『じ』と『ぢ』の使い分けルール、知ってます?

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

気温が乱高下する日が続いたかと思ったら、梅雨入りを予感させる雨があったり、ここ数日は夏を思わせる暑い日です。こんなに気候変動が大きいと、体調も狂ってしまいますね。

ところで「地」も「血」も訓読みは「ち」ですが、「鼻血」は「はなぢ」、「地面」は「じめん」。あれ? 何かおかしくないですか?

まだまだあります。「治安」は「ちあん」なのに、「政治」は「せいじ」。一方で「身近」は「みぢか」と表記します。ATOKあたりで変換すると、「みじか」では「みぢかの誤り」と警告されてしまいます。

さらに、「差し詰め」は「さしずめ」、「大詰め」は「おおづめ」が正しいとなると、もう何が何だかわかりません。子供に質問されて、きちんと答えられる大人はほとんどいないのではないでしょうか。

それらの表記のセオリーは、「現代かなづかい」という文部省が作って内閣が告示したルールに記載されています。「二つの言葉の連なりで生じた『ジ/ヂ・ズ/ヅ』は『ぢ・づ』で書く」。

大人なら、よくよく読んでしばらく考えれば納得できるかもしれませんが、果たしてこれを小学生にうまく伝えられるでしょうか。どうして日本語はこんなことになっているのでしょう。

ということで、今回の「オススメ参考書」は、日本語の不思議を考えるための本を取り上げました。

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今週のトピックス

お知らせ 【大阪開催 5/13】おちゃのこネットセミナーレポート

おちゃのこネットセミナーレポート

お知らせ 【大阪開催 5/13】
おちゃのこネットセミナーレポート

お陰様で、約2年ぶりに大阪梅田にて、弊社主催セミナーを開催する事が出来ました。会場にお越し頂いた皆様、オンライン参加いただいた皆様に御礼を申し上げます。

●セミナーレポート
https://www.ocnk.net/seminar/index.php?report=20220513

●セミナー動画
https://youtu.be/DUJpL33Fjhs

セミナー前半では、緊急事態宣言が発令された2020年から2年間にリリースした機能、周辺サービスついてご説明しました。

後半では、「売れる商品作りのために、わたしたちが実践していること」と題して、おちゃのこプレスでご紹介させていただいているショップ様にご登壇いただき、ヒット商品が誕生するまでの出来事、ヒットしたあとの取り組み、そして今後の展望についてお聞かせいただきました。

今回のパネルディスカッションでは、プレスリリースがきっかけでヒット商品につながったというショップ様の共通点があり、販促ツールとして有効活用できることがお伝えできたかなと思います。

コロナ感染症の収束はまだ見えませんが、可能な限り、今年は各地でセミナーを開催する予定です。ショップ様同士が情報交換できる機会を提供して参りますので、今回ご参加いただけなかった方も是非次回は、お越しください!

よろしくお願い致します。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

考えるとおかしい日本語――貴方は「ぢ」と「じ」の違いが分かりますか:歪められる国語の歴史と再生への道

土屋秀宇・著 22世紀アート・刊

660円(キンドル版・税込)

キンドル版しかない、つまり紙の本が発売されていない刊行物なのですが、これには理由があります。

本書は現在の版が3度目の出版となる、復刊本なのです。最初の版は2005年に芸文社から刊行された『学校では教えてくれない日本語』というものでした。

これが絶版となり、2009年に光文社知恵の森文庫から『日本語「ぢ」と「じ」の謎国語の先生も知らなかった』というタイトルで復刊しましたが、それも絶版。

そして今回の版が3度目の上梓となります。そして、もう絶版にしないという意味もあってか、電子書籍としての登場となりました。

したがって、どうしても紙の本として読みたいという方は、前2版のどちらかを古書店やアマゾンのユーズドで購入することができます。

ただし、復刊するたびに著者が加筆修正していますので、新しい版のほうがより著者の最新の思いを反映しているといえるでしょう。

ちなみに、電子書籍版の版元である22世紀アートという出版社は、電子書籍とオンデマンド本を中心に復刊ものをよく手掛けているところです。自費出版書籍も多数出しています。

なぜ電子書籍とオンデマンド本で自費出版かというと、紙の本では数百万円になってしまう自費出版のコストを劇的に下げるためです。電子書籍なら刷版代と印刷費、製本費が抑えられますし、ある程度の部数を作って在庫させる必要もありません。

