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Auto Agency

当店は自動車内装やアルミホイール、ソファやバッグ等の革製品など、様々な製品の補修をメインに行っています。
同じ製品や似たような製品の修理を考えている方の参考になればということと、単純に検索に引っ掛かりやすいかな? という理由で、素人なりにあれやこれやと試行錯誤しながら物販ページを無理やり施工例紹介のように見せるようにしている状況です。

こんなサイトでも徐々にお問い合わせを多くいただけるようになってきたのですが、色々な部分でもっと見やすく、分かりやすく、気軽に相談してみようかな? と思っていただけるサイトにしていきたいと思っています。

価格を掲載するかどうか悩んでいるのですが、一般客・業者で価格が違うこと、もし表示させるにしても対象物の状態によって価格が変わるので本当は○○円〜という表示をしたい、当然ながら”販売価格”という表示なので、施工例で紹介している製品を販売していると勘違いされてしまう恐れがある、などの理由で掲載していません。

本来の使い方ではないので恐縮ですが、ダメ出しとアドバイスをいただけると幸いです。
宜しくお願い致します。

最近はまっているテレビ番組があります!
ケーブルテレビ(アメリカのHistoryチャンネル)のAmerican Restoration (アメリカン修復屋さん)という番組です。
お時間のある方はこちらの動画(4分)をどうぞ。
http://youtu.be/nRIH3Nz94S0

もうゴミ、廃棄物としかいえないようなボロボロのガラクタでも、「まるで新品!」というほどに修復してくれる修理屋さんのドキュメンタリー番組なんです。車やバイクは当たり前、懐かしい自販機やゲーム機、家電製品、給油機や家具まで、なんでも修理!
それも、想像をはるかに超えるクオリティに仕上げてくれるんです!

日曜大工 DIY や機械いじりなんかが好きな方なら、そのプロの道具やテクニックに見惚れてしまうでしょう。
お客さんからは、何十年も前の親や祖父母との思い出の品を持ち込んで修理してほしいという依頼も多く、大量消費で使い捨てのイメージの強かったアメリカに対する印象がかなり変わりました。

また昔の品物はごっつく、とても頑丈に作られていて、修復、補修すれば、あらためてデザイン性に優れ、風合いある品も多いんですよね。
なんでも新しいものを買い換えるだけでなく、修理、補修、修復して大切に長く使う気持ちを思い出したいものです!
CATVや衛星放送が視聴可能な方はぜひご覧になってみてください!
今回の「ダメ出し!道場」のお店は、偶然にもそんなマイブームだった修理屋さんの登場です!
それでは「ダメ出し!道場」第59弾スタートです!(^-^)

どこのどんなお客様が対象なのか?わかりにくい


EC仙人 太田

まずは第一印象。
店名の「オートエージェンシー」→(意味は自動車代理店)からは、一見、中古車販売の代理店さんかな? とか、「まぁ自動車関連のお店だろうな」まではわかりますが…。
そして、トップページ店頭(上部の一画面目)を見ても大見出しには「各種リペアと格安中古車販売の専門店」その次の文章を読み始めて、ようやく「福岡市内を中心に自動車内装の補修、アルミホイールの補修、各種中古車の買取・販売…」
「修理をやってる店なんだなぁ」とわかってきます。

どんなオンラインショップもそうですが…お客様はなんらかの検索やリンクからサイトに飛んできて、ほんの数秒のうちに自分の興味に合致する店か、そうでないかを判断して、そうでない、もしくは良くわからないと思ったら一瞬で戻るボタンを押して帰って行きます。
読者の皆さんもほとんどそうじゃないですか?

お店側は、ついつい欲張って、「あれもこれも話したい! 見てほしい! 聞いてほしい! お店の中をクリックしまくって見ていってほしい!」そう考えて、言葉を、文字を、詰め込んでしまいます。
でも残念ながらお客さんはそんなにヒマでも気長でもないんですよね。(^^;)
つまり、パッと開いた瞬間に、要点をズバッ! とお客様の目に飛び込ませなければ「ダメ!」なんですね。

その視点からはオートエージェンシーさんのトップページ店頭(一画面で見える範囲)はかなり悪い状態と言わざるを得ません。
最も大きな「看板」は 英文字の店名のみ。まず目を引くはずの「写真」は無意味な駐車場と住宅写真(所在地でしょうか?)
大見出しはなく、やっとある小見出しも「各種リペア」などと、「修理」ではなく、素人さんにはわかりにくい専門用語ですし、宅配による通信販売ではなく、お店からの営業範囲が限られる施工の必要な修理、補修業であるにも関わらず、営業範囲(出張範囲)も一目ではわからない状況です。
車の修理は無理にしても、関西や関東などの遠方でも、家具なら送れば修理して送り返してくれるのか? なども不明です。

左メニューを見るとようやくどんなことができそうか予測がついてはくるものの、それぞれが目立たず、わかりにくいです。
何度も申し上げていますがトップページは店頭です。売り場なのです。店頭でどんな商品・サービスがいくらくらいでできるのか、ざっと一覧するだけで見当がつくようなお店構えが必要です!
まずはトップページだけで、「要点」を瞬時に感じられる大見出しやバナーなどの掲載を目指しましょう!

