国規模の大手スーパー)で比較しても、ちゃんとパッケージの裏面の食品表示が書かれている部分の画像まできちんと掲載している企業もあれば、表面だけを掲載し、食品表示部分が未掲載のままの企業もあります。

正直、これでは初見の商品は詳細不明で購入しづらいですよね。

そこで、一消費者として不思議(不安)に思って「消費者庁」に電話して問い合わせしてみました。

すると、なんと!
あくまで「食品表示法」は生産者、製造者や加工者に対する法律で、販売者である小売店(ネットショップ)には表示義務はない(対象にならない)そうです。

はぁ? 消費者の安全や安心のための法律と言いながら…
作る者にのみ課して、消費者との接点であるネットショップのホームページを運営する者には義務を課さない、ではダメ! ですよね!

ネットショップでは 商品を手に取って裏面を確認できないんですから!
私はもちろん、そのネットスーパーでは買い物はしません。(できません)

「ダメ出し!道場」の読者であるおちゃのこショップの食料品店の皆さんは、「法律上はまだセーフだから表示しないでOK」ではなくて、消費者・お客様目線でできる限りの「食品表示」を心掛けてください。
それが「お客様に選ばれるお店」になることにつながります。

2017年9月に改正もあり、この2022年4月からは「新たな加工食品の原料原産地表示」も義務付けられます。
原料原産地の偽装問題が後を絶たない現状や、消費者の原材料にまでさかのぼっての原料原産地の関心が高まるのを受けての改正です。

表示しなくてよい例外規定もあるようですが…
例)レストランなどの外食
例)お店で調理した総菜などをその場で販売

ただこれらが「例外」とされた理由は、表示せずともその場でお店の人に聞けるからとのこと。つまりは聞かれたらちゃんと正確に答えられるように準備しておかねばならないということですね。

お客様:「これ、原材料の●●はどこ産ですか?」
お 店:「え? あ、あ~… よくわかりません」

ではダメ! ですし、お客様も…
(あぁ…なんか不安だなぁ。もうこのお店で買うのはやめておこう)
となってしまいますよね(^^;)

これを機会に調味料などの原材料も含めて、産地の確認をしておきましょう!

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さて、今回のお店は創業大正元年(110年目)という老舗の製麺所さん直営店です。100年以上も続く素晴らしい会社。
新しい会社ができても、10年続くのはわずかに5%といわれます。
社長も代替わりしながら、市場・消費者や時代の変化に対応して100年以上も生き永らえてきているのは本当にすごいことだと思います。

それでは「ダメ出し!道場」、始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
丸中製麺所

ショップ名 :
丸中製麺所公式オンラインストア

サイトURL:
https://www.marunaka-noodles.co.jp/

ショップの現状、お悩みの点など
売上が少ない、

第一印象

真っ赤な「〇に中」のマークに「丸中製麺所」の大きな文字。
ラーメン、蕎麦などの大きな写真のバナー。
おすすめ商品の各種麺類の商品一覧…

誰しもがひと目で「ここは製麺所直営のオンラインショップだ!」
とわかるトップページは、シンプルでわかりやすくて良いと思います。

ただ今の時代、「製麺所のオンラインショップ」は全国にそれこそ山ほどあり、お客様も、人気商品、ヒット商品、話題の商品 など何らかの大きな特徴を求められています。

また、ターゲットを 個人客だけにするのか?
リアルの商圏範囲からはずれた、遠方の業務用途の客も対象とするのか?
によっては、アピールのポイントや商品構成、納期や配送などの物流面での体制や説明も変わってくると思われますが…

現状のターゲットは 「個人客のみ」という印象で、とりあえず、「なんとかオンラインショップ始めました!」といった印象です。

オンラインショップではありますが、会社サイトという側面もあると思いますので、「会社概要」や「製麺へのこだわり」というコンテンツは良いと思いますが、やや情報が希薄なので、もう少し充実させて、「物語」や「メッセージ・思い」を増やすと良いと思います。

インタビューの際におっしゃていた、「地元の地下水を使って人の手にこだわってしっかり熟成させた手作り麺」などは、もっと深く詳しく見たい、聞きたいところです。

丸中製麺所さんのすぐ横を流れる竹原川は、Google Map で見ても川底が見えるほどキレイな川で、上流にダムもなく、水源まで数kmしかない、まさに源流と言えるようなエリア。

このような美しい自然豊かで空気も水も清らかなところで作られている食品、というだけでイメージはとても良いと思います。
もっともっとそうしたイメージを感じられる地元の景観や季節感を感じられるような自然の写真を多く掲載しても良いと思います。

