薄利多売を脱却して成功するには号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

「トランプショック(?)」で連日株安が続き、世界同時不況がささやかれている昨今ですが、人の世の騒乱とは関係なく今年も桜が満開になりました。みなさんはもうお花見に行かれましたか?

今回みなさんにオススメしたい参考書を読んでいたら、冒頭に先進7カ国の1人あたりGDPの推移が挙げられていました。2000年と2023年の比較です。

ほぼ四半世紀の間に、日本を除く他の6カ国は、最低のイギリスで1.6倍、最高のアメリカで2.2倍の伸びを記録しています。

ところがわが日本は0.9倍。23年で10%ダウンです。それに加えて人口減少もあるので、国としてのGDPも伸びていません。実際に2024年にドイツに抜かれて世界4位に落ちてしまいました。インドも迫っているので、5位になるのは時間の問題でしょう。

そして日本は平均年収も過去30年間横ばいで、やはり先進7カ国中最低です。最高額のアメリカのほぼ半分になってしまいました。手取り収入を見てみると、日本人は毎年平均84万円も収入が目減りしているそうです。

これはなんとかしなければ、ということで今回の「オススメ参考書」はそういう状態から脱却するための処方箋を解説した本を紹介します。

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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

厚利少売 薄利多売から抜け出す思考・行動様式

菅原健一・著/匠書房・刊

1,940円(キンドル版・税込)/1,980円(紙版・税込)

購入した本の最終ページにある「奥付」まで見る人はあまり多くはないと思いますが、本書の奥付を見た人は、「福岡県糸島市」という発行元の住所を見て驚くかもしれません。

ネット全盛の現在でも、出版社のほとんどが東京の神田周辺にあり、その他の地域でも大都市にあるのが普通です。それが聞き慣れない市にあるというと興味が湧いてきます。

福岡県糸島市は福岡県最西部に位置する市で、玄界灘と背振山脈に面しています。合併によって生まれた市ですが、市名は合併前の郡名を継承しており、その名前は律令時代の郡名である怡土(いと)郡と志摩郡に由来しています。

怡土は「魏志倭人伝」に登場する伊都国ではないかと、また市内の平原遺跡は天照大神の墓ではないかとする説があるくらい、日本の古代史に関連の深いエリアです。

匠書房は本書が4冊目の刊行で、プロデュースを「うける」「まなぶ」がメインの会社です。創業者は川原卓巳氏で、全世界で1,300万部を売った『人生がときめく片づけの魔法』の著者・近藤麻理恵氏をプロデュースした人物として、また近藤さんの夫君として知られます。

したがって同社の過去3タイトルの出版物は川原氏と近藤氏の著作で、本書はこの夫婦以外の初の著作となります。

本書の著者である菅原健一氏は経営アドバイザー。株式会社ムーンショットの代表取締役CEOで、「企業を10倍成長させるアドバイザー」として、年間でクライアント10社、エンジェル投資先20社のプロジェクトを並行して進めています。著書に『小さく分けて考える「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考』(SBクリエイティブ刊)があります。

前置きが長くなったので、いきなり目次から紹介しましょう。

・はじめに
・第1章 厚利少売で必要な「4つの基本原則」
1 提供する価値に責任をもつ
2 供給量をしぼる
3 「売上脳」ではなく「利益脳」
4 異常値になる

・第2章 付加価値の前に「本質価値」を見極める
「付加価値」は仮面をかぶっている
「新たな本質価値」を見つける方法
なぜ、ミシュランは「ガイドブック」を出したのか?
「ブランド」をつくる4つのヒント
チームマネジメントにおいても「本質価値」の見極めが大切

・第3章 「成功」から逆算して価格を決める
「目標の年間利益」を決める
「価格」は小さく分けて考える
よくある「値付けの間違い」3選
増え続ける「シン富裕層」の実態
「高い」と言われたら、どう言い返す?

・第4章 価格の壁を乗り越える「需要」の見つけ方
「需要の見極め」を制するものがビジネスを制す
需要を見極める4ステップ①お客さんの解像度を上げる
考えてみよう! 高級マッサージ店の顧客はどこにいる
需要を見極める4ステップ②候補を見つけ、さらに解像度を上げる
需要を見極める4ステップ③勇気を出して提供してみる
需要を見極める4ステップ④「相手の変化量」を聞く
お客さんは「選ぶもの」でもある

・第5章 需要を広げ、供給量を予測する「発信」の技法
「発信」には2つの役割がある
「発信」で絶対知っておくべきこと
「アカウント名」と「プロフィール」で損をしないための注意点
「なにものでもない人」でも勝機はある
ゴールは「自己紹介」ではなく「他己紹介」