どうしても紙の本がいいという人には、オンデマンド本があり、そちらは印刷費と製本費を本の購入者が負担するため、やはり著者の支払うコストが下げられます。

まだまだ電子書籍の「活字本」は売れているとは言えない状況ですが、「絶版がない」「書棚を圧迫しない」という特徴がもっと理解され、支持されるようになれば、やがては電子書籍が当たり前で紙の本は贅沢品という時代になるでしょう。そのほうが環境にも優しいですし。

さて、それでは本書の内容を見ていくことにしましょう。光文社知恵の森文庫版のアマゾン紹介文には、次のような記載があります。
***
あらためて聞かれると答えられない日本語の矛盾。その多くは、明治以来の国語政策や、時の知識人たち、さらには外圧まで加わって作り出されたものだった!
楽しみながら古典や漢字を学ぶ教育を実践し、「漢字の校長先生」として親しまれる著者が、日本語に隠された「謎」をやさしく解き明かす。
***

もうひとつ、芸文社版のアマゾン紹介文にはこうあります。
***
現代日本語が抱える矛盾の多くは、言語の自然な変化の中で生まれたものではありません。あるときは時の権力者が、またあるときは知識人が、あるときは外圧により、またあるときは「国」が、それぞれ意図を持ってねじ曲げ形を変えてしまったのです。学校では決して教えてもらえない、日本語のお話。
***

このへんで、著者を紹介しておきましょう。
著者の土屋秀宇(つちやひでお)氏は、1942年千葉県生まれ。千葉大学教育学部英語科を卒業後、小・中学校の校長を歴任します。船橋市立法典東小学校校長時代に手掛けた実践研究「自ら学ぶ力を育てる漢字指導」が、第43回読売教育賞を受賞しました。そしてNPO法人日本漢字教育振興協会理事長などを歴任後、現在は「楽しい親子国語教室」の出前授業や、教職員研修、講演等を通じて、国語教育の正常化に努めているそうです。

本書の前書きは、この部分だけ旧仮名遣いで書かれています。なぜそうしたかは、本書全体のテーマである「ねじ曲げられた日本語」に対する反抗と読み取ることができます。

ではその「日本語のねじ曲げ」は、いつ、誰によって行われたのでしょうか。著者はそれに対して本書の前半部分から明確に答えています。

それでは、目次を紹介しましょう。
・まへがき(ここのみ旧仮名遣い)
・プロローグ あなたは日本語が変なことに気づいていますか?
「鼻血」は「はなぢ」なのに、どうして「地面」は「じめん」なのか?
火によってとけるから「熔岩」なのになぜ「溶岩」と書くのか?
素朴な疑問! なぜローマ字が義務教育に組み込まれているのか?

・第1章 あの有名人が漢字を廃止しようとしていた?
  一円切手の人、前島密が将軍慶喜に漢字廃止を建白
  新井白石も福沢諭吉も漢字制限派だった!
  わずか二六文字に幻惑された江戸・明治のインテリ層

・第2章 「西洋に追いつけ」が主流の中で翻弄された国語
  書き言葉と話し言葉を統一せよ!
  携帯メールの原点は明治時代にあり?
  かな派、ローマ字派漢字廃止を主張する二大派閥が誕生
  〝妖怪博士〟も「異議あり!」漢字擁護派が反論を開始
  小学校に「国語」が登場したのはいつ? その目的には何があった?
  これじゃまるで漫画!? 大顰蹙の「棒引き字音仮名遣い」

・第3章 漢字廃止に連動する仮名遣い論争勃発!
  〝柔道の祖〟嘉納治五郎も参戦!? 文部省「国語調査委員会」って何?
  国語施策の「官」のリーダー上田萬年を知っていますか?
  歴史的仮名遣いをなくすな!! ?外・龍之介も猛反対

・第4章 近代国家に漢字はいらない?
  敗戦、復興…そして漢字狩りが始まった
  これはGHQの陰謀か!? 国語改造計画がスタート
  志賀直哉の妙案? 公用語をフランス語にせよ!
  『路傍の石』の作者がルビ廃止を強硬に主張
  GHQが子供たちを実験に使った!? 日本語がどんどん変わってゆく…

・第5章 何か変? ゆがんだ国語が続々誕生!
  吉田茂も関係していた!? 現代かなづかい&当用漢字表が登場
  当用漢字表は漢字全廃を前提に作られていた!?
  佐藤栄作もびっくり!「何、俺の名字もない!?」
  「時計」を「と計」と書く…ここまでやるか!? 当用漢字音訓表
  代用漢字は所詮「本物」ではなかった!?
  子供たちを漢字嫌いにした!? 当用漢字字体表
  整形手術に失敗!? 醜くなった省略漢字

・第6章 まだまだ続く、ゆがんだ国語
  ゴジラ松井が「松いひで喜」? 「学年別配当漢字」は不思議だらけ
  二年「道」、三年「路」「横」、五年「断」四年がかりで「横断道路」が完成 ?
  「弘」も「彦」も使えなかった!? 人名用漢字問題の根っこはどこにある?

