チタンオンラインショップ

カテゴリ:住まい、インテリア

チタンオンラインショップ

いつもお世話になり、感謝しております。
ショップをはじめて5年半になります。
初めはただ、チタンの素晴らしさに魅せられていただけの私が、気付けば自分がチタンを売る側に居るという、不思議な経緯でショップを始めました。最近アクセスは結構伸びておりますが、売り上げにはあまり繋がらないというのが実情です。
店舗を作るのも、すべて自力で行いましたが、宣伝費もかけずにゆきたいので、ブログに1070話UPしております。それ故か検索結果は高いところに位置して居るようにおもいます。
しかし、何か肝心のことが分っていないのか、検索結果が売り上げに繋がっていません。
なにかお気付きの点を、ご指摘いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
以前に出席した講習で、ネットショップの宣伝とSEO対策の為に、ブログが最適であると聞き、頑張っております。
http://blog.goo.ne.jp/miracle-titan/
内容は、ショップで取り扱っておりますチタン製品のことを中心に、他に身の回りのことを書いております。チタン鍋で作った料理も、500話ぐらいUPしております。
つきましては、大変恐れ入りますが、このブログについても、このままこの方針で継続しても良いか、ショップの売り上げに貢献するノウハウなど、なにかお気づきの点がありましたら、ご指摘頂けたら有難く存じます。

チタンオンラインショップ   大島水絵

さて、今回は「チタン」の専門店さんです。

皆さんは「チタン」についてどの程度ご存知でしょうか? まずは、鉄や、金、銀、銅、などと同じ、金属元素の一つであることはご存知ですか?

なんとなく、「軽くて丈夫で錆びや腐食に強い金属」ってことぐらいは知っていても…ふと身の回りを見回してみても、チタン製の製品・商品って、一般の家庭ではまだそれほど馴染みのあるものではないですね?

では、お決まりのWikipediaで(^^;) 調べて…っと。ややこしい部分をはしょって要約しますと…

「チタン:原子番号22の元素。元素記号はTi。地球を構成する地殻の成分として9番目に多い元素で自然界の存在は豊富であるが、さほど高くない集積度や製錬の難しさから、金属として広く用いられるようになったのは比較的最近である。酸化物である酸化チタン(IV)は非常に安定な化合物で、白色顔料として利用され、また光触媒としての性質を持つ。
用途としては強度・軽さ・耐食性・耐熱性といった性質から、航空機、潜水艦、自転車やゴルフクラブ、メガネフレームなどに金属チタンが使われるほか、チタンの約95%を占める酸化チタン(IV)として、主に白色の顔料として絵具や合成樹脂などに使用される。
骨と結合する性質をもち、優れた機械的性質、生体組織との親和性の高さを兼ね備えることによる、デンタルインプラントや人工関節/人工骨といった整形外科分野での利用もあり、イオン化しにくいために金属アレルギーを引き起こしにいという性質から、ピアスなどの装身具の材料としても利用される。酸化チタン(IV)の皮膚を保護する性質から、日焼け止め剤としても利用されている。酸化チタン(IV)は光触媒作用により有機物を分解するため、トイレの表面などに利用される。腕時計の腕に接する面への利用は、酸化しにくい特徴を生かしている」

だそうです。意外と地球上にはたくさんあって、一番の利用(95%)は酸化物(酸化チタンの白い粉)を白い塗料や日焼け止めなどの顔料として使うケースのようですね。

金属のチタンとしては人工歯や人工骨、アクセサリー、ゴルフクラブなどではお世話になっている人も多いのではないでしょうか。

精錬や加工が難しいというのもあって、ハイテク素材として日本のチタン製品や加工技術が世界をリードしている、期待の素材でもあるようですよ!

それでは「ダメ出し!道場」第55弾スタートです!(^-^)

チタン専門店・プロショップなら徹底的に!


EC仙人 太田

貴店は店名からしても、チタン素材商品の専門店・プロショップを目指し、自負して運営されていることと思います。
そうなると、お客様も、チタンという素材、材質に興味を持ってある程度検索して調べたり、既にチタン製品の購入経験があって追加でチタン商品を探して来店されるお客様も少なくないでしょう。

もちろん、チタンという素材からではなく、ぬるくなりにくいビアタンブラーを探していたお客様や、金属アレルギーでも身につけられるアクセサリーを探していたお客様が、たまたま検索で見つけて来店されることもあるかも知れません。

そういった意味では、大島店長のコツコツと書き溜めたブログから来店されるお客様もいらっしゃるかも知れませんね。

では…
例えばトップページでも目立ち、主力商品で自信のおありと思われる「チタン鍋」で見てみましょう。

「チタン鍋」での検索はGoogleでもYahooでも、残念ながら当サイトやブログサイトは一件もヒットしていませんが、姉妹店サイト(http://miracle-titan-shop.jp)が2位にヒットしていることは素晴らしい!

