久陽美堂

カテゴリ:食品、飲料

久陽美堂

昨年9月9日から販売を始めておりますが、1個も売れておりません。
今回、1月末に新商品「のどじゃむ・もも」を投入致します。
このタイミングで、アピール方法やおちゃのこさんのページのブラッシュアップをご教示戴ければと応募いたします。宜しくお願い致します。

皆さん、ホットケーキ お好きですか!?
私は大好きです!(^^;)

若い方は「ホットケーキ」じゃなくて「パンケーキ」と呼ぶのが自然かもしれませんが、昭和生まれのおっちゃんは「ホットケーキ」!

子供の頃に家で婆ちゃんが焼いてくれて、パッケージ写真にあるようなキレイな焼き色じゃなくて、ちょっと焦げ目の強い…
婆ちゃん火加減強いんよ〜(苦笑)

形もあんなに小さくまんまるで3枚重ねじゃなくて、フライパンサイズまで、デロ〜んと薄く広がっていびつな形(^^;)
でも、バターを乗っけてそれがトロ〜りと溶けてきたところに砂糖をお湯で溶いたシロップをたーっぷりかけて!
(我が家は決して裕福ではなかったので婆ちゃんはシロップの付いていない粉だけのホットケーキミックスを買って、濃い目の砂糖水を作ってかけてくれていたようですが、何も知らなかったので疑問にも思わなかった!)

それでも、ホットケーキはたまにしか出てこない贅沢なおやつで、大喜びでした!(昭和40年代のお話)

その後、大きな家に住むお金持ちのお友達の家に遊びに行った際、パッケージ写真にあるようなキレイな焼き色で真ん丸に重なって、何やら茶色のトロ〜リとしたメイプル入り? シロップのかかったホットケーキと出会った際には!

な、な、なんじゃ、このなんとも言えぬ香ばしい匂いは!
甘〜い、旨〜い!、絶品!婆ちゃんの焦げ臭いホットケーキとはまるで別物!
(婆ちゃんのは砂糖水たっぷりつゆだくで、やたら甘ったるくて美味かったけど!(^^;))

そう、それが私の「メイプルシロップ」との出会いでした!(ホットケーキよりシロップの風味にヤラレタ!)

今となっては、あれが本物のメープルシロップだったのか、メープル入りシロップだったのかは不明ですが、こ〜んな風味豊かな旨〜い蜜があることへの驚きでした(^^;)

ちなみに日本でのホットケーキの歴史は意外と古く、1930年代に東京のデパートの食堂で出されたのが最初とか。
家庭用のホットケーキミックスが発売されたのも1930年代だそうですが、当時のミックスは無糖で甘くなく、あまり普及しなかったようです。

ただ1957年(昭和32年)には複数の会社から甘いホットケーキミックスが販売され、5年後には20社近くの会社から販売されたヒット商品になったようです。

シロップはチューブ入りの液状のものや、粉末をお湯で溶くもの、価格を抑えるためにシロップなしのものなど各社各様だったようですが、婆ちゃんは「シロップなし」で砂糖水だったようです(^^;)

でも、友達の家での「茶色いシロップ」の話を婆ちゃんにすると、次回には「はちみつ」をかけてくれました。
婆ちゃんはメープルシロップなんてハイカラなものは見たことも聞いたこともなかったでしょうし、当時の田舎のスーパーにはメープルシロップなんて舶来物(輸入品)は置いてもなかったので「茶色いシロップ」=「はちみつ」になったのでしょう(^^;)

私もたった一度だけ出会った「メープルシロップ」なんてものは正確に覚えてないので「茶色いシロップ」としか伝えられませんでした。
(^^;)

でも「はちみつ」も、これまためったに食べられない贅沢品ですし、砂糖水と比べれば圧倒的なコクと旨味!
な〜んか、メープルシロップとは違ったけれど、はちみつも最高! 大満足でした!

