徳川家康のこと、どのくらい知ってますか?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

来年の大河ドラマは「どうする家康」。古沢良太さん脚本のオリジナル作品で、松本潤さんが主役。徳川家康が大河ドラマの主人公になるのは、1983年、2000年に続いて三度目です。

信長、秀吉、家康の三人を並べた時、最も人気が低い家康ですが、その理由は最も長生きした勝利者であったからかもしれません。満48歳直前で亡くなった信長、満61歳で亡くなった秀吉に比べて家康は満73歳まで生きました。

しかも豊臣政権から奪取した政権である江戸幕府は264年続き、創始者である家康は東照大権現として神格化し、全国に500社以上の東照宮に祀られました。

判官贔屓の気質のある日本人としては、非の打ち所のない成功者に見える家康は「つまらない」と思えるのかもしれませんが、その生涯をみてみると、一歩間違えれば天下人どころか命を失っていたターニングポイントがいくつもあることがわかります。

今回のオススメ参考書では、そんな家康の苦難と決断を描いた本を紹介します。

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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

徳川家康の決断 桶狭間から関ヶ原、大坂の陣まで10の選択

本多隆成著 中公新書

950円(キンドル版・税込)/990円(紙版・税込)

歴史を扱った一般書籍にとって、NHK大河ドラマがかぶると「大チャンス」となります。もちろん大河ドラマのテーマが決まってから急遽制作する本もありますが、既刊本は表紙カバーや帯を刷り直しての大増刷で書店店頭に平積みされることを狙います。

本書は2022年10月25日の発行ですから、2021年1月19日の「どうする家康」制作発表を受けてからの企画立案・原稿執筆と思われます。静岡大学名誉教授で家康に関する著書の多い本多隆成氏に白羽の矢を立てての編集制作なのでしょう。

一般的に「新書」で刊行することの利点は次のようなことです。
・初版発行部数が一般書籍に比べて多い

平積みされる書店が多くなり、目に触れやすくなる

・書店でレーベルの占有棚が確保できる

ロングセラーが狙える

・一般書より安価

読者が購読しやすい

・レーベルの信用で売りやすい

レーベル買いの読者が狙える

一方で、判型が小さく目立ちにくい、表紙カバーのデザインが統一されているので個性を出しにくいなどの欠点がありますが、それを補うために出版社は大きな帯をつけて目立たせる工夫をしています。本書も縦書きの目立つコピーを帯に配しています。

そんな本書ですが、アマゾンの書籍紹介にはこうあります。
***
戦国乱世を勝ち抜き、天下を制した徳川家康。だが、その道のりは平坦ではなかった。今川・織田の両雄に挟まれた弱小勢力として出発し、とりわけ前半生の苦悩は色濃い。正妻と嫡男信康を喪い、重臣の離反も経験する。武田信玄、羽柴秀吉らと鎬を削り、手痛い誤りも犯したが、運も味方にして幾多の難局を切り抜けた。三方原の合戦、本能寺の変、関ヶ原の合戦、大坂の陣ほか、家康が迫られた10の選択を軸に波瀾の生涯を描く。
***

それでは、さっそく目次を紹介していきましょう。
・はじめに
・第一章 桶狭間の合戦
・第二章 三河一向一揆
・第三章 三方原の合戦
・第四章 嫡男信康の処断
・第五章 本能寺の変
・第六章 小牧・長久手の合戦
・第七章 石川数正の出奔
・第八章 小田原攻めと関東転封
・第九章 関ヶ原の合戦
・第十章 大坂の陣
・終章 家康の人物像
・あとがき
・主要参考文献
・徳川家康略年譜

本書は徳川家康の10の決断が描かれたものですが、それがすべて章タイトルになっているため、まず自分の知らないところから読み進めることができます。かなりの歴史通でないかぎり、この10章のすべてをご存じの方は少ないでしょう。

著者は「はじめに」で本書の立ち位置を説明しています。
***
徳川家康の生涯を振り返ってみると、当時としてはまれにみる数え年で七五歳(満では七三歳)という長寿を全うしており、しかも大坂の陣で豊臣氏を滅亡させ、後顧の憂いなく、結果的に二六〇年余りにわたって続くことになる幕藩体制の基礎をしっかりと築いたうえでの大往生であったから、さぞかし満足がいく生涯だったというようにみられるであろう。
***

