「道具って大事だなぁ〜」というお話。
最近、田舎のかなり古い家に引っ越したので、あちこちボロボロです。
とにかく修繕や修復(リフォームと言えるほどの出来栄えにはならないのですが)で、いわゆるDIY(日曜大工)をする機会が増えました。しかしながら、なんせ素人なのでYoutubeでいろいろな先駆者(プロの大工さんや、DIYのベテランさん)の動画で学びながら、限られた安物の道具や工具を使って、見よう見まねで工作や修繕をしています。
ただ、ベテランさんやプロの方はなんせ立派で高級な電動工具をあれこれと使って、あっと言う間に木材や金属をカットしたり、穴あけ、切削したりされていらっしゃいます!
彼らが使うプロ仕様の電動工具類ともなると、安くても7〜8万円から。ちょっと上位機種だと20万〜30万円も珍しくありません。
動画を見れば見るほど「いいなぁ〜、欲しいなぁ〜」と思いつつ、素人のDIYなので「その道具、買ったところで1年間で何回使うん?」と自問自答すると、なかなか購入にまでは至りません(^^;)
でも、DIYの基本中の基本である「木材を切る」電動の丸ノコ(丸い回転する刃が付いた電動ノコギリ)の切れが悪いので、思うようにキレイな切り口で精度の高いカットができないことに疲れ果て、(私の持っている本体は10年以上前に近所のホームセンターの特売で買った有線でコンセントにつなぐ1万円以下の安物です)さりとて何万円も出して最新の充電式丸ノコに買い替えるのは懐がちょっとしんどいので、丸ノコの「刃」だけでも切れ味の良さそうな有名ブランドの高い刃に買い替えてみることにしました。
まぁ高いと言っても「刃」だけなら数千円で済みます。(安物の刃が1枚1,000円〜1,500円程度のところ3倍の4,000〜5,000円くらいするものです)。
「この刃、高っかいなぁ〜、ホンマに切れるんかいな〜!?」と思いつつ、勇気を持ってポチっとな。(^^;)購入しました。
で、届いて実際に我が家の安物丸ノコに装着して使ってみると、もうビックリ! 今までの丸ノコを木材に押し付ける力を10とすれば、2〜3程度の軽い力で、まるでバターに熱いナイフを押し当てるが如く、滑らかにスイ〜〜っと切れていく! 当然、振動や刃のブレもほとんどなくなって、曲がりにくく真っすぐに、かつ切断面もキレイで滑らか、木のササクレ(バリ)もほとんど出ない!
角材を10本、20本、50本…、合板を10枚、20枚、数十枚…と次々に切り進めて行っても、その程度では切れ味は全く変わらず、「素人DIYの切る量程度なら相当長持ちするだろうなぁ〜」と思いました。3倍の値段でも、切れ味良く、ストレスなく、精度・質も高く、しかも何倍も切れ味が落ちないのなら絶対この高級刃を買って正解!「ほぉ〜〜っ、高いだけあるわぁ〜」と感心を超えて感動しています。
それ以降、高い本体は買えないけど、電動ドリルのビット(先端ドリル部分)や電動インパクトドライバーの先端ビット、ノミやノコなどの刃物やパーツ部分だけは(安い中国製品の誘惑に負けずに)日本製の高級ブランドのパーツを2倍〜3倍の値段を出しても選ぶようになりました。
概ねいずれも値段以上の品質の差を感じ満足しています。もちろん探せば中国製でも安くて良いパーツがあるかもしれませんが、なんせハズレが多くて当たりを引くまでいくつも買い試す時間と手間暇と根気がもうありません!
金銭的にも仮に高級品が3倍の価格だとしてもハズレ品を3回買ったら同じ出費。しかもその間の時間の無駄、労力の無駄、切れない不満とストレスを感じ続けて、出来上がり品質も悪い事を考えると、多少の出費増ならケチらず良い道具を買う方が良い! と悟りました(^^;)
それに何より工具の目的=正確に美しく安全に切る(加工する)が早く達成できればDIY全体のスキルアップ、レベルアップにつながるのですから!