その後10年くらい経って大人になって上京して、東京のカフェでついに本物のメープルシロップのかかったホットケーキと出会い、「あの友達ん家で食べた謎の茶色いシロップはこれだったのか!」
お店のメニューで「メープルシロップ」という名前とカナダ産ということを知り、再会に感動(^^;)

それが私と「メープルシロップ」との出会いの物語です。
(大げさに話すほどのことではないか…)

最近のパンケーキは、メープルシロップ or 蜂蜜か なんて2択ではなくて、アイスに生クリーム、チョコやいろいろなフルーツソース類、抹茶やきなこや黒蜜などといろいろなトッピングで百花繚乱!?

でも基本は、バター+メープルシロップ か バター+蜂蜜ですよねぇ!

さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のお店はなんとその「はちみつ」と「メープルシロップ」という甘〜い蜜の東西両横綱!? をブレンドした「はち×プル」という蜜をベースに商品開発・商品展開するメーカーの直販店さんです。

おちゃのこ出店は昨年9月というオープンホヤホヤのお店です。

では 甘〜い!「ダメ出し!道場」始まりです!

第一印象:手作りジャムのお店?魅力の前に、怪しさ満点…


EC仙人 太田

トップページにアクセスしても、瓶入りの「ももジャム」の写真1枚と、
「砂糖があまり食べられない方々の為に、蜂蜜とメープルと果物素材だけのジャムを作ってみました。」のキャッチコピーと「久陽美堂」の店名のみ(よみがなもなく初見では読み方すらわかりません)。

商品は4点(1点は売り切れ)で全部同じ写真!?(に見える小さなボトル写真だけのサムネイル)

ざっとスクロールしても

久陽美堂とは? のメニューもなければ、お店のコンセプトや挨拶や自店アピールもなし。「私が店長です」は空白ページ、特商法表示も無味乾燥な情報のみで、あいさつやメッセージもアピールもない…

看板画像に小さく「はち×プル」は更に蜂蜜の世界を広げますのキャッチはあれど、肝心の「はち×プル」の説明もなし。

いったいどこのどんな人、会社が、どんなコンセプトや思いでどんな商品・製品を(作って?)売っているのか? ほとんど何もわかりません。

1,700円もする 口に入れる食品(ジャム)を、見たこともない店名やろくに自己紹介も思いもエピソードもなく売っている自販機から買います(買えます)か?

うーん、魅力の前に、怪しさ満点。
不安でコワくてなかなか買えません。(^^;)

商品うんぬんの前に、まずはネットショップの基本の「基」をキチンと押さえて掲載しておきましょう。

挨拶、自己、自店、自社紹介、創業や開店の思い・メッセージ「久陽美堂とは」「運営会社 大紘商会とは」「はち×プルとは」。店主「黒江秀一」の経歴や専門・強み、思いなど。

インタビューで浮き彫りになったこと


EC仙人 太田

いつものようにお電話で店長で社長の黒江秀一さんにインタビューさせていただきました。

まずは店舗名の「久陽美堂」について。「久陽美」は黒江社長のお母さま、奥様、お嬢さんのお名前の漢字から1文字ずつ取って付けた愛情溢れる店舗名です! 素敵!

会社名の有限会社大紘商会は、先代社長であったお父様が1965年に創業。今年で59年目を迎える「香料・香辛料・調味料・食品添加物」の専門問屋業だそうです。

黒江社長も入社して30年だそうですから、香料・香辛料・調味料・食品添加物の取り扱いは大ベテラン!

販売先である食品メーカーさんや販売店さんの、作りたい、使いたいニーズに合わせて相談に乗り、仕入先である商社やメーカーさんのネットワークを組み合わせて必要な素材・原材料を調達するのが本業だそうです。

中間素材商品ではない自社完全オリジナルの消費者向け最終商品の開発は初めてだそうです。

きっかけは甘い物に目がない黒江社長が好きでよく買って食べていた某メーカーのメープル味のホットケーキ風菓子パン。
でも原材料表記を見ると、純粋なメープルシロップだけを使っているはずもなく、水あめ、異性化液糖、グラニュー糖、メープルシロップ…

水飴や砂糖や液糖メインでメープルシロップが少しというのを見て、どうせならナチュラルな原材料だけでもっと美味しいホンモノのホットケーキを作って食べたい!