110年の歴史と自然の中にある物語や思いはもっともっとあるはずですし、それらはきっと丸中製麺所さんの大きな強みだと思います。

インタビューで浮き彫りになったこと

店長の 中川匠さんは、創業者から数えて四代目、まだ22歳の若きホープです。三代目のお父様である現社長の元で、従業員の一人として修行中の身。

入社して自社にちゃんとしたホームページやオンラインショップがなかったことを憂慮し、おちゃのこネットを 自社サイトとして選択し、ネット販売を開始。

ご自身でパソコンやホームページ、ネット販売などを独学しながら、外部の制作業者さんと共に、当おちゃのこショップと楽天市場への出店を行い、まずはなんとかこの2年で全国の方にお取り寄せしていただける環境を作ってこられました。

ネットショップ運営に関しては、費用のかかる意思決定以外はある程度自由に任せてもらって、トライアンドエラーしながら運営されているそうです。

「給食ソフト麺」は、もともと地元の学校給食用の麺類を製造販売されていたことから、匠店長がオンラインショップでも販売してみたところ、大変好評のようです。

具体的なダメ出し

いくつか気付いた細かな点をダメ出しします。

冒頭コラムで触れた「食品表示」に関して…

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飛騨高山らーめん
https://www.marunaka-noodles.co.jp/product/8
のようなパッケージ商品では きちんと食品表示されていますが…

後から追加したと思われる

ソフト麺
https://www.marunaka-noodles.co.jp/product/36

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手打ちうどん
https://www.marunaka-noodles.co.jp/product/23

などは食品表示がありません。

手打ちうどん、手打ちひやむぎ などは 内容表示どころか内容量さえ書かれていないのは、手抜き怠慢と言わざるを得ません。

「一人前」とは何gなのか?
メーカー直営ショップとして正確・誠実に情報掲載いたしましょう。

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カレーラーメン 平打ち麺 5食
https://www.marunaka-noodles.co.jp/product/30

塩タンメン ストレート 5食
https://www.marunaka-noodles.co.jp/product/27

いずれも 商品仕様の内容が「飛騨高山ラーメン醤油味 6食セット」と同じになっています。新商品登録の際、他の商品ページをコピーすることはよくありますが、中身の修正には気を付けましょう。

作業としての単純ミスであっても、メーカーとしては信頼を損ないますので、社内で2人以上でダブルチェックするような仕組み・ルールを整えておきましょう。

あくまで「丸中製麺所公式オンラインショップ」です。
会社の顔として細心の注意を払いましょう。

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ここからはダメ出しではありませんが…
丸中製麺所さんのポテンシャルを活かした次の一歩へのアイデア・提案です。

老舗の製麺所として数々の麺類を製造販売されてきている丸中製麺所さん。麺の種類も、ラーメン類、うどん類、そば類、ソフト麺など豊富ですし、そこに練り込む材料や風味、太さなどを組み合わせればかなりの数の麺が製造できます。

飲食店や小売店からのオーダーも受けておられるので、リクエストに応じたアレンジもできるようです。

岐阜県の飛騨・美濃伝統野菜認証を受け、400年くらい前から栽培されてきた「あじめコショウ」と呼ばれる唐辛子を練り込んだ赤いラーメン「旨辛ラーメン」「激辛ラーメン」は正にオリジナルで、オンリーワン商品だと思います。

飛騨高山ラーメンや飛騨牛ラーメンなども地元飛騨地方の名前を冠していますが、スープに使っている醤油などの調味料や原材料などは地元産なのでしょうか?

ご当地ラーメンの極みを目指すなら、醤油や味噌、酒、地元産の原材料にこだわったシリーズも期待したいところです。

次は突拍子もないアイデアですが、地元下呂温泉の温泉水で練った麺なども(美味しいかどうかは不明ですが)話題性や注目度はあると思います。
(実際に 温泉水を練り込んだ麺類は全国にいくつか存在するようです)

プレスリリースなどを組み合わせれば、新聞やテレビなどが取り上げてくれる可能性もあると思います。まずは珍しい商品で丸中製麺所を知ってもらい、他の商品への興味も引き起こす…などはマーケティングの一つの方法論です。

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せっかくネットショップやホームページを設けたのですが、それだけでは集客は思うように行きません。Facebook や twitter、Instagramなどでの情報発信や、お客様の投稿を促すような企画、イベントにもチャレンジしてみて欲しいですね。

食品系のショップさんでは、レシピコンテスト投稿などは取り掛かりやすいと思います。スープやタレ、ソースの付いていないソフト麺などは、お客様もアレンジし甲斐があるのではないでしょうか!?

