『社長を出せ』と言われたらどうしますか? 号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

2月最後の日ですが、例年なら3月1日のはずの日です。

紀元前46年にユリウス・カエサルによって導入されたユリウス暦は微調整が必要だったため、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世によって導入されたグレゴリオ暦に改善されました。これによって年の長さが正確に太陽年に一致するようになりました。

このルールでは「4で割り切れる年はうるう年だが、100で割り切れる年は400で割りきれないかぎりうるう年でない」という比較的シンプルな形で暦の調整をしています。

そして今年は4で割り切れて100で割り切れない年なので、2月が29日まであるわけです。単純に「夏期オリンピックのある年」と覚えている人も多いことでしょう。

なぜうるう年の調整が2月に行われているのかについては、ローマ暦で2月が最後の月だったからという理由につきます。調整のための追加日を暦の最後の日に加えた習慣が、今に残っているわけです。

それに対してうるう秒は6月30日または12月31日の終わりに追加されます。2月最終日でない理由は、四半期末や年の最終日のほうが調整しやすかったからでしょう。

そんな4年に一度の2月29日ですが、どうぞ健やかにお過ごしください。

お知らせ おちゃのこネットデザイン作成プランに事例を追加

皆さん、こんにちは。
大変ご好評をいただいているおちゃのこネットデザイン作成プランに、ご利用いただいたショップさまの作成事例を追加しました。
ご利用いただいたショップさまにも大変満足いただいております。
ショップテンプレートを作成したデザイナーがカスタマイズしますので、高度なHTMLやCSSの技術が必要な独自デザインのショップ作成が可能です。
是非この機会にデザインプランをご検討ください!

デザインプランの詳細、事例は下記ページよりご覧ください。
https://www.ocnk.net/design/list.php

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

社長、クレーマーから「誠意を見せろ」と電話がきています

島田直行・著/プレジデント社・刊

1,485円(キンドル版・税込)/1,650円(紙版・税込)

若い人たちに人気のライトノベルの分野では、長いタイトルが流行しています。現在知られている長いタイトルは、『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。』(時雨沢恵一・著)

あるいは、『元勇者のおっさん、転生して宿屋を手伝う~勇者に選ばれ親孝行できなかった俺は、アイテムとステータスを引き継ぎ、過去へ戻って実家の宿屋を繁盛させる』(茨木野・著)

そして『(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。』(伊藤ヒロ・著)

 

といったところが代表例でしょう。いずれの作品も、表紙を見るとデザイナーが苦心惨憺してタイトルを表紙に収めているのがわかります。それらの作品は、4文字くらいの短い略称で呼ばれるのが通例です。

それらの本に比べれば、本書のタイトルはまだ短いと言えますが、それでもラノベの世界の勢いが、低調とささやかれる他の書籍に影響をおよぼしていることがわかります。

ちなみに本書はシリーズ本で、同じ著者による他の2冊も同様のタイトルです。『社長、辞めた社員から内容証明が届いています』『社長、その事業承継のプランでは、会社がつぶれます』というのが残り2冊のタイトルです。「内容証明」が第1弾、「事業承継」が第3弾で、本書はその間の第2弾になります。

著者は現役の弁護士で、アマゾンの著者紹介を引用すると、このように書かれています。
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島田法律事務所代表弁護士。
「中小企業の社長を360度サポートする」をテーマに、社長にフォーカスした“社長法務"を提唱する異色の弁護士。会社の問題と社長個人の問題をトータルに扱い、弁護士の枠にとらわれることなく、全体としてバランスのとれた解決策を提示することを旨とする。
基本姿勢は訴訟に頼らないソフトな解決であり、交渉によるスピード解決を目指す。顧問先は、サービス業から医療法人に至るまで幅広い業界・業種に対応している。
最近は、労働問題、クレーム対応、事業承継(相続を含む)をメインに社長に対するサービスを提供。クライアントからは「社長の孤独な悩みをわかってくれる弁護士」として信頼を得ている。
京都大学法学部卒。山口県弁護士会所属。
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なぜシリーズ3冊のうち、本書を取り上げたのかは、読者のみなさんならおわかりでしょう。「おちゃのこ通信」の読者が最も関心のあるテーマだと思ったからです。