まずは自分が本物の美味しいホットケーキを食べたい! という、商品開発ではなく純粋な料理の探求心(食欲)からのスタートだったそうです。

じゃあ、とメープルシロップをメインに、水飴、液糖、グラニュー糖は使わず(ノンシュガー)で作ってみると、甘さが全然足りず、実はかなりの量の糖を使っていてハイカロリーで健康リスクも高まりそう! と感じてノンシュガーで作ることを決意!

砂糖類の代わりに「はちみつ」を使うこと→蜂蜜とメープルシロップを混ぜて使うことを思いついたそうです。(ありそうで他にはない)

が、いざ蜂蜜とメープルシロップを混ぜてみると、濃度や比重・密度の違いからかなかなか容易に均一には混ざらない。いろいろな方法、いろいろな比率で試行錯誤し、納得のいくレシピができるまで、なんと2年の月日がかかったそうです。

でも、最初は自分で食べるためだったところが、良いものができ、「はちみつ×メイプル」なので「はち×プル」と命名。
これを皆さんに知ってもらいたい! との思いから、知り合いの洋菓子屋さんにバームクーヘンを作ってもらおうとお願いしましたが、はち×プルだけで完全ノンシュガーでは洋菓子屋さんが納得いくレベルのバームクーヘンは焼けない! となって断念。

次に健康や免疫などの関心もあって、生姜を使ったジンジャーシロップを試作しましたが、その延長でジャムのほうが作りやすい&売りやすいかな? と「はち×プル じゃむ」の開発に注力。シュガーレスの桃ピューレやりんごピューレ、ダイスカットのりんごをなんとか探し出し、なんとか完成。商品化。

まずはこれら「はち×プル じゃむ」を皮切りにおちゃのこ出店で「久陽美堂」をオープンし 販売開始したものの、なかなか売れずに現状苦戦中…
とのことでした。

現在は奥様と2人で本業含め運営されています。
現在、次の商品の開発がほぼ完成し、発売準備中。

具体的なダメ出し


EC仙人 太田

具体的なダメ出し

まずは、トップページ。
挨拶をはじめ、お店について、会社について、基本的な自己紹介とコンセプトや思いをアピールしましょう。

その上でじゃむの前に基本となる「はち×プル」の開発エピソード、意図やコダワリ、原材料の蜂蜜、メープルシロップについてはどこ産のどんなグレードや品質や特長など、お客様が知りたいであろう情報や安心感の裏付けとなりそうなエビデンスなど、企業秘密ではない範囲でできるだけ詳しく説明しましょう!

ただ、無添加でノンシュガーのジャムだけで市販のジャムの5倍、一般的な上質なジャムと比べても2倍程の価格のジャムは簡単には売れません。

高級食品の通販では食欲だけでなく「知識欲」や「納得感」を満たしてあげることが肝要です。

なぜ「ノンシュガー」にこだわるのか? そのきっかけや理由もぜひ最初に知りたいですし、久陽美堂さんの「ノンシュガー」「シュガー」の定義や「糖分」に関する見識、初心者向けの解説コンテンツなどもぜひ欲しいところです。

糖分、糖質に関する商品に興味がある客層は「血糖値」にも感度が高いと思われますので、血糖値に与える砂糖、蜂蜜、メープルシロップの影響についても解説コンテンツが欲しいです。

店長日記は今のようにどんどん書き足していって良いですが、過去の投稿は段々と下に追いやられ目に触れにくくなりますので、恒久的に見て欲しいコンテンツは、フリーページを使って作り、メニューにも入れておくことがオススメです。

例)「はち×プル」とは
例)「久陽美堂のノンシュガージャム」
例)「ノンシュガーへの思い」
例)原材料の産地、グレードについて
例)久陽美堂の添加物への考え方(どんなものは使い、どんなものは使わないか)
例)賞味期限と消費期限。開封後の消費期限
開封しても元の消費期限まで大丈夫と勘違いされる消費者は多い。使うスプーンなどの熱湯消毒や、一度口にしたりパンなどに塗ったスプーンを再度、瓶に入れないように注意する、開封後はすぐ冷蔵庫に入れる、再度冷凍保存の可否など、素人であるお客様への知識や食中毒防止になる情報の啓蒙になるようなコンテンツなど

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「商品写真」について。
サムネイルが小さいですし、皆 同じようなボトル写真ではお客様は区別がつきにくく、サムネイルの意味もありません。

