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ネイルチップ通販Ruru nail

おちゃのこネットでショップを作成し数年たちました。
年々リピーター様は増え、企業様からの大口発注も定期的にいただいたり、ショップを見て直接お問い合わせいただき、フルオーダーメイドも増えてきてます。
売り上げは月10〜20万程度。
ただ、既存のデザインカタログからのご注文がもっと増えたらな…、と思っております。
客観的に見たアドバイスがいただけたらと思っております。
よろしくお願いいたします。

ひと昔前に「おやじギャル」なんて言葉が流行りました。
若い女性なのに行動や言動がおじさんみたいにふてぶてしく、図々しく、恥じらいよりも自分のペースで主張、行動し楽しむ…。
そんなイメージでしょうか(^^;)

今や、もうそんな言葉で区別しても仕方ないほど、街にはおやじギャルが溢れかえっています…(笑)
昔は立ち飲み屋やラーメン屋、牛丼屋などはおやじの聖域で、ギャルどころか女性を見かけることすらありませんでしたが、今は女性が一人でいるのは珍しくなくなりましたよね?

でも一方で、昔は女性しかいなかったようなスイーツのお店やヘアサロン、エステなどにも男性、しかもおじさんの姿がちらほら…。

こちらは「ギャルおやじ」とでも呼べばいいのでしょうか?(^^;)

私自身は名実ともに立派な「おやじ」ですが、まだ女性の集まるスイーツ店やヘアサロンに一人で乗り込む勇気は持てていません。

でも仕事では、女性だけをターゲットにしたお店をコンサルしたり、レビュー、アドバイスする機会も多いので、実は感性、目線はかなり「ギャルおやじ」「オネエおやじ」化しているかもしれませんわ。オホホホホ(笑)

いやいや、冗談ですよ! そっちの気はまったくありませんから(^^;)

ただ、今まで女性向けコスメのお店やエステサロン、女性下着や水着の専門店、ドレスのオーダーメイド店など女性向け美容やファッションに関するお店のコンサルやお手伝いを山ほどしてきたというのは事実です。

さて今回のお店もそんな「ギャルおやじ」いや、「女性」の目線になりきって「ダメ出し!」しなければならないネイルチップの通販ショップです。

生まれてこの方、一度もネイルアートやネイルチップなどで爪を飾ろうなんて思ったことはありませんが、その気持ち・感覚になって見ていきたいと思います!
(^^;)

それでは
ダメ出し!道場スタートです!

お店の顔である看板画像が残念な状況…やや暗いイメージ


EC仙人 太田

トップページの率直な第一印象は
「看板画像がどんより暗くピンボケしていて画質も粗く残念」です。

ネイルそのもの、写真そのものは十分クオリティが高いのに…もったいない!

ページ背景が真っ白で明るく、その対比のせいもあって、看板画像の指の皮膚の色が濃く見えます。おそらく、かなり画像サイズを圧縮されたためか、黄色とピンクのストライプ部分も画質が荒れていますし、文字も輪郭がぼんやりしています。そして、グレーを使っているために、全体的に暗い印象になってしまっています。

スマホ時代になって、トップページからの来店率や重要性は低くなってきているとはいえ、お店の顔である看板画像ですので、やはり明るくパキッとしたクリアな画像を用意したいですね。

また1画面めで目に入る部分には中央のテキスト部分が多く、お客様の一番の関心事である「どんな商品が並んでいるのか?」(ワクワクさせる)が起きません。

「いらっしゃいませ!」や、当店はどんな店かというキャッチ的な部分は、むしろ看板画像の中に短いキャッチコピーとして入れ込み、また説明的要素の文章など優先順位が低い内容は別のページにまとめても良いと思います。

トップページではまず、ずらっとどんな商品バリエーションがあるのかを一覧で見てもらうことを最優先し、少しでも早く(上部に)商品一覧が目に飛び込んで来させるのが良いと思います。

また、現状はスマホ専用ショップがないようです。スマホ利用度の高い、比較的感覚や行動が若い(実年齢ではない)女性をターゲットにするお店と思われますので、スマホサイトはぜひ用意されることをお勧めします。

そもそも論:自爪のネイルアートとネイルチップの違い、特徴、ターゲット


EC仙人 太田

私はもはや初老のおやじ(苦笑)ですので、ネイルをすることも、したこともないですし、ネイルショップに行って商品を見たり、サービスを受けようかと迷った経験もありません。まぁ、若かったとしてもネイルはないでしょうね(^^;)

なので、あくまで女性の目線、女性の立場、女性の感覚を想像しながらのレビューになるのですが…

そもそも論として、自爪のネイルアートとネイルチップのお店とでは、ターゲットとなる客層は多少は重なる部分はあったとしても、多くは異なるのではないでしょうか?