まぁ、最近は「日本製で高価」を謳いつつ、大半を海外で作り、最終組み立てだけ日本でやって日本製を名乗るような産地偽装!? や、本当に日本製であってもコスト優先のために品質の低い材料や人件費の安い未熟な職人とも呼べないような従業員に作らせて、ろくに検品もしないで出荷するような国内メーカーも増えてきているので、気を付けなければいけませんが。
一応、その辺(製造技術や職人、検品・品質管理)のレベルの高いブランドさえ見極められれば、ハズレ確率は下がり、満足度は高いと思います。
きっと、電動工具本体も国産の有名ブランドのものを買えば、もっと精度や加工品質や耐久性なども上がって満足度は高いのかもしれませんが、私のレベルではさすがに工具に何十万円もはかけられませんので、「パーツだけは国産高級品でいい道具!」戦略で頑張ります!(^^;)
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話はDIYからゴルフに変わりますが、思い出すこと35年くらい前、社会人になって数年たった頃、先輩の勧めでゴルフを始めようと思ったのですが、当時は幼い子もおり、自由になるお小遣いも少なく、ゴルフウェアやシューズ、バッグなども必要となると、合わせれば新品のゴルフクラブのセットに何万円〜10万円はなかなかかけられませんでした。
たまたま伯母の家に遊びに行った際に、義理の伯父さんがゴルフをする人だったので、古い使わないゴルフクラブはないか聞いてみると(貰う気満々で!)「かなり古いけど、オーダーメイドで作った良いのがある! もう使わんから持って行ってええよ! と快くくれました。(ラッキー! とその時は喜んだのですが)
でも、本当に古いもので、金属シャフト部分には錆が出ていたり、グリップ(握り)部分はクッション性の良いゴム製ではなく薄くて堅い革巻きなので、高級感こそあれ、初心者が使うにはなかなか球を芯でとらえられないで、ミスショットするたびに衝撃が伝わり手が痛いし、古い革なので汗をかいたり雨でも降ると滑ってすっぽ抜けてめっちゃ危ないし!(練習場で何度かクラブを飛ばして館内放送で全員に打つのを止めてもらってグラウンドに取りに走ったこと数回。めっちゃ恥ずかしかったし危なかった〜!(汗))
また教えられた通りに打ってもどうも真っすぐ飛ばない(^^;)
球が最初から右に出ていく。自分がヘタクソだから仕方ないのか〜? と思っていたのですが…
あとからレッスンプロに見てもらってわかったのですが、身長が低い人に合ったクラブを身長の高い人が無理に使うと、ヘッドの前後の角度(ライ角)が変わってボールが最初から右に出ていくのだとか。
伯父さんは身長155cm位のかなり小柄な方で、私は身長177cm。伯父さんの身長に合わせたオーダーメイドクラブだったので、身長差22cmで初心者の私には合うはずも使いこなせるはずもなく、無理に手先で合わせているとスイングにも悪い癖がついて飛距離も出ないし正確なショットができず上達できません。
とにかく難しくて難しくて、痛くて痛くて、なかなか上達せず、そのうちだんだんとゴルフが楽しくなくなっていきました。
2〜3年経った頃、同程度の身長の先輩と一緒に練習場に行った際に、先輩のクラブを借りて打たせてもらったら、ビックリ!
まるで魔法がかかったかのように気持ちよく真っすぐ飛ぶ!
しかもグリップも太くてクッション性も良いので滑らないし、手も痛くない! 今まではとにかく滑るし痛いしでかなり強く握っていたのが、柔らかく握って打てるので力まず気持ちよく打てる!
なおかつ新しいクラブはスイートスポット(ボールがよく跳ねる芯の部分)が広くて低く、ミスショットが各段に減って球も高く上がりやすいので、同じ番手のクラブでも飛距離も伸びるし落ちた時に止まりやすい! とにかくまるで違ったのです!
ホント目からうろこ、晴天の霹靂、今までの自分の苦痛に満ちたゴルフは何だったのだろうか!? という感じでした。
速攻でゴルフショップに行き(仕事も数年を経て多少のお小遣いもできたので)、思い切って新しく自分の身長に合ったアイアンセットを購入しました!(モチロン奥さんには内緒で!(^^;))
でもそこから一気にスコアが20くらい縮まり(良くなり)、先輩や同級生達と同じレベルになれました! それまではヘタクソ! とか頭が悪いから上達しないんだ! とかさんざんに言われていたんですが。道具(クラブ)のせいだったんですねぇ!