・第7章 「現代かなづかい」が人々を混乱させた!
  発音通りの表記で本当にいいの? 何だかおかしい「現代かなづかい」
  「現代かなづかい」はまさに「ふ抜け」!
  「ゐ」と「ゑ」を読めますか、使えますか? 五十音図を見直してみよう
  どうすればいいの? 「ぢ」と「じ」の使い分け
  ややこしすぎます!?「送り仮名」の決まり

・第8章 戦後、ついに国語問題大論争が勃発!
  一大社会事件にまで発展 福田vs.金田一の大論争とは?
  財界、文学界の大物が動く!「民」による「國語問題協議會」が発足
  世界的な癌博士が激怒!?「漢字仮名交じり文を国として認めよ!」
  金田一京助の息子も認めた!?「戦後国語施策」の誤り

・第9章 日本語は今も狙われている?
  当用漢字を改訂した「常用漢字」が登場
  「現代かなづかい」の矛盾を引きずる改訂「現代仮名遣い」
  未だに脱皮できない「新聞用字用語集」

・第10章 国語再生の鍵を求めて
  最初から〝本物〟を子供に教える「正書法」教育のすすめ
  「読み書き分離学習」と「漢字の体系的学習」で子供が変わる
  幼児や知的障害児が好む漢字の不思議

・エピローグ 国語が変われば、日本は変わる
  訓読みを発明した日本人の素晴らしき可能性
  「漢字仮名交じり文」の素晴らしき表現力に感謝!
  日本人のアイデンティティは「国語」にあり
  美しい日本語のしらべを取り戻したい

目次を見ると、著者の主張はほぼ想像できると思います。千年以上の歴史を誇るわが日本語が乱れているのは、明治維新と敗戦という二つの急激な革新の中で、権力者たちが理解不足のもとに「改変」を急いだからです。

明治維新のとき、時代のリーダーたちは日本の植民地化を免れ、欧米列強に伍して日本を繁栄させるのに必死でした。その必死さのあまり、「日本が遅れているのは日本語が難解だからだ」という結論に飛びついてしまいます。そして漢字廃止論や日本語ローマ字化、外国語の公用語化などの意見が出てきます。

敗戦時、日本の支配者となったGHQは、やはり日本の改革のためには日本語を変えなければならないと考えました。そして漢字廃止論者や日本語ローマ字化論者に力を与えます。

その流れの中で出てきたのが、年配の方ならご存じの「現代かなづかい」と「当用漢字表」でした。ここで注目すべきは「当用」という言葉です。これは「今のところは」という意味で、将来の漢字廃止を前提にしたものでした。

漢字廃止運動は日本だけのものではありませんでした。歴史的に漢字を使っていた朝鮮やベトナムでも漢字廃止運動が起き、それらの国々ではもう若い人たちは漢字を読めません。漢字発祥の中国でも、簡体字という画数を減らした漢字が導入されました。

しかし、漢字廃止論は漢字の持つメリットを理解していない、あまりにも近視眼的な考えでした。長い歴史の中で廃れずに続いてきたものには、必ず意味があります。そこを解明しようとせずにいきなり変えてしまう、なくしてしまうというのは、野蛮な行為です。

当用漢字は常用漢字となり、制限は緩和されましたが、抜本的な見直しとはなりませんでした。そのため、今でも新聞を見ると代用漢字、交ぜ書きが幅を利かせています。代用漢字とは、本来の漢字の代わりに別の文字を使用するもので、以下のような例があります。もうそれに慣れてしまった人は、本来の表記を見ると間違いと感じてしまうかもしれません。
正「風光明媚」 代「風光明美」
正「昏迷」 代「混迷」
正「撒水」 代「散水」
正「萎縮」 代「委縮」
正「暗誦」 代「暗唱」
正「衣裳」 代「衣装」
正「交叉点」 代「交差点」
正「骨骼」 代「骨格」
正「根柢」 代「根底」
正「尖鋭」 代「先鋭」
正「煽動」 代「扇動」
正「戦歿」 代「戦没」
正「褪色」 代「退色」
正「短篇」 代「短編」
正「註釈」 代「注釈」
正「沈澱」 代「沈殿」
正「手帖」 代「手帳」
正「編輯」 代「編集」
正「掠奪」 代「略奪」

