Prismプリズム

カテゴリ:ホビー、カルチャー

Prismプリズム

はじめまして!
サンキャッチャーショップぷりずむの松浦奈緒美と申します。
『ダメ出し!道場』いつも勉強させてもらってます。

(言い訳をすると)育児の合間での片手間運用で、なかなかハマってページ作成ができない状況です。修正したい箇所などてんこ盛りで……。

そんな状況ですが、もし当サイトをダメ出ししてもらえるならば大変嬉しいです!
本当はもう少し見直してから『ダメ出し!道場』に応募したかったのですが、思い切ってメールしてみました。

よろしくお願いします!

★*:・°☆:*:・°
サンキャッチャーショップ ぷりずむ[Prism]
ネットショップ担当 松浦 奈緒美

以前この「ダメ出し!道場」に登場いただいたあるショップの店長さんが、ちょうど昨日、スタッフさんとお二人で遠路はるばる飛行機に乗って相談会にご来社してくださいました。(K店長&スタッフMさん! 遠いところありがとうございました! 美味しいお土産もありがとうございました!(^-^))

一生懸命に見させていただき、何時間も時間をかけさせていただいてはおります、この「ダメ出し!道場」ではございますが…
どうしても、ホームページを拝見しただけのダメ出しでは、お店の事情や体制、実績、商品開発や仕入れの状況、人材・人員やスキル、予算や資金繰りなど生々しい商売の本質部分には踏み込んでアドバイスできません。

やはり、直接来社いただいて、突っ込んだお話をしていけば、個々のお店ならではの特徴や弱点を見出し、解決策や活用案をより具体的にお話しすることが可能です。
また、ここではお話しできない、他社の事例や情報についてもお話しできます。何より、Q&Aのキャッチボールができることによって、新たな気づきや商品やサービスのアイデアが生まれてくることも少なくありません!

そして、つくづく感じるのは、勇気と意欲を持ってわざわざ来ていただけるような店舗・店長さんは、その時点で行動力があり、実行力を持っている証ですから、当然、他店より一歩前に進むことができる資質をお持ちだということです!

ITが進み、わざわざ会わなくても、電話どころか動画メール、Web、デジカメ、TV電話、などなどコミュニケーション手段はどんどん進んではいますが、人はそれだけで満足できる生き物でもありません。
わざわざ会って顔を見て、息づかい、目の色、声色を直接感じてこそ、感じ取れたり伝わることも多いのです!

少なくとも私は、わざわざ会いに来てくださる方だからこそ、そのお気持ちに少しでも答えるべく、他では話さない話もしますし、最大限満足して帰っていただきたく、ご相談事項が多ければできる限り時間も延長いたします。

この「ダメ出し!道場」だけで多くのヒントを得て伸びるお店も多いことは大変に嬉しく思いますが、まだまだ迷いや行き詰まりから抜け出せない…という店長さんがいらっしゃったら、ぜひぜひ勇気を持って会いに来てください!

あなたのお店のあなただけにふさわしいお話をさせていただき、必ず目からウロコを何枚も落としていただき、新たな気づきやヒラメキをお持ち帰りいただきたいと思います!(^-^)

今回のお店は、「サンキャッチャー」という、まだ世間ではそれほど認知度は高くない、ちょっと珍しい商品の専門店さんです。珍しい商品だからこそ売っている店が身の回りにも少なく、ネット通販向きだともいえますが…
逆に見れば、認知されていないため見込み客の絶対数も少ない市場の小さな商品ともいえます。少ないお客様に認知の少ない商品の魅力を確実にお伝えして、迷っているお客様の背中を押して差し上げる。そんなアドバイスになれば、幸いです(^-^)

それでは「ダメ出し!道場」第36弾スタートです!(^-^)

どこまで短時間・一瞬でサンキャッチャーを解らせるか?


EC仙人 太田

ぷりずむさんに来店されたお客様の多くは、そもそも「サンキャッチャー」が何かをご存知の方は多いとは思います。
しかしながら、サンキャッチャーが、「太陽の光に照らされ虹色の光をお部屋に運び込む光のインテリア」という商品の説明を読み、頭で理解はしても、実際にお部屋がどのように変化するのか? どんなイメージが見られるのか? を感じとることはなかなかできません。

ぷりずむさんでも、「サンキャッチャーって、なに?」
http://p-rism.ocnk.net/page/6
というページを用意して、商品写真と1分程の動画で、そのイメージを伝えようとされています。
しかしながら、これこそ、トップページに置いて、できるだけ一瞬でお客様に感じ取っていただく必要がある内容です。

多くの商材を扱うインテリアショップの取扱商品の一部ならまだしも、ぷりずむさんは「サンキャッチャーの専門店」を名乗っているのですから、絶対にトップページで、お客様の心と興味を引き付けなければなりません!
しかし残念ながら、現状のトップページは看板画像と商品一覧の半分程度はサンキャッチャーの商品写真ですが、ストラップやスマホのアクセサリーなども掲載されています。