やっぱ、道具はホンマに大事やなぁ〜〜〜〜〜と痛感したものです。
(でもそれ以上はやはり才能の問題か、頭打ち(^^;))
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ちょっと前置きが長くなりましたが…
さて、本日のお店は「野球の道具であるグラブ(グローブ)」に、しかも「グローブの型付け」をメインに特化した専門店さんです。
(注:片付けではなく型付け=グローブを選手に合わせて形状や質感を修正しフィットさせていく技術・サービス)
GoogleMapの評価が4.6、おちゃのこショップのお客様レビューも122件と十分な数があって、最低でも☆☆☆☆4つ、ほとんどのお客様が☆☆☆☆☆5つ! という満足度の高さ! クレームらしいクレームがない!
結論から言えば、ズバリ「かなり良さそうなお店」!です。
私は大人になってからは野球はやっていませんが、もしグローブを買う機会があるならば絶対にこのお店「セカンドベース」さんで買って、自分にフィットさせる型付け加工をお願いしたい! と思います!
さてどんなお店でしょうか? では「ダメ出し!道場」始まります!
黒背景に白や黄色の明るい文字でグローブの革色と作業中の職人さんの姿の写真が映える「ザ・専門店」という印象のお店。
文字・長文が多く実際の商品・サービスの様子はややわかりにくいのですが、「グローブのプロがいるお店」「現在100個以上をお預かり中」「メンテナンスは購入してくれた選手との約束と考えています」などなど、グローブのプロとして自信あふれる言葉の数々。「信頼感」がずっしりとあるお店という印象を受けます。
私は60歳で昭和生まれ。文字や長文の文章を読むのは苦痛ではありませんし、むしろ丁寧にしっかり説明されている「専門店」は大好きです! 質問や相談、問い合わせしながら買える「プロショップ」は安心・信頼させてもらえるので大好きなのです。
でも、野球を始めたばかりの子供さんや、これから練習・試合を重ねて上達していきながら何回も買い替えて行くだろう小中高〜の学生の野球選手さん達は、ネットや SNS、Youtube を使いこなすバリバリのスマホ世代、動画世代です。
しかも、メールよりLINEやDM、ショートメッセージが当たり前で、長文が苦手なので1〜2行の短文や、スタンプや絵文字、音声やショート動画も使って口コミする世代です。
セカンドベースさんのように動画やイラストもない、文字や長文の多いサイトは、相手が専門知識も見識もある監督さんやお爺ちゃんなら良いと思うのですが、残念ながら若い子目線では数秒でめんどくさくなって離脱されてしまうかもしれません。良くても「見出し」だけ斜め読みされるので、細かな部分はなかなか読んでくれず伝わりません。
また黒背景に店長と職人の弟さんのモノクロ写真。真剣な眼差しの仕事に打ち込む写真はプロショップらしくて良いですが、一方で若い子達目線では「職人気質で気難しそう? 怖そう? 話しにくそう? 初心者・素人には敷居が高そう!?」と、ちょっとマイナスな先入観を持たれる可能性もあります。
プロの真剣な表情の写真もありながら、兄弟お二人での写真や、お客様(少年達、親御さん達)と笑顔で談笑する写真なども散りばめておかれると、お客様からの心理的ハードルがグッと低くなって、親しみやすく聞きやすい、相談しやすいお店の印象になると思います。
「相談してもらう」ことが必須のお店だけに、まずは親しみやすい第一印象が重要です!
初対面のオジサンの真面目で真剣な顔は遠目に見るだけなら良いのですが、いざ話しかけようとなると怖く感じるものです。
「満面の笑み」くらいでちょうど良いと思います。まして初心者の若い子供さん、学生さんからすればなおさらです。実際に購入される若いご父母の方々についても同様です。ぜひ笑顔写真も載せて親近感を出しましょう!(^-^)
店長の桑野利徳さん(お兄さま)にお電話でインタビューさせていただきました。
そもそも、「グローブの型付け」とは?
