『国家』ってなんだろう号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

ロシアが侵攻を開始した当初は、「キエフ(現呼称キーウ)は1週間と持たずに陥落する」と言われたウクライナですが、圧倒的な軍事力の差をものともせず、今日まで持ちこたえています。

その背景には、ロシア側の拙攻やウクライナ軍の頑張り、西側の参戦こそしないものの武器供与や情報提供といった支援などがあると見られています。

それにしても、国連常任理事国による侵略戦争という「想定外」の事態に、国連という枠組みが大きく揺らいでいるといえます。国と国とをつなぐ役割に、大きな疑問符が付けられたということです。

そもそも国連とは、第二次世界大戦の戦勝国による「連合軍」が基礎になった団体です。それらが常任理事国になり、「拒否権」という圧倒的な強権を持つのが特徴でした。

そこに第二次世界大戦当時には存在しなかった中国がなぜいるのかは意味不明ですが、敗戦国である日本とドイツは隅っこに追いやられた存在に甘んじていました。

今回、存在が大きく揺らいだ国連が今後どうなっていくのかは予断を許しませんが、常任理事国に拒否権があるうちは、自己改革などは不可能でしょう。

ということで、今回の「オススメ参考書」では、「国とは何か」を考えるための本を取り上げました。

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詳細は、下記のFAQをご覧ください。
https://www.ocnk.net/faq/?action=faq&id=1417#responsive

よろしくお願い致します。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

消えた48か国で学ぶ世界史
世界滅亡国家史

ギデオン・デフォー・著 杉田真・訳 サンマーク出版・刊

1,488円(キンドル版・税込)/1,650円(紙版・税込)

まずはアマゾンに出版社が掲載している紹介文をお目にかけましょう。ちょっと長い引用ですが、これで本書の特徴が簡単につかめると思います。

***
産経新聞書評(4月16日)で紹介!
「覇権」とは? 「国境」とは? 「国家」とは?
消えた48か国で学ぶ新視点の世界史!
とんでもなく深い歴史教養が身につく!

ウクライナ情勢、ロシア侵攻……
世界地図が変わろうとするいまこそ学ぶべき世界史

★オックスフォード大出身の稀才による超・世界史通になれる世界史講義!
★Amazon.comいきなり1位!(New Release in Geography) 世界話題の歴史書、日本上陸!
★「消えた48か国」で世界を読み解く教科書では学べない超ディープなヒストリー
★東京大学名誉教授・本村凌二氏「国家という生き物は、弱小国家であるほど覇権の内実が見える。世界史の裏面があざやかに浮かび上がってくる」

国家は思わぬ形で生まれ、滅ぶ。
本書は、滅んだ国で世界を読み解く人類史上、類をみないプロジェクト。
知られざる「まさか」な史実の連続に知的興奮続く、夢中で読める稀有な歴史書だ。

・「国境」引き間違えで誕生…コスパイア共和国
・「兵士」50人で不法建国…ソノラ共和国
・勘違いで「素人」に領土割譲…サラワク王国
・「暇」すぎて滅亡…エルバ公国
・謎の「住民投票」でロシア編入…クリミア共和国
・「モンゴル」なめすぎて滅亡…ホラズム etc.

様々な背景を抱え消えた国々の知られざる史実が織りなす狂騒曲。
1つの国家がどのように誕生し、どのように滅びるのか盛衰の様子がわかるとともに、現代の我々に続く人類の「まさか」の足跡が感じられる壮大で信じがたく、時に普遍の人間心理が垣間見える教科書に載らない歴史の数々。

永遠の繁栄は存在しない。
今こそ、国家の終焉から私たちは学ぶとき――。
読み終わった瞬間、現代世界が違って見える。

【学校では学べない「滅亡国家史」】
◎人類の発明品「国家」の始まりと終わり、根底構造がリアルにわかる!
「国が生まれる」とは?
「国がある」とは?
「国が消える」とは?

◎ストーリー調で面白い。
歴史が苦手でも一気に世界史通に!
滅亡国家史を学べる稀有な世界史本!