・第6章 厚利少売を実現する「アクションプラン」
自分をサブキャラ扱いせず、「主人公型・脚本家」になりきる
一か八かでやる必要はない。小さく始めて、小さく拡大する
アクションプランの具体例①「会社員、副業デザイナー(35歳)」の場合
アクションプランの具体例②「無職、学歴・職歴なし(20代)」の場合
アクションプランの具体例③「地方にある伝統メーカーの2代目社長(45歳)」の場合
アクションプランの具体例④「個人事業主、ダイエットコーチ(40歳)」の場合
「利益を上げる=努力する」ではない
1年後のあなたは別人

・第7章 厚利少売を実現したあとの「持続的な成長」
哲学は変えず、変化に適応する
小さい夢をもつな。自分の可能性を信じよう
そこに「笑顔」はあるか?
・おわりに
・参考書籍 厚利少売をめざす人は、ご一読をおすすめします。

では巻頭に戻って、「はじめに」から見ていきましょう。
いきなり著者から12の質問が投げかけられます。1分以内で答えてください。

□価格を下げて競合他社に勝とうとしている
□利益よりも、まずは売上を優先しがちだ
□自分の製品はどんな人にも買ってほしい
□売っても売ってもまた仕入れたり広告を出したりで、利益が残らない
□「お客さんの数は多ければ多いほどいい」と考えている
□お客さんに感謝されることが少ない
□製品やサービスを幅広く提供していて、特定のターゲットに特化していない
□大量の在庫を抱え、在庫管理に頭を悩ませている
□いろいろな企業と価格競争をしている
□どんな人にも買ってほしいから、当たり障りない製品を作っている
□常に新しい顧客を獲得しようとしている
□集客を広告に依存している

いくつチェックがつきましたか?
「半分以下だから合格だろう」と思いましたか?
著者によれば、1つでもチェックがついた人は「薄利多売」の考え方に陥っているそうです。

多くのビジネスマンは「薄利多売」に良いイメージを持っていません。にもかかわらず、日本人はつい薄利多売に陥りがちなのだそうです。著者によれば、意識して軌道修正をしないかぎり、知らず知らずのうちに薄利多売のビジネスを続けてしまうのが日本人の特性だといいます。

次のページでは、「薄利多売」のビジネスとその反対語であり本書のタイトルでもある「厚利少売」のビジネスを表にして比較してあります。

まず「価格」について。「薄利多売」は多くの顧客を獲得するために低価格政策をとります。それに対して「厚利少売」は高価値を感じる顧客に向けた高価格政策です。

次に「利益率」。「薄利多売」は低い利益率のため多くの販売量が必要ですが、「厚利少売」は高い利益率のため少ない販売量で充分な売上・利益が得られます。

続いて「減価率」ですが、「薄利多売」は単価が低いために減価率が高くなります。それに対して「厚利少売」は高い単価なので減価率が低くなります。

「顧客」の面では、「薄利多売」は安さを求める広範囲の顧客で、リピーターは多くありません。対して「厚利少売」は高価値を求める少数の顧客が相手で、リピーターが多くなります。

「製品開発」においては、「薄利多売」は市場調査で大量生産を重視し、コスト効率を考えた製品開発になりがちです。一方、「厚利少売」は顧客の声を重視した独自性と高価値に焦点を当てた製品開発ができます。

「経済成長」の面を見てみると、「薄利多売」は利益の残らない自転車操業に陥りがちなのに対して、「厚利少売」は高利益率による継続的な成長が望めます。

「競争」に関しては、「薄利多売」が競争の激しい市場で差別化の少ない価格提案となる一方で、「厚利少売」は競争の少ない市場で独自の価値提案が行えます。

「製品差別化」の側面では、「薄利多売」が標準化されて製品を提供するのに対して、「厚利少売」は独自性・高価値の提供が行えます。

最後の「認知」の点では、「薄利多売」が広告依存のビジネスになりがちで、常に集客を必要とするのに対して、「厚利少売」は高い顧客満足度により、顧客がSNSや口コミを通じて次の顧客に広げてくれる可能性があります。

いわゆる「レッドオーシャン」と「ブルーオーシャン」の対比となっており、これを見て「薄利多売」型のビジネスを始めたいと思う人はいないでしょう。それなのに現実は「薄利多売」の人が多い。それはなぜかと著者は語ります。

薄利多売になってしまうパターンのひとつは、とにかく儲けたくてビジネスを始めてしまい、場当たり的に施策を重ねているうちに薄利多売に陥ってしまうものです。

もうひとつは、とにかくつくりたくてビジネスを始めてしまうケース。自分の手がけた製品の良さを信じるあまりに市場調査が不足して売れ残り商品が増えてしまい、結果として薄利多売に陥ってしまうというものです。

