成功はたくさんの失敗の後にやってくる号

寒い日が続いていますが、お元気でしょうか。
「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

私のいる埼玉県の片田舎では、ここのところ氷点下6~8℃という最低気温を記録しています。朝早く車で出かけるときは窓ガラスが凍り付いているため、毎回解氷スプレーのお世話になります。

それでも、SNSで北海道の富良野にいる友人が投稿している内容を見ると、「今朝はマイナス30℃! 耳がちぎれそう!」とかで、まだまだ埼玉はマシなのだと思わされます。

その一方で「地球温暖化」が叫ばれ、二酸化炭素の排出削減が人類共通のテーマになっているわけで、「こんなに寒いのに温暖化?」などと文句のひとつも言いたくなってしまいます。どこかに天才発明家が現れて、二酸化炭素吸収装置を発明し、人類の課題を解決してはくれないものでしょうか。

今回の「オススメ参考書」では、コモディティ化していた定番家電の掃除機にスポットライトを当てて一大産業にのしあげた発明家の自叙伝を紹介します。なんと彼は、5127個目の試作品で、あの有名なサイクロン掃除機を完成させたのだそうです。成功とは、山のような失敗の積み重ねの後にやってくるものなのですね。

お知らせ 商品写真撮影代行サービスPhoto Deliのご紹介

Photo Deli
皆さん、こんにちは。
おちゃのこネット提携サービスのご案内です。
Photo Deliは、ECサイト・ SNS投稿用などブランド運営に必要な撮影はすべて対応可能な商品写真撮影代行サービスです。
20年間運営の自社サイト「MAGASEEK」、ドコモ「d fashion」運営で培った撮影技術で、ブランドイメージを大切に綺麗なだけでなく商品の魅力が伝わる写真を撮影します。

提携サービスPhoto Deli
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よろしくお願い致します。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

インベンション 僕は未来を創意する

ジェームズ・ダイソン著/川上純子訳/日本経済新聞出版・刊

2,178円(キンドル版・税込)/2,420円(紙版・税込)

全440ページと、通常のビジネス書の2倍ほどのボリュームがありますが、平易な文章で全編が「ものづくり」への愛にあふれているので、興味深く読めます。まず目次を紹介します。

・イントロダクション
・第1章 少年時代
・第2章 アートスクール
・第3章 シートラック
・第4章 ボールバロー
・第5章 コーチハウス
・第6章 DC01の誕生
・第7章 コアテクノロジー
・第8章 真のグローバル企業へ
・第9章 最高の電気自動車
・第10章 農業を再生する
・第11章 教育を変える
・第12章 未来をつくる

著者の考え方や、本書が何のために書かれたかを知るには、「イントロダクション」をじっくり読むといいでしょう。イントロダクションはこんな文章から始まります。

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1983年、4年をかけてプロトタイプ5127個をこの手で作り、テストし続けた後に、僕はようやくサイクロン掃除機の発明に成功した。たぶん、拳を突き上げ、大声を上げ、「ユーレカ!」と思いっきり叫びながら、作業場から道路に走り出すべき場面だったはずだ。ところが、有頂天――5126個の失敗の後だから確かに舞い上がって当然だが――にはほど遠く、不思議なくらいに気分は凹んでいた。
***

「ユーレカ」は「ユリイカ」とも表記されますが、アルキメデスがお風呂に入って自分の体積でお湯があふれるのを見て、金の純度の測定法を発見したときに叫んだと言われる言葉です。「われ見出せり」などと訳されますが、「わかったぞ!」ということでしょう。「道路に走り出す」とは、アルキメデスが裸のままで外に飛び出した逸話になぞらえた表現です。

なぜダイソン氏は発明に成功したのに気持ちが凹んでいたのでしょうか。それは次の文章で明らかにされます。

***
なぜそんなふうだったのか? 失敗にこそ、答えがあるからだ。来る日も来る日も、借金返済に追われながら、僕は気流から効率よくホコリを集塵・分離するサイクロンの開発に邁進していた。(中略)発明の本質とは、成功の瞬間に至るまで、失敗を受け入れ続けることにある。奇妙なことだが、発明が得意なエンジニアは、自分の直近の創造物には決して満足しないものである。
***

著者であるジェームズ・ダイソン氏は、1947年にイギリスのノーフォークに生まれ、英国王立美術大学で家具とインテリアのデザインを学びました。そのまま行けば工業デザイナーへの道を歩むはずでしたが、工学に転向してエンジニアになりました。