◎地図×ストーリーで記憶に残る! 知識が増える!
教科書外の世界史試験対策にも◎
***

著者のギデオン・デフォー(Gideon Defoe)は、作家でアニメ脚本家。『ザ・パイレーツ』という自身の小説をアニメ化するにあたって、脚本も書いています。そのアニメ映画は2012年に公開され、第85回アカデミー賞長編アニメ部門にノミネートされました。

もともとオックスフォード大学で考古学と人類学を専攻した人物で、『How Animals Have Sex』『Elite Dangerous Docking is Difficult』などの著書もあります。

はじめにお断りしておきますが、本書は大学の講義の教科書のような生真面目な本ではありません。少し斜に構えた、かといってふざけすぎない程度の、娯楽本と教養書の中間に位置するような本です。著者自身は「まえがき」で次のように言っています。

***
国家は滅亡する。
あるときはリーダーの殺害によって、またあるときは事故によって。そもそも存在するかどうか疑わしいものもある。戦争や革命でぱっと現れたかと思うと、いつの間にか地図から消えていたものもある。

多くの場合、滅亡の原因は「欲張りすぎた」か「ナポレオンが現れた」かのどちらかだ。
ときには、粛々と国民投票が行われ、国民の意思によってその存在が否定されることもある。

本書は、「地図から消えた国々の追悼記事集」である。
人間の追悼記事では、「功績を強調し、恥ずかしい過去はさらっと流す」のが一般的だ。

しかし、滅亡国家についての本では、その作法を忠実に守ることはできない。恥ずべき過去が多すぎて、無視できないからだ。
(中略)本書は、追悼記事としてはほんの少し不躾な内容となっている。
***

本書には、消滅した48の国の物語が収録されています。巻末には付録的に「滅亡国家の国旗」と「滅亡国家の国歌」が一部だけ掲載されています。

通常ですと、ここで目次を紹介するのですが、今回は目次ではなく、収録された48の国をリストアップしてお目にかけましょう。

01 サラワク王国
02 バイエルン王国
03 リフレッシュメント諸島
04 コルシカ王国
05 マスコギー国
06 ソノラ共和国
07 アラウカニア・パタゴニア王国
08 太平天国
09 ラパ・ヌイ(イースター島)
10 トリニダード公国
11 フィウメ・エンデバー
12 セダン王国
13 コスパイア共和国
14 ニューカレドニア
15 エルバ公国
16 フランスヴィル
17 ベメラナ共和国
18 ナイッサール兵士・要塞建設労働者ソビエト共和国
19 中立モレネ
20 ペルロヤ共和国
21 パルマーレスのキロンボ
22 ボトルネック自由国
23 タンジェ国際管理地域
24 オタワ市民病院産科病棟
25 グスト共和国
26 ポヤイス
27 ラフ・アンド・レディ大共和国
28 リバタリア
29 シッキム王国
30 アクスム王国
31 ダホメー王国
32 ヴェネツィア共和国
33 新羅黄金王国
34 ホラズム
35 台湾民主国
36 西フロリダ共和国
37 満州国
38 リオグランデンセ共和国
39 アフリカ・メリーランド
40 テキサス共和国
41 コンゴ自由国
42 ルテニア(カルパト・ウクライナ)
43 タンヌ・トゥヴァ人民共和国
44 サロ共和国
45 ドイツ民主共和国(東ドイツ)
46 ボプタツワナ
47 クリミア共和国
48 ユーゴスラビア

名前を聞いたことがあるものも、初見のものもあると思います。ここでは、みなさんに馴染みのある国名からいくつか選んでご紹介しましょう。

まずバイエルン王国ですが、ここは「ノイシュヴァンシュタイン城」を抜きにしては語れません。後に「狂王」と呼ばれたルートヴィヒ2世は子供の頃から中世の騎士物語に憧れ、即位して王となるとワーグナーのパトロンになり、ノイシュヴァンシュタイン城を建設しました。

ディズニーランド・リゾートにある「眠れる森の美女の城」のモデルとなったこの城は、19世紀になって建設されたもので、基礎はコンクリートですし、建設途中の写真も残っています。ちなみに東京ディズニーランドの「シンデレラ城」は、フランスの複数の城がモデルになっています。

しかもノイシュヴァンシュタイン城は中世の城とは違い、要塞でも宮殿でもありませんでした。ただただルートヴィヒ2世のロマンチック趣味を満足するためだけに建てられたものでした。彼は自分の死後、この城を破却するように遺言していましたが、残された人々はそれを守らず、おかげでバイエルン州最大の観光スポットとして現在も多くの観光客が訪れています。