***
しかしながら、その生涯は決して平穏なものではなく、幾多の苦難や危機を乗り越えて、最終的に到達した天下人の座であった。変転極まりない戦国の世にあって、東に今川氏、西に緖田氏という大名勢力に挟まれて、弱小勢力であった家康が前途を切り拓いていくことは、並大抵のことではなかった。その時々で最良の選択をしたかにみえて、実際には判断を誤って危機に陥るようなことさえあった。
***

***
筆者は家康については、すでに二〇一〇年に『定本 徳川家康』(吉川弘文館)を刊行している。その二番煎じは許されず、今回はどのような切り口でその生涯をたどるのかが問われることになった。そこで本書では、家康の「人生のターニングポイント」を取り上げ、あらためてその生涯をたどってみることにした。
***

***
人には多かれ少なかれ、その生涯を左右した「人生のターニングポイント」がある。(中略)家康の場合はとりわけその前半生において、そのような危機に直面する場面が際立っている。後年の大御所といわれた姿からは想像もつかないほどの、まさに波瀾万丈の生涯であったといえよう。
***

そして著者は、家康最大の危機を三方原の合戦としています。織田信長から援軍を得て武田信玄と対決したこの合戦で、家康は大敗を喫して浜松城に逃げ帰りました。もし武田信玄が織田信長との対決を急いでおらず、また信玄の体調が万全であったなら、そのまま浜松城は攻め落とされ、家康の生涯はそこで潰えていたでしょう。

第一章は有名な桶狭間の合戦です。弱小であった織田信長が大敵の今川義元を奇襲で討ち果たした闘いですが、このとき家康は今川義元の人質でした。松平竹千代と名乗っていた当時の家康の家は大名ではなく、三河国における弱小の国衆でした。今川家の傘下に入ってかろうじて家名を維持することができる状態でした。

桶狭間の敗戦で今川氏が衰退し、人質状態から脱すると、元康と名乗っていた家康は今川義元からもらった「元」の字を捨て、「家康」と改名します。そして今川との同盟から織田との同盟に切り替えました。これが家康最初の決断です。

それからまもなく、三河に一向一揆が勃発し、家康の家臣団が二分されてしまいました。これが第二章の内容です。家康は一向一揆の宗教的影響力を排除することに成功し、家臣団の整備も進めることができました。この時期に名字を松平から徳川に改めています。

第三章が著者のいう家康最大の危機であった三方原の合戦です。この時期は武田、上杉、織田、北条、足利将軍家などが同盟を結んだり破棄したりを繰り返す不安定な状況でした。南下してきた武田軍二万五千を徳川・織田連合軍一万余が迎え撃ちましたが、家康は多くの家臣を失って浜松城に逃げ帰ります。

絶体絶命の家康を救ったのは、信玄の重い病気でした。肺患とも胃ガンともいわれる病状の悪化により、信玄はそれ以上の行軍に耐えることができなくなり、甲府に引き上げる途中で病没しました。53歳でした。

この時の逸話で有名なのが、家康の「顰像(しかみぞう)」です。左手を頬にあて、顔をしかめた苦渋の表情の家康を描いたものですが、従来は生涯最大の大敗を喫した家康が自分を戒めるために描かせたものといわれてきました。しかし最近の研究では、この絵は三方原の合戦とは無関係ということが明らかになっています。

第四章は長篠合戦から始まります。信玄の後を継いだ勝頼が徳川・織田連合軍と戦った合戦で大敗し、名家武田家が衰亡の道をたどるわけですが、その間に家康の正妻と長男を失うという大事件が起きました。

詳細はよくわかりませんが、長男の正妻である信長の娘が、義母と夫の不行跡を手紙で訴えたのが発端のようです。従来の説では信長が二人を斬るように命じ、家康が仕方なく従ったといわれてきましたが、最近では粗暴な長男を家康がみずから処断したという説が有力になっています。

第五章は本能寺の変です。現在でも確固とした理由が不明な明智光秀の謀反により、本能寺の織田信長と妙覚寺にいた長男信忠を討ち果たしたという事件ですが、この時堺から枚方に向かっていた家康は、当初、知恩院での殉死を考えました。

しかし重臣たちの意見で思いとどまり、三河に戻って弔い合戦をすることを決意。伊賀越えの厳しいルートを越えて、四日市から海路で岡崎城に帰着することができました。

第六章は、秀吉との決戦となった小牧・長久手の合戦です。本能寺の変後に台頭してきた秀吉と、甲斐・信濃を手中にした家康の激突となりました。前半戦の長久手の戦いでは家康が圧勝しましたが、その後は一進一退の攻防が続き、織田家の後継者である織田信雄が秀吉に降伏したことから和睦となりました。