ネット販売の良さは、お客様への呼びかけでテスト販売やモニター販売など小規模なチャレンジが容易にできることです。

限定20食、とか先着10名様 とか少量でも構いません。
お客様を巻き込み、お客様のニーズやリクエストを取り込みながら、新商品開発もできると思います。

私も一個人として丸中製麺所さんを見た時に、例えば…

全種類の麺を1個からバラでも買えるようにして欲しい。
(あれこれいろいろ試してみたいが、セットだけだと量も金額も大きくなり過ぎて買えない)

麺だけでも買えるようにして欲しい。(よもぎ麺など)

送料無料(送料込み)のセットばかりなので、複数買うと送料を二重に取られている気がしてしまいます。送料は別途で「3,000円以上送料無料」などを決めれば良いと思います。

また製麺所さんならではのアレンジを極端に効かせた「超超超極太麺のラーメン」やうどんとか、ラザニアみたいな平麺や餃子の皮やピザ生地のような丸くて大きな何かを包めるような生麺などもあると、欲しい方はいるかと思います。

鍋用に煮込んでも溶けにくいうどん、ラーメン、蕎麦とか蕎麦がき、ほうとう、ちくわぶ、小麦粉団子みたいな塊系も新感覚麺としてチャレンジできないでしょうかね?

砂糖やハチミツ、フルーツなどと組み合わせて甘いスイーツ系の麺などもありそうでなかった未知の領域ですね(^^;)

食いしん坊なので勝手な妄想ですみません。

要は、常識にとらわれない新たなチャレンジをどんどんやって、新たなヒット商品作りをお客様を巻き込んでやってみてください! ということです。

50点
総評

とりあえずは、既存の商品を通販向けにセット組してひと通りアップして販売開始、勉強しながら手探りで試行錯誤してきたネット販売の2年。

パソコンやネットショップも初心者で…
そんなに思うようには売れないし…
さて、これからどうして行くべきか…

そんな段階の「初心者ネットショップ」です。

でも、ネットショップとしては「初心者」でも、食品製造業としての会社は110年の大ベテラン!

商品作りへのこだわりや思い、お客様を大切にする気持ち、お得意先様、取引先様、地元自治体や金融機関からの評価、信頼、多くの繋がり。

これらは全て丸中製麺所さんの財産であり【強み】である筈です。

少子高齢化や、地方の過疎化、人口減少、コロナ禍での飲食業に対する大きな逆風もあれば…

働き方改革や都市集中への疑問、Uターンや地方への移住、地方への注目、SDGsや環境への注目、無添加や自然食品など健康志向、Made in Japan への回帰…

など、地方・田舎の企業だからこそ利用できる追い風も多く吹き始めています。

ネット、スマホ、動画、SNSで、誰もが容易に情報発信者になれる時代。都市部の人口集中エリアに住む、地方や田舎や自然に憧れる大勢の「見込み客」と繋がれる手段を得たのです。

「ただ陳列して待っているだけ」
では、一般的な日用食品はネットショップではそんなに売れません。

おちゃのこショップを起点に、これら(スマホ、動画、SNS)も積極的に活用して、地元から離れた都市部の方々のニーズや意見を吸い上げ、新たな商品開発や、新たな販売先(お店や施設、団体や個人)、コラボ相手を見つけるような積極的なチャレンジをしてみてください。

丸中製麺所さん→地元下呂市→飛騨地方→岐阜県と広げていけば、まだまだ魅力や特産品や強みがあるはずです!

飛騨地域だけでも、下呂市、飛騨市、高山市、白川村(白川郷)と全国的にも名の知れた地名ブランドともいえる観光地が連なっており、こんな所はなかなかありません!

また他府県の方からの目線になれば、下呂市という狭いエリアだけでなく、岐阜県の他の地域の産物も含めて「岐阜名産」。丸中製麺所さんがそれらを使った商品を開発してもなんら違和感はありません。

あじめこしょうのような、全国では知られていない魅力ある産物=「宝物」が県内にはまだまだ埋もれているのではないでしょうか?

ネットショップの世界に一歩踏み出した時点から、市場は全国になります。(英語で掲載すれば市場は一気に世界になります)

広く外からの視点で岐阜や下呂、自社を見て、お客様に期待されること、喜ばれることは何かできないか? を考える習慣を身に付けましょう。

まだ販売されていない、お米の麺やあじめこしょうの本格生パスタなんて商品も、市場を広い視点で見れば潜在ニーズはあるかもしれません。

自社でモノ(食品)が作れることは最大の強みです!
初代から三代目現社長までが築いてきた丁寧な製造のノウハウに、四代目がネットを活用して生み出すアイデアやお客様の潜在ニーズを組み合わせて、丸中製麺所の新たな時代を築いてください。

TELインタビューでは、写真加工やバナー作成、動画編集など基本スキルの部分でまだまだご不安もおありのようでしたが…
スキルアップや今後の戦略などを検討される際は、またぜひお気軽にご相談ください。

以上、「ダメ出し!道場」でした。

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皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!