本書ではバイエルン王国滅亡の理由を「次から次へとトップに変わり者が君臨したため」としています。女好きのルートヴィヒ1世、超変人のルートヴィヒ2世によって国が傾いたためです。

ルートヴィヒ2世が「謎の死」を遂げると弟のオットー1世が王位に就きますが、この人は完全に精神を病んでいたため、叔父が摂政を務めました。しかしそれから数年で、最盛期650万人の人口を誇ったバイエルン王国は、ドイツ帝国に飲みこまれてしまいます。

太平天国は19世紀、清王朝と闘って独立した労働者国家です。役人を目指していたものの科挙に3度落ちて神経衰弱になった洪秀全が自分を「イエスの弟」であると思い込み、革命を起こしたものです。首都は南京にありました。

こうしてできた太平天国ですが、清の反撃にあって首都が包囲されてしまいました。食糧が尽きてしまった時、洪は人々に「マナを食べればよい」と言いましたが、マナが何であるかは説明しませんでした。そして、自身は腐った雑草を食べて死んでしまいました。

世界最強の海事共和国であったヴェネツィアは、5世紀にフン族などの侵攻を逃れて干潟に住みついた北イタリアの人々が作り上げた国家です。塩田が高潮の被害で水浸しになり、外国から塩を買うようになったことがきっかけで、貿易立国が進みました。

ほかの国々が宗教対立や民族対立に目を向けている間に、ヴェネツィアはむき出しの資本主義でどんどん勢力を拡大していきます。初期の銀行を設立し、ヨーロッパで最初のコーヒーを販売するなどして、地中海の覇権を握るに至ります。

そして1500隻の商船隊が国是である「中立」のもとに世界中を駆け巡りましたが、その中立が最後は仇となりました。ライバル同士であるオーストリアとナポレオンの双方と良好な関係を維持しようとしたため、ナポレオンに侵攻され、オーストリアとフランスに分割されてしまったのです。

かつてメキシコ領であったテキサス州が、一時期は独立国であったことは、日本ではあまり知られていません。メキシコから独立するときの「アラモの戦い」は有名ですが、独立してから10年間、テキサス共和国はアメリカ合衆国に加わることを望みながら、果たせませんでした。その理由は、アメリカ側が拒んでいたからです。

そもそもテキサスが独立したのは、メキシコが奴隷制を廃止したためでした。奴隷制の維持を望む人たちが独立を支援したのです。しかしアメリカは奴隷制度に反対する北部が優勢でしたから、奴隷制度を支持する勢力が新たに加わることを望まなかったわけです。

最後にはテキサス共和国が財政破綻を起こし、テキサスはアメリカ28番目の州として併合されました。とはいうものの、今でも独立を望む人たちが存続しているといわれ、テキサス州旗の一つ星は州の人たちの誇りといわれています。

まだまだいろいろなエピソードがあります。暇つぶしや雑学のネタにもなるので、変わった本が読みたいときにはぜひどうぞ。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

皆さん、「6次産業」という言葉はご存じですか?
日経新聞やビジネス系ニュース番組、サイトなどを見られる方なら聞いたことがあるかもしれません。

ご存じない方でも、1次産業、2次産業、3次産業なら小学校、中学校の社会科で習った記憶くらいはあるのではないでしょうか。

1次産業=農林漁業など原料を生み出したり捕獲したりする産業

2次産業=自然界から得た原料を加工して物を作る産業。工業、建築、建設など

3次産業=作った物を販売したり、サービスを提供する産業。小売、金融、旅行、医療など

では6次産業とは?
1+2+3=6で1次から3次までを一貫して行う産業のことです。

いわゆる「産直」は生産者が収穫した野菜や魚などをそのまま販売するので、厳密には1次+3次ですが、
野菜を調理、加工してから直接通販で販売したり、自社で収穫した魚介類をすり身にしてかまぼこを作って販売などすれば、1次+2次+3次で「6次産業化した」と言います。

近年、国(特に農林水産省)はこれを推奨しており、いろいろな推進策、支援策を行っているようです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて今回のお店は農の分野の6次産業のお店。
1次産業(農業)+2次産業(加工製造)+3次産業(小売販売)までを一貫して行う事業です。