しかしながら、多くの方が検索しそうな実用的なキーワード「チタン フライパン」では100位中に一件もヒットしていません。

単にテクニック論としての検索対策としては、「チタン鍋」では姉妹サイトは優秀! なのですが、商売としてはチタンのフライパンを探している実用的な見込み客取り込み対策が出来ておらず、片手落ちです。実際、姉妹サイトではチタン鍋売れていますでしょうか?

なぜチタンなのか?の理論武装が弱すぎる!


EC仙人 太田

さて、SEO対策よりも気になったのは中身(コンテンツ)です。
専門店、プロショップとして、何より肝心な、「なぜチタンなのか?」チタンのフライパン(鍋)の何が良いのか? は十分に説明されていません。

バナー画像上のコピーには「省エネ、焦げない、錆びない」とありますが、チタンという材質の特性・科学的根拠に基づいた説明がどこにも見当たりません。

チタンの科学的特性から想像するだけでも…
鉄の6割の比重(軽さ)で固く強いがゆえに薄く軽量化でき、炒め物に特有のフライパンの「あおり」が容易で、また酸化チタン皮膜の耐腐食性や親水性ゆえの焦げ付きにくさや、光触媒や抗菌性ゆえの洗いやすさや衛生面など、いろいろ説明ができるのではないでしょうか?

あくまで私の科学的常識からの想像ですが、メーカーさんに確認するなどして、キチンと正確な情報を調査し、大島店長の言葉で噛み砕いて説明・掲載しましょう!

商品ページの見せ方、写真、説明まだまだ改善の余地多し!


EC仙人 太田

http://www.titan-shop.com/product-list/142
http://www.titan-shop.com/product-list/138
http://www.titan-shop.com/product-list/142
アクセサリーの「CPFシリーズ」とは?

「CPFシリーズとは、純チタンの表面に、結晶華触加工を施すことにより、シルクのような滑らかな肌触りと風合いを持たせたものです。つや消しのような、しかし見る角度によって表情を変える、微妙な輝きをお楽しみ下さい」
とせっかく書いてはあるのですが、その肝心の「見る角度によって表情を変える」を表した写真が1枚もない!

お客様に「わぁ、素敵っ!」という感動を与えなければ、アクセサリーはなかなか売れませんよ!

http://www.titan-shop.com/product-list/119
http://www.titan-shop.com/product/428
うーん、一覧写真が小さい! 余白が多すぎ! せっかくの一覧性が無意味です。商品撮影、もう少しクローズアップして撮影したり、画像加工で余白をカットした大きな写真を掲載しましょう!

http://www.titan-shop.com/product/826
うーん、商品写真としてはひどい手抜きです。暗くピンボケですし、全景のみで、パーツ細部も不明で買う気が起きませんね。写真の手抜きは、即、注文率に影響します。クリックしても拡大しない写真もお客様にストレスを与えるだけです!

http://www.titan-shop.com/product-list/135
http://www.titan-shop.com/product/782
http://www.titan-shop.com/page/17
例えば、この勾玉シリーズ、表面はつや消し(マット)に見えるが艶加工なのか? 艶消しなのか?
天然石でも多いデザインだが、チタンならではの軽さやメタリック感や梵字の色や、天然石では不可能なイメージをアピールしてこそ差別化。アクセサリーなど小物は目の前30cmを超え、目の前10cmくらいの拡大画像があってようやく「よし買おう!」が起きるものです。

http://www.titan-shop.com/product/799
お馬ブレスレット
画像の質も荒く、肝心の馬の模様が 拡大で見たいのに見られない。手抜き画像の典型です。

http://www.titan-shop.com/product/796
お守りブレスレット
般若信経らしきものが書いてあるように見えますが、説明文には一言も触れられていません。手抜きです。商品への思い入れ愛情を感じられませんね。店主が愛さない商品は売れません。

http://www.titan-shop.com/product-list/177
「イヤカフス」よりも「イヤーカフス」の呼び名が一般的なようです。検索対策には両方の記述をページ内に入れておく方が良さそうです。 また、装着イメージ画像も用意して、イヤーカフスの良さを一瞬で感じさせる工夫をしましょう。

http://www.titan-shop.com/product/83
観葉チタンラスター
チタンは、空気を綺麗にし、消臭します。
↑↑↑↑↑
この表現は事実ではありませんね。チタンという金属そのものにはそんな性質はありません。この商品が酸化チタンの光触媒効果を利用しての物であれば、抗菌効果があってそれゆえに空気中の臭い成分を分解し、結果として消臭効果があると言えるのかも知れませんが、こうしたあいまいな表現は、クレームや問題となり得る危険な表現ですから詳しく調べた上で正確な表記をするように気をつけましょう!