本書の特徴は、消費者側に立つことの多い弁護士という職種の著者が、経営者サイドに立ってカスタマー・ハラスメントから企業を守る方法を教えているというところにあります。

昨今の風潮として、構造的に弱者になっている相手を非難されにくい立場を利用して叩き、溜飲を下げるというものがあります。「いじめ」と同じ構造です。モラル意識の低い人が行ってしまうことですが、うまく対処しないと回復不能なダメージを受けてしまいます。

本書の「はじめに」には、次のようなことが書いてあります。いくつかに分けて引用します。
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本書は、中小企業の経営者に向けたリアルなクレーマー対策である。(中略)こういった本やセミナーが強く求められているのは、現場で多くの担当者がクレーム対応に苦慮しているからであろう。最近では消費者によるハラスメントとして、「カスタマーハラスメント」(略して「カスハラ」)という言葉も耳にするようになった。
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すでに多くの本が出ているにもかかわらず、なぜ本書執筆の筆をとったかというと、ある経営者から「いろいろ本を読んだけど、なかなか問題の解決にならないことが多い」という悩みを耳にしたからだ。
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解決方法を体系化するなかで気づいたことは、「クレームに対して、戦術はあっても戦略がない企業が多い」という事実である。戦術とは、担当者の交渉力などのスキルだ。世に出ている多くの本は、こういった担当者のスキルアップを目的にしている。
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もちろん担当者のスキルを上げることは大事ではある。しかし、それだけでは組織全体の力にはならない。組織全体の力を上げるには、「経営者のクレーマーに対する方針」といった戦略の立案が不可欠である。戦略は戦術でカバーすることはできない。戦略がないから、本などでいくら知識を増やしても現場での能力として定着していかないのである。そこで現場の課題をリアルに解決して組織を飛躍させることを目的に、経営者に向けて執筆したのが本書である。
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それでは、本書の目次を紹介します。
・はじめに
・第1章 クレーマー対応に疲弊していく現場の担当者たち
1 クレーマーは、担当者だけでなく、企業全体を壊していく
2 クレーマーの仕掛けてくる罠に注意しよう
3 普通の人(被害者)がクレーマー(加害者)になってしまう背景

・第2章 クレーマーからの要求を「断る仕組み」を社内につくる
1 組織としての、クレーマー対策の方向性を統一する
2 クレーマーに関する情報は、社内ですべて共有されなくてはならない
3 クレーマー対策は、現場に判断を求めてはいけない

・第3章 クレーマーへの“しなやかな”対処法
1 「説明責任」と相手の納得は切り離して考える
2 クレーマー対応は、相手のプレッシャーを利用する
3 クレーマーから損害賠償を要求された場合の考え方

・第4章 クレーマーからの終わらない電話を終わらせる方法
1 なぜ、クレーマーからの電話は、担当者にとって恐怖なのか?
2 クレーマーからの電話を美しく終わらせる方法
3 クレーマーとのやり取りは、電話ではなく、書面で行う

・第5章 クレーマーからの執拗な面談要求の断り方
1 クレーマーからの「今すぐ来い」という要求に応じる必要はない
2 クレーマーとの面談は戦略的に実施する
3 突然やってきて、なかなか立ち去らないクレーマーへの対処方法

・第6章 クレーマーへの反撃の作法
1 訴訟の代理人ではなく、用心棒としての弁護士の活用のしかた
2 決着しなければ、裁判所の力を借りて問題を解決する
3 クレーマー対応の経験を、組織の強さに昇華させる
・おわりに

第1章の前文には、次のようなキーワードが太字で表記されています。
「利用者の期待値が高いほどクレームになりやすい」
「その根底にあるのは、『このような人はもはや顧客ではない』という明確な方針だ」

また、このような文もあります。
「クレームは、自社に対する期待の裏返しでもある。クレーム対応をきちんとすれば、自社のサービスや商品のレベルを上げることもできる。むしろクレームをきっかけに新たなファンを生みだすこともできるだろう」