商品は自社で栽培・収穫された菊芋、えごま葉、柑橘などから加工・製造するお茶やジャムなどの加工品。それぞれの原材料由来の健康成分が魅力のヘルシー系自然食品たちです。

何から何まですべてをほとんどお1人で行うため大変お忙しいご様子です。

それでは「ダメ出し!道場」、始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
食農舎

ショップ名 :
食農舎

サイトURL:https://www.syokunosya.jp/

ショップの現状、お悩みの点など
リスティング広告してもさっぱり注文が来ない。

第一印象:一見、産直ショップに見えるが…

トップページ最上部は店名とメニューと4枚のスライド画像だけで、
1)食農舎へようこそ
2)お得な送料無料セット商品一覧 →おすすめ商品へのリンク
3)「ほんにょう」天日干し風景
4)シークヮーサーと河内晩柑 の写真

2枚目こそ、オススメ商品ページへのリンクとなっていますが、あとは何を意図しているのかがよくわからず、何のメッセージ性もない画像です。
ファーストインプレッションを感じる第1画面としては実にもったいないトップページです。

主力商品も不明、何が【強み】なのかも不明、
「ほんにょう」とは? せっかく興味をそそっても答えがわらない。クリックもできない…
(※「ほんにょう」とは稲の干し方の名前のようです)

せめて看板画像かその周辺に
「菊イモ、えごま、レモングラス、シークヮーサー、河内晩柑、巨峰、大麦、米などの注目の健康成分を美味しく加工した食品としてお届け!」

「農業生産から加工~販売まで一貫の食農舎だから安心!」

「Made in JAPAN。 Made in 愛媛 の一品をお楽しみください!」

「食農舎は愛媛県から原材料農産物を全て農薬不使用で自社栽培し、生産~加工製造~販売まで一貫して行う6次産業のお店です。各産物に含まれる注目の各種健康成分をサプリではなく「食」として安心・安全に、美味しくお届けしたい! をコンセプトに2015年新規就農し始めた事業です!」

のようなコピー文を散りばめて、あまりスクロールしなくてもトップページに来た方が瞬時に特長やコンセプトを理解できるように端的に伝えるようにしたいところです。

また後のインタビューでわかったのですが、代表の武田さんは地元の大学で34年間も食品栄養学の先生として教えてこられた栄養学の専門家でもあるそうです。これは大きな【強み】ですので、

「栄養学の専門教授が地元愛媛で自ら育て収穫し、製造加工した健康成分豊富な自然食品のお店 食農舎」
のようなコピーが欲しいところです。

健康食品関連サイトは薬機法(旧薬事法)の制約のために、本来最も伝えたい商品の効果・効能の表現はできないので、成分の一般的な情報として科学的・薬学的・医学的な解説などをしているケースが多いですが、専門家ではない商売人の店主が専門的な知識もなくどこかのサイトからのコピペで胡麻化しているために、いいかげんなサイトも多いです。

それゆえ、栄養学の専門家として正しい科学的な情報を理論的に根拠を示しながら、かみ砕いてわかりやすく解説してあれば、お客様にとって信頼度は相対的に高まります。

ただ、詳しいがゆえに難しくならぬよう、「かみ砕いてわかりやすく!」が肝要です。

話を第一印象に戻します。

とにかく、何を(どんな商品や価値を)、誰に(どんな対象者に)売りたいのか? がイメージしにくい現状です。

インタビューで浮き彫りになったこと

既に上で少し触れましたが…
まったくサイトには書かれていなかったのですが、代表の武田さんは地元愛媛の大学で34年間、食品栄養学を教えてこられた先生だったそうで、定年退職してから新規就農し食農舎を起業されたそうです。

昨年からは奥様も同じ大学の先生から定年退職されて加入し、お2人で頑張っておられるようです。現在7年目で愛媛県内の半径1時間圏内の道の駅やスーパー、産直ショップなどに委託販売の形で展開され、着実に業績は伸びているようです。委託販売ということで、すべてご自身で車を運転し配達・陳列・差し替えなどされているとのこと。

元々ご実家が農家だったそうですが、特には農業ノウハウを伝授されたわけではなく、子供の頃からの見様見真似の感覚と独学で今の農園はすべて武田さんがゼロから作っていかれたとのことです。

