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llamallama

llamallama 中尾です。
よろしくお願いいたします。

「遠くの親戚より近くの他人」ということわざがありますが、昨今では「ネットをやってない友より、ネットでいつでも繋がれる仲間」といったムードが強くなっています。

特にFacebookに代表されるSNS(ソーシャルネットワークサービス)やネット上のコミュニティは、24時間体制での対話や繋がりを生み出していますね。

私もFacebook をプライベートでこっそりやっていますが…(^^;) おかげで以前は距離と時差とコスト(電話賃)の問題で疎遠になりがちだったアメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、デンマーク、中国、タイ、エジプトなどなど世界中のいろいろな国に住む友人達(日本人)と頻繁に会話するようになりました。

以前なら、海外だし、時差があるし、電話賃も高いし、めったに会えないし…で年賀状やクリスマスカードぐらいの繋がりだった友人も、Facebookでいつでもやりとりできるとなると、時差があっても関係なく会話できるようになりましたし、お互いの日常を自然に知ることができるようになり、また写真や動画での視覚情報もあって、ものすごく距離が近くなりました。ここでいう距離とは、物理的・空間的な何千キロという距離ではなく、「心理的な近さ」のことです。

本来、好きな人、大切な人であれば遠く離れていても心の距離は近いはずなのですが、現実にはやはり身近に会えたり電話できたりする「繋がれる相手」がどんどん親しくなっていくものです。でも、ネットの進歩のおかげで、物理的距離を超越してネットでいつでも話せて繋がれる相手は、まるで隣にいるような親近感を得られるようにもなってきました。

逆に、近くてもネットをやっていない友人は、かえって、いつでも会える! と思ってなかなか会わなかったり、対話の機会の少なさで、疎遠とまではいかなくとも、遠く感じるようになってきたりします。

私も現に、海外の頻繁に対話する友人の方が、同じ県内にいても、メールもパソコンもほとんどやってない友人よりはるかに身近に感じ、お互いの状況に通じるようになっています。

ある意味、ネットの簡易さ、便利さに毒され、大切にすべき人間関係をおろそかにしない努力も必要だなとも思いますが…

人間関係を大切にしたい相手とは、意図的にネットを上手に使って、つながりを深めていくことも大事だなと思います。

お店とお客様も、実店舗にたまにしか行かず、行ったときしか情報のわからないお店より、メルマガやFacebookなどを上手に使って頻繁に様子や新商品の情報が得られ、距離感を短くできているお店が、親近感のある近しいお店=馴染みの店になれるのだと思います。

今回のお店は、FacebookやTwitterで情報発信はされているようですが、その辺りは上手に活用されているでしょうか?

それでは「ダメ出し!道場」第45弾スタートです!(^-^)

誰に?何を?


EC仙人 太田

まず上記「ダメ出し!道場」へのお申し込み時の文章を拝見してもわかるように、何のお店なのか? どんな思いで経営されているのか? どんなポイントで相談したいのか?  まったく不明です。ある意味、これが 貴店を表しているとも思えます。 「見ればわかるでしょ、見てくれればいいのよ」そんな風にさえ思えてきます。

お店の造りも、笑顔の店長写真と挨拶も、一見、明るく、親切・丁寧なように見えますが…実は不親切で自己満足なお店!? ではないかと思います。

まず…トップページのTitleは「メキシコ雑貨店・神戸よりアルゼンチン雑貨ショップ・南米コロンビアの雑貨屋通販」
MetaタグのKeywordsは「メキシコ刺繍,メキシコ雑貨,サンアントニーノ,メキシカンワンピース,フェアトレード,ガイコツ,ウイチョール,フリーダカーロ,チェゲバラ,サボテン,レザー,中南米,雑貨,チカーノ,ルチャリブレ」
MetaタグのDescription は「メキシコの雑貨を中心に中南米、世界一周のお土産、民芸品、手づくりのセレクトショップ。雑貨屋です。」

そしてトップページの 冒頭には「世界の刺繍服とメキシコ雑貨、地球の反対側から素敵な手仕事をお届けします」
お店には実際にはメキシコの商品が多いようですが、店長のプロフィールにはコロンビアに暮らしていた店長が…と。
→いったい、メキシコ? アルゼンチン? コロンビア?

地球儀レベルで見れば大体中南米で近い印象なのですが、一緒にまとめてもいいような、似た文化や環境、商品なのでしょうか?

逆に、例えばヨーロッパで、「韓国に暮らしていた店長が日本、中国、モンゴルの商品をお届け!」というお店があったらいかがでしょうか? 信頼できるプロショップだと思えるでしょうか?