家康は秀吉に人質を差し出すこととなり、実質的には秀吉優位の和睦であったといわれています。

第七章は家臣・石川数正の出奔です。小牧・長久手の戦い後、秀吉は関白、太政大臣と官位を極め、天下人への道を疾走していきますが、一方の家康は上田で真田昌幸との戦いに大敗し、さらに重臣で岡崎城代であった石川数正が秀吉の元に出奔するという大事件が起きてしまいます。

その背景には、徳川家中における対秀吉融和派と強硬派の対立がありました。融和派の筆頭であった石川数正が家中の会議で孤立し、立場を失ったのが原因といわれています。

真田との戦いと石川数正の事件を受けて、秀吉は家康に対して本格的な武力攻勢を計画します。もしそれが実行されていたら、家康の未来はなかったでしょう。しかし畿内を中心とする天正大地震が起こり、秀吉の出陣は延期されました。

その後、家康は秀吉に臣従することを決意し、正妻として秀吉の妹を受け入れ、上洛して正式に秀吉の家臣となりました。

第八章は小田原攻めと関東転封です。最後まで抵抗した北条氏を大軍で滅ぼした秀吉は、家康に関東への国替えを命じます。この時、家康は北条氏の拠点であった小田原ではなく、湿地帯の多かった江戸を本拠にしますが、それは秀吉の命であったとされています。

やがて秀吉による朝鮮出兵、秀頼の誕生による関白秀次の切腹、家康を含む五大老・五奉行制の施行など、豊臣政権は大きく揺らいでいきます。

そして秀吉が死去すると、第九章の関ヶ原の合戦となります。前田利家が死去し、単独で家康に対抗できる大名がいなくなると、家康の画策が始まります。そして東軍と西軍が関ヶ原で対峙し、有名な小早川秀秋の裏切りがきっかけとなって東軍が勝利しました。

最後の第十章は大坂の陣です。関ヶ原で勝利した家康は豊臣家の家臣であるという立場は続けながら、天下の実権を握りました。そして征夷大将軍に任ぜられると、江戸に幕府を開きます。

その2年後、家康は将軍職を秀忠に譲り、もはや豊臣家に政権を渡すつもりがないことを内外に明らかにします。これに続いて大坂の陣が起こり、豊臣家は滅亡しました。

猛スピードで全10章をみてきましたが、興味があったらぜひ本書を熟読してください。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

EC仙人
太田哲生

ラーメンには胡椒。
うどんには七味唐辛子。
ハンバーグにはナツメグ。
カレーにはカレー粉(ターメリックやコリアンダー、クミンなど)。
朝はチャイ(紅茶、シナモン、生姜、カルダモン、クローブなど)。
暑い夏には冷やしたブレンド茶(大麦、ハト麦、玄米、よもぎ、どくだみ、くま笹、びわの葉、桑の葉、柿の葉など)。
寒い時には生姜湯。
リラックスにはハーブティー。
風邪を引いたら葛根湯(葛の根、麻黄、桂皮シナモン、生姜、ナツメ、甘草)やハーブのど飴。
食後にはミントのガム。
お酒はホップの効いたビールやミントやハーブの効いたカクテル。
お正月には薬草の効いたお屠蘇でお祝い!

何気ない日常の食生活の中に、こんなにもさまざまな香辛料・スパイスやハーブ類が含まれています。
お肉、魚、野菜などメインの素材だけではイマイチ味気ない料理になってしまいますし、同じ素材を使っても国ごとに特徴あるスパイスや薬味ハーブ類と調味料を変えることによって、それぞれのお国料理の特徴が醸し出されてきます。

呼び方や厳密な分類は国や地域や目的によっても違いますが…

ハーブ、スパイス、香辛料、香草、薬味、生薬、薬用植物…
太古の昔から人類は世界中で自然の木や草、植物の葉や実や皮や茎や種や根などを干したり、すりつぶしたり、煎じたりして料理に使ったり飲み物、薬として活用してきました。

健康に良いものだけではなく、中には毒性や中毒性もあったりしながらも、香りや嗜好性、酩酊作用を目的として摂取してきたものもありますが、多くはなんらかの健康促進や癒し・リラックスの作用や効果を目的に使用してきました。

最近では、人類だけでなく、野生の動物や昆虫、魚介類なども、植物由来の薬効成分を健康維持や治療のために活用しているということがわかってきたそうです。

各国の医学、薬学、民間療法の法律的な許認可・制限などの違いで、ある国では医療医薬品として合法でも、他国では違法になったり、一方で食品扱いなら販売OKだったりとあいまいな点はありますが、合法かつ、個々人の体質に合ったものであれば、これら植物の恵みは料理やリラックスや嗜好品として上手に活用していきたいですね!