とはいうものの、過大な要求や度を超した態度に対応を続けていくと、まず担当者が、次に組織が疲弊していきます。それに対応するために、本章ではクレーマーによって企業が受ける被害を理解し、クレーマー対応が難しい要因とクレーマーが用意する罠を見ていきます。

最近のクレーマーの特徴は、普通の人が何かをきっかけとしてクレーマーになってしまうことです。そこに何が起こっているかも本章では検討しています。

著者は弁護士ですが、企業側の代理人として、これまでに100人以上のクレーマーに対面してきたそうです。
***
現場に身を置いていると、多くの担当者がクレーマー対応に苦労していることがよくわかる。誰に相談すれば解決できるのかわからないまま、無手勝流で対応し、「このような対処法で合っているのか」と悩んでいる。(中略)終わらない電話に繰り返される面談要求。なかには根拠もなく罵声を浴びせられているケースもある。それでも「お客様だから」ということで、ひたすら耐える。しかし、そんなことをいつまでも続けていたら、いつかメンタルヘルスに支障をきたす。
***

著者はクレーム対応で悩んでいる現場担当者とも面談を繰り返してきました。プライベートの時間を奪われ、何時間もクレーマーの自宅に留め置かれた担当者もいました。著者はそんなものは仕事ではないと断言します。「誰かの犠牲のもとで成り立つような事業があってはならない」からです。

「クレーマー対応は大変だ」という雰囲気が社内に蔓延すると、みんなそれを避けるようになります。すると特定の人にその業務が集中し、社内の雰囲気が悪くなります。それは企業全体のパフォーマンスも低下させます。それを防ぐには「大事な社員をクレーマーの餌食にさせない」という会社全体の強い意志を持つことです。

クレーマーは「自分は絶対に正しい」という根拠のない自信を持っています。それが上から目線をとらせ、相手の論理的な説得を許しません。すぐに感情的になり、自分の主張を裏付けるために平気で嘘をつきます。大きな声で相手を威圧しようとします。著者が言うには、裁判で一番厄介なのは、こういう人が相手の時だそうです。

著者は「クレーマーの仕掛ける罠」を次のように挙げています。
(1)小さなことを大きく取り上げる
(2)担当者を会社から分断し、孤立させる
(3)周囲を使って担当者を間接的に追い込む

これはまるで反社会的勢力であるヤクザのやり口ですが、厄介なのは普通の人がこうしたクレーマーに変身してしまうケースが多く見られることです。

著者はその原因として、社会の成熟を挙げています。クレームは期待と現実のギャップから生まれますが、社会が成熟すればするほど提供されるものの質が高くなるからです。

サービスを受けることが当然のことのように誤解する人は、与えられることをあたりまえのことと捉えるようになります。それがサービスを提供する側とサービスを受ける側の精神的な主従関係を生みだします。クレーマーはそこから誕生します。

そうしたクレーマーに会社が脅かされないように、経営者はクレーマー対応を会社の仕組みとして整備する必要があります。それについて論じているのが第2章です。

第2章の前文はこのように書かれています。
***
経営者に求められるのは、属人的な対応を超えた“仕組み”としてのクレーマー対応を作りあげることである。(中略)組織としてクレーマーに対応するには、組織のメンバーが同じ情報を持っておかなければならない。
***

そしてクレーマー対応のマニュアルを作成し、担当者個人の判断を要しない手順でクレーマーに対応していきます。個人判断を入れない理由は、自分で判断することが過大な精神的負担を強いるからです。一番いけないのは「なんとかうまくやっておけ」と丸投げすることです。

必要なのは「クレーマーを顧客から切る」という判断です。顧客第一主義における「顧客」とは、企業としてこれからも末永くお付き合いしたい人のことで、単にお金を払って製品やサービスを買っただけの人のことを意味しません。

クレーマー担当者が疲弊するのは、経営者がいつまでもクレーマーを顧客として扱おうとするからです。それでいて、対応を現場に丸投げし、責任を負おうとしないからです。

著者は弁護士としてクレーマー対応を依頼されたとき、「うまくまとめてください」という中途半端なオーダーは断っているそうです。そもそも弁護士を立てた時点で、円滑な人間関係が維持できると思う人はいないはずです。