彼は日本と浅からぬ因縁があります。発明品であるサイクロン掃除機を最初に販売したのは英国ではなく日本の企業でしたし、彼は日本人のものづくりに対する姿勢に深い敬意を表しています。それがわかる文章が、第2章に出てきます。

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1958年に登場したホンダ50、日本ではスーパーカブと呼ばれるこのバイクは、史上最もたくさん生産されたモーター付きの車である。(中略)エンジニアである本田宗一郎――取り憑かれたかのように製品の改良を続けた彼の姿勢を僕は大変尊敬している――とセールスマンの藤澤武夫が発明したスーバーカブは、所有して乗ることのシンプルさを極めた製品だった。
駆動チェーンを覆い隠したプラスチック製のボディやレッグガードのクリーンな見た目、9500という高速回転数で4.5馬力を出す小さな49ccの4ストロークエンジンによるきびきびとした走り。これこそ、独創的発明力のある製造業者が既存製品――この場合はローコストのモーターバイク――に取り組み、当時のどんな製品よりもはるかに優れた魅力的な製品に作り変えてしまった、早期の例である。
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ダイソン氏は在学中に現在の奥方と恋に落ち、2人とも奨学金で暮らしていた身でありながら、結婚を決意しました。不足する生活費を借金でまかなったため、2人の借金は1万ポンドという当時の2人にとっては天文学的レベルにまで積み上がりました。

その借金を完済したのは48歳のときで、負債総額は65万ポンド(約1億円)に達していたそうです。そのおかげで、ダイソン氏は「よいことに使うためなら借金は素晴らしい」という考えを持つに至りました。これが後に、サイクロン掃除機の研究のために借金を積み上げても平気だったということの伏線になります。

在学中に、ダイソン氏は高速水陸両用艇「シートラック」の開発に携わるチャンスを得ます。そして卒業後はその開発と販売に従事することになりました。水上でも陸上でも遅かった従来の水陸両用艇とは違い、シートラックは水上を驚くほどの高速で移動することができました。シートラックは40カ国で販売されるヒット商品となります。

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シートラックは、まさに「何でも屋」であり、ランドローバー(しばしばシートラックのデッキ用車両になっていた)、スイス・アーミーのペンナイフ、シトロエン2CV、ベル47ヘリコプター、アレック・イシゴニスが手がけたミニと同じく、エンジニアリングと控えめなデザインとは何かを教えてくれる学校のようなものだった。
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ここでダイソン氏は、みずからの発明品を、歴史的な大ヒット発明と並べています。それほど自分が生み出したものに自信があったということです。謙虚さの反対に見えるこの姿勢こそが、発明という営みを続ける原動力であったということがわかります。

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ここに列挙した機械の何がそんなに好きなのかといえば、その絶妙なアイデア、そして独創的な発明の才が生み出したデザインがそれぞれの市場セクターを一変させたり、新しい市場を創り出したりさえしたという事実である。
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ここで例示されている「アレック・イシゴニスのミニ」とは、BMWがそのデザインモチーフを現代風にして売っている現在のミニではなく、軽自動車のような大きさで一世を風靡した革命的な前輪駆動の乗用車のことを指しています。

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例えば、ミニを革命的な製品にした特長の数々は、どれもすでにおなじみのものだった。1959年に登場したミニ以前にも、横置きエンジンの車はあった。(中略)乗員の空間を最大化するボックス型の自動車もあったし、ラバーサスペンションもすでに存在していた。イシゴニスはこれらのアイデアを詰め込んで、非常にささやかなサイズ――車長は約3メートル、車幅は約1.4メートルしかない――でありながらも、大人4人と荷物を載せられて、ゴーカートのように小回りのきく小さな車にまとめあげた。
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そしてダイソンの社屋には、オリジナルのモーリス・ミニ・マイナーが展示されているそうです。「独創的なエンジニアリングデザインとは何か」を日々思い出させてくれる存在として、ダイソン氏の60歳の誕生日に社内のエンジニアたちがプレゼントしてくれたそうです。

そして著者がミニと同様に尊敬の念を抱いているのが、ソニーのウォークマンです。

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ソニーのウォークマンもまた、魅力的なサクセスストーリーだ。なぜなら、当初は常識に反したデザインに見えたからだ。学校や大学の夏休みの開始を見据え、1979年7月1日に発売されると、動き回りながらヘッドフォンで音楽を聴けるパーソナルカセットプレーヤーは初日からとてつもない大人気商品になった。
シルバーとブルーのコンパクトなウォークマンは、150米ドルと安くはなかったし、「録音機能のないテープレコーダー」を作った人などいなかったから、ソニーの社内でも議論が紛糾した大胆な製品だった。それでも、井深大――ソニー創業者の一人――はひと月で5000台売るつもりだった。ところが、発売2カ月で5万台も売れたのだ。2010年に製造終了になるまでののべ売上台数は、世界で4億台を超えていた。
***