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さてさて…

今回のお店は、無添加オーガニックのハーブティー、スパイス、調味料のメーカーさん直営のお店です。
豊富な商品のカラフルでおしゃれなパッケージ類を眺めているだけでも、「どんな風味や味わいなのかなぁ~!?」とワクワクしてくるお店です!

それでは「ダメ出し!道場」スタートです!

ダメ出し!依頼ショップ
こもれびガーデン

ショップ名 :
無添加・オーガニックのこもれびガーデン

サイトURL:https://komorebigarden.ocnk.net/

ショップの現状、お悩みの点など
お世話になります。これまで数名の担当で入れ替わりにショップを作ってまいりました。現在のショップが客観的に見てどうなのか、どういう可能性があるのか、どこに手を入れればよいのか等、ざっくりとご意見を伺えればありがたく存じます。大まかな質問ですみません。

第一印象 カラフルで豊富な商品群は見ているだけで楽しいが…

「無添加・オーガニックのこもれびガーデン」という店舗名と、カラフルで豊富な商品群のさまざまなパッケージ類は見ているだけで楽しくなってきます。

しかし、百貨店や大手ショッピングモールの輸入食品店によくあるハーブティーや普通のスーパーでも置いているS&Bやハウス食品のスパイス類などとは何が違うのか? どんなこだわりやコンセプトを持った商品やお店なのか?

初見のお客様にはよくわかりません。

自社サイト(https://komorebigarden.com/)には
こもれびガーデンとはどんなお店なのか?
↓↓↓↓↓
「こもれびガーデンはハーブ&スパイスの専門店です。こだわりは手作り、無添加、そして可能な限りオーガニックで。世界中の畑から自然のままを最も美味しくお届けします」

とトップページに宣言してあったり、「私たちについて」や「こもれびガーデンのはじまり」などの経緯が説明されたコンテンツがあるのでわかりやすいのですが…

残念ながらおちゃのこショップには そうした「自店紹介」が見当たらず、どんなお店なのかよくわかりません。

単なる輸入食品の仕入販売の小売店なのか? メーカー直営店なのか? 通販専門企業なのか? 経緯や思いなども感じられません。

また、七味唐辛子やカレー粉に含まれるような、唐辛子や胡椒やウコン(ターメリック)、唐辛子、ガーリック(ニンニク)や生姜、パプリカや陳皮(ミカンの皮)のような代表的なスパイスやローズティーやシナモンティー、アップルティーやミントティーのようなよくあるハーブティーなら名前だけ聞いても風味は想像できますが…

多くの日本人はセージ、コリアンダー、タイム、カルダモンやフェネグリーク、アンジェリカシード、エルダーフラワー、フェンネル、ダンデリオン、キャラウェイなど名前こそ聞いたことはあっても、個々のスパイスやハーブがどんな風味や香りなのか? どんな植物のどこの部分なのか? などが識別できる方はかなり少数ではないでしょうか。

これら、まだまだ馴染みのないスパイスやハーブ類についての啓蒙・解説をするようなガイドや説明コンテンツも見当たりません。
「ハーブ&スパイス図書館」というコンテンツがあったので期待したのですが、基本の情報というより、コラム、ニュース、レシピ集など既存印刷物のデジタル掲載集でした。(→これらはもう少し分類整理してWebコンテンツ化して欲しい)
https://komorebigarden.ocnk.net/page/23

ハーブやスパイスのプロとして個々の素材の知識や情報、産地や加工の現場・プロセスなど消費者が気にする・知りたいであろう情報はきっとお持ちのはずですが、それらがあまり見当たりません。

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また、商品の一覧がほとんどパッケージ写真の羅列だけで、メーカーの商品一覧カタログとしてはこれでよくても、売り場として見た時には袋やボトルの中身や、実際の料理に使ったイメージやハーブティーを淹れた時の水色(お茶の色)等、食品として「口に入れる直前」の写真がほとんどなく、美味しさや食欲を感じさせるには至っていません。

トップページで言えば、たった2商品、「絶大な人気を誇る看板商品! こもれびガーデンの無添加ハーブソルト」と「【民衆交易 黒糖使用】シナモンシュガー 70g瓶」の2品だけがパッケージ写真の背景に調理写真が写っており、食品店としての「美味しそう」を刺激できています。

その他の商品はただカラフルでキレイなパッケージ集一覧です。
もったいない!