誤解なきように申し上げます。別にいいかげんだから止めなさい!と言っているわけではありません。
恐らく、店長さんがコロンビア滞在の経験とスペイン語を活かし、比較的日本でも売れそうな商材の多いメキシコのファッションや雑貨アクセサリーを中心に品揃えして商売し、少しでも販売機会を増やすためにメキシコ以外の中南米の雑貨も扱うようになった…というような経緯ではないか? と想像できますし、コロンビアだけでは商売にならないから商品の幅を広げたことも推測できます。
あれこれと苦心・努力の結果が現在のお店の状態なのだと思います。

それは良いのですが、問題はお客様に、そのことや強みが伝わっていないことなのです。
「どんな出会い・経緯があってその商品を販売することになったの?」
「いったい、何のお店? どんな客を対象としているの?」
「誰に、何を売りたいの?」
「お店のプロとしてのこだわりやオススメは?」

「ダメ出し!道場」のお申し込みコメントにも、お店のページのコメントにも、そんなきっとあるはずのRyo店長の「思い入れ」が感じられないのが残念なのです。
貴店にとっての当たり前の日常業務と当たり前の仕入先、当たり前の商品たちも、初めて来るお客様にはまったく未知の初めての商品。中南米文化やファッションに興味があったわけじゃなく、たまたまカワイイ! キレイ! 好きかも!? と思って来たお客様には何のことだか、何の店だかわかりません。

可愛ければ、別に説明なんか要らない。そんなお客様もいらっしゃるでしょうが、どうせなら商品や造り手にまで詳しく、自分で目利きした店長が語ってくれるお店の方に親近感が湧くものです。

季節感


EC仙人 太田

商材によってはあまり季節感の関係ないお店もありますが、四季のある日本においては季節感は重要ですね。特にファッションのお店では夏に冬物は、冬に夏物は、売れません。

中南米と言うと、太陽が燦燦と輝く夏のイメージが強く、実際に衣服は薄物、半袖などが多いのではないでしょうか?

夏場は良いと思いますが、これからのシーズンは販売機会が減ってくると思われますね。

アパレル店の経営の観点からは、できるだけ在庫を眠らせぬように夏場の商品はお盆前までに在庫処分して、8月の後半からは秋冬物に切り替わるのが一般的でしょう。 残念ながら? llamallamaさんでは、まだトップページは夏の装いの印象が強いように思います。

もともと秋冬物がないのか? ディスプレイ変更が間に合っていないのか? わかりませんが、秋冬の装いや秋冬に向いたバッグやアクセサリーを中心にしたトップページにイメージチェンジが必要だと思います。

ウチの店は季節感があまり関係ないと思われる店舗さんでも、ちょっとイメージ画像に秋をイメージさせる植物や景観、色合いを用いるだけでも「季節感」は演出できます。
日本人の買い物行動には、そろそろ○○の季節だから準備・用意しておこう! という「準備・用意 消費」が少なくありません。
他店より少しでも早く先に季節物にお金を使ってもらうことは、業種を問わず大切なことではないでしょうか?

llamallamaさんのような一見夏物と思われる衣類も、秋冬のコートやジャケットと上手に組み合わせて、季節感よりも民族色を前面に出すことで秋冬の時期にも売れる提案が可能です。
また、品数豊富なアクセサリーやバッグ類を押すのもこれからのシーズンですね! コーディネートこそお店の提案力の見せ所です!

海外民族物だからただそのまま売る! のではなく、そういう個性的なアイテムを、日本のオシャレの中にどう取り込むか? そんな提案があってこそのプロショップではないでしょうか?

優秀な営業マンならエスキモーに冷蔵庫を売れる、アフリカの人にストーブを売れる! という逸話は聞いたことがある方も多いかと思いますが、要するに「提案」が大事だということは、あらゆる業種のお店・会社に共通することだと思います。

FBサイトはGood!


EC仙人 太田

トップページ右下に控えめにリンクがありましたが、llamallamaさんではFacebook ページをお持ちで、そちらでは頻繁に入荷商品情報の更新がなされていました
http://on.fb.me/RchS6y

オリジナル商品開発の途中経過やモデルさん情報、着こなし術など、まさに私が申し上げたような情報がこちらには掲載されていました。せっかくですのでこのコンテンツを上手におちゃのこショップでも見せて行かれれば、もっとファンが増え、購入率も高まってくると思われます。

冒頭にも書きましたが、お店とお客様の距離感を縮めるにはもってこいの情報です! せっかくこまめに情報発信、更新なさっているのですから、もっとこういった内容を上手にアピールして、お店からの&Ryo店長からのメッセージをお客様に伝えましょう!

専門店やセレクトショップにおいて、Facebookは友達以外にも簡単に情報発信&クチコミ醸成できる便利な道具です! どんどん活用して参りましょう!

では、本日はここまで!

総評

それほど一般的では無くニーズも少ないであろう中南米雑貨や衣類に特化して経営を成り立たせるのはなかなか大変だとは思いますが、だからこそ専門店としての認知ができれば市場を独占できる可能性さえありえます。

Facebookに紹介されておられたような、大手企業のTVCMでタレントさんの衣装に採用された! ようなエピソードがその可能性を感じさせます。
しかしながら待ち受けて来るお客様だけでなく、いかに提案力で貴店の商品を一般のお客様にも興味を持って買っていただけるか? メキシコファッションブーム、中南米雑貨ブームを仕掛けるくらいの意欲と提案力を期待しています(^-^)

そして、そのヒントは商品だけでなくRyo店長の記憶や心の中に山ほど眠っていると思います。ぜひその「宝物」をお店に飾ってみてください!(^-^)

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。