上記の「サンキャッチャーって、なに?」ページですら、ホームページ制作用の素材集から持ってきたような(サンキャッチャーとは無関係な)室内写真と、窓際に吊るされたサンキャッチャー画像と商品写真数点はあるものの、最も肝心な部屋のイメージを伝えるビジュアル(画像・映像)は1本の動画だけしかありません。

回線の早いパソコン環境で、ある程度の時間的な余裕がある(動画を見られる)お客様だけは、サンキャッチャーによってお部屋がどのようになるのか? を垣間見ることはできるのですが…
それ以外のお客様にはサンキャッチャーという商品の機能や仕様は理解できても、それによってもたらされる、光や効果や空間の雰囲気の一部さえ感じることができないのが今の「ぷりずむ」さんのお店なのです。

百歩譲って、すべてのお客様にまずはとにかく、この動画を見てほしいなら、この動画への「客導線」を明確に作っておく必要があるでしょう。

動画での説明は素晴らしい!でも内容・演出は手抜き過ぎ!


EC仙人 太田

まず率直に申し上げて、1分11秒の動画は長いと思います。

http://bit.ly/LOi4Fc

TVのCMに慣れている日本の消費者・生活者において、ナレーションもBGMもない映像を1分以上も見せられるのはかなり苦痛です。最後まで見ていただけない可能性も高くなります。
長くても30秒、できれば15秒程度の簡易バージョンと30秒バージョンの二本立てで用意されるのが良いかと思います。

また、しっかり時間をかけて説明したいのであれば、ナレーションをキチンと入れて、起承転結のある説明映像を演出・撮影しましょう。
「動画」に関しては、ユーザーは、日々一流のプロの演出家が作ったテレビ映像を生まれたときからずーーーっと見てきているわけですから、相当に目が肥えているのです。

特に、「サンキャッチャーとは」の動画は貴店の最も重要な部分ですので、手抜きをせずに、しっかり企画・構成・演出・セット・撮影を行い、短時間・一瞬でサンキャッチャーの魅力、サンキャッチャーがある部屋の魅力を感じさせる必要があると思います!

厳しいツッコミを入れさせていただきますが…動画中の神社の魔除け、余計な日光を反射する鏡、光が壁にかかった人形、部屋の入口付近に置かれた「とうもろこしの…」ダンボール等など…
主役である「サンキャッチャーの作り出す光」を邪魔して、お客様の視線や注意を奪ってしまう物体は全て排除して再度、撮影しなおすようにしましょう!(^^;) きっと松浦店長も気づいておられたはずですよ!
心のどこかで「まぁこれくらいいいか!?」と思っていらっしゃったのではないでしょうか?

お客様はこの動画を見れば余計な部分が気になり、また、美しくなく感じてしまい、サンキャッチャーの魅力が激減です!
プロのカメラマンやナレーターを使う必要はまったくありませんが、構成や時間配分、セットの配置、照明、(もしあれば台詞)だけはじっくり考えてリハーサルを行って撮りましょう!(^-^)

商品写真は商品だけの写真があれば良いわけではありません!


EC仙人 太田

動画での説明は充実しているに越したことはないのですが、動画が見られない環境の方や、モバイルユーザーも想定すれば、やはり静止画・商品写真も充実させておきたいですね!

松浦店長にとっては毎日見ていて、もはや当たり前過ぎる存在になっているサンキャッチャーという商品も、お客様にはまだまだその魅力が十分に伝わっていないと考えなければいけません。

ダメ出ししている私も、サンキャッチャーの存在は他のネットショップさんやインテリア雑貨の商品展示会などで知ってはいますが、実際に太陽の光を受けた際に、部屋の壁や床、天井がどんなイメージになるか? は未体験で、想像はできても具体的にイメージすることはできません。

残念ながらほとんどの商品写真は、商品そのものを撮影したものばかりで、お客様の関心事である、どんな光が見られるのか? お部屋がどんなイメージに生まれ変わるのか? の画像がないのです。

これは例えば、口紅のCMで口紅の映像ばかりが写り、口紅で美しくなったモデルさんがいっさい写っていないようなものです。
車のCMで止まっている車をただ四方から写して、走っている姿がまったくないようなものです。

松浦店長も自ら
「サンキャッチャー(SunCatcher)とは太陽の光を捕まえたくさんの虹の光や幸せをお部屋に運び込む光のインテリアです。神秘的な癒やしの空間を作り出すことができ…」
と書かれているではありませんか!?
ただ光を反射・屈折させる道具なのではなく、それによって「幸せ」「神秘」「癒し」といった価値を生み出す商品なのではないですか?

写真や動画ではその「幸せ」「神秘」「癒し」のすべてを伝えることはできないかもしれませんが、商品写真だけでは、そのほんの一部の雰囲気すらお伝えすることができないと思います。

クリアーなクリスタルにはクリアーな光? ボルドー(赤)やグリーンのクリスタルにはそれら独特の色の光がきらめき、お部屋のイメージは変わるのではないのでしょうか?