そのような状態に陥る前に、3つのステップを回して厚利少売を目指すべきだというのが、本書の主張です。

第1ステップ 「価格を上げる」
第2ステップ 「お客さんを減らす」
第3ステップ 「高い価値を提供する」

最初に、背伸びでもいいので単価を上げます。いくらまで上げるかは、第3章の「成功からの逆算」で決めます。

次に、価格を上げたことにより目標利益を達成するための販売量が減ります。サービスであればユーザー数を減らすことができます。

そうしてお客さんの数が減れば、コストや時間といったリソースも減らせるので、利益が多く残ることになります。そのお金は、価値を感じてくれているお客さんのために使います。サービスや製品の品質向上、サポートの充実などにより、競合との差別化がより明確になります。これにより、サービスや製品がより強固になります。

この3つのステップをPDCAサイクルのようにくるくる回し、厚利少売ビジネスをどんどん強化していくわけです。

著者はここで、厚利少売ビジネスの邪魔をしているものの正体を明かしてくれます。これまでに著者が経験した、数え切れないほどの経営者からの相談によって見えてきたものです。

それは、「厚利少売の実現をもっとも邪魔するのは思考(マインド)である」ということです。

著者に相談する経営者を分析すると、厚利少売に踏み切ることに際して、「やり方がわからない」という人よりも「勇気がありません」「背中を押してください」という人のほうが圧倒的に多いそうです。第2ステップの「お客さんを減らす」という部分に恐怖してしまい、頭では利益のほうが大事とわかっていても、つい「売上が多いことが正義」と思ってしまうのです。

ただ、これは見方を変えれば「勇気さえあれば厚利少売ビジネスは誰にでもできる」ということでもあります。必要なのは本人の覚悟と行動だけなのですから。

著者は「日本はすでに沈没している」と言います。本メルマガの冒頭挨拶に示した数字は、本書から引用したものです。

先進国の中でただ1国、1人あたりGDPが増加していない日本は、世界の中で新たな付加価値を追加できていない国であることの証明です。このままいけば、やがて日本国民は生活に必要なものが「高くて買えない」という状態になるでしょう。

しかしながら、それはすべての日本人が貧しくなることを意味しません。買えない人と買える人の二極化が激しくなるだけです。ならば買える人に高く買ってもらい、自分も買える人になればいい。それが日本中に広がれば、日本のGDPは上がるはず。それが著者の主張です。横並びの「薄利多売」はもうやめようということです。

さて、ここからが本文です。第1章では、厚利少売で必要な4つの基本原則が解説されています。
(1)提供する価値に責任をもつ
(2)供給量をしぼる
(3)「売上脳」ではなく「利益脳」
(4)異常値になる

(2)と(3)については何となく想像がつくかと思いますので、(1)と(4)について触れていきましょう。

(1)は本書の本文の最初の部分なのですが、なかなかに濃厚です。お客さんが提供される商品やサービスにどのような価値を感じて満足するかが述べられています。それを理解した上で、自分の提供する価値に責任をもつことが大事だというわけです。

例として高級ブランドの価値が挙げられています。
(1)自身が経済的に成功している、あるいは一定の社会的地位にいることを示せる
(2)製品の品質や耐久性が高く、1つのアイテムを長く使える
(3)限定品や特別なコレクションは、独自性や希少価値がある
(4)ブランドの背景にある物語・歴史に共感している
(5)デザインや芸術性が高く、アート作品としての魅力がある
(6)購入価格よりも高く再販されることもある(=投資対効果が大きい)
(7)高級ブティックでの購入体験や専用のカスタマーサービスに満足感を得られる

これらの価値に満足するからこそ、高級ブランドを訪れる顧客はリピーターになるわけです。自社が顧客にどのような価値を提供できるか、それは顧客に満足してもらえるものなのか。この見極めを続けることが厚利少売の基本になります。

(4)の「異常値になる」は、普通ではない、競合がやっていないことをやることです。厚利少売においては、100万人に知ってもらうのではなく、100人に絶対に必要だと思ってもらう必要があります。

厚利少売ビジネスでは全員にいい顔はできないし、する必要もありません。でも自分たちが提供する製品やサービスを好きになってくれた人がいたら、その人には最善を尽くし、もっと好きになってもらわなければなりません。その覚悟が厚利少売ビジネスには欠かせません。

まだ第1章を終えたところですが、本書の雰囲気を感じていただけるかと思います。以下の内容は、目次で想像していただき、気になったら本書を読んでみてください。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

EC仙人
太田哲生

2030年までに達成すべき17の目標が掲げられたSDGs。2015年の国連サミットで採択され、早10年。日本でも多くの法人・企業がSDGsに取り組んできたようです。

