ジーエイチスリールーマニア【FROM ROM】

カテゴリ:美容、健康

ジーエイチスリールーマニア【FROM ROM】

いつもお世話になっております。http://gerovital.ocnk.net/を運営しているものです。「ダメ出し!道場」登場希望します。よろしくお願いいたします。
株式会社ジーエイチスリールーマニア 田戸 圭悟

実は…今回は、ダメ出しチェックしている最中に、おちゃのこショップサイト以外にもネット販売の「秘密」があることがわかったという、今までに登場した店舗さんとはちょっと毛色の違うショップさんです。

個人商店さんではなく、企業、特に製造直販サイトさんや輸入販売元さんなどいわゆる「メーカーサイト」さんたちに参考になる事例だと思います。

商品は「コスメ」、それも女性の基礎化粧品が主力ですので、正直、私も自分では買ったことも使うこともないのですが、できるだけ女性の目線で見て、気に入ったらコスメ使ってみようかしら♀…(笑)

アハ(^^;)冒頭から冗談すみません! オネエの気はありませんので!

それでは「ダメ出し!道場」第16回目 スタートです!(^-^)

第一印象


EC仙人 太田

まずは入り口ページがあって

http://gerovital.ocnk.net/

そこから店内↓に誘導する

http://gerovital.ocnk.net/home/

通販・小売業種のネットショップとしてはあまり見かけないパターンですが、このサイトのようにメーカーの国内総輸入元ということであれば、いわば消費者のお客様から見た場合、日本においてはここが「メーカーサイト」の位置付けになるわけです。

(ちなみに…正式な会社サイトは http://www.gerovital.co.jp で、おちゃのこサイトは直営ショップという位置付けのようですね)

さて…まずは

「ルーマニア生まれのジェロビタール化粧品」とは何ぞや?

を来店者にきちんと認識させる意味では、「入り口ページ」でいったん足を止めさせるのは良い手法です。(^-^)

しかしながら、(残念ながら)せっかくお客様の足(視線)を止めたのに、肝心の入り口ページ
http://gerovital.ocnk.net/
がジェロビタール化粧品の本質のアピール・説明ではなく、並行輸入品ではなく正規品であることをアピールしているなど、ややピントがずれていてもったいなく感じます。

それ以前に、まずは第一に

【ジェロビタール化粧品】とは○○○○○な化粧品です!
をしっかりと認識させる必要があると思います。


…と、ここまで書いて…

でも、なにゆえ、貴社がこんなトップページを作られたのか?…

気になって貴社サイトやネット上でジェロビタール化粧品の情報をざっと、調べさせていただきましたところ…

「秘密」がわかりました!(^^;)

「ダメ出し!道場」のお申し込み時には、おっしゃっていないことではございますが、多くの読者の方々のために、あえて、「秘密」!?を書かせていただきますことをご了承くださいませ。

実は
【ジェロビタール化粧品】は、あの、ショッピング専門TVの 『SHOP CHANNEL』さんでTV通販されているのですね!(^^;)

つまり、このショップに来店アクセスされるのは…

テレビの『SHOP CHANNEL』で【ジェロビタール化粧品】のことを知って、ネットでもう少し詳しく調べてみよう! と検索された方がほとんどだという前提があっての…

あの「入り口ページ」なのですね! (^^;)

だから(すでに商品を知っている方が来店する前提だから)、商品の説明より先に、ココが正規品サイトですよ! とアピールされておられる。

ウーン! (>_<)

正直、多くの読者さん(個店で頑張っている他の店舗さんたち)にはTVからのサイト誘導なんて、ヨダレが出るような、「うらやましい状況」ですし、日々、個店でどうやって集客しようか四苦八苦している店舗さんたちには参考になりにくい事例ですね…。

でも、読者の皆さん! 「ウチには関係ないや」とあきらめずに最後までお付き合いください(^^;)

それでも少しは参考になるような「ダメ出し」しますから!(笑)


では、仕切り直し!

さて…
いくらTVでブランド名や商品名を知った人が来るのが前提だとはいえ、やはり、

【ジェロビタール化粧品】って何なの?

を入り口で簡潔・明確に説明すべきですね。

TVを見ていても、視聴者はすべての情報を記憶してるわけではないですし、友達から教えてもらったとか、たまたま誰かのブログで紹介されてたなど、TVを見ずにアクセスして来たユーザーもいるはず!

そんな方々には、現状の「入り口ページ」の内容では不親切極まりないですね。

そこで…

貴社メーカーサイトと『SHOP CHANNEL』さんサイトを参考に勝手ながら、こんな見出しと概略文を書かせていただきました。

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【ジェロビタール化粧品】とは…

ルーマニアの国家プロジェクト「加齢の研究」
(食事・運動・スキンケアなどあらゆる観点から、美しく歳
を重ねるための研究)から生まれたコスメブランドです。

元ルーマニア国立老人医学研究所所長であり老化予防の権威
アナ・アスラン博士が治療の一環として開発した化粧品を元
に、ルーマニア厚生省の管理指導のもと、日本人の肌に合う
ように研究改良され、日本の薬事法にも適合した、安心・信
頼できる基礎化粧品シリーズなのです。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

いかがですか?