昔の栄養学では炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素だけで、今のような食物繊維やポリフェノールなど、それらに属さない成分や、腸内細菌との関係や、それにより体内の免疫システムがコントロールされているような仕組みは比較的新しくわかってきたことのようです。

年々教え子たちにアトピーなどアレルギー体質の生徒が増えている様子など、武田さんのその辺りの研究・興味から、最初は特にオメガ3とか6とか、いわゆる油・脂質の種類の摂取のバランスに何か要因があるのでは? と注目し、健康成分として注目されていたオメガ3であるαリノレン酸が豊富な「えごま」栽培とその加工品であるえごま油、えごま葉茶からスタートされたそうです。

その後、免疫を司る腸内細菌にとって有効な栄養になるイヌリンという成分を多く含む菊芋(キクイモ)を栽培し、それを加工・焙煎しお茶として美味しく摂取できる菊いも健腸茶を開発。

その他、シークヮーサーや河内晩柑 といったかんきつ類や、レモングラス、巨峰、大麦など、その含有成分が注目されている農産物を次々と無農薬で栽培し、加工商品化しておられます。

栽培や加工の設備投資やWEBサイトの外注開発費なども国や県の各種助成金などを活用しながら、できるだけ低予算で取り組んでおられたようですが、現在のWEBショップサイトの製作費は、お聞きした限りでは内容と比較するとちょっと高額な業者さんだったようで、現在はご自身でメンテナンスされているようです。

ただ、お仕事の範囲が農作物生産~加工品開発~製造~営業~卸売~小売~物流配達に加えてパッケージや広告宣伝まですべてお1人でとあまりにお忙しいご様子で、
「1日10分でもページ改善や修正はできそうですか?」の質問に、「それができなくて困っている」とのお返事でした。

ネット販売を始め、有料のリスティング広告を行ってもなかなか注文がこないことなどお悩みのようです。

具体的なダメ出し

第一印象でも書きましたが、せっかくの6次産業(生産→加工製造→販売)なのに、肝心の原料農産物の写真がありません。生育状況の写真も、花や葉やイモや果実などの収穫時の写真も、加工製造時やパッケージ段階の写真もなく、すべてを自社で行っているという最大の強み部分をほとんど示せておらず、もったいない限りです。

収穫前のえごまの葉が茂った畑の様子や、摘み取る前の葉の姿、加工の過程。
河内晩柑やシークワーサーの花はどんな色や姿なのか?
実が段々と育って熟していく様子。
果皮がお茶になるようですが、果肉や果汁はどうなるのか? どんな風味なのか?

各種原料の「乾燥」は天日干しなのか? 乾燥機なのか? 火で焙るのか?

菊芋は「焙煎」とあるが、浅煎りなのか深煎りなのか? その程度や理由は? 風味や栄養成分の量など、なんらかの試行錯誤があったのでは?

なぜ生芋ではなくお茶にしたのか?
生芋の販売はしないのか?
生産者だからこそできる生葉、生果実、の限定販売などもやれば、大きな魅力の一つになり得ると思います。

「海外産原料でブラックボックス的に製造された他社のお茶やサプリとは違うのだ!」ということを証明し、アピールできるポイントだからです。

またサプリではなく「食」としてお届けしたいという思いも、肝心の「食品」として口に入れる直前の姿(お茶ならカップや湯飲みに煎れた様子や水色)もありませんし、茶葉の色や姿も見られません。

各種お茶類
https://www.syokunosya.jp/product-list/2

お客様目線で見れば、ただ代わり映えのしないパッケージ写真がずらっと並んでいるだけで、煎れたお茶すら写っていないですし、茶葉の様子もわかりません。生の原料の収穫時の写真や姿など付加情報もありません。ストーリーも思いも表現されていないですし、「食品」として最大の魅力であるはずの「美味しそう!」や「食べてみたい!」という好奇心もまったく起きません。

単に「イヌリンが摂取したい」とか、「オーラプテンが摂りたい」だけを意識して購入されるのでは、よくある右から仕入れて左に売りさばく単なるサプリショップとさほど変わりありません。(それでは食農舎の存在意義が示せていない!)