サイズを大きくし、ひと目で商品の違いがわかるようなアイコン(例えばりんごや桃のアイコン)を載せたり、g数を文字載せしたり、商品ページでの写真は 瓶の大きさがひと目でわかるような比較物写真もあると、勘違い、印象違い(思ったより瓶が小さい、量が少ないガッカリ感)が減ると思います。

また中身の写真ですが、小鉢に入れて見せていますがやや皿が深いので固形分がよく見えていなかったり、皿の壁に付いている液体部分が多いと美しく見えません。

浅い白い皿でキレイに見せたり、スプーンにすくったものを見せたり、ジャムですから白い食パンに載せた(塗った)美味しそうなシズル感のある写真にしてはいかがでしょうか?

また、「動画の時代」です。静止画で1方向からの写真 よりも、数秒の短い動画で良いので、パンに塗ったり、瓶から皿に盛ったりするシーンでジャムの流れ方、粘度や艶、光沢の変化などを動きで美味しそうに見せることもぜひトライしてみてください。

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そのままの素材としての ジャム だけではなく、スイーツや料理の材料、レシピ、組合わせの提案が欲しいです。

例)パンにのせる、クラッカーやハムやスライスチーズなどにのせる、サラダや料理のドレッシングやソースとしてトッピングや調味料代わりに使う、カクテル素材としてドリンクに入れて使うなど。

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お店の常識=顧客の常識 ではないです。
専門用語や表記はできるだけ初心者にもわかりやすくかみ砕いて説明するよう心掛けましょう。

例)ももじゃむ(桃ピューレタイプ150g)
https://kuyoumidou.ocnk.net/product/2

の商品説明文の中で
「原材料表示について…酸化防止剤(V.C)」

例)りんごじゃむ(角切りリンゴタイプ150g)
https://kuyoumidou.ocnk.net/product/1
の商品説明文の中で
「原材料表示について…クエン酸」

など添加物についての表記がありますが、V.C =ビタミンC だと皆がわかるわけではありませんし、クエン酸が何かを知らない人にとっては洗剤によく入ってる謎の
化学物質(=危険そう)と思われかねません。
↓↓↓↓↓
ビタミンC(酸化防止剤として添加されていますが栄養成分のビタミンCとしてもよく知られています)
とか
クエン酸はレモンなど柑橘類の酸味として含まれる物質で、りんごの中の鉄分が酸化して赤茶色に変色するのを抑えたり、ビタミンCの分解を抑えて保存性を高めたり、pH(酸性←→アルカリ性の度合)の変化を抑えて品質を一定に保つ緩衝作用があるので安全度の高い添加物として使われています。

などと解説してあげるとわかりやすい+安心感が演出できると思います。とにかく、誰もが知ってて当たり前と思い込まないように気を付けましょう。

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SNS は 現状 Instagram 、X をされていますが、ハッシュタグが重要です。ハッシュタグで検索されて新規さんに見てもらえますので、面倒がらずに多くのハッシュタグを付けて投稿しましょう。

Instagram は リール動画多めで 新規さんに見てもらえるようにしていきましょう。料理人さん、飲食店オーナーさんなどに興味を持ってもらえるようにコチラからフォローしたり試食モニター募集してみたり、いいねやコメントくれたシェフなどビジネス見込み客には積極的にDMを使って話しかけてみましょう。

総評

オープンしたばかりの初心者店舗と思えば、まだまだこれから「伸びしろ」しかないので、オンラインショップのテクニカルスキル的には低い点数ですが、ビジネス的には期待値、ポテンシャルは充分にあるお店(会社)だと思います。

現状は じゃむ だけの店ですが、本質的に売りたいのは じゃむ? でしょうか? よくよく話を聞いて考えてみると、本質は「はち×プル」→つまり「はちみつ+メープルシロップ」&「ノンシュガー」という、これまでありそうでなかった組み合わせの基本軸こそがオンリーワンの【強み】であり【個性】ですし、黒江社長の長年の食品業界での豊富な知識や経験やネットワークは商品開発においても、原材料や機材・資材なの調達にも大きな【強み】だと言えるでしょう。(既成概念やしがらみ、制約というマイナス要素もありますが…)

言い換えるなら 久陽美堂 は単なるじゃむ屋ではなく、「はち×プル」関連食品で美味しさと健康をお届けする!? そんなお店ではないでしょうか?