1974年にダイソン氏はシートラックに対する熱意を失った会社を離れ、独立起業しました。この年、イギリスのインフレ率は16%に達し、翌年には24%に上りました。金利も24%という高利になり、融資を受けて製造業で起業するには完全な逆風でした。

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当時、英国にイノベーションが必要なのは火を見るより明らかだった。日本のメーカーが英国に自動車の輸出を始めると、国民は危機感を募らせた。(中略)モーリス・マリーナやオースチン・アレグロは新しいホンダ・シビックやルノー・サンク、あるいはフォルクスワーゲン・ゴルフに比べると、痛々しいほど野暮ったかった。だが、当時の僕は、自動車のデザインや生産のような大がかりなものには目を向けていなかった。むしろもっと地味で、泥臭いものが頭にあった――庭仕事や建設現場で使う手押し車の改良だ。
***

ダイソン氏の言う「手押し車の改良」とは、泥濘地ですぐにタイヤが泥にめり込んで動かなくなる従来の手押し車を全面的に見直すというものでした。タイヤをボールに変え、荷台も軽くて使いやすいものにするというアイデアを実現するため、さまざまな部品工場を訪ね歩きます。

そして銀行から資金を借り入れ、さらに個人的な借金もして、改良型手押し車「ボールバロー」の製造会社を立ち上げました。雑誌や新聞での広報記事や、BBCの番組に出演したことが後押しとなり、ボールバローは全国的に売れ始めました。

伸びた売上をカバーするために、ダイソン氏は新しい工場を借りて製造を始めます。しかし、そこで問題が起きました。鋼管フレームを静電塗装する際に、工場内に粉体塗料が舞うようになったのです。

困ったダイソン氏は同業者に解決策を聞いて回りました。そこで教えられたのが、サイクロン式分離機でした。サイクロン式分離機は1日中可動して粉塵を漏らさず吸い集め、決して目詰まりを起こすことがありませんでした。

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サイクロンの遠心分離集塵機構は実に魅力的だった。遠心力で気流を巧みに操作し、魔法のように塵の粒子を分離するのだが、テクノロジーそのものに新奇性はほとんどなかった。実際、サイクロン式分離機の初の特許については、1885年に、米国ミシガン州ジャクソンで木製キャビネットなどを製造していたニッカボッカー社のジョン・M・フィンチなる人物が取得していた。
***

市販のサイクロン式分離機は7万5000ポンドと高額だったため、ダイソン氏は自分たちで集塵機を作ることにしました。設計図はなく、ダイソン氏の描いたスケッチだけで、週末を2回潰して完成させたそうです。

しかしダイソン氏は自分で始めた会社を追われてしまいます。ボールバローの特許を個人でなく会社に帰属させていたため、別の大株主に経営権を握られた瞬間に、ダイソン氏はライセンスと特許と会社をまとめて失ってしまうことになりました。

この失敗から、ダイソン氏は貴重な教訓を得ました。特許を押さえるという教訓と株主を持たないという教訓です。会社の全支配権を自分で握り、その価値を決して低く見積もらないことも学びました。

1979年に会社を離れて我が道を進む自由を得たダイソン氏は、無収入なのに高額の住宅ローンを抱え、3人の子供の末っ子はまだ6カ月という状況でした。しかしダイソン氏には自分のやりたいことがわかっていました。それは、集塵機にヒントを得たサイクロン掃除機の開発です。

長期にわたってイノベーションが起こっていない掃除機業界に対して、市場は新しい製品を待ち望んでいるはずでした。そして掃除機は一家に1台必ず必要な不況知らずの製品です。

それから15年間、ダイソン氏は借金まみれになりながら、5126回の失敗を経て、ついにサイクロン掃除機を完成させました。しかし、彼の発明を買うメーカーはありませんでした。どのメーカーもヨーロッパだけで年間5億ドルもの規模がある紙パック市場を失いたくなかったからです。

救い主はエイペックスという日本の小さな企業でした。高級なプロダクトデザインを紹介する書籍に掲載されたサイクロン掃除機の写真に目をとめ、売りたいと申し出てきたのです。そして日本のシルバー精工が製造を担当し、サイクロン掃除機は「Gフォース」という名前で1986年に発売されました。価格は25万円でした。