(想像・推測ですが)

自爪のネイルアートの方
→一度すれば数週間は楽しみたいでしょうから…学校や仕事、生活上も一定の期間ネイルをしていてもさしつかえない方々。サロンで何時間もネイルしてもらう時間的余裕のある方。

ネイルチップの方
→容易に付けたり取り外したりできるので、短期間、短時間だけ好みのネイルチップアートを楽しみたい方。仕事や学校や育児など普段はできない制約のある方。忙しくサロンに何時間も時間を割けない方。何度も付け外しをして楽しめるので、コストパフォーマンスを優先する方。

「そんなの業界人にはジョーシキ!」って叱られるかもしれませんが(^^;)、お客様には、まだまだ興味はあってもお店に行ったこともないし、具体的に比較や検討はしたことないなんて方もたくさんいらっしゃると思います。

ウチのスタッフや身近な女性の方々を見ても、ファッションやヘアスタイルには敏感で気を使っていても、ネイルとなるといろいろな制約からまだ踏み込めていない女性も多いように思います。
でもこの人たちこそ、Ruru nailさんの潜在的な大きな見込み客層だと思います。

むしろ、ネイルデビュー初心者を取り込めば、長くファン、リピーターになってくれる可能性も高いので、風間店長には当たり前の基本知識でも、あらためてできるだけわかりやすい解説コンテンツを準備して教えてあげましょう。

また、私の個人的感覚ですが、素人目には…一見、自爪ネイルのほうが高価で、その分素材やデザインも豪華なイメージがあるのですが、ラインストーンやパーツなどを盛り込んで豪華(高価)にすればするほど、ネイルアートを落として(除去して)しまえば「おしまい」な自爪ネイルよりも、何度も付け外しできてアクセサリー感覚で何度でも楽しめるネイルチップのほうがグッとお得ですし、サロンで何時間もかける必要もなくずっと楽しめますよね!?

こういった時間的にも金銭的にも「お得な」部分も、もっとアピールされると単価の高い豪華な商品も企画できて、客単価、商品単価をアップしていくことも可能かと思います。

「ネイルチップだからこそ楽しめるゴージャスネイル!」のような感じで(^^;)

また、万一、1本だけなくしたとか、数本だけ傷や破損したなどの場合も、必要な部分だけ追加購入や修理? などのサービスを(有償でも)付けることができれば、リピート率や満足度を上げることも可能かと思います。

細かい点、気になるところ


EC仙人 太田

例えば http://rurunail.ocnk.net/product/815 の下部などにある他の写真のチップの種類とショートとオーバルの違いを示した画像は、多くの商品ページで共通で使われているようですね。↓↓↓↓↓
https://rurunail.ocnk.net/data/rurunail/product/20140721_95dcd9.jpg
https://rurunail.ocnk.net/data/rurunail/product/20131031_b20bcb.jpg

看板画像同様、おそらくかなり以前、オープン当初ネット回線の遅い時代に説明のために用意された画像なのか、画像サイズを圧縮して画質が悪いのかと思いますが…今となっては多くの商品ページにあるこの2つのバナー画像がお店の印象を古臭く、暗いものにしてしまっています。
写真にベタ文字を載せるなどWEBデザインとしてもダサダサ…(老舗ならではのありがちなパターン)

ご面倒でも、新しくクリアで明るい画像を作り直して、ご自身でできなければプロに依頼してでもお店のイメージアップをいたしましょう。
また画像の説明内容も、「チップの種類」でミディアムオーバル、ショートオーバル、ショートとポイントとあるのですが、ポイントというものの説明文が見当たらず良くわかりません。

またその下の説明テキストも変に左に余白があったり、変なところで改行されていたり…一部テキストが文字化けしていたりするので、見直して修正しましょう。

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サイズサンプルチップ のページですが…
http://rurunail.ocnk.net/product/38
チップのタイプがショート/ショートオーバル/ミディアムオーバル/ペディチップ と選択項目があるのですが、下の説明文には3種類しかありませんし、それぞれの画像もないため、このページでは違いがわかりません。サイズサンプルという大事なページで情報が曖昧ではお客様は困惑してしまいますし、面倒くさいと感じれば黙って出て行ってしまいます。
知らず知らずのうちに、チャンス(見込み客)を逃してしまっているかも知れません。

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オプション(特急/テープ/サンプル)
http://rurunail.ocnk.net/product-list/11