あえて現状否定をしながらチャレンジしていくことで、これまでにない全く新しい商品ジャンルを確立できる可能性を充分に秘めていると思います。

今回を機会に、ぜひ基本コンセプトや軸を整理し、経営の基盤(資金や人員、設備、労力)などの条件・制限の中で、どんなターゲットや市場をどんな優先順位で狙って利益と成長していくかの基本計画と基本戦略を立ててみていただければと思います。

私の個人的意見としては、ジャム3商品だけの個人相手の通販だけでは売上・収益の期待値も低く、賞味期限切れリスクも高い。一定以上の売上・利益がなければ新商品開発・製造もできず、品数も増やせないという悪循環になり得ます。

ニワトリが先か卵が先かのような話になってしまいますが、まずは「ジャムだけ」の状態から、ベーシックな「はち×プル」や元々開発されていた「はち×プル」ベースの「生姜シロップ(ドリンク)」また「はち×プル」ベースの調味料(旨味やコクの調味料)など基本軸から商品数を増やせるように…

「はち×プル」を冷凍在庫し、オンデマンドでその他商品を小ロットでも製造・出荷できるような多品種+小ロット+短納期のインフラ作りが肝要かと思います。

また、ターゲットも個人客だけでなく、スモールBであるオーナーシェフ、オーナー調理人のレストランやカフェの飲食店さん、小規模なコダワリ食品のセレクトショップ小売店さんなど、少規模でも個人客の数倍の客単価でリピートも期待できるビジネス客層に積極的にアプローチされることが必要かと思います。

また、地元福岡や九州産の蜂蜜やフルーツや野菜などとの組み合わせでご当地産品化も可能です。地元食材のコラボ先や、地元販売ルートとして、ホテル・旅館や道の駅、高速サービスエリアなどの土産物店を見つけて共同開発や、OEMなどの可能性もあるかと思います。(もちろん他府県の企業とも)

また賞味期限が迫り、廃棄リスクが出た際に、ただディスカウント投げ売りするのではなく、新規飲食店さんに試食サンプルとして提供するとか、自社アンテナショップや親しい飲食店でカフェやスイーツメニュー(アイスやパンケーキ、パフェなど)で販売消費してもらうなども検討しておくとよいのではないでしょうか。

せっかくのアレンジのポテンシャルが大きな商品です。
そのまま個人への単品通販だけが販売方法ではないと思います。
デザートメニュー、ドリンクメニュー、料理メニューの素材や調味料として付加価値と客単価を高めて収益化する発想もぜひ検討しましょう。

洋菓子でよく見られる、フルーツ+スパイスの組み合わせも香辛料を専門に扱える問屋さんならいろいろと生み出せるのでは? と期待が膨らみます!(^-^)

新規事業立ち上げは、費用対効果<先行投資 の考え方と行動が必要です。

資金もエネルギーもかかります&かけなければなかなか軌道に乗せられません。大変です。

一方で新しいことをあれこれ考えて試行錯誤、チャレンジしていくのはワクワクと楽しいものです。
特に「食」の事業はお客様の反応が短期間にすぐにわかるので良い反応が得られた時には喜びや充実感も高まります!

ただ、賞味期限という時限商品はロス(実際損失)リスクも高いので、小さく、早くサイクルを回して、短い期間に小さな失敗&成功体験を数多く経験しながらノウハウを積み重ねていきましょう。

大ヒット、大ホームランを狙って時間とお金をかけ過ぎて在庫を積み過ぎると大失敗で再起不能になり得ます。

でも、開発資金、運転資金の確保も必要です。
資金面だけは工夫や努力だけではどうにもならない面があります。
余裕のある間に、融資なり、クラウドファンディングなり、補助金活用なり、早め早めに準備しておきましょう。

いろいろな角度から多面的に、いろいろなことを考えて、実行プランに落とし込んでいく必要があります。お一人で悩むのに行き詰まりそうになったら、お気軽にご相談ください。

以上。「ダメ出し!道場」でした!

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。