昔は新品のグローブは固くても、選手自身が長い時間をかけて練習や手入れをする中で、徐々に柔らかく自身になじんでフィットしていくといったものでしたが、グラブフィッターや型付けといった技術や考え方が徐々に普及していき、今は買ったばかりの新品のグラブでも、型付けフィッティングのプロに依頼して湯に付けて揉んだり押したり叩いたりグリスやオイルを塗ったりしながら、各選手の手・身体や野球の技量、好みに合わせて即、試合で使えるレベルに修正加工してもらうことで、選手の野球スキル向上も早まり、苦痛やストレスも減って、野球の楽しさが増し、モチベーションアップにもつながっていくそうです。
セカンドベースさんは神奈川県川崎市の田園都市線、南武線、東横線、横浜市営地下鉄グリーンラインに囲まれ、道路で言えば国道246号線と第三京浜の間の川崎市の真ん中辺りの住宅街にお店があります。
有限会社ベースボールパークという会社の直営で、「グラブ型付け修理専門店セカンドベース」として野球のグローブ(グラブ)の修理をメインに特化したお店です。
2017年から現在のお店でリスタートされたそうですが、創業は2005年で、当初は東京の大田区で、ユニフォーム製作なども含めて野球用品全般を幅広く扱うお店を今よりかなり大きな規模(スタッフ10名ほど)でやっておられたそうですが、弟の友之さんが2012年に野球用品のトップブランドであるミズノ株式会社のグラブマイスター講習で合格・認定のグラブフィッター(個々のお客様にグローブを修正して合わせる技術者)になられたこともあって、2017年に一度リセットしようと、思い切って事業を縮小し、組織や人員もリストラ(再構築)して、兄弟二人だけでグローブの修理をメインに専門店として現在の川崎市宮前区に移転・開店されました。
同時期におちゃのこネットに出店し、当初はネットショップというよりお店のホームページとしてページを構えたとのことです。
大田区時代のお客様への新店舗の案内として移転を伝えたい! 見つけていただけるように! といった目的・手段だったそうです。
思惑通り、旧店舗時代からのお客様(多くは少年野球チームや地元の草野球チームの方々)は移転してからも見つけて来て下さっていたようですが、グローブに特化してユニフォーム受注や他の用品の取り扱いもなく、売り上げも減って行った中で、徐々に新たなグローブのお客様も増えてきて、最近では、ややキャパオーバー気味で受注残を100件程度も抱え、納期が60〜80日かかるくらいに繁盛されているようです。
それもあって、なかなかネットで新規客を増やすようなマーケティングをする時間的余裕もなく、また焦って宣伝や情報発信する必要もないため、2025年の現代においても「SNS一切なし」という良い意味で!? 珍しいお店になっているようです。(^^;)
悪い意味ではやや時代に遅れてしまっている…
せっかくおちゃのこネットに店を構えたのだから、と修理や型付けだけでなく、新品グローブの販売も開始されたところ、新入選手や買い替えのお客様に、湯もみ型付けと合わせて少しずつ売れてきたとのことです。まだまだ実店舗での売上には及びませんが、ネットでお店を知って実店舗へ来られる新規のお客様は増えているので、一応の期待した効果は得られているようです。
昔からのお客様として多くの少年野球チームの先輩選手や親御さん、監督やコーチからの紹介・口コミで年上選手やその父母からその弟、妹、後輩へと紹介されていくので、新規客獲得にはそれほどコストや苦労を掛けずにつながっているそうです。
他業種の多くのネットショップさんにとってはとても羨ましい状況ですね。
ただ経営者としては、新規客獲得のためにSNSなんかまったくやらんでいい! と思っている訳では決してなく、ホームページと実店舗の補足や最新情報の顧客への情報発信手段として、そろそろSNSや動画投稿にも取り組まなきゃなーとは考えておられるようです。
また少子化の影響もあってか、野球人口も将来的に先細りで減っているので、ネットで少しずつでも商圏を広げ、新規客を掴まえる自店ならではの勝ちパターンも作って行きたいところです。
専門店・プロショップとして全体的な情報量、質は十分ですが、逆に専門店・プロショップがゆえに多くの専門用語や部位名、パーツ名などを当たり前として使っているので、野球経験者であっても初見のお客様には専門的な用語は100%理解はされていないと思われます。まずは、「グローブの部位・パーツ解説」として写真やイラストに矢印や文字載せして子供でもわかるレベルで説明するコンテンツを用意しましょう。
またグラブの部位以外でも野球の技術用語として頻繁に出てくる用語などは、「グローブ専門店の用語集」のようなコンテンツを用意して解説しておきましょう。
下記に、野球は子供の頃以来やったことのないレベルの私がセカンドベースさんを初めて見た際の「?」と感じた用語や部分ををリストアップしておきます。
↓↓↓↓↓
・そもそも、メーカーさんがベストと想定して作ってあるグラブをあえてヒモを抜いたり、逆巻きにしたり、かぶせを上下入れ替えたりするのは何故なのか? どんなユーザーのどんな個性や好みに合わせるためなのか? のそれぞれの理由部分の説明が足りないのでわからない…
・「ポケット」って服のポケットとは違いますよね?
