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ぼっけぇー通販サイト

どのような事から記載すれば良いか分からず、思い付きで失礼いたします。

・googleとの連携などやっていますが、いまいち使い方が理解出来てないと感じています。
・商品詳細のページも何かのタイミングで書式がかわってしまった(崩れてしまった)商品もあったりで、全てを一律に整える事が出来ていない。
・商品数が多いので一括でもやっていますが、時間をかけて頑張るしかないのかな?
・おちゃのこの管理サイトのアクセスとgoogleでみたアクセスに凄い数値の違いがあるのは、どちらを信用したらよいのか?アクセスと購入を増やしたいです。
・システム上で仕方ないとは思いますが、送料の表示が実際と相違する点を何か工夫出来ないかな?と悩んでいます。商品の箱サイズを商品情報に入力してますが、単純に足し算していくと送料が高くなる為、お客様に躊躇すると言われました。私も昔から、その点は気になっていて注意書きしておりますが初めての人はためらいます。

何かお知恵ありましたら、ご享受頂ければ幸いです。

心理的に見やすいとか見にくいも慣れた目で見ていると分かりません。
宜しくお願いします。

芸能界のスキャンダルや、政治の話題などでは、SNSで「バズる」のも珍しくない昨今ですが…

今からちょうど1か月ほど前の8月26日。島根県松江市にある従業員9名の小さな醤油メーカーの担当者が、twitter でなにげなくつぶやいたひと言で、「バズり」ました。

それまでたった40名しかいなかったフォロワーが…

あれよあれよという間に増えて、2日後にはなんと7万人!
そして1か月後の今日現在では9万人を超えています!

私はたまたま、26日直後からバズっていく過程をリアルタイムで見ていました。また、そのお店が偶然にも「おちゃのこネット」のお店でしたので、今回ご紹介させていただきたいと思います。

【やすもと醤油】 さん
https://www.yasumoto-kk.jp/

バズった効果で残念ながら、生産キャパを大きく超えた注文が入ったようで…
現在は全商品 売り切れです!

さて、どんなすごい新製品の発表か? それとも大発明? 大発見だったのか?

そのフォロワーがまだ40人の時のバズったツイートがこちら…
↓↓↓↓↓
https://twitter.com/yasumotoshoyu/status/1298527441820856320

え? これが?
いや、なにげない、twitter担当者としての素直な心情を吐露しただけの素朴なツイートですよね(^^;)

でも、なぜバズったのか?
twitter を長年やっている人ならなんとなくわかると思います。

この担当者さんの謙虚で誠実な姿勢や、twitterのことをまだよくわかっていない上司や同僚のほのぼのとした状況に、その時のフォロワー40名のうちの何人かがくすっと微笑みながら「いいね!」と「リツイート」してくれて、その後、そのフォロワーの方々のフォロワーがそれを見て、くすっと微笑みながらまた「リツイート」して、そのフォロワーがまた「リツイート」…と繰り返され…
いわゆる拡散→バズるという状態になったわけです。(^^;)

意図的な宣伝も、バズリを狙った下心もない素直なツイート。
誠実でまじめな担当者の人柄が感じられる…

ビジネスの世界では…SNSと言うと、FacebookやInstagramのほうがなんとなく格調が高かったり、オシャレなイメージで好まれる人が多いのですが、いわゆる「バズる」(無料で口コミで情報が広範囲に拡散していくこと)に関してはtwitter がダントツです。

そもそも、Instagramには リツイートの機能がありませんし、Facebook は匿名性がなく、リアルな友人、知人だけの繋がりなので、ビジネス性の高い情報に関しては敬遠されたり、拡散させにくい雰囲気が(特に日本では)あり、バズりにくいのです。

その点、twitter は匿名アカウントでやっている人も多く、発言やリツイートが気軽なのでバズリやすいのです。

とはいえ、今回のような大バズリはなかなか狙ってできるものではありませんし、露骨な宣伝やアピールばかりのツイートでは、バズるどころかフォロワーが減ったりします。

さりげなく、誠実に、素直に、本音で…肩の力を抜いて何気ない日常をつぶやいたり、プロならではのちょっとしたウンチクや情報を発信していけばよいのだと思います。

このお醤油屋さんがその後、実際にどれほど「売上」や「業績」に影響があったか正確なところはわかりませんが…

その後のツイートやホームページのブログを見る限り、注文が殺到して製造が追いつかないとうれしい悲鳴が書かれており、全商品がSOLD OUTになっていますので、きっと大きく売上UPされたことでしょう。

この会社は twitterを始めたのが今年の6月12日。コロナ禍まっただ中に始められ、コツコツと試行錯誤しながらつぶやいて、ある日(8/26)大バズリ!