17の目標(2030年までに世界が目指すべきゴール)
↓↓↓↓↓
 1)貧困をなくそう
 2)飢餓をゼロに
 3)すべての人に健康と福祉を
4)質の高い教育をみんなに
5)ジェンダー平等を実現しよう
6)安全な水とトイレを世界中に
7)エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8)働きがいも 経済成長も
9)産業と技術革新の基盤をつくろう
10)人や国の不平等をなくそう
11)住み続けられるまちづくりを
12)つくる責任 つかう責任
13)気候変動に具体的な対策を
14)海の豊かさを守ろう
15)陸の豊かさも守ろう
16)平和と公正をすべての人に
17)パートナーシップで目標を達成しよう

私の情報不足や勉強不足かも知れませんが、我が国では貧困や不平等、気候変動対策、教育、平和と公正などの目標・ゴールに対して何か具体的にやって成果は出ているの? と疑問もありますが、ここではSDGs全般の事は横に置いといて…(^^;)

少なくともSDGsというのは一般市民・生活者目線・民間レベルでは、環境問題、エコやリサイクルや省エネに関連する部分は強く意識されるようになってきており、それなりに変化が現れてきているように感じます。

生活者に身近な所では、例えばヨーロッパでは洗剤や化粧品、シャンプー、リンスなどを店頭でマイボトルに量り売りしてくれるニュースが流れ、日本でも大手メーカーと大手ドラッグストアチェーンが、店頭で洗剤の量り売りする実証実験をしたなどのニュースがありました。

エコでサステナブル(持続可能)の事例、話題として分かりやすいので、メーカーも企業イメージアップとしてやったのでしょうし、メディアも取り上げたのでしょう。

ただ、現実には身近なお店でそれらが当たり前に行われるようにはなってきていません。民間企業では消費者の需要が確認できれば「量り売り」や「小分け販売」をやってみたいところは少なくないと思うのですが、いざやりたい!やろう!となっても日本には大きな「障壁」があります。そう、薬機法(旧薬事法)ってやつです。

医薬品、医薬部外品、化粧品などの製造や販売に関しては、とにかくいろいろな許可や承認、申請などが必要でややこしい。うーん。

製造はできても販売はできない、販売はできても製造はできないとか、細かく品目や行為(製造、包装、保管、流通)ごとにルールが分かれ、申請・承認が必要。

なので、すべてを網羅して理解し、適切な指導や、相談ができる人材や窓口となると、監督官庁である厚労省にはいるのかも知れませんが、実際の申請や相談窓口である各都道府県内の関連組織にはなかなかいません。都道府県に相談しても、よく分からないので確認しますとか、地域の保健所に相談しろなどとたらい回しされることも珍しくありません。

なにせややこしくてケースバイケースでもあるので、パッとQ&Aできる人がなかなかいないのです。そうなると、お役所あるあるで、うかつなことは言えない、曖昧なグレーゾーンはやめておいた方がいい、承認やOKを出さない方がいいという心理が働きますので、民間からの相談に簡単に背中を押してくれるような回答はなかなか期待できません。

一部の勇気ある? 無謀な? 事業者が見切り発進すると(お役所は厳しく巡回取り締まりしている訳ではありませんが)善意ある?(行き過ぎた?)市民が通報したり、通報されない場合でもネットSNSで叩かれ「炎上」するリスクが当たり前な時代になってしまいました。

例えば「入浴剤」ひとつとっても、「医薬部外品」は疲労回復、神経痛、肩こり、腰痛緩和、肌トラブルの改善などの温浴効果や効能をちゃんと謳えるもの。

「化粧品」は皮膚を清潔・健やかに保つ、うるおいを与えるなどの効果は表記できます。

それ以外のバスソルトなど百円ショップや雑貨屋、みやげ物屋などでよく目にする入浴剤は、効果効能は一切謳えない「雑貨」に分類されます。あくまで「入浴雑貨」としてなんらかの商品メリットとしては効果や効能的な表記はできないので、せいぜい「〇〇の香りでリラックス」「〇〇色のお湯でリフレッシュ」など色や香りを楽しむ商品になります。

実際には効果・効能がある成分が入っていても、コストや手間のかかる申請・承認を受けておらず「雑貨」として販売されている物も多いのが実情です。

明記・表記されてはいないにもかかわらず、SNSの他の消費者の口コミなどからなんらかの「効能効果」を期待して購入している消費者も多いと思いますが、お店側がそこに触れると、ネット警察とか監視民とか通報厨なんて呼ばれる人たちに通報や炎上させられかねません。

また、例えば 化粧水や乳液、薬用クリーム、入浴剤など肌に付ける化粧品や医薬部外品は薬機法の対象で、製造、販売、包装、流通など細かく決められており、例えば小売店では勝手に小分け販売はできません。それができれば店も消費者も助かるのに。

大容量で仕入れ、無許可で小容器に詰め替えての小分け販売はNGでも、実は顧客の要望に応じてその場で容器に詰めての販売は「分割販売」と言うらしくOK。

前もって分けて詰めておく「小分け販売」はNGでリクエストごとの詰め換え=「分割販売」はOK。

飲食店で樽のビールをその場で注いで売るのはOKだけど、瓶に詰め替えて売るのはNGなのと同じような感じでしょうか?