経営者としてクレーマー対応に必要なのは、会社としてのゴールを定めておくことです。ゴールが定めてあれば、統一した対応ができますし、組織として歩むべき方向が共有できます。

言いがかりは受け流し、話がついた場合は合意書を残して二度と連絡が来ないように明記する。話にならない要求の場合は何もしない。らちがあかなければ裁判所に判断を委ねる。こうしたゴールがクレーマー対応の目標になります。

「情報の共有」は社会のあちこちで叫ばれていることですが、問題になるのは情報が共有されるまでにかかった時間です。トップに伝わるまでにどのくらい時間がかかったかは、その組織が活性化しているかどうかに反比例します。クレームの場合はその日のうちに経営者の耳に入るのが理想です。

そして、共有すべき情報の質も問われます。特にクレーム情報は客観的でなければなりません。たとえば次のようなメモを残すことです。
・クレーマーがアポイントなくカウンターにやってきた
・クレーマーが大声を出した
・周囲に人がいた
・会社として対応できなかった

まだ第2章の途中までですが、クレーマー対応に留まらず、会社のガバナンスや経営方法について大いに参考になる本です。


 

EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

ここ兵庫県ではすでに紅白の梅が咲き、昼間は少し動けば汗ばむほどの陽気です。
桜の木の枝にも花の蕾が芽吹いてきました。

持病持ちの私は、元気で若い皆さんに比べると出かける機会はかなり少ないほうだと思いますが、それでも外に出て野山の木々や花、自然の景色に触れると、「もうすぐ春だな~」と感じて癒されます(^-^)

ネットやテレビで世界中の至るところの景色や風景を見ることはできますが、やはりリアルな体験には、画面で見る音と映像だけでは決して感じられない、匂いや風、温度、そして触れたり、持ったり、動くときの重力などなど言葉では表現しづらい感覚が得られますよね。

心地よい! 気持ちいい! これ好きだな~!
こういう理屈を超えた「心」に直接届く感じ、大事ですよね。

さて、今回は「ダメ出し!道場」はお休みして、「コラム回」とさせていただきます。

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

【コラム:リアルって大事ですよね】

小さなオンラインショップにおいては、オンラインショップ・ネットショップ=「ネットだけで完結」という狭い視野で思い込みを持ちすぎると、チャンスを逃したりしてうまくいきません。

高齢化社会でシニアが増えて「老眼人口」が増えてくると、スマホであれパソコンであれ「画面の文字を目で追うこと」そのものが強いストレスになり、以前よりネット利用時間がグンと減ったりしてしまいます。(私も最近、スマホの画面を見るのがホント辛くて…(^^;))

また、ここ最近で言えばコロナ禍からの回復で外出の機会も増えてきて、リアル店での買い物や飲食も増え、その分、ネットで使う時間や予算が削られている消費者も増えているようです。

「ネット通販で、宅配便で、1~2日で届くのが当たり前」の世の中にもなってきましたが、都市部では Uber Eats(ウーバーイーツ)や出前館のような割高であっても即時性の高いフードデリバリーサービスも当たり前のように定着してきています。
オンラインショップにとっては、これらも逆風でありライバルです。

「え? ウチは食品オンラインショップじゃないから無関係だ!」と思っていたら大間違い!
なぜなら1軒の家の家計・お財布は「有限」ですから!

本来ならあなたのネットショップで使ってくれていたかもしれない1万円を、「フードデリバリーで1万円多く使ったから今月は節約節約! 経費削減! ネット通販は我慢しよう!」と優先順位を下げられるかもしれません。

物価高騰、光熱費上昇なども財布の紐を締めることになり、ネット通販での(衝動)買いをグッと我慢されてしまう傾向に繋がります。

何が申し上げたいかと言えば…、ネットショップのライバルとして同業他社のネットショップだけを意識していればよいとか、ウチはネットショップなんだからネット販売業界だけ見てたらよい、ということでは決してない! ということです。

例えば…、お客様の生活の中でこんなことがあったら?