やがてダイソン社は大ヒット商品になるサイクロン掃除機DC01を発売し、そこから誰もが知っている快進撃が始まります。

ここまでで本書の約半分です。後半はダイソン社がグローバル企業へ拡大していく様子や、さまざまな分野に発明を展開していく様子が細かく語られています。ものづくりに興味のある人、起業に興味のある人、そしてもちろん、すべての経営者に読んでほしい本です。


 

EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

突然ですが、皆さんダンスされますか?(^^;)

2009~2012年(移行期間含む)に学習指導要領が改定され、中学校でダンスが必修になって以降、子供のうちからダンスに触れる機会が得られ、それをきっかけに個人でもダンススクールに通ったり、独学でダンスに没頭する子供たちが増えました。

ここ10年で皆さんの街にもいくつもダンススクールができたり、身近にもダンスを習っている子供さんが何人かいらっしゃるのではないでしょうか。

私のような昭和生まれでも、幼稚園~小学校の運動会や発表会などでフォークダンスや民謡舞踊のようなことをさせられた記憶はあるのですが、今のようにロックやヒップホップ、創作ダンスなどは、学校ではもちろん、近所にスクールなどもなく、触れる機会もありませんでした。
当時の私にとってダンスは、唯一テレビの中でだけ目にするものでした。

ちなみに今の学習指導要領では、中学校の体育におけるダンスは「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」の3つで、現代的なリズムのダンスとしてロックやヒップホップが例に挙げられているようです。

でも今の25歳以下の人たちは、中学までに新しいダンスに触れ、身体でリズム感や表現力を体得してきている世代なんですよね。

次期2024年夏のパリオリンピックからは「ブレイキン」(ブレイクダンス)が種目として加わることが決まっており、日本はかなりレベルが高く、メダルも期待されているようです。

出場資格は2008年12月31日以前に産まれた選手だそうですので、2023年2月現在でいうと、14~15歳(中学3年生)以上のようですね。東京大会でのスケボーのように、また若いメダリストが誕生するかもしれませんね。(^-^)期待!

ちなみに私が大学進学で上京した1982~1983年は、マイケル・ジャクソンの大ヒット曲「Beat It(今夜はビートイット)」、「Thriller(スリラー)」、「BillieJean(ビリージーン)」や映画「フラッシュダンス」の大ヒットで、日本でもブレイクダンスなど自由なダンスが正にブレイクした時期で、当時は週に2~3日も渋谷や六本木のディスコ(今でいうクラブ)に通って踊りまくったものです(^^;)

そういう意味では、私の世代は今のダンサーたちに共感できるギリギリ最高齢!?
けっこうダンス動画を見たりダンスイベントに行ったりもします。などと、ちょっと昔を懐かしんだり、若さアピールしつつ…(^^;)

さて、今回のお店は…ぱっと見はアパレルのお店(服屋)さんなのですが、その中でもダンスウェア、特にキッズ(子供)向けのダンス衣装に特化したお店のようです!

キッズダンサーのモデルさんたちの写真を見ているだけでも、ワクワク元気になってくるような、明るくエネルギッシュなお店です!

では「ダメ出し!道場」スタートです!

ダメ出し!依頼ショップ
Royal Dance

ショップ名 :
Royal Dance

サイトURL:https://www.royaldance.jp/

ショップの現状、お悩みの点など
お世話になります。Royal Danceの井上と申します。
これまで客観的にサイトの見やすさ、商品の探しやすさ、商品画像、商品説明文などを評価してもらったことがなかったため、この機会に改善点などについて一度アドバイスをいただければと思い申し込みました。
上述の全体的な視点に加えて、CVRを上げるためにどのような改善をすべきか(現在低いため)、について重点的にアドバイスいただきたいです。よろしくお願い申し上げます。

第一印象:ひと目でわかるキッズダンスウェア+質+量の専門店

トップページを訪れると、店名からもバナーやカテゴリーの画像からも、ひと目でキッズダンス衣装の専門店で、かなりの品揃えがありそうで、価格帯も手ごろ(数千円)であることが感じられます。

一方で、「ダンス衣装」に特化したお店の成り立ち、ダンス業界との関係性や経営者、幹部スタッフのプロフィールなど、Royal Danceのダンスへの造詣やダンスウェアに特化した【強み】がどこにあるのか? などは、トップページでは感じられません。