ターゲットが小売店のバイヤーさんだけならパッケージ写真で陳列の見栄えだけ伝えればこれでもまぁ良いのでしょうが、通販個人客をターゲットにするにはもっと「食欲」を刺激するシズル感を意識した写真も必要だと感じました。

インタビューで浮き彫りになったこと

今回は「ダメ出し!道場」お申込みの際の担当者の島村さんにお電話にてインタビューさせていただきました。途中、運良く社長が傍に来られたので社長にも少しだけお話を聞けました。

こもれびガーデンさんは創業者の大田三保子社長が娘さんと一緒に2007年7月に起業。おちゃのこネットには2010年6月に出店し、その後何名かの担当者が交代しながら現在に至る。現在の担当者の島村さんは2020年から中途入社で、Webマスター、ネットショップ運営は初体験ながら試行錯誤、SNSも含めてネット全般を担当しておられるとのこと。

会社のコンセプト・強みは「添加物を使わない商品作り」だそうで、原点は創業前に趣味で植物を育てたり、ハーブ類を購入してブレンドしていたのがヨーロッパ産のローズマリーが形も長く香りも弱く、2005年地球温暖化の報道が盛んになった年の事だったそうです。

永年植物を育ててきた大田社長は、このローズマリーがなにか「大きなメッセージ」を投げかけているように思え、「私のハーブソルトを通して、言葉ではなく味で伝えることができるのでは!? ハーブの香りや味は、毎年違って当たり前、無理に手を加えることなく、ありのままを感じていただこう」と感じ、食品添加物無添加での商品化を決意されたそうです。

そのハーブソルトが口コミで評判となり、2007年7月「ハーブ・スパイス食品製造・御部門」を立ち上げ株式会社として起業されたそうです。

無添加のきっかけはある外国人旅行者に言われたこんなひと言から。
「日本の洋食はみんな同じ味がする」

どうやら多くの飲食店で使われている食品添加物がいっぱいのインスタントのコンソメやダシ(化学調味料)の味が強いことを言われていると気づき、無添加でも旬の食材の味を活かす無添加のハーブとスパイスで毎日の料理が手軽に美味しくなるお手伝いをしたいという思いが、事業・商品開発の原点だそうです。

ハーブティーは独自レシピをフランスのオーガニックハーブのメーカーさんに製造してもらったものや、自社ブレンドでオーガニックの認証を受けたもの。その他の商品もオーガニック認証取得ではない商品もできる限りオーガニック栽培で加工時にブレンド以外は添加物を何も加えない商品開発をされているそうです。

具体的なダメ出し

・代表あいさつページ
https://komorebigarden.ocnk.net/profile
★レシピをご覧になる方は
こちらから≫ のリンク先 が 404 Not Found

できれば、代表あいさつページ、を「こもれびガーデンとは」のように会社とお店の自己紹介・代表の思いや理念・コンセプトや無添加やオーガニックへのこだわりなどをとりまとめた1ページにするのが良いと思います。

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トップページ トップの大きなスライドショー画像達
・秋冬の贈り物 マサラチャイ、ホットワインサングリアもぜひ実際の飲み物写真を添えて! 湯気や温かさ、美味しそうな液体の色合いや香りが感じられるような写真を!

・ハーブソルトは料理写真があってGood!◎

・こどもの食卓シリーズ 現状はまったく「美味しそう」を感じられない。
→カレーやタコライスの料理写真が欲しい! できれば子供達が美味しそうに食べている笑顔の写真も欲しい! 注文するママ&パパはスパイスを買いたいだけでなく「子供の笑顔&満足」が買いたい!

・これ1本シリーズもどんな料理に? をイメージさせる写真が欲しい。商品ページには料理写真に加え中の粉末の写真も必要。スパイスの色合い・彩りもスパイスの付加価値の一つ。どんよりくすんだ色の七味より色鮮やかな七味の方が美味しそう。

・オーガニックハーブティーはたくさんの種類があるようなので、全9種類(光・輝・浄・甦・穏・寧・慈・流・聖)の明記や「体調や気分、シチュエーションに合わせて選べる!」とか「ギフトに最適」などのキャッチも欲しい。

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オーガニックハーブティ の商品ページは「光」「輝」「浄」「甦」「穏」全5種。となっていて、追加4種の説明がない→要追加更新
https://komorebigarden.ocnk.net/product-group/20