http://www.titan-shop.com/product-list/178
ピルケース、TypeAとBの違いは、言葉でも説明をキチンとしましょう。また、気になる蓋の構造(ネジ式なのか? ゴムなどのパッキンなのか? 密閉性、機密性はどの程度なのか?) など、使う方の身になった説明が不足しています。

http://www.titan-shop.com/product-list/183
チタン製ストラー(ストロー) 例えばお子様が使う上で鋭利で危険はないのか? など、口にあたる部分の拡大写真が欲しいところです。

ざっと拝見しただけでも、これだけのダメ出しポイントが見つかりました。本気で自分のお金で買う気で来店されるお客様の視線は、もっともっとシビアで厳しいはずですよ!
商品実物をまったく知らない前提のお客様目線で、もう一度全商品ページを見直してみてください。

自店の商品ページ、商品写真だけで本当に「これ欲しい!」「よし、買おう!」と思わせられるだろうか?
これを常に念頭に、自店レビューしてみるようにしましょう!

プロショップだからこその情報だけじゃない、気配りが欲しい


EC仙人 太田

見せ方や商品説明も、事実をただ羅列すればいいというモノではありません。

http://www.titan-shop.com/product-list/151
http://www.titan-shop.com/product-list/165
例えば 上記のビアカップと二重ビアタンブラー
二重ビアタンブラーが二重構造なのは当然として、ではビアカップの方は二重構造ではないのか?
そりゃそうでしょ! 当たり前! と思われるかも知れませんが、この手の商品はチタンじゃなく、ステンレスでも二重断熱構造のものも多いので、勘違いされるお客様も想定されます。

また断熱構造でない場合、熱い飲み物を入れると火傷などの危険もあり得ますので、「当たり前」であっても、万一の間違いのないように「ビアカップの方は(二重ではありません)」の表記が欲しいところです。

こうしたちょっとしたことも、プロショップとしての気配として必要だと思いますし、無駄な返品やクレームを避ける工夫でもありますね。

プロショップなではの理論武装、科学的説明で信頼度UPを!


EC仙人 太田

http://www.titan-shop.com/product-list/41
チタンゴールドボウル
鍋として、お櫃として、洗面器としてなどの提案があるのはGood! ですが…
「『洗面器』として使うと、風呂場に黒カビが生えないと、大変喜ばれています」とありますが、肝心のその理由や仕組みを解説されていないのがもったいなく、また、中途半端で胡散臭さを感じてしまいます。

どういう仕組みや、どういう使い方をすれば黒カビが生えないのか? 外光のまったく入らないユニットバスなどで照明を消していても効果はあるのか? など…詳細な使い方や説明は必要ではないですか?

せっかくのチタンの特性(光触媒や光抗菌の科学的根拠)をしっかりと説明して、チタンのプロショップとしての理論武装と信頼度UPに努めましょう!

総評

自ら「チタンオンラインショップ」と専門・プロショップを名乗る以上、多少のチタンへの知識を持ったお客様を、「うーん、さすが専門店!」とうならせる位の情報量・質が欲しいですね。

また、専門店としての品揃えはまずまずだとは思いますが、例えばチタン光抗菌を生かした「持ち歩き用のMyお箸」とか「食器ケース」「弁当箱」「文房具」、その他 酸化チタンの抗菌性や超親水性を利用した光触媒系にも、まだまだ拡大の可能性があると思いますので、今後の商品展開に期待したいところです。

金属素材としてのチタンだけでなく、こういった関連商品の可能性なども、チタンプロショップとしてはあるのではないでしょうか?(詳しくは個別相談会でっ!(笑))

コツコツと一生懸命書き続けられているブログが1件もヒットしていなかったのは、残念ですね。でも、ブログを日記や記録として付けることを優先されるなら、あまり気にされなくても良いと思います。

しかしながら検索対策を強く意識されてのブログであれば、どこでも同じ、と言うわけではありません。YahooやGoogleで検索した時に、良くヒットされるブログサイトを選んで移行したり、Facebookでも情報発信されると集客UPに繋がると思います。

西宮でお近くのようですので、お気軽に個別相談にいらしてください!(^^;)

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。