残念ながら、初見ではテーマをダンスに絞り込んでいるカジュアルウェアの服屋さん? にも見えてしまいます。

最も気になった(不安に思った)ことは、商品ページをいくつか見ると、
例えば【セットアップ】PURPLE&BLACK KPOP SET [901]
https://www.royaldance.jp/product/1042
ページ中ほどに、
「◆輸入商品のため、縫製技術によるゆがみ、多少の糸が出る、また糸の切り残しがある場合がございます。これらの理由による返金・返品交換はお受けできません」
↑↑↑↑↑ のような説明があちこちの商品ページに見られます。

これは言い換えれば、「縫製技術やレベルの低い海外工場で作ってる商品だから歪んでたり糸くずが出てたり残ってたりしても仕方ないのでクレーム言わないでね~」

と自ら品質がそんなに良くないと事前に言い訳しているようなものです。

ゆがみがあるような商品は一般的に見れば「不良品・ワケ有り品」ですし、糸くずの切り残しは輸入後、出荷前検品ではみ出した糸を切り取ればキレイで状態の良い「良品」にできるわけですから、Royal Danceのブランドクオリティを高めるためにもぜひ改善してほしいところです。

検品加工に労力やコストがかかるのであれば、その分数百円を価格に載せてでも品質UPにつとめるほうが、長い目で見てメリットが大きいと思います。

品数は豊富だけど「モノは中国製の安かろう悪かろう品質」という印象を与えてリピーター獲得・育成ができなくならないように気を付けましょう。

インタビューで浮き彫りになったこと

今回もお電話にてRoyal Danceの共同経営者のお一人である井上さんにお話を聞きました。

まず Royal Danceはお店とブランドの名前ですが、法人としては株式会社yousol で代表は嶋田社長で、井上さんは昔からのご友人でもあり共同経営者でいらっしゃいます。

ダンスウェアの事業のきっかけは、嶋田社長の妹さんがダンサーでもあり、ダンススタジオ・スクールを経営されていたことです。
イベント・発表会などで生徒さんたちの舞台衣装をお揃いで作る(買う)機会の多さや、見栄え良くかつダンスで動きやすく幅広いサイズで人数分揃えるというダンス衣装&チームウェアならではのニーズがあることを感じて、キッズダンスに特化した事業を思い立ったそうです。

また、井上さんは以前は大手商社でかなり大規模なeコマース事業のプロジェクトに関わっておられ、ネット販売のマーケティング、マーチャンダイジング、ITインフラ、ビジネスモデルなど幅広い経験・見識をお持ちのご様子で、Royal Danceにおいても単なるWebマスターではなく、総合プロデューサー的な立場で見ておられるようです。

おちゃのこショップ以外には、楽天、Yahoo、Amazonでも販売されており、その他SNS は Instagram、LINE、Youtubeチャンネルもお持ちです。定期的にオンラインダンスコンテストを開催されており、Youtubeではコンテストの発表や参加者のダンス動画を紹介されています。Youtubeではお店や商品の紹介などはまったくされていません。

また「だんすき」というダンスキッズ向け専門情報サイトも運営されています。
https://dancersutopia.com/

ですが、まだまだSNSや情報サイトはショップビジネスへの集客・導客には十分につながっておられないようで、その辺は今後の課題です。

売上額的には、個人レベルでの注文と、チーム・スクールでの大口注文は同じくらいあるそうです。大口の問い合わせからの成約確率はかなり高いそうですので、チーム・スクールへのアピールはもっと増やしたほうが良いですね。

現在、品数(おちゃのこ商品登録数)が1,800弱ありますが、毎シーズンごとに100~200商品は入れ替わり、ネットスタッフ2名での商品写真加工~商品ページ登録はなかなか大変なようです。

これら複数のサイト、ショップの更新・運用はお2人ではかなり大変だと思います。驚いたのは商品ページに掲載する商品のモデル着用写真で、なんと自社内での撮影はされていないんです!

お客様やお知り合い、SNSなどでモデルさんをネット募集し、応募されてきた写真やプロフでオーディションして個別に契約。新商品の現物を送付してモデルさんサイドでどなたかに撮影してもらった着用写真を編集・加工・切り取って掲載しているのだとか!

しかも現金報酬としてはノーギャラ! 着用した商品(服)を提供されているのだそうです。いろいろな個性、体格、性別、容姿、ヘアスタイルのさまざまなモデルさんの着用写真が得られるお店側と、いろいろな衣装をあれこれたくさん着て写真を撮ることができ、お店のHPやSNSで掲載してもらえ、目立ち露出を増やしたいキッズダンサーのモデルさんたちがWin-Win な関係で成り立つ仕組みです!

