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イマデン・web

真似されて、ヤフーショッピングに出店されている。

「〇〇コン」って略号、略語多いよなぁ…
以前にふと、こんなしょーもないことを思いついたんですが…

皆さんは「〇〇コン」というとどんな言葉を思い浮かべますか?

これが、いざ考えだすとじつに多い!
皆さん「コン」の正式な単語、わかりますか?
↓↓↓↓↓
パソコン → パーソナル・コンピュータ
エアコン → エアー・コンディショナー
カラコン → カラー・コンタクトレンズ
ミスコン → ミス・コンテスト
マザコン → マザー・コンプレックス
トルコン → トルク・コンバーター
ボディコン → ボディー・コンシャス
ノーコン → ノー・コントロール
ゼネコン → ゼネラル・コンストラクター
生コン → 生・コンクリート
糸コン →糸・こんにゃく(笑)

ダジャレや日本語の「こん」はともかく、外来語や略語だけでもこんなにたくさん!
しかも「コン」の元が全部違うでしょ?
日本人はどうもコンのつく言葉は略したがる習性があるようですね(^^;)

では、どこの家にもあって現代社会では使わない日のない「コン」…
「リモコン」は何の略かわかりますか?

そう、リモート・コントローラー。日本語では「遠隔操作機器」だそうですが、むしろそっちで呼んでいる人は、見たことがありませんよね。
そのくらい、もうリモコンは現代人の生活にはなくてはならないものですよね。

では、リモコンがいざ壊れると!?(汗)
昔のテレビのように、電源ON-OFFとチャンネル変更程度なら、リモコンが壊れても本体まで行ってスイッチを操作すればなんとかなりますが、今の多機能なオーディオ・ビジュアル機器や、細かな温度設定や風量、風向きから空気清浄など細かな設定のできるエアコンなどは、もうリモコンが壊れるとほとんど何もできず、困ってしまいますよね!

でもリモコンだけの故障で、本体ごと買い替えるのももったいない話。
どうしても、リモコンのほうをできるだけ早く修理するか買い替えたいと思うものです。

でも近所の電機店、家電量販店に出向いて行っても、リモコンだけをずらっと取り揃えて在庫して、即売ってくれるお店なんてまずないですよね!?

さて、本日のお店は、そんな皆さんの火急の「困った!」に対応してくれる、さまざまな家電製品のリモコンに特化した「ショウコン(商魂)」たくましい(^^;)専門店さんです!

それでは、ダメ出し道場、開始です!

第一印象:
素朴な作りだが、必要十分な情報と品揃え


EC仙人 太田

10年目のお店らしく、今となっては古臭い作りこみではありますが、型番、品番で探す商品ですし、サイトやページのデザインがおしゃれであろうがダサかろうが、商品自体は各メーカーのしっかりとした商品なので、ほとんど関係ありません。

スマホ対応もレスポンシブではないですが、必要最低限の検索も可能ですし、お客様が必要な商品にたどり着く点では合格点だと思います。

あえて言えば、ライバル店との差別化として、当店が怪しいブローカー的な業者ではなく、国内大手家電メーカーと長年にわたって正規に直接契約、直接取引している老舗の電気製品取り扱い業者である旨を、PCサイト、スマホサイトともにトップページ冒頭に挨拶文として明記することで、ダサいデザインを補って余りあると思います(^^;)

また、故障だけでなく、リモコンの紛失や型番表記部分の破損や文字の消失などでリモコンの型番不明なケースもあり得ますので、どうやって探せば良いのか? 本体のどこを見れば型番が書いてあるのか?…メーカーや機種によって違うとは思いますが、一般的なパターンを写真付きで説明するページを用意しておくなど、「かゆいところに手が届く」配慮は欲しいところです。

「こんなことぐらいわかるだろう」の思い込みは、電気製品について苦手意識のある客層をみすみす逃がしている可能性もあります。


 

インタビューで浮き彫りになった事…


EC仙人 太田

今回、お店の情報を初めて拝見したときは…
「リモコンだけの販売で商売(経営)が成り立つの?」と思いましたが、お電話でお話を聞いてみると、「なるほどなぁ!」と思うような話がいろいろとお聞きできました。

ただ、数字やノウハウに関しては企業秘密の点も多く、ここですべてを書くこともできないので、少し抽象的になってしまいますがご了承ください。

まずイマデンWebショップを運営するイマモト電機さんは、社長の今本さんが昭和55年(1980年)に創業し、創業39年になる老舗電機製品取り扱いの会社です。
もちろん本業はリモコン販売が主ではなく、電気製品の保守、工事、修理などをされてきたとのこと。
昔よりどこかのメーカー1系列に依存するのではなく、国内メーカーのほとんどと直接契約、直接取引でやってきたため、あらゆる保守部品を仕入れられるとのことです。

実は、当店だけでなく、おちゃのこネットで3店舗、Yahooショップに1店舗、リモコン以外に業務用保守部品や、他の家電品の消耗交換部品(炊飯器の内釜)のお店も運営なさっています。

イマデン 金沢店
https://imaden.ocnk.net/
イマデン 金沢駅西店
https://inets.ocnk.net/
イマデン Yahoo店
https://store.shopping.yahoo.co.jp/imaden/