・「ポケット」ってどこ? そもそもどんな機能?
・「ポケット位置」とは? 一つじゃないの? 動かせるの? 動かす意味は?
・グリスとは? 油、オイルとは? グリスと油は別物?
・グローブのウェブとは? どこ? 何するためのモノ?
・捕球部とは? ポケットやウェブとは違うの? どんな関係?
・浅め型、深め型とは?
・「ボックス型」「スタンダード型」「フレックス型」とは? 実際の見た目、使用感の違いは? 比較写真だけでは、あいまいでよくわからない。
・「湯もみ型付け」とは? (できれば実際の湯もみ型付けの作業工程の写真や動画も)湯に漬けて柔らかくはなるが、湯もみしていないモノと比べて革の劣化はどの程度なのか? デメリットはないのか?(不安や懸念をできるだけ取り除くだけの説明が欲しい)スチーム加工との違いもできるだけ詳しく。
・熱くして水分含ませるのなら湯もみと同じじゃないの? スチームの方が固いが劣化が少ないなど長短あるのか?
・軟式用と硬式用のグラブは具体的にどこが違うの?
・軟式用を硬式野球で、硬式用を軟式野球で使うと何か不都合があるの? 良い点もあれば詳しく説明が欲しい。
・かぶせ止めとは? どんな選手に向いているのか? する、しないのメリットデメリットは?
・手口ヒモとは? そのヒモの役割や機能は?
・手口逆巻きとは? する意味、正巻きと何が変わるの? 正巻きの方が良いケースは? メリットデメリットは?
・土手ヒモとは? 抜く意味、抜くと何がどう変わる? 抜く方が良いならなぜ最初は土手ヒモが入っているの? 抜くメリットデメリットは?
・Pカバーって何? 何のため? 種類の違いは? 合った方が良いならなぜ最初から付いていないの?
・スラッガーラベルとは何? どこのこと? 固有名詞?
・当て捕りとは? どんな捕り方?
・「ソフト仕上げ」「ノーマル仕上げ」「かため仕上げ」とは? それぞれのメリット、デメリットは? ソフトがベストっぽく感じるがあえてノーマルやかためを選ぶ人はどんな意図があるの?
・グラブとミットの違いは?
↑↑↑↑↑などなど…
これらの用語解説を1ページにまとめ、テキストだけでなく、ぜひ写真+解説 や イラスト+解説など「ビジュアル」を使って「まずはこのページを見ればセカンドベースの型付け加工の基本がわかる!」というページにして初心者でも直感で数秒でわかるようにしていきましょう。できれば動画と音声での説明が欲しいところです。
写真の場合の良いお手本が貴店内にありました。
→ https://secondbase.ocnk.net/data/secondbase/image/20200829_f41f6c.jpg
週刊ベースボールの記事の右下写真(型付け修正前後のグローブの比較)のように、写真の上に文字や番号、矢印を直接載せて説明すると、どこの部分の説明をしているのかすぐにわかりやすい。
将来的にはできることならば、少しずつでも動画と音声も使って解説できれば、より短時間で当店のサービスや強みが伝わりやすくなると思います。
注意点としては、あまり一部分をアップし過ぎた写真(静止画)は、撮った人にはどこの部分かわかっても、初見のお客様にはグラブのどこの部分かがわからなくなってしまいがちですので、「引き」で全体像を写した上で矢印なり番号なりを振って個々の説明をしていきましょう。(動画ならズームの過程でどこだかすぐわかる)
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その他 修正点・気づいた点
おちゃのこネット ではありませんが、セカンドベースさんが実店舗の情報掲載をされているリクルート社の「お店のミカタ」
https://omisenomikata.jp/
のサービスが本年6月で終了し情報削除されるようです。(あわせて下記ホットペッパーページの情報掲載も終了)
https://hotpepper.omisenomikata.jp/shop/7433011/
https://secondbase.on.omisenomikata.jp/
ここにしか掲載していない情報がもしあれば、今のうちに保存しておきましょう。