担当者パニック! その後うれしい悲鳴を上げて全社をあげて製造、対応しながら現在に至る…という経緯がじっくりと見られる中小企業の珍しい事例ですから、twitter活用に悩んでる店舗さんはぜひ遡ってご覧になってみてください。

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さて、本日のお店は、大きくバズったりはしていませんが、やはりtwitter でリピーターのお客様と繋がり、ちょっとマニアックな食玩と呼ばれるお菓子のオマケのプラモデルやNゲージと呼ばれる鉄道模型を専門に扱う趣味のジャンルのお店。
しかも通常の新品商品の仕入れ販売とは違う中古未使用品の委託販売という、ちょっと変わった形態のお店です。

それではダメ出し道場、始まりです!

第一印象
模型店であることはわかったが…何が特徴かは???


EC仙人 太田

トップページ1画面目では店名の上のサブタイトルにある「飛行機や戦闘機の1/144スケールモデルのプラモデル販売」と、「いらっしゃいませ〜」の挨拶のところにある迷彩柄のプラモデルの写真…

あとは下にスクロールしてやっと出てくる新着商品欄の飛行機のプラモデル写真でかろうじて、プラモデルの専門店らしいというところまではわかりましたが…

第一印象としては、そこまでで、特にどんなジャンルやカテゴリーのプラモデルに強いお店なのか? どんな店主がどんなこだわりをもってやっている専門店なのか? などなど…

趣味系のお店のファンが気になるであろう自己紹介やプロフィール的な情報が見当たりません。

上部メニューの「商品カテゴリー一覧」や「メーカー別」を見れば、マニアの方なら大体のお店の系統はわかるのかもしれませんが…

初心者、入門者の方にとってはちょっと敷居の高い、入りにくいお店、不親切なお店の印象です。

私は、この「ダメ出し!道場」を書くにあたっては、数日前から何度かお店を訪れて間を置きながら少しずつあちこちを見て回るのですが…今回は見ただけではお店の本当の特徴や強みは理解できず…

お電話で店長さんに直接お話を聞いて、ようやくお店の主力ジャンルや委託販売の営業形態が理解できました。

この世界に詳しいマニアのファンの方には、説明も不要で理解してもらえるのかもしれませんが…それでは初心者、入門者のすそ野が広がらず、新規顧客が増えにくいと思いますので、今回は新規客目線でのダメ出しをさせていただこうと思います。

インタビューで浮き彫りになったこと


EC仙人 太田

ぼっけぇさんは 2007年頃に大阪に住んでいた店長の小松原真由美さんが縁のあった大阪日本橋で、当時お付き合いされていた彼氏さんの趣味であった模型に興味もあって、オタクやマニアの集まる日本橋の客層も踏まえて、レンタルショーケース(場所貸しの委託販売)という当時新しい業態でスタートされました。

その後彼氏さんとご結婚され、2014年には旦那さんのご実家のある岡山に移転されたのをきっかけに、ネットのみでの業態にされたそうです。

旦那さんには商品に関する知識や情報を教えてもらうことはあるようですが、商売の経営・運営は店長がお一人でなさっているとのこと。

スタートがオタクやマニアの集まる大阪日本橋のレンタルショーケースの委託販売ということもあり、当初は、トレーディングカードや各種フィギュア、アニメやゲームグッズなど幅広く扱われたようですが、運営している間に、いわゆる「食玩」という、お菓子のオマケについてくる物に段々と集約していき、特に今ではミリタリー系の航空機、戦車などと、鉄道模型Nゲージに関して充実されているようです。

この食玩に関しては、メーカーからは次々と新商品が出ていますし、新商品に関しては全国で広く流通し、大手さんでは品揃えも良く、またすぐに値崩れして価格競争になりやすいのだとか…

したがって、ぼっけぇさんでは新品新商品は扱わず、市場に流通しなくなった古くて希少価値の高いモノを独自のネットワークで信頼関係の強いマニアの方などから委託で預かり、販売されているとのことです。

現状では広く新たな委託入手先は募集されていないとのことですが、十分に商品は調達できているようです。

具体的なダメ出し…


EC仙人 太田

第一印象でも書きましたが、トップページを訪れても、当店が何を得意とするどんなお店なのか? いわゆる自己紹介、自己アピールがないので、初見のお客様にはお店の特徴がわかりません。

商品カテゴリー一覧では、
航空機・戦闘機・戦車
エアガン
Nゲージ(1/150スケール)
カード&シール
同人サークル
ガンダム
一番くじ
アミューズメント景品
フィギュア・ミニチュア
ミニカー
仮面ライダー
鉄道関係
宇宙戦艦ヤマト
アニメーショングッズ
本・ゲームソフト・CD
生活雑貨
ペーパークラフト