容器の衛生面、詰め替え後の劣化などのリスクと責任を店側が負うか消費者が負うかの違いなのかな? などと想像はできますが、理由などは法律には書いてないし、法の専門家でもない小売店や消費者には容易に理解はできません。

でも、大容量ボトルで買って好みじゃなかったり肌に合わなかったりすれば、ほとんどを廃棄しなければならず、消費者にとっても環境にとっても無駄や負担になりますので、小分けして販売・購入が可能なら消費者にとってもお試ししやすく、お店にとってもいろいろな商品を試す客が増えて双方に販売機会・購入機会が増え、経済的にも小分けで店の利益も増え、合わなかった場合の客の損も減り、トータルでGDPも増える(^-^)

「規制する法律」ばかりが増えて、少しずつ、少しずつ、企業の販売活動や消費者の購買活動の障壁やブレーキが増えている日本。そりゃ経済も成長しづらいし、所得も増えんわなぁ。

消費者の安心や安全のための法律という面も分かるのですが、流通や販売活動を規制する方向の法律は増えれば増えるほど売る側も買う側も不便になったり高いコストを強いられるということを、国(行政、立法、司法)も国民ももっと意識していかないと。

過剰な安心安全のために、とにかく生きていくのに何でも高いコストと多くの時間や労力が必要な国になっていると感じます。

他にも、小さな交差点にもやたらめったら信号機を建て、税金と多くの人々の膨大な時間を奪っているとか、最低賃金の引上げで結果的に中小企業のリストラが増えたり、外国人の最低賃金以下での不法就労が増えたりなど、国民の安心、安全、権利を守るはずの法律規制がかえって国民を苦しめていたり、多くのコスト、時間、労力を奪っていることにそろそろ気付いて手を打つべき時期がきているのではないでしょうか?

先進国としての歴史が長い国ほど、細かな法整備が進んでいくのは当然だと思うのですが、規制(あれダメ、これダメ)の法律が増えすぎればマイナス要因になるのは当然だと思います。

私の日頃の不満? から、ちょっと話が横にそれました(^^;)

さてさて、本日のお店はそんな「薬機法」の制約の影響を受けやすい健康や美容に関連する商品を扱うお店です。店長さんへのインタビューをしながら、先のようなことを感じてつい書いてしまいました。

では頭を切り替えて、「ダメ出し道場!」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
DOKA-SHOP

ショップ名 :
DOKA-SHOP

サイトURL:
https://dokashop.ocnk.net/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

お世話になります。
当方、愛知県にてネットショップを運営しておりますDOKA-SHOP・加藤です。
当方、Amazonに出店しており、おちゃのこネット店はサテライトという位置づけです。
1月中頃、YouTubeでインフルエンサーの方に入浴剤を紹介していただき、その方の動画のリンクにおちゃのこネットのURLを貼っていただき、イッキに商品が売れだしました。
入浴剤はAmazonにも出品しており、他社も同じ商品を取り扱っております。しかし、生産が回復してAmazonにも出品の段取りが整えば、入浴剤の売り上げは落ち着いてくると考えられます。
入浴剤の購入がキッカケでメルマガの読者の方も増えてきたので、ヘアケアの「ヘナ」という商品の注目を集めたいと考えております。
こちらのヘナはAmazon、楽天での出品がNGとされており、おちゃのこネット、BASEといった個人の運営されているサイトでの販売ならOKという商材です。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。

第一印象:お店の意思やコンセプトが見えない自販機ショップ

お店トップページには「こちらはネット通販サイト、【DOKA-SHOP】(どかしょっぷ)ご愛用者さま向けのファンサイトです」とあります。

並んでいる商品やランキングを見て、入浴剤、ヘナシャンプーやヘアカラー、ノニジュースなどから、なんとなく美容や健康に良さそうな、他では見かけない珍しい商品を売っているセレクトショップかな? という第一印象を持ちました。

ただお店についての紹介や、「私が店長です」や「店長日記」も、メニュー見出しはあるが中身は空白。どんな店主がどんな思いでどんなお客様にどんなベネフィットを提供したいのか? がまったく見えません。