・友達が来たからフードデリバリーでパーティー注文1万円!
・ショッピングセンターで見かけた観葉植物を衝動買い2万円!
・帰宅途中に見かけたワンピースが素敵で衝動買い2万円!
・深夜のテレビショッピングでマッサージチェアを衝動買い5万円!

お客様があなたのお店より先にこんな出費をしてしまっていたら、その分「どこかで節約しなきゃ!」となりますよね。

お客様の想定外の出費はこんな衝動買いだけではありません(^^;)
↓↓↓↓↓(実際に我が家でもいくつか経験が…)↓↓↓↓↓

・親友に旅行に誘われて行きたくなって急な5万円の出費
・結婚式の招待を受けご祝儀や衣装や美容院で5万円の出費
・急に車が故障して想定外の修理代10万円!
・どうしても勉強したい! 資格取得講座で5万円!
・子供が家でボール遊びをしてTVを破損! 買い替え10万円!
・急な出張(汗)でペットホテル代に2万円!
・真夏のエアコン故障、買い替え10万円!
・真冬の給湯器故障! 急な買い替えで15万円!
・ウワッ! トイレが詰まった! 緊急修理で2万円!
・突然友人家族が遊びに来たので8人で焼肉店へ。臨時出費4万円!
・友人との会食でついつい飲み過ぎ&注文し過ぎで3万円!
・孫の誕生日プレゼントで自転車購入、ヘルメットや膝あて肘あて、手袋に保険に防犯登録にとトータル5万円!
・子供の塾の夏休み特別講習でいつもの月謝に+で5万円!
・ペットの急な病気で治療費3万円!
・エアコンがかび臭い! クリーニング2台で3万円!
・庭木が茂り過ぎてご近所から苦情! 植木屋さん剪定で5万円!
・家の老朽化…外壁・屋根塗装で100万円!

などなど、生活しているとネット通販以外で買わなきゃいけない急な出費や消費もいろいろありますよね!

そうなると、「ネットショッピングのほうは…」、「生活必需品で優先度の高い買い物でなければ…」、とついつい今月はガマンしておこう、いずれ余裕ができた時に買おう、となってしまいますね。

あなたのお店がどんな業種でどんな商品を販売しているかにもよりますが、贅沢品や嗜好品、趣味のジャンルであればあるほど買い控えや先延ばしにされてしまいかねませんよね。

ではどうすればよいのか?

・こうしたガマンや先延ばしをされにくい客層(富裕層、高所得層、可処分所得の多い独身者など)のファン層、リピーターを常日頃から増やしておく

・今すぐ買えばお得! 早く買わなきゃ損! といった期間限定のセールやクーポン、特典など先延ばしを防ぐ策を取る(長い目ではあまりよいマーケティング手法ではありませんが…)

・必需品商品や消耗品、リピート商品比率を上げて、顧客の買い物優先度を上げてもらい売り上げのベースアップを図る

・SNS、メルマガ、郵送DMなどで顧客コンタクト(店を思い出してもらう機会、店との出会い)を増やす

・少しでもリアルの体験に近づけるような見せ方(動画、音声での商品説明、使用感を伝える)

・即時性や短納期、クイックレスポンスの向上(今すぐ! なるべく早く! 知りたい! 手に入れたい!)→電話や音声チャット、リアルタイムチャット、コールセンターやオペレーター、小さなお店でも LINEやInstagram DMなど素早い対応で顧客の疑問や不安に答えると信頼感や購入率が高まる。実店舗に行って「見て聞いたほうが早いや!」と思わせない。

そして、ここからは逆転の発想。
あなたのお店・商売でも、「ご近所需要がゲットできないか?」も考えてみてください。

先にあげたいろいろな臨時出費の多くは住宅関連サービスなどリアルの商売です。家から半径数㎞以内の商圏にある「近くの業者」に行ったり、あるいは来てもらって発注・購入する商売です。
九州のお客様が東北の業者に外壁塗装や植木の剪定を発注しません。