ハーブティーのセットは2種、5種、6種、7種、8種と固定だが、客目線だと「選べる3種セット」とか「選べる5種セット」など自分でセレクトできるようにして欲しい。
ギフトも意識したいので予算帯別に。

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・全商品パッケージ写真の実際の大きさはお客様にとっては不明。人によってイメージする大きさは違うので、商品が届いてみたら思っていたより小さい&少ないでガッカリさせる可能性もあります。全商品、実際の大きさがわかるような比較物や手に持った写真を掲載すべし。

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・全商品とも内容量(g数)を商品名にも載せて商品一覧の時点でわかるようにすべし。
例)「離乳食からOK! こどものカレー粉 90g袋」
例)「こもれびガーデンの無添加ハーブソルト 70g袋」

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・「幸せのマサラチャイ」
https://komorebigarden.ocnk.net/product/40
原産国:日本 となっているが、個々のスパイスの原産国表示も商品説明文には入れて欲しい。(他の商品も原産国表示のない商品多くあり)

食品表示法上はWEBへの表示義務はないですが、お客様はページ上の情報でのみ判断をされるので、できるだけ詳しい産地情報掲載をする姿勢が評価されます。(特定の原産国のものは避けたい消費者も少なくない)

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・スパイスだけのカレー粉 ページ
https://komorebigarden.ocnk.net/product/314

「スパイスだけ」の部分の説明不足。「スパイスだけじゃない」カレー粉とはどんなものなのか? 素人にもわかるように比較説明して「スパイスだけ」の良さや特長をアピールすべし。

ページ内のこもれびガーデンお料理レシピページへのリンクバナーが404 Not Found

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・オリジナルカレーパウダー、ガラムマサラ、薬膳カレースパイスの3種の違い、特徴、使い分けをひと目でわかるように。

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・クリスマスのハーブティ 「聖 Hijiri」 の赤と緑の違いは? パッケージデザインだけ? 中身も? 瞬時にわかるようにすべし。
https://komorebigarden.ocnk.net/product/411

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・【民衆交易 黒糖使用】シナモンシュガー
民衆交易フェアトレード・マスコバト糖 について説明がない。これもアピールポイントなのでは?
また黒糖が含まれておりカロリーが高いと思うので、食品表示法に則ってページ上にもカロリー表示すべし。その他の商品も栄養成分表示はWEB上にも掲載して欲しい。
https://komorebigarden.ocnk.net/product/134

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・シナモンシュガー100g袋 写真が小さく粗く、判別不能→撮り直しすべし。
https://komorebigarden.ocnk.net/product/546

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・「寧 Nei」※低農薬栽培ハーブティ
https://komorebigarden.ocnk.net/product/445
他のブレンドハーブティーと違い単独のホーリーバジルティーなので→商品名に「ホーリーバジルティー」 も表記した方がわかりやすい
また、オーガニックでなく「低農薬栽培」なので、それについて詳しく説明が欲しい。必要最小限、何のためにどんな農薬をどの程度使ったのか? 残留検査など行っているか? 安全性はどうか? など

ダブルスタンダード、二枚舌と見られると信頼を失ったり、アンチやライバル店から批判を受け炎上リスクもあります。

自らが課したお店の根幹であるオーガニック、無添加ではない商品をあえて販売するには、その判断理由など丁寧な説明が必要です。

50点
総評

全体的に、オリジナルブレンドのハーブ、スパイスメーカー直営ショップとして商品の企画力、開発力、デザイン力などはかなりレベルが高いと思います。

ただ、仕入・製造力のキャパは、産地仕入メーカーや生産者のキャパや、手作業の多いブレンドや袋詰め作業などメーカー卸売業として見た時には卸販売量の拡大のための生産、物流の効率化などの課題もあるかと思います。

また「通販小売業」として見た時には、サンプルやお試しセットなど新規客獲得(お試し購入しやすさ)のための施策・企画はまだ不十分ですし、当ショップサイトも「メーカーショールーム感」が強く、「お店・売り場」としては改善の余地が十分あると思います。

「初めての方へ」のコーナーを作って、ハーブティー、スパイス、調味料、オイル・酢、その他商品など毎に1~2回分程度の小容量の「各種お試し味比べセット」を500円~1000円程度で利益は0で用意し、まずは1回お試しいただく機会を増やす。ただし各お試しセットには次回正規サイズ購入時に使えるお買い得クーポンを付け、お試しセット価格分程度の値引きを可能として、正規版を買ったお客様に損をさせない。お店はお試しセットでは利益はなくとも、正規版を購入してくれた実際に味を気に入った「リピーター候補」を獲得できるので、リピートすればどんどん利益に繋がる。