ファンサイトとあるので、主体はおちゃのこショップの外の自社ホームページやSNSなどにあるのかな? とも思いますが、お客様の声やコミュニティ、SNSへのリンクなども見当たらず、「人気(ひとけ)」も感じられません。

このおちゃのこショップだけを見ると、なんだかよく分からない怪しいお店にも見えてしまっています。

現状は、「既に商品をよく知っているお客様がただ注文しにくる自販機」という印象です。

インタビューで浮き彫りになったこと

いつものように店主の加藤さん(56歳男性)にお電話でインタビューさせていただきました。

加藤さんのネット販売歴は長く、1995年のWindows95発売を機にホームページを作って物を売ってみようと、最初は在庫リスクのないアフィリエイト販売やドロップシッピングからスタート。

やっていくうちに利益率を上げ、もっと売るためにはやはりちゃんと良い商品の現物を仕入れて(在庫を持って)販売すべきだ! と遠方までメーカーや問屋などに直接出向いて仕入れを開拓し、ホームページ作りは独学で学び、2011年には正式開業。

奇しくも東日本大震災の前日だったそうで、開店早々、世間は自粛ムード、景気の悪化など逆風もあったようですが、コツコツと独自店づくりを進めました。

2016年に安価で多機能なおちゃのこネットの存在を知ってこちらに店をオープンさせましたが、認知・集客には苦戦し、メルカリ、AmazonBASEなどにも出店、出品し、売れるところを模索。

ポロポロと少しずつは売れていましたが、2023年夏に突然、医薬部外品である入浴剤「美肌の湯」の注文が激増。お客様に聞いてみると、美容系Youtuberの女性が良いと紹介してくれていたとのことでした。(そのYoutuberさんとは特に連絡など取っていない)

その後TikTokでまた別のフォロワー数十万人以上のインフルエンサーさんにたまたま紹介いただき、受注が増えるという新たなラッキーもあったとのこと。(このTikTokerさんとも特に連絡は取らず)

インフルエンサーマーケティングは今やネット販促の大きな一つの手段で、コスト(広告費やギャラ)をかけて代理店などに依頼することが一般的ですが、運よく数十万人以上の登録者数(フォロワー)がいるようなカリスマインフルエンサーさんに一方的に取り上げ、紹介してもらえることは超ラッキーな「特需」とも言えます。

昔からマスメディアから取材を受けて一時的にTV放映や雑誌掲載があると、短期間はめちゃ売れしてもじきに静まることはよくありますが、Youtube は時間が経っても動画は残っていますし、他の動画から関連動画のオススメとして数年前など古くても視聴数やいいねなどの多かった動画が紹介されてまた見てもらえる効果があるので、一過性のブーム商品ではなく、大昔からある「入浴剤」のように汎用で普遍的な商品だと、長期間に渡り新しい人に見てもらえる可能性は高いのだと思われます。

根本的には「商品の良さ」があったからこそ、そのYoutuberさんやTiktokerさんにも気に入ってもらえ、注文購入されて紹介されたのでしょうし、その商品がネットの他店ではほとんど売られていない珍しい商品であったことで、DOKA-SHOPさんに注文が集中したということもあるのでしょう。

メーカーさん自身が主力事業や主力商品が他にたくさんあるので、当該商品のネット直販には熱心ではなく、通常の卸先はほとんどアナログなルートでネット販売されていないらしく、DOKA-SHOPさんの競合がほとんどないなどラッキーな面も重なっていたと思われます。

一方で、この商品はメーカーさんも常時大量在庫されていないようで品切れしやすく、品切れしてしまうと次の製造までかなり期間が開いてしまうそうで、買いたいとの声は多いのにAmazonで販売できない機会損失をしているのが悩みだそうです。

苦肉の策でおちゃのこ店で「予約注文」を受けているそうですが、それでも待ってでも注文してくださるお客様も多く、ありがたいことだそうです

一方、Amazonで買えずあきらめているAmazonユーザーのお客様が多くいるだろうことは悩ましいとのことです。

今後はこの入浴剤だけでなく、自社のオリジナルブランドでOEMした竹酢液の入浴剤や、ヘナという植物性の白髪染め、シャンプーなどにも力を入れたいとのことです。

具体的なダメ出し&改善策

上でも述べましたが、まずはお店のコンセプトや紹介、店長プロフ、店長日記などを用意、整備してちゃんとした意思や思いを持って営業していているお店だとアピールしましょう。

その上で商品ページにはお客様の感想や声を掲載しましょう。
個人差や好みの分れる商品のお店では、無理に自由に投稿できるユーザーレビューまではする必要はないですが、第三者のいろいろなお客様の使用感や感想は、マイナー商品を買う上で新規購入者の参考となり、背中を押す効果は高いですので、ぜひいろいろな角度、いろいろなタイプの過去のお客様の声を掲載していきましょう。