あなたのお店でもこうした「ご近所商圏」のお客様も取り込めないか? 増やせないか? 近いからこそできるサービスや販売方法はないか? 今一度考えてみてください。

オンラインショップだから宅配便で遠方にお届けするものだ! という既成概念、思い込みを一度リセットして、今一度「ご近所」のビジネスチャンスを探ってみてください。

オンラインショップのリアルビジネスの例です。
↓↓↓↓↓
・酒販店の実店舗での試飲会・飲み比べサービスで購入率・ファン定着率UP。飲食店オーナーシェフ向け試飲会で契約獲得
・洋服店での採寸、オーダーメイドサービスで固定客増
・宝飾店のリアル即売会で購入率UP、客単価大幅UP
・冷凍食品製造直販ネット店が昼食時と帰宅時にキッチンカーで、できたて販売
・雑貨製造直販店の試作品処分販売(現金化とアイデア収集)
・産直農家でのお料理教室(収穫体験、試食、レシピで注文増)
・家具店での展示即売会で受注率UP、試作品の販売で意見収集
・工具店のDIY教室で  工具、資材多数受注、リピーター増
・塗料販売店での体験会で、あれもこれも塗ってみたい! という潜在需要の掘り起こし
・ペットショップでの飼い方教室で餌、グッズ販売増、リピーター増
・惣菜・デザート通販店での素材現地即売会、試食会(野菜・海産・フルーツ・生乳などの鮮度重視の限定品)
・外国品特産店での交流展(外国人スタッフとの対話でその国へのファン度UP、リピート率UP、未知のグッズの認知度UP)

などなど、ネット販売メインのお店でも効果を上げた、リアルのイベントや販売会、ファンとの交流会なども多くあります。

実際に開催すると、ほんのご近所からだけでなく、2時間くらいの範囲なら何とかお店に来れるというお客様が集まってくださいますし、旅行や出張のついでに泊まりで来られるお客様も現れたりすることも。

リアルに対面して実演やお試ししてもらうことで実際の商品の使い方などの体感や試食など、匂いや触感、食感、などネットショップでは伝わり切らなかった体験、お店の店主やスタッフと会話することでその場でリアルタイムにできるQ&Aや知りたいことが今知れる!

そして何よりお店への信頼感や親近感が増して一気にお客様との心理的距離感が縮まります。一気にお店のファンになってその後のリピート率や口コミ率が高まります。熱いお客さんはファンを超えて、お店の営業マンや代理店さんであるかのようになって注文・売上の向上に繋がっていきます。実際に代理店契約を結ぶなんてこともできるかもしれません。

また、シンプルにリアルでのお客様との出会いと会話は、お店にとっても今まで気づかなかったお客様の思いやアイデアに出会える貴重で新鮮な場になると思います。

そして、今後のオンラインショップの活動にも必ずプラスになり、リアルを軽視する他のオンラインショップとの差別化になるはずです。

何でも便利だけど味気ない、ネット全盛の時代だからこそ、小規模オンラインショップには、大手企業ができないリアルも含めたきめ細かいサービスや企画を大事にしてチャンスを作っていってほしいと思います。

「ぜひチャレンジしてみたい!」けど、ウチの業態や商品の場合はどうしたらいいのかな?

アイデア、イベントや商品企画など、お気軽にご相談ください!
電話でのプチコンサルもやっています。(^-^)

以上。「ダメ出し!道場」でした!

 

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地震、天災、事故、国際紛争や情勢不安による円安物価高、資源高、エネルギーコスト高などで逆風の強い時代ですが…
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!
差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破などアイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!
↓↓↓↓↓


EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 11,000円(税込)
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
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(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



ダメ出し道場登場ショップ募集中
申し込みはこちら

さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、先日リリースした店長日記カテゴリ機能をご紹介します。
これまで店長日記はカテゴリ分けすることができませんでしたが、カテゴリを利用できるようになりました!
また、月別アーカイブ表示や記事検索も機能追加しております。
是非ご利用ください。






管理画面から設定する

店長日記の記事にカテゴリを設定することで、ショップ側のサイドメニューからカテゴリに紐づく記事を一覧表示できるようになりました。
また、併せて以下の変更を行いました。
* ショップ側に記事の検索機能を追加しました。
* レスポンシブの記事一覧に、本文の一部を表示する設定を追加しました。