価格が変動するサービスは「目安」「目処」が大切


EC仙人 太田

施工例のご紹介がたくさん掲載されているのは大変良いと思います。実績を見ていただくのが何よりですからね! しかしながら…
「対象物の傷や破損状況に応じて価格が前後いたします。お見積もり後…」
では、素人には費用の目安さえわからず、不安で問合せも及び腰になりかねません。また価格表示のある他店があれば、急いでいるほどそちらに行く可能性が高くなってしまいます。

「見てみなきゃ修理価格なんか出せない!」という事情はお察しいたします。
でも、お客様には数千円で修理できそうなのか、数十万円かかるのか、その目安すら想像もつかずわからなければ、問合せもしにくいものなのです。

曇りガラスで店内が見えず「時価」としか書かれてないお寿司屋さんに入るのは勇気がいるでしょう?扉をあけて「いくらくらいですか?」と聞くのもなかなかできないものですよね。それと同じです。

でも…
上にぎり 2500円
特上にぎり3000円
仕出し弁当1500円〜別注ご相談
のように書いてあればいかがですか?

お店の大体の価格帯もわかりますし、「個別に相談にも乗ってくれるんだなぁ」という予測もつくのではないでしょうか?

下記「ベンツ、BMWライト補修」8400円
のように価格設定されているものもあるようですが…
http://auto-agency.ocnk.net/product/336
http://auto-agency.ocnk.net/product/331
見れば、「意外と安いな! 覚えておこう!」と素直に思いました。

定価が決められず見積もりベースであっても、せっかく事例を掲載しているのですから…
この事例では1万5000円でした
この事例では3万2800円でした
この事例はこういう理由で通常より5000円くらい高く2万円でした
のようにいろいろな価格事例や説明があれば、それを見ながらお客さんも目安がつかめると思います。

競合他社(ライバル店)に知られたくないから価格は掲載しない! という場合もあるかも知れませんが、ライバルのためのオンラインショップなのか? お客様のためのオンラインショップなのか?
貴店が、ライバルを意識して価格掲載しなくとも、ライバル店が価格表示していれば、結局はライバル有利になるんです。
価格競争できなければ、サービスの質や納期など他に勝てる点を磨き、アピールしましょう!

また無理に買い物カゴの価格設定を使うのではなく、商品名や 商品説明文の冒頭に
■施工例■ メルセデスベンツ トランスポーター
純正ウレタンステアリングの摩れによる塗装剥がれの補修
↓↓↓↓↓
■施工例■ 1万5000円(目安)メルセデスベンツ トランスポーター
純正ウレタンステアリングの摩れによる塗装剥がれの補修
のように掲載すれば
http://auto-agency.ocnk.net/product-list/24
の一覧の段階でも個々の修理価格を目安として確認していただけます。

補修の難易度を「A、B、C」や「易、中、難」のように表示しておくのも、目安としてわかりやすいかも知れませんね。

自己紹介→個人のブログや趣味サイトではない!


EC仙人 太田

メニューにわざわざ「自己紹介」と言う項目を設けていらっしゃいますが、
http://auto-agency.ocnk.net/page/14
これでは個人事業で一人で趣味のようにやっている!? と誤解されかねません。
法人化されていなくとも、あくまで事業としてなさっているのですから、「当店の概要」とか「AutoAgency とは」のような表現にされるのが良いと思います。

そのページ中で【代表者:廣田裕輔 経歴】といった形での自己紹介と、特定商取引法表示と重複しますが、住所、Telや屋号、メアドと商品・サービスエリアなどが一目でわかるような写真や地図、イラストなどを掲載されると良いでしょう。

今はまだ個人事業かもしれませんが、お客様にとっては個人の親近感だけではダメです。個人事業であればなおさら信頼が得られるように、自らの事業内容をキチンと説明しましょう。

下記項目なども同じ「当店の概要」にまとめられると思います。
革リペアの耐久性
http://auto-agency.ocnk.net/page/34
こだわり仕上げ
http://auto-agency.ocnk.net/page/33

あえて別メニューにするのであれば、トップページにバナーなどを設けてもっと目立たせると同時に、ページ内容も見直して貴店の質の高さをしっかりアピールするようにしましょう!

具体的に改善ダメ出し!