と幅広いのですが、実際には商品のないカテゴリーも多く、クリックしてもガッカリ感を与えるだけなので、当面商品が入荷しないものや、今後は力を入れないカテゴリーに関しては、いったんメニューから削除して整理しましょう。

ネットショップにおいては、お店の奥行きや品揃え(品数)はぱっと見ではわからないので、特に力を入れて充実しているカテゴリー(例)航空機戦闘機(1381商品)、Nゲージ(473件)ガンダム(147件)などは、左メニューだけでなく、トップページにバナーリンクを設けて目立たせ、商品の充実をアピールしつつ誘導する導線を作るように工夫をしましょう。

特に、スマホでアクセスした際は一層、どのカテゴリーが充実しているのか早く感じさせないと客が逃げて行きます。
航空機戦闘機、Nゲージ、ガンダム の3つくらいはバナーがあって即アクセスできるほうが良いと思います。

また、リピーターだけで十分に成り立っていれば良いですが、少しでも新規客を増やしていきたいのであれば、トップページでの店舗紹介と得意ジャンルの明確なアピール(特集バナー)は必要だと感じます。

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おちゃのこショップ以外では、過去の実店舗運営時の
自社サイト http://www.bockae.com/

ブログ http://bockae.otaden.jp/

Facebook https://www.facebook.com/hobby.bockae/

twitter https://twitter.com/Bockae/

とあるようですが…

まずは、自社サイトのあまりに古い(最新情報が2012年…)何年も前の移転情報や更新情報も見られると混乱の元ですので、不要な情報は削除して、必要な最新情報を掲載するようにしましょう。

ブログも最新情報が2015年とかなり古く、見られた場合の印象が良くありません。

Facebook はそこまでではありませんが最新情報が2月…
おちゃのこショップの What's New も2019年9月 と…
とにかく全体的に情報が古く、更新がなされていません。

今年は特にコロナで休業したり閉店するお店も多いので、しっかりと情報更新して「元気に運営しています!」とアピールしないと、お客様が不安に思ってしまいます。頑張って情報発信してください。

最も力を入れられて、更新もされているのは twitter のようですが(フォロワー数1965名、最終更新8月14日)、ほとんど「いいね!」もリツイートもされていません。

これについてはインタビューでお聞きしたところ…
このジャンルの客層はレアなモノを探しているマニア層なので、希少な商品を見つけて買える当店のことはある意味自分だけの秘密にしておきたい方がほとんどで、「いいね!」やリツイートで知人に知らせたりしないが、ツイートはしっかり見て来店してくれるそうです。(^^;)

冒頭のコラムのような「バズる」なんて最も twitter に期待されることは、残念ながらどうも起きない客層のようですね(^^;)

とはいえ、こうした趣味層の新たな客を捕まえるのは twitter が有効です。「いいね!」やリツイートで新たな人との出会いが期待しにくいのであれば、 twitter の検索機能での出会いを仕掛ける必要があります。

現状のツイートにはハッシュタグがついてないので、今後のツイートではしっかりと #エフトイズ #戦闘機 #航空自衛隊 など、潜在客層が引っ掛かりそうな業界でメジャーなキーワードはできるだけハッシュタグ化しておきましょう。

ハッシュタグを付けることで、フォロワー以外にも情報を届けられる可能性が高まります。
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新たな見込み客が興味を持ってくれる可能性も高まります。
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そのツイートの中のキーワードを見出しとして目立たせ、フォロワーの注意も引く可能性も高まります。
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(読んでもらえる確率を高める)

総評

まずは、初心者や入門者、新規顧客獲得を意識して、トップページに店舗紹介をしっかりと用意し、短時間でお店の特徴・強みを理解してもらえる環境を整えましょう。

客層が広く一般的というのではなく、かなりマニア性が高く、古くてレアな商品を探して指名買いするような傾向が強いお店なので、一般的なオンラインショップの基本的な要素(写真や説明を充実させて誰にでもわかりやすく)は必ずしも必要ないお店かもしれません。

それよりも、いかに効率良く古く希少な商品を見つけてもらえるか、検索で見つけやすくするか、 twitter で潜在顧客を捕まえてフォローしてもらうかなどに重点が置かれるお店だと思います。

お一人での運営ですので、時間や労力も限られます。
あれこれブログやいろいろなSNSに手を広げ、更新できないでいるよりは、おちゃのこの「What's new」と twitter に集中して情報更新をし、おちゃのこショップでも商品UPと、twitter のフォローもしくは店舗メルマガへの登録を促し、お客様に最新入荷情報をお届けする関係構築を積極的、集中的に行うことが重要だと思います。

以上、ダメ出し!道場 でした。

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。