お客様からモデルさんを募集して店舗やスタジオで撮影している店舗はときどき見かけますが、ほぼ全商品をリモートで、しかもカメラマンはモデルさんの家族や友人の撮影に任せて運営しているお店は初めてです!
しかもモデルさんのポージングや写真画質のクオリティも十分に高い!
ダンサーという美しいフィジカル&ビジュアルと表現力、現代のスマホカメラの画質、写真加工アプリの進化などを上手く組み合わせて実現できた素晴らしい運用ノウハウだと思います!

商品点数、写真点数、いろいろな地方に点在するモデルさんの人数から考えても、写真の回収管理はなかなかに大変だと思います。
一朝一夕には真似できない 新しい仕組みですね! 素晴らしい!

またモデルさんを増やしたり入れ替えたりするたびに、そのモデルさんもRoyal Danceに親近感を覚え、好きになる。つまりヘビーなファン顧客が増えることにもつながるという、リピーター獲得手段になっているかもしれません。素晴らしい!

具体的なダメ出し

→「ダンス」「キッズ」「若い子たち」というターゲットとの親和性を考えると、twitter と TikTok、Youtubeもショートで「短い動画」での情報発信によるファン層との接触を増やす活動が必要だと感じます。

要するに、ターゲットも商品も若いダンサーたちなのに、ホームページもSNSも発信の仕方が「大人的」「おとなしい」「コンサバ」過ぎてワクワク感が少なく、手段・媒体的にもコンテンツ的にも彼ら彼女らが友だちに拡散したくなりにくいと思います。

商品購入はママ・パパ(親御さん)がされるので、ちゃんとした説明はもちろん必要で大事ではありますが、ショップ内をあれこれ見て「コレ好き!」「コレ可愛い!」「カッコイイ!」「楽しい!」と感じるのはダンサーたちです。

この辺の手法やノウハウは大人のビジネスの脳だけで一朝一夕に創り上げられるものではないと思いますので、外部スタッフ(インフルエンサーやダンサーYoutuber、TikTokerなどとのコラボ)と、内部での動画コンテンツの制作編集ノウハウのレベルアップが必須課題だと思います。

具体的には、例えば現状のInsta動画、Youtube動画は冗長でメリハリ、インパクトに欠けているので、アイキャッチも弱く、再生回数も伸びていないですし、印象にも残りにくいと思います。
サムネイルでキャッチコピーを入れ、まずはクリックして再生視聴してもらえるようにし、編集もできるだけ短く間を縮めたり、テロップ入れしてどこに注視してみてほしいかなど、視聴者の興味を意図的に誘導するような工夫が必要です。
ただダラダラとした動画を載せてあるだけではダメです。

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その他、全体の改善ポイントとしては…
↓↓↓↓↓(◎は既にできている、〇は改善の余地有り)
・ブランディング、企業イメージ〇→◎
(創業のきっかけ、運営者のプロフや思い、ダンスとの関りなど)
(単なる服屋ではなく、「ダンスウエアのプロ!」というアピール)

・商品企画◎(ダンサー、チームの広い潜在ニーズにフックできる品揃え)

・商品品質〇→◎(縫製や糸くずなど不良品の問題)
×(仕方ない)ではなく→◎(最善を尽くし品質UPでリピーターを増加させ、ファンを育てる)

・顧客対応〇→◎(大口問い合わせからクロージングまで)
「まずは問い合わせを!」をもっとアピールし、相談しやすさを印象付け

・SNS媒体〇→◎(TikTok開始、twitterの拡散性(リツイート)促進)
(TikTok は自社で投稿できなくてもユーザーが関連投稿してくれるようなキャンペーン、受け口を作る)
Instagram のプロフからのリンクは直→おちゃのこ店ではなく、LitLink を使うなどして店、だんすき、twitter、Youtube、LINE、関連リンクを用意して

・SNSコンテンツ〇→◎(静止画メイン→ショート動画増やす)

・動画活用△→◎(モデルさんたちでの着用ダンスショート動画で、衣装のデザインだけでなく生地の質感や踊りやすさ動きやすさも表現)
各モデルさんたちがInstaストーリー、Youtubeショート動画、TikTokに#Royaldance衣装などのハッシュタグやリンクを付けて動画投稿してもらうことがパターン化できれば、無償で広告&集客活動も可能。