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特商法表示では責任者として加藤誠と、男性であろうと思われる名前が掲載されていますが、商品ターゲット層のメインは女性(インタビューでも確認)の商品がほとんどですので、店長もしくは運営スタッフには一緒に運営をされている妹さんのお名前などを掲載され、女性客にとって利用しやすく親近感が湧きやすい工夫が望ましいです。

売れるようになったきっかけの美容系女性インフルエンサーさんのように、女性客への信頼感、共感はお店スタッフにも期待されます。

中高年のオジサンがセレクトした美容系商品だけでは、なかなか女性客に受け入れられにくいので、より良い演出、体制作りが必要だと思います。

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お店全体を通じて、女性ターゲットの美容や健康に関連する商品のお店だというイメージがなく、商品のパッケージ写真しかないので、初めてのお客様には印象が薄く、弱いです。

入浴による美肌や温浴効果や癒しをイメージさせるような、モデルさんを使ったイメージ写真やイラストなど演出面も充実させると、お店の印象が良くなると思います。

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【その他 修正点・気づいた点】

ヘナシリーズの商品写真
メイン画像がパッケージの表面の平面画像ばかりなので、トップページの一覧では何かタロットカードのような物の一覧に見えています。

また個々の商品ページの写真もメーカーさんの提供画像なのか? 画質も悪く、実際の商品の現物や使用方法などがイメージできません。
↓↓↓↓↓
例) ヘナ100%【エコヴェーダ2019 オレンジ 】
オーガニックハーバルヘアカラー
https://dokashop.ocnk.net/product/100

アフィリエイターではなく自社で在庫販売されているのですから、メーカー提供の画像ではなく、自社で工夫してパッケージだけでなく使用方法なども撮影して、お客様が購入前に使い方や難易度を理解できるようにしていきましょう。

ヘアカラーなどは白髪がどのくらい染まるのか? など、モデルさんを使ってビフォー/アフター画像があればイメージしやすいです。毛染めのモデルさんを雇うのはなかなか大変でしょうから、協力してくれる身近な家族や友人の頭(髪)だけお借りしてでも用意していきましょう。

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その他の商品画像も画質が悪いものが見られます。
少しずつでも撮り直しして解像度が高く、明るく印象の良い商品画像と見せ方(展示や使用方法)を意識して改善していってください。

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いろいろな商品にオマケ? としてセットされている脱臭・調湿 和(わ)シート・ミニ ですが、元々の商品ページの画像はそこそこ画質良く綺麗ですが、他の商品ページではことごとく画質が悪く、それがページの印象を悪くしています。

また他商品ページでは「脱臭・調湿 和(わ)シート・ミニ」が何なのかは説明がないので、かえって注意をそらしたり気になってしまいます。セットの意味を混乱するお客様もいると思います。

↓↓↓↓↓
例)竹酢液「誠の泉(まことのいずみ)」+和(わ)シート・ミニ
https://dokashop.ocnk.net/product/3

例)ノニジュース +和(わ)シート・ミニ
https://dokashop.ocnk.net/product/86
↑↑↑↑↑

オマケならメイン商品名だけにして、和(わ)シート・ミニはオマケだと分かりやすく示し、「和(わ)シート・ミニの説明はコチラ」とリンクに留めておけば良いと思います。上の例で言えば、あくまで 誠の泉 や ノニジュースに関心を持って理解してもらうようにしていきましょう。

60点
総評

偶然と運によるインフルエンサーの紹介が頼りの状態では、今後の安定した売上や収益向上は期待できません。
徐々にジリ貧になっていく可能性も高いです。

せっかくのインフルエンサーさんの紹介という運と実績(売れる勝ちパターン)があるのですから、まずは、お店からそのインフルエンサーさん達にコンタクトしてお礼を伝えながら感想を聞いてみる、他の商品も含めて商品無償提供の申し出をして、他の商品も使ってみてと依頼し、気に入ったらまた紹介してもらうようなコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?