交ぜ書きについては、よく話題になるので問題意識を持っている方も少なくないと思います。
「まん延防止」「医療ひっ迫」「文書改ざん」と「蔓延防止」「医療逼迫」「文書改竄」を見比べれば、見ただけで意味がわかる漢字のメリットが交ぜ書きでは失われていることがよくわかります。今は新聞でもルビが振れますから、交ぜ書きは存在する意味を失っているはずですが、多くの新聞は態度を変えません。代用漢字や交ぜ書きを新聞が支持した理由が「活字を減らしてコストダウンを図りたい」という理由であったことも忘れているのでしょう。

冒頭の挨拶で触れた「ぢ」と「じ」ですが、これはかなり複雑な問題をはらんでいます。たとえば現在のルールでは「続く」は「つづく」ですが、「五人ずつ」はそのルールでは「五人づつ」と表記しなければならなくなります。

昭和61年に改訂された「現代仮名遣い」によって、ようやく「心中」を「しんぢゅう」と書いてもよいことになりました。しかし、これでは2種類の表記が存在することになり、明快ではありません。同様のことは送り仮名でも多数発生しています。「おこなう」を「行う」ではなく「行なう」と表記している人は少なくありません。

とにかく、本書が警鐘を鳴らしている日本語の問題は、広く日本人全体の問題でもあります。ぜひご一読をおすすめします。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

何か趣味関係の物を探してネットショップを見つけた際に、「このお店って自分のレベルに合ってるのかなぁ?」と不安になることってありませんか?

自分がベテラン上級者であれば、「この店の品ぞろえや情報はなかなか良いな~」とか、「この店は初心者向けで、自分にはちょっとレベルが低いなぁ」とか上から目線で評価・判断できるでしょうが…(^^;)

自分が初心者の場合、「このお店は品揃えも豊富でかなり上級者向けのアイテムも多いみたいだけど、自分のような初心者レベルの者にでも親切に教えてくれるだろうか?」「初歩的な質問なんかしたら、うっとおしく思われないかな?」「アイテムの組み合わせとかよくわからないけど、わかるような常連さん(上級者)向けなのかなぁ?」

などなど、上級者が多く来るようなお店は、初心者にとってちょっと気が引けたり、「わかるだろう、当たり前だよ」的に感じられて問い合わせしづらくなったりする場合もあります。

実際に接客・販売効率の良い上級者だけを相手にして、初心者は面倒くさい、手間がかかる割に客単価が低い、と敬遠している専門店も少なくありません。

上級者相手だけで十分に売り上げや収益が確保できるお店はそういう戦略方針でも良いと思いますが…

そうではない(初心者もぜひ取り込みたい!)お店は、お客様のレベル別にコンテンツや商品分類を分けたり、わかりやすく誘導ナビゲーションしてあげる必要があります。

でも、ベテランであるお店の店長やスタッフ達には、意外とこれ(初心者向けのガイドやナビゲーション)ができない場合が多いのです。

もう当たり前になり過ぎて身体と頭にしみ込んでしまっている専門用語の羅列や、上級者には当たり前の商品の組み合わせや選び方など、きっと店長やスタッフにも初心者だった時代はあったはずなのですが…

もう一度、正に「初心」にかえって初心者にでもわかりやすく丁寧に説明していきたいものですね。

ピンと来ない店長さんは、自分がまったくやったことがないとか、興味を持ったこともないスポーツや趣味を始めてみよう! と思い立ったつもりになって、その専門店に行ってみてください。

釣りをやったことのない方は釣り具の専門店に。
ゴルフを始めてみようと思う方はゴルフ専門店に。
洋裁を始めてみようと思う方は手芸の専門店やミシンの専門店に。

きっと今まで知らなかった道具や資材が山ほど並んでいて、どれをどんな基準で選んだらいいのか? とりあえずは何を買いそろえればいいのか? 何から始めれば良いのか? などに悩むと思います。

そんな時に、どんな情報やガイドやナビがあれば「助かるなー」と思えるのかを考えていくと、自分のお店にも「あったら良いなー」「初心者にもわかりやすくなるなー」が見えてくると思います。