・提案力△→◎(ほしい衣装イメージが決まってない客への提案ノウハウ→曲やテーマやダンサーのレベルや個性によっての助言・提案)
既製服だけど一人ひとり個性を表すとか他チームと差別化するためのノウハウ…ベルト、スカーフ、アクセ、リボンなど

・第三者からの評価△→◎(有名ダンサーからの推薦、コラボ)
ターゲット層はインフルエンサーに影響されやすい客層

・商品探し、商品選びの一覧性 〇→◎(サイズ選び)
サイズから複数商品を比較検討したいケースも多いと思いますが、現状では一つずつ商品ページに入っては出てと、希望サイズの在庫があるかを確認していく必要がありますが…
例えばサイズ在庫表の表記を
110〇
120×
130〇
140〇
150〇
というように定型化して更新すれば、お客様はトップページ検索窓から「トップス 130〇」のように検索すれば在庫のある130サイズのトップスの一覧が見られるようになり、商品探しが便利になると思います。
このようなページ内の表記の工夫と商品検索機能をうまく使ってサイト離脱を防ぎましょう。

・商品ページ詳細〇→◎(生地透け感など付加情報)
薄く軽い生地、素材の衣装も多いと思いますので、「生地の透け感」については気にする親御さんもいると思います。
薄手の商品は生地の透け感のわかる写真もあると良いですね。

・商品&サービスの幅を拡充
チームウェアという側面もあるダンス衣装ですので、衣装へのロゴ入れやステージ待機中の上着(パーカーやコートなど)のチームウェアやチームロゴ入りグッズなどの潜在ニーズもあるはずです。

衣装だけでなく練習着もあるので、汗の吸収や汗冷えしないような機能性下着などの品揃えも期待したいところです。

品揃え&サービス拡充ができれば売上UPにつながる可能性大だと思います。

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・その他…「だんすき」サイトの右上のアイコン(TEL,FB,Insta,twitter)のリンクが機能していないので、修正してください。

50点
総評

単に服屋さんとして見たときには、サイトのクオリティもスキルも十分に高いお店だと思いますが、キッズダンス衣装事業という特殊性から見たときには、単におちゃのこショップさえ良ければ売れるというものではないと思います。

ターゲットの客層はダンサーとその家族、スクールの先生やスタッフ等なので、服の見た目だけでなく、動きやすさ、踊りやすさ、暑さ、汗の吸収などの機能性、快適性、大人のプロダンサーたちからの評価、ダンス業界でのブランドイメージなど「ファッション」以外の「ダンス」の部分での専門性でもお店を評価しているはずです。

ファーストビュー(初来店)において、そのあたりの情報、アピールが見つけにくいので、最優先で改善していけばしっかりブックマークしてもらえたり、関連SNSでのフォローや登録数も増えて「つながる」お客様が増えていくと思います。
まずはダンサーと家族とスクールがRoyal Danceにつながっておいてくれることが、将来の注文・購入につながっていくというビジネスだと思います。

SNS→ショップへの誘導も大事ですが、ショップ→SNSへの誘導、フォローしてもらうことは長い目で見るともっと重要です。

少子化の時代とはいえ、全国にはダンス教室は山のようにあり、毎年新しく生徒さんは星の数ほど入ってきます。(見込み客はどんどん増える)

Royal Danceさんにも競合店はあるでしょうが、全国で新たなキッズダンサーが増えるペースに比べれば、ライバル店はそんなに増えないでしょう。十分に成長性が期待できる売り手市場だと思います。
パリ五輪後は爆発的に増えるかもしれません。

できるだけ早くに「キッズダンス衣装なら Royal Dance 」「ダンス始めるならまずは Royal Danceに行け!」というイメージを広げ、定着させることが肝要だと思います。

そのためには品質面の妥協や事前の言い訳はブランド価値を下げるので掲載を止め、検品強化、メーカー・工場への改善指示指導などの対策をしていきましょう。リピート性の高いビジネスモデルなので、そこは重要です。妥協すれば知らぬ間に客は離れていきます。

まずは最優先でそこを対策した上で、SNS、ショート動画、などユーザー巻き込み型でマインドシェアを高めていってください。

キッズダンサーモデルさんたちとのつながりも、Royal Danceさんの大きな財産だと思います! このネットワーク構築&維持ノウハウは今後SNS活動でもいろいろと拡張していけると思います!

ポテンシャルはとても大きなお店だと思います。

今後の新戦略のアイデア出し、人材・組織体制作り、新企画、広報・宣伝・集客、SNSの活用などに悩まれた際には、ぜひお気軽にご相談ください。

以上。「ダメ出し!道場」でした!