EC仙人 太田

http://auto-agency.ocnk.net/product/339
http://auto-agency.ocnk.net/product/277
いずれも写真一覧だけではどれが何を見せたい写真なのか不明ですし、撮影時の条件(日光、明るさ、影、コントラストやホワイトバランス)も統一されていないため、よくわかりません。

個々の写真に説明もなく、どれが補修前でどれが補修後なのか、どこが傷んでいてどこを直したのか、一瞬ではわかりにくいですね。
写真の悪さゆえせっかくの商品・サービスの良さを伝え切れていない典型的な悪い例です。

そこで…
ちょっとわかりやすく文字入れと加工をしてみました。
↓↓↓↓↓
http://bit.ly/10Oxcgk
誰が見てもこの1枚の写真で瞬時にビフォー&アフターがわかりますね。またキャプション(説明)を入れることで、見た目だけでなくアピールしたい、質感、さわり心地、握り心地も復元できていることも一瞬で伝わりますね。

だらだらと何行にもわたって説明文を書いても、すべてのお客様がそれを熟読してくれるわけではありません。 でも写真や画像は一瞬で目にとまり、写真内の文字はテレビの字幕のように多くのお客様は見慣れているので、写真外に書くよりも何倍も伝わりやすいのです。 ただし、できるだけ短い言葉で要点だけを端的に伝える訓練が必要です。(キャッチコピー術やコピーライト術)

無駄な2枚→1枚でOK


EC仙人 太田

このページでは2枚の写真を並べていますが…
http://auto-agency.ocnk.net/product/250
↓↓↓↓↓
http://bit.ly/10Gnt76
これ1枚で事足りますね!

お店のちょっとした工夫と労力で、お客さまにとってわかりやすく使いやすいお店になるのです。

ウォーリーを探させるな!


EC仙人 太田

何年か前に流行った『ウォーリーを探せ』という絵本をご存知でしょうか? 群集の中からたった1名の主人公ウォーリーを探すという遊びです。

A)まずはこの画像をご覧ください。
http://bit.ly/14ni8Vv
これだけでは私(お店)が何を見てほしいかわかりませんよね?

B)ではこの画像ならいかがですか?
http://bit.ly/10ygRH7
一瞬で私(お店)の意図がわかりましたね。

では、ウォーリー以外の部分を見てほしい場合はいかがでしょう?
「帽子売り場が賑わっていますね!」と言われても、すぐにはわからないでしょう?

C)でもこの画像ならいかがですか?
http://bit.ly/14nilrB
画像の中の、どこをどのように見てほしいか瞬時に伝わりましたね。

要するに、画像とは、ただ漠然と表示しても、人によって興味や関心はバラバラでいろいろなところに目線や意識が散らばってしまうのです。
何も誘導しないと、お客様がどこに注意をひかれてどこを見るかはわからないものなのです。
やみくもにお客様にウォーリーを探させてはいけない!「すぐわかるだろう、見てくれるはず!」はダメ!なのです。

お店として見てほしい部分は、このようにマークやキャプション(注釈)を入れて意図的に視点を誘導するようにしましょう!

その他店内のメンテナンス


EC仙人 太田

メニューの「質問・相談専用掲示板」を見ると、怪しいブランド品業者の書き込みが多く見られます。
http://auto-agency.ocnk.net/bbs

これは、実店舗の店頭やトイレに落書きや、怪しいポスターを貼られているのにそれに気付かず放置しているようなものです。
お客様に不快感、不信感を与えたり、怪しまれるような書き込みは、すかさず削除するか、実際に掲示板が機能していないのであれば外すようにしましょう。お店のメンテナンスも忘れずに!

総評

宅配便利用による通信販売 ではなく、修理・補修という技術・サービスをネットで営業し受注を獲得する業態は、物理的な商圏が存在するので一見、オンラインショップには向かないように思われます。

しかしながら実際には、商圏、地域性のある商売ほど、ネットでの検索が効果的で多くの成功事例もあります。

しかしながら 職人さんや技術者にありがちな、口ベタ、言葉足らず、専門用語だらけなど陥りやすい弱点がネット営業の妨げになっていることが多いのです。

オートエージェンシーさんもその例に漏れませんが、だからこそWebサイトをしっかり充実させておけば、電話や対面での営業が苦手でもネットがそれを補ってくれ、次々と引き合い(見込み客)を連れてきてくれるようになるはずです。

前回の 洋服の型紙(パターン)のお店もそうでしたが、持っている技術やノウハウという無形のモノを商品・サービスとして販売する上で、今一度、自店やご自身の何が【強み】で何ができるか? できそうか? 見直し、考え直す機会になれば幸いです。

また、自分でできることと、苦手でプロの力を上手に借りたり使うことも経営者として考えてみてください。
お店ページのリニューアルなどいつでもご相談お待ちしております!(^^;)

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。