お店の目線からは「これらはネイルチップ本体ではないので、サブの商品としてひとまとめにしておきたい」という意図もわからなくはないのですが…
お客様目線で見ると、ネイルチップを取り付けるための両面テープや粘着グミは、チップと一緒に使う主要商品で、ある意味必ず欲しい消耗品です。
トップページや全ネイルチップ商品ページから必ずアクセスして買えるようにしたり、消耗品としてお買い得パックやセット商品を作るなどすれば、客単価を上げリピーター促進にもなると思います。

ベテラン、プロのお店ほどありがちなのですが、お店の都合の良い分類や見せ方ではなく、あくまでお客様目線でどこに展示し、どんな売り方をするのが良いか? を意識して考えるようにしましょう。

例)スーパーで焼肉のタレは調味料コーナーにもあるが、お肉コーナーにも並んでいたり、野菜コーナーのキュウリの横に浅漬けキュウリのタレを置いていたりするような発想。

また、小言になってしまいますが…
商品名「粘着ぐみ」→「粘着グミ」のほうがわかりやすいと思います。
写真も白地背景で画質も悪く、商品が良く見えませんし、商品ページに使い方写真や取り外し方写真などもぜひ欲しいところです。動画説明まであれば理想的ですね。こうした脇役商品だけれど、重要な商品こそていねいな説明が求められますし、初心者がつまづきやすい(つまづくと諦めて逃げていく)点なので、かゆいところに手の届くお客様目線の説明を心がけましょう。

総評

本質である商品や、最近撮った商品画像などは十分クオリティが高いお店です。

ただ、数年前(おそらくオープン当初)に撮って用意された画像やバナーなどが古臭く、クオリティが低いため、かなり全体の印象の足を引っ張ってしまっています。

ちなみに、私のおじさんの感覚だけでは良くないので、弊社スタッフの20代〜30代の女性陣数名にも貴店を見てもらったのですが…
やはり同様の反応、感想で、「モノはいいのにページや画像が悪くてもったいない!」でした。

過去の「ダメ出し!道場」でも何度か述べていますが…
ファッションに関わるお店においては、ホームページ内の画像やバナーデザインなどがカッコ悪いと、「商品のセンスやデザインまで悪いのではないか?」といった不安や悪い印象を与えかねません。

たとえおしゃれな洋服やアクセサリーであっても、店構えが古びて、店内やPOPや看板が汚れているアパレル店では、誰しも買いにくいということですよね。

少し、キツい申し上げ方になりましたが、要するに現状のお店の中にある、今のおしゃれなネイルチップデザインや商品クオリティ、風間店長のスキルやセンスにそぐわない画像やバナーを改善すれば、まずはグッとイメージアップできるということです。

あとは、商売・ビジネス面に関してですが、いかに自爪のネイルアートとの違いや差別化メリットをアピールできるか。いかに通販という不便さ、不自由さ、心配点を一つずつ取り除き、見込み客の方々に注文までのハードルを越えさせるか?

「ご注文前にお読みください」や
http://rurunail.ocnk.net/page/2
「チップの種類/サイズの選び方」
http://rurunail.ocnk.net/page/3
「ネイルチップの使用方法」
http://rurunail.ocnk.net/page/4

などが基本的・基礎的な説明ページとしてあるにはあるのですが…文字ばかりだったり、測り方の画像がつぶれていて見にくかったり…かなり見栄えの悪い状況です。

これらのページにテキストで雑然と書かれていることをまずは整理してみましょう。また、できるならば、イラストや画像などをまじえて直感的にわかりやすくすることで、あまり詳しくないお客様のハードルがグッと下がると思います。

例えば…初めての方が感じるであろう
・自分の爪の大きさや形、カーブに合うだろうか? 合わないときはどうすればいいのかな? 自分で多少の調整はできるのかな?
・不器用だけど、自分一人で簡単に付けたり外したりできるかな?
・デコレーションしたチップはどのくらい(何か月? 何年? 何回くらい?)持つものなの? アクセサリーのように毎日でも付け替えできる? しても良い?
・一つ、二つだけ紛失とか破損とか指に合わないなども対応してもらえる?
・一部の指だけショートに、オーバルに、などイレギュラーな買い方もできる?
などなど…

初めての方が感じるであろうさまざまな不安や疑問をすべてリストアップして、一つずつそれを解決する手段やサービスを一覧にして説明するページを用意されると良いでしょう。

店長には当たり前のことも、ネイルチップが初めての方には不安や疑問だらけですから。

技術も商品も良いのに、ネットショップの作りこみの悪さだけでいろいろと多くを損していらっしゃる、とてももったいないお店だと感じました。

でもこれは逆から見れば「手直しすればすぐに良くなる点だらけ!」だとも言えますのでぜひリニューアルを検討しましょう。

よろしければお気軽に個別に電話・メールにてご相談ください。

 

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。