まったく初めて読む人も、TVで一通り説明を聞いた人も30秒程度で読める上記程度の概略を、入り口ページでざっと説明すれば、お客様に【基本】を押さえていただいた上で、店舗内に誘導できますね!

大見出しや強調すべきキーワードの文字の大きさ・太さ・色などはぜひ工夫なさってみてください!

また、開いた瞬間、文字ばかりだとそれ以上入りたくなくなりがち(クリックしたくならず、戻るボタンをクリックされる)。ぜひ入り口ページにアスラン博士の写真や、商品のイメージカットなどを入れてみてください。


トップページ以外は


EC仙人 太田

トップページ以外の中身では、コスメに関しては、薬事法の絡みもあって、基本的な仕様や成分表記くらいしかできないのはわかりますが…やはり全体的に、情報不足な感じがあります。

逆に…(TVは拝見していませんが)『SHOP CHANNEL』の司会者さんたちのトークを逆輸入する位の必要があるのでは? と思います。彼らも、薬事法は遵守している中で最大限の魅力を伝える表現・言葉を持つプロですので、利用しない手はありませんよ!

「ダメ出し!道場」読者の皆さんも、有力TVショッピング企業のキャスターさん達の表現や商品の見せ方は、勉強になる点が山盛りです!

何を、どこまで見せているか? パッケージや外観だけではないですよね! 実際に開封して、使ってみた「使用感」や食べた食感をとことん徹底的に説明しつくしますよね!

また感嘆詞! わぁ! なんと! 擬音 どかんと! どどーんと! びゅーん! スッベスベ! なども多用しているのに気づくと思います。

化粧品以外でも多くのTV通販番組がありますし、キャスターの表現だけでなくカメラさんがどこをどこまでズーム拡大して見せているか? などなど…

興味のない商品の番組でも、売る側の視点で見ればいろいろと勉強になるはずです!
ぜひとも参考に視聴してみてください!


その他の商品について…

そもそも、このサイトは、

TVを見た方が【ジェロビタール化粧品】を買いに来るサイト!?

という位置付けならば、仕方がないのですが…

化粧品以外も、サプリ、ルーマニア産のハチミツ、ワイン、特産品とカテゴリー(分類)が用意されていますね。

でも、化粧品以外のページは「上っ面の商品説明」だけで…

正直「これ欲しい!買いたい!食べたい!使いたい!」と思えるような商品ページにはなっていません。

ワイン、特産品にいたっては、まだ1商品も登録されていない状況。ウーン、今後販売をされる予定なのはわかりますが…

基本に立ち返り、消費者の視点でよーく考えてみてください。

ここは「お店」、つまり「売り場」です。

百貨店、スーパー、小売店、色々思い浮かべてみてください!

よほどの近日中に人気商品を販売開始する場合を除き、先に売り場だけ作って、商品を並べないお店ってありますか?

もしあったとしても、そんなお店をお客さんはどう思いますか?

そのうち買えるんだ! という「期待感」と、なんだよ! クリックしたのに何もないじゃん! と言う「ガッカリ感」

お客様にどちらを感じさせると思いますか?

会社サイト(メーカー)なら近日中の製品発表予定や、取扱いを説明するのはOKですが、売り場であるショップサイトでは、今日現在で売ってないのならコーナー自体を隠しておくべきですね。

せめて、販売開始日や出荷可能日がわかってから展示し、先行予約を受け付けるなど売り場としての臨場感を大切にしましょう。

『クリックしたのにガッカリ』
はネットショップが最も避けたいポイントの一つです。


その他、コスメ以外では、「ルーマニア産蜂蜜」が重要な商品のようですが…

100%純ルーマニア産蜂蜜、自然豊かな、天然の、アカシアの…などなんとなく良さそうな、魅力ある言葉は並んでいるのですが…

それをはっきりと示す「ビジュアル情報」がないのが「ダメ!」です。

貴社は、元々、ルーマニア専門商社として現地に太いパイプと情報網をお持ちのようですが、せっかくの【強み】を生かした情報がない!

具体的には…
アカシアの木や森の景色、養蜂場や養蜂家の様子、蜂や蜂の巣の写真、ボトルからハチミツをスプーンですくった美味しそうな写真などなど…

メーカー輸入元だからこそ用意できるビジュアル情報がほとんどないのは「怠慢」と言わざるを得ません!

なぜ、わざわざルーマニア産のハチミツを買うのか?

お客様に近所のお店ではなく、わざわざネットで貴社サイトから高価なルーマニア産のハチミツを注文していただくにはそのハードルを越えるだけの魅力を「これでもか!」とお伝えしなければなりません。

また、不安を徹底的に取り除く事もお忘れなく!(農薬や環境汚染されてないか、工場の衛生管理なども出来れば必要)

ぜひ、輸入元、ルーマニア専門商社の【強み】を生かして、再度コンテンツを見直してみてください!

総評

せっかく、オリジナリティあふれる商品なのですから、ぜひお客様にもっともっと商品をしっかり見せて差し上げてください!第1段階として商品写真の充実だけでも効果は現れるはず!
その後、入門者、中級者などターゲット別の商品構成に踏み込んでいけば将来性はあるはず!

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。