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さて今回のお店は、スポーツの監督やコーチなど指導をする方々を支援するNPO法人「スポーツ指導者支援協会」が運営するショップさんです。2008年からのベテランショップさんですが、スマホや動画、SNSなどネット環境も利用者の生活習慣や文化も随分と変化して来たゆえのご苦労もおありのようです。

それでは「ダメ出し!道場」、始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
スポーツデリバリー

ショップ名 :
スポーツデリバリー

サイトURL:https://sports-delivery.ocnk.net/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

ショップの現状、お悩みの点など

わたしたちのサイトでは、オリジナル・スポーツハウツー映像作品を扱っています。
2004年に設立されたスポーツ関連のNPOが母胎となり、2005年からDVDの制作・販売を開始しました。
おちゃのこさんにお世話になったのは2008年からになります。
クレジット決済が割安で使えるという点で選びました。
それまでは支払い方法が銀行振込み・郵便振替のみで、後払いというやり方でした。
同時に当時のベースボールマガジン社様から依頼を受けて、委託販売を行っていました。
しかしマガジン社様での在庫管理がかなりずさんだったため、年ごとに改善を求めていましたが、ご担当者様の退社もあって、2008年に撤退するとともに、Amazon様での委託販売に切り換えました。
そして同時に自社サイトもおちゃのこさんに引っ越しました。
2011年東日本大震災の影響でNPOの活動が停滞するとともに、映像製作もストップすることになりました。
NPOでは指導者向けの講習会、子どもたち向けのクリニック、栄養面での出張サポート講習、海外交流など多岐にわたった活動を行っていましたが、ほぼすべての活動が一時期完全に止まってしまいました。
NPO HP
http://sportif-support.net
実はこのホームページの更新が2年以上も滞っています。
わたしがゼロから作ったので素人感いっぱいですが(リニューアルは3回ほど行っています)、Dreamweaverというアプリケーションソフトのアップデートに追いつけなくなったためです。
新作を出せなくなるとともに、売上げは半減、急減し、現在の年間売上げは多くてもxxxxx程度です。
同様にAmazon様でも年間xxxxx程度であったものが、少ない月は売上げがxxxxxに減少しました。
当初は、新作が出せなくなったことが主要な原因と思われましたが、無料映像の氾濫する現在は、そればかりが原因とも思われません。
一昨年より動画配信サービス会社と契約し、配信映像の制作に入りました。わたしたちが新しい配信サービス事業はじめたことを明確に示せるようにしたいと考え、新しいジャンルとして語学用映像の制作を進めました。
バスケットボールやサッカーなどの新作映像にも取り組んできましたが、やはり反応はいまいちです。
動画配信サービス利用料や講習会の受講料、出張講習や出張撮影の依頼にも応えられるように、クレジット決済会社に交渉し、物販だけでなく「役務」にもクレジットカード払いが利用できるようになったのも、配信サービスがきっかけでした。
ただ、コロナ下で対面での講習会がまだまだ開きにくく、ZOOMなどを使ったミーティング・セミナーも無料で試しましたが、スタッフの不慣れ、やることが多く、人手も足りないなどで有料にするのにはためらわれます。
NPOには専従スタッフが当初4名おりましたが、現在は、わたし1人となっています。ただし、講習会や撮影などの際にはボランティアでお手伝いいただける方が2、3名おります。わたし自身はNPOの理事であり、他の理事同様、当初から給与は受け取っておりません。
10年近く前からFacebookにページを持ち、自分たちの情報だけでなく、スポーツ関連ニュースなどのリンクを貼るなどして情報発信に利用してきました。
フォロワー数は2815と微妙な数字で、ほぼ変わりません。
それまでの活動による利用者名簿は数千名分ありますが、すでに年齢的にスポーツの指導などに携わっていない方が大半となっている状況です。
また、おちゃのこさんでメール案内をする際、購入者という選択をすると、最大でxxxxx名になりますが、「開封数」はわずかにその1/4から1/5程度です。
2007年からはYoutubeにチャンネルを持ち、登録者数がxxxxx名までいったこともありましたが、現在はピーク時の75%近くで推移しています。総再生回数は350万回を超えますが、こちらの数字が達成されたのは今から10年近く前のことで、それ以来、大きな伸びは見られません。
広告・プロモーションは、Yahoo!やGoogleなどでも行いましたが、現在の主流はFacebookやAmazonでのプロモーション(価格・タイムセール)などです。
費用対効果も徐々に鈍ってきている感じがしますが……。
現状をお知りいただくため、とりとめなく書いてしまいました。
ぜひ忌憚のないご批判を含め、アドバイスをいただければ幸いです。

第一印象:へぇ、こんな協会・ショップがあるんだ…でも…?