詳しくは以下のFAQをご確認ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1714
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1716


 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

興味を持ってもらう方法

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「興味を持ってもらう方法」について説明させて頂きます。

■自分にメリットがあると思ってもらう

実店舗を持つビジネスも、ECサイトのような実店舗を持たないインターネットビジネスも、商品に対してお客様に興味を持ってもらわなければ、売り上げを伸ばすのは難しいです。

興味を持ってもらうというとかなり曖昧で、その為の手段としては色々あるかと思いますが、ここではECサイトにおける基礎的な考え方である「ターゲット設定」に絞っていきます。

実店舗のビジネスでは例えば飲食店を開くとして、価格の安い定食や丼ものなどを提供していきたいのであれば学生が多いエリアやオフィスが集中するところが適しているでしょう。

対して学生のニーズに合わないため、学生の多いエリアに高級レストランを開いたとしてもなかなか集客はまず見込めないでしょう。

このようにビジネスではターゲットを明確にして、ターゲットに適した手法で進めることが望ましく、ECサイトでも同様にターゲットを絞る必要があります。

次に、ターゲットはできるだけ明確に設定するのが良いです。

ターゲットは男性です、女性です、といった大雑把な設定はほとんど意味を持ちません。例えば男性の中でも20代向けなのか、30代向けなのか商品がマッチングする人物像は変わります。

もっと言えばその人の職業だったり、趣味、性格、家族構成といった細かい要素まで決めていくことが効果的です。

そこまでターゲットの設定を細かく設定する意味はある?と思う方もいるかもしれませんが、細かいターゲットの設定をし、そのターゲットに向けた記事作成、商品のバリエーションを用意すると、その特定の条件にマッチしたターゲットに購入してもらいやすくなります。

例えば30代のサラリーマン男性で、夫婦二人暮らしのお小遣い制、ダイエットを始めたいと思っているがお小遣いに余裕がないので高価なダイエット器具は買うことができない。低価格で始めやすいダイエット器具が欲しい。

というような人をターゲットにした場合、お手軽価格のダイエット器具を複数バリエーション用意し、その人向けのキャッチコピーを用意し記事を作成すると、状況がぴったり合う人はもちろんですし、似たような境遇の方も商品に興味を持ってくれるかもしれません。

ECサイトで取り扱っている商品によって、ユーザーのどういう悩みを解決できるのか、それにはどういう根拠があるのかといった、ユーザーの問題解決であったり、ユーザーにメリットがあったりすることをしっかり記事で伝えていく事も欠かせません。

■他社との違いをはっきりさせる

ターゲット層を明確にしたら、他社との違い、ユニークな部分をアピールしていく事も肝心です。

自分のECサイトで買うメリットがなければ、他で買われてしまう可能性は十分にあります。

例えば
・最短で翌日に発送
・1つから購入可能
・送料無料
・定期購入で割引

といったように、同じような商品で他ではしていないサービスがあれば、ご自身のECサイトで買ってもらえる可能性が高まる事でしょう。

製品の良し悪しはもちろんなのですが、その他の要素に関しても顧客目線で考えることが非常に大切で、自分だったらどういうサービスが提供されていたら購入したいと思うのか考えてみましょう。

ちなみに、他社との違いとして「価格が安い」だけでは購入してくれるとは限らず、大切なのは付加価値です。

例えばスーパーマーケットと自動販売機で売られている飲み物の価格は、同じ商品でも倍くらいの価格の差があったりしますが、自動販売機の飲み物も売れています。

これはスーパーより価格が高くても自動販売機の方が並ぶ必要もなく手軽に買えるという付加価値があるからです。

ECサイトにおいても価格だけではなく、その他の付加価値を提供し、ユーザーの購入意欲を高める方法を考える必要があるでしょう。

★POINT
・ターゲット設定は具体的に決めよう
・価格勝負だけではなく付加価値を考えよう

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

フィリップスのシェーバーを買ったら気に入って、電動歯ブラシも購入しました。スマホ連動でメンテナンスも快適です。今のところ、クレームの余地はありません。
(おちゃのこ山崎)

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