いきなり大容量の正規版商品をイチかバチかで購入し、味が気に入らなかった客がただ不満足を感じて去って行くことや、そもそも量が多く価格が高いとイチかバチかで買ってくれる人も少ないので、通販事業においては「お試しセット」は新規客獲得には重要です。(無料サンプルにする必要はない、お金を払う意思のある人を掴まえる有償サンプル=お試しセット+次回クーポンが良い)

実際には商品ジャンルごとにどんなサイズのどんな組み合わせの「お試しセット」を企画すべきかは通販事業者としての腕の見せどころ、考えどころです。
トライアンドエラーしながら最適なお試しセットを考えましょう。

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さて、最後にお店の根幹に関わる重要なダメ出し!です。

商品パッケージのセンスが良いこもれびガーデンさんは、直感的なイメージで「素敵!」「良さそう!」と感じて動く客層には受けが良いと思われますが…

一方でロジカルで科学的根拠や客観的事実重視の客層にとっては、曖昧さや不安要素もあり、より正確で詳細な情報力が必要だとも思います。

最も気になる点は、自社の「添加物」の定義と、公的な「添加物」の定義の違いで、顧客によっては間違った情報、いいかげんな企業として捉えられるリスクがあります。

厚生労働省のサイト( https://bit.ly/3EB4NBp )によると「日本で使用が認められている食品添加物には ・指定添加物 ・既存添加物 ・天然香料 ・一般飲食物添加物 があります」

と分類されており、このうち主に保存料、発色剤、人口甘味料などのいわゆる昔からの「添加物」のイメージであるような化学物質は「指定添加物」に分類されています。

一方で、例えば根菜植物のウコンの色素でありカレーの黄色の素であるターメリックは「既存添加物」に分類されますし、各種スパイスの抽出物など(オレガノ、ミント、カモミール、クミン、シソ、ショウガ、クローブ、カラシなど)や、植物性色素(オレンジ色素、カカオ色素、トマト色素、タマネギ色素、トウガラシ色素)など安全性の高いものも同じ「既存添加物」に分類されています。

また香料として用いられれば、同じくウコン(ターメリック)、ショウガ、オレンジ、カカオ、カモミール、カルダモン、クローブ、コリアンダー、紅茶、黒糖なども「天然香料」という添加物の分類に入ります。

オレンジ果汁や、リンゴ果汁などフルーツジュースや寒天、こんにゃく芋、小麦粉など食品そのものである添加物は「一般飲食物添加物」に分類されます。とんでもなく過剰に食べない限り危険性などないですよね。

現在の食品衛生法上ではこれらの植物由来、天然成分、天然食品そのものも広義の定義では「添加物」となっていますので、安易に「無添加」という表現では、こもれびガーデンさんが創業時に意図していた「無添加」ではなくなってきています。

現状でいえば「化学合成された『指定添加物』は無添加です」と正しく説明することが必要な時代になってきたということです。

また「消費者庁」のサイトには、「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」が掲載されており、むやみにただ「無添加」と表示することや、「食品表示基準に規定されていない用語である「人工、合成、化学及び天然」の用語を用いた食品添加物の表示は適切とはいえず、こうした表示は、消費者がこれら用語に悪い又は良い印象を持っている場合、無添加あるいは不使用と共に用いることで、実際のものより優良又は有利であると誤認させるおそれがある」と警告しています。
「化学調味料」の用語もかつてJAS規格において使用されていたが、平成元年には削除されており、食品表示基準において使用されたことはないそうです。(つまり化学調味料といういい加減な定義はない)
↓↓↓↓↓
https://bit.ly/3EYgB27

「無添加」や「オーガニック」をコンセプトにしている事業なので、これらに関してはより一層正確な情報を調査した上で掲載・発信しユーザーを啓蒙・教育していくようなレベルのコンテンツの充実を図る必要があると思います。

お客様はこもれびガーデンを食品製造販売のプロフェッショナルとして見ているので、中途半端、いいかげんな情報では足元をすくわれます。

スタッフ全員で勉強し、情報武装、論理武装していきましょう。

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とにかく商品力が高く、事業ポテンシャルの高い「こもれびガーデン」さんです。

今後の新戦略のアイデア出し、人材・組織体制作り、新企画、SNSの活用など悩まれた際にはぜひお気軽にご相談ください。以上。「ダメ出し!道場」でした!