電機業界は成熟しているため、どのメーカーの部品でも注文したらほぼ翌日には入荷する各社の物流網があるので、ほとんど在庫を持たなくても、短納期で仕入れ出荷が可能であるとのことです。

また「リモコン」に目を付けたのは、「リモコン」はほとんどの家電製品においては単品商品ではなく、本体の内部部品としての扱いであるため、新参者の業者には、本体を仕入れる契約を持っていないとリモコンだけを仕入れて販売することはできないため、ある程度の参入障壁があるそうです。

また一方で家電大手量販店などが参入してきたら怖いような気がしたのですが、現実は…

本体に比べて単価が安く、また商品種類や数も多く、代替わりの多いリモコンを大量に仕入れて在庫したり、取り寄せ品であるために各メーカーから日々更新される保守部品のリストを入手して更新するような作業に、サラリーマンである社員が積極的に取り組むことは考えにくいため、家電品本体なら圧倒的な仕入れ力や品ぞろえで有利な大手家電量販店であっても、参入競合になりにくいという実状があるようです。

逆に言えば、イマデンさんでは、日々各社の保守部品リストの更新に目を光らせ、廃番になったり、新規に加わったりする各社のさまざまな家電品のリモコンリストを更新されていることが強みになっているそうです。

つまり、良い意味でのニッチな市場なので、思っているよりはかなり注文、売上状況は良いようです。(金額は明かせませんが、ご夫婦2人で経営されているイマデンさんの経営が成り立つには十分な数字)

今本社長は、御年70歳の年金受給世代ではありますが、「ネットショップ経営はもう趣味みたいなものです! 85歳までは元気にお店を続けたい!」と明るくおっしゃる、とてもお元気で前向きな方です。

とはいえ、ライバル店の出現(Yahooショップにおいて)によって、売上が多少食われている危機感や、競合店がイマデンさんのサイトの情報をコピペしたり、Amazonにおいてはイマデンさんの撮影した画像を勝手に使われたりなど、悪意ある業者が現れて、物理的だけでなく心理的にもストレスのかかる状況が起き始めているようです。

→商品画像にイマデンの透かしのコピーライトを入れているにもかかわらず、それさえも堂々とコピペされている…

「ダメ出し」改善案


EC仙人 太田

第一印象のところでも触れましたが…正しいリモコンを素早く見つけてもらえるようになっていることが当店の必須重要事項です。
どこをどう確認して正しい品番や型番を調べてもらい、どう検索して該当するリモコンのページにたどり着いてもらうかを、トップページにわかりやすく(特に今はモバイル・スマホサイトにおいて)案内しましょう。

たまたまお電話で話している際に、「NECの照明器具のリモコンは他にはほとんど扱っているお店がない」といったお話になったのですが…

「NEC」で検索するとなんと ヒットするのは1件だけ、しかもNEC製品ではなく、NEC製品にも使える SONY製の汎用リモコン(いろいろなメーカーの家電品のリモコン信号を出せる機械)だけでした。

よく見ていくと、本来のNEC製品のリモコンはすべて全角文字の「NEC」として登録されており、半角の「NEC」がヒットしない状況でした。
ただちにすべてのNEC品に関しては、NEC、NEC両方の表記を説明文に加える必要があります。

逆に、SHARP、Panasonicなどは全角入力だと1件もヒットしませんので、これらも念のため全角、半角両方を入れておくか、検索窓あたりに、検索は統一して半角で行うようにガイドするほうが良いと思います。

総評

石川県金沢市内にあるイマデンさんは、一見すれば地方の町の家族経営の小さな電気製品取扱い業者です。しかしながら、実は長年の業界での信用と実績で、ほとんどすべての国内大手メーカーとの即納仕入れルートがあり、また日本列島の中央に位置しているため、意外と全国どこにでも迅速かつ低運賃で商品配送ができたり、冬場もめったに雪で物流が動かないようなことが起きないといった地の利もあります。

その強みをしっかりと活かし、大手量販店には真似のできない日々の努力やノウハウで、ともすれば価格競争と品揃え競争になりがちな型番商品において、在庫レスで定価販売ができて利益率も良いリモコンという商品に特化することで、堅実に経営されているのはとても頼もしく感じました。

とはいえ、ライバルもいないわけではありませんし、日々更新される全メーカーのリストから社長自ら情報を入手しWebに反映させる作業はなかなかに大変そうで、社長のキャパがお店のキャパ。他にまだまだあるやりたいことにとても手が出せない状態にあるご様子でした。

また、真似をする業者、競合店の出現を黙って見過ごすなら、市場規模やシェアという意味では急成長中のAmazonにも出店して、おちゃのこ店、Yahoo店で拾えない大きな客層を狙うことが今後の優先課題ではないかと強く感じます。

今後は、社長にしか絶対にできないことと、バイトや外注のデザイナーさんなど人にでも頼めることに「実務」の内容を整理してみて、できるだけ社長のお時間をあけていくことが年間で数日しか休みがないとおっしゃる社長と奥様の健康のためにも、今後の事業展開のためにも優先的に必要だと感じました。

まだまだポテンシャルや伸びしろのある、地方の有力なスモールだけど優良なショップだと思います。

またスポットでも構いませんので、具体的なアクションを起こされる際にご相談をいただければと思います。

以上 「ダメ出し!道場」でした。

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。