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野球も、ゴルフも、DIYの日曜大工も、経済的に許される範囲であれば、ちょっと背伸びしてでも、ストレスなく使える自分に合った道具を手にすることで早く上達しやすくなりますし、何より気持よく使えると、楽しくなってくる!→するとより練習や実戦に身が入り→もっともっと上達していく。いわゆる良い循環が生まれます。
野球においてセカンドベースさんでグローブを買って(たとえ他店で買ったグローブでも)自分に合った型付けや修理やメンテナンスを受けることで、グッと守備が上達して野球が楽しくなると思います。
セカンドベースさんの【強み・特長】は腕のいいメーカー認定マイスターでもあるグローブのプロ職人がいる点。相談できる点。長年の実績として数多くの少年野球から大人の野球チームまで幅広い体格、年齢、スキルの野球選手たちに合ったグローブを販売、フィッティングしてきた経験値と絶対数。
また、お店への交通の便は「最高」とまでは言えないですが、2〜3時間の日帰り圏内だけでも日本の半分近い最大の人口集積地である首都圏にお店・商圏があり、その気になれば実店舗に来店してもらえることは、過疎化した地方のショップさん達から見ればとても羨ましいことです。当たり前だと思われるこの点も実は大きな強みの一つです。(潜在見込み客市場規模がお店のキャパと比べて圧倒的に大きい)
東京駅、品川駅、新横浜駅、羽田空港、横浜駅、川崎駅、いずれのターミナル駅からもほぼ1時間圏内。八王子や千葉、春日部からでも2時間程度 など、主要駅からの時間目安や交通費目安を記しておくと、電車利用の学生さんや出張で首都圏を訪れる遠方のお客さまにもイメージしやすいと思います。
鉄道網、バス路線が圧倒的に充実している首都圏・関東圏の生活者さんは、地方と比べて格段にリアルでのフットワークが軽く、行動範囲が広いです。(地方で1時間半を超える通勤や2時間を超えるお店への買い物なんてなかなか考えられないが、関東では当たり前)
できるだけ丁寧、親切にアクセスガイド(鉄道だけでなく、最寄り駅からのバス停、路線図、タクシー乗り場、車の場合は近隣の駐車場情報まで案内してあげましょう。現地に着いてからのバス停探し、安い駐車場探しは結構ストレスです)
リアル来店重視のお店なのでアクセスガイドの充実は重要です。
動画やSNS活用がないなど、テクニック的にはやや遅れてしまっている感はありますが、商売の「本質」であるグラブ型押しの技術やサービス、専門性、知識、経験、お電話での印象や顧客対応、コンテンツの情報量や深さなど個々の部分はクオリティやレベルが充分に高いお店だと思います。ネットをきっかけとしつつ実店舗への来店・集客と実際の受注につなげる勝ちパターン、多くの野球チームと現役選手達との信頼関係も築けておられるので、選手達が成長して代替わりしていってもある程度は次世代の新規顧客も期待できる(一気に消えたり減ったりはしない)点も強いと思います。
ただ、少子化、野球人口減少化は全国的なものなので、ターゲットエリアを広げなければいずれは顧客も減っていくことも予想されますので、ネットでの新規顧客獲得の新たな成功パターンを今のうちに作っていくことが肝要です。
将来的には来店での対面・実際のフィッティングをまったくせずに、どんなお客様にでも100%リモートのみで間違いや感覚のズレなくお客様に合った型付け修正ができるような問診ノウハウやパターンを蓄積・確立していく過程にあるのだと思います。
ビデオ通話アプリや、リアルタイム会議アプリ、近未来にはVRゴーグルや3Dスキャナーなどの普及が起これば、リモートでの採寸や試着の仮想体験などもできる時代がくるかも知れません…が(^^;)
既存技術やアナログでも、例えば数サイズの試着品を送ってしっくりと合うものを選択してもらいつつ、手の各部のサイズや形状を採寸するツールなどを開発し、フィット感を子供でもわかりやすいようにパターン化して、採寸してもらい記入すればピッタリに限りなく近づくようなセミオーダー型の注文票(お仕立て問診票)のようなフォームやアプリを開発するなど、比較的IT技術ハードルが低い方法で実現性の高い改革もできるかもしれません。