上にも述べましたがこのお店は、特定非営利活動法人(NPO)「スポーツ指導者支援協会」さんが運営するネットショップです。

さまざまなスポーツの指導者さん向けのDVD映像作品が主力商品のお店のようですが…

それを知っていて、NPO法人サイトのほうから来店する方は良いとして、他からこのおちゃのこショップにたどり着いた方は、
「どこのどんな会社や団体が運営するショップなのか?」
「何をウリにして何が強みのお店なのか?」
を端的に示すようなキャッチコピーや概要がトップページや共通ヘッダーなどに書かれていないので、なんだかモヤモヤとして良くわかりません。

店舗最上部の看板部分には、
「アスリートをサポートするオリジナルDVD、グッズを提供」
だけですが、

「スポーツデリバリーはNPO法人『スポーツ指導者支援協会』が運営する子供スポーツからプロまであらゆるスポーツの指導者のお役に立つ映像作品や講習会、イベント、出張撮影などを販売するショップです」

のようなわかりやすいキャッチが欲しいですね。

と書いていると、更新されました(^^;)。店長さん、素早い。

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スクロールの大きなスライド画像は、各種スポーツの著名な? 講師陣の写真の入ったバナー。

メニューのカテゴリーを見ると、
「SOCCER、BASKETBALL、スポーツ全般、VOLLEYBALL」
他は「リアル講習会参加費、動画配信サービス、スチールビデオ撮影」

と、「スポーツ」と言いながら、サッカー、バスケ、バレーはカテゴリーがあるものの、それ以外はスポーツ全般とひとくくり。

仮に自分が サッカーやバスケ、バレーの指導者なら関心を持ってそのカテゴリーを見に行くかもしれませんが、例えば体操や卓球の指導者だったら? 野球部の顧問だったら? 剣道部の監督だったら?

うーん、興味を持って見るだろうか?
「スポーツ」とあまりに広く漠然としているだけに、「どんな競技の指導者向けなのか?」「サッカー、バスケ、バレー以外の『自分の競技』でも役に立ちそうな商品はあるのか?」が感じられません。

また、ひとくくりに「指導者」と言っているのも正直よくわかりません。自分が中学校の部活の顧問だったら? セミプロレベルの実業団チームのコーチだったら? 小学生のチームのにわか指導者だったら? などなど…

「自分がこのサイトで言うところの『指導者』に当てはまるのか?」
「各商品は自分レベルに合うものなのか?」
「難し過ぎないか?」
「低レベル過ぎないか?」
などもトップページで概要だけ見てもピンと来ません。

またオススメ情報やNew Item や人気商品など、各商品名に入っている講師の個人名は、知ってる方にはピンと来るのかも知れませんが、知らない方には「誰それ?」「有名な人なの?」「実績や実力ある方なの?」が今一つわかりません。

こうしたHowToモノ、教材系の商材では、「人(講師)」こそが商品であり価値だと思いますので、各競技ごとの講師陣の一覧・プロフィールのようなコンテンツと、そこから各講師の方の商品(DVD)へ誘導する導線が欲しいところです。

インタビューで浮き彫りになったこと

今回も店長で、NPO法人の代表でもある瀧澤さんにインタビューさせていただきました。そもそものNPOの成り立ちのルーツは、なんと遡ること35年前!

瀧澤さんはスポーツ映像作品などを手掛ける会社の一員として働いていらっしゃいました。

そこで日本野球連盟さんと一緒に指導者養成のための映像教材シリーズ全12巻の「実戦イマジネーション・ベースボール」という日本初の体系的映像作品を作ったのをきっかけに…

全日本レベルの日本野球連盟でも「指導者育成」というテーマにはなかなか最適な答えや解決策がない時代に、映像を使った教材という手法を見出し、野球以外の他の競技団体でも同様のニーズがあることに気づき、手掛けたのが原点だそうです。

その後2004年に 特定非営利活動法人「スポーツ指導者支援協会」を設立し、2005年から協会サイトでの DVD制作販売を開始。
2007年には Youtube動画開始。
2008年おちゃのこネットとAmazonで販売開始。
と、ネット活用も素早く取り組んで来られたようです。

歴史の中では東日本大震災、コロナ禍など リアルのイベントや活動に大きく逆風となった事象の影響もあったり、Youtubeの普及で無料のスポーツ指導関連動画やチャンネルも増えたり、以前は映像制作を依頼されたり協力関係にあった各スポーツ競技団体が自ら映像制作・教材制作・動画配信をしてきたりなど、環境変化も激しく、マイナスの影響を受けているようです。