また元々の「商品の良さ」があったからこそ、そのYoutuberさんやTiktokerさんにも気に入ってもらえ、注文購入されて紹介されたのですから、今度は意図的に他のインフルエンサーさんを開拓し、コラボしてくれる方を探していくことも計画的に行うと良いと思います。

1人、2人のビッグインフルエンサーさんに運任せで依存するのではなく、いろいろな世代やタイプの中小規模のインフルエンサーさんにも紹介してもらう機会を意図的に作っていけば、勝ちパターンを広げられると思います。

オールドメディア、オールドマーケティング、オールド広告が廃れてきて、若い世代の消費者には新たな商品認知や商品理解の手段として、SNSやYoutube、Tiktokなど動画サイトがますます強く大きな存在感になってきています。

とはいえ、小規模オンラインショップが自ら動画作成投稿してバズらせるのはなかなかハードルが高いです。となると、自ら動画作成投稿するのではなく、自分のお店の商品に合う動画投稿が得意な人達(インフルエンサーさん達)を上手く見つけて活用していくのが商売する側のノウハウになってくるのだと思います。

いろいろなタイプのインフルエンサーさんがいて、企業案件、企業コラボに対する考え方やパターンは一つではありません。インフルエンサーさん達を多く登録して管理している代理店のような企業も何社か見かけるようになりましたが、まだケースバイケースの混沌とした時期だと思いますので、自社にとって良いインフルエンサーさんとは個別に直に繋がっておく方がお店側の意図に近い発信がなされると思います。

ちょうちん記事とかヤラセとかステマなど悪いイメージもありますが、時代にあったウソ偽りのない商品レビューをちゃんと発信しているインフルエンサーさんは評価も高く、フォロワー(ファン)も増えていきます。

過去を振り返れば、たった数チャンネル、数紙しかないテレビやラジオや新聞、せいぜい数十誌の雑誌などのオールドメディアから、数千人、数万人~の小規模だけど一定のファン(フォロワー数)を持ち影響力を持つインフルエンサーという多様性あふれるニューメディアは、何かを売ったり広めたりする上では必須のものになってしまっているように思います。

自分がインフルエンサーになれて必要な売上や収益を出せれば良いのでしょうが、苦手なことを無理するよりも、得意な人たちをどうすれば活用できるか? を考えていきましょう。

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また、仕入れや商品開発に関しても、お電話インタビュー時にも申し上げましたが、国内ネット卸サイトなどからの安易な仕入れは簡単ですが、他社、他店も同じように容易に仕入れられます。

やはり良い商品は自らメーカーさんや問屋さんとコンタクト・交渉して、他社と差別化できるような条件やアレンジ、オリジナルOEMなどがあってこそ、競争力や利益率の高い、お店の収益の柱になるのです。

ぜひそこを(若いころを思い出して再度)頑張ってみてください!

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また既存主力商品である「美肌の湯」は最小ボトルが600gで2,450円。お試しで買うには量も多く、価格もそこそこなので、買ってみて合わなかったらもったいない、どうしようと迷ってしまいがちな商品です。

冒頭コラムで触れた「小分け販売」や「お試し小量パック」などがあれば、例えば 「60g(2回分)お試し」500円ワンコインでクリックポスト配送なんて商品があれば、新規のお客様も試しやすいですし、そこに大ボトルの購入クーポンを付けたり、他商品のチラシやクーポンを同封しておくなどすれば、販売機会も増えると思います。

お店での小分けは薬機法上難しいかも知れませんので、メーカーさんに交渉して作っていただくか、医薬部外品の小分けリパックの許可を持っている加工業者さんをメーカーさんと合意の上で探すなど、ちょっと手間がかかりますが、有償サンプルを作ってより多くの関心がある方に「美肌の湯」を試してもらう機会を増やすことは、DOKA-SHOPさんにもメーカーさんにもお客さんにもメリットのあることだと思いますので、まずメーカーさんに相談してみてください。

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最後に、お客様や注文が増えれば薬機法関連のクレーム(いちゃもん)やトラブルの可能性は増えていきますので、今回のヘナなど新商品を扱う際は、仕入先メーカーは元より、役所や保健所、弁護士などにも表記や、万一のトラブル時の対応策などをしっかりと確認してから行ってください。



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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、トップページの商品一覧や記事一覧の下に表示されるMORE(もっと見る)ボタンの大きさ、位置、デザインを変更する方法をご紹介します。






スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
下記の指定では、背景色が赤色、文字が白色のボタンになります。
背景赤色:#FF0000
文字白色:#FFFFFF
色を変更する場合は、カラーコードを変更してください。


.more_item {
padding-top: 30px;
text-align: center;
}

.more_item .general_btn {
width: 180px;
text-align: center;
padding: 10px;
background-color: #FF0000;
border: none;
color: #FFFFFF;
}

.use_hover .main_box .more_item .general_btn:hover {
border: none;
background-color: #FF0000;
color: #FFFFFF;
opacity: .5;
}

 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

ChatGPT、Gemini、Claude、Copilot、Adobe Fireflyといった生成AIと時間の許す限り対話していますが、どのテーマをどのAIと語り合ったのかがだんだん混乱してきました。そういうものもAIに整理してもらう必要がありそうです。
(おちゃのこ山崎)

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