オーダーメイドの着物やスーツ、靴、家具などの専門店ではこうしたアナログでも独自性のある採寸方法を考えて、完全リモートで上手く運用しているネットショップもあります。
セカンドベースさんでもぜひ将来に向けて検討してみてください。
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SNSの活用
客観的に見て、とにもかくにも、決定的に不足しているのが動画での説明です。どこの部分のどんな形状や違いを説明しているのか? AとBではどんな違いがあるのか? など、動きのある映像を見せながら音声で解説・説明できれば、若年層のお客様(選手)に短い時間でちゃんと伝わるようになります。
何もプロのYoutuberやTV制作会社のレベルで作ろうなんて考えなくて良いんです。お二人でQ&A形式でグローブの実物を持って指さしながら説明するなどで良いと思います。顔出ししたくないなら顎から下位や手元メインで、音声での説明だけは明瞭に聞こえるようにしましょう。
実店舗で接客時にお客様に必ず質問されること、毎回のように説明することからパターン化してみてください。営業日に毎日1本ずつ、時々サボっても1年やれば200本くらいはコンテンツが溜まります! ネットのお客様だけでなく、それらの動画を見てから来店してくれるお客様が増えれば、接客時間の効率化も図れ、加工や修正に使える時間も増えていきます。
Instagrmから始めて、いずれはYoutubeにもUPすれば、Youtubeから新規客が来店し始めると思います。
まずは、スマホでの動画編集アプリ(VLLO、Capcutなど)をダウンロードして、お試しでさわり動画を作ってみることから始めてみてください。
スマホで撮影→スマホに保存→VLLOで読み込み→不要部分切り取り→テロップ入れ(重要な所だけでも大きな文字で)→BGM入れ→保存(書き出し)書き出したものをInstagram やX、Facebook、Youtubeなど好きなSNSにアップロード投稿(ハッシュタグを忘れずに!)
慣れれば撮影後から10分〜30分もあればできるようになります。
VLLOアプリの使い方は Youtube で「VLLO 初心者 使い方」などで検索すれば、たくさんの方が解説動画をアップしてくれています。
機能が少しずつバージョンアップしているので、1年以内くらいの新しい動画を見るほうが現状のVLLOと差が少なくて良いと思います。
何本か(何人か)の解説動画を見ていけば、基本的な使い方や機能はなんとなく把握できると思いますので、あとは実際に触ってみれば基本的な部分は感覚でも使えるアプリだと思います。
冒頭コラムでも申し上げましたように、DIYやゴルフ、また良くご存じの通り野球も同様に「道具」は上達のポイントとして重要です!(^^;)
eコマース、オンラインショップ、ネットビジネス において動画やSNSという「道具」はお客様の認知度や理解度を高めていただくために有効なものなので、なんとか簡単で使いやすい自分に合う道具を見つけて使いこなせるように「練習」してみてください。
AIだのVRだのARだのとITの世界はどんどん先進技術が進みますが、それゆえ一層、アナログなものは貴重になってきます。
コンピュータやスマホの中でも野球のゲームは進化していますが、やはり現実の世界で本物のグローブやボールやバットを使っての本物の野球で得られる醍醐味には決してかなうものではありません。
セカンドベースさんはたとえ少子化で野球人口は減っていっても専門店として生き残り、成長できるポテンシャルをお持ちのお店だと思います。ぜひ情報発信力を頑張って磨いて伸ばしてください!
以上。「ダメ出し!道場」でした!
実店舗へ来店されるお客さんが主な顧客となっており、ネットでの販売は全体の2割程度です。
ネット集客を伸ばしたいというより野球グローブを修理してくれるお店がココにあるという広告のつもりでサイトを作っています。
予想以上に全国から問い合わせがありグローブの販売もネットで始めて今に至ります。
プロの目から見た評価を聞いてみたいと思い応募させていただきました。よろしくお願い致します。