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EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

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◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

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1時間 10,000円 ポッキリ!
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にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
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(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
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以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、おちゃのこバナー素材のご紹介です。
ショップで利用できるバナー画像やトップ画像などをご用意しています。
毎月更新していますので、季節ものバナーやアパレルや食品、雑貨などの各ジャンルに特化したバナーなどがございます。ファイルは管理画面からダウンロード可能で、おちゃのこネットご利用者であればどなたでも無料で利用可能ですので、是非ご利用ください!

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ユーザー目線にたった記事作成

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「ユーザー目線にたった記事作成」について説明させて頂きます。

■購入者目線での記事作成を徹底
自分のECサイトで商品を買ってもらえるかどうかは、いかに商品紹介や宣伝を上手にするかというところが関わってきます。

商品説明を作成する時に大切なのは、購入者目線の内容にすることです。

売りたいという気持ちをあらわにした販売者目線の記事では、購入者にとって知りたい情報が不足していたり、セールス感が強まって敬遠されたりしてしまう可能性があります。

あくまで記事は「購入者目線」ということを前提に作成しましょう。

では具体的に、どのようにして購入者目線の商品説明を作成するのか、ポイントをいくつか説明していきます。

■6W2Hメソッドを意識

一般的な企業でも用いられることのあるメソッド、6W2Hを活用します。

語学では5W1Hの「what/when/where/who/why/how」はご存知の方がほとんどかと思います。

6W2Hはこれに以下を追加します。
・Whom (誰に)
・How Much(いくら)

としますと、6W2Hは全部で以下の通りになります。
・What(何を)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Who(誰が)
・Why(なぜ)
・Whom (誰に)
・How(どうやって)
・How Much(いくら)

記事作成の時にはこの6W2Hに条件を当てはめて準備することで、自分がいまどういった記事を書きたいのか明確になりますし、指針がずれません。

ではこれに化粧品のリップを商品例として売りたい条件を当てはめてみたいと思います。

・What(xxxメーカーのリップ)
・When(2ヶ月間の限定販売)
・Where(xxxで紹介されていた)
・Who(xxxメーカーや某xxxブランド)
・Why(色残りがよくフルーティな香りが人気)
・Whom (20代の女性におすすめ)
・How(宅急便でお届け)
・How Much(今なら送料無料のxxx円)

というように、作成する紹介記事の商品に当てはまる情報、運営者が何をターゲットにしているのかという情報を当てはめていきます。

中には当たり前とも言える情報が当てはまる部分もありますが、特に特徴的な条件ではない場合はそのままでも構いません。

大切なのは方針をブレさせないこと、記事の書き始めと終わりでずれたことを言わないようにすることで、それが売りたいターゲット層に対して魅力を感じてもらうのに重要なのです。

■メリット・デメリットは購入者目線で

販売者目線では、売りたい商品の特徴は出来る限り良い印象を持たせられるよう書きたいものです。

メリットは余すことなくアピールしますし、デメリットはデメリットと感じさせない書き方をしたくなるかと思います。

一見してそれが正しいセールスの方法に見えるかもしれませんが、実は何でもかんでも良いように書くと、それにより不信感を抱かれる場合があるのです。

例えば携帯用の水筒を宣伝するとします。

購入者目線で宣伝するなら、サイズを縦横奥行きで明記し、重さも記載しておくのが親切です。

さらに具体例として500mlのペットボトル1個分の重さなどを明記してあげると、ユーザーとしてはイメージしやすくなるので親切です。

そして例えば水筒の口径が狭くて洗いづらいなどが商品のデメリットとしてあるならば、口径を数値で記載するとともに、例えばスプレータイプの洗剤を使ったり、グラス用などの長めのスポンジで洗ったりすることをおすすめするように書いておくと良いでしょう。

デメリットをあえて書かないといったことをせず、こういうデメリットはあるけどどうすれば問題ない、その問題が解決できるのかという方法を提供してあげると、検討者は安心かつ信頼して購入するかどうか判断できるのです。

商品の良いところと悪いところ、そして価格に納得した場合に購入してもらうスタンスで良いかと思います。

なぜなら、その方がリピーターになってくれる可能性も高まりますし、レビューで高評価を得られる可能性も高まるはずです。

買ってから商品の悪いところを見つかるよりは、先に伝えておく方が良いということです。

商品紹介記事を作成する際にはぜひ、参考にされてみてはいかがでしょう。

★POINT
・6W2Hに条件を当てはめて記事を作成
・デメリットは解決策まで提供しよう

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

「違う道を使って目的地に行く」というのは、認知症を防ぐトレーニングの方法でもあるそうです。逆に言えば、いつも同じ道を使うのはボケへの近道なのかもしれません。どんな世界でも「こうでなければならない」という考え方は衰退の始まりということでしょう。
(おちゃのこ山崎)

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