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https://www.syokunosya.jp/product/20
乳酸発酵菊いもは原材料だけ見ると「菊いも、海水塩」となっており、ただの塩漬けにも見えますが、あえて商品名に「乳酸発酵」と付けているのに、肝心の「乳酸発酵」させている過程や、それによる何らかの味や風味の変化(酸味や旨味?)栄養価の変化など、「健康成分を食としてお届け」をぜひとも実践していただきたいところです。

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インタビューでは「えごま油」も商品としてあるとのことでしたが、ショップページに掲載されていないことに気づかれましたが、すぐに掲載ができないようです。
外注さんでの製作だったためか、お忙しさがゆえか…。
ページ修正などWEB更新の作業がすぐにはできないご様子です。

食農舎さんへの一番のダメ出しはここかもしれません。

実店舗なら、「あ、あの商品出してない!」と気づけば、5分後には倉庫から持ってきてすぐ陳列するはずですが(WEBでも10分もあればできるはず)。

精神的に、WEB更新が 苦手意識や億劫なものになっていると、なかなかページのクオリティが上がらず、クオリティが上がらないと、転換率(来た客が買う確率)が低いままなので、いくら広告費をかけて集客しても注文に至りません。

50点
総評

上記 各商品のダメ出し部分でも書きましたが、食農舎さん自身で決めたコンセプトであり強みであるはずの
「六次産業で栽培生産~加工製造~販売まで一貫」

の過程を、イラストこそあれ産品も、商品内容や調理例など現物写真や映像は何も見せておらず、「お客様に見て知って感じていただこう!」がまったくできていないのが現状です。

繰り返しますが、これではそこらの仕入れ販売だけの健食小売店と同じように見えてしまっていますし、「本当に生産してるの?」と疑念を持って去って行くお客様もいるかもしれません。

今一度、初めてのお客様の気持ちと目線になって、「見てみたい、知りたい、(安全や安心、信頼を)感じたい!」という部分をできるだけ写真や動画で見せていってください。

主力の菊芋、えごま以外の、かんきつ類や、レモングラス、巨峰や、塩や砂糖、はちみつなども、できればトレーサビリティを明示していけば、より安心・安全・信頼の食農舎というブランドが確立していくと思います。

個人的には塩は愛媛産の物、糖分は果糖ブドウ糖液糖のような工業品ではなく、植物由来の自然派の糖分を使ってあれば商品クオリティがもっと高まると思います。

また今はまだ集客に焦るより先に、ショップ全体の情報充実を優先してクオリティを上げる段階です。農作業と同じくらいの優先度でページ修正改善作業も行う必要があると思います。

なんでもかんでもご自身でやりたいというお気持ちもわかりますが、だからこそ進んでいない、できていないのならば、費用をかけてもそこを行ってくれる外注さんを見つけて、お金で時間を買いましょう。

お金がかけられないのならば、厳しいですが寝る時間を削ってでも、自身でコツコツやるしかないと思いますが、それも長く続くと健康を害したり、全体のスピードダウンでマイナスなので、できれば地元で小回りの利くデザイナーさんを見つけておくのが良いと思います。別に高額な大きなデザイン会社でなくとも、個人のフリーランスのWEBデザイナーさんならネットで探せますし、会って打ち合わせできる愛媛の近隣でも見つかると思います。

撮影や写真がちゃんと提供できそうなら、遠方のデザイナーさんでも比較的安価にお仕事依頼できると思います。必要なら人材探し、業者探しもお手伝いします。

さて、今後の展開として…
インタビューでおっしゃっていた商品ラインアップを増やすことや、自社配達の範囲外への卸販売の可能性や新たな販路開拓など、誰をターゲットにどんな商品案をなど、まだまだ課題もありますが、同時に大きなポテンシャルもお持ちの食農舎さんだと思います。

人材探し、体制作り、今後の戦略や展開アイデアが必要な時はぜひお気軽にご相談ください!
以上、「ダメ出し!道場」でした。

──────────────────────────────

皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!

↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、先日リリースしたPhoto Editorのテキスト編集機能をご紹介します。
画像にテキストを挿入でき、文字サイズやカラー、位置も自由に変更できます。
バナー画像や商品画像の作成などに是非ご活用ください。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&id=1111



なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

基本的な集客手法

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「基本的な集客手法」について説明させて頂きます。

■集客にはどんな手段がある?