動画で光の動きを! ということはもちろんすばらしい試みですので、ぜひとももっと追求していただきたいのですが、基本となる静止画でも、工夫をすれば今よりははるかにサンキャッチャーの魅力をお伝えすることが可能だと思います。

オンラインショップである前に「通信販売」においては商品写真に手抜きをすれば、てきめんに売れない商品ページになってしまいます。
ぜひ妥協をせず、徹底的にサンキャッチャーの魅力を伝える写真の撮り方を追求してみてください。

全てのサンキャッチャーに必要な画像


EC仙人 太田

どのページにもスワロフスキーの説明の段落で用いられている下記画像が用意されてありますが…

http://p-rism.ocnk.net/data/p-rism/image/strass02.jpg

これは1枚の静止画でサンキャッチャーを見せるにはよくできた、かなり良い画像だと思います!
むしろ、このアングル、イメージですべてのサンキャッチャー商品の画像があれば、商品によっての光のできかたの違いがはっきりとわかり、お客様が商品選びをする上で大変参考になると思います。

商品の大きさや色や形状によってできる光も違うはず。その違いこそ、お客様の関心事・知りたいポイントだと思います。

おしい!動画での説明、もっと追求してみては?


EC仙人 太田

静止画においても上記に説明しましたが…サンキャッチャーの魅力は商品そのもののキラメキだけでなくその作り出す光、それが映し出される室内の印象だと思います。

日なたで商品を中心とする「紙に写った光の像」だけではなく、そこから室内に向かって屈折・反射された光や、それによる室内全体の印象の変化などを、ぜひすべての商品で30秒以内程度で撮影なさってみてください。

動画でのネットショップの商品アピールは、まだ多くの店が試行錯誤の時期ですが、サンキャッチャーのような動きを見せる商品こそ、動画での説明が生きてくる商品です。
ぜひ、その手法を追求してみてください!(^-^)

貴店の競合になりそうな店舗や海外サイトまで手を広げて、サンキャッチャーの説明を上手に見せている動画がないか、Youtubeを検索してみましたが、どこも貴店と同等かそれ以下のレベルでした。

つまり、まだまだ貴店がNo.1 サンキャッチャーショップとして抜きん出るチャンスはある! ということです。

自分用とプレゼント・ギフト用ターゲットを明確に


EC仙人 太田

必ずとは言い切れませんが、サンキャッチャーはかなりギフトに向いた商品だと感じます。しかし、そうなると、商品そのものの仕様や機能だけではなく、貴店のラッピングやサービスがギフト・贈答にどれだけ対応しているか、適しているかを、お客様は吟味したいものです。
ラッピングの装丁や、メッセージカード、納期などのギフトに必要な情報や説明の充実は必要でしょう。

また、まだまだ認知の少ない商品だからこそ、贈り主は、個性的と思われたい反面、贈り先の方に本当に喜んでいただけるかが不安なものです。
サンキャッチャーを贈る動機がただインテリアではなく、「開運」「縁起」「幸福」などの意味合いがあることを、ちゃんと贈り先様に伝わるようなメッセージカードの同梱や説明書が用意されており、その中身を見せる工夫が、注文を検討されているお客様の背中を押すためには必要だと思います。

購入障害を一つずつ取り除く


EC仙人 太田

多くのお客さまがサンキャッチャーを実際に購入したり使ったりした経験がないと思われますので、色々な不安点・疑問点をお持ちでしょう。

例えば…私が思いつくだけでも…

取り付け方・楽しみ方
(どこに? どんな風に? どうやって取り付ければ良いの? 適した部屋の向きや方角はあるの? 日が当たらない部屋でも楽しめる?(贈り先さまの日当たりまでわからない…)
太陽じゃなく照明の光などでも楽しめる?
埃や汚れがついたらお掃除やお手入れはどうすれば良い?
危険度は?
日光を集めて光で加熱して火事になるような心配は絶対にない?
小さな子供など、光が目に入って危険はない?
窓ガラスや壁に風に揺られてぶつかって、割れたり、キズになったりしない?
それを避ける良い方法は?
揺れや回転がすぐに止まると光も止まってしまうのでは?
揺らしたり回転させるオプションなど、長い時間楽しめる方法はないの?

などなど、いくつかの不安や疑問が浮かんできます。

よくある質問は、現在は注文やお届けに関する内容が書いてあるだけですが、商品に関するこうした懸念は購入の決断を鈍らせる障害になりますので、これらもQ&A集として充実させ、一つずつ障害を除去してお客様をためらわせないように工夫しておきましょう!

では、本日はここまで!

総評

オンラインショップとしての基本はできていると思います。
しかしながら、かなり商品・顧客ニーズを絞り込んだお店だけに、本当に商売が成り立つだけの市場規模や売上げが得られるのか? という事業性・採算性が最も心配です。
この辺は、「ダメ出し!道場」だけではわかりません。

例えば…
「サンキャッチャー専門店」
→ クリスタルアート商品専門店 とか
→ 光に関するインテリアショップ 等への展開・発展は、将来の可能性として検討しておく必要があるかもしれません。
今後のことをご検討になる際には、ぜひお気軽に相談会にお越しください。

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。