法人のWebサイト、おちゃのこサイトともに 多忙な代表自らの制作・運営であるため、更新やリニューアルが思うように進んでいない点も大きな問題点であることがわかりました。

具体的なダメ出し

一つ一つの商品については、その競技や、その講師に興味のある顧客であれば、ページの隅々まで詳しく説明文も読んでいますが、そもそも、その教材や映像作品の主たる講師の認知や信頼感・親近感・権威やステイタスを感じさせなければ、お金を払ってまで見たいとかチームメンバーに見せたいとか思わないでしょう。

まずは 各スポーツ競技ごとの講師一覧 と、そこからの商品へのナビページを用意しましょう。(フリーページで作る)

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次に、個々の商品に
対象者の指導するチームのレベル(小学生、中学生、高校生、大学、社会人)や立場(部活顧問、監督、コーチ、キャプテン、選手、父兄、マネージャー)などや、せめて 初級、中級、上級 など、なんらかのレベル目安を示す基準など、どんな方にお勧めの商品なのかがわかるマークやインジケーターを表示して、わかりやすくすることが必要ではないでしょうか。

基礎トレーニング、技術・テクニック、戦略、意識・モチベーションのような傾向も、ハッシュタグのようにキーワードで示しておくと、お客様も「今自分が求めている内容なのか?」がわかりやすく、数多い商品の中で優先度を決めて商品選びができると思います。(今は、どれからどんな順番で見れば良いかわからない)

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時代に合わせて考えるなら、各DVD作品のダイジェスト映像をYoutube にアップして、商品ページでも見られるようにする機能が欲しいところです。

わかりやすさと掴みの意味もありますし、Youtubeからの集客という効果もあると思います。

50点
総評

まずは誰に? 何を(どんな内容を)? 売りたいのかが一目でわかるように概要や、分類やナビをわかりやすくすることを最優先に改善していきましょう。

スポーツ全般、あれもこれもと欲張ってみても、結局お客様となる指導者さんたちは、何か一つの競技の監督やコーチ、顧問などで、当面は他の競技の商品には購入したいと思うほどの興味はなかなか起きないと思います。

何なら、競技ごとにショップサイトを分けたり、せめてトップページから 各競技毎のコーナーにすぐ行けるように大きなバナーで誘導したりするのが良いのではないでしょうか?

大手スポーツショップに行けば、競技ごとにフロアやコーナーが明確に分類されており、入店して即サッカーコーナーとかテニスコーナー、スキーコーナーなどへ直行でき、そこに行けば迷わないのと同じだと思います。

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そこで、今後の展開としては…

非営利の団体とはいえ、事業を継続し、新たな事業や商品・サービスを開発していくためには収益は必要です。さまざまな外部環境の変化に対応していくためのお金と人員と手段の確保は必要です。

まずは、瀧澤代表の考えていることを迅速にサイト上、ショップ上に反映できるスタッフや外注などの人材・手段の確保が最優先事項だと思います。

自分が頑張ればできるから、経費的にも内容的にも自分がやったほうが…と考えてしまうのだと思いますが、それが更新の遅れ、情報発信の遅れになってしまっています。

月々何十万円かの常勤スタッフではなくとも、都度都度更新してくれる外注スタッフなら、東京なら星の数ほど人材がいると思いますので、ココナラやクラウドワークスなどで探してみるのが良いのではないでしょうか。

コロナ禍もようやく終わりが見え、これからまたスポーツの世界はリアルの講習会やイベントも増えて行くことと思います。
スポーツデリバリー さんも、時代の変化に対応しながら、あらたな商品・サービスの形態や売り方を考えていかれることと思います。

その他、体制作り、今後の戦略や展開アイデアが必要な時は、ぜひお気軽にご相談ください!

以上、「ダメ出し!道場」でした。

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皆さん、コロナ騒動で大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります!
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品開発、新サービス開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!

↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

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にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
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宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
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(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
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以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、前号でもご紹介しましたが、おちゃのこネットの管理画面がスマートフォンでのレスポンシブ表示に対応しました。
これまではパソコン版のかなり小さい画面での表示は可能でしたが、レイアウトをスマートフォン用にしておりますので、見やすくなっています。
外出先などからの受注確認やお問い合わせ確認、最新情報更新などにご活用ください。
なお、レスポンシブ対応は、「クリア」「モダン」の管理画面デザインのみでの対応となっております。
クラシックをご利用の方は、是非この機会に、新しい管理画面デザインをご利用になってみてください。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
https://www.ocnk.net/faq/?action=faq&id=1417#responsive



なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ECサイト運営における見るべきKPI

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「ECサイト運営における見るべきKPI」について説明させて頂きます。

■重視すべきポイント
これからECサイトを運営していくとなった時、運営しているサイトがどのような状況なのか把握するよう、アクセス解析の基本を身につけておく事は非常に大切です。

解析は基本的に「ツール」を活用して行い、そのアクセス情報を分析し、今後の運営に役立てていきます。

情報は様々で、アクセス数はもちろん、顧客単価やコンバージョンレート、売上高など様々なものを取得できますので、それらを元にどのような施策をとっていくのか検討します。

ECサイトを運営する上で重要な情報となるのが重要業績評価指標と言われ、これをKPI(Key Performance Indicator)と言います。

わかりやすいところからピックアップして重要なKPIについて説明していきます。

■アクセス数

いくつかあるなかで「アクセス数」は最もイメージがつきやすいKPIの一つではないでしょうか。
アクセス数は一般的に「ページが表示された回数」を示すページビューの事を指します。

アクセス数が少ないとどういう意味を示しているのかというと、「サイトの認知度が低い」という事になります。
そもそも運営するECサイトの認知度が低いという事になるため、必要な施策としてはSEO対策をとってウェブサイトの順位を上げる事、またコンテンツを充実させたり、サイトが大きくなってきたら広告を利用してみるのも良いかもしれません。

■コンバージョンレート

コンバージョンレートとは、CV率やCVRなどと表記される事の多いKPIの一つで、ECサイトに訪れてくれた人に対して、実際に商品を買ったり、サービスの契約をしてくれたりした人の割合を示すものです。

購入者数を来訪者数で除算した値がコンバージョンレートとなります。

サイトへの来訪者が多いのに対して購入者が少ない場合は商品説明や画像、より購入しやすいサイトへの改善を検討するなどの施策があります。アクセス数を増やすよりも購入してもらう方法を検討しなければなりません。

とはいえCVRがどれくらいで高く、どれくらいで低いのかという目安が分からなければ施策が必要なのか判断できないかと思います。

CVRの平均値は取り扱う商品やサービスによって異なるため、一概に何%なのかと断言する事はできません。

が、平均的には1%から2%と言われています。業界によって異なってきますので、必要なCVRはどれくらいなのかリサーチされる事をおすすめします。

■利益率

ECサイトはもちろん、どのようなビジネスにおいても「利益率」はかなり大切なKPIといえるでしょう。

あえて説明する必要もないかもしれませんが、利益率は売り上げに対する利益の割合を算出したものです。

計算方法は
・「売上 - 費用 = 利益」
こちらでまず利益を算出し
・「利益 / 売上 = 利益率」
こちらで利益率を出します。

利益率が低い場合には「無駄な経費」が発生していないかという事や、商品ロスが発生していないかなど、運用の見直しをされてみる事をおすすめします。

原価率が高いのも利益率が下がる原因ですが、そもそも原価の高いものを取り扱っている場合にはなかなか改善は難しいものとなります。
簡単に決断できるものではありませんが、業種を変更するといった対処、あるいは仕入先を変更するなども対処としてはあります。

■顧客単価

顧客単価は、一人の顧客がどれくらいの買い物をしてくれたかを示す単価です。

・売上 / 売上件数
こちらの計算式で算出する事ができます。

顧客単価が下がる原因の例としては、「不必要に値下げ」をするなどがあげられます。
値下げをすると購入してくれる人が増え、結果的に客単価が増える可能性も少なからずありますが、ECサイト全体でみると利益が減る事も多いです。

客単価を上げる方法は安易な値下げではなく、より良い施策を検討する事をおすすめします。

★POINT
・重要なKPIを理解し、対処方法も把握しよう
・見るだけではなく施策への取り組みは積極的に

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

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初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

知人から「机を整理していたら、未現像のフィルムが出てきた。どうしようかな」と相談されました。「現像してみたらいいんじゃないですか」と答えようとして、さて、どこに持って行ったらいいのだろうと考えてしまいました。かつては町のどこにでもあった写真屋さんがいつの間にか消えているからです。気がつけば本屋さんの数もこの20年で半分になりました。気をつけないと変化に取り残されてしまいますね。
(おちゃのこ山崎)

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