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皆さん、まだまだコロナ禍から抜け切れず、円安、資源高、エネルギーコスト高などで大変な時期ですが、変革のチャンスでもあります。マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破などアイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください! きっとヒントを見つけられます!
↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 11,000円(税込) ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
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宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
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以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



ダメ出し道場登場ショップ募集中
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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、カレンダーのヘッダー背景色を変更する方法をご紹介します。






スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシート編集から下記の指定を貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

カラーコードはご自身で変更してください。
※濃色を指定された場合は、color: #FFFFFF;などで文字色も変更してください。



.calendar_data .data_table .cell_header {
background-color: #FFFFCC;
}


 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

リピーターの獲得

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「リピーターの獲得」について説明させて頂きます。

■リピーターの獲得方法

ECサイトで売り上げを増やしていくという場合、リピーターの獲得は欠かせません。リピーターは何もしなければ自然と増えていくようなものではありません。ECサイトにおける収益は、新規ユーザーによるものも大きな要素ではありますが、リピーターを獲得しない限りは収益は安定していきません。

リピーターを得ることには様々なメリットがありますが、大きなプラス要素としてはやはり「安定した売り上げ」を得られるようになることでしょう。リピーターの少ないECサイトの場合、いかに新規客を掴むかがポイントになってきますが、安定して集客することは決して簡単ではありませんし、それなりに労力のかかることです。

そして、まさにその集客のコストを減らせるというのもリピーター客を増やすことに置ける大きなメリットです。ECサイトの運営者が集客するといったらどのような方法があげられるでしょうか。SEO対策に取り組んだり、必死に記事を作成したりすることもあれば、広告を出して集客するケースもあるかと思います。

それらの集客における労力やコストを削減できるというのはリピーターを集めるメリットとして大きく、収益もそうですが運営者の労力を削減できるというのは、また別の作業に重点を置けるという意味でもプラス要素です。

ではどうやってリピーターを集めるのかという方法についても紹介していきます。

■リピーターの増やし方

リピーターの増やし方について、ピンポイントでこれをしたらリピーターが増える!という手法を問われると難しいところですが、やはり根本を言えばサービスに満足してもらうことが一番です。商品だったりその他サービスだったりする部分に満足している方であれば、リピーターになってくれる可能性は十分にあります。ですがこれはリピーターを増やす方法というよりも、さらにはECサイトに限らないビジネスの基本とも言えます。

満足してもらえるようなサービスを提供できているという前提とするならば、ECサイトにおいてリピーターに向けたサービスを取り入れられることはあります。

例えば、新規客とリピーターでページを分ける方法です。こういった手法を取り入れているサイトで見かけるのが「新規の方はこちら」というような形でページを分けているサイトです。要は新規客とリピーターを分けることにより、顧客に合わせたページを表示しているため、新規客には対した影響はありませんが、リピーターにとっては使いやすくメリットが多いことが見受けられます。

このようにしてリピーターに対して魅力を与える方法は他にもあります。例えば閲覧履歴に合わせておすすめ商品を表示したり、特定の条件による会員のランク分けを行い特典を付与したりするなど、考えうるサービスはいろいろあるかと思います。ありがちですが、会員登録してくれた方にお得な情報を載せたメルマガを送信するというのも、リピーターを集めるための手法と言えます。

様々な施策がありますが、何をすれば良いのかということを一言で表すならば、リピーターを特別なお客様として扱うよう施策に取り組むのが良いということです。履歴の表示、お得情報、閲覧履歴からのおすすめ情報など、これらは新規客にとっては意味がないもので、全てリピーターのお客様を特別扱いしているがためのサービスといえます。

他にはリピーターを作りやすい環境を提供するのも一つの方法です。例えば掲示板の機能を提供することにより、購入者や検討者同士でコミュニケーションをとってもらい、サイトに好感を持ってもらうという方法もあります。もちろんマイナスな情報が広がる可能性もありますが、いずれにしても交流の場を提供するのも一つの方法です。

リピーターの獲得には様々なメリットがありますので、積極的に施策に取り組んでみてはいかがでしょう。

★POINT
・サイトの仕組みについて新規とリピーターによる区別を
・リピーター獲得で収益の安定を

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

スウェルキャッチ

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初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

高速道路上で自動運転を楽しんでいたら、レーダーに雪が付着して自動運転が解除されてしまいました。便利さに慣れていると、思わぬ伏兵に足元をさらわれてしまいます。
(おちゃのこ山崎)

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