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皆さん、まだまだコロナ禍から抜け切れず、円安、資源高、エネルギーコスト高などで大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります。マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破などアイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください! きっとヒントを見つけられます!
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EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 11,000円(税込) ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
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宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
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(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



ダメ出し道場登場ショップ募集中
申し込みはこちら

さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、検索結果のキーワードハイライトカラーの変更方法をご紹介します。






スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシート編集から下記の指定を貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。



.result_emphasis {
background-color: #D7E7F6;
}


 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ユーザビリティ観点での見直し

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「ユーザビリティ観点での見直し」について説明させて頂きます。

■ECサイトは使いやすさが大事

ECサイトはウェブサイトでお買い物をしてもらうという形で収益をあげていきますが、このウェブサイトが「使いづらい」と、本来買ってもらえる場合であっても、お客様が諦めてサイトから去ってしまう可能性があります。

サイトのデザイン、仕組みがしっかりと整っていれば収益になったものを逃してしまうのはとてももったいないです。

そこで、ECサイトでは使いやすさ、つまりは「ユーザビリティ」を向上させる事がポイントです。

どうすれば良いのかではなく、どういった形がNGなのかを把握する事で、ご自身のECサイトの改善点が見えてくるかと思います。

■導線を意識

ウェブサイトにおいて、導線がわかりづらかったり、長ったらしい設計になっていたりするのはNGポイントです。

例えばお問い合わせしたいというにも、サイトのどこにお問い合わせフォームがあるのか分かりづらいと、実際にお問い合わせする前にユーザーは面倒になって去ってしまいます。

この導線ですが、実際に商品を購入するまでのプロセスは特に意識したいところです。

一般的な流れですと、商品を選択、カートに入れる、購入ページへ進む、お客様情報(配送先を含む)を入力する、支払い方法を入力する、確定前の確認画面、そして商品購入といったところでしょう。

しかしECサイトの中にはカートに入れたは良いけど、カートの中身をどこで確認するのかわかりづらかったり、購入までのプロセスにアンケートや一見不要そうな情報の入力まで求められたりするなど、ユーザーに面倒臭さを与える要素がみられるところもあります。

サイトの運営者は良かれと思って実装したシステムであっても、実際ユーザー視点になると使いづらいというケースはたくさんあるのです。

こういったユーザビリティを低下させる要素があると、ユーザーがサイトから離脱する原因になります。

客観的な視点でみて使ってみれば良い話なので、ユーザー視点で使いやすさを見直してみましょう。

■みづらいサイトはNG

ECサイトのデザインは、使いやすさだけではなく「見やすさ」などの使い心地を意識するのも大切です。

例えば極端に文字が大きかったり、あるいは小さかったりするとユーザーは見づらく感じ、すぐに離脱してしまう可能性があります。

また、ジャンルにもよりますが英語が多用されていたりすると、ユーザーによって英語レベルは異なりますので、すぐに離脱されてしまう可能性があります。

文字の大きさが極端だったり、英文字が使われていたりするサイトは、一般的に売れるサイトではほとんど見受けられません。

つまりユーザーとしてもそういった見慣れないデザインのサイトを見ると、あまりここで買い物をしたいとは思わないはずです。

凝ったデザインにする事は全く問題ありませんが、あまりに一般的なデザインから逸脱してしまうと、ユーザーに対して不信感や不安感を与えてしまう可能性がありますので、適正なデザインなのかはしっかり見直しましょう。

■細かいメンテナンスを

ECサイトの中に貼っているリンクが切れていると、ユーザーはその先の情報が見れないという事ですぐに離脱してしまう可能性があります。

リンク切れに関してはツールなどを使用すると手軽にチェックできたりしますので、こまめにメンテナンスされる事をおすすめします。

また、表示される広告をある程度指定できる場合には、サイトのジャンルにあったものを表示させるなど、対応されるのが良いです。

そしてサイトのデザインを変更していくなかで、広告のサイズや表示箇所が適切なところではなくなってしまう場合があります。

広告に限らず、一度ユーザー視点でサイトの全体を見直ししてみて、デザインや仕様に問題がないか定期的にチェックされる事をおすすめします。

★POINT
・サイトの導線を見直して使いやすく改善
・デザイン的に見やすいサイト作りを心がける

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

スウェルキャッチ

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初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

愛用のMacのキーボードが壊れてしまい、同じものを購入しようとしたらワイヤレスしかありませんでした。届いた新品を見ると、細かいキー配列が変わっています。慣れるのには少し時間がかかりそうです。
(おちゃのこ山崎)

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