ECサイトでたくさん商品を売ったり契約を成立させたりする事で稼ぎたい場合、集客は非常に大切な要素となってきます。
実店舗でいうとお客さんがお店に足を運んでくれなければ商品が売れないように、ECサイトもウェブサイトへアクセスしてくれなければ商品が売れる事はまずありません。

どれだけお得で良質な商品を扱っていたとしてもお客さんがいなければ買い手がいないのも一緒なので、集客は必ず力を入れるべきポイントとも言えます。

アクセス数と購入率、そして客単価を掛ける事で「売り上げ」が出ます。

購入率は商品のジャンルにもよりますが平均すると大体2%前後が良いところなので、アクセス数を稼ぎ、より多くの人に商品を買ってもらう必要があります。

では具体的にアクセス数を上げるのにどのような施策があるのでしょうか。

■SEO対策

アクセス数を増やすための施策として、最も耳にした事があるのではないでしょうか?

SEO対策は「検索エンジンの最適化」とも呼ばれる事がある、ご自身のサイトの露出を増やすための施策を指します。

主に「google」や「Yahoo」の検索エンジンに対する施策とも言えるもので、キーワードで検索された時に、ご自身のサイトがより上位に表示される方がアクセスしてもらう可能性は飛躍的に高まります。

例えばgoogleを使って調べものをする時、2ページ目や3ページ目の記事を見た事はありますでしょうか?
ほとんどの場合は1ページ目、さらに言えば最初の方に出てきた記事で用が済んでしまうのではないかと思います。

インターネットでの調べごとや買い物は、たいていの場合に1ページ目で期待するものを得られるため、ほとんどの場合に2ページ目以降が目に止まらないのです。

そのためにアクセス数を増やすための記事にはSEO対策が大半を占めます。

SEO対策には対策キーワードを見つけたり、被リンクをチェックしたりなど、様々な考え方があります。

効果が出るのには多少時間がかかりますが、日頃から記事を作成する時にSEO対策を心がけると、次第にアクセス数にその結果が現れます。

■SNSでの集客

今の時代ですと、SNSを活用した集客も効果的ですし、利用している方にとってはイメージがつきやすいのではないでしょうか?

主流なSNSを挙げますと「LINE」「Twitter」Instagram」「Facebook」などがありますが、これらは一般的にはコミュニケーションツール等の用途で使われる事が多い一方で、ECサイトのようなビジネスで活用される例も非常に多いです。

例えばTwitterのツイートで外部サイトへのリンクが貼られていたり、Instagramで商品を紹介していて購入サイトへのリンクが貼られていたりするのはお目にした事があるかと思います。

それらもいわば集客の一種です。

フォロワーしてくれる方が例えば100人いたとすると、リンク付きのツイートをすれば100人にその記事を目にしてもらえる可能性があります。

そこから2人や3人が買い物してくれただけ十分ありがたい話です。

ただこういうとSNSの活用は必須や欠かせない存在のように聞こえるかもしれませんが、運用は決して楽なものではありません。

日々興味を持ってくれる情報を発信していなければフォロワーが離れていきますし、毎回サイトへ誘導していてもあまり良い気はされないです。

興味を持ってもらえる情報の発信と、自社サイトへの誘導を良いバランスで運用していかなければなりませんので、地道な努力が必要であるとも言えます。

■まとめ

集客にはSEO対策やSNSの活用など様々な手法がありますが、視覚的にわかりやすい方法としては、「競合サイトを参考にする」方法です。

例えばどうやって商品を紹介しているか、写真の撮り方や売り文句、サイトの構成といった部分はとても参考になるものが多いです。

技術的な施策に取り組むのももちろん必要ですが、時には技術を真似ることも大切といえるでしょう。

★POINT
・集客にはSEO対策が欠かせない
・時には競合サイトを参考にしてみよう

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編集後記

アフターコロナはまだ先ですが、世の中のいろいろな場面が不可逆的な変化をしています。すでに一定以上の規模を持つ企業の過半数がハイブリッド体制(一部リモートによる在宅勤務)を敷いているといわれ、勢いが戻りつつある飲み会も、二次会、三次会はほとんどない現状です。変化に対応することが企業経営の基本ですが、変化を先読みすることの難しさをつくづく感じています。
(おちゃのこ山崎)

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